JPH0542806U - ドアロツクアクチユエータ - Google Patents

ドアロツクアクチユエータ

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JPH0542806U
JPH0542806U JP9170991U JP9170991U JPH0542806U JP H0542806 U JPH0542806 U JP H0542806U JP 9170991 U JP9170991 U JP 9170991U JP 9170991 U JP9170991 U JP 9170991U JP H0542806 U JPH0542806 U JP H0542806U
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JP9170991U
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Inventor
上 勝 井
中 雅 樹 田
木 和 也 鈴
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自動車電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力アームからの手動の戻り操作を楽に行
う。 【構成】 第1のギヤ8と第1のギヤ8に対して所定の
速度差をおいた第2のギヤ9でモータ3側の動力を受
け、動力受け部材12を介して出力軸13から出力アー
ム17に動力を伝達するとともに、動力受け部材12に
より出力アーム17からの戻し動力を第1のギヤと第2
のギヤ9に対して遮断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車のドアのロックやアンロックを自動的に行うのに利 用されるドアロックアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は自動車のドアのロックやアンロックを自動的に行うドアロックアクチュ エータを例示するものである。
【0003】 図示するドアロックアクチュエータ50は、ケース51の上方側寄りにモータ 52が組付けてあり、このモータ52に備えたモータシャフト52aにウオーム 53が圧入することによって固定してある。
【0004】 また、ケース51のほぼ中央で支持された枢軸54には、はすば歯部を形成し た大径側ギヤ部55aと平歯部を形成した小径側ギヤ部55bとを一体で備えた 中間ギヤ55が回転可能な状態で挿通してあり、中間ギヤ55の前記大径側ギヤ 部55aがモータ52のウオーム53に噛合っている。
【0005】 ここで、モータ52のウオーム53と中間ギヤ55の前記大径側ギヤ部55a とは、いずれの側からの動力も伝達される歯車角を有する。
【0006】 そして、中間ギヤ55の前記小径ギヤ部55bには、ケース51の前記中間ギ ヤ55の左方側でセクタ軸56aを回動可能な状態で支持したセクタ56が噛合 っており、前記セクタ軸56aにはケース51の外側でスイングアーム57の基 端側が組付けてある。
【0007】 そしてまた、スイングアーム57の先端側には、図示しないドアに設けた開閉 機構を連結するようになっている。
【0008】 このような構造を有するドアロックアクチュエータ50は前記開閉機構の近傍 に取り付け、モータ52に備えた図示しない外部端子にドアロックスイッチを介 して電源を接続した状態で、前記ドアロックスイッチをロック側に切換えると、 モータ52の外部端子に正側の電源が供給されるため、モータシャフト52aが 正方向に回転する。
【0009】 モータシャフト52aの正方向の回転によりウオーム53も正方向に回転する ので、このウオーム53に噛合う中間ギヤ55を図中において時計方向である正 方向側に回転させ、この中間ギヤ55の正方向の回転によってセクタ56を図中 において反時計方向に回動させる。
【0010】 セクタ56が図中において反時計方向に回動することによってスイングアーム 57をアンロック位置aからロック位置bまで移動させるので、前記開閉機構を ロック作動させてドアをロック状態とする。
【0011】 また、この状態で、前記ドアの室内側に設けた図示しないインサイドロックノ ブを手動でアンロック側に切換えると、前記インサイドロックノブの切換えによ りスイングアーム57をロック位置bからアンロック位置a側に移動させる。
【0012】 スイングアーム57がロック位置bからアンロック位置aに向けて移動するこ とから、セクタ56も図中において反時計方向に戻り回転するため、中間ギヤ5 5を図中において反時計方向に戻し回転させ、中間ギヤ55の戻り回転により中 間ギヤ55の大径ギヤ部55aからモータ52のモータシャフト52aに動力が 伝達しモータシャフト52aを手動で戻し回転させる。
【0013】
【従来の問題点】
ところが、上記した従来のドアロックアクチュエータ50では、モータシャフ ト52a,ウオーム53,中間ギヤ55,セクタ56,スイングアーム57は常 時連結されている構造であるため、スイングアーム57からの戻り動力のトルク が大きくなければ、復帰させることができず、それによって、手動の操作の際に 大きな力を必要とするという問題点があった。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
考案が解決しようとする課題は、モータ側の動力が常時噛合いの歯車により出 力側に伝達されると、戻し操作に大きな力が必要となるという点である。
【0015】
【考案の構成】
【0016】
【課題を解決するための手段】
この考案は、手動で行う戻し操作に必要なトルクを小さくするため、正側・逆 側の電源供給により正・逆の回転を行うモータと、前記モータの動力を減速する 減速機構と、前記減速機構の動力を受けて回転する第1のギヤと、動力受け部材 押圧部を形成するとともに、前記減速機構の動力を受けて前記第1のギヤに対し 所定の速度差をもって回転する第2のギヤと、第1の動力受け部材係合部を形成 するとともに、前記第1のギヤに対して摩擦連結し、当該第1のギヤから動力を 伝達される第1の動力伝達部材と、第2の動力受け部材係合部を形成し且つ前記 第2のギヤに戻しばねを介して連結した第2の動力伝達部材と、前記第1の動力 伝達部材の第1の動力受け部材係合部と第2の動力伝達部材の第2の動力受け部 材係合部と第2のギヤの動力受け部材押圧部に係合するピンを設け、第1の動力 伝達部材の第1の動力受け部材係合部と第2の動力伝達部材の第2の動力受け部 材に前記ピンを係合した状態で第2のギヤの動力受け部材押圧部の前記ピンへの 係合により減速機構からの動力を受けるとともに、第2のギヤの動力受け部材押 圧部への当該ピンの係合により第1のギヤと第2のギヤに対して動力を遮断する 動力受け部材と、前記動力受け部材に係止する係止部を備え、前記係止部に動力 受け部材を係止した状態で動力受け部材を介し前記第2のギヤの動力を受けて回 転する出力軸と、前記出力軸の回転を受けてロックオン・ロックオフ作動する出 力アームを備えた構成としたことを特徴としており、戻り操作を楽に行うという 目的を達成したものである。
【0017】
【作用】
この考案に係わるドアロックアクチュエータは、モータ側の動力が第1のギヤ と第2のギヤに伝達した際に互いに速度差が生ずるので、この速度差を介した状 態で第1のギヤの動力が第1の動力伝達部材に伝達することにより第1の動力伝 達部材の第1の動力受け部材係合部と第2の動力伝達部材の第2の動力受け部材 係合部に係合した動力受け部材に対して動力が伝達される。動力受け部材は第2 の動力伝達部材からの動力を受けて出力軸の係止部に係止し、第2のギヤの動力 が動力受け部材を介し出力軸に伝達して出力軸を回転させるので、出力軸の回転 により出力アームをロックオン・ロックオフ作動させる。第2のギヤは、動力受 け部材に動力を伝達した際に、第2の動力伝達部材に対して戻しばねを撓ませた 状態となっており、動力受け部材への動力の伝達が終了したところで戻しばねの 弾性復元力で戻り側に自動的に復帰するため、第1のギヤと第2のギヤとは出力 軸に対してフリーの状態となり、出力アーム側からの手動の動力は第1のギヤに も第2のギヤにも伝わらず、出力軸を戻り回転させるためのトルクが小さくて済 む。
【0018】
【実施例】
図1ないし図3はこの考案に係わるドアロックアクチュエータの一実施例を示 すものである。
【0019】 図示するアクチュエータ1は、ケース2の図1中において上方側にモータ3が 取付けてあり、モータ3に備えたモータシャフト3aにはモータピニオン4が圧 入することによって取付けてあって、モータ3に備えた外部端子3b,3cから 正・逆の電源を供給することによってモータシャフト3aが正方向・逆方向に回 転する。
【0020】 また、モータ3の図1中の下方側には、3段のピニオン5a1,5a2,5a 3を一体に設け、減速機構5を構成する中間ギヤ5aがケース2に備えた軸受け 部2aにより回転自在に支持されており、中間ギヤ5aの第1段のピニオン5a 1がモータ3のモータピニオン4に噛合っている。
【0021】 そして、前記中間ギヤ5aの図1中の下方側には、ケース2に備えた軸受け部 2bにより回転自在に支持された枢軸6が組付けてあり、この枢軸6に動力伝達 機構7が挿通してある。
【0022】 動力伝達機構7は、図2により明らかなように、第1のギヤ8と、第2のギヤ 9と、第1の動力伝達部材10と、第2の動力伝達部材11と、動力受け部材1 2と、出力軸13とから主として構成されている。
【0023】 第1のギヤ8は平歯車であって、減速機構5の第3段のピニオン5a3に噛合 っており、中央に設けた中央軸孔8aに前記枢軸6が挿通してあるとともに、裏 面の前記中央軸孔8aの外側に凹状に設けた制動ばね組付け部8bには略C形状 をなす制動ばね14が嵌付けてある。前記制動ばね組付け部8bには制動ばね1 4の端部14a,14bを夫々係止するためのばね係止溝8b1,8b2が設け てあり、これらばね係止溝8b1,8b2に制動ばね14の端部14a,14b を夫々係止することによって制動ばね14は内径を小さくした状態に撓んで第1 のギヤ8に組付けられる。
【0024】 第1のギヤ8の図1中おいて左方側には、第1の動力伝達部材10が組付けて ある。第1の動力伝達部材10の円盤形状をなすベース10aの中央には、図2 により明らかなように、第1のギヤ8側に向けて円柱形状に突出させた第1のギ ヤ連結用凸部10bが設けてあるとともに、この第1のギヤ連結用凸部10bに は前記第1のギヤ8の中央軸孔8aと同心にした第2のギヤ係合孔10b1が設 けてあり、第1の動力伝達部材10のベース10aの一部には、略V字形状に切 除した第1の動力部材係合部10cが設けてある。
【0025】 そして、第1の動力伝達部材10は第1のギヤ連結用凸部10bを第1のギヤ 8に組付けた制動ばね14の内周側に嵌付けた状態で第1のギヤ8に摩擦連結さ れており、制動ばね14の予め設定した弾性力により第1のギヤ8が所定の値よ りも小さいトルクで回転する際に、第1の伝達部材10は第1のギヤ8に一体で 回転し、第1のギヤ8が所定の値よりも大きいトルクで回転する際に、第1の伝 達部材10は第1のギヤ8との連結を解かれる。
【0026】 第1の伝達部材10の図1中において左方側には第2のギヤ9が組付けてある 。第2のギヤ9は平歯車であって、第2のギヤ9は減速機構5の第2段のピニオ ン5a2に噛合っており、前記減速機構5により第2のギヤ9は第1のギヤ8よ りも速く回転するようになっていて、図2により明らかなように、歯部9aの内 周側で上面には前記第1の動力伝達部材10の外径寸法よりもわずかに大きい内 径寸法を有して凹状をなすものとして形成した第1の動力伝達部材収納部9bが 設けてあり、この第1の動力伝達部材収納部9bの底壁9cの中央には前記第1 の動力伝達部材10側に向けて突出し且つ第1の動力伝達部材10の第2のギヤ 係合孔10bの内径寸法よりもわずかに小さい外径寸法を有する係合凸部9dが 設けてある。
【0027】 また、この係合凸部9dの中央には第1のギヤ8の中央軸孔8aと同心にした 中央軸孔9eが設けてあり、この中央軸孔9eに枢軸6が挿通してある。前記係 合凸部9dの外側で底壁9cの一部には扇形状をなすものとして切除した開口状 の動力受け部材押動部9fが設けてあり、歯部9aの内周側で底壁9cの図2中 の下側には後述する戻しばね15の自由状態の外径よりも小さい内径寸法を有し て凹状をなすものとして形成した戻しばね収納部9gが設けてある。
【0028】 そして、前記戻しばね収納部9g内で中央軸孔9eをはさんで動力受け部材押 圧部9fの反対側には歯部9aの外周に沿ってわずかに離隔させたばね係止部9 h,9jが図2中の下方に向け矩形状に突出しており、前記戻しばね収納部9g 内に戻しばね15が嵌入れてある。
【0029】 戻しばね15は略C形状をなすばね本体15aの両端にばね本体15aの内側 に向けて折れ曲がった係止端部15b,15cが形成してあり、図3により明ら かなように、前記一方側,他方側の係止端部15b,15cを第2のギヤ9の一 方側,他方側のばね係止部9h,9jの内側に夫々係止した状態で戻しばね収納 部9g内に収納されている。 そしてまた、戻しばね15を収納した第2のギヤ 9の図1中の左方側には、第2の動力伝達部材11が組付けてある。第2の動力 伝達部材11の円盤形状をなすベース11aの中央には第2のギヤ9に係合する ための係合孔11bが設けてあるとともに、ベース11aの上面の一部には前記 係合孔11b側からベース11aの外周に向けて長寸状に切除した開口状をなす 第2の動力受け部材係合部11cが設けてあり、ベース11aの前記係合孔11 bをはさんだ反対側には前記第2のギヤ9のばね係止部9h,9jに対応したも のとして第2のギヤ9側に向けて突出したばね係止部11d,11eが夫々設け てある。
【0030】 ここで、図3により明らかなように、第2の動力伝達部材11のばね係止部1 1d,11eは第2のギヤ9に収納した戻しばね15の係止端部15b,15c の折れ曲がった内側に係止してあり、第2のギヤ9が第2の動力伝達部材11に 対して図3中の反時計方向に回動すると、戻しばね15は一方側の係止端部15 bが第2のギヤ9の一方側のばね係止部9hに係止した状態で他方側の係止端部 15cが第2の動力伝達部材11の他方側のばね係止部11eにより撓み側に弾 性変形されるため、第2のギヤ9を図3中の時計方向に戻し回転させるための弾 性力を蓄えるようになっており、第2のギヤ9が第2の動力伝達部材11に対し て図3中の時計方向に回動すると、戻しばね15の他方側の係止端部15cが第 2のギヤ9の他方側のばね係止部9jに係止した状態で一方側の係止端部15b が第2の動力伝達部材11の一方側のばね係止部11dにより撓み側に弾性変形 されるため、第2のギヤ9を図3中の反時計方向に戻し回転させるための弾性力 を蓄えるようになっている。
【0031】 そしてさらに、第2の動力伝達部材11は係合孔11bを第2のギヤ9の中央 軸孔9e側に同心で組合わせることにより第2のギヤ9に対して回転自在に係合 するようになっており、第2の動力伝達部材11の図1中の左方側には、動力受 け部材12が組付けてある。
【0032】 動力受け部材12には、略長円形状をなすベース12aの中央に前記枢軸6の 外径寸法よりも大きい内径を有し且つ長円形の開口状をなすものとして形成した 枢軸支持孔12bが設けてあるとともに、前記ベース12aの一端寄りには図2 中の上方側に向けて丸棒形状に突出した係合ピン(ピン)12cが設けてあり、 この係合ピン12cは第2の動力伝達部材11の第2の動力受け部材係合部11 c内と戻しばね15の内側と第2のギヤ9の動力受け部材押圧部9fを通したう えで第1の動力伝達部材10の第1の動力部材係合部10c内に挿入した状態で 組付けてあり、動力受け部材12のベース12aは、前記枢軸支持孔12b内に 枢軸6を挿通した状態で枢軸6に支持されて枢軸6の径方向に向けて移動するよ うになっている。
【0033】 前記動力受け部材12の図1中において左方側には、出力軸13が配設してあ り、出力軸13は、図1により明らかなように、図中の左方端寄りで円盤形状を なす基部13aと前記基部13aから図中の右方側に向けて円筒形状に突出した リードスクリュー13bとからなり、基部13aの中央には基部13aの端部か らリードスクリュー13bの端部まで連通した枢軸孔13cが設けてあり、この 枢軸孔13cに枢軸6が挿通してある。
【0034】 また、前記基部13aの図1中の右方側である動力受け部材12側には、図2 中の下方に向けて円形の凹状に形成した動力受け部材収納部13dが設けてあり 、この動力受け部材収納部13dの外周壁13eには、相対向する位置から内周 方向に向けて夫々矩形状をなして突出した動力伝達用係止部13e1,13e2 が夫々設けてあり、これら動力伝達用係止部13e1,13e2は前記動力受け 部材12の枢軸支持孔12bに枢軸6を挿通支持したうえで動力受け部材12が 動力受け部材収納部13d内で移動する際に、動力受け部材12のベース12a に対して係止するようになっており、動力受け部材12のベース12aが係止し た状態で動力受け部材12から出力軸13に動力が伝達される。
【0035】 そして、前記出力軸13のリードスクリュー13bには、図1により明らかな ように、ナット部材16に設けた雌ねじ16aが噛合っており、ナット部材16 に設けた凸部16aには、基端側の軸部17aがケース2に回転自在に支持され た出力アーム17の先端側に設けた凹部17bが嵌め付けてあって、リードスク リュー13bの回転動力をナット部材16が受けてリードスクリュー13bの軸 方向の移動に変換したうえで、このナット部材16の移動により出力アーム17 を回動させる。
【0036】 このような構造を有するドアロックアクチュエータ1はドア開閉機構の近傍に 取り付け、モータ3の外部端子3b,3cに図示しないドアロックスイッチを介 して電源を接続して出力アーム17の軸部17bに固定したスイングアーム18 に前記ドア開閉機構に備えたロッド19を連結した状態で、前記ドアロックスイ ッチをロック側に切換えると、モータ3の外部端子3b,3cに正側の電源が供 給されるため、モータシャフト3aを正方向側に回転させる。
【0037】 モータシャフト3aが正方向側に回転することから、モータピニオン4も正方 向に回転するので、中間ギヤ5aを介して第1のギヤ8と第2のギヤ9に動力を 伝達し、第1のギヤ8を第2のギヤ9よりも速く図2中の時計方向に回転させる 。
【0038】 第1のギヤ8が第2ギヤ9に対し先行して図2中の時計方向に回転することに より、第1のギヤ8に摩擦連結した第1の動力伝達部材10を図2中の時計方向 に回転させるので、第1の動力伝達部材10の第1の動力部材係合部10c内に 挿入した動力受け部材12の係合ピン12cを図2中の時計方向に送る。
【0039】 動力受け部材12の係合ピン12cが図2中の時計方向に送られると、係合ピ ン12cは第1の動力伝達部材10の第1の動力受け部材係合部10cがV字状 に形成されていることから、第1の動力受け部材係合部10cに沿って径方向に 移動する。
【0040】 係合ピン12cが径方向に移動することによって、動力受け部材12のベース 12aも出力軸13の動力受け部材収納部13d内で移動し、ベース12aが枢 軸6により支持された状態で動力受け部材収納部13dの一方側の動力伝達用係 止部13e1に対して係止する。
【0041】 動力受け部材12が出力軸13に対して係止したところで、動力受け部材12 の係合ピン12cを係合した第1の動力伝達部材10に対して負荷を生ずるため 、第1の動力伝達部材10は第1のギヤ8に対して別離し、それによって、動力 受け部材12の係合ピン12cは第2のギヤ9の動力受け部材押圧部9fにより 図2中の時計方向に押圧されるので、第2のギヤ9からの動力は動力受け部材1 2を介して出力軸13に伝達される。このとき、第2のギヤ9は、動力受け部材 12の係合ピン12cが第2の動力伝達部材11の第2の動力受け部材係合部1 1cにより係止しているため、第2の動力伝達部材11に対し進んだ状態で回転 するので、第2のギヤ9により戻しばね15は第2のギヤ9を図2中の反時計方 向に戻し回転させるための弾性力を蓄える。
【0042】 これにより、出力軸13は図2中の時計方向に回転することから、リードスク リュー13bの回転動力をナット部材16で受け、ナット部材16がリードスク リュー13bの軸方向に沿い図1中の右方向側に移動して出力アーム17を復帰 位置(ロックオフ位置)Aから出力位置(ロックオン位置)Bに向けて時計方向 に回動させるため、スイングアーム18に連結したロッド19を作動させてドア 開閉機構をロックオン側に切換える。
【0043】 出力アーム17が出力位置Bに到達したところで、図示しない行程終了検出ス イッチによりモータ3への電源供給が中止されるので、出力アーム17は出力位 置Bにおいて停止し、出力軸13,動力受け部材12,第2の動力伝達部材11 も停止するため、戻しばね15が蓄えた弾性復元力で第2のギヤ9を動力伝達部 材11に対し戻し側である図2中の反時計方向に戻し回転させる。
【0044】 第2のギヤ9が図2中の反時計方向に戻り回転することによって、動力受け部 材12は係合ピン12cが第2のギヤ9の動力受け部材押圧部9fにより図2中 の反時計方向に押圧されて戻り回動するため、動力受け部材12への負荷が取り 除かれ、それによって、第1のギヤ8は第1の動力伝達部材10に対して連結さ れて第2のギヤ8よりも速く戻り回転するので、第1の動力伝達部材10の第1 の動力受け部材係合部10cに挿入した動力受け部材12の係合ピン12cを第 2のギヤ9の動力受け部材押圧部9fの中央位置に復帰させる。
【0045】 動力受け部材12が戻り回動することにより、動力受け部材12は出力軸13 に対してフリーの状態となり、それによって、第1のギヤ8も第2のギヤ9も出 力軸13からフリーの状態となる。
【0046】 そこで、前記ドア開閉機構側からロッド19を介してスイングアーム18を出 力位置Bから復帰位置Aに向けて手動で操作を行うと、出力軸13に対して動力 受け部材12も第1のギヤ8も第2のギヤ9もフリーの状態となっているため、 出力アーム17は小さいトルクで出力位置Bから復帰位置Aに戻り回動するもの となる。
【0047】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わるドアロックアクチュエータは上記 した構成としたことから、出力アームを一旦出力作動させた状態で出力アーム側 からの手動の動力は第1のギヤにも第2のギヤにも伝わらないので、小さいトル クで出力軸を戻り回転させることができるため、手動の戻り操作を楽に行えると いう優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるドアロックアクチュエータの
一実施例の横断平面図である。
【図2】図1に示したドアロックアクチュエータにおい
ての動力伝達機構においての各部品の組み付け関係を説
明する外観斜視図である。
【図3】図1に示したドアロックアクチュエータにおい
ての第2のギヤと第2の動力伝達部材との戻しばねとの
組み付け関係を説明する外観斜視図である。
【図4】従来のドアロックアクチュエータの平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ドアロックアクチュエータ 5(5a) 減速機構(中間ギヤ) 8 第1のギヤ 9 第2のギヤ 9f 動力受け部材押圧部 10 第1の動力伝達部材 10c 第1の動力受け部材係合部 11 第2の動力伝達部材 11c 第2の動力受け部材係合部 12 動力受け部材 12c ピン 17 出力アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正側・逆側の電源供給により正・逆の回
    転を行うモータと、前記モータの動力を減速する減速機
    構と、前記減速機構の動力を受けて回転する第1のギヤ
    と、動力受け部材押圧部を形成するとともに、前記減速
    機構の動力を受けて前記第1のギヤに対し所定の速度差
    をもって回転する第2のギヤと、第1の動力受け部材係
    合部を形成するとともに、前記第1のギヤに対して摩擦
    連結し、当該第1のギヤから動力を伝達される第1の動
    力伝達部材と、第2の動力受け部材係合部を形成し且つ
    前記第2のギヤに戻しばねを介して連結した第2の動力
    伝達部材と、前記第1の動力伝達部材の第1の動力受け
    部材係合部と第2の動力伝達部材の第2の動力受け部材
    係合部と第2のギヤの動力受け部材押圧部に係合するピ
    ンを設け、第1の動力伝達部材の第1の動力受け部材係
    合部と第2の動力伝達部材の第2の動力受け部材に前記
    ピンを係合した状態で第2のギヤの動力受け部材押圧部
    の前記ピンへの係合により減速機構からの動力を受ける
    とともに、第2のギヤの動力受け部材押圧部への当該ピ
    ンの係合により第1のギヤと第2のギヤに対して動力を
    遮断する動力受け部材と、前記動力受け部材に係止する
    係止部を備え、前記係止部に動力受け部材を係止した状
    態で動力受け部材を介し前記第2のギヤの動力を受けて
    回転する出力軸と、前記出力軸の回転を受けてロックオ
    ン・ロックオフ作動する出力アームを備えたことを特徴
    とするドアロックアクチュエータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2025062664A1 (ja) * 2023-09-21 2025-03-27 ニデックインスツルメンツ株式会社 回動装置

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