JPH05330892A - セラミックス品の湿式押出成形方法 - Google Patents
セラミックス品の湿式押出成形方法Info
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- JPH05330892A JPH05330892A JP16410492A JP16410492A JPH05330892A JP H05330892 A JPH05330892 A JP H05330892A JP 16410492 A JP16410492 A JP 16410492A JP 16410492 A JP16410492 A JP 16410492A JP H05330892 A JPH05330892 A JP H05330892A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 セラミックス品を湿式押出成形するに際し
て、押出特性を維持又は向上させつつ所要の含水率を低
減できる押出成形方法を提供することを目的とする。 【構成】 所定含水状態の原料調合物を押出成形するに
際して、該原料調合物に薄板状珪酸塩鉱物であるタル
ク,セリサイト,パイロフィライトの1種又は2種以上
を合計量で5〜15重量%添加する。
て、押出特性を維持又は向上させつつ所要の含水率を低
減できる押出成形方法を提供することを目的とする。 【構成】 所定含水状態の原料調合物を押出成形するに
際して、該原料調合物に薄板状珪酸塩鉱物であるタル
ク,セリサイト,パイロフィライトの1種又は2種以上
を合計量で5〜15重量%添加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はセラミックス品の湿式
押出成形方法に関する。
押出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】セラミ
ックス品、例えば陶磁器品の成形方法として所定含水状
態の原料調合物を湿式で押出成形する方法が広く行われ
ている。
ックス品、例えば陶磁器品の成形方法として所定含水状
態の原料調合物を湿式で押出成形する方法が広く行われ
ている。
【0003】ところでこの押出成形方法では原料調合物
に15〜25%(重量%)程度の水を含有させた状態で
押出成形を行うため、その後の乾燥工程において或いは
引き続く焼成工程において脱水による収縮が生ずる。
に15〜25%(重量%)程度の水を含有させた状態で
押出成形を行うため、その後の乾燥工程において或いは
引き続く焼成工程において脱水による収縮が生ずる。
【0004】例えば乾燥工程では約5%程度の収縮が生
じ、また焼成工程を含めると全体として約10%程度の
収縮が生ずる。
じ、また焼成工程を含めると全体として約10%程度の
収縮が生ずる。
【0005】このため成形した当初の寸法と焼成品との
間に大きな寸法変化が生じ、このことが陶磁器品の寸法
精度を悪くする原因となっていた。
間に大きな寸法変化が生じ、このことが陶磁器品の寸法
精度を悪くする原因となっていた。
【0006】そこで従来、原料調合物中にシャモットや
石英等を添加・混合することが行われている。
石英等を添加・混合することが行われている。
【0007】確かにこのようにシャモット,石英等を添
加すると乾燥,焼成の際の収縮を抑えることが可能であ
る。
加すると乾燥,焼成の際の収縮を抑えることが可能であ
る。
【0008】しかしながら一方でこのようなシャモッ
ト,石英等を添加した場合、押出成形の際の押出特性が
悪化する問題が生ずる。
ト,石英等を添加した場合、押出成形の際の押出特性が
悪化する問題が生ずる。
【0009】他方、押出特性を改善するための手段とし
て原料調合物中の粘土の量を増加させたり、凝集剤を添
加するといったことも行われている。
て原料調合物中の粘土の量を増加させたり、凝集剤を添
加するといったことも行われている。
【0010】しかしながら粘土等は水を引き付ける力の
強いものであって、上記のように粘土量の増加,凝集剤
の添加によって押出特性を高める場合には、これと併せ
て含水量を増量しなければならない。
強いものであって、上記のように粘土量の増加,凝集剤
の添加によって押出特性を高める場合には、これと併せ
て含水量を増量しなければならない。
【0011】而して含水量を増量すれば、前述したよう
にその後の収縮が大きくなるといった問題が生ずる。
にその後の収縮が大きくなるといった問題が生ずる。
【0012】即ち押出特性の改善と含水量の低下とは両
立し難いのが実情であった。
立し難いのが実情であった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、所
定含水状態の原料調合物を押出成形するに際して、該原
料調合物に薄板状珪酸塩鉱物であるタルク,セリサイ
ト,パイロフィライトの1種又は2種以上を合計量で5
〜15重量%添加することにある。
を解決するためになされたものであり、その要旨は、所
定含水状態の原料調合物を押出成形するに際して、該原
料調合物に薄板状珪酸塩鉱物であるタルク,セリサイ
ト,パイロフィライトの1種又は2種以上を合計量で5
〜15重量%添加することにある。
【0014】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は薄板状の
珪酸塩鉱物であるタルク等を原料調合物に添加するもの
である。
珪酸塩鉱物であるタルク等を原料調合物に添加するもの
である。
【0015】このようにタルク等を添加した場合、押出
機により同一圧力で押出成形するために必要な含水量を
低減できること、また含水量変化と押出圧力変化との関
係を従来と同程度以上に維持又向上できることが本発明
者により確認されている。
機により同一圧力で押出成形するために必要な含水量を
低減できること、また含水量変化と押出圧力変化との関
係を従来と同程度以上に維持又向上できることが本発明
者により確認されている。
【0016】これらタルク等は粘土の主成分であるカオ
リナイトと同様に薄板状の珪酸塩鉱物であるにも拘ら
ず、これらを添加することによって上記効果がもたらさ
れるのは、カオリナイトの場合には水との親和性が強
く、束縛水を作り易いのに対して、タルク等は束縛水を
作り難いのがその主な理由であると考えられる。
リナイトと同様に薄板状の珪酸塩鉱物であるにも拘ら
ず、これらを添加することによって上記効果がもたらさ
れるのは、カオリナイトの場合には水との親和性が強
く、束縛水を作り易いのに対して、タルク等は束縛水を
作り難いのがその主な理由であると考えられる。
【0017】例えば粘土の場合には水を加えることによ
ってべたべたとした感じとなるが、タルク等は水を加え
てもべたべたした感じとはならず、殆ど可塑性は生じな
い。
ってべたべたとした感じとなるが、タルク等は水を加え
てもべたべたした感じとはならず、殆ど可塑性は生じな
い。
【0018】一方においてこれらタルク等は薄板状珪酸
塩鉱物であることから、これらの添加によって原料調合
物の粒子と粒子との間の摩擦が低減し、この結果原料調
合物の滑り性、即ち押出特性が良好化するものと考えら
れる。
塩鉱物であることから、これらの添加によって原料調合
物の粒子と粒子との間の摩擦が低減し、この結果原料調
合物の滑り性、即ち押出特性が良好化するものと考えら
れる。
【0019】本発明においてこれらタルク,セリサイト
等の必要添加量を5重量%以上としているのは、これよ
り少ないと所望の効果が得られないからであり、また1
5重量%より多くすると製品特性に悪影響を及ぼすから
である。
等の必要添加量を5重量%以上としているのは、これよ
り少ないと所望の効果が得られないからであり、また1
5重量%より多くすると製品特性に悪影響を及ぼすから
である。
【0020】これらタルク等は原料調合中の粘土粒子よ
りも大きいものを用いるのが望ましい。具体的には比表
面積で2〜5m2/gのものを用いるのが望ましい。
りも大きいものを用いるのが望ましい。具体的には比表
面積で2〜5m2/gのものを用いるのが望ましい。
【0021】
【実施例】次に本発明の特徴を更に明確にすべく、以下
にその実施例を詳述する。平均粒径1μm以下(S.S.A.
(比表面積):30.7m2/g)の木節粘土にタルク
粉(S.S.A.(比表面積):3.1m2/g)を外割で1
0重量%添加して練土を作った。
にその実施例を詳述する。平均粒径1μm以下(S.S.A.
(比表面積):30.7m2/g)の木節粘土にタルク
粉(S.S.A.(比表面積):3.1m2/g)を外割で1
0重量%添加して練土を作った。
【0022】そして練土の含水率を25〜32%(重量
%)の範囲で変化させて押出成形試験を行い、押出特性
の評価を行った。結果が図1に示してある。但し図中横
軸は固形分の比率を、縦軸は押出圧力を示している。
%)の範囲で変化させて押出成形試験を行い、押出特性
の評価を行った。結果が図1に示してある。但し図中横
軸は固形分の比率を、縦軸は押出圧力を示している。
【0023】この図の結果から、例えば押出成形圧力を
2MPaとするとき、タルク粉を添加することによって
所要の含水率を約2重量%程度低減できること、またタ
ルク粉を添加した場合の方が無添加の場合に比べて含水
率と押出圧力との関係直線の勾配が若干小さくなるこ
と、つまり含水率が変化した場合の所要押出圧力の変化
率が小さくて済み、押出安定性が優れていることが分
る。
2MPaとするとき、タルク粉を添加することによって
所要の含水率を約2重量%程度低減できること、またタ
ルク粉を添加した場合の方が無添加の場合に比べて含水
率と押出圧力との関係直線の勾配が若干小さくなるこ
と、つまり含水率が変化した場合の所要押出圧力の変化
率が小さくて済み、押出安定性が優れていることが分
る。
【0024】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は陶磁器品以外のセラミッ
クス品の湿式押出成形に際して適用することも可能であ
るなど、その主旨を逸脱しない範囲において、当業者の
知識に基づき様々な変更を加えた態様で実施可能であ
る。
くまで一例示であり、本発明は陶磁器品以外のセラミッ
クス品の湿式押出成形に際して適用することも可能であ
るなど、その主旨を逸脱しない範囲において、当業者の
知識に基づき様々な変更を加えた態様で実施可能であ
る。
【図1】本発明の一実施例において得られた含水率(固
形分比率)と押出圧力との関係を従来との比較において
示す図である。
形分比率)と押出圧力との関係を従来との比較において
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 秀輝 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内
Claims (2)
- 【請求項1】 所定含水状態の原料調合物を押出成形す
るに際して、該原料調合物に薄板状珪酸塩鉱物であるタ
ルク,セリサイト,パイロフィライトの1種又は2種以
上を合計量で5〜15重量%添加することを特徴とする
セラミックス品の湿式押出成形方法。 - 【請求項2】 前記薄板状珪酸塩鉱物として比表面積が
2〜5m2/gのものを用いることを特徴とする請求項
1に記載のセラミックス品の湿式押出成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16410492A JPH05330892A (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | セラミックス品の湿式押出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16410492A JPH05330892A (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | セラミックス品の湿式押出成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05330892A true JPH05330892A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15786837
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16410492A Pending JPH05330892A (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | セラミックス品の湿式押出成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05330892A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6144755A (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-04 | 凸版印刷株式会社 | 薄型大面積陶磁板の製造方法 |
| JPH01145360A (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-07 | Yoshiro Miyazaki | 低温焼結高強度焼成物 |
| JPH0416664A (ja) * | 1990-05-11 | 1992-01-21 | Shin Nippon Kagaku Kogyo Co Ltd | 低吸水性大型陶磁器板 |
-
1992
- 1992-05-30 JP JP16410492A patent/JPH05330892A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6144755A (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-04 | 凸版印刷株式会社 | 薄型大面積陶磁板の製造方法 |
| JPH01145360A (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-07 | Yoshiro Miyazaki | 低温焼結高強度焼成物 |
| JPH0416664A (ja) * | 1990-05-11 | 1992-01-21 | Shin Nippon Kagaku Kogyo Co Ltd | 低吸水性大型陶磁器板 |
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