JPH0532584Y2 - - Google Patents

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JPH0532584Y2
JPH0532584Y2 JP7009587U JP7009587U JPH0532584Y2 JP H0532584 Y2 JPH0532584 Y2 JP H0532584Y2 JP 7009587 U JP7009587 U JP 7009587U JP 7009587 U JP7009587 U JP 7009587U JP H0532584 Y2 JPH0532584 Y2 JP H0532584Y2
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floor structure
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この考案は衝撃音と空気伝播音に対する遮音性
能に優れ、かつ居住性に優れたコンクリート建築
物の床構造に関するものである。 [従来の技術] 従来のコンクリート建築物の床構造としては、
例えば第6図ないし第8図に示すものがある。第
6図は洋室の床構造を示し、第7図は第6図にお
ける床下地材の形状を示し、第8図は第6図にお
いてコンクリートスラブに塗布された接合材の床
下地材との接着部の分布状態を示す図である。 この床構造は、コンクリートスラブSと、その
スラブSの上にほぼ一定の間隔を置いて島状に塗
布した接合材Mと、その接合材Mに上からのせて
接着して前記コンクリートスラブSに一体に敷設
した発泡プラスチツク製の床下地材Bと、その上
に張設した床仕上材Fとより構成されている。 上記接合材Mは、通常はモルタル団子mと接着
剤から成り、最初接着剤をコンクリートスラブS
に塗り、その上にモルタル団子mを置き、さらに
その頂部に接着剤を塗つて施工している。床下地
材Bは、第6図に示すようなユニツト下地材bを
合じやくりで敷き並べたものである。このユニツ
ト下地材bは、例えば、JIS A−6322に準拠して
測定した静的バネ定数が100×106N/m2、厚さ50
mm、幅600mm、長さ900mmのユニツト板であつて、
表側には450mm間隔で床仕上材張設用の桟木1が
埋設してあり、裏側には配管用の配管溝2が縦横
に設けてある。床仕上材Fは木質系の床板で釘打
ちによつて張設するのが一般である。 島状に塗布した接合材Mの間隔は、第8図に示
すように、上記ユニツト下地材bであれば、その
1枚当りのモルタル団子m、すなわち島の数は通
常16〜20個である。 この床構造は、断熱性、暖かさ、歩行の快適
さ、安全性、配管部の施工性等で優れているが、
遮音性能、特に空気伝播音に対する遮音性能が床
下地材を用いないコンクリートスラブ単体(裸
床)にくらべて悪い。このため、上階室内でテレ
ビ音、ステレオ音等の音量を高くすると下階の居
室へ伝播してしまう問題がある。 このような遮音性能の悪さは、コンクリートス
ラブ上に発泡プラスチツク製下地材と床仕上材と
が構成する上部構造に、250Hz〜1KHzの周波数帯
域の中で共鳴透過現象が生ずるためと考えられ
る。 また、床衝撃音に対する遮音性能も良好とは言
えず、特に木質系仕上材(合板、捨板)の場合の
軽量衝撃音に対する遮音性能が悪いという欠点が
ある。 この遮音性能レベルを確認するために行つた
JIS A−1417−1974(音源室:縦幅2,800mm×横
幅3,670mm)と、JIS A−1418−1974に準拠し
て測定した遮音性能を表2に示す。 表2の測定結果から理解されるように、従来の
発泡プラスチツク製床下地材を用いた床構造
〔〕は裸床〔〕と比較して中央周波数500Hzで
の室間音圧レベル差が低下しており、遮音等級D
値を悪化させている。 これは、コンクリートスラブSおよび接合材M
と床仕上材Fとの間を形成している発泡プラスチ
ツク製床下地材Bが弾性体として作用し、共鳴透
過現象を生じさせているためと考えられる。 なお、比較のために挙げた床構造〔〕のD値
は50と良好であるが、これは上述のような共鳴透
過現象を起こすことはないからと考えられる。 この床構造〔〕は、遮音性能は優れている
が、このままで床仕上材を配設しても、床が硬す
ぎるため歩行感が悪く、かつ、転倒時危険であ
り、極めて居住性が悪い。 この考案は、このような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、衝撃音と空気伝播音双
方に対する遮音性能に優れ、かつ居住性にも優れ
るコンクリート建築物の床構造を提供することを
目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 すなわち、本考案は、コンクリートスラブと、
このコンクリートスラブの上に接合材を介して一
体に敷設された複数個のユニツト床下地材と、こ
のユニツト床下地材の上に張設された床仕上材と
よりなるコンクリート建築物の床構造であつて、
前記ユニツト床下地材は、複数個の発泡プラスチ
ツク製の盤状ブロツクと、その表面に埋設された
桟木兼用の連結材とよりなり、これらの盤状ブロ
ツクが一定の間隔をおいて該連結材によつて一体
に連結されていると共に、該連結材の端部を同ブ
ロツクより突出させ、その端部を他のユニツト床
下地材の連結材の端部と突き合わせることによつ
て、コンクリートスラブに敷設されていることを
特徴とするコンクリート建築物の床構造を提供す
るものである。 以下、図面を用いてこの考案を説明する。 第1図において、Sはコンクリートスラグ、
M1はモルタル、液状樹脂接着剤等の接合材、U
は複数個の発泡プラスチツク製の盤状ブロツク1
1,11…と、その表面に埋設された桟木兼用の
連結材12とよりなり、これらの盤状ブロツク1
1,11…が一定の間隔(例えば5〜30cm)をお
いて該連結材12によつて一体に連結されている
ユニツト床下地材、Fは肉厚12mmのベニア合板を
2枚重ねた床仕上材であり、コンクリートスラブ
S上に接合材M1を介してユニツト床下地材Uが、
その一部をなす連結材12の端部を端に位置する
ブロツク11,11…の端部より突出させ、その
端部を他のユニツト床下地材Uの連結材12の端
部と突き合わせた状態として、隣接するユニツト
床下地材のブロツク間を一定の間隔(例えば5〜
30cm)に保つてコンクリートスラブSに敷設され
ている。 なお、床仕上材Fは釘により桟木兼用の連結材
12に係止されている。 上記接合材M1は、ユニツト床下地材Uをコン
クリートスラブSに固定する材料であり、接着剤
とセメントモルタルを併用したり、ポリマー入り
セメント系接着剤やエポキシ系接着剤、例えばア
クリル系またはエチレン・酢酸ビニル共重合体系
ポリマー分散液を混入させた接着剤等を使用す
る。 盤状ブロツク11としては、高密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重
合体、ポリスチレン、スチレン・ポリエチレン共
重合体、スチレン・アクリロニトリル共重合体、
ABS等の発泡成形体、および予備発泡ポリスチ
レン粒子や予備発泡ABS粒子を型内に充填し、
これをスチーム発泡成形して発泡成形体(通常の
発泡体)とし、該成形体を圧縮後、圧縮率の1/2
〜4/5まで形状を回復させ、しかる後、圧縮方向
に直交する面方向にスライスしたものが挙げられ
る。例えば、厚さ410mm、幅900mm、長さ1,800
mmの発泡ポリスチレン成形体を厚さ方向に加圧し
て、その厚さの1/3に圧縮し、その後圧力を開放
して2/3まで回復させ、しかる後、圧縮方向に直
交する面方向にスライスしたものである。 上記発泡成形体のうち、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフイン系樹脂発泡体やスチ
レン系樹脂発泡体の前記二次加工によつて得られ
た発泡体は、弾性が大きく、空気伝播音に対する
防音効果の面で、スチレン系樹脂の通常発泡体よ
りも優れている。 このような弾性の大きい発泡体のJIS A−6322
に準拠して測定した静的バネ定数は、前記の二次
加工前の発泡成形体の密度とその加工条件によつ
て種々のものが得られる。 表1は、二次加工前の異なつた密度を有する厚
さ410mm、幅900mm、長さ1,800mmのポリエチレ
ン発泡成形体のブロツクをそれぞれ1/3の厚さま
で圧縮し、その後圧力を解放して2/3まで回復さ
せたものを、厚さ50mm、幅200mm、長さ350mmに切
断して得たブロツクについて、その密度と静的バ
ネ定数との関係をみたものである。
【表】 表1の結果と実際の使用結果からみて、発泡成
形体の密度としては8〜40(g/)、静的バネ定
数としては30×106N/m2以下の盤状ブロツクが
好ましい。 [作用] この考案の床構造は、複数個の盤状ブロツクを
一定の間隔をおいて連結材で一体に連結したユニ
ツト床下地材を使用するので、コンクリートスラ
ブと床仕上材との間には、上記一定の間隔相当の
幅を有する空間部で分離された多数の盤状ブロツ
クが介装された構造になる。 このように分離された個々の盤状ブロツクは、
床仕上材とブロツクとコンクリートスラブ間に空
間部13が形成され、テレビ音やステレオ音等の
空気伝播音あるいは床衝撃音に共鳴しにくいの
で、これらの音が、床を透過して下階の居室等へ
伝播しにくくなる。 一方、上記ユニツト床下地材は、連結材の端部
を、他のユニツト床下地材のそれと突き合わせて
敷設するので、ユニツト床下地材間にも、一定の
間隔相当の幅を有する空間部が形成され、遮音性
能に寄与すると共に、位置決めが容易である。 [実施例] (実施例1) コンクリート建築物の音源室(床面積X×Y=
2800mm×3670mm)のコンクリートスラブS(厚さ
150mm)に、第1図に示す床構造を設けた。第6
図と同一または相当部分には同符号が付してあ
る。 すなわち、まず現場打ちコンクリートスラブS
の上に、接合材M1である接着剤併用のセメント
モルタル団子を介して、縦6枚、横3枚、計18枚
のユニツト床下地材Uを敷設し、その上に床仕上
材Fとして厚さ12mmの合板(捨板とフローリング
材)を、2枚互いに目地が重ならないように、桟
木である連結材12(後述)に釘打ちして張設し
た。 使用したユニツト床下地材Uは、第2図および
第3図に示すように、厚さ50mm、幅200mm、長さ
350mmの盤状ブロツク11を4個、100mmの間隔を
おいて、桟木を兼用する射出成形低発泡ポリスチ
レン製連結材12(密度0.2g/cm3)で一体に連結
し、連結材12の各端部を盤状ブロツク11より
それぞれ50mm突出させたものである。ユニツト床
下地材U全体の寸法は、厚さ50mm、幅600mm、長
さ900mmである。上記盤状ブロツク11は、厚さ
410mm、幅900mm、長さ1800mmで嵩密度15g/の
ポリスチレン発泡成形体を1/3の厚さまで圧縮し、
その圧力を解放して2/3まで回復させて静的バネ
定数を10×106N/m2としたものを、厚さ50mm、
幅200mm、長さ350mmに切断して得たものを用い
た。連結材12には低発泡プラスチツクを使用
し、これを井の字形にして盤状ブロツク114個と
接着させて一体化した。 モルタル団子M1は、盤状ブロツク11を1個
当り6個、ほぼ等間隔に設けた。 得られた床構造について、JIS A−1417とJIS
A−1418の遮音効果を測定した。結果を表2に示
す。 (実施例2) 実施例1のユニツト床下地材の盤状ブロツクの
材料を床構造における床下地材と同じ発泡ポリ
スチレン(静的バネ定数100×106N/m2)に代え
た以外は、実施例1と同様にした。 表2より、この考案の床構造は、衝撃音および
空気伝播音に対する遮音効果が裸床および従来の
ものより優れていることが理解できる。 第4図および第5図は、この考案において使用
するユニツト床下地材Uの他の態様を示したもの
である。ユニツトとしての形状、寸法と、盤状ブ
ロツク11の形状、寸法と、それらの間隔は、い
ずれも第2図の場合と同じであるが、連結材12
の構成が異なる。第4図の場合は、連結材12を
キの字形にして盤状ブロツク11と一体に成形し
た例であり、第5図の場合は、連結材12をH字
形にして一体に成形した例である。なお、連結材
として木材を使用してもよい。
【表】
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、上述
のような構成としたので、衝撃音と空気伝播音に
対する遮音性能に優れ、かつ居住性に優れるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図は
断面図におけるユニツト床下地材の平面図、第3
図はこのユニツト床下地材の斜視図、第4図およ
び第5図はユニツト床下地材の他の態様を示す平
面図、第6図は従来のコンクリート建築物の床構
造を示す断面図、第7図は第6図における床下地
材を示し、同図イは表側からみた平面図、同図ロ
は裏側からみた平面図、同図ハは同図イの矢符E
方向からみた断面図、同図ニは同図イの矢符F方
向からみた側面図、第8図は第6図の床仕上材を
除去した状態を示す平面図である。 S……コンクリートスラブ、M1……接合材、
U……ユニツト床下地材、F……床仕上材、11
……盤状ブロツク、12……桟木兼用の連結材、
13……空間部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コンクリートスラブと、このコンクリートス
    ラブの上に接合材を介して一体に敷設された複
    数個のユニツト床下地材と、このユニツト床下
    地材の上に張設された床仕上材とよりなるコン
    クリート建築物の床構造であつて、前記ユニツ
    ト床下地材は、複数個の発泡プラスチツク製の
    盤状ブロツクと、その表面に埋設された桟木兼
    用の連結材とよりなり、これらの盤状ブロツク
    が一定の間隔をおいて該連結材によつて一体に
    連結されていると共に、該連結材の端部を同ブ
    ロツクより突出させ、その端部を他のユニツト
    床下地材の連結材の端部と突き合わせることに
    よつて、コンクリートスラブに敷設されている
    ことを特徴とするコンクリート建築物の床構
    造。 (2) ユニツト床下地材における盤状ブロツクの間
    隔が5〜30cmであることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載のコンクリート建
    築物の床構造。 (3) 盤状ブロツクが、JIS A−6322に準拠して測
    定した静的バネ定数が30×106N/m3以下の発
    泡ポリスチレン製であることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載
    のコンクリート建築物の床構造。
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