JPH0533271B2 - - Google Patents

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JPH0533271B2
JPH0533271B2 JP61041892A JP4189286A JPH0533271B2 JP H0533271 B2 JPH0533271 B2 JP H0533271B2 JP 61041892 A JP61041892 A JP 61041892A JP 4189286 A JP4189286 A JP 4189286A JP H0533271 B2 JPH0533271 B2 JP H0533271B2
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JP
Japan
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polyurethane
vinyl chloride
parts
molding
chloride polymer
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JP61041892A
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JPS62199642A (ja
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Teruo Furusawa
Katsumi Fujimoto
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Polyurethane Industry Co Ltd filed Critical Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority to JP61041892A priority Critical patent/JPS62199642A/ja
Publication of JPS62199642A publication Critical patent/JPS62199642A/ja
Publication of JPH0533271B2 publication Critical patent/JPH0533271B2/ja
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は塩化ビニル重合体とポリウレタンから
なる複合樹脂成形物の製法に関し、更に詳しく
は、熱間にて成形加工され得る耐衝撃性や柔軟性
に優れ、しかも熱履歴の少ない上記複合樹脂成形
物の製造方法に関する。
従来の技術 塩化ビニル重合体は、工業的に大量に生産され
ており、硬質の各種産業資材用の成形製品のみな
らず、ジオクチルフタレートやジオクチルアジペ
ート等の可塑剤を配合することにより耐衝撃性や
柔軟性が変化せられ、フイルム類、シート類、各
種ホース、ベルト類、被覆電線、レザー、医療用
器具部品及び日用雑貨等の軟質成形製品として広
く用いられている。
しかし、軟質化された塩化ビニル重合体成形物
においては、可塑剤の移行による物性の変化や移
行した可塑剤による汚染の問題があり、耐油性、
耐熱性及び安全衛生性等に難点があるため、その
用途は限定されている。
上記の難点を解決する方法として、ポリウレタ
ンによる塩化ビニル重合体の変性が従来から行わ
れてきた。これはポリウレタンが柔軟性に富み機
械的強度に優れているほか、耐油性、低温下での
耐衝撃性等でも優れているためである。
上記変性手段として、塩化ビニル重合体と熱可
塑性ポリウレタンをポリマーブレンドすることは
既に公知である(特公昭53−29705公報)。しかし
ながら、塩化ビニル重合体と熱可塑性ポリウレタ
ンは、それぞれの軟化温度が相違し、混練処理に
難点があるため熱間成形加工によつて成形物を得
る前に、予めそれらを溶融混練し造粒しておく必
要がある。それ故、上記ポリブレンド品が成形物
となるまでに長時間高温で熱せられるため、熱分
解温度の低い塩化ビニル重合体が劣化したり着色
したりし、成形製品の商品価値を著しく損うとい
う問題があつた。
しかし、このようなポリブレンド品として、例
えば、塩化ビニル重合体(ストレートPVC、重
合度700)70重量部に、シヨアA硬度80の熱可塑
性ポリウレタン(ポリブチレンアジペートジオー
ル/ジフエニルメタン−4,4′−ジイソシアネー
ト/1,4−ブタンジオール組成)30重量部をス
クリユー型押出機を用い溶融混練後、造粒し、こ
れを用いて射出成形したものは、シヨアA硬度73
で、ストレート塩化ビニル重合体をジオクチルフ
タレート可塑剤で同硬度に軟質化させたものと、
ほゞ同程度の伸率(約250%)を示し、かつ、引
張強さ、低温下での耐衝撃性及び耐摩耗性等で優
れており、更に可塑剤の移行による難点、即ち、
長時間使用時の物性変化や汚染等の問題を生じ難
い。
従つて、塩化ビニル重合体のポリウレタンによ
る変性手段として熱履歴の少ない方法が適用でき
るとすれば、性能や商品価値の高い製品が得られ
るわけであり、このような目的の下に種々な変性
方法が試みられてきた。
一例としては、塩化ビニル単量体に熱可塑性ポ
リウレタンを溶解し、後に水系で上記単量体の懸
濁重合を実施し、ポリウレタン変性塩化ビニル重
合体粉末を得て、これを成形に供する方法(特公
昭60−30688公報)があげられる。この方法では、
熱履歴の少ないポリウレタン変性塩化ビニル重合
体が得られるが、塩化ビニル単量体に溶解する上
記熱可塑性ポリウレタンは、組成的に非常に限定
されており概して軟質で軟化点が低いために、製
造工程で粘着によるトラブルが発生し易いという
難点があつた。また、上記方法による変性では、
塩化ビニル重合体に対するポリウレタン成分の配
合量にも限界があり、この面からも組成の多様化
が困難である。
他の変性の例としては、塩化ビニル重合体粉末
にポリエステルポリオールあるいはポリエーテル
ポリオール等のイソシアネートと反応可能な成分
を含浸付着せしめ、これをロール、押出機及び射
出成形機等の溶融混練可能な熱間成形機中でポリ
イソシアネートと反応せしめながら成形する方法
(特公昭59−39464公報)がある。この方法によつ
ても熱履歴の少ないポリウレタン変性塩化ビニル
重合体成形物を得ることができるが、この方法で
は、高分子量のポリウレタンが生成し難いため、
予め高分子化したポリウレタンを用いる前記2方
法に比べ物性が劣り、また、ポリイソシアネート
の架橋反応により、フイツシユアイ状のゲルを生
じたり、未反応ポリオール類のブルーミングやブ
リーデイングにより、成形物が白濁したり、表面
が粘着したりする外観上の問題がある。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、次のようである。
(1) 完全に高分子化したポリウレタンにより塩化
ビニル重合体を変性し、耐衝撃性や柔軟性の優
れた成形物を得ること。
(2) 熱履歴の少ないポリウレタン変性塩化ビニル
重合体よりなる商品価値の高い成形物を得るこ
と。
(3) 硬度や軟化点等の性状の異なる多様なポリウ
レタンを用いて塩化ビニル重合体を変性し、こ
れより多様な性能を有する成形物を得ること。
問題を解決するための手段 本発明は、前記目的を達成すべく、鋭意研究を
重ねた結果なされたもので、塩化ビニル重合体粉
末にポリウレタンエマルジヨンを含浸付着せしめ
た樹脂組成物を成形加工に使用することにより、
従来の問題点を解決し得ることを見出し本発明に
至つたものである。
即ち、本発明は、樹脂成形用材料を用い熱間成
形により成形物を製造する方法において、該樹脂
成形用材料として塩化ビニル重合体粉末にポリウ
レタンエマルジヨンを含浸付着せしめたものを用
いる樹脂成形物の製造方法に関するものである。
本発明は、また、上記樹脂成形用材料に必要に
応じて安定剤、発泡剤、顔料、可塑剤及び充填剤
等を加え、成形前に予備混練し、これを用いて樹
脂成形物を製造する方法に関するものである。
本発明に用いられる塩化ビニル重合体粉末は、
塩化ビニル単独重合体粉末、または塩化ビニルと
少量の共重合可能な1種または、それ以上の単量
体との共重合体粉末であり、その製造方法は、例
えば乳化重合、あるいは懸濁重合によるもので、
直径約0.5〜10ミクロンの単粒子からなる粉末、
あるいは、直径約0.5〜10ミクロンの単粒子が凝
集した直径約10〜100ミクロンの多孔質粒子から
なる粉末である。これらの中、懸濁重合によつて
得られる直径約30〜80ミクロンの多孔質粒子から
なる粉末は、ポリウレタンエマルジヨンを含浸付
着し易いため、特に好適である。
上記における塩化ビニルと共重合可能な単量体
としては、エチレン、プロピレン等のα−オレフ
イン類、酢酸ビニル、ステアリン酸ビニル等のビ
ニルエステル類、メチルビニルエーテル、ラウリ
ルビニルエーテル等のビニルエーテル類、アクリ
ル酸メチル、メタクリル酸メチル等のアクリル酸
及びメタクリル酸のエステル類、メタクリルアミ
ド、アクリロニトリル等のアミド、ニトリル類、
スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類、
及びジアリルフタレート、エチレングリコールジ
メタクリレート等の多官能性単量体を含むもので
ある。
本発明におけるポリウレタンエマルジヨンは、
非イオン性、陰イオン性及び陽イオン性のもので
あり、また、以下に述べるような方法で製造され
るものである。
(1) 転相乳化法 ポリエステルジオールあるいはポリエーテルジ
オール、低分子量のジオールまたはジアミン、及
びジイソシアーネトとを反応させ高分子量の線状
ポリウレタンを合成し、これをトルエン、アセト
ン、テトラヒドロフラン等の有機溶剤に溶解し、
これに乳化剤水溶液を滴下し攪拌して強制乳化さ
せる。後に、有機溶剤を蒸留によつて除去する場
合もある。これによつて、非イオン性エマルジヨ
ンが得られる。
(2) プレポリマー法 末端イソシアネート基を有するプレポリマーを
乳化剤を使用し機械攪拌によつて水中に乳化させ
る。次にエマルジヨン粒子界面で鎖延長剤と反応
させ高分子化させる。乳化剤の種類により非イオ
ン性、陰イオン性及び陽イオン性エマルジヨンの
いずれかが得られる。
(3) 自己乳化法 ポリマー中に親水性基または親水性分子鎖を導
入し、ポリマーを自己乳化型とし、乳化剤を使用
せずにポリウレタンエマルジヨンを得る方法であ
る。
例えば、末端イソシアネート基を有するプレポ
リマーに第三級アミノ基を有するアルコール類
(例えば、ジメチルエタノールアミン、N−ヒド
ロキシエチルモルホリン等)、ポリアミン類(例
えば、ジメチルヒドラジン、ジメチルエチレンジ
アミン等)を反応させ、第四級化剤(例えば、メ
チルブロマイド、エチルクロライド等のハロゲン
化アルキル、アセチルクロライド、ベンゾイルク
ロライド等の酸ハライド、パラトルエンスルホン
酸メチルのようなエステル、カルボン酸、リン
酸、塩酸、硫酸のような酸類)と反応させ水中に
て攪拌し自己乳化させる。この方法では、陽イオ
ン性エマルジヨンが得られる。
また、末端イソシアネート基を有するプレポリ
マーとアルカリ金属のカルボキシレートあるいは
スルホネートからなる基をもつポリアミノ化合物
(例えば、2,5−ジアミノ安息香酸ナトリウム、
3,6−ジアミノナフタレンスルホン酸ナトリウ
ム等)を反応させ、水中にて攪拌し自己乳化させ
る。この方法では、陰イオン性エマルジヨンが得
られる。また、カルボキシル基やスルホン基をも
つポリオールとポリイソシアネートとを反応させ
た後、苛性ソーダを含む水中に注ぎ攪拌して自己
乳化させる方法、スルホン酸基をもつポリイソシ
アネートとポリオールとを反応させた後、第三級
アミンでポリウレタン中のスルホン酸基を第四級
塩化すると同時に水中に注ぎ、攪拌して自己乳化
させる方法等があり、これらはいずれも陰イオン
性エマルジヨンを与える。
上記エマルジヨンの製造に使用されるポリイソ
シアネートは、R(NCO)2(式中、Rは有機の2
官能性基を表わす。)で示される有機ジイソシア
ネートが適当である。特に好ましいジイソシアネ
ートは、上記一般式で表わされるものであるが、
その代表的な例には、テトラメチレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカ
メチレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイ
ソシアネート、1−イソシアネート−3−イソシ
アネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロ
ヘキサン、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、フエニレン
ジイソシアネート、2,4−及び2,6−ジイソ
シアネートトルエン及びこれらの異性体混合物、
2,4′−及び4,4′−ジイソシアネートジフエニ
ルメタン及びこれらの異性体混合物、1,5−ジ
イソシアネートナフタレン等がある。
上記エマルジヨンの製造に使用されるポリオー
ルは、分子量300〜6000、好ましくは500〜3000を
有し、イソシアネートのポリ付加反応において二
官能性であり、イソシアネートと反応する量を含
有するものである。これらは、ジカルボン酸(例
えば、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸等)と
ジオール(例えば、エチレングリコール、プロパ
ンジオール、ジエチレングリコール、1,3−及
び1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,8−オクタンジオール、2−メチル
−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール、1,4−ビス(ヒ
ドロキシメチル)シクロヘキサン等)から得られ
るポリウレタン化学で公知のジヒドロキシポリエ
ステル類、ポリウレタン化学で公知のポリラクト
ン類、例えば、上記のジオール等を開始剤とする
ε−カプロラクトン及びδ−バレロラクトン等を
付加重合せるポリマー類、ポリウレタン化学で公
知のポリエーテル類、例えば、二価の開始剤分子
として、水、上記ジオール、第一級アミノ基を有
するモノアミン、第二級アミノ基を有するジアミ
ン、アミノアルコール等を用いて製造されるスチ
レンオキシド、エチレンオキシド、プロピレンオ
キシド、テトラヒドロフラン及びエピクロルヒド
リン等の開環重合によつて得られるポリマー類、
またはコポリマー類、ポリウレタン化学で公知の
ポリアセタール類、例えば、上記ジオールとホル
ムアルデヒドから得られるもの、ポリウレタン化
学で公知のポリカーボネート類、例えば、上記ジ
オールとジフエニルカーボネートあるいはジアル
キルカーボネートから得られるポリマー類、ポリ
ウレタン化学で公知のその他のポリオール類、例
えば、ジオールのリシノレート類、ポリジエンポ
リオール類、ポリオレフインポリオール類、ポリ
シロキサンポリオール類等である。
特に好適な上記ポリオールとしては、ジヒドロ
キシポリエステル、ジヒドロキシポリラクトン、
ジヒドロキシポリエーテル及びジヒドロキシポリ
カーボネートである。
また、上記のような高分子量のポリオールを用
いずに、専ら分子量300以下の低分子量ポリオー
ル、あるいは該高分子量のポリオールと該低分子
量のポリオールの混合物を用いることもできる。
また、三官能性以上のポリオールまたは、ポリ
イソシアネートもエマルジヨン製造に支障のない
限度量以下で使用できる。
本発明の方法において、樹脂成形用材料とし
て、塩化ビニル重合体粉末100重量部に対してポ
リウレタンエマルジヨン中の樹脂分として10重量
部から110重量部の割合で含浸付着せしめたもの
が使用できる。
上記の場合、ポリウレタン樹脂分が10重量部よ
り少ないと柔軟性や耐衝撃性等の性能の向上が見
られない。また、110重量部より多くなると該成
形材料が粘着性を有するようになり成形加工にお
いて取扱い難いものとなる。
本発明の方法における樹脂成形用材料は、塩化
ビニル粉末とポリウレタンエマルジヨンを20〜
100℃の温度で、リボンブレンダー、ヘンシエル
ミキサー、ナウタミキサー、プラネタリーミキサ
ー、ポニーミキサー、ワーナー型ニーダー、バン
バリー型ミキサー等の一般に用いられている混合
装置で均一に含浸付着するまで混合を継続するこ
とにより基本的に得られるが、減圧下に水分等の
蒸散成分を除去しながら、あるいは、加圧板にて
混合物を加圧しながら混合することもできる。
これにより、塩化ビニル重合体粉末とポリウレ
タンエマルジヨンの量比により、粉末状、粘土状
あるいはスラリー状として得られる。
また、上記において、必要に応じて塩化ビニル
工業で公知の安定剤、発泡剤、顔料、可塑剤、充
填剤、その他の添加剤と混合して、直ちに成形に
用いるか、または、押出機、バンバリー型ミキサ
ーあるいは、その他の適当な混練装置で溶融混練
工程を経てから成形に用いる。
本発明の方法における成形物は、上記樹脂成形
材料を、必要に応じて50〜120℃の温度で乾燥し、
熱可塑性樹脂に対して一般的に用いられている実
質的にすべて方法によつて成形加工できる。例え
ば、カレンダー加工に適用し、引出されたシート
状物は、次で引取ロール等を経てそのまゝ製品と
することもできるが、織物や帆布の上に貼合せカ
レンダー機等のロールで圧着積層して能率よくシ
ートとすることができる。射出及び圧縮成形によ
つては、モールド成形品が得られる。押出によつ
て、フイルム、チユーブ、複雑な断面を有する形
状物が得られる。この場合、ホース、電線及びそ
の他の基材の被覆のためにクロスヘツド押出も可
能である。粉末状成形材料は、浸漬、トランスフ
アー、ローラー及びナイフコーテイングのような
塗布、接着加工に使用できる。スラリー状または
プラスチゾル状の成形材料も粉末状のもの同様な
成形加工方法が適用できる。
発明の応用分野 本発明の方法は、窓わく、自動車内装部材、支
持柱、ガスケツト、ホース、レザー、農業用フイ
ルム、血液輸送管、血液バツグ、電線被覆材、コ
ンベヤベルト、靴底等の製品製造に適用でき、工
業的にみて極めて有用である。
実施例 以下、実施例によつて本発明を説明する。な
お、実施例中の「部」、「%」は、特に断わらない
限り重量率を表わすものとする。
実施例 1 パラプレン22S(熱可塑性ポリウレタンエラス
トマー、日本ポリウレタン工業製)ペレツト100
部をテトラヒドロフラン80部とアセトン120部か
らなる混合溶剤で溶解後、モノゲンY−500(ラウ
リルスルホン酸ナトリウム系乳化剤、第一工業薬
品製)5部を加え、ホモジナイザーで激しく攪拌
しながら水250部を滴下して乳化させた。この乳
化液からテトラヒドロフラン及びアセトンを留去
して、固形分40%の水分散液を得る。
上記水分散液100部、リユーロン700D(懸濁重
合塩化ビニル重合体、東洋曹達工業製)200部、
ステアリン酸カルシウム2部及びステアリン酸亜
鉛2部をリボンブレンダーにて混合し、ポリウレ
タンエマルジヨン含浸塩化ビニル重合体粉末を得
る。上記粉末を150℃に加熱された混練用二本ロ
ールで混練すると、水分を蒸散した後、半透明乳
白色のシートが得られる。このシートを150℃に
加熱されたプレスで加圧し、平滑な面をもつ1mm
厚のシートとした。シート物性は、100%モジユ
ラス180Kg/cm2、引張強さ350Kg/cm2、伸び250%
であり、このシートは折り曲げても破壊しなかつ
た。シート外観は、乳白色半透明で熱黄変は全く
みられなかつた。
比較例 1 パラプレン22Sペレツト40部、リユーロン
700D200部、ステアリン酸カルシウム2部及びス
テアリン酸亜鉛2部を容器中で振とう混合し、
150℃に加熱された混練用二本ロールで混練を開
始したが、シート状にするためには、ロールを
160℃まで昇温しなければならなかつた。このシ
ートを155℃に加熱されたプレスで加圧して、平
滑な面をもつ1mm厚のシートとした。シート物性
は、100%モジユラス175Kg/cm2、引張強さ370
Kg/cm2、伸び270%で、実施例1のシートとほゞ
同様の物性を示したが、シート外観は半透明黄褐
色で熱黄変が顕著であつた。
実施例 2 アイゼラツクス4040N(固形分50%、陰イオン
性ポリウレタンエマルジヨン、保土谷化学工業
製)100部、リユーロン700D200部、ステアリン
酸バリウム2部及びジブチル錫ジラウレート1部
をリボンブレンダーにて混合し、ポリウレタンエ
マルジヨン含浸塩化ビニル重合体粉末を得る。こ
の粉末を105℃に加熱せるタンブラー型ドライヤ
ーで30分乾燥した。この成形材料をスクリユーイ
ンライン式射出成形機(L/D=20/1、スクリ
ユー回転数40rpm)で成形した。金型は、引張試
験片と衝撃試験片用のもので平ゲートをもつもの
とした。成形条件は、圧縮比3,2、射出圧力
1000Kg/cm2、シリンダー温度165℃、金型温度55
℃である。射出成形時の成形材料の供給は、ホツ
パーより順調に行うことができ、成形品は均一な
乳白色の外観をもつものであつた。成形品の物性
は、100%モジユラス150Kg/cm2、引張強さ240
Kg/cm2、伸び290%、アイゾツト衝撃強さ(ノツ
チ付)5.5Kg・cm/cmであつた。上記とほゞ同様
の条件で成形したリューロン700Dの物性は、引
張強さ590Kg/cm2、伸び9%、アイゾツト衝撃強
さ(ノツチ付)0.5Kg・cm/cmであつた。
比較例 2 パラプレン22Sペレツト40部、リユーロン
700D200部、ステアリン酸バリウム2部及びジブ
チル錫ジラウレート1部を容器中で振とう混合
し、実施例2と同様にして射出成形を行なつた。
成形条件としてシリンダー温度を175℃に変更す
ることにより成形可能となつた。成形品の外観は
不均一で、ポリウレタン成分と塩化ビニル重合体
の混和が十分でないことがわかつた。
実施例 3 実施例2の成形材料をシリンダー温度167℃に
保つたシングルスクリユー型押出機(L/D=
22/1、スクリユー回転数32rpm)で押出し、ス
トランド状にカツテイングして成形用ペレツトと
した。この成形材料を用い、実施例2と同様にし
て射出成形した。成形品は、均一な乳白色の外観
をもつものであり、その物性は、100%モジユラ
ス147Kg/cm2、引張強さ260Kg/cm2、伸び310%、
アイゾツト衝撃強さ(ノツチ付)5.7Kg・cm/cm
であつた。
実施例 4 ニツポラン4070(ポリエステルジオール、水酸
基価56.0、酸価0.3、日本ポリウレタン工業製)
200gとアデカポリエーテルCM294(ポリエーテ
ルジオール、水酸基価39.5、旭電化工業製)10g
を密閉反応容器中に仕込み、100℃、10mmHg減
圧下で30分間攪拌して脱水を行つた後、1,6−
ヘキサメチレンジイソシアネート40gを加え、内
容物のイソシアネート基含有率が4.5%となるま
で100℃において攪拌し、反応させる。次に、上
記内容物を65℃まで冷却してから、無水アセトン
200gを加え、次に、N−メチルジエタノールア
ミン4gを加え65℃で2時間攪拌する。更に、ア
セトン100gと1−アミノメチル−5−アミノ−
1,3,3,−トリメチルシクロヘキサン11gを
加え、65℃で2時間攪拌後、アセトン100部で稀
釈する。溶液中のイソシアネート基含有率が0.02
ミリ当量/g以下となつてから、オルトリン酸
(濃度85%)10gを加える。次に50℃に加熱した
水500gを加えて激しく攪拌し乳化させた後、ア
セトンを水流ポンプで留去して、固形分35%の陽
イオン性ポリウレタンエマルジヨンを得る。
上記エマルジヨン150部、リユーロン720(乳化
重合塩化ビニル重合体、東洋曹達工業製)50部、
ステアリン酸亜鉛1部及びステアリン酸バリウム
1部をプラネタリーミキサーで混合し、スラリー
状物を得た。
次に、スラリー状成形材料をポリエステル帆布
上にドクターナイフで塗布し、110℃に加熱され
たオーブンを3分間かけて通過させた。同様の操
作を2回行い、塗膜厚が300μとなるように調整
した。次に180℃に加熱されたオーブンを6分間
かけて通過させ塗膜を溶融させた後、冷却して巻
取つた。得られた樹脂被覆含浸帆布は、可撓性に
優れ塗布面が均一な乳白色を呈しており、搬送ベ
ルト、包装材料及び建材として好適なものであ
る。
実施例 5 アイゼラツクス4040N100部、リユーロン720
200部、エポキシ化大豆油2部、ステアリン酸カ
ルシウム1部、ステアリン酸亜鉛1部、カーボン
ブラツク0.1部、フタロシアニングリーン顔料0.5
部をプラネタリーミキサー中に仕込み、105℃、
10mmHg減圧下で30分間混練した。次に内容物を
30℃に冷却してからジオクチルフタレート150部
を加え混練を5分行い、粘稠なゾル状物を得た。
このものをポリエステル帆布上にドクターナイフ
で塗布し(目付量150g/m2)、180℃オーブン中
を6分間で通過させ、樹脂含浸帆布を得た。この
帆布は、可撓性に優れ、しかも水を透過しないた
め防水布として好適なものである。
発明の効果 本発明による成形材料製造方法によると、製造
工程での熱による着色や劣化がなく、任意の硬度
に調整することができると同時に、可塑剤の使用
を無くするか、その使用量を低減せしめるため
に、耐油性及び耐熱性等で優れた物性を付与せし
め得る等の効果を有する。また、樹脂の混和が容
易に行えるため、成形時の樹脂劣化が低減される
と同時に成形工程を簡略化できる等の効果を有す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 樹脂成形用材料を用い熱間成形により成形物
    を製造する方法において、該樹脂成形用材料が塩
    化ビニル重合体粉末にポリウレタンエマルジヨン
    を含浸付着せしめたものであることを特徴とする
    樹脂成形物の製造方法。 2 樹脂成形用材料に必要に応じて安定剤、発泡
    剤、顔料、可塑剤、充填剤等と予備混練すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。
JP61041892A 1986-02-28 1986-02-28 樹脂成形物の製造方法 Granted JPS62199642A (ja)

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