JPH0535992U - ガラス様部材取付部の構造 - Google Patents
ガラス様部材取付部の構造Info
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- JPH0535992U JPH0535992U JP9265191U JP9265191U JPH0535992U JP H0535992 U JPH0535992 U JP H0535992U JP 9265191 U JP9265191 U JP 9265191U JP 9265191 U JP9265191 U JP 9265191U JP H0535992 U JPH0535992 U JP H0535992U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 縁の構造にきわめて簡単な改変を加えること
によって、ガラス様部材と取付面との間の調整作業を容
易にするとともに調整用ライナーを削減あるいは不要と
し、ガラス様部材取付部の構造を簡略化する。 【構成】 縁2を嵌めたガラス1を枠体4に取り付ける
とき、枠体4の内面ならびに押さえ3の内側面と対向す
る縁2の周面上に、取付力に応じて適度の弾性変形を生
じる可撓性のあるヒレ2−1を縁2の長手方向に沿って
立設する。
によって、ガラス様部材と取付面との間の調整作業を容
易にするとともに調整用ライナーを削減あるいは不要と
し、ガラス様部材取付部の構造を簡略化する。 【構成】 縁2を嵌めたガラス1を枠体4に取り付ける
とき、枠体4の内面ならびに押さえ3の内側面と対向す
る縁2の周面上に、取付力に応じて適度の弾性変形を生
じる可撓性のあるヒレ2−1を縁2の長手方向に沿って
立設する。
Description
【0001】
本考案は、鉄道車両・バス・モノレールなどの各種の乗物ならびに建築物など の窓、あるいは戸などに設けられるガラス様部材取付部の構造に関するものであ る。なお、ガラス様部材とは、ガラスのほか、ガラスに似たプラスチック板など を含む。
【0002】
従来例として、鉄道車両における前後部正面の窓ガラス取付部の構造を図6お よび図7に示す。図示のように、枠体4に複数のライナー7を取り付けて縁11 と枠体4との互いに当接する添い面のレベルを調整した後、あらかじめ縁11を 周囲に嵌め込んだガラス1を取り付け、縁11の背面と枠体4の周囲の内面との 隙間を複数のライナー5を詰めてガラス1が枠体4内で上下方向ならびに左右方 向に動かないように固定する。さらにライナー6および8を取り付け、押さえ3 との添い面のレベルを調整した後、押さえ3をネジ10によって締め付け、固定 する。各ライナーの材料としては、ふつう塩化ビニールやハードボードなどを用 い、必要に応じて削って調整したりする。
【0003】 なお、枠体4とガラス1との間、および押さえ3とガラス1との間のそれぞれ の隙間には、変性シリコンなどのシール剤9を充填することにより、気密処理あ るいは水密処理を行っている。
【0004】
しかし、上記のような従来の構造では、つぎに示す問題点がある。
【0005】 1)枠体4にガラス様部材を取り付けるに当たり、ガラス1とこれに対向する 各添い面との間の寸法調整作業は、上記のようにガラス1の前後面ならびに上下 ・左右面の合計12面に対して行わねばならない。ところが取り付けの対象であ る枠体4は一般に組立体のため、その表面には当然に歪みが生じており、レベル 調整用の各ライナーの厚みを一定化することができない。このため通常は3種類 ぐらいの厚みの異なるライナーを用意し、これらを適宜に重ね合わしたり、必要 に応じて削ったりすることによって、それぞれの箇所に生じた不特定の隙間を断 片的に一箇所ずつ埋めて行く方法が取られているが、煩雑で非能率な作業を強い られる結果となっている。
【0006】 2)ガラス1を枠体4に収めた後の押さえ3の取付は、ガラス1と枠体4との 両方の添い面を同時に合わせる調整をしなければならない。この両面に対する調 整作業は特に手間のかかるものであり、必要以上の時間の浪費となっている。
【0007】 3)ガラス1と枠体4との添い面に対するレベルの調整手段が、上記のように 不規則でスポット的な対応手段に頼らざるを得ない状態のため、鉄道車両などの 場合のように、大きな外力や走行振動、あるいは風圧等の影響がガラス面に作用 すると、レベル調整手段のライナー装着の位置のズレあるいは移動等が起こり、 その結果、気密や水密のシール切れが生じる場合がある。
【0008】 4)ガラス1の前後面の隙間に挿入されるライナー7および8は、いずれも外 側端縁をシール剤9の充填によって閉じ込められるが、枠体の仕上がりが不規則 なため、ライナー7および8の寸法が一定とならず、充填されるシール剤9の充 填深さも一定に保持することができない。そのため部分的にシール剤9の機能の 劣る箇所が生じたり、あるいはその耐用年限を短縮する結果を招くなどの問題点 がある。
【0009】 本考案は、このような従来技術の問題点にかんがみてなされたもので、縁の構 造にきわめて簡単な改変を加えることによって、ガラスと取付面との間のレベル の調整作業ならびに調整用ライナーの使用量を削減しあるいは不要として、ガラ ス取付部の構造を簡略化することを目的としている また本考案は、各種の態様に適用する場合でも、荷重や振動あるいは風圧等の 外部からの影響によって、その機能を弱められたり、故障を生じたりすることが なく、堅牢で寿命の長いガラス様部材取付部の構造を提供することもその目的の 一つとしている。
【0010】
前記の目的達成のために、本考案のガラス様部材取付部の構造においては、断 面形状がコの字形に形成された縁をガラス様部材の周囲に嵌め込み、このガラス 様部材を押さえによって枠体に取り付けるガラス様部材取付部の構造において、 縁の両端部に連続的にヒレが立設され、このヒレは、押さえとの間で弾性変形す ることを特徴としている。
【0011】 あるいは、縁の背面部にも連続的にヒレが立設され、このヒレは、枠体との間 で弾性変形することを特徴としている。
【0012】
上記のように構成されたガラス様部材取付部の構造、すなわちガラスの周囲に 嵌め込まれる縁の断面形状をコの字形とし、そのコの字の両端部および背面部に ヒレを立設したことにより、従来構造のように、ガラス様部材取付部の隙間調整 用ライナーを挿入する必要もなく、縁を周囲に嵌め込んだガラス様部材を枠体に 向かって押し付けるだけで、縁のヒレの弾性変形によってガラス様部材の前後面 の側の隙間を無段階になくすることができる。また、荷重や振動、風圧を縁のヒ レの弾性変形によって吸収し、雨水等もその侵入を防止することができる。
【0013】 また、請求項2に示す構成の縁を周囲に嵌め込んだガラス様部材を枠体に向か って押し込むと、縁の背面部に立設したヒレが、枠体とガラスの周囲との相対向 する両面間に挟まれて弾性変形を生じて、その変形によってガラスの上下左右の 隙間を無段階になくすることができ、従来構造に必要とされた調整用ライナーも 不要となる。また、荷重や走行振動、あるいは風圧が作用しても、ヒレの弾性変 形によってこれらを吸収し、雨水もその侵入を防止できることは、前記と同様で ある。
【0014】
以下、本考案の実施例について、図面を参照して説明する。
【0015】 本実施例は、乗物用窓ガラスに対して本考案を適用した例を示すものである。 図1において、縁2は、断面形状がコの字形に形成されていて、そのコの字の両 端部に相当する箇所に、縁2の長手方向に沿ってヒレ2−1がそれぞれ立設され ている。その詳細が図3に示される。
【0016】 ガラス1を枠体4に取り付けるには、そのガラス1の周囲にあらかじめ縁2を 嵌め込んでおき、この状態でガラス1を枠体4内に押し入れ、縁2の背面部と枠 体4の内周面との間の隙間に対し、複数のライナー5を詰めて、ガラス1が枠体 4内で上下方向ならびに左右方向に動かないように固定する。
【0017】 さらに、ライナー6を取り付けた後、押さえ3をネジ10によって取り付ける 。押さえ3の取付は、枠体を基準にして縁2のそなえる二本のヒレ2−1を弾性 変形の範囲内で圧し曲げる要領で押し付け、その状態でネジ10をセットする。 これにより、ガラス1の前後方向の隙間は、縁2のヒレ2−1の弾性変形によっ てふさがれ、固定される。しかもこの前後方向の隙間は、ある寸法の範囲内では 隙間の変化に関係なく、またその隙間を構成する添い面上の表面状態が不規則に 凹凸となっていても、ヒレ2−1の弾性変形によって吸収される。
【0018】 このあと、枠体4とガラス1との隙間および押さえ3とガラス1との隙間は、 シール剤9を充填して気密あるいは水密処理を完全なものとしている。この場合 に、充填されるシール剤9の充填深さは、図1に明らかなように、縁2のヒレ2 −1の外側面で安定的に規制されており、そのため該充填深さは常に均一に保た れ、その性能を発揮する。
【0019】 図2は、縁2についての他の実施例を示し、この縁2は、2本のヒレ2−1の ほかに、縁2の背面部中央に縁2の長手方向に沿って一本のヒレ2−2が立設さ れている。すなわち、ヒレ2−1がガラス1の前後方向の隙間をふさぐ作用をす るのに対し、ヒレ2−2はガラス1の上下方向ならびに左右方向の各隙間をふさ ぐ作用をするためのものである。
【0020】 この実施例のガラス1を枠体4に取り付ける要領は、あらかじめ縁2を嵌め込 んだガラス1を、枠体4の中に向かって強く押し込む。このとき、縁2の周囲の ヒレ2−2は、枠体4の内周面に押し付けられ、弾性変形の範囲内で圧し曲げら れる。その状態が図4に示される。
【0021】 図5は、縁2についてのさらに他の実施例を示し、この実施例では、図4の縁 2が背面部に一本のヒレをそなえるのに対して、2本のヒレをそなえる例が示さ れる。このように構成すると、ガラス1を枠体4で保持する力を一層強力なもの とすることができる。作用については図4のものに準じる。
【0022】 縁2の材料としては、たとえばクロロプレンゴムなどのような合成ゴムが、天 然ゴムと比較した場合に少なくとも耐久性の点ですぐれており、ガラス様部材取 付部に適用して好適である。
【0023】
本案のガラス様部材取付部の構造によれば、つぎのような効果がある。
【0024】 1)請求項1の構成により、ガラス様部材に嵌め込まれた縁に付設したヒレの 弾性変形作用によって、ガラスと枠体との前後方向の隙間が、所定の隙間寸法公 差に対して無段階状態にふさがれるので、添い面に生じる前後方向の隙間に対し て、ライナーなどを使って調整する必要がなくなる。その結果、枠体にガラスを 取り付けるに当たっての、ガラスの前後面側の縁と枠体との沿い面に対する調整 作業が省略されて、その取付作業が著しく容易になり、作業時間の短縮が可能と なる。
【0025】 2)請求項2の構成により、ガラスに嵌め込まれた縁に付設したヒレの弾性作 用によって、前項に記載のガラス様部材と枠体との前後方向の隙間の他に、上下 方向ならびに左右方向の各隙間も、所定の隙間寸法公差に対して無段階にふさが れるので、添い面に生じる上記各方向の隙間に対し、ライナーなどを使って調整 する必要がなくなる。その結果、請求項1の場合と同様に、ガラスの取付作業が 著しく容易になり、作業時間の短縮が可能となる。
【0026】 3)とくに乗物用窓ガラスに適用した場合、ガラス様部材取付部に作用する荷 重や走行振動あるいは風圧等の影響も、縁に付設したヒレの弾性変形によって、 吸収することが可能となる。
【0027】 4)ガラスと枠体との前後方向の隙間の調整に、ライナーを用いる必要がない から、該隙間にシール剤を充填するに際し、シール剤の充填深さの均一化が図ら れ、信頼度の高いシール機能が得られる。
【図1】本考案のガラス様部材取付部の構造の一実施例
を示す横断面図である。
を示す横断面図である。
【図2】本考案のガラス様部材取付部の構造の異なる実
施例を破断して示す斜視図である。
施例を破断して示す斜視図である。
【図3】(a)は本考案の縁の一実施例の断面図、
(b)はその取付状態の断面図である。
(b)はその取付状態の断面図である。
【図4】(a)は本考案の縁の他の実施例の断面図、
(b)はその取付状態の断面図である。
(b)はその取付状態の断面図である。
【図5】本考案の縁のさらに他の実施例の断面図であ
る。
る。
【図6】従来のガラス様部材取付部の全体外形図であ
る。
る。
【図7】図6中のVII−VII線における断面図である。
1 ガラス 2 縁 2−1,2−2,2−3 ヒレ 3 押さえ 4 枠体 5,6 ライナー 9 シール剤 10 ネジ
Claims (2)
- 【請求項1】 断面形状がコの字形に形成された縁をガ
ラス様部材の周囲に嵌め込み、このガラス様部材を押さ
えによって枠体に取り付けるガラス様部材取付部の構造
において、 縁の両端部に連続的にヒレが立設され、このヒレは、押
さえとの間で弾性変形することを特徴とするガラス様部
材取付部の構造。 - 【請求項2】 縁の背面部にも連続的にヒレが立設さ
れ、このヒレは、枠体との間で弾性変形する請求項1記
載のガラス様部材取付部の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991092651U JP2566035Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ガラス様部材取付部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991092651U JP2566035Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ガラス様部材取付部の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0535992U true JPH0535992U (ja) | 1993-05-18 |
| JP2566035Y2 JP2566035Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=14060368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991092651U Expired - Fee Related JP2566035Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ガラス様部材取付部の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2566035Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007113212A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | ガスケット |
| JP2023100106A (ja) * | 2022-01-05 | 2023-07-18 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両 |
| KR102818517B1 (ko) * | 2024-08-30 | 2025-06-10 | 신상군 | 완충패킹에 의해 내진성을 향상시킨 복층유리 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54130167A (en) * | 1978-03-31 | 1979-10-09 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | Signal reduction circuit |
| JPS5856525U (ja) * | 1981-10-07 | 1983-04-16 | 日立電線株式会社 | 融雪装置 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP1991092651U patent/JP2566035Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54130167A (en) * | 1978-03-31 | 1979-10-09 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | Signal reduction circuit |
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2007113212A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | ガスケット |
| JP2023100106A (ja) * | 2022-01-05 | 2023-07-18 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両 |
| KR102818517B1 (ko) * | 2024-08-30 | 2025-06-10 | 신상군 | 완충패킹에 의해 내진성을 향상시킨 복층유리 |
| WO2026049599A1 (ko) * | 2024-08-30 | 2026-03-05 | 신상군 | 완충패킹에 의해 내진성을 향상시킨 복층유리 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2566035Y2 (ja) | 1998-03-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |