JPH0532790Y2 - - Google Patents

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JPH0532790Y2
JPH0532790Y2 JP17619385U JP17619385U JPH0532790Y2 JP H0532790 Y2 JPH0532790 Y2 JP H0532790Y2 JP 17619385 U JP17619385 U JP 17619385U JP 17619385 U JP17619385 U JP 17619385U JP H0532790 Y2 JPH0532790 Y2 JP H0532790Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は放射線モニタのゲイン変化検出回路、
特にシンチレーシヨンカウンタを用いて放射線を
検出する放射線モニタに使用される改良されたゲ
イン変化検出回路に関する。
[従来の技術] シンチレーシヨンカウンタを用いて放射線(主
にγ線)を測定する放射線モニタにおいて、シン
チレータはNaI(Tl)が多く用いられ、数keVか
ら数MeVの放射線の測定が行われる。
そして、NaI(Tl)シンチレータは測定する放
射線のエネルギにより計数率に変化が生じるとい
う性質を持つており、このエネルギ特性による誤
差を補正するため、一般にはDBM方式(照射線
量変換にバイアス変調弁別回路を用いる方式)が
採用される。該DBM方式では、測定する放射線
の波高値により間引き率を決定しており、NaI
(Tl)シンチレータのエネルギ特性は放射線のエ
ネルギが高いほど大きく、放射線エネルギが高い
場合、すなわち電気パルスの波高値が高い場合に
は、その間引き率も大きくなつている。
このようにしてシンチレータのエネルギ特性に
よる誤差を補正して正確な放射線の測定が行われ
るが、DBM回路に入力される前にシンチレーシ
ヨンカウンタで検出された電気的パルスは、測定
するためにいくつかの増幅器によつて増幅されて
おり、常に一定のゲインで増幅される必要がある
ことから、ゲインが不安定であれば波高値も不安
定となり、間引き率の正確な選択ができないとい
う問題があつた。
このゲイン変動による誤差をなくすために、放
射線測定前に必ず基準線源を用いゲインの確認を
する必要があり、これは従来においては基準線源
のγ線スペクトルを多重波高分析器(MCA)等
にてパルス波高値の微分曲線を求めてゲインを確
認する方法、あるいは波高弁別器による積分曲線
を求めてゲインを確認する方法により行われてい
る。
しかしながら、前者の多重波高分析器は高価な
装置であり、また回路、装置として複雑となるこ
とから、持ち運んで使用する装置においては不便
であるという問題があり、後者のおいては測定に
多大の時間がかかるという欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は前記従来の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、簡単な回路構成によりゲイン
変化の迅速な確認を可能とする放射線モニタのゲ
イン変化検出回路を提供することにある。
[考案の構成] 前記目的を達成するために、本考案は、シンチ
レーシヨンカウンタを用いた放射線モニタのゲイ
ン変化検出回路において、基準線源のエネルギピ
ークを中心としてそれぞれ左右に等しいエネルギ
幅に対応するウインド幅を有し該ウインド幅に現
われる電気パルスの高さを分析する2個の波高分
析器と、該各波高分析器にて得られたパルスの計
数率を演算する計数率回路と、前記両計数率値の
差を演算する引算器とを含み、2個の計数率値の
差にてゲインの変化を検出することを特徴とす
る。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
第1図には、放射線モニタのゲイン変化検出回
路の好適な実施例を説明するブロツク図が示さ
れ、被測定放射線はシンチレーシヨンカウンタ1
0にて電気パルスに変換され、パルス増幅器11
に入力されており、該パルス増幅器11により増
幅された電気信号はDBM回路12に入力され、
放射線エネルギにより定められた間引き率にて間
引かれて線量率計13に入力される。ここで、被
測定放射線の線量率が求められ、表示器14にそ
の測定値が表示される。以上が放射線モニタの概
略、構成であり、該放射線モニタのゲイン変化を
確認する場合には、パルス増幅器11から出力さ
れた電気信号は切換器15を介してをゲイン変化
検出回路16に入力される。
本考案において特徴的なことは、基準線源のエ
ネルギピーク(γ線)を中心としてそれぞれ左右
に等しいエネルギ幅に存在する基準線源のγ線の
差を求めてゲインの変化を検出することであり、
ゲイン変化検出回路16には基準線源のエネルギ
ピークを中心としてそれぞれ左右に等しいエネル
ギ幅に対応するウインド幅を有する2個の波高分
析器18,20と、これら両波高分析器18,2
0にて得られるパルスの計数率を演算する計数率
回路22,24と、これら計数率回路で得られた
計数率値の差を演算する引算器26が設けられて
いる。
本実施例において、基準線源はセシウム
137Cs)が用いられ、このγ線のエネルギピーク
662keVを中心としてそれぞれ左右に等しいエネ
ルギ幅に、波高分析器18,20のウインド幅を
設定している。すなわち、波高分析器18のウイ
ンド幅662keVに対応した電圧から上側に、放射
線モニタ自体のエネルギ分解能である半値幅の1/
2に相当する電圧の幅(以下Aチヤンネルと称す
る)に設定されている。一方、波高分析器20の
ウインド幅は、662keVに対応する電圧から下側
に、波高分析器18と同様に半値幅の1/2に相当
する電圧の幅(以下Bチヤンネルと称する)に設
定されている。
従つて、Aチヤンネルの波高分析器18では、
137Csの中心エネルギピーク662keVの上側の一定
エネルギ幅に存在するγ線と分析された電気信号
が検出され、該信号は計数率回路22に入力され
る。そして、該計数率回路22により電気パルス
の計数率が演算された後、引算器26にその計数
率が入力される。一方、Bチヤンネルの波高分析
器20では、中心エネルギピークの下側の一定エ
ネルギ幅に存在するγ線と分析された電気信号が
検出され、計数率回路24に入力されており、該
計数率回路24にて演算された計数率は補正回路
28に入力される。
該補正回路28では、前記計数率回路22で求
めた計数率値と比較できる計数率値に補正され
る。すなわち137Csのγ線エネルギピーク
(662keV)を中心としたエネルギ分布はほぼ正規
分布に近いが、中心エネルギピークより低いエネ
ルギ側では若干高い計数値となる非対称形となる
ため、ピークの左右に存在するγ線エネルギ分布
を比較する前にエネルギ分布を正規分布にする補
正が必要となる。そして、該補正回路28にて補
正されたBチヤンネルの計数率は引算器26に入
力され、既に入力されているAチヤンネルでの計
数率値との差(Aチヤンネルの計数率−Bチヤン
ネルの計数率が演算される。
第2図には、ゲイン変化と前述したAチヤンネ
ルとBチヤンネルの波高分析器18,20で求め
られる計数率値との関係が示されている。
前記引算器26の出力は、表示器30に入力さ
れており、放射線モニタのゲインが正しく設定さ
れている時[第2図a]は、AチヤンネルのとB
チヤンネルとの計数率値の差は0となるので、表
示器30の指示目盛は0となる。しかし、仮に放
射線モニタのゲインが高く設定されている場合
[第2図b]には、Aチヤンネルの計数率がBチ
ヤンネルでの計数率より大きくなるので引算器2
6から+符号の計算率の差が出力され、表示器3
0の指針は+方向を指示する。また放射線モニタ
のゲインが低く設定されている時[第2図c]
は、Aチヤンネルの計数率よりBチヤンネルの計
数率が大きいので引算器26からは−符号の計数
率の差が出力され、表示器30の指針は−方向を
指示する。
従つて、該表示器30の指針によりゲインが正
しく設定されているか否かの判断ができ、表示器
30の目盛りに従つて放射線モニタのゲインを調
整することが可能となる。すなわち、放射線モニ
タのゲイン変化率と計数変化率は第3図に示され
るような特性を持つており、例えば、引算器26
の計数率値が計数率回路22と計数率回路24の
計数率を加えた値に対して40%の計数変化率であ
る時はゲイン変化率は+2であり、この場合には
DBM回路12に設けられた調整ツマミにて+2
のゲイン変化率を0に調整することにより、放射
線モニタのゲインは変化のない正しい値に設定さ
れる。
以上のようにして、放射線測定を開始する前の
放射線モニタのゲイン調整が行われて、始めて所
期の放射線の正確な測定が可能となる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、2個の
波高分析器により基準線源のエネルギピークを中
心としてそれぞれ左右に等しいエネルギ幅に存在
する放射線を検出し、その計数率値の差によりゲ
インの変化を検出しているので、簡単な回路構成
によりゲインの確認、調整が容易かつ迅速に行う
ことができる。従つて、正確なエネルギ値での放
射線線量率が求められ、DBM回路にて所定の計
数値の間引きがなされた場合であつても正確な放
射線の線量率測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るゲイン変化検出回路を適
用した放射線モニタを示すブロツク図、第2図は
基準線源のエネルギピークと2個の波高分析器に
より求められた計数率値との関係を示す説明図、
第3図は計数変化率とゲイン変化率との関係を示
すグラフ図である。 10……シンチレーシヨンカウンタ、11……
パルス増幅器、12……DBM回路、16……ゲ
イン変化検出回路、18,20……波高分析器、
22,24……計数率回路、26……引算器、2
8……補正回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シンチレーシヨンカウンタを用いた放射線モニ
    タのゲイン変化検出回路において、基準線源のエ
    ネルギピークを中心としてそれぞれ左右に等しい
    エネルギ幅に対応するウインド幅を有し該ウイン
    ド幅に現われる電気パルスの高さを分析する2個
    の波高分析器と、該各波高分析器にて得られたパ
    ルスの計数率を演算する計数率回路と、前記両計
    数率値の差を演算する引算器とを含み、2個の計
    数率値の差にてゲインの変化を検出することを特
    徴とする放射線モニタのゲイン変化検出回路。
JP17619385U 1985-11-18 1985-11-18 Expired - Lifetime JPH0532790Y2 (ja)

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JP17619385U JPH0532790Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

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JPS6284778U JPS6284778U (ja) 1987-05-29
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