JPH0542409B2 - - Google Patents
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- JPH0542409B2 JPH0542409B2 JP59116524A JP11652484A JPH0542409B2 JP H0542409 B2 JPH0542409 B2 JP H0542409B2 JP 59116524 A JP59116524 A JP 59116524A JP 11652484 A JP11652484 A JP 11652484A JP H0542409 B2 JPH0542409 B2 JP H0542409B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D235/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, condensed with other rings
- C07D235/02—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, condensed with other rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/18—Antipsychotics, i.e. neuroleptics; Drugs for mania or schizophrenia
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/24—Antidepressants
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/26—Psychostimulants, e.g. nicotine, cocaine
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は2−(1−ピペラジニル)−シクロヘプ
トイミダゾール誘導体の新たな医薬用途に関し、
特に哺乳類の精神病の治療薬に関する。 〔従来技術〕 2−(1−ピプラジニル)−シクロイミダゾール
誘導体、例えば一般式 〔式中、Rは水素、低級アルキル、低級アルケニ
ル、低級アルキニル、フエニル(低級)アルキ
ル、ヒドロキシ(低級)アルキル、低級アルコキ
シカルボニル、ホルミル、2−フラニルカルボニ
ル、1−オキソ(低級)アルコキシ(低級)アル
キル、アミノイミノメチル、ヒドリジノチオキソ
メチルまたはナトリウムチオチオキソメチルであ
る〕で示される化合物またはその薬理学的に許容
される塩は特開昭56−125384号公報(米国特許第
4258188号明細書に相当)に記載され、その製法
並びに高血圧症の治療薬特に降圧剤としての有用
性が開示されている。この外に特許出願公表和57
−500561号公報には同系統の化合物が降圧剤とし
て使用されていることが開示されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来各種の化合物が向精神作用を有することが
知られているが、本発明者は向精神作用特に抗抑
うつ活性を示し、又毒性が低く、他の向精神薬と
の併用が可能な化合物を多角的に検討していたと
ころ、前記一般式で表わされる2−(1−ピペラ
ジニル)−シクロヘプトイミダゾール誘導体に含
まれる或る種の化合物が向精神作用を有すること
を知得し、前記既知化合物について新しい治療薬
としての用途の開拓を達成したものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は 一般式 (式中、R1は水素、ホルミル、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、ブロボキシカルボニ
ル又はイソプロボキシカルボニルを示す。)で表
わされる化合物またはその薬理学的に許容される
塩を有効成分として含有する向精神薬に関する。 前記特開昭56−125304号に記載された2−(1
−ピペラジニル)−シクロヘプトイミダゾール誘
導体はその置換基Rの種類により極めて多種多岐
に亘る化合物を包含するが、本発明によれば、置
換基Rに相当するR1が水素原子、ホルミル、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロボ
キシカルボニル又はイソプロポキシカルボニル基
である場合に該化合物又はその薬理学的に許容さ
れる塩は向精神作用を有することが見い出され
た。 R1が前記水素原子又は置換基である化合物の
若干は前記公報に開示されているが、その物性を
示すと次のとおりである。 R1=Hの化合物の塩酸塩(A):mp280℃(分解)
(メタノール) R1=−COOCH3の化合物(B):mp169〜171℃(ジ
エチルエーテル) R1=−COOC2H5の化合物(C):mp144〜145℃
(酢酸エチル):NMR(CDCl3)δ1.3(3H,t)、
3.68(4H,m)、4.04(4H,m)、4.2(2H,q)、
および7.9(5H,m) R1=−CHO(D):mp170〜173℃(酢酸エチル−ヘ
キサン混合溶媒) R1=−COOisp−Bu(E):mp130〜133℃(酢酸エチ
ル−メタノール混合溶媒を用い、シリカゲルカ
ラムマトグラフイーで分取したもの) R1=−CH3(F):mp96〜97℃((E)と同じ) R1=【式】(G):mp176〜178℃(酢酸 エチル) 前記(A)〜(D)の化合物は本発明の化合物であり、
(E)〜(G)の化合物は比較例である。 なお、融点(mp)は柳本社製 MP−S3型微
量融点測定装置によるもので、再結晶溶媒等をカ
ツコ内に示した。又、上記以外の物性は特開昭56
−125384号公報に記載の値と実質的に同一であ
る。 〔作用〕 本発明の向精神薬の有効成分である各化合物
は、ヒトを含めた哺乳類において向精神作用、す
なわち抗精神病作用、特に抗抑うつ活性を示し、
更に食欲減退活性を示す。そしてこの活性の少な
くとも一部はノルエピネフリン又はセロトニンの
どちらか或いは両方のシナプスにおける活動を増
強する能力から生じると考えられる。 本発明の各化合物の薬理学的効果は下記実験例
に示すようにマウスについて試験され、アボモル
フイン、レセルピン、テトラベナジンに対し拮抗
的に作用した。又抗うつ剤の主な好ましからぬ副
作用である中枢性の抗コリン作用の有無をトレモ
リンによつて誘発される振せんに対する薬剤の作
用を指標にして調べたところ、イミブラミンが抗
コリン作用を強くもつのに対して、本発明の化合
物は殆んど、ないしは全くもたないことが知見さ
れ、この点で有用な中枢神経用薬剤と考えられ
る。 以下に本発明の化合物の向精神薬としての薬理
学的効果を化学構造の類似した前記(E)〜(G)の化合
物と対比して説明する。各実験例において薬剤と
記載した場合は本発明又は比較例の各化合物を生
理食塩水又は0.5%カルボキシメチルセルロース
生理食塩水(以下CMCと略記する。)に溶解した
薬剤を示し、溶媒と記載した場合は対照例として
使用した生理食塩水又はCMCを意味する。又実
験2以下では特にことわらない限り実験例1と同
様に操作した。 実験例 1 高用量アポモルフイン誘起体温低下の拮抗 高用量のアポモルフインにより誘起された体温
低下は多くの抗うつ剤によつて特異的に拮抗、さ
れるとするA.J.Peuch等の方法(Psyhco−
Pharmacology、75、84〜91、1981参照)に従つ
て実験を行つた。5週令のddY系雄性マウスを一
群5匹または10匹使用した。薬剤又は溶媒の腹腔
内投与30分後、又は経口投与60分後に、アポモル
フイン16mg/Kgを背部皮下に投与した。アポモル
フイン投与30分後にサーミスターにより、薬剤投
与群のマウス体温(直腸温)を測定し、対照群の
それと比較して抑制率(%)を算出し薬効とし
た。その結果を表1に示す。 【表】 実験例 2 低用量アポモルフイン誘起体温低下の拮抗 実験例1の方法により、アポモルフインの投与
量は1mg/Kgで、投与15分後に薬剤投与群の体温
を測定し、対照群のそれと比較して抑制率を算出
した。その結果を表2に示す。 【表】 表1及び表2に示すように、本発明にかゝる化
合物A、B、C及びDは対照イミプラミンと同様
に用量依存的にアポモルフイン誘起体温低下を抑
制するが、比較例の化合物E、F及びGは体温低
下を抑制しなかつた。そして表1の高用量の場合
には抗うつ活性を示し、表2の低用量の場合には
抗分裂活性を示すと共に、経口、非経口のいずれ
の投与でも活性を有する。 実験例 3 レセルピン誘起体温低下の拮抗 大部分の抗うつ剤はレセルピンにより誘起され
た体温低下に拮抗するが、H.Wenzl等の方法
(Arzneimittel Forschlng、28()、Heft 10b、
1874〜1879、1978参照)に準じて実験を行つた。
各マウス10匹へ薬剤又は溶媒の経口投与、60分後
に、レセルピン10mg/Kgを腹腔内に投与した。サ
ーミスターにより、マウス体温を薬剤投与前、レ
セルピン投与直前、及び1、2、3、4、5、6
時間後に測定し、薬剤のマウス正常体温に及ぼす
影響並びに薬剤のレセルピン誘起のマウスの体温
低下に及ぼす影響を調べた。その結果を表3に示
す。 【表】 * レセルピン投与4時間後の生理含塩水群
の平均体温に対する抑制率
表3に示すように本発明の化合物A、Cは正常
体温に対しては著明な影響を与えなかつたが、レ
セルピンによる体温低下に対しては、対照のイミ
プラミンと同様の作用を示した。 実験例 4 テトラベナジン誘起眼瞼下垂の拮抗 大部分の抗うつ剤はテトラベナジンにより誘起
される眼瞼下垂に拮抗することが知られている。
Engelhardtの方法(J.Med.Chem、、325〜
332、1968参照)の方法に従つて実験を行つた。
各マウス10匹へ薬剤又は溶媒の経口投与、60分後
に、テトラベナジン32mg/Kgを腹腔内に投与し
た。テトラベナジン投与30分後及び60分後に、次
のスコアーにより眼瞼下垂の程度(0:全開、
1:1/4閉眼、2:1/2閉眼、3:3/4閉眼、4:
閉眼)を測定し、被験薬剤無処置群のそれと比較
し、抑制率(%)を算出し、薬効とした。その結
果を表4に示す。 【表】 表4に示すとうり、本発明の化合物A、Cはイ
ミブラミンと同様の作用を示した。 実験例 5 抗うつ剤の好ましからぬ主要な副作用である中
枢性の抗コリン作用の有無を調べる目的で、F.
Leuschnerらの方法(Arzneimittel Forschung、
28()、Heft10b、1883〜1893、1978参照)に
従つて、トレモリンにより、誘起された振せんを
指標として、薬剤の作用を検討した。マウス10匹
へ薬剤又は溶媒の経口投与60分後に、トレモリン
20mg/Kgを腹腔内に投与し、振せんの出現の有無
を調べた。効力は振せんの出現しなかつたマウス
数を全マウス数で割り、抑制率(%)として算出
した。 【表】 表5に示すように、対照のイミブラミンが用量
依存的に振せんを抑制したのに対して、本発明の
化合物A、B、C、Dは100mg/Kgの高用量にお
いても、振せんを抑制しなかつた。 実験例 6 急性毒性 5週令のddY系雄性マウスを一群5匹使用し
た。薬剤は水溶性のものは生理食塩水に、その他
のものは、0.5%CMC/生理食塩水溶液に懸濁し
て用いた。薬剤の投与量はマウスに対して0.1
ml/10g体重として、経口ゾンデを用いて、薬剤
を経口的に強制投与した。そして薬剤投与後24時
間後のマウスの経過を観察した。結果を表6に示
す。 【表】 生理食塩水に懸濁
表6に示すように、本発明にかゝる化合物A、
B、C及びDは急性毒性の点においてもイミブラ
ミンと同様に許容できる程度である。 以上の実験結果から総合して、本発明の化合物
は、他の構造類似の2−(1−ピペラジニル)−シ
クロヘブトイミダゾール誘導体と対比してその向
精神作用において特異的であり(表1、2参照)、
主な抗うつ剤であるイミブラミンとは作用の一部
において異なり(表5参照)、向精神薬として有
効である。そしてこれら化合物は単独使用のみな
らず、イミブラミンと時期的にずらして併用した
り、時間的に前後して併用したり同時併用するこ
ともでき、又他の抗うつ薬たとえばデンブラミ
ン、アミトリプチリン、ノルトリブチリン、アモ
キサピン、ドキセビン、マプロチリン、ミアンセ
リン、ノミフエンシン、ビロキサジン、L−5−
NTPなどと併用することもできる。 本発明の化合物は向精神薬として、種々の製剤
組成物の形態で使用される。その例としては錠
剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、シロツプ剤、注
射剤、坐剤等が挙げられる。そしてこれらの製剤
組成物は結合剤、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味
剤、保存剤、安定剤等の通常の添加剤を用いて、
常法により製剤化される。 本発明の向精神薬の投与量は患者の年令、健康
状態、体重、症状の性質及び程度並びに同時治療
の他剤の有無、種類等により異なるが、通常の成
人に体しては1〜1000mg/日、好ましくは10〜
500mg/日の範囲内で1日1〜4回に分けて経口
又は注射投与する。場合によつて持続放出性の形
態で投与するのも有効である。毎日の投与量の例
としては、0.5mg、1mg、5mg、10mg、20mg、25
mg、50mg、100mgなどの例を挙げることができる
が、これに限定されるものではない。 〔実施例〕 次に本発明の向精神薬の製剤の具体例を示す。
なお本発明の有効成分である各化合物は製剤技術
上同等であるので各実施例においては各化合物を
示す代りに単に有効成分として示した。 実施例 1 カプセル剤(硬質) 通常のカプセル製造装置を使用して硬質ゼラチ
ンカプセルに次の混合物を充填することにより製
造した。 【表】 実施例 2 カプセル剤(軟質) 大豆油中有効成分の混合物を調製し、有効成分
25mgを含有するソフトゼラチンカプセルを製造し
た。このカプセルを石油エーテルで洗浄した後乾
燥して製品を得た。 実施例 3 錠剤 【表】 1錠中 上記組成物が含有されるように常法に
より錠剤を製造した。 実施例 4 注射用アンプル剤組成 1mg/アンプル 有効成分 1mg ナトリウムカルボキシメチルセルロース
0.76重量% ポリソルベート 80 0.05重量% ベンジルアルコール 0.85重量% 塩化ナトリウム 0.85重量% 注射用水 適量 1アンプル1ml中 上記組成物が含有されるよ
うに常法により注射用アンプル剤を製造した。 実施例 5 経口用懸濁剤 有効成分 25mg メチルセルロース 5重量% カルボキシメチルセルロース 5重量% シロツプ 25重量% ポリソルベート80 0.3重量% サツカリンナトリウム 3mg 安息香酸ナトリウム 6mg 水 適量 1バイアル5ml中 上記組成物が含有されるよ
うに常法により経口用懸濁剤を製造した。 〔発明の効果〕 前記説明から明らかなように、本発明の2−
(1−ピペラジニル)−シクロブトイミダゾール誘
導体はイミプラミンと同様に向精神薬として有効
である。
トイミダゾール誘導体の新たな医薬用途に関し、
特に哺乳類の精神病の治療薬に関する。 〔従来技術〕 2−(1−ピプラジニル)−シクロイミダゾール
誘導体、例えば一般式 〔式中、Rは水素、低級アルキル、低級アルケニ
ル、低級アルキニル、フエニル(低級)アルキ
ル、ヒドロキシ(低級)アルキル、低級アルコキ
シカルボニル、ホルミル、2−フラニルカルボニ
ル、1−オキソ(低級)アルコキシ(低級)アル
キル、アミノイミノメチル、ヒドリジノチオキソ
メチルまたはナトリウムチオチオキソメチルであ
る〕で示される化合物またはその薬理学的に許容
される塩は特開昭56−125384号公報(米国特許第
4258188号明細書に相当)に記載され、その製法
並びに高血圧症の治療薬特に降圧剤としての有用
性が開示されている。この外に特許出願公表和57
−500561号公報には同系統の化合物が降圧剤とし
て使用されていることが開示されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来各種の化合物が向精神作用を有することが
知られているが、本発明者は向精神作用特に抗抑
うつ活性を示し、又毒性が低く、他の向精神薬と
の併用が可能な化合物を多角的に検討していたと
ころ、前記一般式で表わされる2−(1−ピペラ
ジニル)−シクロヘプトイミダゾール誘導体に含
まれる或る種の化合物が向精神作用を有すること
を知得し、前記既知化合物について新しい治療薬
としての用途の開拓を達成したものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は 一般式 (式中、R1は水素、ホルミル、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、ブロボキシカルボニ
ル又はイソプロボキシカルボニルを示す。)で表
わされる化合物またはその薬理学的に許容される
塩を有効成分として含有する向精神薬に関する。 前記特開昭56−125304号に記載された2−(1
−ピペラジニル)−シクロヘプトイミダゾール誘
導体はその置換基Rの種類により極めて多種多岐
に亘る化合物を包含するが、本発明によれば、置
換基Rに相当するR1が水素原子、ホルミル、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロボ
キシカルボニル又はイソプロポキシカルボニル基
である場合に該化合物又はその薬理学的に許容さ
れる塩は向精神作用を有することが見い出され
た。 R1が前記水素原子又は置換基である化合物の
若干は前記公報に開示されているが、その物性を
示すと次のとおりである。 R1=Hの化合物の塩酸塩(A):mp280℃(分解)
(メタノール) R1=−COOCH3の化合物(B):mp169〜171℃(ジ
エチルエーテル) R1=−COOC2H5の化合物(C):mp144〜145℃
(酢酸エチル):NMR(CDCl3)δ1.3(3H,t)、
3.68(4H,m)、4.04(4H,m)、4.2(2H,q)、
および7.9(5H,m) R1=−CHO(D):mp170〜173℃(酢酸エチル−ヘ
キサン混合溶媒) R1=−COOisp−Bu(E):mp130〜133℃(酢酸エチ
ル−メタノール混合溶媒を用い、シリカゲルカ
ラムマトグラフイーで分取したもの) R1=−CH3(F):mp96〜97℃((E)と同じ) R1=【式】(G):mp176〜178℃(酢酸 エチル) 前記(A)〜(D)の化合物は本発明の化合物であり、
(E)〜(G)の化合物は比較例である。 なお、融点(mp)は柳本社製 MP−S3型微
量融点測定装置によるもので、再結晶溶媒等をカ
ツコ内に示した。又、上記以外の物性は特開昭56
−125384号公報に記載の値と実質的に同一であ
る。 〔作用〕 本発明の向精神薬の有効成分である各化合物
は、ヒトを含めた哺乳類において向精神作用、す
なわち抗精神病作用、特に抗抑うつ活性を示し、
更に食欲減退活性を示す。そしてこの活性の少な
くとも一部はノルエピネフリン又はセロトニンの
どちらか或いは両方のシナプスにおける活動を増
強する能力から生じると考えられる。 本発明の各化合物の薬理学的効果は下記実験例
に示すようにマウスについて試験され、アボモル
フイン、レセルピン、テトラベナジンに対し拮抗
的に作用した。又抗うつ剤の主な好ましからぬ副
作用である中枢性の抗コリン作用の有無をトレモ
リンによつて誘発される振せんに対する薬剤の作
用を指標にして調べたところ、イミブラミンが抗
コリン作用を強くもつのに対して、本発明の化合
物は殆んど、ないしは全くもたないことが知見さ
れ、この点で有用な中枢神経用薬剤と考えられ
る。 以下に本発明の化合物の向精神薬としての薬理
学的効果を化学構造の類似した前記(E)〜(G)の化合
物と対比して説明する。各実験例において薬剤と
記載した場合は本発明又は比較例の各化合物を生
理食塩水又は0.5%カルボキシメチルセルロース
生理食塩水(以下CMCと略記する。)に溶解した
薬剤を示し、溶媒と記載した場合は対照例として
使用した生理食塩水又はCMCを意味する。又実
験2以下では特にことわらない限り実験例1と同
様に操作した。 実験例 1 高用量アポモルフイン誘起体温低下の拮抗 高用量のアポモルフインにより誘起された体温
低下は多くの抗うつ剤によつて特異的に拮抗、さ
れるとするA.J.Peuch等の方法(Psyhco−
Pharmacology、75、84〜91、1981参照)に従つ
て実験を行つた。5週令のddY系雄性マウスを一
群5匹または10匹使用した。薬剤又は溶媒の腹腔
内投与30分後、又は経口投与60分後に、アポモル
フイン16mg/Kgを背部皮下に投与した。アポモル
フイン投与30分後にサーミスターにより、薬剤投
与群のマウス体温(直腸温)を測定し、対照群の
それと比較して抑制率(%)を算出し薬効とし
た。その結果を表1に示す。 【表】 実験例 2 低用量アポモルフイン誘起体温低下の拮抗 実験例1の方法により、アポモルフインの投与
量は1mg/Kgで、投与15分後に薬剤投与群の体温
を測定し、対照群のそれと比較して抑制率を算出
した。その結果を表2に示す。 【表】 表1及び表2に示すように、本発明にかゝる化
合物A、B、C及びDは対照イミプラミンと同様
に用量依存的にアポモルフイン誘起体温低下を抑
制するが、比較例の化合物E、F及びGは体温低
下を抑制しなかつた。そして表1の高用量の場合
には抗うつ活性を示し、表2の低用量の場合には
抗分裂活性を示すと共に、経口、非経口のいずれ
の投与でも活性を有する。 実験例 3 レセルピン誘起体温低下の拮抗 大部分の抗うつ剤はレセルピンにより誘起され
た体温低下に拮抗するが、H.Wenzl等の方法
(Arzneimittel Forschlng、28()、Heft 10b、
1874〜1879、1978参照)に準じて実験を行つた。
各マウス10匹へ薬剤又は溶媒の経口投与、60分後
に、レセルピン10mg/Kgを腹腔内に投与した。サ
ーミスターにより、マウス体温を薬剤投与前、レ
セルピン投与直前、及び1、2、3、4、5、6
時間後に測定し、薬剤のマウス正常体温に及ぼす
影響並びに薬剤のレセルピン誘起のマウスの体温
低下に及ぼす影響を調べた。その結果を表3に示
す。 【表】 * レセルピン投与4時間後の生理含塩水群
の平均体温に対する抑制率
表3に示すように本発明の化合物A、Cは正常
体温に対しては著明な影響を与えなかつたが、レ
セルピンによる体温低下に対しては、対照のイミ
プラミンと同様の作用を示した。 実験例 4 テトラベナジン誘起眼瞼下垂の拮抗 大部分の抗うつ剤はテトラベナジンにより誘起
される眼瞼下垂に拮抗することが知られている。
Engelhardtの方法(J.Med.Chem、、325〜
332、1968参照)の方法に従つて実験を行つた。
各マウス10匹へ薬剤又は溶媒の経口投与、60分後
に、テトラベナジン32mg/Kgを腹腔内に投与し
た。テトラベナジン投与30分後及び60分後に、次
のスコアーにより眼瞼下垂の程度(0:全開、
1:1/4閉眼、2:1/2閉眼、3:3/4閉眼、4:
閉眼)を測定し、被験薬剤無処置群のそれと比較
し、抑制率(%)を算出し、薬効とした。その結
果を表4に示す。 【表】 表4に示すとうり、本発明の化合物A、Cはイ
ミブラミンと同様の作用を示した。 実験例 5 抗うつ剤の好ましからぬ主要な副作用である中
枢性の抗コリン作用の有無を調べる目的で、F.
Leuschnerらの方法(Arzneimittel Forschung、
28()、Heft10b、1883〜1893、1978参照)に
従つて、トレモリンにより、誘起された振せんを
指標として、薬剤の作用を検討した。マウス10匹
へ薬剤又は溶媒の経口投与60分後に、トレモリン
20mg/Kgを腹腔内に投与し、振せんの出現の有無
を調べた。効力は振せんの出現しなかつたマウス
数を全マウス数で割り、抑制率(%)として算出
した。 【表】 表5に示すように、対照のイミブラミンが用量
依存的に振せんを抑制したのに対して、本発明の
化合物A、B、C、Dは100mg/Kgの高用量にお
いても、振せんを抑制しなかつた。 実験例 6 急性毒性 5週令のddY系雄性マウスを一群5匹使用し
た。薬剤は水溶性のものは生理食塩水に、その他
のものは、0.5%CMC/生理食塩水溶液に懸濁し
て用いた。薬剤の投与量はマウスに対して0.1
ml/10g体重として、経口ゾンデを用いて、薬剤
を経口的に強制投与した。そして薬剤投与後24時
間後のマウスの経過を観察した。結果を表6に示
す。 【表】 生理食塩水に懸濁
表6に示すように、本発明にかゝる化合物A、
B、C及びDは急性毒性の点においてもイミブラ
ミンと同様に許容できる程度である。 以上の実験結果から総合して、本発明の化合物
は、他の構造類似の2−(1−ピペラジニル)−シ
クロヘブトイミダゾール誘導体と対比してその向
精神作用において特異的であり(表1、2参照)、
主な抗うつ剤であるイミブラミンとは作用の一部
において異なり(表5参照)、向精神薬として有
効である。そしてこれら化合物は単独使用のみな
らず、イミブラミンと時期的にずらして併用した
り、時間的に前後して併用したり同時併用するこ
ともでき、又他の抗うつ薬たとえばデンブラミ
ン、アミトリプチリン、ノルトリブチリン、アモ
キサピン、ドキセビン、マプロチリン、ミアンセ
リン、ノミフエンシン、ビロキサジン、L−5−
NTPなどと併用することもできる。 本発明の化合物は向精神薬として、種々の製剤
組成物の形態で使用される。その例としては錠
剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、シロツプ剤、注
射剤、坐剤等が挙げられる。そしてこれらの製剤
組成物は結合剤、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味
剤、保存剤、安定剤等の通常の添加剤を用いて、
常法により製剤化される。 本発明の向精神薬の投与量は患者の年令、健康
状態、体重、症状の性質及び程度並びに同時治療
の他剤の有無、種類等により異なるが、通常の成
人に体しては1〜1000mg/日、好ましくは10〜
500mg/日の範囲内で1日1〜4回に分けて経口
又は注射投与する。場合によつて持続放出性の形
態で投与するのも有効である。毎日の投与量の例
としては、0.5mg、1mg、5mg、10mg、20mg、25
mg、50mg、100mgなどの例を挙げることができる
が、これに限定されるものではない。 〔実施例〕 次に本発明の向精神薬の製剤の具体例を示す。
なお本発明の有効成分である各化合物は製剤技術
上同等であるので各実施例においては各化合物を
示す代りに単に有効成分として示した。 実施例 1 カプセル剤(硬質) 通常のカプセル製造装置を使用して硬質ゼラチ
ンカプセルに次の混合物を充填することにより製
造した。 【表】 実施例 2 カプセル剤(軟質) 大豆油中有効成分の混合物を調製し、有効成分
25mgを含有するソフトゼラチンカプセルを製造し
た。このカプセルを石油エーテルで洗浄した後乾
燥して製品を得た。 実施例 3 錠剤 【表】 1錠中 上記組成物が含有されるように常法に
より錠剤を製造した。 実施例 4 注射用アンプル剤組成 1mg/アンプル 有効成分 1mg ナトリウムカルボキシメチルセルロース
0.76重量% ポリソルベート 80 0.05重量% ベンジルアルコール 0.85重量% 塩化ナトリウム 0.85重量% 注射用水 適量 1アンプル1ml中 上記組成物が含有されるよ
うに常法により注射用アンプル剤を製造した。 実施例 5 経口用懸濁剤 有効成分 25mg メチルセルロース 5重量% カルボキシメチルセルロース 5重量% シロツプ 25重量% ポリソルベート80 0.3重量% サツカリンナトリウム 3mg 安息香酸ナトリウム 6mg 水 適量 1バイアル5ml中 上記組成物が含有されるよ
うに常法により経口用懸濁剤を製造した。 〔発明の効果〕 前記説明から明らかなように、本発明の2−
(1−ピペラジニル)−シクロブトイミダゾール誘
導体はイミプラミンと同様に向精神薬として有効
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1は水素、ホルミル、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、ブロポキシカルボニ
ル又はイソプロポキシカルボニルを示す。)で表
わされる化合物またはその薬理学的に許容される
塩を有効成分として含有する向精神薬。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59116524A JPS60260516A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 向精神薬 |
| PCT/JP1985/000325 WO1986000017A1 (fr) | 1984-06-08 | 1985-06-08 | Medicaments psychotropes et procede de traitement de psychoses |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59116524A JPS60260516A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 向精神薬 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60260516A JPS60260516A (ja) | 1985-12-23 |
| JPH0542409B2 true JPH0542409B2 (ja) | 1993-06-28 |
Family
ID=14689258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59116524A Granted JPS60260516A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 向精神薬 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60260516A (ja) |
| WO (1) | WO1986000017A1 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4258188A (en) * | 1980-02-04 | 1981-03-24 | American Home Products Corporation | 2-(1-Piperazinyl)-cycloheptimidazole derivatives |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP59116524A patent/JPS60260516A/ja active Granted
-
1985
- 1985-06-08 WO PCT/JP1985/000325 patent/WO1986000017A1/ja not_active Ceased
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60260516A (ja) | 1985-12-23 |
| WO1986000017A1 (fr) | 1986-01-03 |
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