JPH0539926U - Tダイ - Google Patents

Tダイ

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JPH0539926U
JPH0539926U JP019954U JP1995491U JPH0539926U JP H0539926 U JPH0539926 U JP H0539926U JP 019954 U JP019954 U JP 019954U JP 1995491 U JP1995491 U JP 1995491U JP H0539926 U JPH0539926 U JP H0539926U
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passage
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弘信 榮嶋
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 合成樹脂成形装置のTダイにより製造するフ
ィルム等の偏肉と製造過程のネックインを最小にするた
めのTダイを提供することを目的とする。 〔構成〕 ダイ本体41内部の供給管42から下側に第
一マニホールド43、第一面状通路44、第二マニホー
ルド45、第二面状通路46を連続して設け、ダイ本体
41の下部両側に設けられたリップ50、51の対向面
に第三マニホールド47、第三面状通路48、リップラ
ンド部49をリップ50、51により連続して形成せし
めて三段マニホールドのTダイを構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は溶融合成樹脂をシート状、あるいはフィルム状に押出すTダイ等の合 成樹脂成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5及び図6(図5のD−D断面)は従来のTダイの断面図で、図示しない溶 融樹脂圧送装置に連結したダイ本体1内には一方向に延びる溶融合成樹脂のマニ ホールド2を有し、更にこのマニホールド2より下方に延びる面状通路3を有す る。
【0003】 このダイ本体1の下側の両側面には一対のリップ4、5をボルト6及び差動ボ ルト7により、リップランド部8の間隔(厚さ)を調整すべく固定及び支持して いる。
【0004】 なお、10はダイ本体1の下方に設けたクーリングロール、11は同じくプレ スロールである。
【0005】 図6に示すように、面状通路3の両端部には、その成形するフィルムあるいは シート(以下フィルム等という)の幅を調節するため、一対のフォーミングプレ ート(インナーディッケル)12を左右動可能に設け、このフォーミングプレー ト12の外側面には直径4mm程度の鉄棒よりなる操作ロッド13を連結し、こ の操作ロッド13をダイ本体1の外に延長させ、この突出端を操作することによ ってフォーミングプレート12を左右動させ、溶融樹脂の通る面状通路3の幅を 調節している。
【0006】 なお、リップランド部8のシール用ロッド(インナーディッケルバー)14は 例えばピアノ線よりなり、フォーミングプレート12と共に左右動してリップラ ンド部8の両端部をシールするものである。
【0007】 この装置において、溶融樹脂は図6の太矢印で示すようにフォーミングプレー ト12を迂回して流れ、その流れの幅が規制されるのであるが、その使用中溶融 樹脂の一部はフォーミングプレート12の外方で操作ロッド13の部分に滞留し 、これが酸化して焦げる。
【0008】 この部分は清掃が困難であるので、酸化した樹脂はフォーミングプレート12 を動作した時にその部分より流出し、主流の溶融樹脂に混入して成形されてしま う。この酸化した樹脂が混入した成形品は品質が悪いので、歩留りを低下させて しまう。
【0009】 又、一般には図示しない樹脂溶融装置に連結して溶融樹脂を圧送する供給管1 5は1個所であるので、横方向に幅の広いマニホールド2の幅一杯に溶融樹脂を 広げる必要があるが、均一性が得難いという問題がある。
【0010】 上述の問題を解決するために、本出願人は実願昭63−58233号で二段式 のマニホールドを設けたTダイを提案した。
【0011】 このTダイは図3、図4(図3のC−C断面図)に示すように、溶融樹脂圧送 装置から圧送された溶融樹脂を受け入れるために、ダイ本体21の中央部に設け られた供給管22の先端側で一方向に延びる第一マニホールド23と、この第一 マニホールド23の下側の全幅に連設している第一面状通路24と、この第一面 状通路24の下端に設けられた第二マニホールド25と、この第二マニホールド 25の下側の全幅に連設している第二面状通路26と、この第二面状通路26の 下端でダイ本体21の両側面に設けられたリップ27、28で形成されたリップ ランド部29とよりなり、第二マニホールド25内にその内面に接触しないよう に前記ダイ本体21の端部のシールプレート30を摺動貫通して先端部に第二面 状通路26内にフォーミングプレート33を設けた第一シールロッド31と、リ ップランド部29の上端には両側のリップ27、28とフォーミグプレート33 の下端とにそれぞれ接触する位置に前記シールプレート30を摺動貫通して設け られた第二シールロッド32とを設け、フォーミングプレート33を設けた第一 シールロッド31と第二シールロッド32とを外部から同一距離だけ第一マニホ ールド23及びリップランド部29と平行する方向に摺動せしめる駆動装置34 を設けたものである。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このように改良されたTダイでも、なお次のような問題がある。
【0013】 1)溶融樹脂の温度を一定に保持するためには一般に熱電対が使用されている 。この熱電対はIC・CAが一般的である。その取付け位置はTダイを幅方向に 多ゾーンに分割して、各ゾーンに1本ずつ挿入されている。しかもその挿入位置 は供給管22に接続されている第一マニホールド23の上側が一般的である。
【0014】 しかし、熱電対は日時と共に劣化し、同一温度でもその起電力が変化してしま うので、温度の分解能が前記各ゾーンでまちまちになり、横方向の樹脂の温度差 が大きくなってしまい、第二マニホールド25内の樹脂にもその温度分布がまち まちになってしまう。
【0015】 又、図3、図4で明瞭なように、第二マニホールド25からの第二面状通路2 6が長く、リップランド部29に到達するまでに溶融樹脂の温度むらが更に大き くなり易く、図7に示すように成形されるフィルム等40の大きな偏肉の原因と なり易い。なお、図7で59はラミネートされる紙等の基材である。
【0016】 2)リップランド部29で成形されたフィルム等40はその下側に設けられた クーリングロール35及びプレスロール36で展圧・冷却されるが、リップラン ド部29の下端と展圧・冷却される展圧点Pとの距離(エアーギャップ)は構造 上短くし難い。この結果このエアーギャップで発生する図8(ロ)に示すネック イン(リップランド部29から吐出された直後の幅と展圧点Pに到達した時にフ ィルム等40の両端部が収縮して狭くなった幅との差)がbのように大きくなっ てしまう。
【0017】 又、上記ネックインにより幅が狭くなった分だけ、フィルム等40の両端部は 肉厚となり、製膜後に切断除去しなければならず、原料の無駄が多く、歩留り低 下の原因となる。
【0018】 本考案は上述の課題を解決して、製品の偏肉が小さく、歩留りの向上が可能な Tダイを提供することを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、合成樹脂成形装置のTダイにおいて、溶融樹脂 圧送装置から圧送された溶融樹脂を受け入れるためにダイ本体41の中央部に設 けられた供給管42の先端側で一方向に延びる第一マニホールド43と、この第 一マニホールド43の下側の全幅に連設している第一面状通路44と、この第一 面状通路44の下端に設けられた第二マニホールド45と、この第二マニホール ド45の下側の全幅に連設している第二面状通路46と、この第二面状通路46 の下端に設けられて前記ダイ本体41の両側のリップ50、51により形成され る第三マニホールド47と、この第三マニホールド47の下側の全幅に前記両側 のリップ50、51により形成される第三面状通路48と、この第三面状通路4 8の下端に連設されて前記両側のリップ50、51で形成されるリップランド部 49とよりなり、前記第二マニホールド45内にその内面に接触しないようにダ イ本体41の端部のシールプレート58を摺動貫通して先端部に前記第二面状通 路46内の第一フォーミングプレート53を設けた第一シールロッド52と、前 記第三マニホールド47内にその内面に接触しないように前記シールプレート5 8を摺動貫通して先端部に前記第三面状通路48内の第二フォーミングプレート 57を設けた第二シールロッド56と、前記第三面状通路48の下端に前記リッ プランド部49の上端と前記第二フォーミングプレート57の下端とにそれぞれ 接触する位置に前記シールプレート58を摺動貫通して設けられた第三シールロ ッド54とを設け、前記第一フォーミングプレート53を設けた第一シールロッ ド52と前記第二フォーミングプレート57を設けた第二シールロッド56と前 記第三シールロッド54とを外部から前記各マニホールド43、45、47及び リップランド部49と平行する方向に摺動せしめる駆動装置(図3の34に相当 )を設けたものである。
【0020】
【実施例】
図1は本考案のTダイの先端部及びクーリングロールとプレスロール部分の拡 大断面図、図2(イ)は図1のA−A断面図、(ロ)は(イ)の52、53、5 4、56、57部分のB−B断面図である。本考案のTダイのダイ本体41は実 願昭63−58233号で提案したTダイのダイ本体21と同様である。
【0021】 即ち、図4の従来の改良されたTダイと、本考案の図1のTダイのダイ本体は 21が41に、第一マニホールド23が43に、第一面状通路24が44に、第 二マニホールド25が45に、第二面状通路26が46に、供給管22が42に それぞれ対応するものである。
【0022】 このダイ本体41の下側先端部には前述の各種Tダイと同じようにボルト55 、55でリップ50、51が固定されており、この先端部でリップランド部49 が形成されている。
【0023】 このリップ50、51は先端部でリップランド部49を形成するが、第二面状 通路46に接する部分は円弧状の溝が開設されており、ダイ本体41に取付けら れた状態で第三マニホールド47が形成されるように構成されている。
【0024】 なお、この円弧状の溝はリップランド部49とダイ本体41に接する部分の中 間に設け、この位置に第三マニホールド47が形成されるように構成されたもの でも良いことは勿論である。
【0025】 上述の第二マニホールド45及び第三マニホールド47にはそれぞれの両端の シールプレート58を貫通して第一シールロッド52及び第二シールロッド56 がそれぞれのマニホールド45、47の内面に接触しないように挿入されており 、先端部にはそれぞれ第一フォーミングプレート53、第二フォーミングプレー ト57が第二面状通路46及び第三面状通路48内に設けられている。
【0026】 又、第三面状通路48内のリップランド部49に接する部分にはシールプレー ト58を貫通して第三シールロッド54が挿入されている。
【0027】 更に、上述の第一フォーミングプレート53の下端は第二シールロッド56の 上側に接しており、第二フォーミングプレート57の下端は第三シールロッド5 4の上側に接している。
【0028】 この場合、第二シールロッド56と第三シールロッド54とは従来例と同様に 外部から同一距離だけ移動するが、第一シールロッド52は第二及び第三シール ロッド56、54とは別個に移動可能なように構成されている。
【0029】 この結果、図1に示すようにリップランド部49の先端と展圧点Pとの距離は 大幅に短縮され、このために図8に示すように、(イ)の本願の場合(短いエア ーギャップ)のネックインaは(ロ)の場合の従来例の場合(長いエアーギャッ プ)のネックインbに比べて大幅に小さくなっている。
【0030】 しかし、一方ではリップランド部49の長さが短いと、この部分に溶融樹脂の 異状固化した微少片が付着した場合、この微少片のために発生するフィルム等4 0の微少な偏肉が均一化される前にリップランド部49を通過してしまい、図7 の(ロ)に示すように基材59の上にそのまま展着されてしまう。これを防止す るためにはリップランド部49はある長さが必要である。
【0031】 又、リップランド部49の長さが長いと図7の(イ)に示すように、ネックイ ンによる大きな耳高40aが発生してしまうので、これら両者の兼ね合いから適 当な長さのリップランド部49が必要になる。この長さは樹脂の種類や溶融温度 により決まり、必ずしも一定なものではない。
【0032】
【考案の効果】
上述のように、本願は前述の実願昭63−58233号のTダイより更に段数 の多い(3段)マニホールドを採用しているので、たとえ熱電対の劣化等によっ て各ゾーンの樹脂の温度に誤差が発生しても、三段階のマニホールドにより均一 化されるので、フィルム等40の偏肉が是正される。
【0033】 しかもリップランド部49の下端が展圧点Pに接近出来るので、エアーギャッ プを小さく出来、フイルム等40のネックインを従来の比して著しく小さく抑え ることが可能である。
【0034】 更に、第三シールロッド54の位置とリップ50、51を固定しているボルト 55、55までの距離が長くなるので、溶融樹脂の圧力によりリップ50、51 への第三シールロッド54の押込力の程度が大きくなり、リップランド部49の 両端のシールが一層完全になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のTダイの断面図である。
【図2】(イ)は図1のA−A断面図、(ロ)は(イ)
の52、53、54、56、57部分のB−B断面図で
ある。
【図3】従来の改良されたTダイの断面図である。
【図4】図3のC−C断面図である。
【図5】従来のTダイの断面図である。
【図6】図5のD−D断面図である。
【図7】フィルム等の偏肉状態の説明図で、(イ)は大
きい偏肉状態図、(ロ)は微少の偏肉状態図である。
【図8】フィルム等のネックインの説明図で、(イ)は
短いエアーギャップの場合の状態図、(ロ)は長いエア
ーギャップの場合の状態図である。
【符号の説明】
35 クーリングロール 36 プレスロール 40 フィルム等 41 ダイ本体 42 供給管 43 第一マニホールド 44 第一面状通路 45 第二マニホールド 46 第二面状通路 47 第三マニホールド 48 第三面状通路 49 リップランド部 50 リップ 51 リップ 52 第一シールロッド 53 第一フォーミングプレート 54 第三シールロッド 55 ボルト 56 第二シールロッド 57 第二フォーミングプレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂成形装置のTダイにおいて、溶
    融樹脂圧送装置から圧送された溶融樹脂を受け入れるた
    めにダイ本体の中央部に設けられた供給管の先端側で一
    方向に延びる第一マニホールドと、この第一マニホール
    ドの下側の全幅に連設している第一面状通路と、この第
    一面状通路の下端に設けられた第二マニホールドと、こ
    の第二マニホールドの下側の全幅に連設している第二面
    状通路と、この第二面状通路の下端に設けられて前記ダ
    イ本体の両側のリップにより形成される第三マニホール
    ドと、この第三マニホールドの下側の全幅に前記両側の
    リップにより形成される第三面状通路と、この第三面状
    通路の下端に連設されて前記両側のリップで形成される
    リップランド部とよりなり、前記第二マニホールド内に
    その内面に接触しないようにダイ本体の端部のシールプ
    レートを摺動貫通して先端部に前記第二面状通路内の第
    一フォーミングプレートを設けた第一シールロッドと、
    前記第三マニホールド内にその内面に接触しないように
    前記シールプレートを摺動貫通して先端部に前記第三面
    状通路内の第二フォーミングプレートを設けた第二シー
    ルロッドと、前記第三面状通路の下端に前記リップラン
    ド部の上端と前記第二フォーミングプレートの下端とに
    それぞれ接触する位置に前記シールプレートを摺動貫通
    して設けられた第三シールロッドとを設け、前記第一フ
    ォーミングプレートを設けた第一シールロッドと前記第
    二フォーミングプレートを設けた第二シールロッドと前
    記第三シールロッドとをそれぞれ外部から前記各マニホ
    ールド及びリップランド部と平行する方向に摺動せしめ
    る駆動装置を設けてなるTダイ。
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JPS6253812A (ja) * 1985-09-02 1987-03-09 Johoku Seikosho:Kk Tダイ
JPH01161016U (ja) * 1988-04-27 1989-11-08

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