JPH0537296A - 半導体インダクタンス回路 - Google Patents

半導体インダクタンス回路

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JPH0537296A
JPH0537296A JP3192133A JP19213391A JPH0537296A JP H0537296 A JPH0537296 A JP H0537296A JP 3192133 A JP3192133 A JP 3192133A JP 19213391 A JP19213391 A JP 19213391A JP H0537296 A JPH0537296 A JP H0537296A
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秀裕 宇垣
Kazumichi Nohara
一倫 野原
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 入力端子16および出力端子20間の電位差
V1がインダクタンス特性を呈する。入力端子16から
差動増幅回路12のトランジスタQ1のベースに直流バ
イアスを与える。トランジスタQ1のベース電位がトラ
ンジスタQ2のベース電位より高いとき、トランジスタ
Q2のコレクタ電位すなわちトランジスタQ3のベース
電位が上昇する。トランジスタQ3のベース電位がトラ
ンジスタQ4のベース電位より高くなると、トランジス
タQ4のコレクタ電位すなわちトランジスタQ2のベー
ス電位が上昇し、トランジスタQ1のベース電位に等し
いところで安定する。一方、トランジスタQ3のベース
電位はトランジスタQ4のベース電位と等しいところで
安定する。このようにして、各トランジスタQ1〜Q4
のベースバイアスがすべて決定される。 【効果】 半導体インダクタンス回路の動作が安定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体インダクタンス
回路に関し、特にたとえば電流制御ジャイレータ回路な
どに用いられる、半導体インダクタンス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図7を参照して、従来の半導体インダク
タンス回路1では、差動増幅回路2のトランジスタQ1
およびQ2のコレクタを、それぞれ差動増幅回路3のト
ランジスタQ4およびQ3のベースに接続し、トランジ
スタQ1およびQ2のベースを、それぞれトランジスタ
Q3およびQ4のコレクタに接続し、さらに、トランジ
スタQ3のベースとトランジスタQ4とのベースとの間
にコンデンサCを接続していた。その結果、入力端子4
と出力端子5との間には、電圧−電流特性においてイン
ダクタンス特性が得られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような半導体イン
ダクタンス回路1では、トランジスタQ1およびQ2の
ベース電位は外部から設定される電位に定まるが、トラ
ンジスタQ3およびQ4のベース電位についてはこれを
定める条件がないため、半導体インダクタンス回路1の
動作が安定しないという問題点があった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、動
作が安定する、半導体インダクタンス回路を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力端子に
接続される第1入力および出力端子に接続される第2入
力を含む第1の差動増幅回路、第1の差動増幅回路の出
力に接続される第3入力および交流的にアースされた直
流電源に接続される第4入力を含む第2の差動増幅回
路、第2の差動増幅回路の第1出力を第2入力に接続す
る第1の帰還経路、第2の差動増幅回路の第2出力およ
び直流電源のいずれか一方を第2入力に接続する第2の
帰還経路、および第1の差動増幅回路の出力と交流的ア
ースとの間に介挿されるコンデンサを備える、半導体イ
ンダクタンス回路である。
【0006】
【作用】入力端子から第1の差動増幅回路の第1入力に
直流バイアスを与える。このとき、第1入力が第2入力
の電位より高いとすれば、第1の差動増幅回路の出力の
電位すなわち第2の差動増幅回路の第3入力の電位が上
昇する。そして、第3入力の電位が、一定の電位に保た
れている第4入力の電位より高くなると、第2の差動増
幅回路の第2出力の電位は上昇して第1入力の電位と等
しいところで安定する。一方、第3入力の電位は、第4
入力の電位と等しいところで安定する。したがって、第
1入力から第4入力の電位がすべて決定される。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、第1入力から第4入
力の電位がすべて決定されるので、半導体インダクタン
ス回路の動作が安定する。この発明の上述の目的,その
他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下
の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【実施例】図1を参照して、この実施例の半導体インダ
クタンス回路10は、差動増幅回路12および14を含
み、入力端子16から差動増幅回路12のトランジスタ
Q1のベースにDCバイアスが与えられる。トランジス
タQ1はトランジスタQ2とともに差動対18を構成
し、トランジスタQ2のベースが出力端子20に接続さ
れる。トランジスタQ2のコレクタとトランジスタQ1
のコレクタが接続される直流電源Vccとの間にはコン
デンサCが介挿される。また、差動対18の出力すなわ
ちトランジスタQ2のコレクタが差動増幅回路14のト
ランジスタQ3のベースに接続される。トランジスタQ
3とともに差動対22を構成するトランジスタQ4のベ
ースには、直流電源24によって一定の固定バイアスV
B4が供給されており、交流的アースとされる。そし
て、トランジスタQ3およびQ4のコレクタが、それぞ
れ入力端子16および出力端子20に接続される。な
お、26,28,30,32,34,36および38は
定電流源(直列電流源)である。また、コンデンサC
は、トランジスタQ2のコレクタと直流電源24との間
に介挿されてもよい。
【0009】図1の半導体インダクタンス回路10にお
いて、トランジスタQ1およびQ2のそれぞれの微分抵
抗をre0とすると、トランジスタQ2のコレクタ電位
Vcは、角周波数ωのときに、数1で与えられる。
【0010】
【数1】
【0011】また、トランジスタQ3およびQ4のそれ
ぞれの微分抵抗をre1すると、i1=Vc/2re1
であるから、電流i1は数2で示され、数3が得られ
る。
【0012】
【数2】
【0013】
【数3】
【0014】ここで、L=C・2re0・2re1とお
くと、数4となる。
【0015】
【数4】
【0016】したがって、入力端子16と出力端子20
との間にインダクタンス特性が得られる。次に、各トラ
ンジスタQ1〜Q4のベースバイアスについて説明す
る。入力端子16からトランジスタQ1のベースに直流
バイアスが与えられ、トランジスタQ1のベース電位が
トランジスタQ2のベース電位より高いとき、トランジ
スタQ2のコレクタ電位VcすなわちトランジスタQ3
のベース電位が上昇する。トランジスタQ3のベース電
位がトランジスタQ4のベース電位(=VB4)より高
くなると、トランジスタQ4のコレクタ電位すなわちト
ランジスタQ2のベース電位が上昇し、トランジスタQ
1のベース電位に等しいところで安定する。一方、トラ
ンジスタQ3のベース電位は、トランジスタQ4のベー
ス電位と等しいところで安定する。このようにして、各
トランジスタQ1〜Q4のベースバイアスがすべて決定
されるのでその動作が安定する。
【0017】図2に示す半導体インダクタンス回路10
は、図1に示す半導体インダクタンス回路12のトラン
ジスタQ1およびQ2のエミッタ間およびトランジスタ
Q3およびQ4のエミッタ間にそれぞれ抵抗Rを介挿
し、ダイナミックレンジを大きくしたものである。図2
に示す半導体インダクタンス回路10において、図1の
実施例と同様に、トランジスタQ3のコレクタ電位Vc
は数5で与えられ、電流i1は数6で示され、数7の結
果が得られる。
【0018】
【数5】
【0019】
【数6】
【0020】
【数7】
【0021】ここで、L=C・(2re0+R)(2r
e1+R)とおくと、数8となり、入力端子16と出力
端子20との間にインダクタンス特性が得られる。
【0022】
【数8】
【0023】また、図2に示す半導体インダクタンス回
路10の各トランジスタQ1〜Q4のベースにおけるバ
イアスは、図1の実施例と同様に決定される。図3に示
す半導体インダクタンス回路10は、図1に示す半導体
インダクタンス回路10に、抵抗R1,R2およびR
3,R4による分圧回路ならびにトランジスタQ5〜Q
8などを付加し、ダイナミックレンジを大きくしたもの
である。すなわち、入力端子16とトランジスタQ1と
の間にはトランジスタQ5が介挿され、トランジスタQ
5のベースが入力端子16に、トランジスタQ5のコレ
クタが直流電源Vccに、トランジスタQ5のエミッタ
が抵抗R1を介してトランジスタQ1のベースにそれぞ
れ接続される。また、出力端子20とトランジスタQ2
との間にはトランジスタQ6が介挿され、トランジスタ
Q6のベースが出力端子20に、トランジスタQ6のコ
レクタが直流電源Vccに、トランジスタQ6のエミッ
タがトランジスタQ2のベースにそれぞれ接続される。
そして、トランジスタQ1のベースとトランジスタQ2
のベースとの間には抵抗R2が介挿される。また、同様
に、差動増幅回路12の出力すなわちトランジスタQ2
のコレクタとトランジスタQ3との間にはトランジスタ
Q7が介挿され、トランジスタQ7のベースがトランジ
スタQ2のコレクタに、トランジスタQ7のコレクタが
直流電源Vccに、トランジスタQ7のエミッタが抵抗
R3を介してトランジスタQ3のベースにそれぞれ接続
される。また、直流電源24とトランジスタQ4との間
にはトランジスタQ8が介挿され、トランジスタQ8の
ベースが直流電源24に、トランジスタQ8のコレクタ
が直流電源Vccに、トランジスタQ8のエミッタがト
ランジスタQ4のベースにそれぞれ接続される。トラン
ジスタQ3のベースとトランジスタQ4のベースとの間
には抵抗R4が介挿される。なお、40,42,44お
よび46は定電流源である。
【0024】図3に示す半導体インダクタンス回路10
において、入力端子16および出力端子20間すなわち
トランジスタQ5およびQ6のベース間に加わる電圧を
V1とすると、トランジスタQ1およびQ2のベース間
の電位差ΔV1は、抵抗R1およびR2で分圧されて数
9で表される。
【0025】
【数9】
【0026】したがって、トランジスタQ2のコレクタ
電位Vcは数10で与えられ、電流i1は数11で示さ
れ、数12の結果が得られる。
【0027】
【数10】
【0028】
【数11】
【0029】
【数12】
【0030】ここで、L=C・(1+R2/R1)・2
re1・2re0とおくと、数13となり、入力端子1
6を出力端子20との間にインダクタンス特性が得られ
る。
【0031】
【数13】
【0032】図3に示す半導体インダクタンス回路10
の各トランジスタQ1〜Q4のベースにおけるバイアス
は、図1に示す実施例と同様に決定される。また、図4
に示す半導体インダクタンス回路10は、図3に示す半
導体インダクタンス回路10にさらに、トランジスタQ
9〜Q11を含むカレントミラー回路48,トランジス
タQ12〜Q15を含むカレントミラー回路50,トラ
ンジスタQ16〜Q19を含む減衰器52,トランジス
タQ20〜Q23を含む減衰器54および可変定電流源
56を付加したものである。なお、図4に示す半導体イ
ンダクタンス回路10では、図3に示す半導体インダク
タンス回路10における定電流源26および28を除去
して定電流源58を用い、定電流源30および32を除
去して定電流源60を用いる。なお、減衰器52および
54は、それぞれトランジスタQ16,Q17およびQ
21,Q22だけで構成されてもよい。
【0033】図4に示す半導体インダクタンス回路10
は、電流I1,I2,I3,I4,I5,I6,I7,
I8およびI9の定電流源40,34,36,38,4
2,44,60および46を含み、ここにおいて、I5
=I8=2I2=2I3=2I4≡IB,R1=R2=
R3=R4≡RBに設定する。また、可変定電流源56
を流れる電流をIcとすると、カレントミラー回路48
および50にはほぼ同一の電流Icが供給されるように
設定する。
【0034】このような条件下において、図6に示す半
導体インダクタンス回路10の入力端子16および出力
端子20間すなわちトランジスタQ5およびQ6のベー
ス間の電位差をV1とすると、トランジスタQ1および
Q2のベース間の電位差ΔV1は、抵抗R5,R6およ
び各トランジスタQ16〜Q19の抵抗成分re(トラ
ンジスタQ16〜Q19に電流が流れることによって決
定される)によって分圧され、数14のようになる。
【0035】
【数14】
【0036】ここで、抵抗成分reは数15で表され
る。
【0037】
【数15】
【0038】したがって、トランジスタQ1およびQ2
を含む差動対18には、電圧ΔV1により電流i1が流
れるので、トランジスタQ7のベースの出力電圧Vc
が、数16によって表される。
【0039】
【数16】
【0040】ここで、re´は、トランジスタQ1およ
びQ2のエミッタ微分抵抗で数17で表される。
【0041】
【数17】
【0042】そして、差動対18と同様に、出力電圧V
cによって差動対22のトランジスタQ3およびQ4の
ベース間に加わる電位差ΔVcは、数18で得られる。
【0043】
【数18】
【0044】したがって、電位差ΔVcによって、差動
対22には、数19で表される電流i2が流れる。
【0045】
【数19】
【0046】したがって、トランジスタQ5およびQ6
のベース間のインピーダンスは、数20となる。
【0047】
【数20】
【0048】ここで、L=C・(2RB+re)2
(2re´)2 /re2 とおくと、電位差V1は数21
となり、インダクタンス特性が得られる。
【0049】
【数21】
【0050】ここで、2RB≫reとすると、インダク
タンスLは数22で表され、制御電流Icによって、イ
ンダクタンスLを制御することができる。
【0051】
【数22】
【0052】そして、図6に示す半導体インダクタンス
回路10のトランジスタQ1〜Q4のベースにおけるバ
イアスについては、図1の実施例と同様に決定される。
また、図5に示す半導体インダクタンス回路10は、図
6に示すようにその一方端が交流的アースされたもので
ある。すなわち、図5に示す半導体インダクタンス回路
10では、図1に示す半導体インダクタンス回路10と
比較してトランジスタQ2のベースには直流電源24が
接続されており、また、定電流源38が除去されてい
る。
【0053】図5に示す半導体インダクタンス回路10
のインダクタンスLの値は図1に示す実施例と同じ値と
なり、入力端子16と出力端子20との間にインダクタ
ンス特性が得られる。図5に示す半導体インダクタンス
回路10の各トランジスタQ1〜Q4のベースにおける
バイアスについて説明する。トランジスタQ1のベース
電位がトランジスタQ2のベース電位より高くなると、
トランジスタQ2のコレクタ電位Vc(トランジスタQ
3のベース)は上昇する。トランジスタQ3のベース電
位がトランジスタQ4のベース電位より高くなると電流
i1が増加する。したがって、トランジスタQ1のベー
ス端におけるインピーダンス(図示せず)によって電圧
降下が生じる結果、トランジスタQ3のベース電位はト
ランジスタQ4のベース電位(=VB4)に等しくな
る。したがって、各トランジスタQ1〜Q4のベースバ
イアスがすべて決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す回路図である。
【図3】この発明のその他の実施例を示す回路図であ
る。
【図4】この発明のさらにその他の実施例を示す回路図
である。
【図5】この発明のその他の実施例を示す回路図であ
る。
【図6】図5の実施例の等価回路図である。
【図7】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 …半導体インダクタンス回路 12,14 …差動増幅回路 16 …入力端子 18,22 …差動対 20 …出力端子 26〜46,58,60 …定電流源

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】入力端子に接続される第1入力および出力
    端子に接続される第2入力を含む第1の差動増幅回路、 前記第1の差動増幅回路の出力に接続される第3入力お
    よび交流的にアースされた直流電源に接続される第4入
    力を含む第2の差動増幅回路、 前記第2の差動増幅回路の第1出力を前記第2入力に接
    続する第1の帰還経路、 前記第2の差動増幅回路の第2出力および前記直流電源
    のいずれか一方を前記第2入力に接続する第2の帰還経
    路、および前記第1の差動増幅回路の出力と交流的アー
    スとの間に介挿されるコンデンサを備える、半導体イン
    ダクタンス回路。
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CA002067615A CA2067615C (en) 1991-04-30 1992-04-29 Y/c separation circuit
DE69222220T DE69222220T2 (de) 1991-04-30 1992-04-30 Y/C-Trennschaltung
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5583959A (en) * 1994-05-27 1996-12-10 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optical pulse compression device

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JPS5012268A (ja) * 1973-04-13 1975-02-07

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