JPH05339214A - α−(アミノフェニル)エチルアミンの製造方法 - Google Patents
α−(アミノフェニル)エチルアミンの製造方法Info
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- JPH05339214A JPH05339214A JP14393992A JP14393992A JPH05339214A JP H05339214 A JPH05339214 A JP H05339214A JP 14393992 A JP14393992 A JP 14393992A JP 14393992 A JP14393992 A JP 14393992A JP H05339214 A JPH05339214 A JP H05339214A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高純度のα−(アミノフェニル)エチルアミ
ンを高収率で得る方法を提供する。 【構成】 ニトロアセトフェノンオキシムを炭酸ガスの
存在下に、接触還元することを特徴とするα−(アミノ
フェニル)エチルアミンの製造方法。
ンを高収率で得る方法を提供する。 【構成】 ニトロアセトフェノンオキシムを炭酸ガスの
存在下に、接触還元することを特徴とするα−(アミノ
フェニル)エチルアミンの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、α−(アミノフェニ
ル)エチルアミンの製造方法に関し、特に、工業的に実
施するうえで極めて有利な方法を提供するものである。
ル)エチルアミンの製造方法に関し、特に、工業的に実
施するうえで極めて有利な方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】α−(アミノフェニル)エチルアミン
は、エポキシ樹脂の硬化剤、ポリウレタン樹脂またはポ
リウレア樹脂の硬化剤として特徴ある性能が期待され
る。また、ポリアミド、ポリイミドの原料およびこれを
ホスゲン化することにより、アミノ基がイソシアナート
基に変換したジイソシアナートを提供することができ
る。そのうえ、α−(アミノフェニル)エチルアミンの
有する二個のアミノ基は、一つはベンゼン環に直結し、
他はメチル基でヒンダートされた形で二級炭素について
いるため、両者が異なる性質を示し、それにより、この
化合物およびこれから誘導されるジイソシアナートが特
徴ある性能を持つことが期待される。
は、エポキシ樹脂の硬化剤、ポリウレタン樹脂またはポ
リウレア樹脂の硬化剤として特徴ある性能が期待され
る。また、ポリアミド、ポリイミドの原料およびこれを
ホスゲン化することにより、アミノ基がイソシアナート
基に変換したジイソシアナートを提供することができ
る。そのうえ、α−(アミノフェニル)エチルアミンの
有する二個のアミノ基は、一つはベンゼン環に直結し、
他はメチル基でヒンダートされた形で二級炭素について
いるため、両者が異なる性質を示し、それにより、この
化合物およびこれから誘導されるジイソシアナートが特
徴ある性能を持つことが期待される。
【0003】α−(アミノフェニル)エチルアミンを製
造する方法としては、m−ニトロアセトフェノンを出発
物質として、触媒およびアンモニアの存在下で接触水素
化反応を行うことにより、一段階でジアミンを得る方法
がある(特開平2−145548号公報)。しかしなが
ら、この方法は、一段階反応である点では有利である
が、アンモニアや触媒の使用量が多いうえに、下記式
(III)(化3)で表されるα−(アミノフェニル)エチ
ルアルコールが多く副生するという欠点があった。
造する方法としては、m−ニトロアセトフェノンを出発
物質として、触媒およびアンモニアの存在下で接触水素
化反応を行うことにより、一段階でジアミンを得る方法
がある(特開平2−145548号公報)。しかしなが
ら、この方法は、一段階反応である点では有利である
が、アンモニアや触媒の使用量が多いうえに、下記式
(III)(化3)で表されるα−(アミノフェニル)エチ
ルアルコールが多く副生するという欠点があった。
【化3】 (式中、アミノ基はo−位、m−位またはp−位であ
る)本発明者らは、m−ニトロアセトフェノンを出発物
質として、パラジウム、ロジウム、白金等の貴金属触媒
の存在下に接触水素化反応を行い、m−アミノアセトフ
ェノンとした後、反応液からこれらの触媒を取り除い
て、ラネーニッケル、ラネーコバルト、ニッケル−ケイ
ソウ土等の触媒、弱酸または弱酸のアンモニウム塩等の
アルコール化抑制剤及びアンモニアの存在下で、還元ア
ミノ化反応を行って、α−(アミノフェニル)エチルア
ミンを製造する方法を先に提案した(特開平3−937
49号公報)。しかしながら、この方法では、α−(ア
ミノフェニル)エチルアルコールの副生は抑制されるも
のの、オートクレーブ中で高圧接触還元を行うため、装
置が高価なうえ、容積効率が低い等の欠点があった。
る)本発明者らは、m−ニトロアセトフェノンを出発物
質として、パラジウム、ロジウム、白金等の貴金属触媒
の存在下に接触水素化反応を行い、m−アミノアセトフ
ェノンとした後、反応液からこれらの触媒を取り除い
て、ラネーニッケル、ラネーコバルト、ニッケル−ケイ
ソウ土等の触媒、弱酸または弱酸のアンモニウム塩等の
アルコール化抑制剤及びアンモニアの存在下で、還元ア
ミノ化反応を行って、α−(アミノフェニル)エチルア
ミンを製造する方法を先に提案した(特開平3−937
49号公報)。しかしながら、この方法では、α−(ア
ミノフェニル)エチルアルコールの副生は抑制されるも
のの、オートクレーブ中で高圧接触還元を行うため、装
置が高価なうえ、容積効率が低い等の欠点があった。
【0004】また、ニトロアセトフェノンからオキシム
を合成し、これをラネーニッケル触媒およびアンモニア
の存在下、接触水素化反応を行いα−(アミノフェニ
ル)エチルアミンを製造する方法が出願されている(Ge
r.(East)83573)。しかし、この方法では、130Kg/cm
2・G と非常に高い圧力で反応を行っており、しかも装
置が高価なうえ、容積効率が低い等の欠点があった。
を合成し、これをラネーニッケル触媒およびアンモニア
の存在下、接触水素化反応を行いα−(アミノフェニ
ル)エチルアミンを製造する方法が出願されている(Ge
r.(East)83573)。しかし、この方法では、130Kg/cm
2・G と非常に高い圧力で反応を行っており、しかも装
置が高価なうえ、容積効率が低い等の欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような欠点を克服し、高収率で、しかも高純度のα−
(アミノフェニル)エチルアミンを得る製造方法を提供
することである。
のような欠点を克服し、高収率で、しかも高純度のα−
(アミノフェニル)エチルアミンを得る製造方法を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく、鋭意検討した結果、ニトロアセトフェ
ノンから容易に製造できる、ニトロアセトフェノンオキ
シムを原料とし、これを炭酸ガスの存在下に還元触媒を
用いて接触還元することにより、高収率で、高純度のα
−(アミノフェニル)エチルアミンを製造することがで
きることを見い出し、本発明を完成するに到った。すな
わち、本発明は、一般式(I)(化4)
的を達成すべく、鋭意検討した結果、ニトロアセトフェ
ノンから容易に製造できる、ニトロアセトフェノンオキ
シムを原料とし、これを炭酸ガスの存在下に還元触媒を
用いて接触還元することにより、高収率で、高純度のα
−(アミノフェニル)エチルアミンを製造することがで
きることを見い出し、本発明を完成するに到った。すな
わち、本発明は、一般式(I)(化4)
【0007】
【化4】 (式中、ニトロ基はo−位、m−位またはp−位であ
る)で表されるニトロアセトフェノンオキシムを炭酸ガ
スの存在下に、接触還元することを特徴とする一般式
(II)(化5)で表されるα−(アミノフェニル)エチ
ルアミンの製造方法に関するものである。
る)で表されるニトロアセトフェノンオキシムを炭酸ガ
スの存在下に、接触還元することを特徴とする一般式
(II)(化5)で表されるα−(アミノフェニル)エチ
ルアミンの製造方法に関するものである。
【0008】
【化5】 (式中、アミノ基はo−位、m−位またはp−位であ
る)本発明の方法によれば、有機溶剤中、炭酸ガスの存
在下に接触還元を行い、炭酸ガスが水の存在によって炭
酸となるので、α−(アミノフェニル)エチルアミンの
炭酸塩として安定な形で生成物を得ることができる。本
発明では、ニトロアセトフェノンオキシムの還元におい
て、炭酸ガスがニトロ基等の還元によって生成する水に
より炭酸となるので、反応系内に炭酸ガスを導入させる
だけで、還元時に生成するアミン、イミン類等の各種中
間体を、炭酸塩として安定化させることにより、分解や
副反応が抑制される。その結果、ニトロ基のアミノ基へ
の還元とオキシム基のα−アミノエチル基への還元が速
やかに進行し、目的物であるα−(アミノフェニル)エ
チルアミンが高収率で製造できる。
る)本発明の方法によれば、有機溶剤中、炭酸ガスの存
在下に接触還元を行い、炭酸ガスが水の存在によって炭
酸となるので、α−(アミノフェニル)エチルアミンの
炭酸塩として安定な形で生成物を得ることができる。本
発明では、ニトロアセトフェノンオキシムの還元におい
て、炭酸ガスがニトロ基等の還元によって生成する水に
より炭酸となるので、反応系内に炭酸ガスを導入させる
だけで、還元時に生成するアミン、イミン類等の各種中
間体を、炭酸塩として安定化させることにより、分解や
副反応が抑制される。その結果、ニトロ基のアミノ基へ
の還元とオキシム基のα−アミノエチル基への還元が速
やかに進行し、目的物であるα−(アミノフェニル)エ
チルアミンが高収率で製造できる。
【0009】本発明において使用される一般式(I)で
表されるニトロアセトフェノンオキシムは、o−ニトロ
アセトフェノンオキシム、m−ニトロアセトフェノンオ
キシム、p−ニトロアセトフェノンオキシムであり、こ
れらは単独又は、二種類以上混合して用いても良い。ニ
トロアセトフェノンオキシムは、対応するニトロアセト
フェノンを工業的に安価なヒドロキシアミンと反応させ
ることにより容易に製造することができる。
表されるニトロアセトフェノンオキシムは、o−ニトロ
アセトフェノンオキシム、m−ニトロアセトフェノンオ
キシム、p−ニトロアセトフェノンオキシムであり、こ
れらは単独又は、二種類以上混合して用いても良い。ニ
トロアセトフェノンオキシムは、対応するニトロアセト
フェノンを工業的に安価なヒドロキシアミンと反応させ
ることにより容易に製造することができる。
【0010】本発明において使用される炭酸ガスは、あ
らかじめ原料とともに装入するか、あるいは反応中、適
宜加えても良い。炭酸ガスの使用量は、原料のニトロア
セトフェノンオキシムに対して0.5当量以上用い、好
ましくは1〜10当量の範囲で使用するのが適当であ
る。
らかじめ原料とともに装入するか、あるいは反応中、適
宜加えても良い。炭酸ガスの使用量は、原料のニトロア
セトフェノンオキシムに対して0.5当量以上用い、好
ましくは1〜10当量の範囲で使用するのが適当であ
る。
【0011】本発明で使用される有機溶媒としては、メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、メチル
セロソルブ、エチルセロソルブ、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ジグライム、テトラグライム、
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のアルコール類、グ
リコール類、エーテル類が好ましいが、場合によって
は、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、
酢酸エチル、酢酸ブチル、ジクロロメタン、クロロホル
ム、1,1,2−トリクロロエタン等の脂肪族炭化水素
類、芳香族炭化水素類、エステル類、ハロゲン化炭化水
素類も使用することができる。これらの有機溶媒は単独
で用いても、二種類以上混合して用いてもよく、また、
含水溶剤を使用してもよい。溶剤の使用量は、特に限定
されないが、通常、原料に対して1〜15重量倍で十分
である。
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、メチル
セロソルブ、エチルセロソルブ、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ジグライム、テトラグライム、
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のアルコール類、グ
リコール類、エーテル類が好ましいが、場合によって
は、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、
酢酸エチル、酢酸ブチル、ジクロロメタン、クロロホル
ム、1,1,2−トリクロロエタン等の脂肪族炭化水素
類、芳香族炭化水素類、エステル類、ハロゲン化炭化水
素類も使用することができる。これらの有機溶媒は単独
で用いても、二種類以上混合して用いてもよく、また、
含水溶剤を使用してもよい。溶剤の使用量は、特に限定
されないが、通常、原料に対して1〜15重量倍で十分
である。
【0012】本発明において使用される還元触媒として
は、一般に使用されている還元触媒、例えば、ニッケ
ル、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、コバル
ト、銅等が挙げられる。工業的には、ラネーニッケル触
媒およびパラジウム触媒を使用するのが好ましい。これ
らの触媒は、金属の状態でも使用することができるが、
通常はカーボン、硫酸バリウム、シリカゲル、アルミナ
等の単体表面に付着させて用いられる。さらに、ニッケ
ル、コバルト、銅等はラネー触媒としても用いられる。
触媒の使用量は、原料のニトロアセトフェノンオキシム
に対して、金属として0.01〜30重量%の範囲であり、
通常、ラネー触媒として用いる場合は2〜20重量%、
単体に付着させる場合では0.05〜5重量%の範囲であ
る。また、本発明の方法においては、触媒は回収後、繰
り返し使用が可能であり、経済的にも極めて有利であ
る。
は、一般に使用されている還元触媒、例えば、ニッケ
ル、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、コバル
ト、銅等が挙げられる。工業的には、ラネーニッケル触
媒およびパラジウム触媒を使用するのが好ましい。これ
らの触媒は、金属の状態でも使用することができるが、
通常はカーボン、硫酸バリウム、シリカゲル、アルミナ
等の単体表面に付着させて用いられる。さらに、ニッケ
ル、コバルト、銅等はラネー触媒としても用いられる。
触媒の使用量は、原料のニトロアセトフェノンオキシム
に対して、金属として0.01〜30重量%の範囲であり、
通常、ラネー触媒として用いる場合は2〜20重量%、
単体に付着させる場合では0.05〜5重量%の範囲であ
る。また、本発明の方法においては、触媒は回収後、繰
り返し使用が可能であり、経済的にも極めて有利であ
る。
【0013】本発明の接触還元の一般的な実施態様とし
ては、原料を溶剤に溶解、もしくは懸濁させた状態下に
触媒を加え、次に、所定量の炭酸ガスをあらかじめ全量
加えるか、あるいは適宜導入しながら、所定の温度で水
素を圧入等の方法で導入して吸収が停止するまで反応さ
せる。反応温度は特に制限はなく、一般的には、0〜1
50℃の範囲、特に、10〜80℃が望ましい。また、
反応圧力は通常、常圧〜50Kg/cm2・G でよい。反応終
了後、反応生成物が、溶解状態にある場合は、濾過して
触媒を除き、苛性ソーダ、苛性カリ、アンモニア、トリ
エチルアミン等で中和処理した後、減圧下に蒸留精製し
て高純度のα−(アミノフェニル)エチルアミンを得る
ことができる。また、反応生成物が、析出状態にある場
合は、濾過して鉱酸塩として単離精製した後中和して、
高純度のα−(アミノフェニル)エチルアミンを得るこ
とができる。
ては、原料を溶剤に溶解、もしくは懸濁させた状態下に
触媒を加え、次に、所定量の炭酸ガスをあらかじめ全量
加えるか、あるいは適宜導入しながら、所定の温度で水
素を圧入等の方法で導入して吸収が停止するまで反応さ
せる。反応温度は特に制限はなく、一般的には、0〜1
50℃の範囲、特に、10〜80℃が望ましい。また、
反応圧力は通常、常圧〜50Kg/cm2・G でよい。反応終
了後、反応生成物が、溶解状態にある場合は、濾過して
触媒を除き、苛性ソーダ、苛性カリ、アンモニア、トリ
エチルアミン等で中和処理した後、減圧下に蒸留精製し
て高純度のα−(アミノフェニル)エチルアミンを得る
ことができる。また、反応生成物が、析出状態にある場
合は、濾過して鉱酸塩として単離精製した後中和して、
高純度のα−(アミノフェニル)エチルアミンを得るこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。 実施例1 50℃の温水5リットルに、m−ニトロアセトフェノン
495.5g(3モル)を加え、次に、撹伴しながら5
0%ヒドロキシアミン水溶液(日進化工社品)218g
(3.3モル)を滴下した。同温度で3時間撹伴した
後、室温まで冷却して濾過し、水洗、乾燥によりm−ニ
トロアセトフェノンオキシム530gを得た(収率9
8.1%、融点129〜130℃)。得られたm−ニト
ロアセトフェノンオキシム18.0g(0.1モル)と
固体炭酸ガス22g(0.5モル)、ラネーニッケル触
媒1gおよびメタノール150mlをオートクレーブに
装入し、激しく撹伴しながら温度20〜25℃、水素圧
20〜30Kg/cm2・G に保って水素を導入し、水素の吸
収が停止するまで9時間反応させた。反応終了後、反応
液を冷却し濾過して触媒を除いた後、苛性ソーダ6g
(0.15モル)を加え蒸留したところ、ガスクロマト
グラフィーによる純度99%のα−(3−アミノフェニ
ル)エチルアミン12.3g(収率90.3%)を得
た。
説明するが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。 実施例1 50℃の温水5リットルに、m−ニトロアセトフェノン
495.5g(3モル)を加え、次に、撹伴しながら5
0%ヒドロキシアミン水溶液(日進化工社品)218g
(3.3モル)を滴下した。同温度で3時間撹伴した
後、室温まで冷却して濾過し、水洗、乾燥によりm−ニ
トロアセトフェノンオキシム530gを得た(収率9
8.1%、融点129〜130℃)。得られたm−ニト
ロアセトフェノンオキシム18.0g(0.1モル)と
固体炭酸ガス22g(0.5モル)、ラネーニッケル触
媒1gおよびメタノール150mlをオートクレーブに
装入し、激しく撹伴しながら温度20〜25℃、水素圧
20〜30Kg/cm2・G に保って水素を導入し、水素の吸
収が停止するまで9時間反応させた。反応終了後、反応
液を冷却し濾過して触媒を除いた後、苛性ソーダ6g
(0.15モル)を加え蒸留したところ、ガスクロマト
グラフィーによる純度99%のα−(3−アミノフェニ
ル)エチルアミン12.3g(収率90.3%)を得
た。
【0015】実施例2 溶媒に塩化メチレンを用いた以外は実施例1と同様の操
作で反応を行った。反応終了後、析出している結晶を触
媒とともに濾過し、この結晶をイソプロパノールにより
再結晶し、α−(3−アミノフェニル)エチルアミン炭
酸塩14.8g(収率56.9%)を得た。
作で反応を行った。反応終了後、析出している結晶を触
媒とともに濾過し、この結晶をイソプロパノールにより
再結晶し、α−(3−アミノフェニル)エチルアミン炭
酸塩14.8g(収率56.9%)を得た。
【0016】実施例3 メタノール1350mlにp−ニトロアセトフェノン4
95.5g(3モル)を溶解させ、次に反応温度を30
℃に保ちながら、塩酸ヒドロキシアミン241g(3.
3モル)と水300mlからなる水溶液を30分かけて
滴下した。ひきつづき、同温度で2時間撹伴した後、水
2000mlで希釈した。析出した白色結晶を濾過、水
洗して乾燥したところ514gのp−ニトロアセトフェ
ノンオキシム(収率95.1%)を得た。得られたp−
ニトロアセトフェノンオキシム18.0g(0.1モ
ル)を、5%Pd−C触媒0.35gおよびイソプロピ
ルアルコール100mlとともにガラス製密封容器に装
入し、炭酸ガスを毎分30mlの割合で通気させなが
ら、激しく撹伴しながら水素を導入した。反応温度を2
5〜40℃に保ちながら水素の吸収が停止するまで12
時間反応を続けた。反応終了後、この反応液を濾過して
触媒を除いた後、減圧濃縮して大部分のイソプロピルア
ルコールを留去させたところ黄色粘調な液体が得られ
た。これに25%苛性ソーダ水溶液32g(0.2モ
ル)を加え、中和すると溶液は2層に分離し、下層の無
色透明な水溶液を抜き取ると褐色油状の粗α−(4−ア
ミノフェニル)エチルアミンが得られた。該褐色油状の
粗α−(4−アミノフェニル)エチルアミンを真空蒸留
して留分11.7g(収率85.9%)を得た。ガスク
ロマトグラフィーによる純度は99%であった。
95.5g(3モル)を溶解させ、次に反応温度を30
℃に保ちながら、塩酸ヒドロキシアミン241g(3.
3モル)と水300mlからなる水溶液を30分かけて
滴下した。ひきつづき、同温度で2時間撹伴した後、水
2000mlで希釈した。析出した白色結晶を濾過、水
洗して乾燥したところ514gのp−ニトロアセトフェ
ノンオキシム(収率95.1%)を得た。得られたp−
ニトロアセトフェノンオキシム18.0g(0.1モ
ル)を、5%Pd−C触媒0.35gおよびイソプロピ
ルアルコール100mlとともにガラス製密封容器に装
入し、炭酸ガスを毎分30mlの割合で通気させなが
ら、激しく撹伴しながら水素を導入した。反応温度を2
5〜40℃に保ちながら水素の吸収が停止するまで12
時間反応を続けた。反応終了後、この反応液を濾過して
触媒を除いた後、減圧濃縮して大部分のイソプロピルア
ルコールを留去させたところ黄色粘調な液体が得られ
た。これに25%苛性ソーダ水溶液32g(0.2モ
ル)を加え、中和すると溶液は2層に分離し、下層の無
色透明な水溶液を抜き取ると褐色油状の粗α−(4−ア
ミノフェニル)エチルアミンが得られた。該褐色油状の
粗α−(4−アミノフェニル)エチルアミンを真空蒸留
して留分11.7g(収率85.9%)を得た。ガスク
ロマトグラフィーによる純度は99%であった。
【0017】実施例4 メタノール150mlにo−ニトロアセトフェノン5
7.8g(0.35モル)を溶解させ、次に、温度を3
0℃に保ちながら塩酸ヒドロキシアミン27.8g
(0.38モル)と水35mlからなる水溶液を30分
かけて適下した。ひきつづき同温度で2時間撹伴した
後、水300mlで希釈した。析出した白色結晶を濾
過、水洗して乾燥したところ56.8gのo−ニトロア
セトフェノンオキシム(収率90%)を得た。得られた
o−ニトロアセトフェノンオキシム18.0g(0.1
モル)を、5%Pd−C触媒0.83gおよびテトラヒ
ドロフラン100mlとともにオートクレーブに装入
し、炭酸ガスを5Kg/cm2・G の圧力になるまで導入し
た。次に、激しく撹伴しながら、温度25〜35℃で圧
力を20〜30Kg/cm2・G に保ちながら、水素を導入し
て、水素の吸収が停止するまで8時間反応を行った。反
応終了後、反応液を濾過して触媒を除き、これに苛性ソ
ーダ8g(0.2モル)を加え蒸留したところ、ガスク
ロマトグラフィーによる純度が99%のα−(2−アミ
ノフェニル)エチルアミン9.9gを得た(収率72.
7%、沸点90〜92℃/1mmHg)。
7.8g(0.35モル)を溶解させ、次に、温度を3
0℃に保ちながら塩酸ヒドロキシアミン27.8g
(0.38モル)と水35mlからなる水溶液を30分
かけて適下した。ひきつづき同温度で2時間撹伴した
後、水300mlで希釈した。析出した白色結晶を濾
過、水洗して乾燥したところ56.8gのo−ニトロア
セトフェノンオキシム(収率90%)を得た。得られた
o−ニトロアセトフェノンオキシム18.0g(0.1
モル)を、5%Pd−C触媒0.83gおよびテトラヒ
ドロフラン100mlとともにオートクレーブに装入
し、炭酸ガスを5Kg/cm2・G の圧力になるまで導入し
た。次に、激しく撹伴しながら、温度25〜35℃で圧
力を20〜30Kg/cm2・G に保ちながら、水素を導入し
て、水素の吸収が停止するまで8時間反応を行った。反
応終了後、反応液を濾過して触媒を除き、これに苛性ソ
ーダ8g(0.2モル)を加え蒸留したところ、ガスク
ロマトグラフィーによる純度が99%のα−(2−アミ
ノフェニル)エチルアミン9.9gを得た(収率72.
7%、沸点90〜92℃/1mmHg)。
【0018】比較例1 炭酸ガスを使用しない以外は、実施例1と同様の操作で
反応を行いα−(3−アミノフェニル)エチルアミンを
収率38.3%で得た。
反応を行いα−(3−アミノフェニル)エチルアミンを
収率38.3%で得た。
【0019】
【発明の効果】本発明の製造方法は、ニトロアセトフェ
ノンから容易に製造できるニトロアセトフェノンオキシ
ムを原料とし、これを炭酸ガスの存在下、還元触媒を用
いて接触還元し、目的物を炭酸塩として安定な形で得、
しかも容易に単離でき、高収率、高純度で製造できる、
極めて簡便で有用なα−(アミノフェニル)エチルアミ
ンの製造方法である。
ノンから容易に製造できるニトロアセトフェノンオキシ
ムを原料とし、これを炭酸ガスの存在下、還元触媒を用
いて接触還元し、目的物を炭酸塩として安定な形で得、
しかも容易に単離でき、高収率、高純度で製造できる、
極めて簡便で有用なα−(アミノフェニル)エチルアミ
ンの製造方法である。
フロントページの続き (72)発明者 長谷山 龍二 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(I)(化1) 【化1】 (式中、ニトロ基はo−位、m−位またはp−位であ
る)で表されるニトロアセトフェノンオキシムを炭酸ガ
スの存在下に、接触還元することを特徴とする一般式
(II)(化2)で表されるα−(アミノフェニル)エチ
ルアミンの製造方法。 【化2】 (式中、アミノ基はo−位、m−位またはp−位であ
る)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14393992A JPH05339214A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | α−(アミノフェニル)エチルアミンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14393992A JPH05339214A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | α−(アミノフェニル)エチルアミンの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05339214A true JPH05339214A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15350584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14393992A Pending JPH05339214A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | α−(アミノフェニル)エチルアミンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05339214A (ja) |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP14393992A patent/JPH05339214A/ja active Pending
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