JPH0538883A - ビデオ印画紙 - Google Patents
ビデオ印画紙Info
- Publication number
- JPH0538883A JPH0538883A JP3217815A JP21781591A JPH0538883A JP H0538883 A JPH0538883 A JP H0538883A JP 3217815 A JP3217815 A JP 3217815A JP 21781591 A JP21781591 A JP 21781591A JP H0538883 A JPH0538883 A JP H0538883A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methacrylate
- dye
- copolymer
- receiving layer
- benzyl methacrylate
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 受容層3への染料の移行により形成された画
像の耐光性に優れたビデオ印画紙を提供する。 【構成】 基体に支持された染料または染料を含むイン
クを加熱により溶融または昇華させて染料の主として樹
脂よりなる受容層3に移行して画像を形成するビデオ印
画紙において、受容層の樹脂は主としてベンジルメタク
リレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレート
の単独重合体または共重合体ならびにそれらと他のビニ
ル化合物等との共重合体であるビデオ印画紙である。
像の耐光性に優れたビデオ印画紙を提供する。 【構成】 基体に支持された染料または染料を含むイン
クを加熱により溶融または昇華させて染料の主として樹
脂よりなる受容層3に移行して画像を形成するビデオ印
画紙において、受容層の樹脂は主としてベンジルメタク
リレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレート
の単独重合体または共重合体ならびにそれらと他のビニ
ル化合物等との共重合体であるビデオ印画紙である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ印画紙に関し、
特に主としてベンジルメタクリレートおよびテトラヒド
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体ならびにそれ
らと他のビニル化合物等との共重合体からなる受容層を
有するビデオ印画紙に関するものである。
特に主としてベンジルメタクリレートおよびテトラヒド
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体ならびにそれ
らと他のビニル化合物等との共重合体からなる受容層を
有するビデオ印画紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、昇華性の分散染料を含有する染料
層を有するインクリボンを、サーマルヘッド等により、
画像信号に応じて点状に加熱し、樹脂塗工紙の表面に移
行した染料からなる画像を形成する試みがビデオ印画紙
において行われている。ビデオ印画紙は、図1に示すよ
うに、受容層3及びシート状基材2の二層構造により構
成されており、この受容層3は、インクリボンから移行
する染料、例えば昇華性の分散染料の画像を受容(受
像)し、受容により形成された画像を維持するための層
である。従来、受容層を構成する材質としては、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル共重合体等
が用いられていた。
層を有するインクリボンを、サーマルヘッド等により、
画像信号に応じて点状に加熱し、樹脂塗工紙の表面に移
行した染料からなる画像を形成する試みがビデオ印画紙
において行われている。ビデオ印画紙は、図1に示すよ
うに、受容層3及びシート状基材2の二層構造により構
成されており、この受容層3は、インクリボンから移行
する染料、例えば昇華性の分散染料の画像を受容(受
像)し、受容により形成された画像を維持するための層
である。従来、受容層を構成する材質としては、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル共重合体等
が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受容層
がこれらの樹脂からなる従来のビデオ印画紙では形成さ
れた画像の耐光性及び耐候性が充分でなく、一旦形成さ
れた画像の鮮明度が低下したり変色することがあった。
これは、サーマルヘッド等により移行する染料が受容層
の表面近傍に存在するため、光、湿度、及び空気中の酸
素等の影響を受けやすいためと考えられる。本発明は従
来技術の欠点を解消し、染料の移行により形成された画
像が耐光性および耐候性に優れたビデオ印画紙を提供す
ることを目的としている。
がこれらの樹脂からなる従来のビデオ印画紙では形成さ
れた画像の耐光性及び耐候性が充分でなく、一旦形成さ
れた画像の鮮明度が低下したり変色することがあった。
これは、サーマルヘッド等により移行する染料が受容層
の表面近傍に存在するため、光、湿度、及び空気中の酸
素等の影響を受けやすいためと考えられる。本発明は従
来技術の欠点を解消し、染料の移行により形成された画
像が耐光性および耐候性に優れたビデオ印画紙を提供す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のビデオ印画紙は、加熱により溶融または
昇華された染料が移行される受容層を有し、前記受容層
に移行された染料により画像が形成されるビデオ印画紙
において、受容層はベンジルメタクリレートまたはテト
ラヒドロフルフリルメタクリレートを主体とする重合体
であることを特徴とするものである。また、受容層の樹
脂はベンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフ
リルメタクリレートの単独重合体または共重合体ならび
にそれらと他のビニル化合物等との重合体と相溶な他の
樹脂を50重量%以下含有することを特徴とするもので
ある。さらには、受容層の樹脂は相溶して染着性を高め
るための化合物を含有することを特徴とするものであ
る。
めに、本発明のビデオ印画紙は、加熱により溶融または
昇華された染料が移行される受容層を有し、前記受容層
に移行された染料により画像が形成されるビデオ印画紙
において、受容層はベンジルメタクリレートまたはテト
ラヒドロフルフリルメタクリレートを主体とする重合体
であることを特徴とするものである。また、受容層の樹
脂はベンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフ
リルメタクリレートの単独重合体または共重合体ならび
にそれらと他のビニル化合物等との重合体と相溶な他の
樹脂を50重量%以下含有することを特徴とするもので
ある。さらには、受容層の樹脂は相溶して染着性を高め
るための化合物を含有することを特徴とするものであ
る。
【0005】本発明によるビデオ印画紙は、例えば図1
に示すように、シート状の基体上に受容層が形成された
構成とされる。このビデオ印画紙は、たとえば熱により
溶融もしくは昇華して移行する染料を含有する染料層を
有するインクリボンと組み合わせて使用され、加熱によ
り溶融または昇華した染料が主として樹脂よりなる受容
層3に移行することにより画像が形成される。
に示すように、シート状の基体上に受容層が形成された
構成とされる。このビデオ印画紙は、たとえば熱により
溶融もしくは昇華して移行する染料を含有する染料層を
有するインクリボンと組み合わせて使用され、加熱によ
り溶融または昇華した染料が主として樹脂よりなる受容
層3に移行することにより画像が形成される。
【0006】本発明のビデオ印画紙は、受容層をベンジ
ルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタク
リレートの単独重合体または共重合体ならびにそれらと
他のビニル化合物等との共重合体(ポリベンジルメタク
リレート、ポリテトラヒドロフルフリルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレート−テトラヒドロフルフリル
メタクリレート共重合体、ベンジルメタクリレート−エ
チルアクリレート共重合体、テトラヒドロフルフリル−
スチレン共重合体、ベンジルメタクリレート−アクリロ
ニトリル共重合体等)を主材料として構成とすることに
より、従来の技術における欠点を解消することができた
ものである。
ルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタク
リレートの単独重合体または共重合体ならびにそれらと
他のビニル化合物等との共重合体(ポリベンジルメタク
リレート、ポリテトラヒドロフルフリルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレート−テトラヒドロフルフリル
メタクリレート共重合体、ベンジルメタクリレート−エ
チルアクリレート共重合体、テトラヒドロフルフリル−
スチレン共重合体、ベンジルメタクリレート−アクリロ
ニトリル共重合体等)を主材料として構成とすることに
より、従来の技術における欠点を解消することができた
ものである。
【0007】本発明に使用するベンジルメタクリレート
およびテトラヒドロフルフリルメタクリレートの単独重
合体または共重合体は、それぞれのモノマーの単独重合
および共重合反応によって製造される。又、ベンジルメ
タクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレ
ートと共重合するビニル化合物としては、アクリル系、
ビニルエステル系、スチレン系、アクリロニトリル系、
アクリルアシド系またはメタクリルアシド系、ビニルエ
ーテル系、その他メタクリレート化合物と共重合する不
飽和化合物、マレイン酸およびその誘導体など広範囲の
化合物が使用可能で、ラジカル触媒を使用する一般的な
重合反応によって共重合体が製造される。共重合可能な
代表的化合物の具体例を次に示す。
およびテトラヒドロフルフリルメタクリレートの単独重
合体または共重合体は、それぞれのモノマーの単独重合
および共重合反応によって製造される。又、ベンジルメ
タクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレ
ートと共重合するビニル化合物としては、アクリル系、
ビニルエステル系、スチレン系、アクリロニトリル系、
アクリルアシド系またはメタクリルアシド系、ビニルエ
ーテル系、その他メタクリレート化合物と共重合する不
飽和化合物、マレイン酸およびその誘導体など広範囲の
化合物が使用可能で、ラジカル触媒を使用する一般的な
重合反応によって共重合体が製造される。共重合可能な
代表的化合物の具体例を次に示す。
【0008】メチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−
プロピルアクリレート、i−プロピルアクリレート、n
−プロピルメタクリレート、i−プロピルメタクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレー
ト、tert−ブチルアクリレート、n−ブチルメタク
リレート、i−ブチルメタクリレート、tert−ブチ
ルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シク
ロヘキシルメタクリレート、エトキシエチルアクリレー
ト、エトキシエチルメタクリレート、ハイドロシキエチ
ルアクリレート、ハイドロシキエチルメタクリレート、
フェニルアクリレート、フェニルメタクリレート、アク
リル酸またはメタクリル酸、酢酸ビニルエステル、プロ
ピオン酸ビニルエステル、ビバリン酸ビニルエステル、
酢酸ビニルエステル、ラウリル酸ビニルエステル、安息
香酸ビニルエステル、モノクロロ酢酸ビニルエステル、
スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレンア
クリロニトリル、p−メチルスチレンアクリロニトリ
ル、メタアクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド等。上
記の化合物は、単にその一例を示したもので本発明に使
用可能な共重合可能な化合物が上記に拘束されないこと
は云うまでもない。
ト、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−
プロピルアクリレート、i−プロピルアクリレート、n
−プロピルメタクリレート、i−プロピルメタクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレー
ト、tert−ブチルアクリレート、n−ブチルメタク
リレート、i−ブチルメタクリレート、tert−ブチ
ルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シク
ロヘキシルメタクリレート、エトキシエチルアクリレー
ト、エトキシエチルメタクリレート、ハイドロシキエチ
ルアクリレート、ハイドロシキエチルメタクリレート、
フェニルアクリレート、フェニルメタクリレート、アク
リル酸またはメタクリル酸、酢酸ビニルエステル、プロ
ピオン酸ビニルエステル、ビバリン酸ビニルエステル、
酢酸ビニルエステル、ラウリル酸ビニルエステル、安息
香酸ビニルエステル、モノクロロ酢酸ビニルエステル、
スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレンア
クリロニトリル、p−メチルスチレンアクリロニトリ
ル、メタアクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド等。上
記の化合物は、単にその一例を示したもので本発明に使
用可能な共重合可能な化合物が上記に拘束されないこと
は云うまでもない。
【0009】これら共重合体におけるベンジルメタクリ
レートまたはテトラヒドロフルフリルメタクリレートと
他の共重合成分との共重合比率はベンジルメタクリレー
トまたはテトラヒドロフルフリルメタクリレート1モル
に対して1〜0.005モルの広範囲に変化し得るが好
ましくは1〜0.05モルの範囲で使用される。上記モ
ノマー類は大部分市販されており、試薬または工業品と
して入手可能であるが、重合体は、ほとんど市販品がな
く、本発明を実施するためには、特に製造する必要があ
る。
レートまたはテトラヒドロフルフリルメタクリレートと
他の共重合成分との共重合比率はベンジルメタクリレー
トまたはテトラヒドロフルフリルメタクリレート1モル
に対して1〜0.005モルの広範囲に変化し得るが好
ましくは1〜0.05モルの範囲で使用される。上記モ
ノマー類は大部分市販されており、試薬または工業品と
して入手可能であるが、重合体は、ほとんど市販品がな
く、本発明を実施するためには、特に製造する必要があ
る。
【0010】ベンジルメタクリレートおよびテトラヒド
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体類
と相溶し、染料の染着性を増加し、耐光性、耐熱性を向
上する添加剤として作用されるエステル類、エーテル
類、炭化水素化合物としては、各種の化合物があり、以
下に例示する化合物は、その一例に過ぎない。これらの
化合物はベンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフ
ルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合体な
らびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体類と相
溶化され、染料を受容層の内部にまで浸透させる作用を
有するものと考えられる。例えば、ジメチルフタレー
ト、ジエチルフタレート、ジオクチルフタレートジシク
ロヘキシルフタレート、ジフェニルフタレート、などの
フタル酸エステル類、ジオクチルアジペート、ジオクチ
ルセパケート、ジシクロヘキシルアゼラエートなどの脂
肪族二塩基酸エステル類、トリフェニルフォスフェー
ト、トリシクロヘキシルフォスフェート、トリエチルフ
ォスフェートなどのリン酸エステル類、さらにジメチル
イソフタレート、ジエチルイソフタレート、ジシクロヘ
キシルイソフタレート等のイソフタル酸エステル類、ブ
チルステアレート、シクロヘキシルラウレート等の高級
脂肪酸エステル、テトラエチルシリケート、テトラフェ
ニルシリケート等のケイ酸エステル類、トリブチルボレ
ート、トリフェニルボレート等のほう酸エステル類など
がある。
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体類
と相溶し、染料の染着性を増加し、耐光性、耐熱性を向
上する添加剤として作用されるエステル類、エーテル
類、炭化水素化合物としては、各種の化合物があり、以
下に例示する化合物は、その一例に過ぎない。これらの
化合物はベンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフ
ルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合体な
らびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体類と相
溶化され、染料を受容層の内部にまで浸透させる作用を
有するものと考えられる。例えば、ジメチルフタレー
ト、ジエチルフタレート、ジオクチルフタレートジシク
ロヘキシルフタレート、ジフェニルフタレート、などの
フタル酸エステル類、ジオクチルアジペート、ジオクチ
ルセパケート、ジシクロヘキシルアゼラエートなどの脂
肪族二塩基酸エステル類、トリフェニルフォスフェー
ト、トリシクロヘキシルフォスフェート、トリエチルフ
ォスフェートなどのリン酸エステル類、さらにジメチル
イソフタレート、ジエチルイソフタレート、ジシクロヘ
キシルイソフタレート等のイソフタル酸エステル類、ブ
チルステアレート、シクロヘキシルラウレート等の高級
脂肪酸エステル、テトラエチルシリケート、テトラフェ
ニルシリケート等のケイ酸エステル類、トリブチルボレ
ート、トリフェニルボレート等のほう酸エステル類など
がある。
【0011】エーテル類としてはジフェニルエーテル、
ジシクロヘキシルエーテル、p−エトキシ安息香酸メチ
ルエステル等、炭化水素化合物としては、カンファー、
低分子ポリスチレン等、さらにp−フェニルフェノー
ル、o−フェニルフェノール等のフェノール類、N−エ
チルトルエンスルホン酸アミド等のスルホン酸アミド類
が挙げられる。
ジシクロヘキシルエーテル、p−エトキシ安息香酸メチ
ルエステル等、炭化水素化合物としては、カンファー、
低分子ポリスチレン等、さらにp−フェニルフェノー
ル、o−フェニルフェノール等のフェノール類、N−エ
チルトルエンスルホン酸アミド等のスルホン酸アミド類
が挙げられる。
【0012】ベンジルメタクリレートおよびテトラヒド
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体と
他の樹脂との混合物も受容層を構成することができる。
例えば、下記に示す樹脂は単独もしくは数種を混合して
使用できるが、下記に示す樹脂類に限定されるものでな
く下記のものは具体例の一例を示したにすぎない。 (a)エステル結合を有するもの。 ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアク
リレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂。 (b)ウレタン結合を有するもの。 ポリウレタン樹脂等。 (c)アミド結合を有するもの。 ポリアミド樹脂。 (d)尿素結合を有するもの。 尿素樹脂等。 (c)その他。 ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩
化ビニルおよびその共重合体、ポリアクリロニトリルお
よびその共重合体。
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体と
他の樹脂との混合物も受容層を構成することができる。
例えば、下記に示す樹脂は単独もしくは数種を混合して
使用できるが、下記に示す樹脂類に限定されるものでな
く下記のものは具体例の一例を示したにすぎない。 (a)エステル結合を有するもの。 ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアク
リレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂。 (b)ウレタン結合を有するもの。 ポリウレタン樹脂等。 (c)アミド結合を有するもの。 ポリアミド樹脂。 (d)尿素結合を有するもの。 尿素樹脂等。 (c)その他。 ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩
化ビニルおよびその共重合体、ポリアクリロニトリルお
よびその共重合体。
【0013】例えば飽和ポリエステルとしてはバイロン
200、バイロン290、バイロン600等(以上、東
洋紡社製)、UE3600、XA6098、XA702
6(以上、ユニチカ社製)、TP220、TP235
(以上、日本合成社製)等が用いられる。芳香族二塩基
酸とグリコール類、脂肪族二塩基酸とグリコール類、芳
香族二塩基酸、脂肪族二塩基酸とグリコール類との混合
ポリエステルなどがある。ウレタン樹脂としては分子末
端に水酸基をもったポリエーテルあるいはポリエステル
とイソシアネートから作られるエーテル型ポリウレタ
ン、エステル型ポリウレタンがあり、アミド結合を有す
る樹脂としてはナイロンなどの他、分枝基をもったジア
ミンとダイマー酸等から誘導されたポリアミド等があ
る。さらにエステル結合をもったポリカプロラクトンや
ポリスチレン、塩化ビニルおよびその共重合体、ポリア
クリロニトリル共重合体など広範囲のものが使用可能で
ある。
200、バイロン290、バイロン600等(以上、東
洋紡社製)、UE3600、XA6098、XA702
6(以上、ユニチカ社製)、TP220、TP235
(以上、日本合成社製)等が用いられる。芳香族二塩基
酸とグリコール類、脂肪族二塩基酸とグリコール類、芳
香族二塩基酸、脂肪族二塩基酸とグリコール類との混合
ポリエステルなどがある。ウレタン樹脂としては分子末
端に水酸基をもったポリエーテルあるいはポリエステル
とイソシアネートから作られるエーテル型ポリウレタ
ン、エステル型ポリウレタンがあり、アミド結合を有す
る樹脂としてはナイロンなどの他、分枝基をもったジア
ミンとダイマー酸等から誘導されたポリアミド等があ
る。さらにエステル結合をもったポリカプロラクトンや
ポリスチレン、塩化ビニルおよびその共重合体、ポリア
クリロニトリル共重合体など広範囲のものが使用可能で
ある。
【0014】ベンジルメタクリレートおよびテトラヒド
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体と
他の樹脂とを併用するときは、ベンジルメタクリレート
等の重合体100重量部に対し、その他の樹脂1〜10
0重量部の使用が可能である。
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体と
他の樹脂とを併用するときは、ベンジルメタクリレート
等の重合体100重量部に対し、その他の樹脂1〜10
0重量部の使用が可能である。
【0015】一方受容層の白色度を向上して転写画像の
鮮明度を高めさらに画像表面に筆記性を付与し、かつ転
写された画像の再転写を防止する目的で受容層3中に蛍
光増白剤及び白色顔料を添加することができる。
鮮明度を高めさらに画像表面に筆記性を付与し、かつ転
写された画像の再転写を防止する目的で受容層3中に蛍
光増白剤及び白色顔料を添加することができる。
【0016】蛍光増白剤としては、たとえばチバガイギ
社製のユビテックスOBのような、蛍光増白剤として市
販されている多くの化合物を使用することができる。又
白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、
クレー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等があり、これ
らは単独または2種以上混合して用いることができる。
また、転写画像の耐光性を向上させるために、受容層中
に紫外線吸収剤、光安定剤、もしくは酸化防止剤等の添
加剤の1種もしくは2種以上を必要に応じ添加すること
ができる。これら蛍光増白剤、白色顔料、紫外線吸収
剤、光安定剤等の添加量はセルロースエステル樹脂10
0重量部に対して0.05〜10重量部が適している
が、目的によっては、その範囲外の量を添加してもよ
く、上記の添加量は単にその一例を示したにすぎず、し
たがって、この添加量に拘束されるものではない。
社製のユビテックスOBのような、蛍光増白剤として市
販されている多くの化合物を使用することができる。又
白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、
クレー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等があり、これ
らは単独または2種以上混合して用いることができる。
また、転写画像の耐光性を向上させるために、受容層中
に紫外線吸収剤、光安定剤、もしくは酸化防止剤等の添
加剤の1種もしくは2種以上を必要に応じ添加すること
ができる。これら蛍光増白剤、白色顔料、紫外線吸収
剤、光安定剤等の添加量はセルロースエステル樹脂10
0重量部に対して0.05〜10重量部が適している
が、目的によっては、その範囲外の量を添加してもよ
く、上記の添加量は単にその一例を示したにすぎず、し
たがって、この添加量に拘束されるものではない。
【0017】本発明のビデオ印画紙は、インクリボンシ
ートとの離型性を向上せしめるために受容層中に離型剤
を含有せしめることができる。離型剤としてはポリエチ
レンワックス、アミドワックス、テフロンパウダー等の
固形ワックス類、フッ素系、リン酸エステル系の界面活
性剤、シリコーンオイル、高融点シリコーンワックス等
が挙げられるがシリコーンオイルが好ましい。たとえ
ば、シリコーンオイルとしては油状のものでも、反応
(硬化)型のものでもよく、目的に応じて使用する。反
応(硬化)型シリコーンとしては、アルコール変性シリ
コーンオイルとイソシアネートなどが挙げられる。さら
に反応(硬化)型シリコーンオイルとしては、エポキシ
変性シリコーンオイル(エポキシ・ポリエーテル変性シ
リコーンオイル)とカルボキシ変性シリコーンオイル
(カルボキシ・ポリエーテル変性シリコーンオイル)と
を反応硬化させたもの、又はアミノ変性シリコーンオイ
ル(アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル)とカ
ルボキシ変性シリコーンオイル(カルボキシ・ポリエー
テル変性シリコーンオイル)とを反応硬化させたものも
好ましい。離型剤層の厚さは0.01〜5μmが好まし
いが特にこの厚さに限定されるものではない。
ートとの離型性を向上せしめるために受容層中に離型剤
を含有せしめることができる。離型剤としてはポリエチ
レンワックス、アミドワックス、テフロンパウダー等の
固形ワックス類、フッ素系、リン酸エステル系の界面活
性剤、シリコーンオイル、高融点シリコーンワックス等
が挙げられるがシリコーンオイルが好ましい。たとえ
ば、シリコーンオイルとしては油状のものでも、反応
(硬化)型のものでもよく、目的に応じて使用する。反
応(硬化)型シリコーンとしては、アルコール変性シリ
コーンオイルとイソシアネートなどが挙げられる。さら
に反応(硬化)型シリコーンオイルとしては、エポキシ
変性シリコーンオイル(エポキシ・ポリエーテル変性シ
リコーンオイル)とカルボキシ変性シリコーンオイル
(カルボキシ・ポリエーテル変性シリコーンオイル)と
を反応硬化させたもの、又はアミノ変性シリコーンオイ
ル(アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル)とカ
ルボキシ変性シリコーンオイル(カルボキシ・ポリエー
テル変性シリコーンオイル)とを反応硬化させたものも
好ましい。離型剤層の厚さは0.01〜5μmが好まし
いが特にこの厚さに限定されるものではない。
【0018】ビデオ印画紙の加工工程中又はプリンター
内での走行時に静電気の発生を抑えるために、ベンジル
メタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリ
レートの単独重合体または共重合体ならびにそれらと他
のビニル化合物等との共重合体系、受容層中又は受容層
の表面に帯電防止剤を含有させることもできる。帯電防
止剤としては界面活性剤たとえば陽イオン型界面活性剤
(たとえば第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体
等)、陰イオン型界面活性剤(たとえばアルキルベンゼ
ンスルホネート、アルキル硫酸エステルナトリウム
塩)、両性イオン型界面活性剤もしくは非イオン型界面
活性剤が挙げられる。これらの帯電防止剤は、コーティ
ング等により受容層表面に塗布形成またはベンジルメタ
クリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレー
トの単独重合体または共重合体ならびにそれらと他のビ
ニル化合物等との共重合体中に添加してもよい。
内での走行時に静電気の発生を抑えるために、ベンジル
メタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリ
レートの単独重合体または共重合体ならびにそれらと他
のビニル化合物等との共重合体系、受容層中又は受容層
の表面に帯電防止剤を含有させることもできる。帯電防
止剤としては界面活性剤たとえば陽イオン型界面活性剤
(たとえば第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体
等)、陰イオン型界面活性剤(たとえばアルキルベンゼ
ンスルホネート、アルキル硫酸エステルナトリウム
塩)、両性イオン型界面活性剤もしくは非イオン型界面
活性剤が挙げられる。これらの帯電防止剤は、コーティ
ング等により受容層表面に塗布形成またはベンジルメタ
クリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレー
トの単独重合体または共重合体ならびにそれらと他のビ
ニル化合物等との共重合体中に添加してもよい。
【0019】
【作用】受容層3の主成分として、ベンジルメタクリレ
ートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレートの単
独重合体または共重合体ならびにそれらと他のビニル化
合物等との共重合体系の樹脂にすると、ポリエステル系
樹脂等を用いた場合と比較して、耐光性が改善され、ま
た、セルロースエステル系樹脂に染着性を高める化合物
を配合することにより、耐光性が改善される。一方、ベ
ンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメ
タクリレートの単独重合体または共重合体ならびにそれ
らと他のビニル化合物等との共重合体系樹脂に他の樹脂
を配合することにより、さらに耐光性が改善される。
ートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレートの単
独重合体または共重合体ならびにそれらと他のビニル化
合物等との共重合体系の樹脂にすると、ポリエステル系
樹脂等を用いた場合と比較して、耐光性が改善され、ま
た、セルロースエステル系樹脂に染着性を高める化合物
を配合することにより、耐光性が改善される。一方、ベ
ンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメ
タクリレートの単独重合体または共重合体ならびにそれ
らと他のビニル化合物等との共重合体系樹脂に他の樹脂
を配合することにより、さらに耐光性が改善される。
【0020】
【実施例】本発明の好適な実施例について実験結果に基
づいて説明する。樹脂の合成 モノマー類は大部分市販されており、試薬または工業品
として入手可能であるが、重合体は、ほとんど市販品が
なく、本発明を実施するためには、特に製造する必要が
ある。以下に製造方法の代表例として、ベンジルメタク
リレートの単独(溶液)重合、ベンジルメタクリレート
とテトラヒドロフルフリルメタクリレートの共重合、ベ
ンジルメタクリレートとアクリロニトリルの共重合につ
いて記す。
づいて説明する。樹脂の合成 モノマー類は大部分市販されており、試薬または工業品
として入手可能であるが、重合体は、ほとんど市販品が
なく、本発明を実施するためには、特に製造する必要が
ある。以下に製造方法の代表例として、ベンジルメタク
リレートの単独(溶液)重合、ベンジルメタクリレート
とテトラヒドロフルフリルメタクリレートの共重合、ベ
ンジルメタクリレートとアクリロニトリルの共重合につ
いて記す。
【0021】(1)ベンジルメタクリレートの単独(溶
液)重合 かきまぜ機、逆流冷却器、温度計、窒素導入管を備着し
た500mlの4ツ口フラスコを水浴上にセットし、ベ
ンジルメタクリレート(東京化成工業社製,試薬、減圧
蒸留精製)37.5g、トルエン(和光純薬工業社製、
試薬特級)212.5g、アゾイソブチロニトリル(和
光純薬工業社製、試薬)0.2gを仕込み、窒素ガスを
送入(流速100ml/分)しながら、かきまぜ、約1
時間かかって内温が80℃になるように加熱する。80
℃で10時間反応したのち加熱を止め放冷する。反応液
を、はげしくかきまぜたメタノール中に滴下し、白色粉
末状の沈殿を得る。沈殿をメタノールで充分洗浄したの
ち、減圧乾燥(10mmHg、60℃、48時間)し、
白色粉末状の重合体を得る。このとき重合体の収量は3
4gであり、重合体のテトラヒドロフラン溶液(濃度
0.250g/100ml、35℃測定)の極限粘度は
1.63、ホットプレート上で加熱すると、42℃付近
から溶融し始め50℃で全体的に溶融する。同様な方法
でテトラヒドロフルフリルメタクリレートの重合体が得
られる。
液)重合 かきまぜ機、逆流冷却器、温度計、窒素導入管を備着し
た500mlの4ツ口フラスコを水浴上にセットし、ベ
ンジルメタクリレート(東京化成工業社製,試薬、減圧
蒸留精製)37.5g、トルエン(和光純薬工業社製、
試薬特級)212.5g、アゾイソブチロニトリル(和
光純薬工業社製、試薬)0.2gを仕込み、窒素ガスを
送入(流速100ml/分)しながら、かきまぜ、約1
時間かかって内温が80℃になるように加熱する。80
℃で10時間反応したのち加熱を止め放冷する。反応液
を、はげしくかきまぜたメタノール中に滴下し、白色粉
末状の沈殿を得る。沈殿をメタノールで充分洗浄したの
ち、減圧乾燥(10mmHg、60℃、48時間)し、
白色粉末状の重合体を得る。このとき重合体の収量は3
4gであり、重合体のテトラヒドロフラン溶液(濃度
0.250g/100ml、35℃測定)の極限粘度は
1.63、ホットプレート上で加熱すると、42℃付近
から溶融し始め50℃で全体的に溶融する。同様な方法
でテトラヒドロフルフリルメタクリレートの重合体が得
られる。
【0022】(2)ベンジルメタクリレートとテトラヒ
ドロフルフリルメタクリレートの共重合 上述のベンジルメタクリレート単独重合体を合成した場
合と同様な装置にベンジルメタクリレート17.6g、
テトラヒドロフルフリルメタクリレート(東京化成工業
社製、減圧蒸留精製)17.0g、酢酸イソプロピルエ
ステル(和光純薬工業社製、試薬特級)196g、アゾ
イソブチロニトリル0.17gを仕込み、窒素ガスを送
入しながら約1時間かかって、内温が80℃になるよう
に加熱する。80℃で3時間加熱したのちアゾイソブチ
ロニトリル0.17gを追加し、さらに80℃で4時間
加熱する。放冷後、重合液を、はげしくかきまぜたメタ
ノール中に滴下し、白色粉末状の沈殿を得る。沈殿はメ
タノールで数回洗浄したのち、減圧乾燥し、収量32.
2g(収率93.1%)の重合体を得る。得られた重合
体のテトラヒドロフラン溶液(濃度0.250g/10
0ml、35℃測定)の極限粘度は1.58である。
ドロフルフリルメタクリレートの共重合 上述のベンジルメタクリレート単独重合体を合成した場
合と同様な装置にベンジルメタクリレート17.6g、
テトラヒドロフルフリルメタクリレート(東京化成工業
社製、減圧蒸留精製)17.0g、酢酸イソプロピルエ
ステル(和光純薬工業社製、試薬特級)196g、アゾ
イソブチロニトリル0.17gを仕込み、窒素ガスを送
入しながら約1時間かかって、内温が80℃になるよう
に加熱する。80℃で3時間加熱したのちアゾイソブチ
ロニトリル0.17gを追加し、さらに80℃で4時間
加熱する。放冷後、重合液を、はげしくかきまぜたメタ
ノール中に滴下し、白色粉末状の沈殿を得る。沈殿はメ
タノールで数回洗浄したのち、減圧乾燥し、収量32.
2g(収率93.1%)の重合体を得る。得られた重合
体のテトラヒドロフラン溶液(濃度0.250g/10
0ml、35℃測定)の極限粘度は1.58である。
【0023】(3)ベンジルメタクリレートとアクリロ
ニトリルの共重合 上述のベンジルメタクリレート単独重合体を合成した場
合と同一装置にベンジルメタクリレート26.4g、ア
クリロニトリル(東京化成工業社製、試薬、減圧蒸留精
製〕8g、1.4ジオキサン(和光純薬工業社製,試薬
特級)195g、アゾイソブチロニトリル0.17gを
仕込み、窒素ガスを送入しながら約1時間かかって、内
温が70℃になるように加熱する。70℃になってから
4時間加熱したのち、アゾイソブチロニトリル0.17
gを追加し、さらに70℃で5時間加熱する。放冷後、
重合液をはげしくかきまぜたメタノール中に滴下し、白
色粉末状の沈殿を得る。沈殿をメタノールで数回洗浄し
たのち減圧乾燥し、重合体を得る。ここで重合体の収量
は32.3g(収率94.0%)である。重合体はテト
ロヒドロフランに溶解し、元素分析によって5.40%
の窒素含有量が測定される。この溶解性ならびに窒素含
有率からこの反応によって得られた重合体はベンジルメ
タクリレート/アクリロニトリル=1/0.95モルか
らなる共重合体であることが確認される。
ニトリルの共重合 上述のベンジルメタクリレート単独重合体を合成した場
合と同一装置にベンジルメタクリレート26.4g、ア
クリロニトリル(東京化成工業社製、試薬、減圧蒸留精
製〕8g、1.4ジオキサン(和光純薬工業社製,試薬
特級)195g、アゾイソブチロニトリル0.17gを
仕込み、窒素ガスを送入しながら約1時間かかって、内
温が70℃になるように加熱する。70℃になってから
4時間加熱したのち、アゾイソブチロニトリル0.17
gを追加し、さらに70℃で5時間加熱する。放冷後、
重合液をはげしくかきまぜたメタノール中に滴下し、白
色粉末状の沈殿を得る。沈殿をメタノールで数回洗浄し
たのち減圧乾燥し、重合体を得る。ここで重合体の収量
は32.3g(収率94.0%)である。重合体はテト
ロヒドロフランに溶解し、元素分析によって5.40%
の窒素含有量が測定される。この溶解性ならびに窒素含
有率からこの反応によって得られた重合体はベンジルメ
タクリレート/アクリロニトリル=1/0.95モルか
らなる共重合体であることが確認される。
【0024】受容層シートの作成 受容層シートは、150μm合成紙(王子油化社製、商
品名FPG−150)に受容層組成物を乾燥膜厚が10
μmとなるように塗布し、50℃、48時間でキュアリ
ングを行うことによって作成した。受容層組成物の組成
を下記に示す。なお各受容層シートにおいて使用した重
合体の種類を表1および表2に、染着性を高める化合物
を添加した場合の化合物および重合体の種類、組成量を
表3に示す。また、表1、表2には、以下に示す手法で
行った印画紙性能の測定結果についても併せて示す。 受容層組成物 重合体 20.0重量部 (表1、表2、表3参照) 染着性を高めるための化合物 0〜4重量部 (表3参照) イソシアネート 1.0重量部 (武川薬品社製、商品名タケネートD−110N) 変性シリコンオイル 0.6重量部 (東レダウコーニング社製、商品名SF8427) 蛍光増白剤 0.04重量部 (ちばガイギー社製、商品名ユビテックスOB) メチルエチルケトン 40.0重量部
品名FPG−150)に受容層組成物を乾燥膜厚が10
μmとなるように塗布し、50℃、48時間でキュアリ
ングを行うことによって作成した。受容層組成物の組成
を下記に示す。なお各受容層シートにおいて使用した重
合体の種類を表1および表2に、染着性を高める化合物
を添加した場合の化合物および重合体の種類、組成量を
表3に示す。また、表1、表2には、以下に示す手法で
行った印画紙性能の測定結果についても併せて示す。 受容層組成物 重合体 20.0重量部 (表1、表2、表3参照) 染着性を高めるための化合物 0〜4重量部 (表3参照) イソシアネート 1.0重量部 (武川薬品社製、商品名タケネートD−110N) 変性シリコンオイル 0.6重量部 (東レダウコーニング社製、商品名SF8427) 蛍光増白剤 0.04重量部 (ちばガイギー社製、商品名ユビテックスOB) メチルエチルケトン 40.0重量部
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】使用したインクリボン 本実施例においては、インク層形成組成物としての染料
は以下ものを用いた。 (1)メチン系染料(A)(Macrolex Yel
low 6G Bayer社製) (2)メチン系染料(B)(Foron Brilli
ant Blue SR−PI Sandoz社製) (3)アントラキノン系染料(C)(Macrolex
Red VioletR Bayer社製) (4)アゾ系染料(D)(Sumikaron Red
S−BDF 住友化学社製) (5)インドアニリン系染料(E) (6)イエロー(プリント材のリボンVPM−30ST
ソニー社製) マゼンタ(プリント材のリボンVPM−30ST ソニ
ー社製) シアン (プリント材のリボンVPM−30ST ソニ
ー社製) (7)イエロー(プリント材のリボンUPM−3010
ソニー社製) マゼンタ(プリント材のリボンUPM−3010 ソニ
ー社製) シアン (プリント材のリボンUPM−3010 ソニ
ー社製) ここで、(5)インドアニリン系染料(E)の構造式は
化1に示すとおりである。
は以下ものを用いた。 (1)メチン系染料(A)(Macrolex Yel
low 6G Bayer社製) (2)メチン系染料(B)(Foron Brilli
ant Blue SR−PI Sandoz社製) (3)アントラキノン系染料(C)(Macrolex
Red VioletR Bayer社製) (4)アゾ系染料(D)(Sumikaron Red
S−BDF 住友化学社製) (5)インドアニリン系染料(E) (6)イエロー(プリント材のリボンVPM−30ST
ソニー社製) マゼンタ(プリント材のリボンVPM−30ST ソニ
ー社製) シアン (プリント材のリボンVPM−30ST ソニ
ー社製) (7)イエロー(プリント材のリボンUPM−3010
ソニー社製) マゼンタ(プリント材のリボンUPM−3010 ソニ
ー社製) シアン (プリント材のリボンUPM−3010 ソニ
ー社製) ここで、(5)インドアニリン系染料(E)の構造式は
化1に示すとおりである。
【0029】
【化1】
【0030】また、この染料の合成方法は以下の通りで
ある。先ず、インドアニリン系誘導体を合成するには、
2−(n−ブチロイルアミノ)−4,6−ジクロロ−5
メチルフェノール3gをエタノール200gに溶かし、
そこへ炭酸ナトリウム8gを水100gに溶かしたもの
を加えよく攪拌する。そこへ、4−アミノ−N(β−ヒ
ドロキシエチル)−N−エチル−mトルイジン硫酸塩5
gを水100gに溶かした物を入れ30分攪拌し、次亜
塩素酸ナトリウム溶液15gを少しずつ加えていき、加
え終わったら10分間攪拌し、水300gを加えてろ過
して染料の結晶を得る。化2に反応式を示す。
ある。先ず、インドアニリン系誘導体を合成するには、
2−(n−ブチロイルアミノ)−4,6−ジクロロ−5
メチルフェノール3gをエタノール200gに溶かし、
そこへ炭酸ナトリウム8gを水100gに溶かしたもの
を加えよく攪拌する。そこへ、4−アミノ−N(β−ヒ
ドロキシエチル)−N−エチル−mトルイジン硫酸塩5
gを水100gに溶かした物を入れ30分攪拌し、次亜
塩素酸ナトリウム溶液15gを少しずつ加えていき、加
え終わったら10分間攪拌し、水300gを加えてろ過
して染料の結晶を得る。化2に反応式を示す。
【0031】
【化2】
【0032】次に、出来た染料の結晶のうち2gをピリ
ジン50gに溶かして塩化ブチリル0.6gを少しずつ
加え、1時間還流してエステル化した。式3に反応式を
示す。
ジン50gに溶かして塩化ブチリル0.6gを少しずつ
加え、1時間還流してエステル化した。式3に反応式を
示す。
【0033】
【化3】
【0034】そして、この得られた化合物をクロロホル
ムを展開溶媒としてカラムクロマトグラフィー(充填
剤:和光純薬社製、商品名ワコーゲルC−200)にか
けて精製した。
ムを展開溶媒としてカラムクロマトグラフィー(充填
剤:和光純薬社製、商品名ワコーゲルC−200)にか
けて精製した。
【0035】次に、染料を含有するインク層組成物を下
記の組成に従って調整した。 インク層組成物 染料 3.70重量部 エチルヒドロキシエチルセルロース 7.42重量部 (EHEC−LOWハーキュレス社製) トルエン 44.44重量部 メチルエチルケトン 44.44重量部 上記の割合の組成の混合物を攪拌して、インクの調整を
行った。そして、このインク層組成物をコイルバーを用
いて背面処理した6μmポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム上に乾燥膜厚が約1μmとなるよう
に塗布して昇華型転写シートを作製し、インクシートと
した。以上のように作成されたインクシートを用いて、
被転写体となる受容層シートに熱転写記録を行った。
記の組成に従って調整した。 インク層組成物 染料 3.70重量部 エチルヒドロキシエチルセルロース 7.42重量部 (EHEC−LOWハーキュレス社製) トルエン 44.44重量部 メチルエチルケトン 44.44重量部 上記の割合の組成の混合物を攪拌して、インクの調整を
行った。そして、このインク層組成物をコイルバーを用
いて背面処理した6μmポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム上に乾燥膜厚が約1μmとなるよう
に塗布して昇華型転写シートを作製し、インクシートと
した。以上のように作成されたインクシートを用いて、
被転写体となる受容層シートに熱転写記録を行った。
【0036】熱転写記録 熱転写記録は、インクシートと受容層シートをカラービ
デオプリンター(ソニー社製、商品名CVP−G50
0)を用いて12階調のステアステップ印画を行った。
デオプリンター(ソニー社製、商品名CVP−G50
0)を用いて12階調のステアステップ印画を行った。
【0037】耐光性試験 階調印画した受容層シートをキセノンアークフェードメ
ーター(ガス試験機製)で60,000KJ/m2 照射
した。照射前後の濃度をマクベス反射温度計(TR−9
24型)を用いて、最高濃度部および濃度1.0付近の
階調部を測定し、染料の残存率を下式にしたがって算出
した。染料の残存率(%)=キセノン照射後の濃度/キ
セノン照射前の濃度×100
ーター(ガス試験機製)で60,000KJ/m2 照射
した。照射前後の濃度をマクベス反射温度計(TR−9
24型)を用いて、最高濃度部および濃度1.0付近の
階調部を測定し、染料の残存率を下式にしたがって算出
した。染料の残存率(%)=キセノン照射後の濃度/キ
セノン照射前の濃度×100
【0038】暗退色試験 階調印画した受容層シートを恒温恒湿槽(タバイ製)中
で、65℃、85%RH、10日間保持し、マクベス反
射濃度計(TR−924)を用いて、最高濃度部および
濃度1.0付近の試験前後の濃度変化を測定し、染料の
残存率を下式にしたがって算出した。染料の残存率
(%)=試験後の濃度/試験前の濃度×100
で、65℃、85%RH、10日間保持し、マクベス反
射濃度計(TR−924)を用いて、最高濃度部および
濃度1.0付近の試験前後の濃度変化を測定し、染料の
残存率を下式にしたがって算出した。染料の残存率
(%)=試験後の濃度/試験前の濃度×100
【0039】染着濃度測定 マクベス反射濃度計(TR−924)を用いて、階調印
画した受容層シートの最高濃度部を測定した。本発明の
重合体を受容層として使用した印画像の染着濃度、耐光
性試験、暗退色試験の結果を表1,表2および表4,表
5に示した。
画した受容層シートの最高濃度部を測定した。本発明の
重合体を受容層として使用した印画像の染着濃度、耐光
性試験、暗退色試験の結果を表1,表2および表4,表
5に示した。
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】表1,表2および表4,表5に示す試験結
果から、従来使用されていたポリエステル系樹脂(比較
例1,2)に比べて、本発明の重合体を用いると、染着
度が向上し、耐光性、退色性試験後の染料の残存率が高
く、耐光性、耐退色性などの耐久性が改善されているこ
とが判る。
果から、従来使用されていたポリエステル系樹脂(比較
例1,2)に比べて、本発明の重合体を用いると、染着
度が向上し、耐光性、退色性試験後の染料の残存率が高
く、耐光性、耐退色性などの耐久性が改善されているこ
とが判る。
【0043】なお、本発明は上述実施例に限ることなく
本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成が採
り得ることは勿論である。
本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成が採
り得ることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】ベンジルメタクリレートおよびテトラヒ
ドロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重
合体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体
の樹脂にすることにより、ポリエステル系樹脂等を用い
た場合と比較して、耐光性が改善され、また、染着性を
高める化合物を配合することにより耐光性を改善するこ
とができる。一方、ベンジルメタクリレートおよびテト
ラヒドロフルフリルメタクリレートの単独重合体または
共重合体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重
合体系樹脂に他の樹脂を配合することにより、さらに耐
光性を改善できる場合があるという利益が得られる。
ドロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重
合体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体
の樹脂にすることにより、ポリエステル系樹脂等を用い
た場合と比較して、耐光性が改善され、また、染着性を
高める化合物を配合することにより耐光性を改善するこ
とができる。一方、ベンジルメタクリレートおよびテト
ラヒドロフルフリルメタクリレートの単独重合体または
共重合体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重
合体系樹脂に他の樹脂を配合することにより、さらに耐
光性を改善できる場合があるという利益が得られる。
【図1】ビデオ印画紙の断面図である。
1 ビデオ印画紙 2 シート状基材 3 受容層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ印画紙に関し、
特に主としてベンジルメタクリレートおよびテトラヒド
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体ならびにそれ
らと他のビニル化合物等との共重合体からなる受容層を
有するビデオ印画紙に関するものである。
特に主としてベンジルメタクリレートおよびテトラヒド
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体ならびにそれ
らと他のビニル化合物等との共重合体からなる受容層を
有するビデオ印画紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、昇華性の分散染料を含有する染料
層を有するインクリボンを、サーマルヘッド等により、
画像信号に応じて点状に加熱し、樹脂塗工紙の表面に移
行した染料からなる画像を形成する試みがビデオ印画紙
において行われている。ビデオ印画紙は、受容層及びシ
ート状基材の二層構造により構成されており、この受容
層は、インクリボンから移行する染料、例えば昇華性の
分散染料の画像を受容(受像)し、受容により形成され
た画像を維持するための層である。従来、受容層を構成
する材質としては、ポリエステル、ポリカーボネート、
ポリ塩化ビニル共重合体等が用いられていた。
層を有するインクリボンを、サーマルヘッド等により、
画像信号に応じて点状に加熱し、樹脂塗工紙の表面に移
行した染料からなる画像を形成する試みがビデオ印画紙
において行われている。ビデオ印画紙は、受容層及びシ
ート状基材の二層構造により構成されており、この受容
層は、インクリボンから移行する染料、例えば昇華性の
分散染料の画像を受容(受像)し、受容により形成され
た画像を維持するための層である。従来、受容層を構成
する材質としては、ポリエステル、ポリカーボネート、
ポリ塩化ビニル共重合体等が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受容層
がこれらの樹脂からなる従来のビデオ印画紙では形成さ
れた画像の耐光性及び耐候性が充分でなく、一旦形成さ
れた画像の鮮明度が低下したり変色することがあった。
これは、サーマルヘッド等により移行する染料が受容層
の表面近傍に存在するため、光、湿度、及び空気中の酸
素等の影響を受けやすいためと考えられる。本発明は従
来技術の欠点を解消し、染料の移行により形成された画
像が耐光性および耐候性に優れたビデオ印画紙を提供す
ることを目的としている。
がこれらの樹脂からなる従来のビデオ印画紙では形成さ
れた画像の耐光性及び耐候性が充分でなく、一旦形成さ
れた画像の鮮明度が低下したり変色することがあった。
これは、サーマルヘッド等により移行する染料が受容層
の表面近傍に存在するため、光、湿度、及び空気中の酸
素等の影響を受けやすいためと考えられる。本発明は従
来技術の欠点を解消し、染料の移行により形成された画
像が耐光性および耐候性に優れたビデオ印画紙を提供す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のビデオ印画紙は、加熱により溶融または
昇華された染料が移行される受容層を有し、前記受容層
に移行された染料により画像が形成されるビデオ印画紙
において、受容層はベンジルメタクリレートまたはテト
ラヒドロフルフリルメタクリレートを主体とする重合体
であることを特徴とするものである。また、受容層の樹
脂はベンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフ
リルメタクリレートの単独重合体または共重合体ならび
にそれらと他のビニル化合物等との重合体と相溶な他の
樹脂を50重量%以下含有することを特徴とするもので
ある。さらには、受容層の樹脂は相溶して染着性を高め
るための化合物を含有することを特徴とするものであ
る。
めに、本発明のビデオ印画紙は、加熱により溶融または
昇華された染料が移行される受容層を有し、前記受容層
に移行された染料により画像が形成されるビデオ印画紙
において、受容層はベンジルメタクリレートまたはテト
ラヒドロフルフリルメタクリレートを主体とする重合体
であることを特徴とするものである。また、受容層の樹
脂はベンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフ
リルメタクリレートの単独重合体または共重合体ならび
にそれらと他のビニル化合物等との重合体と相溶な他の
樹脂を50重量%以下含有することを特徴とするもので
ある。さらには、受容層の樹脂は相溶して染着性を高め
るための化合物を含有することを特徴とするものであ
る。
【0005】本発明によるビデオ印画紙は、例えば図1
に示すように、シート状の基体上に受容層が形成された
構成とされる。このビデオ印画紙は、たとえば熱により
溶融もしくは昇華して移行する染料を含有する染料層を
有するインクリボンと組み合わせて使用され、加熱によ
り溶融または昇華した染料が主として樹脂よりなる受容
層3に移行することにより画像が形成される。
に示すように、シート状の基体上に受容層が形成された
構成とされる。このビデオ印画紙は、たとえば熱により
溶融もしくは昇華して移行する染料を含有する染料層を
有するインクリボンと組み合わせて使用され、加熱によ
り溶融または昇華した染料が主として樹脂よりなる受容
層3に移行することにより画像が形成される。
【0006】本発明のビデオ印画紙は、受容層をベンジ
ルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタク
リレートの単独重合体または共重合体ならびにそれらと
他のビニル化合物等との共重合体(ポリベンジルメタク
リレート、ポリテトラヒドロフルフリルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレート−テトラヒドロフルフリル
メタクリレート共重合体、ベンジルメタクリレート−エ
チルアクリレート共重合体、テトラヒドロフルフリル−
スチレン共重合体、ベンジルメタクリレート−アクリロ
ニトリル共重合体等)を主材料として構成とすることに
より、従来の技術における欠点を解消することができた
ものである。
ルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタク
リレートの単独重合体または共重合体ならびにそれらと
他のビニル化合物等との共重合体(ポリベンジルメタク
リレート、ポリテトラヒドロフルフリルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレート−テトラヒドロフルフリル
メタクリレート共重合体、ベンジルメタクリレート−エ
チルアクリレート共重合体、テトラヒドロフルフリル−
スチレン共重合体、ベンジルメタクリレート−アクリロ
ニトリル共重合体等)を主材料として構成とすることに
より、従来の技術における欠点を解消することができた
ものである。
【0007】本発明に使用するベンジルメタクリレート
およびテトラヒドロフルフリルメタクリレートの単独重
合体または共重合体は、それぞれのモノマーの単独重合
および共重合反応によって製造される。又、ベンジルメ
タクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレ
ートと共重合するビニル化合物としては、アクリル系、
ビニルエステル系、スチレン系、アクリロニトリル系、
アクリルアシド系またはメタクリルアシド系、ビニルエ
ーテル系、その他メタクリレート化合物と共重合する不
飽和化合物、マレイン酸およびその誘導体など広範囲の
化合物が使用可能で、ラジカル触媒を使用する一般的な
重合反応によって共重合体が製造される。共重合可能な
代表的化合物の具体例を次に示す。
およびテトラヒドロフルフリルメタクリレートの単独重
合体または共重合体は、それぞれのモノマーの単独重合
および共重合反応によって製造される。又、ベンジルメ
タクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレ
ートと共重合するビニル化合物としては、アクリル系、
ビニルエステル系、スチレン系、アクリロニトリル系、
アクリルアシド系またはメタクリルアシド系、ビニルエ
ーテル系、その他メタクリレート化合物と共重合する不
飽和化合物、マレイン酸およびその誘導体など広範囲の
化合物が使用可能で、ラジカル触媒を使用する一般的な
重合反応によって共重合体が製造される。共重合可能な
代表的化合物の具体例を次に示す。
【0008】メチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−
プロピルアクリレート、i−プロピルアクリレート、n
−プロピルメタクリレート、i−プロピルメタクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレー
ト、tert−ブチルアクリレート、n−ブチルメタク
リレート、i−ブチルメタクリレート、tert−ブチ
ルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シク
ロヘキシルメタクリレート、エトキシエチルアクリレー
ト、エトキシエチルメタクリレート、ハイドロシキエチ
ルアクリレート、ハイドロシキエチルメタクリレート、
フェニルアクリレート、フェニルメタクリレート、アク
リル酸またはメタクリル酸、酢酸ビニルエステル、プロ
ピオン酸ビニルエステル、ビバリン酸ビニルエステル、
酢酸ビニルエステル、ラウリル酸ビニルエステル、安息
香酸ビニルエステル、モノクロロ酢酸ビニルエステル、
スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレンア
クリロニトリル、p−メチルスチレンアクリロニトリ
ル、メタアクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド等。上
記の化合物は、単にその一例を示したもので本発明に使
用可能な共重合可能な化合物が上記に拘束されないこと
は云うまでもない。
ト、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−
プロピルアクリレート、i−プロピルアクリレート、n
−プロピルメタクリレート、i−プロピルメタクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレー
ト、tert−ブチルアクリレート、n−ブチルメタク
リレート、i−ブチルメタクリレート、tert−ブチ
ルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シク
ロヘキシルメタクリレート、エトキシエチルアクリレー
ト、エトキシエチルメタクリレート、ハイドロシキエチ
ルアクリレート、ハイドロシキエチルメタクリレート、
フェニルアクリレート、フェニルメタクリレート、アク
リル酸またはメタクリル酸、酢酸ビニルエステル、プロ
ピオン酸ビニルエステル、ビバリン酸ビニルエステル、
酢酸ビニルエステル、ラウリル酸ビニルエステル、安息
香酸ビニルエステル、モノクロロ酢酸ビニルエステル、
スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレンア
クリロニトリル、p−メチルスチレンアクリロニトリ
ル、メタアクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド等。上
記の化合物は、単にその一例を示したもので本発明に使
用可能な共重合可能な化合物が上記に拘束されないこと
は云うまでもない。
【0009】これら共重合体におけるベンジルメタクリ
レートまたはテトラヒドロフルフリルメタクリレートと
他の共重合成分との共重合比率はベンジルメタクリレー
トまたはテトラヒドロフルフリルメタクリレート1モル
に対して1〜0.005モルの広範囲に変化し得るが好
ましくは1〜0.05モルの範囲で使用される。上記モ
ノマー類は大部分市販されており、試薬または工業品と
して入手可能であるが、重合体は、ほとんど市販品がな
く、本発明を実施するためには、特に製造する必要があ
る。
レートまたはテトラヒドロフルフリルメタクリレートと
他の共重合成分との共重合比率はベンジルメタクリレー
トまたはテトラヒドロフルフリルメタクリレート1モル
に対して1〜0.005モルの広範囲に変化し得るが好
ましくは1〜0.05モルの範囲で使用される。上記モ
ノマー類は大部分市販されており、試薬または工業品と
して入手可能であるが、重合体は、ほとんど市販品がな
く、本発明を実施するためには、特に製造する必要があ
る。
【0010】ベンジルメタクリレートおよびテトラヒド
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体類
と相溶し、染料の染着性を増加し、耐光性、耐熱性を向
上する添加剤として作用されるエステル類、エーテル
類、炭化水素化合物としては、各種の化合物があり、以
下に例示する化合物は、その一例に過ぎない。これらの
化合物はベンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフ
ルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合体な
らびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体類と相
溶化され、染料を受容層の内部にまで浸透させる作用を
有するものと考えられる。例えば、ジメチルフタレー
ト、ジエチルフタレート、ジオクチルフタレートジシク
ロヘキシルフタレート、ジフェニルフタレート、などの
フタル酸エステル類、ジオクチルアジペート、ジオクチ
ルセパケート、ジシクロヘキシルアゼラエートなどの脂
肪族二塩基酸エステル類、トリフェニルフォスフェー
ト、トリシクロヘキシルフォスフェート、トリエチルフ
ォスフェートなどのリン酸エステル類、さらにジメチル
イソフタレート、ジエチルイソフタレート、ジシクロヘ
キシルイソフタレート等のイソフタル酸エステル類、ブ
チルステアレート、シクロヘキシルラウレート等の高級
脂肪酸エステル、テトラエチルシリケート、テトラフェ
ニルシリケート等のケイ酸エステル類、トリブチルボレ
ート、トリフェニルボレート等のほう酸エステル類など
がある。
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体類
と相溶し、染料の染着性を増加し、耐光性、耐熱性を向
上する添加剤として作用されるエステル類、エーテル
類、炭化水素化合物としては、各種の化合物があり、以
下に例示する化合物は、その一例に過ぎない。これらの
化合物はベンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフ
ルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合体な
らびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体類と相
溶化され、染料を受容層の内部にまで浸透させる作用を
有するものと考えられる。例えば、ジメチルフタレー
ト、ジエチルフタレート、ジオクチルフタレートジシク
ロヘキシルフタレート、ジフェニルフタレート、などの
フタル酸エステル類、ジオクチルアジペート、ジオクチ
ルセパケート、ジシクロヘキシルアゼラエートなどの脂
肪族二塩基酸エステル類、トリフェニルフォスフェー
ト、トリシクロヘキシルフォスフェート、トリエチルフ
ォスフェートなどのリン酸エステル類、さらにジメチル
イソフタレート、ジエチルイソフタレート、ジシクロヘ
キシルイソフタレート等のイソフタル酸エステル類、ブ
チルステアレート、シクロヘキシルラウレート等の高級
脂肪酸エステル、テトラエチルシリケート、テトラフェ
ニルシリケート等のケイ酸エステル類、トリブチルボレ
ート、トリフェニルボレート等のほう酸エステル類など
がある。
【0011】エーテル類としてはジフェニルエーテル、
ジシクロヘキシルエーテル、p−エトキシ安息香酸メチ
ルエステル等、炭化水素化合物としては、カンファー、
低分子ポリスチレン等、さらにp−フェニルフェノー
ル、o−フェニルフェノール等のフェノール類、N−エ
チルトルエンスルホン酸アミド等のスルホン酸アミド類
が挙げられる。
ジシクロヘキシルエーテル、p−エトキシ安息香酸メチ
ルエステル等、炭化水素化合物としては、カンファー、
低分子ポリスチレン等、さらにp−フェニルフェノー
ル、o−フェニルフェノール等のフェノール類、N−エ
チルトルエンスルホン酸アミド等のスルホン酸アミド類
が挙げられる。
【0012】ベンジルメタクリレートおよびテトラヒド
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体と
他の樹脂との混合物も受容層を構成することができる。
例えば、下記に示す樹脂は単独もしくは数種を混合して
使用できるが、下記に示す樹脂類に限定されるものでな
く下記のものは具体例の一例を示したにすぎない。 (a)エステル結合を有するもの。 ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアク
リレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂。 (b)ウレタン結合を有するもの。 ポリウレタン樹脂等。 (c)アミド結合を有するもの。 ポリアミド樹脂。 (d)尿素結合を有するもの。 尿素樹脂等。 (c)その他。 ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩
化ビニルおよびその共重合体、ポリアクリロニトリルお
よびその共重合体。
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体と
他の樹脂との混合物も受容層を構成することができる。
例えば、下記に示す樹脂は単独もしくは数種を混合して
使用できるが、下記に示す樹脂類に限定されるものでな
く下記のものは具体例の一例を示したにすぎない。 (a)エステル結合を有するもの。 ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアク
リレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂。 (b)ウレタン結合を有するもの。 ポリウレタン樹脂等。 (c)アミド結合を有するもの。 ポリアミド樹脂。 (d)尿素結合を有するもの。 尿素樹脂等。 (c)その他。 ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩
化ビニルおよびその共重合体、ポリアクリロニトリルお
よびその共重合体。
【0013】例えば飽和ポリエステルとしてはバイロン
200、バイロン290、バイロン600等(以上、東
洋紡社製)、UE3600、XA6098、XA702
6(以上、ユニチカ社製)、TP220、TP235
(以上、日本合成社製)等が用いられる。芳香族二塩基
酸とグリコール類、脂肪族二塩基酸とグリコール類、芳
香族二塩基酸、脂肪族二塩基酸とグリコール類との混合
ポリエステルなどがある。ウレタン樹脂としては分子末
端に水酸基をもったポリエーテルあるいはポリエステル
とイソシアネートから作られるエーテル型ポリウレタ
ン、エステル型ポリウレタンがあり、アミド結合を有す
る樹脂としてはナイロンなどの他、分枝基をもったジア
ミンとダイマー酸等から誘導されたポリアミド等があ
る。さらにエステル結合をもったポリカプロラクトンや
ポリスチレン、塩化ビニルおよびその共重合体、ポリア
クリロニトリル共重合体など広範囲のものが使用可能で
ある。
200、バイロン290、バイロン600等(以上、東
洋紡社製)、UE3600、XA6098、XA702
6(以上、ユニチカ社製)、TP220、TP235
(以上、日本合成社製)等が用いられる。芳香族二塩基
酸とグリコール類、脂肪族二塩基酸とグリコール類、芳
香族二塩基酸、脂肪族二塩基酸とグリコール類との混合
ポリエステルなどがある。ウレタン樹脂としては分子末
端に水酸基をもったポリエーテルあるいはポリエステル
とイソシアネートから作られるエーテル型ポリウレタ
ン、エステル型ポリウレタンがあり、アミド結合を有す
る樹脂としてはナイロンなどの他、分枝基をもったジア
ミンとダイマー酸等から誘導されたポリアミド等があ
る。さらにエステル結合をもったポリカプロラクトンや
ポリスチレン、塩化ビニルおよびその共重合体、ポリア
クリロニトリル共重合体など広範囲のものが使用可能で
ある。
【0014】ベンジルメタクリレートおよびテトラヒド
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体と
他の樹脂とを併用するときは、ベンジルメタクリレート
等の重合体100重量部に対し、その他の樹脂1〜10
0重量部の使用が可能である。
ロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重合
体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体と
他の樹脂とを併用するときは、ベンジルメタクリレート
等の重合体100重量部に対し、その他の樹脂1〜10
0重量部の使用が可能である。
【0015】受容層の白色度を向上して転写画像の鮮明
度を高めさらに画像表面に筆記性を付与し、かつ転写さ
れた画像の再転写を防止する目的で受容層3中に蛍光増
白剤及び白色顔料を添加することができる。
度を高めさらに画像表面に筆記性を付与し、かつ転写さ
れた画像の再転写を防止する目的で受容層3中に蛍光増
白剤及び白色顔料を添加することができる。
【0016】蛍光増白剤としては、たとえばチバガイギ
社製のユビテックスOBのような、蛍光増白剤として市
販されている多くの化合物を使用することができる。又
白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、
クレー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等があり、これ
らは単独または2種以上混合して用いることができる。
また、転写画像の耐光性を向上させるために、受容層中
に紫外線吸収剤、光安定剤、もしくは酸化防止剤等の添
加剤の1種もしくは2種以上を必要に応じ添加すること
ができる。これら蛍光増白剤、白色顔料、紫外線吸収
剤、光安定剤等の添加量はセルロースエステル樹脂10
0重量部に対して0.05〜10重量部が適している
が、目的によっては、その範囲外の量を添加してもよ
く、上記の添加量は単にその一例を示したにすぎず、し
たがって、この添加量に拘束されるものではない。
社製のユビテックスOBのような、蛍光増白剤として市
販されている多くの化合物を使用することができる。又
白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、
クレー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等があり、これ
らは単独または2種以上混合して用いることができる。
また、転写画像の耐光性を向上させるために、受容層中
に紫外線吸収剤、光安定剤、もしくは酸化防止剤等の添
加剤の1種もしくは2種以上を必要に応じ添加すること
ができる。これら蛍光増白剤、白色顔料、紫外線吸収
剤、光安定剤等の添加量はセルロースエステル樹脂10
0重量部に対して0.05〜10重量部が適している
が、目的によっては、その範囲外の量を添加してもよ
く、上記の添加量は単にその一例を示したにすぎず、し
たがって、この添加量に拘束されるものではない。
【0017】本発明のビデオ印画紙は、インクリボンシ
ートとの離型性を向上せしめるために受容層中に離型剤
を含有せしめることができる。離型剤としてはポリエチ
レンワックス、アミドワックス、テフロンパウダー等の
固形ワックス類、フッ素系、リン酸エステル系の界面活
性剤、シリコーンオイル、高融点シリコーンワックス等
が挙げられるがシリコーンオイルが好ましい。たとえ
ば、シリコーンオイルとしては油状のものでも、反応
(硬化)型のものでもよく、目的に応じて使用する。反
応(硬化)型シリコーンとしては、アルコール変性シリ
コーンオイルとイソシアネートなどが挙げられる。さら
に反応(硬化)型シリコーンオイルとしては、エポキシ
変性シリコーンオイル(エポキシ・ポリエーテル変性シ
リコーンオイル)とカルボキシ変性シリコーンオイル
(カルボキシ・ポリエーテル変性シリコーンオイル)と
を反応硬化させたもの、又はアミノ変性シリコーンオイ
ル(アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル)とカ
ルボキシ変性シリコーンオイル(カルボキシ・ポリエー
テル変性シリコーンオイル)とを反応硬化させたものも
好ましい。離型剤層の厚さは0.01〜5μmが好まし
いが特にこの厚さに限定されるものではない。
ートとの離型性を向上せしめるために受容層中に離型剤
を含有せしめることができる。離型剤としてはポリエチ
レンワックス、アミドワックス、テフロンパウダー等の
固形ワックス類、フッ素系、リン酸エステル系の界面活
性剤、シリコーンオイル、高融点シリコーンワックス等
が挙げられるがシリコーンオイルが好ましい。たとえ
ば、シリコーンオイルとしては油状のものでも、反応
(硬化)型のものでもよく、目的に応じて使用する。反
応(硬化)型シリコーンとしては、アルコール変性シリ
コーンオイルとイソシアネートなどが挙げられる。さら
に反応(硬化)型シリコーンオイルとしては、エポキシ
変性シリコーンオイル(エポキシ・ポリエーテル変性シ
リコーンオイル)とカルボキシ変性シリコーンオイル
(カルボキシ・ポリエーテル変性シリコーンオイル)と
を反応硬化させたもの、又はアミノ変性シリコーンオイ
ル(アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル)とカ
ルボキシ変性シリコーンオイル(カルボキシ・ポリエー
テル変性シリコーンオイル)とを反応硬化させたものも
好ましい。離型剤層の厚さは0.01〜5μmが好まし
いが特にこの厚さに限定されるものではない。
【0018】ビデオ印画紙の加工工程中又はプリンター
内での走行時に静電気の発生を抑えるために、ベンジル
メタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリ
レートの単独重合体または共重合体ならびにそれらと他
のビニル化合物等との共重合体系、受容層中又は受容層
の表面に帯電防止剤を含有させることもできる。帯電防
止剤としては界面活性剤たとえば陽イオン型界面活性剤
(たとえば第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体
等)、陰イオン型界面活性剤(たとえばアルキルベンゼ
ンスルホネート、アルキル硫酸エステルナトリウム
塩)、両性イオン型界面活性剤もしくは非イオン型界面
活性剤が挙げられる。これらの帯電防止剤は、コーティ
ング等により受容層表面に塗布形成またはベンジルメタ
クリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレー
トの単独重合体または共重合体ならびにそれらと他のビ
ニル化合物等との共重合体中に添加してもよい。
内での走行時に静電気の発生を抑えるために、ベンジル
メタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリ
レートの単独重合体または共重合体ならびにそれらと他
のビニル化合物等との共重合体系、受容層中又は受容層
の表面に帯電防止剤を含有させることもできる。帯電防
止剤としては界面活性剤たとえば陽イオン型界面活性剤
(たとえば第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体
等)、陰イオン型界面活性剤(たとえばアルキルベンゼ
ンスルホネート、アルキル硫酸エステルナトリウム
塩)、両性イオン型界面活性剤もしくは非イオン型界面
活性剤が挙げられる。これらの帯電防止剤は、コーティ
ング等により受容層表面に塗布形成またはベンジルメタ
クリレートおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレー
トの単独重合体または共重合体ならびにそれらと他のビ
ニル化合物等との共重合体中に添加してもよい。
【0019】一方、インクリボンに使用する染料は任意
であるが、具体的に例示するならば、例えば下記の各染
料が挙げられる。 (1)メチン系染料(A)(Macrolex Yel
low 6G Bayer社製) (2)メチン系染料(B)(Foron Brilli
ant Blue SR−PI Sandoz社製) (3)アントラキノン系染料(C)(Macrolex
Red VioletR Bayer社製) (4)アゾ系染料(D)(Sumikaron Red
S−BDF 住友化学社製) (5)インドアニリン系染料(E)
であるが、具体的に例示するならば、例えば下記の各染
料が挙げられる。 (1)メチン系染料(A)(Macrolex Yel
low 6G Bayer社製) (2)メチン系染料(B)(Foron Brilli
ant Blue SR−PI Sandoz社製) (3)アントラキノン系染料(C)(Macrolex
Red VioletR Bayer社製) (4)アゾ系染料(D)(Sumikaron Red
S−BDF 住友化学社製) (5)インドアニリン系染料(E)
【0020】例えば、インドアニリン系誘導体の合成方
法は以下の通りである。先ず、2−(n−ブチロイルア
ミノ)−4,6−ジクロロ−5メチルフェノール3gを
エタノール200gに溶かし、そこへ炭酸ナトリウム8
gを水100gに溶かしたものを加えよく攪拌する。そ
こへ、4−アミノ−N(β−ヒドロキシエチル)−N−
エチル−mトルイジン硫酸塩5gを水100gに溶かし
た物を入れ30分攪拌し、次亜塩素酸ナトリウム溶液1
5gを少しずつ加えていき、加え終わったら10分間攪
拌し、水300gを加えてろ過して染料の結晶を得る。
法は以下の通りである。先ず、2−(n−ブチロイルア
ミノ)−4,6−ジクロロ−5メチルフェノール3gを
エタノール200gに溶かし、そこへ炭酸ナトリウム8
gを水100gに溶かしたものを加えよく攪拌する。そ
こへ、4−アミノ−N(β−ヒドロキシエチル)−N−
エチル−mトルイジン硫酸塩5gを水100gに溶かし
た物を入れ30分攪拌し、次亜塩素酸ナトリウム溶液1
5gを少しずつ加えていき、加え終わったら10分間攪
拌し、水300gを加えてろ過して染料の結晶を得る。
【0021】
【作用】受容層の主成分として、ベンジルメタクリレー
トおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレートの単独
重合体または共重合体ならびにそれらと他のビニル化合
物等との共重合体系の樹脂にすると、ポリエステル系樹
脂等を用いた場合と比較して、耐光性が改善され、ま
た、セルロースエステル系樹脂に染着性を高める化合物
を配合することにより、耐光性が改善される。一方、ベ
ンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメ
タクリレートの単独重合体または共重合体ならびにそれ
らと他のビニル化合物等との共重合体系樹脂に他の樹脂
を配合することにより、さらに耐光性が改善される。
トおよびテトラヒドロフルフリルメタクリレートの単独
重合体または共重合体ならびにそれらと他のビニル化合
物等との共重合体系の樹脂にすると、ポリエステル系樹
脂等を用いた場合と比較して、耐光性が改善され、ま
た、セルロースエステル系樹脂に染着性を高める化合物
を配合することにより、耐光性が改善される。一方、ベ
ンジルメタクリレートおよびテトラヒドロフルフリルメ
タクリレートの単独重合体または共重合体ならびにそれ
らと他のビニル化合物等との共重合体系樹脂に他の樹脂
を配合することにより、さらに耐光性が改善される。
【0022】
【実施例】本発明の好適な実施例について実験結果に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0023】樹脂の合成 モノマー類は大部分市販されており、試薬または工業品
として入手可能であるが、重合体は、ほとんど市販品が
なく、本発明を実施するためには、特に製造する必要が
ある。以下に製造方法の代表例として、ベンジルメタク
リレートの単独(溶液)重合、ベンジルメタクリレート
とテトラヒドロフルフリルメタクリレートの共重合、ベ
ンジルメタクリレートとアクリロニトリルの共重合につ
いて記す。
として入手可能であるが、重合体は、ほとんど市販品が
なく、本発明を実施するためには、特に製造する必要が
ある。以下に製造方法の代表例として、ベンジルメタク
リレートの単独(溶液)重合、ベンジルメタクリレート
とテトラヒドロフルフリルメタクリレートの共重合、ベ
ンジルメタクリレートとアクリロニトリルの共重合につ
いて記す。
【0024】(1)ベンジルメタクリレートの単独(溶
液)重合 かきまぜ機、逆流冷却器、温度計、窒素導入管を備着し
た500mlの4ツ口フラスコを水浴上にセットし、ベ
ンジルメタクリレート(東京化成工業社製,試薬、減圧
蒸留精製)37.5g、トルエン(和光純薬工業社製、
試薬特級)212.5g、アゾイソブチロニトリル(和
光純薬工業社製、試薬)0.2gを仕込み、窒素ガスを
送入(流速100ml/分)しながら、かきまぜ、約1
時間かかって内温が80℃になるように加熱する。80
℃で10時間反応したのち加熱を止め放冷する。反応液
を、はげしくかきまぜたメタノール中に滴下し、白色粉
末状の沈殿を得る。沈殿をメタノールで充分洗浄したの
ち、減圧乾燥(10mmHg、60℃、48時間)し、
白色粉末状の重合体を得る。このとき重合体の収量は3
4gであり、重合体のテトラヒドロフラン溶液(濃度
0.250g/100ml、35℃測定)の極限粘度は
1.63、ホットプレート上で加熱すると、42℃付近
から溶融し始め50℃で全体的に溶融する。同様な方法
でテトラヒドロフルフリルメタクリレートの重合体が得
られる。
液)重合 かきまぜ機、逆流冷却器、温度計、窒素導入管を備着し
た500mlの4ツ口フラスコを水浴上にセットし、ベ
ンジルメタクリレート(東京化成工業社製,試薬、減圧
蒸留精製)37.5g、トルエン(和光純薬工業社製、
試薬特級)212.5g、アゾイソブチロニトリル(和
光純薬工業社製、試薬)0.2gを仕込み、窒素ガスを
送入(流速100ml/分)しながら、かきまぜ、約1
時間かかって内温が80℃になるように加熱する。80
℃で10時間反応したのち加熱を止め放冷する。反応液
を、はげしくかきまぜたメタノール中に滴下し、白色粉
末状の沈殿を得る。沈殿をメタノールで充分洗浄したの
ち、減圧乾燥(10mmHg、60℃、48時間)し、
白色粉末状の重合体を得る。このとき重合体の収量は3
4gであり、重合体のテトラヒドロフラン溶液(濃度
0.250g/100ml、35℃測定)の極限粘度は
1.63、ホットプレート上で加熱すると、42℃付近
から溶融し始め50℃で全体的に溶融する。同様な方法
でテトラヒドロフルフリルメタクリレートの重合体が得
られる。
【0025】(2)ベンジルメタクリレートとテトラヒ
ドロフルフリルメタクリレートの共重合 上述のベンジルメタクリレート単独重合体を合成した場
合と同様な装置にベンジルメタクリレート17.6g、
テトラヒドロフルフリルメタクリレート(東京化成工業
社製、減圧蒸留精製)17.0g、酢酸イソプロピルエ
ステル(和光純薬工業社製、試薬特級)196g、アゾ
イソブチロニトリル0.17gを仕込み、窒素ガスを送
入しながら約1時間かかって、内温が80℃になるよう
に加熱する。80℃で3時間加熱したのちアゾイソブチ
ロニトリル0.17gを追加し、さらに80℃で4時間
加熱する。放冷後、重合液を、はげしくかきまぜたメタ
ノール中に滴下し、白色粉末状の沈殿を得る。沈殿はメ
タノールで数回洗浄したのち、減圧乾燥し、収量32.
2g(収率93.1%)の重合体を得る。得られた重合
体のテトラヒドロフラン溶液(濃度0.250g/10
0ml、35℃測定)の極限粘度は1.58である。
ドロフルフリルメタクリレートの共重合 上述のベンジルメタクリレート単独重合体を合成した場
合と同様な装置にベンジルメタクリレート17.6g、
テトラヒドロフルフリルメタクリレート(東京化成工業
社製、減圧蒸留精製)17.0g、酢酸イソプロピルエ
ステル(和光純薬工業社製、試薬特級)196g、アゾ
イソブチロニトリル0.17gを仕込み、窒素ガスを送
入しながら約1時間かかって、内温が80℃になるよう
に加熱する。80℃で3時間加熱したのちアゾイソブチ
ロニトリル0.17gを追加し、さらに80℃で4時間
加熱する。放冷後、重合液を、はげしくかきまぜたメタ
ノール中に滴下し、白色粉末状の沈殿を得る。沈殿はメ
タノールで数回洗浄したのち、減圧乾燥し、収量32.
2g(収率93.1%)の重合体を得る。得られた重合
体のテトラヒドロフラン溶液(濃度0.250g/10
0ml、35℃測定)の極限粘度は1.58である。
【0026】(3)ベンジルメタクリレートとアクリロ
ニトリルの共重合 上述のベンジルメタクリレート単独重合体を合成した場
合と同一装置にベンジルメタクリレート26.4g、ア
クリロニトリル(東京化成工業社製、試薬、減圧蒸留精
製〕8g、1.4ジオキサン(和光純薬工業社製,試薬
特級)195g、アゾイソブチロニトリル0.17gを
仕込み、窒素ガスを送入しながら約1時間かかって、内
温が70℃になるように加熱する。70℃になってから
4時間加熱したのち、アゾイソブチロニトリル0.17
gを追加し、さらに70℃で5時間加熱する。放冷後、
重合液をはげしくかきまぜたメタノール中に滴下し、白
色粉末状の沈殿を得る。沈殿をメタノールで数回洗浄し
たのち減圧乾燥し、重合体を得る。ここで重合体の収量
は32.3g(収率94.0%)である。重合体はテト
ロヒドロフランに溶解し、元素分析によって5.40%
の窒素含有量が測定される。この溶解性ならびに窒素含
有率からこの反応によって得られた重合体はベンジルメ
タクリレート/アクリロニトリル=1/0.95モルか
らなる共重合体であることが確認される。
ニトリルの共重合 上述のベンジルメタクリレート単独重合体を合成した場
合と同一装置にベンジルメタクリレート26.4g、ア
クリロニトリル(東京化成工業社製、試薬、減圧蒸留精
製〕8g、1.4ジオキサン(和光純薬工業社製,試薬
特級)195g、アゾイソブチロニトリル0.17gを
仕込み、窒素ガスを送入しながら約1時間かかって、内
温が70℃になるように加熱する。70℃になってから
4時間加熱したのち、アゾイソブチロニトリル0.17
gを追加し、さらに70℃で5時間加熱する。放冷後、
重合液をはげしくかきまぜたメタノール中に滴下し、白
色粉末状の沈殿を得る。沈殿をメタノールで数回洗浄し
たのち減圧乾燥し、重合体を得る。ここで重合体の収量
は32.3g(収率94.0%)である。重合体はテト
ロヒドロフランに溶解し、元素分析によって5.40%
の窒素含有量が測定される。この溶解性ならびに窒素含
有率からこの反応によって得られた重合体はベンジルメ
タクリレート/アクリロニトリル=1/0.95モルか
らなる共重合体であることが確認される。
【0027】受容層シートの作成 受容層シートは、150μm合成紙(王子油化社製、商
品名FPG−150)に受容層組成物を乾燥膜厚が10
μmとなるように塗布し、50℃、48時間でキュアリ
ングを行うことによって作成した。受容層組成物の組成
を下記に示す。なお各受容層シートにおいて使用した重
合体の種類を表1および表2に示す。 受容層組成物 重合体 20.0重量部 イソシアネート 1.0重量部 (武川薬品社製、商品名タケネートD−110N) 変性シリコンオイル 0.6重量部 (東レダウコーニング社製、商品名SF8427) 蛍光増白剤 0.04重量部 (ちばガイギー社製、商品名ユビテックスOB) メチルエチルケトン 40.0重量部
品名FPG−150)に受容層組成物を乾燥膜厚が10
μmとなるように塗布し、50℃、48時間でキュアリ
ングを行うことによって作成した。受容層組成物の組成
を下記に示す。なお各受容層シートにおいて使用した重
合体の種類を表1および表2に示す。 受容層組成物 重合体 20.0重量部 イソシアネート 1.0重量部 (武川薬品社製、商品名タケネートD−110N) 変性シリコンオイル 0.6重量部 (東レダウコーニング社製、商品名SF8427) 蛍光増白剤 0.04重量部 (ちばガイギー社製、商品名ユビテックスOB) メチルエチルケトン 40.0重量部
【0028】使用したインクリボン Y:イエロー(プリント材のリボンVPM−30ST
ソニー社製) M:マゼンタ(プリント材のリボンVPM−30ST
ソニー社製) C:シアン (プリント材のリボンVPM−30ST
ソニー社製) 使用したインクリボンの作成方法は下記の通りである。 インク層組成物 染料 3.70重量部 エチルヒドロキシエチルセルロース 7.42重量部 (EHEC−LOWハーキュレス社製) トルエン 44.44重量部 メチルエチルケトン 44.44重量部 上記の割合の組成の混合物を攪拌して、インクの調整を
行った。そして、このインク層組成物をコイルバーを用
いて背面処理した6μmポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム上に乾燥膜厚が約1μmとなるよう
に塗布して昇華型転写シートを作製し、インクシートと
した。
ソニー社製) M:マゼンタ(プリント材のリボンVPM−30ST
ソニー社製) C:シアン (プリント材のリボンVPM−30ST
ソニー社製) 使用したインクリボンの作成方法は下記の通りである。 インク層組成物 染料 3.70重量部 エチルヒドロキシエチルセルロース 7.42重量部 (EHEC−LOWハーキュレス社製) トルエン 44.44重量部 メチルエチルケトン 44.44重量部 上記の割合の組成の混合物を攪拌して、インクの調整を
行った。そして、このインク層組成物をコイルバーを用
いて背面処理した6μmポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム上に乾燥膜厚が約1μmとなるよう
に塗布して昇華型転写シートを作製し、インクシートと
した。
【0029】熱転写記録 熱転写記録は、インクシートと受容層シートをカラービ
デオプリンター(ソニー社製、商品名CVP−G50
0)を用いて12階調のステアステップ印画を行った。
デオプリンター(ソニー社製、商品名CVP−G50
0)を用いて12階調のステアステップ印画を行った。
【0030】耐光性試験 階調印画した受容層シートをキセノンアークフェードメ
ーター(ガス試験機製)で60,000KJ/m2 照射
した。照射前後の濃度をマクベス反射温度計(TR−9
24型)を用いて、最高濃度部および濃度1.0付近の
階調部を測定し、染料の残存率を下式にしたがって算出
した。染料の残存率(%)=キセノン照射後の濃度/キ
セノン照射前の濃度×100
ーター(ガス試験機製)で60,000KJ/m2 照射
した。照射前後の濃度をマクベス反射温度計(TR−9
24型)を用いて、最高濃度部および濃度1.0付近の
階調部を測定し、染料の残存率を下式にしたがって算出
した。染料の残存率(%)=キセノン照射後の濃度/キ
セノン照射前の濃度×100
【0031】暗退色試験 階調印画した受容層シートを恒温恒湿槽(タバイ製)中
で、65℃、85%RH、10日間保持し、マクベス反
射濃度計(TR−924)を用いて、最高濃度部および
濃度1.0付近の試験前後の濃度変化を測定し、染料の
残存率を下式にしたがって算出した。染料の残存率
(%)=試験後の濃度/試験前の濃度×100
で、65℃、85%RH、10日間保持し、マクベス反
射濃度計(TR−924)を用いて、最高濃度部および
濃度1.0付近の試験前後の濃度変化を測定し、染料の
残存率を下式にしたがって算出した。染料の残存率
(%)=試験後の濃度/試験前の濃度×100
【0032】染着濃度測定 マクベス反射濃度計(TR−924)を用いて、階調印
画した受容層シートの最高濃度部を測定した。各測定結
果を使用した重合体の種類とともに表1,表2に示す。
画した受容層シートの最高濃度部を測定した。各測定結
果を使用した重合体の種類とともに表1,表2に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】 *1 合成方法記載の樹脂 *2 共重合体組成 モル比 *3 ポリエステル〔東洋紡績社製、バイロン206〕 *4 ポリエステル(上記)20部+ジシクロヘキシル
フタレート 4部
フタレート 4部
【0035】表に示す試験結果から、従来使用されてい
たポリエステル系樹脂(比較例1,2)に比べて、ベン
ジルメタクリレートまたはテトラヒドロフルフリルメタ
クリレートを主体とする重合体を用いると、染着度が向
上し、耐光性、退色性試験後の染料の残存率が高く、耐
光性、耐退色性などの耐久性が改善されていることが判
る。
たポリエステル系樹脂(比較例1,2)に比べて、ベン
ジルメタクリレートまたはテトラヒドロフルフリルメタ
クリレートを主体とする重合体を用いると、染着度が向
上し、耐光性、退色性試験後の染料の残存率が高く、耐
光性、耐退色性などの耐久性が改善されていることが判
る。
【0036】エステル化合物の添加 ベンジルメタクリレートまたはテトラヒドロフルフリル
メタクリレートを主体とする重合体に各種エステル化合
物を添加して受容層を形成した。エステル化合物の種類
及び添加量は表3に示す通りである。
メタクリレートを主体とする重合体に各種エステル化合
物を添加して受容層を形成した。エステル化合物の種類
及び添加量は表3に示す通りである。
【0037】
【表3】
【0038】そして、これら印画紙についても同様にE
P画像性能(染着濃度,耐光性,暗耐色)を調べた。測
定結果を表4,表5に示す。
P画像性能(染着濃度,耐光性,暗耐色)を調べた。測
定結果を表4,表5に示す。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】ベンジルメタクリレートまたはテトラヒド
ロフルフリルメタクリレートを主体とする重合体に各種
エステル化合物を添加したものを使用すると、さらに耐
光性,耐退色性などの耐久性が向上することがわかる。
なお、本発明は上述実施例に限ることなく本発明の要旨
を逸脱することなくその他種々の構成が採り得ることは
勿論である。
ロフルフリルメタクリレートを主体とする重合体に各種
エステル化合物を添加したものを使用すると、さらに耐
光性,耐退色性などの耐久性が向上することがわかる。
なお、本発明は上述実施例に限ることなく本発明の要旨
を逸脱することなくその他種々の構成が採り得ることは
勿論である。
【0042】
【発明の効果】ベンジルメタクリレートおよびテトラヒ
ドロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重
合体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体
の樹脂にすることにより、ポリエステル系樹脂等を用い
た場合と比較して、耐光性が改善され、また、染着性を
高める化合物を配合することにより耐光性を改善するこ
とができる。一方、ベンジルメタクリレートおよびテト
ラヒドロフルフリルメタクリレートの単独重合体または
共重合体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重
合体系樹脂に他の樹脂を配合することにより、さらに耐
光性を改善できる場合があるという利益が得られる。
ドロフルフリルメタクリレートの単独重合体または共重
合体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重合体
の樹脂にすることにより、ポリエステル系樹脂等を用い
た場合と比較して、耐光性が改善され、また、染着性を
高める化合物を配合することにより耐光性を改善するこ
とができる。一方、ベンジルメタクリレートおよびテト
ラヒドロフルフリルメタクリレートの単独重合体または
共重合体ならびにそれらと他のビニル化合物等との共重
合体系樹脂に他の樹脂を配合することにより、さらに耐
光性を改善できる場合があるという利益が得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】 加熱により溶融または昇華された染料が
移行される受容層を有し、前記受容層に移行された染料
により画像が形成されるビデオ印画紙において、 受容層はベンジルメタクリレートまたはテトラヒドロフ
ルフリルメタクリレートを主体とする重合体であること
を特徴とするビデオ印画紙。 - 【請求項2】 受容層の樹脂はベンジルメタクリレート
およびテトラヒドロフルフリルメタクリレートの単独重
合体または共重合体ならびにそれらと他のビニル化合物
等との重合体と相溶な他の樹脂を50重量%以下含有す
ることを特徴とする請求項1記載のビデオ印画紙。 - 【請求項3】 受容層の樹脂は相溶して染着性を高める
ための化合物を含有することを特徴とする請求項1又は
請求項2記載のビデオ印画紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3217815A JPH0538883A (ja) | 1991-08-03 | 1991-08-03 | ビデオ印画紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3217815A JPH0538883A (ja) | 1991-08-03 | 1991-08-03 | ビデオ印画紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0538883A true JPH0538883A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16710175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3217815A Withdrawn JPH0538883A (ja) | 1991-08-03 | 1991-08-03 | ビデオ印画紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0538883A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6573349B2 (en) | 2000-08-01 | 2003-06-03 | Dow Global Technologies Inc. | High molecular weight monovinylidene aromatic polymers with good processability |
| JP2009083135A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート、画像形成方法及び印画物 |
| JP2009083134A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート及び印画物 |
| JP2009083136A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート、画像形成方法及び印画物 |
-
1991
- 1991-08-03 JP JP3217815A patent/JPH0538883A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6573349B2 (en) | 2000-08-01 | 2003-06-03 | Dow Global Technologies Inc. | High molecular weight monovinylidene aromatic polymers with good processability |
| JP2009083135A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート、画像形成方法及び印画物 |
| JP2009083134A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート及び印画物 |
| JP2009083136A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート、画像形成方法及び印画物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |