JPH0539330A - 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物の製造方法

Info

Publication number
JPH0539330A
JPH0539330A JP21923791A JP21923791A JPH0539330A JP H0539330 A JPH0539330 A JP H0539330A JP 21923791 A JP21923791 A JP 21923791A JP 21923791 A JP21923791 A JP 21923791A JP H0539330 A JPH0539330 A JP H0539330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
resin composition
polyolefin
weight
polyamide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21923791A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Teraya
竜男 寺屋
Akira Kobayashi
明 小林
Tetsuya Kawamura
哲也 河村
Koichi Yokoyama
公一 横山
Eiji Kuchiki
栄治 朽木
Yuji Fujita
祐二 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tonen Corp filed Critical Tonen Corp
Priority to JP21923791A priority Critical patent/JPH0539330A/ja
Publication of JPH0539330A publication Critical patent/JPH0539330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリアミドとポリオレフィンとの特性を兼備
する力学的特性、表面特性および環境特性を有する熱可
塑性樹脂組成物の製造方法を提供する。 【構成】 (a)ポリアミドと、(b)ポリオレフィン
と、(c)分子中に少なくとも1つのグリシジルオキシ
基を有する1種以上の重合性化合物と、(d)重合開始
剤とを用い、前記成分(a)および成分(b)の配合割
合が重量比で(a)/(b)=1/99〜99/1とい
う条件下に、成分(c)を(a)+(b)の合計100
重量部に対して0.01〜5重量部配合し、成分(d)を
(a)+(b)の合計100重量部に対して0.001 〜0.
5 重量部配合して200〜300℃の温度で溶融混練す
ることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリアミドとポリオレフ
ィンとを含有する熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関す
る。より詳しくは、ポリアミドとポリオレフィンとが良
好に相溶化し、耐衝撃性、機械的強度などの力学的特
性、耐水劣化性、耐薬品性、耐熱性、外観などの表面特
性に優れ、自動車の内外装品や電装部品、家電製品、ス
ポーツ用品、家具、事務用品などの成形品用等として好
適な熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】ポリアミドは耐熱性、機
械的強度および絶縁性に優れた樹脂である。これに比べ
てポリオレフィンは、軽量かつ耐衝撃性に優れ、成形
性、耐水性あるいは耐薬品性などの環境特性が良好であ
るという特長を有する。このため、それぞれに優れた特
長を有するポリアミドとポリオレフィンとを配合するこ
とにより、両者の長所を備えた樹脂組成物をつくる試み
が行なわれている。しかし、ポリアミドとポリオレフィ
ンは相溶性が悪いために、両者を配合した熱可塑性樹脂
組成物は耐衝撃性や機械的強度などが低下するという問
題がある。そこで、ポリアミドとポリオレフィンの相溶
性を向上させることを目的として、ポリアミドに、不飽
和カルボン酸またはその誘導体、特に無水マレイン酸
(MAH)等の不飽和ジカルボン酸の無水物を付加した
ポリオレフィンを配合して溶融混練することにより、ポ
リアミドとポリオレフィンの相溶分散性を向上させ、耐
衝撃性の向上や吸水による劣化を防止することが行なわ
れている。しかし、この方法ではジカルボン酸をポリオ
レフィンに付加させる際に、ポリオレフィンの架橋によ
る変質や劣化を生じ、相溶化による物性の改善が十分で
ない。また、ポリオレフィンに付加させる未反応の酸と
ポリアミドが反応して着色し、外観を損なうことがあ
る。従って、本発明の目的はポリアミドとポリオレフィ
ンとが良好に相溶化し、優れた力学的特性、表面特性お
よび環境特性を有した熱可塑性樹脂組成物を製造する方
法を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
重ねた結果、ポリアミドとポリオレフィンとに、前記無
水マレイン酸などの不飽和化合物とは異なった特定の重
合性化合物と、重合開始剤とを配合して溶融混練するこ
とにより、ポリアミドとポリオレフィンとが良好に相溶
化し、力学的特性、表面特性および環境特性に優れた熱
可塑性樹脂組成物が得られることを見出し、本発明に到
達したものである。すなわち、本発明は、(a)ポリア
ミドと、(b)ポリオレフィンと、(c)分子中に少な
くとも1つのグリシジルオキシ基を有する1種以上の重
合性化合物と、(d)重合開始剤とを用い、前記成分
(a)および成分(b)の配合割合が重量比で(a)/
(b)=1/99〜99/1という条件下に、成分
(c)を(a)+(b)の合計100重量部に対して0.
01〜5重量部配合し、成分(d)を(a)+(b)の合
計100重量部に対して0.001 〜0.5 重量部配合して2
00〜300℃の温度で溶融混練することを特徴とする
熱可塑性樹脂組成物の製造方法を提供したものである。
【0004】以下、本発明の熱可塑性樹脂組成物の製造
方法を詳細に説明する。本発明で使用する熱可塑性樹脂
組成物成分の(a)ポリアミドは、アミド結合を有する
熱可塑性樹脂であり、例えば、ヘキサメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、
2,2,4−または2,4,4−トリメチルヘキサメチ
レンジアミン、1,3−または1,4−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサン、ビス(p−アミノシクロヘキシ
ルメタン)、m−またはp−キシリレンジアミンのよう
な脂肪族、脂環族または芳香族のジアミンと、アジピン
酸、スベリン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボ
ン酸、テレフタル酸、イソフタル酸のような脂肪族、脂
環族または芳香族のジカルボン酸とから製造されるポリ
アミド、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカ
ン酸、12−アミノドデカン酸のようなアミノカルボン
酸から製造されるポリアミド、ε−カプロラクタム、ω
−ドデカラクタムのようなラクタムから製造されるポリ
アミド、およびこれらの成分からなる共重合ポリアミ
ド、またはこれらのポリアミドの混合物等が挙げられ
る。
【0005】上記ポリアミドの具体例としては、ナイロ
ン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン9、ナ
イロン6/66、ナイロン66/610、ナイロン6/
11、ナイロン6/12、ナイロン12、ナイロン4
6、非晶質ナイロン等が挙げられる。これらの中では、
剛性および耐熱性が特に良好なナイロン6およびナイロ
ン66が好ましい。本発明においてポリアミドの分子量
は特に限定されないが、JISK6810に基き98%硫酸中で
測定した相対粘度[η]が0.5 以上のポリアミド、中で
も2.0 以上のものが好ましく用いられる。
【0006】本発明で使用する熱可塑性樹脂組成物成分
の(b)ポリオレフィンとは、エチレン、およびプロピ
レン、ブテン−1、ヘキセン−1、3−メチルブテン−
1、4−メチル−ペンテン−1、ヘプテン−1、オクテ
ン−1、デセン−1等の炭素数3以上のα−オレフィン
の単独重合体、これら2種以上のモノマーのランダム、
ブロック、グラフト等の共重合体、これらの混合物、エ
チレンまたは炭素数3以上のα−オレフィンの主要部と
他の不飽和モノマーとのランダム、ブロック、グラフト
等の共重合体をさす。これらポリオレフィンの中では、
エチレンまたはプロピレンの単独重合体、エチレンとプ
ロピレンの共重合体、エチレンまたはプロピレンと他の
α−オレフィンとの共重合体が好ましい。特に好ましい
のは、プロピレンとエチレン含有量が20重量%以下の
エチレンとの共重合体であり、このようなポリプロピレ
ンは通常0.1 〜200g/10分程度のメルトフローレ
ート(MFR、JISK7210、荷重2.16kg、230℃)を有
する。エチレンの単独重合体としては高圧法低密度ポリ
エチレン(LDPE)や低圧法高密度ポリエチレン(H
DPE)が好ましく、低圧法エチレン共重合体として知
られている線状低密度ポリエチレン(LLDPE)など
も用いることができる。
【0007】また、本発明においてポリオレフィンはオ
レフィン系エラストマーも含む。ここで、オレフィン系
エラストマーとは、エチレン、プロピレン、ブテン−
1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−1等のα−
オレフィンの2種または3種以上の共重合体ゴム、また
はα−オレフィンと他種モノマーとの共重合体を意味す
る。上記α−オレフィンの2種または3種以上の共重合
体ゴムの具体例としてはエチレン−プロピレン共重合体
ゴム(EPR)、エチレン−ブタジエン共重合体ゴム
(EBR)およびエチレン−プロピレン−ジエン共重合
体ゴム(EPDM)を挙げることができる。
【0008】本発明では上記成分(a)および成分
(b)の相溶化の改善のため、分子中に少なくとも1つ
のグリシジルオキシ基を有する1種以上の重合性化合物
(c)と、重合開始剤(d)を使用する。本発明におい
て好ましい熱可塑性樹脂組成物成分の(c)重合性化合
物としては、分子中にオレフィンと共重合し得る不飽和
基とグリシジルオキシ基とを有するグリシジル化合物が
挙げられ、具体的には、不飽和グリシジルエステル類、
不飽和グリシジルエーテル類のほか、アクリルアミド基
とエポキシ基とを有する下記一般式(1)で示されるも
のが好ましく使用される。
【0009】
【化2】
【0010】[式中、Rは水素原子または炭素数1〜6
のアルキル基であり、Arはグリシジルオキシ基を少な
くとも1つ以上有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素
基であり、nは1〜4の整数を表わす。]上記一般式の
グリシジル化合物の中でも、特に下記一般式(2)で示
されるグリシジル化合物が好ましい。
【0011】
【化3】
【0012】[式中、Rは水素原子または炭素数1〜6
のアルキル基である。]このようなグリシジル化合物
は、例えば特開昭60-130580 号に示されるような方法に
より製造することができ、これら重合性化合物は単独
で、あるいは2種以上併用することもできる。
【0013】本発明において使用する熱可塑性樹脂組成
物成分の(d)重合開始剤としては、通常のラジカル重
合で触媒として使用されている各種過酸化物やジアゾ化
合物等を用いることができる。具体的には、過酸化ベン
ゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化ジターシャリーブチ
ル、過酸化アセチル、ターシャリーブチルペルオキシ安
息香酸、過酸化ジクミル、ペルオキシ安息香酸、ペルオ
キシ酢酸、ターシャリーブチルペルオキシピバレート、
2,5−ジメチル−2,5−ジターシャリーブチルペル
オキシヘキシン等の過酸化物類や、アゾビスイソブチロ
ニトリル等のジアゾ化合物類等が挙げられ、これらは単
独で、あるいは2種以上併用することもできる。
【0014】本発明は上記の各成分、すなわち(a)ポ
リアミドと(b)ポリオレフィンとを主要な樹脂成分と
して、これに(c)重合性化合物と、(d)重合開始剤
とを特定量配合して溶融混練する熱可塑性樹脂組成物の
製造方法を提供したものであり、本発明によれば成分
(a)と成分(b)とが良好に相溶化し、ポリアミドと
ポリオレフィンとの特性を兼備した熱可塑性樹脂組成物
を得ることができる。溶融混練の方法としては従来公知
の各種方法が採用可能である。すなわち、バッチ式混練
機を用いて一括混練する方法、あるいはバンバリーミキ
サー、ブラベンダー、混練ロール、一軸押出機、二軸押
出機等の混練機を用いて混練する方法等を例示すること
ができる。混練の温度は200〜300℃、好ましくは
210〜250℃の範囲である。混練温度が200℃未
満ではポリアミドとポリオレフィンの相溶化が不十分で
あり、また300℃を越える温度では樹脂本来の特性が
損なわれることがある。
【0015】本発明を実施するに際し、各成分の混練順
序に特に制限はなく、種々の順序をとり得るものであ
る。例えば、(i) 成分(a)、成分(b)および成分
(c)と、成分(d)とを、前述したバッチ式混練機、
ブラベンダー、あるいは一軸もしくは二軸押出機等の混
練機に同時に投入して一括混練する方法、(ii)成分
(a)と、成分(b)と、成分(d)とを同時に押出機
に投入した後、バレルの途中から成分(c)を投入して
混練する方法、(iii) 成分(b)と、成分(c)と、成
分(d)とを押出機に同時に投入した後、成分(a)を
途中投入する方法、(iv)成分(a)と成分(b)とを押
出機に同時に投入した後、成分(c)と成分(d)とを
途中投入する方法等である。
【0016】本発明において上記成分の配合割合は、成
分(a)(ポリアミド)と成分(b)(ポリオレフィ
ン)とが重量比で1/99〜99/1、好ましくは5/
95〜95/5である。重量比が1/99未満ではポリ
アミドが少なすぎ、また99/1ではポリオレフィンが
少なすぎて、両者の特性を兼備した熱可塑性樹脂組成物
が得られない。
【0017】また、成分(c)(重合性化合物)は、成
分(a)と成分(b)の合計量(すなわち、(a)+
(b))100重量部に対して、0.01〜5重量部、好ま
しくは0.1 〜3重量部である。0.01重量部未満では重合
性化合物の使用によるポリアミドとポリオレフィンの相
溶性の改善効果が認められず、また5重量部を越えると
ポリアミドとポリオレフィンが有する樹脂本来の特性が
損なわれることがある。
【0018】本発明では上記成分(a)、成分(b)お
よび成分(c)を溶融混練するのみでも相溶性の改善効
果が認められるが必ずしも十分なものではなく、これら
の成分に加えて、(d)(重合開始剤)を(a)+
(b)の合計100重量部に対して0.001 〜0.5 重量
部、好ましくは0.005〜0.1 重量部の範囲で配合すると
一層の相溶性改善効果が見られ、ポリアミドとポリオレ
フィンとの特色を兼備した熱可塑性樹脂組成物を得るこ
とができる。なお、成分(d)が0.5 重量部を越える量
の使用は経済的に不利である。
【0019】本発明では上記した物質以外にも、さらに
熱可塑性樹脂組成物の強化や改質を目的としてその他の
物質、例えば、ガラス繊維等の充填材や強化材、熱安定
剤、光安定剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、発泡剤、
造核剤等を添加配合することができる。
【0020】
【作用】本発明は、(a)ポリアミドと、(b)ポリオ
レフィンとの組成物を製造するに際し、(c)重合性化
合物と、(d)重合開始剤とを特定量配合して溶融混練
する熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関するが、本発明
によればポリアミドとポリオレフィンとが良好に相溶化
し、両者の特性を兼ね備えた力学的特性、表面特性およ
び環境特性に優れた樹脂組成物が得られる。本発明がこ
のような効果を生じる理由は必ずしも明らかではない
が、グリシジル基を有する重合性化合物、および前記重
合性化合物と重合開始剤との相互作用を介してポリアミ
ドとポリオレフィンとが相溶化することによると考えら
れる。しかも、本発明で相溶化のために使用する重合性
化合物はポリアミドを着色させる酸成分を含有しないた
め、従来法のように着色による樹脂組成物の外観劣化を
生じない。また、本発明は前記の各成分を一括混練して
樹脂組成物を得ることができるので工業的に実施が容易
であり、混練にともなうコストが少なく、極めて実用性
の高い方法である。
【0021】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明する。なお、各実施例および比較例にお
いて、原料および添加剤としては、以下のものを使用し
た。 [1] ポリアミド ナイロン6:[エムス株式会社製 A28、メルトフローレ
ート(MFR)20g/10分] [2] ポリオレフィン (1) ポリプロピレンホモポリマー PP:[東燃化学株式会社製 Y201 、メルトフローレー
ト(MFR)1.5 g/10分] (2) エチレン−プロピレン共重合体ゴム EPR:[日本合成ゴム株式会社製 EP912P 、メルトフ
ローレート(MFR)7.5 g/10分] (3) エチレン−ブタジエン共重合体ゴム EBR:[日本合成ゴム株式会社製 EBM2041P 、メルト
フローレート(MFR)5.5 g/10分] [3] 重合性化合物 AXE:下記化学式で表わされるグリシジル化合物[鐘
淵化学工業株式会社製]
【0022】
【化4】
【0023】[4] 重合開始剤 POX:パーヘキシン25B[日本油脂株式会社製]
【0024】実施例1〜10、比較例1〜12 ポリアミド(ナイロン6)と、ポリオレフィン(PP、
EPRまたはEBR)と、重合性化合物(AXE)と、
重合開始剤(POX)とを第1表に示す割合で用い、こ
れを第1表に示す温度で下記、またはに示す混練
手順で溶融混練して樹脂組成物を得た(ただし、比較例
ではAXEの代りに無水マレイン酸(MAH)を用い
た。)。 [混練手順] 直径60mmの一軸押出機にポリアミド、ポリオレフィ
ン、重合性化合物および重合開始剤を同時に投入して、
一括混練して樹脂組成物を得た。 スクリューの出口方向に対して上流側に第1の供給
口、および第2の供給口(出口からスクリューの上流側
に1/3の位置)を有する直径45mmの二軸押出機を用
い、まず、ポリアミド、ポリオレフィンおよび重合開始
剤を第1の供給口からフィードし、重合性化合物を第2
の供給口から途中フィードして樹脂組成物を得た。 前記の二軸押出機を用い、第1の供給口からポリオ
レフィン、重合性化合物および重合開始剤をフィード
し、第2の供給口からポリアミドを途中フィードして樹
脂組成物を得た。 このようにして得られた熱可塑性樹脂組成物のメルトフ
ローレート(MFR、275℃、2.16kg荷重)、23℃
および−30℃でのアイゾット衝撃強度、曲げ弾性率、
熱変形温度および吸水率を測定した。結果を第1表に合
せて示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】上記第1表に示した各物性の測定方法は以
下のとおりである。 (1) メルトフローレート:JIS K7210 により測定。 (2) アイゾット衝撃強度:JIS K7110 により測定。 (3) 曲げ弾性率:JIS K7203 により測定。 (4) 熱変形温度:JIS K7207 により測定。 (5) 吸水率:23℃、湿度50%の恒温室で吸水が平衡
に達したサンプルについてカールフィッシャー法で水分
を測定。
【0029】第1表から明らかなように、本発明の方法
で得られる熱可塑性樹脂組成物は、AXEの代りにMA
Hを使用した組成物(比較例2〜5および比較例7)、
POXを欠いた比較例10〜12の組成物、ポリアミド
とポリオレフィンのみからなる組成物(比較例1、6お
よび8)、およびポリオレフィン(比較例9)に比べ、
アイゾット衝撃強度、曲げ弾性率、熱変形温度が良好で
あり、耐水性も優れている。また、実施例1〜10の組
成物は着色がなく良好な外観を有していたが、MAHを
使用した比較例2〜5および比較例7では樹脂組成物の
着色が観察された。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明はポリアミ
ドとポリオレフィンとの組成物を製造するに際し、両者
の相溶性を向上させるためにグリシジルオキシ基を有す
る重合性化合物と重合開始剤とを使用する熱可塑性樹脂
組成物の製造方法を提供したものであり、本発明の方法
で得られる樹脂組成物は耐衝撃性、耐熱性、耐薬品性、
機械的強度、絶縁性に優れるとともに、外観が良好であ
る。このような本発明の熱可塑性樹脂組成物は、各種エ
ンジニアリングプラスチックとして、特に自動車の内装
および外装部品、家電部品、工業材料部品、スポーツ用
品、家具、事務用品、包装材料等用の樹脂組成物として
好適である。
フロントページの続き (72)発明者 横山 公一 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡1丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内 (72)発明者 朽木 栄治 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡1丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内 (72)発明者 藤田 祐二 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡1丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリアミドと、(b)ポリオレフ
    ィンと、(c)分子中に少なくとも1つのグリシジルオ
    キシ基を有する1種以上の重合性化合物と、(d)重合
    開始剤とを用い、前記成分(a)および成分(b)の配
    合割合が重量比で(a)/(b)=1/99〜99/1
    という条件下に、成分(c)を(a)+(b)の合計1
    00重量部に対して0.01〜5重量部配合し、成分(d)
    を(a)+(b)の合計100重量部に対して0.001 〜
    0.5 重量部配合して200〜300℃の温度で溶融混練
    することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 成分(c)が、下記一般式 【化1】 [式中、Rは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基
    であり、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1つ以
    上有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、n
    は1〜4の整数を表わす。]で表わされる不飽和グリシ
    ジル化合物である請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物
    の製造方法。
JP21923791A 1991-08-05 1991-08-05 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 Pending JPH0539330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21923791A JPH0539330A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 熱可塑性樹脂組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21923791A JPH0539330A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 熱可塑性樹脂組成物の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0539330A true JPH0539330A (ja) 1993-02-19

Family

ID=16732365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21923791A Pending JPH0539330A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 熱可塑性樹脂組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0539330A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2221339B1 (en) Molded article of filler-reinforced polypropylene resin composition
JPS62241941A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS59149940A (ja) プロピレン重合体組成物
JPH06234896A (ja) 強化ポリアミド樹脂組成物
JPH055259B2 (ja)
JPS62223250A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH0554863B2 (ja)
JPH0570669B2 (ja)
JP7581481B2 (ja) 再生炭素繊維強化ポリオレフィン組成物およびその用途
JPH0539330A (ja) 熱可塑性樹脂組成物の製造方法
JPH0414135B2 (ja)
FI96771B (fi) Polyolefiini-kondensaatiopolymeeriseos
JPH01311146A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH0539329A (ja) 熱可塑性樹脂組成物の製造方法
JPH05287196A (ja) 熱可塑性樹脂組成物の製造方法
JPH05279433A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JPH06228436A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPWO2018180332A1 (ja) フィラー強化樹脂構造体
JPH05287140A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JPH05287134A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH07173229A (ja) 変性ポリオレフィンの製造方法
JPH0649352A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH06279649A (ja) 樹脂組成物
JPH05287165A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JPH0517646A (ja) 熱可塑性樹脂組成物