JPH05329977A - パイルシートおよびその製造方法 - Google Patents
パイルシートおよびその製造方法Info
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- JPH05329977A JPH05329977A JP14455692A JP14455692A JPH05329977A JP H05329977 A JPH05329977 A JP H05329977A JP 14455692 A JP14455692 A JP 14455692A JP 14455692 A JP14455692 A JP 14455692A JP H05329977 A JPH05329977 A JP H05329977A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、樹脂裏貼り品であるにも拘らず、ソ
フトで軽量で、敷設性に優れ、しかも突起部の成型が容
易で潰れにくいパイルシート、特に自動者用オプション
マットを提供せんとするものであり、また、かかるパイ
ルシートを効率よく安定に製造する方法を提供せんとす
るものである。 【構成】本発明のパイルシートは、パイル布帛の裏面に
発泡体シートを裏貼りしてなるパイルシートにおいて、
該発泡体シートが裏側表面に間歇的に突起部を有し、該
突起部の発泡倍率は平坦部より小さいことを特徴とする
ものである。また、本発明のパイルシートの製造方法
は、平坦部となる熱可塑性樹脂を発泡剤と共に溶融押出
ししつつ、突起部となる熱可塑性樹脂を、該平坦部とな
る熱可塑性樹脂に混練した発泡剤量よりも少ない量の発
泡剤と共に溶融押出ししてパイル布帛の裏面で順次積層
した後、該積層樹脂面を間歇的に凹部を有するエンボス
ロールにて押圧することを特徴とするものである。
フトで軽量で、敷設性に優れ、しかも突起部の成型が容
易で潰れにくいパイルシート、特に自動者用オプション
マットを提供せんとするものであり、また、かかるパイ
ルシートを効率よく安定に製造する方法を提供せんとす
るものである。 【構成】本発明のパイルシートは、パイル布帛の裏面に
発泡体シートを裏貼りしてなるパイルシートにおいて、
該発泡体シートが裏側表面に間歇的に突起部を有し、該
突起部の発泡倍率は平坦部より小さいことを特徴とする
ものである。また、本発明のパイルシートの製造方法
は、平坦部となる熱可塑性樹脂を発泡剤と共に溶融押出
ししつつ、突起部となる熱可塑性樹脂を、該平坦部とな
る熱可塑性樹脂に混練した発泡剤量よりも少ない量の発
泡剤と共に溶融押出ししてパイル布帛の裏面で順次積層
した後、該積層樹脂面を間歇的に凹部を有するエンボス
ロールにて押圧することを特徴とするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂裏貼り品であるに
も拘らず、ソフトで軽量で、しかも敷設性に優れたパイ
ルシートおよびその製造方法に関するものである。
も拘らず、ソフトで軽量で、しかも敷設性に優れたパイ
ルシートおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パイルシート、特に自動車用オプ
ションマットの裏貼り材としては、塩化ビニル樹脂など
の熱可塑性樹脂の中実シートが使用され、それらの中に
は裏面に滑り止めの突起部を有するものが知られてい
る。
ションマットの裏貼り材としては、塩化ビニル樹脂など
の熱可塑性樹脂の中実シートが使用され、それらの中に
は裏面に滑り止めの突起部を有するものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構造の裏貼り材は、非常に重く、輸送コストが高い上に
自動車自身の燃費にも悪影響を及ぼしている。さらに、
廃棄燃焼時には、例えば塩化ビニル樹脂の場合には、ハ
ロゲンを含有しているため有害ガスの発生および焼却炉
の腐食が問題となっている。また、樹脂発泡体を裏貼り
材として用いる試みもあるが、突起部の成型が難しく、
成型できても、突起部が発泡体のため潰れやすいという
欠点があった。
構造の裏貼り材は、非常に重く、輸送コストが高い上に
自動車自身の燃費にも悪影響を及ぼしている。さらに、
廃棄燃焼時には、例えば塩化ビニル樹脂の場合には、ハ
ロゲンを含有しているため有害ガスの発生および焼却炉
の腐食が問題となっている。また、樹脂発泡体を裏貼り
材として用いる試みもあるが、突起部の成型が難しく、
成型できても、突起部が発泡体のため潰れやすいという
欠点があった。
【0004】本発明は、樹脂裏貼り品であるにも拘ら
ず、ソフトで軽量で、敷設性に優れ、しかも突起部の成
型が容易で潰れにくいパイルシート、特に自動者用オプ
ションマットを提供せんとするものであり、また、かか
るパイルシートを効率よく安定に製造する方法を提供せ
んとするものである。
ず、ソフトで軽量で、敷設性に優れ、しかも突起部の成
型が容易で潰れにくいパイルシート、特に自動者用オプ
ションマットを提供せんとするものであり、また、かか
るパイルシートを効率よく安定に製造する方法を提供せ
んとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用する。すなわ
ち、本発明のパイルシートは、パイル布帛の裏面に発泡
体シートを裏貼りしてなるパイルシートにおいて、該発
泡体シートが裏側表面に間歇的に突起部を有し、該突起
部の発泡倍率は平坦部より小さいことを特徴とするもの
である。また、本発明のパイルシートの製造方法は、平
坦部となる熱可塑性樹脂を発泡剤と共に溶融押出ししつ
つ、突起部となる熱可塑性樹脂を、該平坦部となる熱可
塑性樹脂に混練した発泡剤量よりも少ない量の発泡剤と
共に溶融押出ししてパイル布帛の裏面で順次積層した
後、該積層樹脂面を間歇的に凹部を有するエンボスロー
ルにて押圧することを特徴とするものである。
達成するために、次のような構成を採用する。すなわ
ち、本発明のパイルシートは、パイル布帛の裏面に発泡
体シートを裏貼りしてなるパイルシートにおいて、該発
泡体シートが裏側表面に間歇的に突起部を有し、該突起
部の発泡倍率は平坦部より小さいことを特徴とするもの
である。また、本発明のパイルシートの製造方法は、平
坦部となる熱可塑性樹脂を発泡剤と共に溶融押出ししつ
つ、突起部となる熱可塑性樹脂を、該平坦部となる熱可
塑性樹脂に混練した発泡剤量よりも少ない量の発泡剤と
共に溶融押出ししてパイル布帛の裏面で順次積層した
後、該積層樹脂面を間歇的に凹部を有するエンボスロー
ルにて押圧することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明に用いるパイル布帛としては、ループパ
イル、カットパイルなど、基布にパイル糸をタフティン
グしてなるタフテッドパイル布帛を主体として使用する
ことができるが、別に植毛品、起毛品であっても差しつ
かえない。これらのパイル布帛を構成する繊維は、通常
の天然繊維、合成繊維などを使用することができるが、
パイルシートとしては、弾性率が高く、融点も高い繊維
である方が、製造時の熱と圧力によってヘタリにくくて
好ましく、例えば、ナイロン6、66、ポリエチレンテ
レフタレート等が好ましく用いられる。裏貼り材とパイ
ル布帛との接着力を改善するには、物理的接着力である
アンカー効果を利用することが望ましく、例えば、紡績
糸を用いた布帛をパイル布帛の基布として用いるのが好
ましく、さらに好ましくは、不織布を基布として用い
る。また、本発明に用いるパイル布帛としては、上述の
立毛品に限らず、人工芝生、たとえばナイロンやポリプ
ロピレン等からなるモノフィラメントまたはスプリット
ヤーンをパイル糸として植毛したものを使用することも
できる。また、パイル布帛には、必要に応じて、プリコ
ートして接着性を改善することができる。
イル、カットパイルなど、基布にパイル糸をタフティン
グしてなるタフテッドパイル布帛を主体として使用する
ことができるが、別に植毛品、起毛品であっても差しつ
かえない。これらのパイル布帛を構成する繊維は、通常
の天然繊維、合成繊維などを使用することができるが、
パイルシートとしては、弾性率が高く、融点も高い繊維
である方が、製造時の熱と圧力によってヘタリにくくて
好ましく、例えば、ナイロン6、66、ポリエチレンテ
レフタレート等が好ましく用いられる。裏貼り材とパイ
ル布帛との接着力を改善するには、物理的接着力である
アンカー効果を利用することが望ましく、例えば、紡績
糸を用いた布帛をパイル布帛の基布として用いるのが好
ましく、さらに好ましくは、不織布を基布として用い
る。また、本発明に用いるパイル布帛としては、上述の
立毛品に限らず、人工芝生、たとえばナイロンやポリプ
ロピレン等からなるモノフィラメントまたはスプリット
ヤーンをパイル糸として植毛したものを使用することも
できる。また、パイル布帛には、必要に応じて、プリコ
ートして接着性を改善することができる。
【0007】かかるパイル布帛の裏面に熱可塑性樹脂を
積層して裏貼りするが、本発明では、この裏貼りの仕方
に特徴を有するものである。すなわち、該裏貼り材は、
2種の樹脂シートで構成されており、基布との接着面の
他面側の樹脂が、突起部を構成し、かつ、その発泡倍率
が平坦部より小さい発泡体シートである。
積層して裏貼りするが、本発明では、この裏貼りの仕方
に特徴を有するものである。すなわち、該裏貼り材は、
2種の樹脂シートで構成されており、基布との接着面の
他面側の樹脂が、突起部を構成し、かつ、その発泡倍率
が平坦部より小さい発泡体シートである。
【0008】該発泡シートの発泡倍率は、平坦部は大き
い方がよいが、好ましくは平均1.01〜50.0倍、
より好ましくは平均1.3〜4倍であるのに対して、突
起部は、該平坦部より小さい方が良く、好ましくは平均
1〜1.5倍、より好ましくは平均1〜1.3倍の範囲
にあるもので構成されている。平坦部はパイルシート全
体の軽量化、柔軟化、ひいては敷設性に影響を与える部
分であり、発泡倍率はできるだけ大きい方がよい。ま
た、突起部は、パイルシートをベランダ等に敷設した場
合の雨水の排水性、および、パイルシートの滑り止め効
果、特にパイルシートをカーペット等のパイル布帛の上
に敷設した場合の滑り止め効果に影響を与える部分であ
り、硬く、潰れにくい方がよく、発泡倍率はできるだけ
小さい方が良い。
い方がよいが、好ましくは平均1.01〜50.0倍、
より好ましくは平均1.3〜4倍であるのに対して、突
起部は、該平坦部より小さい方が良く、好ましくは平均
1〜1.5倍、より好ましくは平均1〜1.3倍の範囲
にあるもので構成されている。平坦部はパイルシート全
体の軽量化、柔軟化、ひいては敷設性に影響を与える部
分であり、発泡倍率はできるだけ大きい方がよい。ま
た、突起部は、パイルシートをベランダ等に敷設した場
合の雨水の排水性、および、パイルシートの滑り止め効
果、特にパイルシートをカーペット等のパイル布帛の上
に敷設した場合の滑り止め効果に影響を与える部分であ
り、硬く、潰れにくい方がよく、発泡倍率はできるだけ
小さい方が良い。
【0009】かかる平坦部の発泡体の気泡の形状を顕微
鏡で観察すると、球形状の場合もあるが、パイルシート
の厚さ方向に潰れた楕円球状の場合や、さらには、スジ
状、亀裂状の空隙を有する場合もある。該発泡倍率は、
裏貼り材全体での比重より発泡倍率を算出し、さらにハ
サミ、カッターナイフ等により、突起部を除去した後、
平坦部のみの比重より発泡倍率を算出することにより求
めることができる。かかる発泡シートの平坦部と突起部
との空隙率の差は、発泡倍率に換算して、平坦部は突起
部の好ましくは約1.2〜7倍、さらに好ましくは1.
2〜3倍である。
鏡で観察すると、球形状の場合もあるが、パイルシート
の厚さ方向に潰れた楕円球状の場合や、さらには、スジ
状、亀裂状の空隙を有する場合もある。該発泡倍率は、
裏貼り材全体での比重より発泡倍率を算出し、さらにハ
サミ、カッターナイフ等により、突起部を除去した後、
平坦部のみの比重より発泡倍率を算出することにより求
めることができる。かかる発泡シートの平坦部と突起部
との空隙率の差は、発泡倍率に換算して、平坦部は突起
部の好ましくは約1.2〜7倍、さらに好ましくは1.
2〜3倍である。
【0010】発泡シートを構成する熱可塑性樹脂として
は、如何なる熱可塑性樹脂も使用できるが、たとえば、
パイル部のヘタリや溶融性の問題の上から、パイルなら
びに基布を構成する繊維の融点より低い融点を有する樹
脂であることが好ましく、好ましくは該繊維の融点より
40℃以上低い、さらに好ましくは80℃以上低い、特
に好ましくは100℃〜160℃低い融点を有する樹脂
が良い。
は、如何なる熱可塑性樹脂も使用できるが、たとえば、
パイル部のヘタリや溶融性の問題の上から、パイルなら
びに基布を構成する繊維の融点より低い融点を有する樹
脂であることが好ましく、好ましくは該繊維の融点より
40℃以上低い、さらに好ましくは80℃以上低い、特
に好ましくは100℃〜160℃低い融点を有する樹脂
が良い。
【0011】さらに軽量化の上からは、比重が軽い樹脂
を用いるのが良く、好ましくは1.0以下の比重を有す
るものが良い。
を用いるのが良く、好ましくは1.0以下の比重を有す
るものが良い。
【0012】かかる熱可塑性樹脂としては、たとえば、
廃棄燃焼時の有害ガスの発生および焼却炉の腐敗を防止
する上から、好ましくはハロゲンを含有しないものが良
い。かかる樹脂としては、たとえば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−酢ビ共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合
体等のオレフィン系樹脂およびこれらの共重合品、ブレ
ンド品を用いることができる。
廃棄燃焼時の有害ガスの発生および焼却炉の腐敗を防止
する上から、好ましくはハロゲンを含有しないものが良
い。かかる樹脂としては、たとえば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−酢ビ共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合
体等のオレフィン系樹脂およびこれらの共重合品、ブレ
ンド品を用いることができる。
【0013】かかる樹脂に接着性を向上させるために、
少量の架橋剤などの反応性化合物を添加したり、その
他、親水性、制電性(導電性)、撥水性、防汚性などの
性能を付与することができる薬剤を配合することができ
る。
少量の架橋剤などの反応性化合物を添加したり、その
他、親水性、制電性(導電性)、撥水性、防汚性などの
性能を付与することができる薬剤を配合することができ
る。
【0014】次に、本発明のパイルシートの一例を図面
により説明する。
により説明する。
【0015】図1は、本発明のパイルシートの一例を示
す断面の模式図であり、図において、1はパイル布帛、
2は裏貼り材、3は裏貼り材を構成する平坦部、4は該
平坦部における発泡された微小気泡、5は裏貼り材を構
成する突起部を、それぞれ示す。図1の場合は、突起部
は発泡されていない樹脂シートが使用されている例であ
る。
す断面の模式図であり、図において、1はパイル布帛、
2は裏貼り材、3は裏貼り材を構成する平坦部、4は該
平坦部における発泡された微小気泡、5は裏貼り材を構
成する突起部を、それぞれ示す。図1の場合は、突起部
は発泡されていない樹脂シートが使用されている例であ
る。
【0016】図1に示すように、本発明のパイルシート
の裏貼り材は、平坦部は、たとえば、好ましくは約0.
1〜0.5mmの長径を持つ、楕円球形状の微小気泡を多
数含む独立発泡体構造を有する熱可塑性樹脂で構成され
ているのに対して、突起部は、発泡されていない熱可塑
性樹脂で構成されている。
の裏貼り材は、平坦部は、たとえば、好ましくは約0.
1〜0.5mmの長径を持つ、楕円球形状の微小気泡を多
数含む独立発泡体構造を有する熱可塑性樹脂で構成され
ているのに対して、突起部は、発泡されていない熱可塑
性樹脂で構成されている。
【0017】本発明のパイルシートは、平坦部の発泡体
の空隙により、同一樹脂を用いた同一厚さを持つ裏貼り
材にて裏貼りされたパイルシートよりも軽量であり、か
つ柔軟であるという特徴を有し、突起部は発泡されてい
ない樹脂より構成されてなるので、硬く、パイルシート
上に重量物があっても、突起部の形状が変形しにくいと
いう特徴を有するものである。
の空隙により、同一樹脂を用いた同一厚さを持つ裏貼り
材にて裏貼りされたパイルシートよりも軽量であり、か
つ柔軟であるという特徴を有し、突起部は発泡されてい
ない樹脂より構成されてなるので、硬く、パイルシート
上に重量物があっても、突起部の形状が変形しにくいと
いう特徴を有するものである。
【0018】図2も、本発明のパイルシートの一例を示
す断面の模式図である。図2において、1はパイル布
帛、2は裏貼り材、3は裏貼り材を構成する平坦部、4
は該平坦部における発泡された微小気泡、5は裏貼り材
を構成する突起部、6は該突起部における発泡された微
小気泡を、それぞれ示す。図2において、突起部は発泡
されているが、その発泡倍率は平坦部に比較して小さ
い。
す断面の模式図である。図2において、1はパイル布
帛、2は裏貼り材、3は裏貼り材を構成する平坦部、4
は該平坦部における発泡された微小気泡、5は裏貼り材
を構成する突起部、6は該突起部における発泡された微
小気泡を、それぞれ示す。図2において、突起部は発泡
されているが、その発泡倍率は平坦部に比較して小さ
い。
【0019】図2に示すように、突起部が、さらにパイ
ルシートの軽量化のために、たとえば、好ましくは約
0.01〜0.2mmの直径を持つ、ほぼ球形の微小気泡
を少量しか含まない独立発泡体構造を有する熱可塑性樹
脂より構成されていても、該突起部は硬く、パイルシー
ト上に重量物があっても、突起部の形状が変形しにくい
という特徴をほとんど損なうものではなく、一向に差し
つかえない。
ルシートの軽量化のために、たとえば、好ましくは約
0.01〜0.2mmの直径を持つ、ほぼ球形の微小気泡
を少量しか含まない独立発泡体構造を有する熱可塑性樹
脂より構成されていても、該突起部は硬く、パイルシー
ト上に重量物があっても、突起部の形状が変形しにくい
という特徴をほとんど損なうものではなく、一向に差し
つかえない。
【0020】図1、2の突起部5の例は気泡のないもの
と少量の気泡を含むものの2種が示されているが、本発
明のパイルシートの製造方法では、2種の溶融樹脂シー
トを積層した後に、エンボスする方法を採用する。した
がって、突起部5を構成する樹脂層が薄くなればなるほ
ど、突起部5内に平坦部3を構成する樹脂が侵入してく
る。すなわち、極端な場合、突起部5の表面部のみに気
泡の少ない樹脂層が存在し、その他の突起部部分は平坦
部3を構成する樹脂で構成されている場合がある。この
場合も突起部は発泡されているが、その発泡倍率は平坦
部に比較して小さいことには変りはない。
と少量の気泡を含むものの2種が示されているが、本発
明のパイルシートの製造方法では、2種の溶融樹脂シー
トを積層した後に、エンボスする方法を採用する。した
がって、突起部5を構成する樹脂層が薄くなればなるほ
ど、突起部5内に平坦部3を構成する樹脂が侵入してく
る。すなわち、極端な場合、突起部5の表面部のみに気
泡の少ない樹脂層が存在し、その他の突起部部分は平坦
部3を構成する樹脂で構成されている場合がある。この
場合も突起部は発泡されているが、その発泡倍率は平坦
部に比較して小さいことには変りはない。
【0021】また、逆に突起部5を構成する樹脂層が厚
くなればなるほど、平坦部3の表面層に突起部5を構成
する樹脂層が残ることになり、平坦部3は気泡の多い層
と少ない層の2層構造になる。この場合も突起部5の発
泡倍率は、平坦部3に比較して小さいことに変わりな
い。例えば、直径5mm、高さ3mmの円柱形状が1cm間隔
の格子状に配置されている突起部の場合、突起部5を構
成する樹脂層の厚さが、0.6mm以下であると、平坦部
3を構成する樹脂が突起部5に侵入し、0.7mm以上で
あると、突起部5を構成する樹脂が平坦部に残った状態
で層を作る。0.6〜0.7mmであると、ほぼ見分けの
つかない程度に突起部5と平坦部3は区別される。
くなればなるほど、平坦部3の表面層に突起部5を構成
する樹脂層が残ることになり、平坦部3は気泡の多い層
と少ない層の2層構造になる。この場合も突起部5の発
泡倍率は、平坦部3に比較して小さいことに変わりな
い。例えば、直径5mm、高さ3mmの円柱形状が1cm間隔
の格子状に配置されている突起部の場合、突起部5を構
成する樹脂層の厚さが、0.6mm以下であると、平坦部
3を構成する樹脂が突起部5に侵入し、0.7mm以上で
あると、突起部5を構成する樹脂が平坦部に残った状態
で層を作る。0.6〜0.7mmであると、ほぼ見分けの
つかない程度に突起部5と平坦部3は区別される。
【0022】次に本発明のパイルシートの製造方法につ
いて説明する。
いて説明する。
【0023】図3は、本発明のパイルシートの製造方法
の一例を示す工程図である。
の一例を示す工程図である。
【0024】図3において、1はパイル布帛、7はシー
ト状に主に平坦部を構成する熱可塑性樹脂を吐出するT
ダイス溶融押出し機、8はシート状に主に突起部を構成
する熱可塑性樹脂を吐出するTダイス溶融押出し機、9
は間歇的に多数の凹部を有する冷却エンボスロール、1
0は9との間で押圧するための樹脂ロールである。
ト状に主に平坦部を構成する熱可塑性樹脂を吐出するT
ダイス溶融押出し機、8はシート状に主に突起部を構成
する熱可塑性樹脂を吐出するTダイス溶融押出し機、9
は間歇的に多数の凹部を有する冷却エンボスロール、1
0は9との間で押圧するための樹脂ロールである。
【0025】主に平坦部を構成する熱可塑性樹脂は、発
泡剤とともに、押出し機7に投入され、混練溶融された
後、たとえば、好ましくは、厚さ0.5〜3.0mm、発
泡倍率1.3〜10.0倍の発泡体シートとして吐出さ
れ、パイル布帛1の基布面にラミネートされる。主に突
起部を構成する熱可塑性樹脂は、押出し機7に投入さ
れ、混練溶融された後、たとえば、好ましくは、厚さ
0.3〜1.0mm、発泡倍率1倍の発泡体シートとして
吐出され、パイル布帛1の基布面にラミネートされた発
泡体シートの上にさらにラミネートされる。主に突起部
を構成する熱可塑性樹脂を、押出し機7に投入する際
に、発泡倍率が大きくならないように、微量の発泡剤と
ともに投入することもできる。かかる2層の樹脂シート
のラミネート品は、該樹脂が溶融状態からすくなくとも
軟化状態を保持している間に、冷却エンボスロール9と
樹脂ロール10との間で、押圧される。この押圧によ
り、基布と平坦部の接着、平坦部と突起部の接着、およ
び突起部の突起の成型が同時に行われ、冷却固化され
て、本発明のパイルシートが製造される。
泡剤とともに、押出し機7に投入され、混練溶融された
後、たとえば、好ましくは、厚さ0.5〜3.0mm、発
泡倍率1.3〜10.0倍の発泡体シートとして吐出さ
れ、パイル布帛1の基布面にラミネートされる。主に突
起部を構成する熱可塑性樹脂は、押出し機7に投入さ
れ、混練溶融された後、たとえば、好ましくは、厚さ
0.3〜1.0mm、発泡倍率1倍の発泡体シートとして
吐出され、パイル布帛1の基布面にラミネートされた発
泡体シートの上にさらにラミネートされる。主に突起部
を構成する熱可塑性樹脂を、押出し機7に投入する際
に、発泡倍率が大きくならないように、微量の発泡剤と
ともに投入することもできる。かかる2層の樹脂シート
のラミネート品は、該樹脂が溶融状態からすくなくとも
軟化状態を保持している間に、冷却エンボスロール9と
樹脂ロール10との間で、押圧される。この押圧によ
り、基布と平坦部の接着、平坦部と突起部の接着、およ
び突起部の突起の成型が同時に行われ、冷却固化され
て、本発明のパイルシートが製造される。
【0026】かかる熱可塑性樹脂の溶融粘度は、主に平
坦部を構成する樹脂においては、発泡体の気泡が潰れ
て、発泡倍率が小さくなるのを防止するため、高い方が
良く、好ましくはASTM D 1238によって測定
したメルトインデックスが、10 g/10分以下、さらに
好ましくは、0.5〜5 g/10分であることが良い。ま
た、主に突起部を構成する樹脂においては、突起の形状
を容易に成型するため、低い方が良く、好ましくはメル
トインデックスが、7 g/10分以上、さらに好ましく
は、10〜50 g/10分であることが良い。平坦部の気
泡を潰さずに、突起部の成型を良好にするためには、主
に突起部を構成する樹脂のメルトインデックスは、主に
平坦部を構成する樹脂のメルトインデックスよりも大き
いことが好ましく、さらに好ましくは5 g/10分以上、
特に好ましくは20 g/10分以上のメルトインデックス
の差があるのがよい。
坦部を構成する樹脂においては、発泡体の気泡が潰れ
て、発泡倍率が小さくなるのを防止するため、高い方が
良く、好ましくはASTM D 1238によって測定
したメルトインデックスが、10 g/10分以下、さらに
好ましくは、0.5〜5 g/10分であることが良い。ま
た、主に突起部を構成する樹脂においては、突起の形状
を容易に成型するため、低い方が良く、好ましくはメル
トインデックスが、7 g/10分以上、さらに好ましく
は、10〜50 g/10分であることが良い。平坦部の気
泡を潰さずに、突起部の成型を良好にするためには、主
に突起部を構成する樹脂のメルトインデックスは、主に
平坦部を構成する樹脂のメルトインデックスよりも大き
いことが好ましく、さらに好ましくは5 g/10分以上、
特に好ましくは20 g/10分以上のメルトインデックス
の差があるのがよい。
【0027】本発明に使用される、発泡シートを構成す
る熱可塑性樹脂に混練される、発泡剤としては、通常、
熱可塑性樹脂の発泡体を製造する際に使用されるもの、
例えば、アゾジカルボソアミド、4,4´オキシビスベ
ンゼンスルホニルヒドラジッド、ジニトロソペンタメチ
レンテトラミン等を使用することができ、別に格別なも
のを使用する必要は無い。かかる発泡剤は、主に平坦部
を構成する熱可塑性樹脂に対して、0.5〜2.5重量
%の範囲で混練されたものを使用するのが好ましく、主
に突起部を構成する熱可塑性樹脂に対して、0〜0.5
重量%の範囲で混練されたものを使用するのが好まし
い。
る熱可塑性樹脂に混練される、発泡剤としては、通常、
熱可塑性樹脂の発泡体を製造する際に使用されるもの、
例えば、アゾジカルボソアミド、4,4´オキシビスベ
ンゼンスルホニルヒドラジッド、ジニトロソペンタメチ
レンテトラミン等を使用することができ、別に格別なも
のを使用する必要は無い。かかる発泡剤は、主に平坦部
を構成する熱可塑性樹脂に対して、0.5〜2.5重量
%の範囲で混練されたものを使用するのが好ましく、主
に突起部を構成する熱可塑性樹脂に対して、0〜0.5
重量%の範囲で混練されたものを使用するのが好まし
い。
【0028】押出し機の温度は、発泡剤の分解温度より
高いことが必要であり、Tダイスの温度は樹脂の融点よ
り20℃〜80℃高いことが好ましい。また、Tダイス
のリップクリアランスは、0.5mm〜3.0mmが好まし
い。
高いことが必要であり、Tダイスの温度は樹脂の融点よ
り20℃〜80℃高いことが好ましい。また、Tダイス
のリップクリアランスは、0.5mm〜3.0mmが好まし
い。
【0029】冷却エンボスロール9と樹脂ロール10と
の間で押圧され、本発明のパイルシートが製造される
が、そのクリアランスは、0mm以上、パイル布帛の厚さ
以下が好ましい。またその押圧するニップ圧力は、ロー
ルの幅方向の線圧で、3〜70Kgf /cmが好ましく、さ
らに好ましくは、6〜50Kgf /cm、特に好ましくは1
0〜30Kgf /cmである。さらに押圧する冷却エンボス
ロール9は、加熱防止のため、冷却水等により強制的に
冷却することが好ましい。その温度は、5〜50℃が好
ましく、冷却媒体としては、該ロール9が冷却され得る
ものであれば別に制約を受けないが、たとえば、水、有
機溶剤、油などの液体、空気などの気体などを使用する
ことができ、好ましくは、冷却効果の優れた水が使用さ
れる。
の間で押圧され、本発明のパイルシートが製造される
が、そのクリアランスは、0mm以上、パイル布帛の厚さ
以下が好ましい。またその押圧するニップ圧力は、ロー
ルの幅方向の線圧で、3〜70Kgf /cmが好ましく、さ
らに好ましくは、6〜50Kgf /cm、特に好ましくは1
0〜30Kgf /cmである。さらに押圧する冷却エンボス
ロール9は、加熱防止のため、冷却水等により強制的に
冷却することが好ましい。その温度は、5〜50℃が好
ましく、冷却媒体としては、該ロール9が冷却され得る
ものであれば別に制約を受けないが、たとえば、水、有
機溶剤、油などの液体、空気などの気体などを使用する
ことができ、好ましくは、冷却効果の優れた水が使用さ
れる。
【0030】図4も、本発明のパイルシートの製造方法
の一例を示す工程図である。
の一例を示す工程図である。
【0031】図4において、11は冷却されたニップロ
ールであり、主に突起部を構成する熱可塑性樹脂がラミ
ネートされる前に、パイル布帛と主に平坦部を構成する
熱可塑性樹脂からなる溶融発泡体シートを押圧し、パイ
ル布帛と平坦部の接着と、平坦部の冷却固化をするため
のものである。その押圧するクリアランスは、0mm以
上、パイル布帛の厚さ以下が好ましく、ニップ圧力は、
ロールの幅方向の線圧で、3〜50Kgf /cmが好まし
く、さらに好ましくは、6〜50Kgf /cm、特に好まし
くは6〜20Kgf /cmである。さらに押圧する冷却ニッ
プロール11は、加熱防止のため、冷却水等により強制
的に冷却することが好ましい。その温度は、5〜30℃
が好ましく、冷却媒体としては、該ロール9が冷却され
得るものであれば別に制約を受けないが、たとえば、
水、有機溶剤、油などの液体、空気などの気体などを使
用することができ、好ましくは、冷却効果の優れた水が
使用される。
ールであり、主に突起部を構成する熱可塑性樹脂がラミ
ネートされる前に、パイル布帛と主に平坦部を構成する
熱可塑性樹脂からなる溶融発泡体シートを押圧し、パイ
ル布帛と平坦部の接着と、平坦部の冷却固化をするため
のものである。その押圧するクリアランスは、0mm以
上、パイル布帛の厚さ以下が好ましく、ニップ圧力は、
ロールの幅方向の線圧で、3〜50Kgf /cmが好まし
く、さらに好ましくは、6〜50Kgf /cm、特に好まし
くは6〜20Kgf /cmである。さらに押圧する冷却ニッ
プロール11は、加熱防止のため、冷却水等により強制
的に冷却することが好ましい。その温度は、5〜30℃
が好ましく、冷却媒体としては、該ロール9が冷却され
得るものであれば別に制約を受けないが、たとえば、
水、有機溶剤、油などの液体、空気などの気体などを使
用することができ、好ましくは、冷却効果の優れた水が
使用される。
【0032】図4に示すような、製造方法によると、冷
却エンボスロール9にて押圧する前に、平坦部である発
泡体シートは冷却固化しているため、冷却エンボスロー
ル9にて押圧しても、平坦部の発泡体の気泡は潰れにく
くなり、冷却エンボスロール9にて押圧する圧力を大き
くすることができ、好ましくは、ロールの幅方向の線圧
で、10〜70Kgf /cm、さらに好ましくは、30〜5
0Kgf /cmとなる。
却エンボスロール9にて押圧する前に、平坦部である発
泡体シートは冷却固化しているため、冷却エンボスロー
ル9にて押圧しても、平坦部の発泡体の気泡は潰れにく
くなり、冷却エンボスロール9にて押圧する圧力を大き
くすることができ、好ましくは、ロールの幅方向の線圧
で、10〜70Kgf /cm、さらに好ましくは、30〜5
0Kgf /cmとなる。
【0033】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに説明す
る。 実施例1 主に平坦部を構成する熱可塑性樹脂として、低密度ポリ
エチレン樹脂とエチレン−プロピレン共重合体樹脂と
を、重量比7:3でブレンドした。このブレンド樹脂の
融点は98℃であり、溶融粘度はメルトインデックス
1.5 g/10分であった。
る。 実施例1 主に平坦部を構成する熱可塑性樹脂として、低密度ポリ
エチレン樹脂とエチレン−プロピレン共重合体樹脂と
を、重量比7:3でブレンドした。このブレンド樹脂の
融点は98℃であり、溶融粘度はメルトインデックス
1.5 g/10分であった。
【0034】この樹脂と、アゾジカルボソアミド系発泡
剤を0.7部とをそれぞれエクストルーダ式の押出し機
に投入して、混合した後溶融し、さらに発泡剤の分解温
度以上に加熱するよう、各ヒータを設定した。
剤を0.7部とをそれぞれエクストルーダ式の押出し機
に投入して、混合した後溶融し、さらに発泡剤の分解温
度以上に加熱するよう、各ヒータを設定した。
【0035】一方、Tダイスのリップクリアランスを
0.8mmとし、溶融樹脂温度140℃の発泡体シートを
吐出せしめるように各ヒータを設定した。吐出された発
泡体シートは、厚さ約1.2mm、発泡倍率は約2倍であ
った。
0.8mmとし、溶融樹脂温度140℃の発泡体シートを
吐出せしめるように各ヒータを設定した。吐出された発
泡体シートは、厚さ約1.2mm、発泡倍率は約2倍であ
った。
【0036】主に突起部を構成する熱可塑性樹脂とし
て、低密度ポリエチレン樹脂を用意した。該樹脂の融点
は112℃であり、溶融粘度はメルトインデックス25
g/10分であった。
て、低密度ポリエチレン樹脂を用意した。該樹脂の融点
は112℃であり、溶融粘度はメルトインデックス25
g/10分であった。
【0037】この樹脂を、エクストルーダ式の押出し機
に投入して、Tダイスのリップクリアランスを0.5mm
とし、溶融樹脂温度200℃の発泡していないシートを
吐出せしめるように各ヒータを設定した。吐出された発
泡していないシートは、厚さ約0.5mmであった。
に投入して、Tダイスのリップクリアランスを0.5mm
とし、溶融樹脂温度200℃の発泡していないシートを
吐出せしめるように各ヒータを設定した。吐出された発
泡していないシートは、厚さ約0.5mmであった。
【0038】パイル布帛として、ナイロン6繊維をパイ
ル糸とし、ポリエチレンテレフタレート繊維スパンボン
ド不織布を基布としてなり、接着剤をプリコートしてい
ないカーペット生機を用意した。
ル糸とし、ポリエチレンテレフタレート繊維スパンボン
ド不織布を基布としてなり、接着剤をプリコートしてい
ないカーペット生機を用意した。
【0039】上述カーペット生機裏面に、主に平坦部を
構成する熱可塑性樹脂発泡体シートを積層し、さらに、
主に突起部を構成する熱可塑性樹脂の発泡していないシ
ートを積層した後、ただちに、間歇的に多数の凹部を有
する水冷エンボスロールと樹脂ロールとの間で、樹脂面
を水冷エンボスロールに接圧させる方式で該カーペット
生機と共にニップし、接着と突起部の成型固化を行っ
た。この場合の、水冷エンボスロールの温度は30℃、
クリアランスは、0mm、ニップ圧力は、ロールの幅方向
の線圧で、18Kgf /cmであった。
構成する熱可塑性樹脂発泡体シートを積層し、さらに、
主に突起部を構成する熱可塑性樹脂の発泡していないシ
ートを積層した後、ただちに、間歇的に多数の凹部を有
する水冷エンボスロールと樹脂ロールとの間で、樹脂面
を水冷エンボスロールに接圧させる方式で該カーペット
生機と共にニップし、接着と突起部の成型固化を行っ
た。この場合の、水冷エンボスロールの温度は30℃、
クリアランスは、0mm、ニップ圧力は、ロールの幅方向
の線圧で、18Kgf /cmであった。
【0040】このようにして本発明のパイルシートを製
造した。
造した。
【0041】このパイルシートの裏貼り材を剥離してそ
の発泡倍率を測定したところ、平坦部では平均1.3
倍、突起部では平均1.01倍であった。また、このパ
イルシートを突起部分で切断して、断面の状態を観察し
たところ、平坦部では、パイルシートの厚さ方向に潰さ
れた多数の空隙が存在した。その空隙の大きさは、横方
向には平均で約0.4mm、縦方向には平均で約0.1mm
であった。突起部では、発泡体の潰された空隙が突起の
根元部分に食い込んでいるものの、そのほとんどは発泡
されていない樹脂から構成されていた。
の発泡倍率を測定したところ、平坦部では平均1.3
倍、突起部では平均1.01倍であった。また、このパ
イルシートを突起部分で切断して、断面の状態を観察し
たところ、平坦部では、パイルシートの厚さ方向に潰さ
れた多数の空隙が存在した。その空隙の大きさは、横方
向には平均で約0.4mm、縦方向には平均で約0.1mm
であった。突起部では、発泡体の潰された空隙が突起の
根元部分に食い込んでいるものの、そのほとんどは発泡
されていない樹脂から構成されていた。
【0042】このようにして作られた実施例1のパイル
シートは、上記の空隙により、軽量であり、柔軟であ
り、さらに突起部は非常に硬く、爪で押しても変形せ
ず、パイルシートの上に0.1Kgf /cm2 の圧力をかけ
ても、突起部の変形は認められなかった。
シートは、上記の空隙により、軽量であり、柔軟であ
り、さらに突起部は非常に硬く、爪で押しても変形せ
ず、パイルシートの上に0.1Kgf /cm2 の圧力をかけ
ても、突起部の変形は認められなかった。
【0043】実施例2 主に平坦部を構成する熱可塑性樹脂として、低密度ポリ
エチレン樹脂とエチレン−プロピレン共重合体樹脂と
を、重量比7:3でブレンドした。このブレンド樹脂の
融点は98℃であり、溶融粘度はメルトインデックス
1.5 g/10分であった。
エチレン樹脂とエチレン−プロピレン共重合体樹脂と
を、重量比7:3でブレンドした。このブレンド樹脂の
融点は98℃であり、溶融粘度はメルトインデックス
1.5 g/10分であった。
【0044】この樹脂と、アゾジカルボソアミド系発泡
剤を0.7部とをそれぞれエクストルーダ式の押出し機
に投入して、混合した後溶融し、さらに発泡剤の分解温
度以上に加熱するよう、各ヒータを設定した。
剤を0.7部とをそれぞれエクストルーダ式の押出し機
に投入して、混合した後溶融し、さらに発泡剤の分解温
度以上に加熱するよう、各ヒータを設定した。
【0045】一方、Tダイスのリップクリアランスを
0.8mmとし、溶融樹脂温度140℃の発泡体シートを
吐出せしめるように各ヒータを設定した。吐出された発
泡体シートは、厚さ約1.2mm、発泡倍率は約2倍であ
った。
0.8mmとし、溶融樹脂温度140℃の発泡体シートを
吐出せしめるように各ヒータを設定した。吐出された発
泡体シートは、厚さ約1.2mm、発泡倍率は約2倍であ
った。
【0046】主に突起部を構成する熱可塑性樹脂とし
て、低密度ポリエチレン樹脂を容易した。該樹脂の融点
は112℃であり、溶融粘度はメルトインデックス25
g/10分であった。
て、低密度ポリエチレン樹脂を容易した。該樹脂の融点
は112℃であり、溶融粘度はメルトインデックス25
g/10分であった。
【0047】この樹脂と、アゾジカルボソアミド系発泡
剤を0.05部とをそれぞれエクストルーダ式の押出し
機に投入して、混合した後溶融し、さらに発泡剤の分解
温度以上に加熱するよう、各ヒータを設定した。
剤を0.05部とをそれぞれエクストルーダ式の押出し
機に投入して、混合した後溶融し、さらに発泡剤の分解
温度以上に加熱するよう、各ヒータを設定した。
【0048】一方、Tダイスのリップクリアランスを
0.5mmとし、溶融樹脂温度200℃の発泡体シートを
吐出せしめるように各ヒータを設定した。吐出された発
泡体シートは、厚さ約0.6mm、発泡倍率は約1.1倍
であった。
0.5mmとし、溶融樹脂温度200℃の発泡体シートを
吐出せしめるように各ヒータを設定した。吐出された発
泡体シートは、厚さ約0.6mm、発泡倍率は約1.1倍
であった。
【0049】パイル布帛として、ナイロン6繊維をパイ
ル糸とし、ポリエチレンテレフタレート繊維スパンボン
ド不織布を基布としてなり、接着剤をプリコートしてい
ないカーペット生機を用意した。
ル糸とし、ポリエチレンテレフタレート繊維スパンボン
ド不織布を基布としてなり、接着剤をプリコートしてい
ないカーペット生機を用意した。
【0050】上述カーペット生機裏面に、主に平坦部を
構成する熱可塑性樹脂発泡体シートを積層し、ただち
に、水冷ニップロールで、押圧し、パイル布帛と平坦部
の接着と、平坦部の冷却固化を行った。クリアランス
は、0.5mm、ニップ圧力は、ロールの幅方向の線圧
で、12Kgf /cm,ロール温度は15℃とした。
構成する熱可塑性樹脂発泡体シートを積層し、ただち
に、水冷ニップロールで、押圧し、パイル布帛と平坦部
の接着と、平坦部の冷却固化を行った。クリアランス
は、0.5mm、ニップ圧力は、ロールの幅方向の線圧
で、12Kgf /cm,ロール温度は15℃とした。
【0051】この発泡シート積層品に、さらに、主に突
起部を構成する熱可塑性樹脂の発泡シートを積層した
後、ただちに、間歇的に多数の凹部を有する水冷エンボ
スロールと樹脂ロールとの間で、樹脂面を水冷エンボス
ロールに接圧させる方式で該カーペット生機と共にニッ
プし、接着と突起部の成型固化を行った。この場合の、
水冷エンボスロールの温度は30℃、クリアランスは、
0mm、ニップ圧力は、ロールの幅方向の線圧で、30Kg
f /cmであった。
起部を構成する熱可塑性樹脂の発泡シートを積層した
後、ただちに、間歇的に多数の凹部を有する水冷エンボ
スロールと樹脂ロールとの間で、樹脂面を水冷エンボス
ロールに接圧させる方式で該カーペット生機と共にニッ
プし、接着と突起部の成型固化を行った。この場合の、
水冷エンボスロールの温度は30℃、クリアランスは、
0mm、ニップ圧力は、ロールの幅方向の線圧で、30Kg
f /cmであった。
【0052】このようにして本発明のパイルシートを製
造した。
造した。
【0053】このパイルシートの裏貼り材を剥離してそ
の発泡倍率を測定したところ、平坦部では平均1.5
倍、突起部では平均1.05倍であった。また、このパ
イルシートを突起部分で切断して、断面の状態を観察し
たところ、平坦部では、パイルシートの厚さ方向に潰さ
れた多数の空隙が存在した。その空隙の大きさは、横方
向には平均で約0.4mm、縦方向には平均で約0.15
mmであった。突起部では、ほぼ球形状の少数の空隙が存
在した。その空隙の大きさは、直径約0.1mmであっ
た。平坦部の空隙の突起部への食い込みは認められなか
った。
の発泡倍率を測定したところ、平坦部では平均1.5
倍、突起部では平均1.05倍であった。また、このパ
イルシートを突起部分で切断して、断面の状態を観察し
たところ、平坦部では、パイルシートの厚さ方向に潰さ
れた多数の空隙が存在した。その空隙の大きさは、横方
向には平均で約0.4mm、縦方向には平均で約0.15
mmであった。突起部では、ほぼ球形状の少数の空隙が存
在した。その空隙の大きさは、直径約0.1mmであっ
た。平坦部の空隙の突起部への食い込みは認められなか
った。
【0054】このようにして作られた実施例2のパイル
シートは、上記の空隙により、軽量であり、柔軟であ
り、さらに突起部は非常に硬く、爪で押しても変形せ
ず、パイルシートの上に0.1Kgf /cm2 圧力をかけて
も、突起部の変形は認められなかった。
シートは、上記の空隙により、軽量であり、柔軟であ
り、さらに突起部は非常に硬く、爪で押しても変形せ
ず、パイルシートの上に0.1Kgf /cm2 圧力をかけて
も、突起部の変形は認められなかった。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、軽量化、柔軟化が達成
でき、かつ、突起部が硬く、突起部の形状が変形しにく
いので、ベランダ等に敷設した場合の排水性が損なわれ
ない。
でき、かつ、突起部が硬く、突起部の形状が変形しにく
いので、ベランダ等に敷設した場合の排水性が損なわれ
ない。
【図1】 この図は、本発明のパイルシートの一例を示
す断面の模式図である。
す断面の模式図である。
【図2】 この図は、本発明のパイルシートの他の一例
を示す断面の模式図である。
を示す断面の模式図である。
【図3】 この図は、本発明のパイルシートの製造方法
の一例を示す工程図である。
の一例を示す工程図である。
【図4】 この図は、本発明のパイルシートの製造方法
の他の一例を示す工程図である。
の他の一例を示す工程図である。
1:パイル布帛 2:裏貼り材 3:裏貼り材を構成する平坦部 4:該平坦部における発泡された微小気泡 5:裏貼り材を構成する突起部 6:該突起部における発泡された微小気泡 7:シート状に主に平坦部を構成する熱可塑性樹脂を吐
出するTダイス溶融押出し機 8:シート状に主に突起部を構成する熱可塑性樹脂を吐
出するTダイス溶融押出し機 9:間歇的に多数の凹部を有する冷却エンボスロール 10:9との間で押圧するための樹脂ロールである。 11:冷却されたニップロールであり
出するTダイス溶融押出し機 8:シート状に主に突起部を構成する熱可塑性樹脂を吐
出するTダイス溶融押出し機 9:間歇的に多数の凹部を有する冷却エンボスロール 10:9との間で押圧するための樹脂ロールである。 11:冷却されたニップロールであり
Claims (9)
- 【請求項1】 パイル布帛の裏面に発泡体シートを裏貼
りしてなるパイルシートにおいて、該発泡体シートが裏
側表面に間歇的に突起部を有し、該突起部の発泡倍率は
平坦部より小さいことを特徴とするパイルシート。 - 【請求項2】 発泡体シートの発泡倍率が、突起部にお
いて1〜1.5倍、平坦部において1.01〜50.0
倍である請求項1記載のパイルシート。 - 【請求項3】 発泡体シートが、ハロゲン元素を含まな
い請求項1記載のパイルシート。 - 【請求項4】 発泡体シートが、導電性物質を含有する
請求項1記載のパイルシート。 - 【請求項5】 発泡体シートが、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
酢ビ共重合体から選ばれた少なくとも1種で構成されて
いる請求項1記載のパイルシート。 - 【請求項6】 パイル布帛が、人工芝生である請求項1
記載のパイルシート。 - 【請求項7】 発泡体シートの突起部が、平坦部よりA
STMD1238にて測定したメルトインデックスの大
きい熱可塑性樹脂で構成されている請求項1記載のパイ
ルシート。 - 【請求項8】 パイルシートが、自動車用オプションマ
ット用である請求項1記載のパイルシート。 - 【請求項9】 平坦部となる熱可塑性樹脂を発泡剤と共
に溶融押出ししつつ、突起部となる熱可塑性樹脂を、該
平坦部となる熱可塑性樹脂に混練した発泡剤量よりも少
ない量の発泡剤と共に溶融押出ししてパイル布帛の裏面
で順次積層した後、該積層樹脂面を間歇的に凹部を有す
るエンボスロールにて押圧することを特徴とするパイル
シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14455692A JPH05329977A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | パイルシートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14455692A JPH05329977A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | パイルシートおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05329977A true JPH05329977A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15365021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14455692A Pending JPH05329977A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | パイルシートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05329977A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002301980A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-15 | Eidai Kako Kk | 自動車用フロアーマット |
| WO2025093600A1 (en) * | 2023-10-30 | 2025-05-08 | Canco Hungary Investment Ltd | Artificial turf incorporating a hybrid backing for improved dimensional stability |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP14455692A patent/JPH05329977A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002301980A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-15 | Eidai Kako Kk | 自動車用フロアーマット |
| WO2025093600A1 (en) * | 2023-10-30 | 2025-05-08 | Canco Hungary Investment Ltd | Artificial turf incorporating a hybrid backing for improved dimensional stability |
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