JPH0536122Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0536122Y2 JPH0536122Y2 JP1987034020U JP3402087U JPH0536122Y2 JP H0536122 Y2 JPH0536122 Y2 JP H0536122Y2 JP 1987034020 U JP1987034020 U JP 1987034020U JP 3402087 U JP3402087 U JP 3402087U JP H0536122 Y2 JPH0536122 Y2 JP H0536122Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- bearing
- input shaft
- space
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、入力軸を支持する軸受ベアリングを
備え、上記入力軸と出力軸とがパイロツトベアリ
ングを介して同軸上に配設された変速機の上記軸
受ベアリングおよびパイロツトベアリングに対す
る潤滑構造に関する。
備え、上記入力軸と出力軸とがパイロツトベアリ
ングを介して同軸上に配設された変速機の上記軸
受ベアリングおよびパイロツトベアリングに対す
る潤滑構造に関する。
(従来の技術)
一般に、自動車に搭載される歯車式の変速機
は、変速機ハウジングの前部壁に軸受ベアリング
を介して回転自在に支持された入力軸と、該入力
軸の後端部に形成された中空部にパイロツトベア
リングを介して前端部が回転自在に嵌合されて入
力軸の同軸上後方に配設された出力軸と、該出力
軸の下方に平行に配設されたカウンタ軸とを備え
るとともに、該カウンタ軸と出力軸との間に複数
の歯車列を配列させた構成とされ、エンジン出力
軸からクラツチを介して入力軸に伝達された回転
を上記カウンタ軸に伝達するとともに、該カウン
タ軸の回転を、上記複数の歯車列のうちの1つを
選択的に動力伝達状態とすることにより、その選
択された歯車列の歯車比に対応する減速比で上記
出力軸に伝達するようになつている。
は、変速機ハウジングの前部壁に軸受ベアリング
を介して回転自在に支持された入力軸と、該入力
軸の後端部に形成された中空部にパイロツトベア
リングを介して前端部が回転自在に嵌合されて入
力軸の同軸上後方に配設された出力軸と、該出力
軸の下方に平行に配設されたカウンタ軸とを備え
るとともに、該カウンタ軸と出力軸との間に複数
の歯車列を配列させた構成とされ、エンジン出力
軸からクラツチを介して入力軸に伝達された回転
を上記カウンタ軸に伝達するとともに、該カウン
タ軸の回転を、上記複数の歯車列のうちの1つを
選択的に動力伝達状態とすることにより、その選
択された歯車列の歯車比に対応する減速比で上記
出力軸に伝達するようになつている。
ところで、この種の変速機においては、変速機
ハウジング内の底部に溜められたオイルが主とし
てカウンタ軸上の各変速用歯車の回転に伴つて掻
き揚げられることにより、該油が上記軸受ベアリ
ングやパイロツトベアリング等の各潤滑部に供給
されるようになつているが、これらのベアリング
に対する給油のうち、特に入力軸と出力軸との間
に介在されたパイロツトベアリングに対しては、
その配置上オイルを効果的に供給することができ
ず、パイロツトベアリングの焼付けが生じ易いと
いう問題がある。
ハウジング内の底部に溜められたオイルが主とし
てカウンタ軸上の各変速用歯車の回転に伴つて掻
き揚げられることにより、該油が上記軸受ベアリ
ングやパイロツトベアリング等の各潤滑部に供給
されるようになつているが、これらのベアリング
に対する給油のうち、特に入力軸と出力軸との間
に介在されたパイロツトベアリングに対しては、
その配置上オイルを効果的に供給することができ
ず、パイロツトベアリングの焼付けが生じ易いと
いう問題がある。
斯かる点から、従来より、パイロツトベアリン
グに対する給油を積極的に行うために、例えば実
開昭56−111353号公報に開示されるもののよう
に、上記入力軸に、変速機ハウジング内で掻き揚
げられ該入力軸の軸受潤滑部周辺に導かれたオイ
ルを上記パイロツトベアリング側に導く潤滑用油
路を形成したものが知られている。
グに対する給油を積極的に行うために、例えば実
開昭56−111353号公報に開示されるもののよう
に、上記入力軸に、変速機ハウジング内で掻き揚
げられ該入力軸の軸受潤滑部周辺に導かれたオイ
ルを上記パイロツトベアリング側に導く潤滑用油
路を形成したものが知られている。
(考案が解決しようとする課題)
ところが、上記従来のベアリング潤滑構造で
は、潤滑用油路が入力軸に半径方向に穿設された
だけであるため、該入力軸の回転による遠心力に
よりオイルのパイロツトベアリング側への導入が
妨げられ、該ベアリングの潤滑に要するオイルは
不十分なものであつた。
は、潤滑用油路が入力軸に半径方向に穿設された
だけであるため、該入力軸の回転による遠心力に
よりオイルのパイロツトベアリング側への導入が
妨げられ、該ベアリングの潤滑に要するオイルは
不十分なものであつた。
そこで、上記の如き従来からの課題を解決する
ために、本出願人は、先に、入力軸の後端部に形
成された中空部にパイロツトベアリングを介して
出力軸の前端部が嵌合されて、該入力軸と出力軸
とが同軸上に配設された変速機において、上記入
力軸の軸受部近傍、つまり該入力軸を変速機ハウ
ジングの前部壁に支持させる軸受ベアリングの周
辺部に導かれるオイルを上記中空部を介してパイ
ロツトベアリング側に導入する潤滑用油路を入力
軸に形成するとともに、該油路の上流側開口部に
入力軸に固定されたオイルスクレーパーを設け、
該オイルスクレーパーによりオイルを潤滑用油路
に強制的に導入させるようにしたものを提案して
いる(実願昭60−190932号明細書および図面参
照)。
ために、本出願人は、先に、入力軸の後端部に形
成された中空部にパイロツトベアリングを介して
出力軸の前端部が嵌合されて、該入力軸と出力軸
とが同軸上に配設された変速機において、上記入
力軸の軸受部近傍、つまり該入力軸を変速機ハウ
ジングの前部壁に支持させる軸受ベアリングの周
辺部に導かれるオイルを上記中空部を介してパイ
ロツトベアリング側に導入する潤滑用油路を入力
軸に形成するとともに、該油路の上流側開口部に
入力軸に固定されたオイルスクレーパーを設け、
該オイルスクレーパーによりオイルを潤滑用油路
に強制的に導入させるようにしたものを提案して
いる(実願昭60−190932号明細書および図面参
照)。
しかしながら、上記提案のものの場合にも軸受
ベアリングの周辺部に導かれるオイルはオイルス
クレーパーによりパイロツトベアリング側へ供給
される以前に、その大部分が軸受ベアリング側に
そのテーパーローラの遠心作用等により吸出され
る恐れがあり、パイロツトベアリングに対するオ
イルの供給は、十分なものとは言えない。
ベアリングの周辺部に導かれるオイルはオイルス
クレーパーによりパイロツトベアリング側へ供給
される以前に、その大部分が軸受ベアリング側に
そのテーパーローラの遠心作用等により吸出され
る恐れがあり、パイロツトベアリングに対するオ
イルの供給は、十分なものとは言えない。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、特に、上述の本出願人
の先に提案したベアリング潤滑構造にさらに改良
を加えて、上記軸受ベアリングの周辺部に導かれ
るオイルのうち、その一部のオイルが軸受ベアリ
ング側に、残る大半のオイルがパイロツトベアリ
ング側にそれぞれ供給されるようになし、上記両
ベアリングに対する十分なオイルでもつて両ベア
リングの焼付きなどによる損傷を防止せんとする
ものである。
その目的とするところは、特に、上述の本出願人
の先に提案したベアリング潤滑構造にさらに改良
を加えて、上記軸受ベアリングの周辺部に導かれ
るオイルのうち、その一部のオイルが軸受ベアリ
ング側に、残る大半のオイルがパイロツトベアリ
ング側にそれぞれ供給されるようになし、上記両
ベアリングに対する十分なオイルでもつて両ベア
リングの焼付きなどによる損傷を防止せんとする
ものである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、入力軸を支持する軸受ベアリングを備え、上
記入力軸の後端に形成された中空部においてパイ
ロツトベアリングを介して該入力軸と同軸上に配
設される出力軸を支持する変速機のベアリング潤
滑構造を前提する。そして、上記軸受ベアリング
のエンジン側に、該軸受ベアリングとその軸受ベ
アリングのエンジン側に配設されたフロントカバ
ーとにより形成されて変速用歯車で掻き揚げたオ
イルが導入される空間を設けると共に、上記入力
軸に、上記中空部と空間とを連通する潤滑用油路
を形成する。さらに、上記潤滑用油路の上流側開
口部に、入力軸に固定され回転することによつて
オイルを該潤滑用油路に導入させるオイルスクレ
ーパーを設け、上記空間内における軸受ベアリン
グのエンジン側側部に、オリフイスを備えたバツ
フルプレートを配設するとともに、該バツフルプ
レートに、上記オイルスクレーパーの径方向外方
へのオイルの飛散を防止するオイル飛散防止部を
設ける構成としたものである。
は、入力軸を支持する軸受ベアリングを備え、上
記入力軸の後端に形成された中空部においてパイ
ロツトベアリングを介して該入力軸と同軸上に配
設される出力軸を支持する変速機のベアリング潤
滑構造を前提する。そして、上記軸受ベアリング
のエンジン側に、該軸受ベアリングとその軸受ベ
アリングのエンジン側に配設されたフロントカバ
ーとにより形成されて変速用歯車で掻き揚げたオ
イルが導入される空間を設けると共に、上記入力
軸に、上記中空部と空間とを連通する潤滑用油路
を形成する。さらに、上記潤滑用油路の上流側開
口部に、入力軸に固定され回転することによつて
オイルを該潤滑用油路に導入させるオイルスクレ
ーパーを設け、上記空間内における軸受ベアリン
グのエンジン側側部に、オリフイスを備えたバツ
フルプレートを配設するとともに、該バツフルプ
レートに、上記オイルスクレーパーの径方向外方
へのオイルの飛散を防止するオイル飛散防止部を
設ける構成としたものである。
(作用)
上記の構成により、本考案では、入力軸を支持
する軸受ベアリングのエンジン側において、該軸
受ベアリングとその軸受ベアリングのエンジン側
に配設したフロントカバーとで形成する空間内に
変速用歯車の掻き揚げにより導入されたオイル
は、空間内における軸受ベアリングのエンジン側
側部に設けたバツフルプレートのオイル飛散防止
部により、テーパーローラの遠心作用などによる
軸受ベアリング側への吸出しが阻止されつつ、オ
イルスクレーパーの遠心作用による径方向外方へ
のオイルの飛散が防止されて空間内に滞留した
後、その大半がオイルスクレーパーにより潤滑用
油路を介して中空部内のパイロツトベアリングに
供給されることになる。
する軸受ベアリングのエンジン側において、該軸
受ベアリングとその軸受ベアリングのエンジン側
に配設したフロントカバーとで形成する空間内に
変速用歯車の掻き揚げにより導入されたオイル
は、空間内における軸受ベアリングのエンジン側
側部に設けたバツフルプレートのオイル飛散防止
部により、テーパーローラの遠心作用などによる
軸受ベアリング側への吸出しが阻止されつつ、オ
イルスクレーパーの遠心作用による径方向外方へ
のオイルの飛散が防止されて空間内に滞留した
後、その大半がオイルスクレーパーにより潤滑用
油路を介して中空部内のパイロツトベアリングに
供給されることになる。
一方、上記の如く空間内に滞留するオイルのう
ちの一部は、バツフルプレートのオリフイスを通
過して軸受ベアリングに供給され、変速機ハウジ
ング内で掻き揚げられた際に直接軸受ベアリング
に蒔き掛けられて供給されるオイルと併せもつ
て、軸受ベアリングに対する潤滑油量が十分に確
保されることになる。
ちの一部は、バツフルプレートのオリフイスを通
過して軸受ベアリングに供給され、変速機ハウジ
ング内で掻き揚げられた際に直接軸受ベアリング
に蒔き掛けられて供給されるオイルと併せもつ
て、軸受ベアリングに対する潤滑油量が十分に確
保されることになる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例に係るベアリング潤
滑構造を備えたFR(フロントエンジン・リヤドラ
イブ)型自動車の歯車式変速機1を示し、この変
速機1の変速機ハウジング2内には、前端部が図
示しないエンジン出力軸にクラツチを介して連結
された入力軸3と、該入力軸3の後方において該
入力軸3と同軸上に配設された出力軸4と、該出
力軸4の下方に平行に配設されたカウンタ軸5と
を有している。そして、上記入力軸3の後端部
と、上記カウンタ軸5の前端部とには、互いに噛
合う駆動歯車3aと入力歯車5aとが夫々一体的
に設けられ、これらの歯車3a,5aを介して入
力軸3の回転がカウンタ軸5に常時伝達されるよ
うになつている。
滑構造を備えたFR(フロントエンジン・リヤドラ
イブ)型自動車の歯車式変速機1を示し、この変
速機1の変速機ハウジング2内には、前端部が図
示しないエンジン出力軸にクラツチを介して連結
された入力軸3と、該入力軸3の後方において該
入力軸3と同軸上に配設された出力軸4と、該出
力軸4の下方に平行に配設されたカウンタ軸5と
を有している。そして、上記入力軸3の後端部
と、上記カウンタ軸5の前端部とには、互いに噛
合う駆動歯車3aと入力歯車5aとが夫々一体的
に設けられ、これらの歯車3a,5aを介して入
力軸3の回転がカウンタ軸5に常時伝達されるよ
うになつている。
上記カウンタ軸5と上記出力軸4との間には各
一対の変速用歯車5′,4′よりなる複数の歯車列
と同期噛合機構6(最前部の歯車列および同期噛
合機構のみ図示)とが設けられており、図示しな
いシフトレバーの操作時にシフトロツド15ない
し同期噛合機構6などを介して、カウンタ軸5か
ら上記歯車列を介して出力軸4に至る回転伝達経
路が選択的に切換えられるように構成されてい
る。尚、上記変速機ハウジング2内には所定量の
オイルXが貯溜されており、入力軸3の回転に伴
つて上記カウンタ軸5が回転する時に、該カウン
タ軸5の入力歯車5aや変速用歯車5′によつて
上記オイルXが上方に激しく掻き揚げられるよう
になつている。
一対の変速用歯車5′,4′よりなる複数の歯車列
と同期噛合機構6(最前部の歯車列および同期噛
合機構のみ図示)とが設けられており、図示しな
いシフトレバーの操作時にシフトロツド15ない
し同期噛合機構6などを介して、カウンタ軸5か
ら上記歯車列を介して出力軸4に至る回転伝達経
路が選択的に切換えられるように構成されてい
る。尚、上記変速機ハウジング2内には所定量の
オイルXが貯溜されており、入力軸3の回転に伴
つて上記カウンタ軸5が回転する時に、該カウン
タ軸5の入力歯車5aや変速用歯車5′によつて
上記オイルXが上方に激しく掻き揚げられるよう
になつている。
また、上記入力軸3の後部は軸受ベアリング7
を介して変速機ハウジング2の前部壁2aに回転
自在に支持されているとともに、該入力軸3の後
部には空洞状の中空部3bが形成され、該中空部
3b内に上記出力軸4の小径とされた前端部4a
が突入されている。そして、この中空部3bの内
周面と出力軸4の前端部4aの外周面との間にパ
イロツトベアリング8が介装されている。また、
上記変速機ハウジング2の前部壁2aの前面に
は、上記入力軸3の外周面に摺接するシール部材
9が固着されたフロントカバー10がボルトによ
り取付けられている。そして、該フロントカバー
10の後面と上記軸受ベアリング7との間には空
間Aが形成されているとともに、上記変速機ハウ
ジング2の前部壁2aの上部およびフロントカバ
ー10の上部には変速機ハウジング2内から上記
空間Aに通じるオイル導入通路2b,10aが形
成され、変速機ハウジング2内で掻き揚げられた
オイルXがこれらの通路2b,10aを通過して
上記空間Aに導入されるように構成されている。
尚、上記変速機ハウジング2内で掻き揚げられた
オイルXは、その一部が軸受ベアリング7の潤滑
に要するオイルXとして直接蒔き掛けられて供給
されている。
を介して変速機ハウジング2の前部壁2aに回転
自在に支持されているとともに、該入力軸3の後
部には空洞状の中空部3bが形成され、該中空部
3b内に上記出力軸4の小径とされた前端部4a
が突入されている。そして、この中空部3bの内
周面と出力軸4の前端部4aの外周面との間にパ
イロツトベアリング8が介装されている。また、
上記変速機ハウジング2の前部壁2aの前面に
は、上記入力軸3の外周面に摺接するシール部材
9が固着されたフロントカバー10がボルトによ
り取付けられている。そして、該フロントカバー
10の後面と上記軸受ベアリング7との間には空
間Aが形成されているとともに、上記変速機ハウ
ジング2の前部壁2aの上部およびフロントカバ
ー10の上部には変速機ハウジング2内から上記
空間Aに通じるオイル導入通路2b,10aが形
成され、変速機ハウジング2内で掻き揚げられた
オイルXがこれらの通路2b,10aを通過して
上記空間Aに導入されるように構成されている。
尚、上記変速機ハウジング2内で掻き揚げられた
オイルXは、その一部が軸受ベアリング7の潤滑
に要するオイルXとして直接蒔き掛けられて供給
されている。
そして、上記入力軸3におけるシール部材9の
摺接部と軸受ベアリング7の嵌合部との間、すな
わち上記空間Aに面する部分には、該空間Aと入
力軸3の中空部3bとを連通させる潤滑用油路3
c,3cが半径方向に対向して設けられていると
ともに、該各潤滑用油路3cの上流側開口部には
上記空間A内のオイルXを各潤滑用油路3c内へ
導入するオイルスクレーパー11が設けられてい
る。
摺接部と軸受ベアリング7の嵌合部との間、すな
わち上記空間Aに面する部分には、該空間Aと入
力軸3の中空部3bとを連通させる潤滑用油路3
c,3cが半径方向に対向して設けられていると
ともに、該各潤滑用油路3cの上流側開口部には
上記空間A内のオイルXを各潤滑用油路3c内へ
導入するオイルスクレーパー11が設けられてい
る。
上記オイルスクレーパー11は、第2図に詳示
するように、上記各潤滑用油路3cの上流側開口
部を覆うように入力軸3の外周面に嵌着されたリ
ング状部材である。また、上記オイルスクレーパ
ー11は、略スクリユー状の2枚の基板11a,
11aと、該基板11aの内縁部より起立形成さ
れ、各潤滑用油路3cと連通する孔部11bが設
けられた入力軸嵌合部11cと、上記基板11a
上に起立形成された垂直部11dとを備えてい
る。該垂直部11dは、上記入力軸嵌合部11c
の孔部11bに位置する箇所を回転方向aに対す
る後方側から斜め前方にほぼ90°延設して形成さ
れている。
するように、上記各潤滑用油路3cの上流側開口
部を覆うように入力軸3の外周面に嵌着されたリ
ング状部材である。また、上記オイルスクレーパ
ー11は、略スクリユー状の2枚の基板11a,
11aと、該基板11aの内縁部より起立形成さ
れ、各潤滑用油路3cと連通する孔部11bが設
けられた入力軸嵌合部11cと、上記基板11a
上に起立形成された垂直部11dとを備えてい
る。該垂直部11dは、上記入力軸嵌合部11c
の孔部11bに位置する箇所を回転方向aに対す
る後方側から斜め前方にほぼ90°延設して形成さ
れている。
そして、本考案の特徴として、上記フロントカ
バー10と軸受ベアリング7との間の空間A内に
は第3図にも拡大詳示するようにバツフルプレー
ト12が設けられている。このバツフルプレート
12は、スペーサ13を介してフロントカバー1
0の後面に外縁部が嵌着されたリング状部材であ
つて、該バツフルプレート12には、その前面部
に一体的に貼着したゴム状部材の内縁部が後方に
延設され入力軸3側のベアリングインナレース7
aの前面に摺接するオイルシール12aと、上記
バツフルプレート12の半径方向略中央に位置し
て周方向に複数個設けられ、上記空間Aと軸受ベ
アリング7側とを連通するオリフイス12b,…
…と、上記オイルスクレーパー11の径方向外方
に対向する内周面に設けられ、オイルスクレーパ
ー11の径方向外方へのオイルの飛散を防止する
オイル飛散防止部12cとが備わつている。
バー10と軸受ベアリング7との間の空間A内に
は第3図にも拡大詳示するようにバツフルプレー
ト12が設けられている。このバツフルプレート
12は、スペーサ13を介してフロントカバー1
0の後面に外縁部が嵌着されたリング状部材であ
つて、該バツフルプレート12には、その前面部
に一体的に貼着したゴム状部材の内縁部が後方に
延設され入力軸3側のベアリングインナレース7
aの前面に摺接するオイルシール12aと、上記
バツフルプレート12の半径方向略中央に位置し
て周方向に複数個設けられ、上記空間Aと軸受ベ
アリング7側とを連通するオリフイス12b,…
…と、上記オイルスクレーパー11の径方向外方
に対向する内周面に設けられ、オイルスクレーパ
ー11の径方向外方へのオイルの飛散を防止する
オイル飛散防止部12cとが備わつている。
尚、上記軸受ベアリング7としてはテーパーベ
アリングが適用されており、このテーパーベアリ
ングのテーパーローラの遠心作用により、軸受ベ
アリング7の後方(空間Aと反対側)は負圧状態
となつている。
アリングが適用されており、このテーパーベアリ
ングのテーパーローラの遠心作用により、軸受ベ
アリング7の後方(空間Aと反対側)は負圧状態
となつている。
次に、上記実施例の作用・効果について説明す
るに、変速機ハウジング2内で掻き揚げられ、該
変速機ハウジング2の前部壁2aおよびフロント
カバー10に設けられたオイル導入通路2b,1
0aを通過して空間Aに導入されたオイルXは、
上記バツフルプレート12のオイルシール12a
により軸受ベアリング7側にそのテーパローラの
遠心作用等による吸出しが阻止されつつ、バツフ
ルプレート12のオイル飛散防止部12cにより
オイルスクレーパー11の遠心作用によるその径
方向外方への飛散が防止されて空間A内に滞留し
た後、入力軸3に伴つてa方向に回転するオイル
スクレーパー11の垂直部11dにより、オイル
Xが入力軸3の回転に伴う遠心力の作用にも拘ら
ず矢印b方向(第2図参照)に沿つて潤滑用油路
3cへ積極的に掻き入れられ、この潤滑用油路3
cから中空部3b内を通過してその大半の大量の
オイルXがパイロツトベアリング8まで導入され
ることになる。
るに、変速機ハウジング2内で掻き揚げられ、該
変速機ハウジング2の前部壁2aおよびフロント
カバー10に設けられたオイル導入通路2b,1
0aを通過して空間Aに導入されたオイルXは、
上記バツフルプレート12のオイルシール12a
により軸受ベアリング7側にそのテーパローラの
遠心作用等による吸出しが阻止されつつ、バツフ
ルプレート12のオイル飛散防止部12cにより
オイルスクレーパー11の遠心作用によるその径
方向外方への飛散が防止されて空間A内に滞留し
た後、入力軸3に伴つてa方向に回転するオイル
スクレーパー11の垂直部11dにより、オイル
Xが入力軸3の回転に伴う遠心力の作用にも拘ら
ず矢印b方向(第2図参照)に沿つて潤滑用油路
3cへ積極的に掻き入れられ、この潤滑用油路3
cから中空部3b内を通過してその大半の大量の
オイルXがパイロツトベアリング8まで導入され
ることになる。
一方、上記の如く空間A内の入力軸3の周辺部
に滞留するオイルXの一部は、バツフルプレート
12のオリフイス12b,……を通過して軸受ベ
アリング7に供給されることになる。この場合、
上記軸受ベアリング7には、変速機ハウジング2
内で掻き揚げられたオイルXが軸受ベアリング7
の潤滑に要するオイルXとして直接蒔き掛けられ
ているので、上記の如くオリフイス12b,……
により軸受ベアリング7に供給されるオイルXの
油量を僅かなものとしても、軸受ベアリング7に
は潤滑に要するオイルXが十分に供給されること
になる。
に滞留するオイルXの一部は、バツフルプレート
12のオリフイス12b,……を通過して軸受ベ
アリング7に供給されることになる。この場合、
上記軸受ベアリング7には、変速機ハウジング2
内で掻き揚げられたオイルXが軸受ベアリング7
の潤滑に要するオイルXとして直接蒔き掛けられ
ているので、上記の如くオリフイス12b,……
により軸受ベアリング7に供給されるオイルXの
油量を僅かなものとしても、軸受ベアリング7に
は潤滑に要するオイルXが十分に供給されること
になる。
この結果、軸受ベアリング7およびパイロツト
ベアリング8に確実かつ十分に供給されるオイル
Xでもつて、上記両ベアリング7,8の焼付きや
摺動抵抗の増大などを防止することができること
になる。
ベアリング8に確実かつ十分に供給されるオイル
Xでもつて、上記両ベアリング7,8の焼付きや
摺動抵抗の増大などを防止することができること
になる。
尚、上記実施例では、バツフルプレート12の
前面部に貼着したゴム状部材の内縁部を後方に延
設したオイルシール12aを設けたが、オイル飛
散防止部により軸受ベアリング側へのオイルの吸
出しが阻止されるようにして、オイルシールを備
えないバツフルプレートが構成されるようにして
も良い。
前面部に貼着したゴム状部材の内縁部を後方に延
設したオイルシール12aを設けたが、オイル飛
散防止部により軸受ベアリング側へのオイルの吸
出しが阻止されるようにして、オイルシールを備
えないバツフルプレートが構成されるようにして
も良い。
(考案の効果)
以上の如く、本考案における変速機のベアリン
グ潤滑構造によれば、軸受ベアリングのエンジン
側側部にオリフイスおよびオイル飛散防止部を備
えたバツフルプレートが設けられているので、バ
ツフルプレートのオイル飛散防止部によつて軸受
ベアリングへの吸出しを阻止しつつオイルスクレ
ーパー外方への飛散を防止して空間内に滞留した
オイルは、大半がオイルスクレーパーによりパイ
ロツトベアリングに供給される一方、軸受ベアリ
ングには、掻き揚げにより直接蒔き掛けられるオ
イルと併せてこの滞留するオイルのうち一部がバ
ツフルプレートのオリフイスを通過して供給さ
れ、よつて、上記両ベアリングに確実かつ十分に
供給されるオイルでもつて両ベアリングの焼付き
や摺動抵抗の増加などが防止できる。
グ潤滑構造によれば、軸受ベアリングのエンジン
側側部にオリフイスおよびオイル飛散防止部を備
えたバツフルプレートが設けられているので、バ
ツフルプレートのオイル飛散防止部によつて軸受
ベアリングへの吸出しを阻止しつつオイルスクレ
ーパー外方への飛散を防止して空間内に滞留した
オイルは、大半がオイルスクレーパーによりパイ
ロツトベアリングに供給される一方、軸受ベアリ
ングには、掻き揚げにより直接蒔き掛けられるオ
イルと併せてこの滞留するオイルのうち一部がバ
ツフルプレートのオリフイスを通過して供給さ
れ、よつて、上記両ベアリングに確実かつ十分に
供給されるオイルでもつて両ベアリングの焼付き
や摺動抵抗の増加などが防止できる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
変速機の一部を示す縦断側面図、第2図はオイル
スクレーパーの正面図、第3図は第1図における
バツフルプレートの一部拡大図である。 3……入力軸、3b……中空部、3c……潤滑
用油路、4……出力軸、5′……変速用歯車、7
……軸受ベアリング、8……パイロツトベアリン
グ、10……フロントカバー、11……オイルス
クレーパー、12……バツフルプレート、12b
……オリフイス、12c……オイル飛散防止部、
A……空間、X……オイル。
変速機の一部を示す縦断側面図、第2図はオイル
スクレーパーの正面図、第3図は第1図における
バツフルプレートの一部拡大図である。 3……入力軸、3b……中空部、3c……潤滑
用油路、4……出力軸、5′……変速用歯車、7
……軸受ベアリング、8……パイロツトベアリン
グ、10……フロントカバー、11……オイルス
クレーパー、12……バツフルプレート、12b
……オリフイス、12c……オイル飛散防止部、
A……空間、X……オイル。
Claims (1)
- 入力軸を支持する軸受ベアリングを備え、上記
入力軸の後端に形成された中空部内においてパイ
ロツトベアリングを介して該入力軸と同軸上に配
設される出力軸を支持する変速機のベアリング潤
滑構造であつて、上記軸受ベアリングのエンジン
側には、該軸受ベアリングとその軸受ベアリング
のエンジン側に配設されたフロントカバーとによ
り形成されて変速用歯車で掻き揚げたオイルが導
入される空間が設けられていると共に、上記入力
軸には、上記中空部と空間とを連通する潤滑用油
路が形成されており、該潤滑用油路の上流側開口
部には、入力軸に固定され回転することによつて
オイルを該潤滑用油路に導入させるオイルスクレ
ーパーが設けられ、上記空間内における軸受ベア
リングのエンジン側側部には、オリフイスを備え
たバツフルプレートが配設されており、該バツフ
ルプレートには、上記オイルスクレーパーの径方
向外方へのオイルの飛散を防止するオイル飛散防
止部が設けられていることを特徴とする変速機の
ベアリング潤滑構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987034020U JPH0536122Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987034020U JPH0536122Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63141356U JPS63141356U (ja) | 1988-09-19 |
| JPH0536122Y2 true JPH0536122Y2 (ja) | 1993-09-13 |
Family
ID=30842173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987034020U Expired - Lifetime JPH0536122Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0536122Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7942182B2 (en) | 2005-06-14 | 2011-05-17 | Cufer Asset Ltd. L.L.C. | Rigid-backed, membrane-based chip tooling |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56111353U (ja) * | 1980-01-29 | 1981-08-28 | ||
| JPS61186865U (ja) * | 1985-05-14 | 1986-11-21 | ||
| JPS6314134Y2 (ja) * | 1985-05-16 | 1988-04-20 |
-
1987
- 1987-03-09 JP JP1987034020U patent/JPH0536122Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63141356U (ja) | 1988-09-19 |
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