JPH0532848U - 液封入防振装置 - Google Patents
液封入防振装置Info
- Publication number
- JPH0532848U JPH0532848U JP089573U JP8957391U JPH0532848U JP H0532848 U JPH0532848 U JP H0532848U JP 089573 U JP089573 U JP 089573U JP 8957391 U JP8957391 U JP 8957391U JP H0532848 U JPH0532848 U JP H0532848U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- liquid
- chamber
- flow path
- resonance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単かつコンパクトな構造で広い範囲の振動
伝達を効果的に防止する。 【構成】 振動体を支持する厚肉の防振ゴム体1を室壁
とする主液室Aと変形自在な薄肉のゴム膜2を室壁とす
る副液室Bとを設け、これら主液室Aと副液室Bとを、
高周波域で液共振を生じる大径の流路と、低周波域で液
共振を生じる小径の流路3とで連通する。流路3に連通
する仕切板7の下方空間には規制枠8内に可動壁5が設
けてある。振幅の小さいアイドル振動が入力時には、可
動壁5が規制枠8内で移動して流路3内で液共振を生
じ、装置のバネ定数が低下して振動吸収がなされる。振
幅の大きいシェイク振動が入力すると、可動壁5の移動
は規制枠8で制限され、密封液が流路4を流れて液共振
を生じ、この領域で装置の減衰係数が増大して効果的な
振動減衰がなされる。
伝達を効果的に防止する。 【構成】 振動体を支持する厚肉の防振ゴム体1を室壁
とする主液室Aと変形自在な薄肉のゴム膜2を室壁とす
る副液室Bとを設け、これら主液室Aと副液室Bとを、
高周波域で液共振を生じる大径の流路と、低周波域で液
共振を生じる小径の流路3とで連通する。流路3に連通
する仕切板7の下方空間には規制枠8内に可動壁5が設
けてある。振幅の小さいアイドル振動が入力時には、可
動壁5が規制枠8内で移動して流路3内で液共振を生
じ、装置のバネ定数が低下して振動吸収がなされる。振
幅の大きいシェイク振動が入力すると、可動壁5の移動
は規制枠8で制限され、密封液が流路4を流れて液共振
を生じ、この領域で装置の減衰係数が増大して効果的な
振動減衰がなされる。
Description
【0001】
本考案は液封入防振装置に関し、特に簡単な構成で広範囲の振動防止を図るこ とが可能な液封入防振装置に関する。
【0002】
液封入防振装置を車両のエンジンマウント等に使用する場合、アイドル振動等 に対しては極力小さなバネ定数で振動の吸収を図ることが望ましく、一方、走行 中に入力するシェイク振動等に対しては大きな減衰係数を有して振動の低減を図 ることが望ましい、そこで、これを実現するために防振装置内に弁体を設けて、 封入液を流通せしめる絞り流路の断面積や長さを変更することが提案されている 。
【0003】
しかしながら、弁体を内設する従来の構造では、弁体の駆動機構を設ける必要 がある等により装置体格が大きくなって、スペースに制約のあるエンジンマウン トとしての用途には使用が困難であった。
【0004】 本考案はかかる課題を解決するもので、装置体格を大きくすることなく、簡易 な構造で特性を可変とし、広範囲の振動伝達を効果的に防止する液封入防振装置 を提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、アイドル振動とシェイク振動ではその振幅が大きく相違しているこ とに注目したもので、その構成を説明すると、振動体を支持する厚肉の防振ゴム 体1を室壁とする主液室Aを設けるとともに、変形自在な薄肉のゴム膜2を室壁 とする副液室Bを設け、上記主液室Aと副液室Bとを、振動入力に応じて流通す る密封液が異なる周波数域で液共振を生じる二つの流路3,4により連通せしめ 、かつ高周波側で液共振を生じる流路3には、密封液と共に一定範囲でのみ移動 可能な可動壁5を流路3を横切って設けたものである。
【0006】
振幅の小さいアイドル振動が入力すると、振動入力に応じて防振ゴム体1は変 形し、密封液は高周波側で液共振を生じる流路3に主に流れる。可動壁5は一定 範囲内での移動により密封液を自由に往復流通せしめ、液共振が生じる。しかし て、この時の液共振の周波数をアイドリング振動数に一致せしめておけば、この 領域で装置のバネ定数は充分低下し、効果的な振動吸収がなされる。
【0007】 走行中に振幅の大きいシェイク振動が入力すると、防振ゴム体1の変形に伴っ て密封液は各流路3,4を経て副液室Bへ往復流通するが、可動壁5の移動範囲 が限られているため密封液が流路3を自由に流通するのは困難となり、密封液の 殆どは流路4を経て副液室へ流れて低周波側で液共振を生じる。しかして、この 時の液共振の周波数をシェイク振動数に一致せしめておけば、この領域で装置の 減衰係数は充分増大し、効果的な振動減衰がなされる。
【0008】
図1において、防振ゴム体1は下方へ開放する浅い円形容器状の厚肉ゴム体で あり、その頂面に接合された上板11上にエンジンを載置固定する。上記防振ゴ ム体1の開口縁には筒状の側板6が接合され、側板6内には仕切板7が挿置され て筒内を上下に区画している。側板6の下端開口は薄肉のゴム膜2で閉鎖され、 密閉空間内には液を封入して、仕切板7上方に防振ゴム体1を室壁とする主液室 Aが、仕切板7下方にゴム膜2を室壁とする副液室Bがそれぞれ形成されている 。
【0009】 上記仕切板7は円形をなし、その外周部は厚肉となって側面半周の上下位置に それぞれ溝が形成されて流路3,4となっている。流路3は一端が上方の主液室 Aに開口し、他端は仕切板7中心部の下方へ水平に開口している。流路4は一端 が上方へ開口して上記流路3の一端に連通し、他端は下方の副液室Bに開口して いる。
【0010】 なお、流路3は流路4よりも大径としてあり、流通液の共振は前者がアイドリ ング領域の高周波側(30Hz程度)で、後者がシェイク領域の低周波側(10 Hz程度)で生じる。
【0011】 上記仕切板7の下面に外周部を当接せしめて円形の規制枠8が設けてあり、規 制枠8は小孔を多数形成した中心部間に上下の板材により空間を形成し、この空 間内には平板状の可動壁5が配設してある。しかして、可動壁5は規制枠8内で 上下方向へ一定範囲で移動可能である。
【0012】 上記側板6の下端部は容器状底板9の開口縁にかしめ固定により支持され、底 板9は下面に突設したボルト91により車両フレームに固定される。
【0013】 上記構造の防振装置において、振幅の小さい30Hz付近のアイドル振動が入 力すると、密封液は流路3に主に流れる。可動壁5は規制枠8の空間内での移動 により密封液を副液室Bへ自由に往復流通せしめ、上記流路3内で液共振が生じ る。この液共振により、図2に示す如くアイドル振動域で装置のバネ定数は充分 低下し、効果的な振動吸収がなされる。
【0014】 走行中に振幅の大きい10Hz付近のシェイク振動が入力すると、可動壁5が 規制枠8に当接して移動を阻止されるため密封液が流路3を自由に往復流通する のは困難となり、その殆どは径の小さい流路4を経て副液室Bへ流れて液共振を 生じる。しかして、図3に示す如く、シェイク振動域で装置の減衰係数は充分増 大し、効果的な振動減衰がなされる。
【0015】 上記実施例において、可動壁を一定範囲でのみ変形可能なゴム板で構成して、 規制枠を廃止しても良い。
【0016】
以上の如く、本考案の液封入防振装置によれば、広い範囲の振動伝達を効果的 に防止できるとともに、弁体を内蔵する必要がないから装置構造は簡単かつコン パクトなものとなる。
【図1】装置の全体断面図である。
【図2】装置の特性を示すグラフである。
【図3】装置の特性を示すグラフである。
1 防振ゴム体 2 ゴム膜 3,4 流路 5 可動壁 7 仕切板 8 規制枠 A 主液室 B 副液室
Claims (1)
- 【請求項1】 振動体を支持する厚肉の防振ゴム体を室
壁とする主液室を設けるとともに、変形自在な薄肉のゴ
ム膜を室壁とする副液室を設け、上記主液室と副液室と
を、振動入力に応じて流通する密封液が異なる周波数域
で液共振を生じる二つの流路により連通せしめ、かつ高
周波側で液共振を生じる流路には、密封液と共に一定範
囲でのみ移動可能な可動壁を流路を横切って設けたこと
を特徴とする液封入防振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP089573U JPH0532848U (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 液封入防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP089573U JPH0532848U (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 液封入防振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0532848U true JPH0532848U (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=13974548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP089573U Pending JPH0532848U (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 液封入防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0532848U (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS616046B2 (ja) * | 1983-08-09 | 1986-02-24 | Kogyo Gijutsuin | |
| JPS6162631A (ja) * | 1984-08-31 | 1986-03-31 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 液体入り防振体 |
| JPS6165933A (ja) * | 1984-09-05 | 1986-04-04 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振支持体 |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP089573U patent/JPH0532848U/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS616046B2 (ja) * | 1983-08-09 | 1986-02-24 | Kogyo Gijutsuin | |
| JPS6162631A (ja) * | 1984-08-31 | 1986-03-31 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 液体入り防振体 |
| JPS6165933A (ja) * | 1984-09-05 | 1986-04-04 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振支持体 |
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