JPH054290A - 樹脂成形体の製造方法 - Google Patents
樹脂成形体の製造方法Info
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- JPH054290A JPH054290A JP3158438A JP15843891A JPH054290A JP H054290 A JPH054290 A JP H054290A JP 3158438 A JP3158438 A JP 3158438A JP 15843891 A JP15843891 A JP 15843891A JP H054290 A JPH054290 A JP H054290A
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- core
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- synthetic resin
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】本発明に係る樹脂成形体の製造方法は、非発泡
の合成樹脂成形体を粉砕した小片を主成分とする芯体2
6として、該芯体26の少なくとも一面又は前面を新た
に型内成形された発泡ポリスチレンによって被覆された
二層構造を有する樹脂成形体を製造することを特徴とし
ている。 【効果】内部に再利用された合成樹脂成形体の芯体26
を有し、この芯体26の周囲は新たなEPSにより形成
しているため、成形精度を通常のEPSと同等に確保す
ることができ、例えば、樹脂成形体を積み重ねる土木工
法に最適であるると共に、合成樹脂成形体の再利用を有
効に図ることができ、ひいては、大幅なコストダウンを
図り、エネルギの有効利用をも図ることができる。
の合成樹脂成形体を粉砕した小片を主成分とする芯体2
6として、該芯体26の少なくとも一面又は前面を新た
に型内成形された発泡ポリスチレンによって被覆された
二層構造を有する樹脂成形体を製造することを特徴とし
ている。 【効果】内部に再利用された合成樹脂成形体の芯体26
を有し、この芯体26の周囲は新たなEPSにより形成
しているため、成形精度を通常のEPSと同等に確保す
ることができ、例えば、樹脂成形体を積み重ねる土木工
法に最適であるると共に、合成樹脂成形体の再利用を有
効に図ることができ、ひいては、大幅なコストダウンを
図り、エネルギの有効利用をも図ることができる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、使用済みの非発泡の合成
樹脂成形体を再利用した樹脂成形体およびその製造方法
に関する。
樹脂成形体を再利用した樹脂成形体およびその製造方法
に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】近年、非発泡の合成樹脂成形体、
例えば、FRP、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ABS等は、種々の用途に用いられている。例
えば、構造物の囲繞体、日常生活品、工業製品、土木建
築資材等の用途であり、このように非発泡の合成樹脂成
形体は、非常に重宝されている。
例えば、FRP、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ABS等は、種々の用途に用いられている。例
えば、構造物の囲繞体、日常生活品、工業製品、土木建
築資材等の用途であり、このように非発泡の合成樹脂成
形体は、非常に重宝されている。
【0003】ところで、このように種々の用途に応じて
所定形状に成形した合成樹脂成形体は、いわゆる「使い
捨て」部材として、使用後は、焼却、又は溶融後焼却し
て、廃棄処分するのが一般的となっている。
所定形状に成形した合成樹脂成形体は、いわゆる「使い
捨て」部材として、使用後は、焼却、又は溶融後焼却し
て、廃棄処分するのが一般的となっている。
【0004】しかしながら、このような合成樹脂成形体
を焼却する際には、有毒ガスが発生することがあると共
に、悪臭が発生することがあり、これに加えて、体積占
有率の大きい合成樹脂成形体を搬送する作業又は廃棄す
る作業が煩雑であるという問題があった。
を焼却する際には、有毒ガスが発生することがあると共
に、悪臭が発生することがあり、これに加えて、体積占
有率の大きい合成樹脂成形体を搬送する作業又は廃棄す
る作業が煩雑であるという問題があった。
【0005】そこで、本発明者は、これらの合成樹脂成
形体を廃棄処分するよりもむしろ、これらの合成樹脂成
形体の再利用を図る方が、資源の有効利用にも沿い、上
記の問題もなく、より好ましいと考え本発明を完成する
に至った。
形体を廃棄処分するよりもむしろ、これらの合成樹脂成
形体の再利用を図る方が、資源の有効利用にも沿い、上
記の問題もなく、より好ましいと考え本発明を完成する
に至った。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、合成樹脂成形体の再利用を有効に図
ることができる、樹脂成形体の製造方法を提供すること
を目的とする。
れたものであって、合成樹脂成形体の再利用を有効に図
ることができる、樹脂成形体の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【発明の概要】この目的を達成するため、本発明の請求
項1に係る樹脂成形体の製造方法は、合成樹脂成形体を
小片に粉砕し、この小片にバインダを添加して型内成形
または圧縮成形して芯体を形成し、次いで、該芯体を成
形型内に配置して、該芯体の少なくとも1面の外方に発
泡ポリスチレンビーズを注入して加熱発泡成形して、樹
脂成形体を製造することを特徴としている。
項1に係る樹脂成形体の製造方法は、合成樹脂成形体を
小片に粉砕し、この小片にバインダを添加して型内成形
または圧縮成形して芯体を形成し、次いで、該芯体を成
形型内に配置して、該芯体の少なくとも1面の外方に発
泡ポリスチレンビーズを注入して加熱発泡成形して、樹
脂成形体を製造することを特徴としている。
【0008】また、請求項3の発明は、発泡ポリスチレ
ンビーズを凹状金型内で加熱発泡成形して、開口を有す
る中空の箱状体を形成し、一旦成形された合成樹脂成形
体を粉砕した粉砕小片に、バインダを添加して、この粉
砕小片を前記箱状体内に充填し、前記バインダが添加さ
れた粉砕小片を加熱して相互に密着させて芯体を形成
し、同時に、又は次いで、発泡ポリスチレンビーズによ
り前記箱状体の開口を封鎖する蓋体を加熱発泡成形し、
これにより、箱状体と蓋体とにより芯体を被覆した樹脂
成形体を製造することを特徴としている。
ンビーズを凹状金型内で加熱発泡成形して、開口を有す
る中空の箱状体を形成し、一旦成形された合成樹脂成形
体を粉砕した粉砕小片に、バインダを添加して、この粉
砕小片を前記箱状体内に充填し、前記バインダが添加さ
れた粉砕小片を加熱して相互に密着させて芯体を形成
し、同時に、又は次いで、発泡ポリスチレンビーズによ
り前記箱状体の開口を封鎖する蓋体を加熱発泡成形し、
これにより、箱状体と蓋体とにより芯体を被覆した樹脂
成形体を製造することを特徴としている。
【0009】さらに、請求項4の発明は、請求項3の発
明において、中空の箱状体内に、一旦成形された合成樹
脂成形体を粉砕した粉砕小片にバインダを添加して型内
成形してなる芯体を収納することを特徴としている。
明において、中空の箱状体内に、一旦成形された合成樹
脂成形体を粉砕した粉砕小片にバインダを添加して型内
成形してなる芯体を収納することを特徴としている。
【0010】さらに、請求項5の発明は、請求項4の発
明において、中空の箱状体に代えて、発泡ポリスチレン
板を金型内に配設し、その上に粉砕小片にバインダを添
加して型内成形してなる芯体を載置することを特徴とし
ている。
明において、中空の箱状体に代えて、発泡ポリスチレン
板を金型内に配設し、その上に粉砕小片にバインダを添
加して型内成形してなる芯体を載置することを特徴とし
ている。
【0011】このように、本発明に係る樹脂成形体の製
造方法では、内部に再利用された芯体を有し、この芯体
の周囲の一面又は全面を新たなEPS(Expanded Poly-
Strol )により形成しているため、成形精度を、内部共
に新たなEPSを用いて作ったものと同様に確保するこ
とができ、高精度を必要とする部材に適用することがで
きる。例えば、後述するように、道路などの盛土用土木
ブロックとして最適である。
造方法では、内部に再利用された芯体を有し、この芯体
の周囲の一面又は全面を新たなEPS(Expanded Poly-
Strol )により形成しているため、成形精度を、内部共
に新たなEPSを用いて作ったものと同様に確保するこ
とができ、高精度を必要とする部材に適用することがで
きる。例えば、後述するように、道路などの盛土用土木
ブロックとして最適である。
【0012】しかも、原材料のうち芯体の大部分は、使
用済みの合成樹脂成形体を使用していることから、これ
らの合成樹脂成形体の再利用を有効に図ることができ、
ひいては、大幅なコストダウンを図り、エネルギの有効
利用をも図ることができる。
用済みの合成樹脂成形体を使用していることから、これ
らの合成樹脂成形体の再利用を有効に図ることができ、
ひいては、大幅なコストダウンを図り、エネルギの有効
利用をも図ることができる。
【0013】
【発明の具体的説明】以下、本発明を図面を参照しつつ
詳細に説明する。先ず、本発明に係る樹脂成形体の製造
方法について説明する。本発明では、この製法に関して
4つの実施例を以下に示す。
詳細に説明する。先ず、本発明に係る樹脂成形体の製造
方法について説明する。本発明では、この製法に関して
4つの実施例を以下に示す。
【0014】第1の実施例に係り、樹脂成形体の製造方
法について、図1〜図5を参照して説明する。図1は第
1の実施例に係る樹脂成形体の製造方法を示す工程図、
図2は同実施例に係る粉砕機を示す斜視図である。
法について、図1〜図5を参照して説明する。図1は第
1の実施例に係る樹脂成形体の製造方法を示す工程図、
図2は同実施例に係る粉砕機を示す斜視図である。
【0015】先ず、本実施例では、樹脂成形体の製造の
前に、芯体26を形成する。この芯体26を形成するた
めに用いる樹脂は、一旦所定形状に成形された非発泡の
合成樹脂成形体を再利用するものであり、その合成樹脂
成形体は、例えば、FRP、塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ABSなどである。後述のよう
に、芯体26には、これらの合成樹脂発泡体の小片を用
いるが、芯体26には、これらの合成樹脂成形体の小片
に加えて、合成樹脂発泡体の小片を併用してもよい。合
成樹脂発泡体は、例えば、発泡ポリスチレン、発泡塩化
ビニル、発泡ポリウレタンなどである。
前に、芯体26を形成する。この芯体26を形成するた
めに用いる樹脂は、一旦所定形状に成形された非発泡の
合成樹脂成形体を再利用するものであり、その合成樹脂
成形体は、例えば、FRP、塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ABSなどである。後述のよう
に、芯体26には、これらの合成樹脂発泡体の小片を用
いるが、芯体26には、これらの合成樹脂成形体の小片
に加えて、合成樹脂発泡体の小片を併用してもよい。合
成樹脂発泡体は、例えば、発泡ポリスチレン、発泡塩化
ビニル、発泡ポリウレタンなどである。
【0016】このような合成樹脂成形体を、図2に示す
ような粉砕装置にて小片に粉砕する。この粉砕装置は、
使用済みの合成樹脂成形体を20〜40mmの粒径まで粗
砕する粗砕機15と、この粗砕機15により粉砕された
合成樹脂成形体をさらに1mm程度の粒径まで細粉砕する
細粉砕機16とが小片案内ダクト17を介して接続され
ており、各粉砕機15,16は、使用済みの合成樹脂成
形体を投入する投入口18を有し、この投入口18に粉
砕用カッターを備えた回転ドラム19がモータ20によ
り回転するようになっている(粉砕機15の方のみを図
示)。また、細粉砕機16により細粉砕された合成樹脂
成形体は小片案内ダクト21を介してサイロ22内に収
容される。「23」は、細粉砕機からサイロにEPSの
小片を送るためのブロアである。ここにいう小片とは、
粒径0.1mm程度から数十mmを含み、その大きさは、適
宜選択しうるが、好ましくは1〜10mm、更に好ましく
は3〜7mmであり、最も好ましくは5mm前後である。
ような粉砕装置にて小片に粉砕する。この粉砕装置は、
使用済みの合成樹脂成形体を20〜40mmの粒径まで粗
砕する粗砕機15と、この粗砕機15により粉砕された
合成樹脂成形体をさらに1mm程度の粒径まで細粉砕する
細粉砕機16とが小片案内ダクト17を介して接続され
ており、各粉砕機15,16は、使用済みの合成樹脂成
形体を投入する投入口18を有し、この投入口18に粉
砕用カッターを備えた回転ドラム19がモータ20によ
り回転するようになっている(粉砕機15の方のみを図
示)。また、細粉砕機16により細粉砕された合成樹脂
成形体は小片案内ダクト21を介してサイロ22内に収
容される。「23」は、細粉砕機からサイロにEPSの
小片を送るためのブロアである。ここにいう小片とは、
粒径0.1mm程度から数十mmを含み、その大きさは、適
宜選択しうるが、好ましくは1〜10mm、更に好ましく
は3〜7mmであり、最も好ましくは5mm前後である。
【0017】次に、この合成樹脂成形体の小片を加熱収
縮する減容処理を施す。但し、図1に示すように、この
減容処理は任意であり、この減容処理を行うことなく次
の工程である型内成形を行ってもよく、この減容処理を
行いその後次の工程である型内成形を行っても良い。
縮する減容処理を施す。但し、図1に示すように、この
減容処理は任意であり、この減容処理を行うことなく次
の工程である型内成形を行ってもよく、この減容処理を
行いその後次の工程である型内成形を行っても良い。
【0018】この減容処理における加熱手段としては、
遠赤外線ヒータ等に代表される非溶融加熱収縮させる加
熱手段を用いることが好ましい。このような遠赤外線ヒ
ータによる加熱を採用すると、体積を減容できるので加
熱装置が汚れずメインテナンスが容易となるばかりでな
く、遠赤外線特有の作用により合成樹脂成形体の内部ま
で素早く加熱することができ処理時間を短縮することが
できる。
遠赤外線ヒータ等に代表される非溶融加熱収縮させる加
熱手段を用いることが好ましい。このような遠赤外線ヒ
ータによる加熱を採用すると、体積を減容できるので加
熱装置が汚れずメインテナンスが容易となるばかりでな
く、遠赤外線特有の作用により合成樹脂成形体の内部ま
で素早く加熱することができ処理時間を短縮することが
できる。
【0019】また、遠赤外線による加熱処理は低温域に
て行われるため、熱分解による高分子構造の破壊が生じ
ることもなく合成樹脂成形体の再利用に適している。具
体的にこの加熱工程は、遠赤外線ヒータを配置した加熱
炉内をベルトコンベア等に合成樹脂成形体の粉砕小片を
搭載して連続的に搬送することにより行われる。
て行われるため、熱分解による高分子構造の破壊が生じ
ることもなく合成樹脂成形体の再利用に適している。具
体的にこの加熱工程は、遠赤外線ヒータを配置した加熱
炉内をベルトコンベア等に合成樹脂成形体の粉砕小片を
搭載して連続的に搬送することにより行われる。
【0020】この減容処理では、小片の容積が、1/5
0以上に減じられ、好ましくは1/30以上に減じら
れ、更に好ましくは1/10以上に減じられる。なお、
上述した粉砕機及び加熱炉を使用済みの合成樹脂成形体
の回収車に設置しておき、回収中に上記合成樹脂成形体
の粉砕と加熱収縮とを行うようにすれば、回収と上記2
工程を同時に行うことができると共に、回収中に減容処
理を行うため、回収車への回収量も格段に増加すること
となる。また、粉砕機及び加熱炉の両方を回収車に設置
せずとも、粉砕機のみ設置しておいても良い。
0以上に減じられ、好ましくは1/30以上に減じら
れ、更に好ましくは1/10以上に減じられる。なお、
上述した粉砕機及び加熱炉を使用済みの合成樹脂成形体
の回収車に設置しておき、回収中に上記合成樹脂成形体
の粉砕と加熱収縮とを行うようにすれば、回収と上記2
工程を同時に行うことができると共に、回収中に減容処
理を行うため、回収車への回収量も格段に増加すること
となる。また、粉砕機及び加熱炉の両方を回収車に設置
せずとも、粉砕機のみ設置しておいても良い。
【0021】次に、減容処理を行った小片又は減容処理
を行わないままの小片を所定形状の金型内に注入し型内
成形を行い芯体26を成形する。この型内成形を行う
際、各小片を接着させるためにバインダを添加する。合
成樹脂成形体の接着に用いて好ましいバインダとして
は、酢ビ系接着剤、澱粉糊、合成粘度調整剤、CMC
(カルボキシメチルセルロース)、合成樹脂塗料、ペー
ストゾル、ゴム系ラテックス等を例示することができ
る。
を行わないままの小片を所定形状の金型内に注入し型内
成形を行い芯体26を成形する。この型内成形を行う
際、各小片を接着させるためにバインダを添加する。合
成樹脂成形体の接着に用いて好ましいバインダとして
は、酢ビ系接着剤、澱粉糊、合成粘度調整剤、CMC
(カルボキシメチルセルロース)、合成樹脂塗料、ペー
ストゾル、ゴム系ラテックス等を例示することができ
る。
【0022】また、合成樹脂成形体の小片を型内成形す
る際、合成樹脂成形体の小片を圧縮して熱を加えて圧縮
成形してもよく、または、小片を圧縮せずに、小片に熱
を加えて型内成形を行ってもよい。さらに、この型内成
形の成形条件(温度など)は、通常の成形条件と同じで
よい。
る際、合成樹脂成形体の小片を圧縮して熱を加えて圧縮
成形してもよく、または、小片を圧縮せずに、小片に熱
を加えて型内成形を行ってもよい。さらに、この型内成
形の成形条件(温度など)は、通常の成形条件と同じで
よい。
【0023】図3は同実施例により製造した樹脂成形体
を示す縦断面図、図4は同実施例の製造工程における金
型を示す縦断面図である。本実施例に係る樹脂成形体で
は、図1に示すように、粉砕工程及び型内成形工程を経
て製造した芯体26、または、粉砕工程、加熱収縮工
程、圧縮工程を経て製造した芯体26を用いている。
を示す縦断面図、図4は同実施例の製造工程における金
型を示す縦断面図である。本実施例に係る樹脂成形体で
は、図1に示すように、粉砕工程及び型内成形工程を経
て製造した芯体26、または、粉砕工程、加熱収縮工
程、圧縮工程を経て製造した芯体26を用いている。
【0024】すなわち、図4に示すように、定形状のキ
ャビティを有する金型24a,24bに芯体26の支持
用ピン25を複数設け、型を開いた状態で例えば下型2
4bに芯体26を収容する。このとき支持用ピン25に
より3方向(後述するように、1方向乃至5方向から支
持用ピン25を用いても良い)から成形体の形状に応じ
て該芯体26を支持する。ついで、上型24aを閉じて
材料注入口27(ゲート)から発泡剤を添加したポリス
チレン樹脂を注入し、支持用ピン25を後退させる。そ
の後、ポリスチレン樹脂の発泡成形を行う。
ャビティを有する金型24a,24bに芯体26の支持
用ピン25を複数設け、型を開いた状態で例えば下型2
4bに芯体26を収容する。このとき支持用ピン25に
より3方向(後述するように、1方向乃至5方向から支
持用ピン25を用いても良い)から成形体の形状に応じ
て該芯体26を支持する。ついで、上型24aを閉じて
材料注入口27(ゲート)から発泡剤を添加したポリス
チレン樹脂を注入し、支持用ピン25を後退させる。そ
の後、ポリスチレン樹脂の発泡成形を行う。
【0025】また、芯体26を金型24a,24b内で
支持するとき、図5に示すように、1方向から複数個の
支持用ピン25により芯体26を支持しても、芯体26
を所定位置に安定して支持できる。必要な場合には、支
持用ピン25の先端を尖らしておき、このピン25を芯
体26に突き刺すようにしてもよく、この場合には、支
持用ピン25の数を少なくすることができる。さらに、
特に図示しないが、1方向又は3方向の場合と同様に、
2方向、4方向、5方向から支持用ピンにより芯体26
を支持することもできる。
支持するとき、図5に示すように、1方向から複数個の
支持用ピン25により芯体26を支持しても、芯体26
を所定位置に安定して支持できる。必要な場合には、支
持用ピン25の先端を尖らしておき、このピン25を芯
体26に突き刺すようにしてもよく、この場合には、支
持用ピン25の数を少なくすることができる。さらに、
特に図示しないが、1方向又は3方向の場合と同様に、
2方向、4方向、5方向から支持用ピンにより芯体26
を支持することもできる。
【0026】さらに、この場合の発泡条件は、通常の発
泡条件と略同一でよく、成形サイクルも略同じでよい。
また、成形体の形状は、立方体、直方体に限らず、用途
に応じて種々の形状のものであっても良い。
泡条件と略同一でよく、成形サイクルも略同じでよい。
また、成形体の形状は、立方体、直方体に限らず、用途
に応じて種々の形状のものであっても良い。
【0027】さらに、ポリスチレン樹脂の注入後、支持
用ピン25を後退させてから発泡成形を行っているた
め、支持用ピン25の跡(成形体に孔が形成されたよう
になる)が形成されることなく、美観に優れた樹脂成形
体を得ることができる。また、支持用ピン25を後退さ
せずに発泡成形を行う場合であって、支持用ピン25の
跡が残るとまずい場合には、上述したように、支持用ピ
ン25を細く尖らして芯体26に突き刺すようにすれば
良い。このようにすれば、支持用ピン25の跡を小さく
することができる。なお、支持用ピン25の跡が残って
いる成形体も本発明の範囲内であることは勿論である。
また、図5のような場合、ピンを針金状のものに代えて
おけば、ピンの出し入れ不要なる故、金型も安価とする
ことができる。針金の跡は残るが、これが問題にならな
い用途であればよい。
用ピン25を後退させてから発泡成形を行っているた
め、支持用ピン25の跡(成形体に孔が形成されたよう
になる)が形成されることなく、美観に優れた樹脂成形
体を得ることができる。また、支持用ピン25を後退さ
せずに発泡成形を行う場合であって、支持用ピン25の
跡が残るとまずい場合には、上述したように、支持用ピ
ン25を細く尖らして芯体26に突き刺すようにすれば
良い。このようにすれば、支持用ピン25の跡を小さく
することができる。なお、支持用ピン25の跡が残って
いる成形体も本発明の範囲内であることは勿論である。
また、図5のような場合、ピンを針金状のものに代えて
おけば、ピンの出し入れ不要なる故、金型も安価とする
ことができる。針金の跡は残るが、これが問題にならな
い用途であればよい。
【0028】このようにして成形した本実施例の樹脂成
形体は、図4に示すように、内部に第1実施例により再
成形した芯体26を有し、周囲は新たなEPS30によ
り形成されているため、成形精度を通常のEPSと同等
に確保することができ、したがって、高精度を必要とす
る部材に適用することができる。しかも、原材料のうち
芯体26の部分は再利用としていることから大幅なコス
トダウンを図ることができる。
形体は、図4に示すように、内部に第1実施例により再
成形した芯体26を有し、周囲は新たなEPS30によ
り形成されているため、成形精度を通常のEPSと同等
に確保することができ、したがって、高精度を必要とす
る部材に適用することができる。しかも、原材料のうち
芯体26の部分は再利用としていることから大幅なコス
トダウンを図ることができる。
【0029】また、図4に示すように、直方体に形成さ
れた樹脂成形体では、その芯体26の6面が新たなEP
S30により覆われていることが最も好ましいが、必要
に応じて、芯体26の4面が新たなEPS30により覆
われていても良く、また、この1面のみが新たなEPS
30により覆われていても良い。このような芯体26の
全面を覆わない樹脂成形体も容易に成形することができ
る。
れた樹脂成形体では、その芯体26の6面が新たなEP
S30により覆われていることが最も好ましいが、必要
に応じて、芯体26の4面が新たなEPS30により覆
われていても良く、また、この1面のみが新たなEPS
30により覆われていても良い。このような芯体26の
全面を覆わない樹脂成形体も容易に成形することができ
る。
【0030】さらに、樹脂成形体30の外寸法は、特に
限定されないが、芯体26に対する割合は、樹脂成形体
30の外寸法の50〜90%であり、好適には、80%
であるが、樹脂成形体と芯体との形状が相似である必要
は必ずしもない故、樹脂成形体30に対する芯体26の
割合は、目的や形状に応じて任意に選択できるものであ
る。芯体26は例えば球状や円板状、その他不定形状で
あってもよく、これらを複数個使用することもできる。
限定されないが、芯体26に対する割合は、樹脂成形体
30の外寸法の50〜90%であり、好適には、80%
であるが、樹脂成形体と芯体との形状が相似である必要
は必ずしもない故、樹脂成形体30に対する芯体26の
割合は、目的や形状に応じて任意に選択できるものであ
る。芯体26は例えば球状や円板状、その他不定形状で
あってもよく、これらを複数個使用することもできる。
【0031】次に、第2の実施例に係る樹脂成形体の製
造方法について、図6〜図9を参照して説明する。本実
施例では、第1の実施例において粉砕された合成樹脂成
形体の小片(減容工程を行ったものでもよく、或いは行
っていないものでもよい)を用いて、図6〜図9に示す
工程により、図9に示す樹脂成形体30を製造する。
造方法について、図6〜図9を参照して説明する。本実
施例では、第1の実施例において粉砕された合成樹脂成
形体の小片(減容工程を行ったものでもよく、或いは行
っていないものでもよい)を用いて、図6〜図9に示す
工程により、図9に示す樹脂成形体30を製造する。
【0032】先ず、図6に示すように、所定形状のキャ
ビティを有するコア金型31及び凹状金型32内に、上
記粉砕された合成樹脂成形体の小片と異なる、発泡剤が
添加され予備発泡された発泡ポリスチレンビーズを充填
し、加熱発泡成形する。これにより、開口を有する中空
の箱状体33を形成する。この成形後、コア金型31を
除去する。この場合の発泡条件は、通常の発泡条件と略
同一でよく、成形サイクルも略同じでよい。
ビティを有するコア金型31及び凹状金型32内に、上
記粉砕された合成樹脂成形体の小片と異なる、発泡剤が
添加され予備発泡された発泡ポリスチレンビーズを充填
し、加熱発泡成形する。これにより、開口を有する中空
の箱状体33を形成する。この成形後、コア金型31を
除去する。この場合の発泡条件は、通常の発泡条件と略
同一でよく、成形サイクルも略同じでよい。
【0033】次に、図7に示すように、上記粉砕された
合成樹脂成形体の小片(減容工程を行ったものでもよ
く、或いは行っていないものでもよい)に、バインダを
添加して、これらが添加された粉砕小片34を箱状体3
3内に充填する。ここで、バインダは、粉砕小片を相互
に接着するためのものであり、酢ビ系接着剤、澱粉糊、
合成粘度調整剤、CMC(カルボキシメチルセルロー
ス)、合成樹脂塗料、ペーストゾル、ゴム系ラテックス
等を例示することができる。
合成樹脂成形体の小片(減容工程を行ったものでもよ
く、或いは行っていないものでもよい)に、バインダを
添加して、これらが添加された粉砕小片34を箱状体3
3内に充填する。ここで、バインダは、粉砕小片を相互
に接着するためのものであり、酢ビ系接着剤、澱粉糊、
合成粘度調整剤、CMC(カルボキシメチルセルロー
ス)、合成樹脂塗料、ペーストゾル、ゴム系ラテックス
等を例示することができる。
【0034】その後、図8に示すように、バインダが添
加された粉砕小片34を加熱し、バインダにより粉砕小
片34を相互に接着し、これにより、粉砕小片34が密
着固定されてなる芯体40を構成する。この粉砕小片3
4の加熱と同時に、蓋金型35により閉じられた両金型
32,35内に、ゲート38を介して、予備発泡された
発泡ポリスチレンビーズを注入して加熱発泡成形する。
これにより、箱状体33の開口を封鎖する蓋体37を形
成し、図9に示すように、箱状体33及び蓋体37によ
り芯体40を被覆した樹脂成形体30を成形できる。
加された粉砕小片34を加熱し、バインダにより粉砕小
片34を相互に接着し、これにより、粉砕小片34が密
着固定されてなる芯体40を構成する。この粉砕小片3
4の加熱と同時に、蓋金型35により閉じられた両金型
32,35内に、ゲート38を介して、予備発泡された
発泡ポリスチレンビーズを注入して加熱発泡成形する。
これにより、箱状体33の開口を封鎖する蓋体37を形
成し、図9に示すように、箱状体33及び蓋体37によ
り芯体40を被覆した樹脂成形体30を成形できる。
【0035】なお、上記のように、粉砕小片34の加熱
と、蓋体37の成形とを同時に行ってもよいが、これに
限られず、粉砕小片34の加熱の後、次いで、蓋体37
の成形を行ってもよい。さらに、蓋体37の発泡条件
は、通常のEPS発泡条件と略同一でよく、成形サイク
ルも略同じでよい。さらに、樹脂成形体と芯体との割合
は、第1の実施例と同様に図示したものに限定されな
い。
と、蓋体37の成形とを同時に行ってもよいが、これに
限られず、粉砕小片34の加熱の後、次いで、蓋体37
の成形を行ってもよい。さらに、蓋体37の発泡条件
は、通常のEPS発泡条件と略同一でよく、成形サイク
ルも略同じでよい。さらに、樹脂成形体と芯体との割合
は、第1の実施例と同様に図示したものに限定されな
い。
【0036】次に、第3の実施例に係る樹脂成形体の製
造方法について、図10〜図12を参照して説明する。
本実施例では、第1の実施例において粉砕工程及び型内
成形工程を経て製造した芯体、または粉砕工程、加熱収
縮工程、圧縮工程を経て製造した芯体26を用いて、樹
脂成形体を成形する。
造方法について、図10〜図12を参照して説明する。
本実施例では、第1の実施例において粉砕工程及び型内
成形工程を経て製造した芯体、または粉砕工程、加熱収
縮工程、圧縮工程を経て製造した芯体26を用いて、樹
脂成形体を成形する。
【0037】第2の実施例と同様に、コア金型31及び
凹状金型32内に、予備発泡された発泡ポリスチレンビ
ーズを加熱発泡成形して、中空の箱状体33を形成して
おく。
凹状金型32内に、予備発泡された発泡ポリスチレンビ
ーズを加熱発泡成形して、中空の箱状体33を形成して
おく。
【0038】次に、図10に示すように、上記のように
して固形化された芯体26を中空の箱状体33内に収納
する。この収納に際しては、芯体26と箱状体33との
密着度を高くするため、両者の嵌め合いを厳しくするこ
とが好ましいが、これに限定されるものではなく、両者
の嵌め合いをゆるくしてあっても良い。
して固形化された芯体26を中空の箱状体33内に収納
する。この収納に際しては、芯体26と箱状体33との
密着度を高くするため、両者の嵌め合いを厳しくするこ
とが好ましいが、これに限定されるものではなく、両者
の嵌め合いをゆるくしてあっても良い。
【0039】次いで、図11に示すように、蓋体37を
形成する。即ち、第1の実施例と同様に、両金型32,
35内に、ゲート38を介して、発泡ポリスチレンビー
ズを注入して加熱発泡成形する。これにより、図12に
示すように、箱状体33及び蓋体37により芯体26を
被覆した樹脂成形体30が完成する。
形成する。即ち、第1の実施例と同様に、両金型32,
35内に、ゲート38を介して、発泡ポリスチレンビー
ズを注入して加熱発泡成形する。これにより、図12に
示すように、箱状体33及び蓋体37により芯体26を
被覆した樹脂成形体30が完成する。
【0040】この第3の実施例により成形された樹脂成
形体30も、第1の実施例と同様に、内部に再利用され
た芯体26を有し、この芯体26を被覆しているため、
成形精度を通常のEPSと同等に確保することができ、
高精度を必要とする部材に適用することができると共
に、芯体26の大部分は、使用済みの合成樹脂成形体を
利用していることから、これらの合成樹脂成形体の再利
用を有効に図ることができる。なお、この第3の実施例
に係る樹脂成形体30とその芯体26との寸法割合など
は、第1及び第2の実施例と同様である。
形体30も、第1の実施例と同様に、内部に再利用され
た芯体26を有し、この芯体26を被覆しているため、
成形精度を通常のEPSと同等に確保することができ、
高精度を必要とする部材に適用することができると共
に、芯体26の大部分は、使用済みの合成樹脂成形体を
利用していることから、これらの合成樹脂成形体の再利
用を有効に図ることができる。なお、この第3の実施例
に係る樹脂成形体30とその芯体26との寸法割合など
は、第1及び第2の実施例と同様である。
【0041】次に、図13,14を参照して、本発明の
第4の実施例に係る樹脂成形体の製造方法について説明
する。この第4の実施例では、先ず、第3の実施例と同
様に、第1の実施例で成形された芯体26を用いて、樹
脂成形体を成形する。
第4の実施例に係る樹脂成形体の製造方法について説明
する。この第4の実施例では、先ず、第3の実施例と同
様に、第1の実施例で成形された芯体26を用いて、樹
脂成形体を成形する。
【0042】新規の発泡ポリスチレンビーズにより発泡
ポリスチレン板41を加熱発泡成形し、図13に示すよ
うに、凹状金型32の底部に載置する。この発泡ポリス
チレン板41は、通常のEPSであればよく、上記の粉
砕合成樹脂成形体以外のものから形成されているもので
ある。
ポリスチレン板41を加熱発泡成形し、図13に示すよ
うに、凹状金型32の底部に載置する。この発泡ポリス
チレン板41は、通常のEPSであればよく、上記の粉
砕合成樹脂成形体以外のものから形成されているもので
ある。
【0043】この凹状金型32の底部に載置された発泡
ポリスチレン板41の上に、上記型内成形した芯体26
を載置し、凹状金型32に対して蓋金型35を閉じる。
これにより、芯体26と金型32,35との間に、所定
の空間が規定される。なお、芯体26が位置ずれする虞
れがある時は、粘接着剤や両面テープで簡単に固定して
おけば良い。上記所定空間内に、ゲート38を介して、
新規の発泡ポリスチレンビーズを注入して加熱発泡成形
する。これにより、第1,2の実施例の箱状体とは逆向
きに配置された箱状体33を形成することができる。そ
の結果、図14に示すように、発泡ポリスチレン板41
と箱状体33とにより芯体26を被覆してなる樹脂成形
体30が完成する。
ポリスチレン板41の上に、上記型内成形した芯体26
を載置し、凹状金型32に対して蓋金型35を閉じる。
これにより、芯体26と金型32,35との間に、所定
の空間が規定される。なお、芯体26が位置ずれする虞
れがある時は、粘接着剤や両面テープで簡単に固定して
おけば良い。上記所定空間内に、ゲート38を介して、
新規の発泡ポリスチレンビーズを注入して加熱発泡成形
する。これにより、第1,2の実施例の箱状体とは逆向
きに配置された箱状体33を形成することができる。そ
の結果、図14に示すように、発泡ポリスチレン板41
と箱状体33とにより芯体26を被覆してなる樹脂成形
体30が完成する。
【0044】この第4の実施例により成形された樹脂成
形体30も、第1,2の実施例と同様に、成形精度を通
常のEPSと同等に確保することができ、高精度を必要
とする部材に適用することができると共に、芯体26の
大部分は、使用済みの合成樹脂成形体を利用しているこ
とから、これら合成樹脂成形体の再利用を有効に図るこ
とができる。なお、この第4の実施例に係る樹脂成形体
30とその芯体26との寸法割合などは、第1,2,3
の実施例と同様である。
形体30も、第1,2の実施例と同様に、成形精度を通
常のEPSと同等に確保することができ、高精度を必要
とする部材に適用することができると共に、芯体26の
大部分は、使用済みの合成樹脂成形体を利用しているこ
とから、これら合成樹脂成形体の再利用を有効に図るこ
とができる。なお、この第4の実施例に係る樹脂成形体
30とその芯体26との寸法割合などは、第1,2,3
の実施例と同様である。
【0045】このような樹脂成形体は軟弱地盤上の盛
土、急傾斜地の盛土、構造物の裏込め、直立壁、盛土の
拡幅などの荷重軽減および土圧軽減を図る必要のあると
ころに適用することができる。
土、急傾斜地の盛土、構造物の裏込め、直立壁、盛土の
拡幅などの荷重軽減および土圧軽減を図る必要のあると
ころに適用することができる。
【0046】図15,16は、本発明の第1乃至第4実
施例の樹脂成形体を軟弱地盤上の盛土、急傾斜地の盛土
に適用した道路の縦断面図である。まず図15に示す実
施例においては、軟弱地盤1上に不織布3aが敷設され
ており、この不織布3aは後述する不織布3bと同様な
材質で構成され、防水層を通過してきた水等を排出する
役割をもつと共にブロック部と地盤とを分ける作用を成
す。また、この不織布3aの上には本発明に係る樹脂成
形体4が積層されている。なお、図15,16に示す実
施例においては、かかる樹脂成形体4が断面矩形状に積
層されているが、これに限らず断面が裾広がりの台形状
に積層することもできる。
施例の樹脂成形体を軟弱地盤上の盛土、急傾斜地の盛土
に適用した道路の縦断面図である。まず図15に示す実
施例においては、軟弱地盤1上に不織布3aが敷設され
ており、この不織布3aは後述する不織布3bと同様な
材質で構成され、防水層を通過してきた水等を排出する
役割をもつと共にブロック部と地盤とを分ける作用を成
す。また、この不織布3aの上には本発明に係る樹脂成
形体4が積層されている。なお、図15,16に示す実
施例においては、かかる樹脂成形体4が断面矩形状に積
層されているが、これに限らず断面が裾広がりの台形状
に積層することもできる。
【0047】土木用に用いる樹脂成形体4の大きさは、
特に限定されないが二人の人間で容易に持てる程度の重
量となるように決定され、例えば数十cm角程度のものか
ら長稜が10m以下になる直方体状のものがが望まし
い。例えば、樹脂成形体4の外寸法は、50×100×
200(単位cm)である。このとき、樹脂成形体4の内
部の芯体の外寸法は、上述したように、25×50×1
00(単位cm)から45×90×180(単位cm)であ
り、好適には、成形体40×80×160(単位cm)で
ある。将来的には、樹脂成形体4の外寸法は、100×
200×600(単位cm)の大型のものが好ましい。
特に限定されないが二人の人間で容易に持てる程度の重
量となるように決定され、例えば数十cm角程度のものか
ら長稜が10m以下になる直方体状のものがが望まし
い。例えば、樹脂成形体4の外寸法は、50×100×
200(単位cm)である。このとき、樹脂成形体4の内
部の芯体の外寸法は、上述したように、25×50×1
00(単位cm)から45×90×180(単位cm)であ
り、好適には、成形体40×80×160(単位cm)で
ある。将来的には、樹脂成形体4の外寸法は、100×
200×600(単位cm)の大型のものが好ましい。
【0048】このように樹脂成形体4を所定形状に積層
した後に、この樹脂成形体4の周囲に不織布3bが敷設
される。不織布3bは前述した不織布3aと同様に例え
ばポリエステル長繊維から構成されている。この不織布
3bを敷設した後に、この不織布3bに吹き付け等の塗
布手段によってアスファルトが塗布され、防水層が形成
される。その後、この不織布3bの表面が保護シート5
にて被覆される。保護シート5は防水層を保護するため
のものでポリエチレンフィルムあるいはポリエステルフ
ィルム等で構成される。
した後に、この樹脂成形体4の周囲に不織布3bが敷設
される。不織布3bは前述した不織布3aと同様に例え
ばポリエステル長繊維から構成されている。この不織布
3bを敷設した後に、この不織布3bに吹き付け等の塗
布手段によってアスファルトが塗布され、防水層が形成
される。その後、この不織布3bの表面が保護シート5
にて被覆される。保護シート5は防水層を保護するため
のものでポリエチレンフィルムあるいはポリエステルフ
ィルム等で構成される。
【0049】このように防水層と保護シート5とで被覆
された樹脂成形体4上に道路2を例えば以下に示す手順
で形成する。まず、保護シート5上にコンクリート板6
を敷設する。その後、この上に砂利等で路盤7,8を形
成し、その上に路面用表層9を形成する。その後、もし
くは以上の工程と同時に、両側に被覆土等で擁壁10を
形成すれば道路が完成する。なお、擁壁10は被覆土を
用いずに簡易な壁面保護材で代用することもできる。
された樹脂成形体4上に道路2を例えば以下に示す手順
で形成する。まず、保護シート5上にコンクリート板6
を敷設する。その後、この上に砂利等で路盤7,8を形
成し、その上に路面用表層9を形成する。その後、もし
くは以上の工程と同時に、両側に被覆土等で擁壁10を
形成すれば道路が完成する。なお、擁壁10は被覆土を
用いずに簡易な壁面保護材で代用することもできる。
【0050】このように本発明の樹脂成形体4を道路の
構築に適用した場合、積層された樹脂成形体4の周囲に
防水層を形成しているので雨水等の水分が樹脂成形体に
吸収されることがなくなり、したがって、この樹脂成形
体の重量増加を引き起こすこともない。しかも、樹脂成
形体自身が耐水性を有する必要がなくなるため、上述し
た本発明の樹脂成形体の如く、EPSの再利用品を用い
て好ましい。
構築に適用した場合、積層された樹脂成形体4の周囲に
防水層を形成しているので雨水等の水分が樹脂成形体に
吸収されることがなくなり、したがって、この樹脂成形
体の重量増加を引き起こすこともない。しかも、樹脂成
形体自身が耐水性を有する必要がなくなるため、上述し
た本発明の樹脂成形体の如く、EPSの再利用品を用い
て好ましい。
【0051】図16は、傾斜地盤に道路を構築する場合
に本発明の樹脂成形体を用いた具体例である。この実施
例の場合は、傾斜地盤12に沿って樹脂成形体4を積層
し、片側を壁面保護材11で覆っている。この実施例の
場合にも前記実施例と同様な作用効果を有すると共に、
傾斜地盤に対する悪影響がほとんどなく、道路の沈下や
すべり等の発生を抑制することができる。
に本発明の樹脂成形体を用いた具体例である。この実施
例の場合は、傾斜地盤12に沿って樹脂成形体4を積層
し、片側を壁面保護材11で覆っている。この実施例の
場合にも前記実施例と同様な作用効果を有すると共に、
傾斜地盤に対する悪影響がほとんどなく、道路の沈下や
すべり等の発生を抑制することができる。
【0052】なお、上述した道路に適用する樹脂成形体
は、第1乃至第4の実施例により製造した樹脂成形体の
何れのものでも良い。また、本発明は上述した実施例に
限定されず、本発明の範囲内で種々に改変することが可
能である。
は、第1乃至第4の実施例により製造した樹脂成形体の
何れのものでも良い。また、本発明は上述した実施例に
限定されず、本発明の範囲内で種々に改変することが可
能である。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る樹脂成形体
の製造方法では、内部に再利用された芯体を有し、この
芯体の周囲の一面又は全面を新たなEPSにより形成し
ているため、成形精度を、内部共に新たなEPSを用い
て作ったものと同様に確保することができ、高精度を必
要とする部材に適用することができる。例えば、道路な
どの盛土用土木ブロックとして最適である。
の製造方法では、内部に再利用された芯体を有し、この
芯体の周囲の一面又は全面を新たなEPSにより形成し
ているため、成形精度を、内部共に新たなEPSを用い
て作ったものと同様に確保することができ、高精度を必
要とする部材に適用することができる。例えば、道路な
どの盛土用土木ブロックとして最適である。
【0054】しかも、原材料のうち芯体の大部分は、使
用済みの合成樹脂成形体を使用していることから、これ
らの合成樹脂成形体の再利用を有効に図ることができ、
ひいては、大幅なコストダウンを図り、エネルギの有効
利用をも図ることができる。
用済みの合成樹脂成形体を使用していることから、これ
らの合成樹脂成形体の再利用を有効に図ることができ、
ひいては、大幅なコストダウンを図り、エネルギの有効
利用をも図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る樹脂成形体の製造
方法を示すブロック図である。
方法を示すブロック図である。
【図2】同実施例に係る粉砕機を示す斜視図である。
【図3】同実施例により製造された樹脂成形体の断面図
である。
である。
【図4】同実施例の製造工程における成形装置の縦断面
図である。
図である。
【図5】同実施例の変形例に係る成形装置の縦断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明の第2の実施例に係る樹脂成形体の製造
方法を示す工程図である。
方法を示す工程図である。
【図7】同実施例により樹脂成形体を製造する工程図で
ある。
ある。
【図8】同実施例により樹脂成形体を製造する工程図で
ある。
ある。
【図9】同実施例により製造された樹脂成形体の断面図
である。
である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る樹脂成形体の製
造方法を示す工程図である。
造方法を示す工程図である。
【図11】同実施例により樹脂成形体を製造する工程図
である。
である。
【図12】同実施例により製造された樹脂成形体の断面
図である。
図である。
【図13】本発明の第4の実施例に係る樹脂成形体の製
造方法を示す工程図である。
造方法を示す工程図である。
【図14】同実施例により製造された樹脂成形体の断面
図である。
図である。
【図15】本発明に係る樹脂成形体を用いた盛土道路の
例を示す施工箇所の断面図である。
例を示す施工箇所の断面図である。
【図16】本発明に係る樹脂成形体を用いた急傾斜地道
路の例を示す施工箇所の断面図である。
路の例を示す施工箇所の断面図である。
30 樹脂成形体
26,40 芯体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
B29L 9:00
Claims (6)
- 【請求項1】 合成樹脂成形体を小片に粉砕し、この小
片にバインダを添加して型内成形又は圧縮成形して芯体
を形成し、次いで、該芯体を成形型内に配置して、該芯
体の少なくとも1面の外方に発泡ポリスチレンビーズを
注入して加熱発泡成形して、樹脂成形体を製造すること
を特徴とする樹脂成形体の製造方法。 - 【請求項2】 合成樹脂成形体の粉砕後、小片を加熱す
ることにより該小片を体積収縮させ、その後、小片にバ
インダを添加して芯体を形成することを特徴とする請求
項1に記載の樹脂成形体の製造方法。 - 【請求項3】 発泡ポリスチレンビーズを凹状金型内で
加熱発泡成形して、開口を有する中空の箱状体を形成
し、一旦成形された合成樹脂成形体を粉砕した粉砕小片
に、バインダを添加して、この粉砕小片を前記箱状体内
に充填し、前記バインダが添加された粉砕小片を加熱し
て相互に密着させて芯体を形成し、同時に、又は次い
で、発泡ポリスチレンビーズにより前記箱状体の開口を
封鎖する蓋体を加熱発泡成形し、これにより、箱状体と
蓋体とにより芯体を被覆した樹脂成形体を製造すること
を特徴とする樹脂成形体の製造方法。 - 【請求項4】 発泡ポリスチレンビーズを凹状金型内で
加熱発泡成形して、開口を有する中空の箱状体を形成
し、一旦成形された合成樹脂成形体を粉砕した粉砕小片
にバインダを添加して型内成形又は圧縮成形してなる芯
体を、前記箱状体内に収納し、発泡ポリスチレンビーズ
により前記箱状体の開口を封鎖する蓋体を加熱発泡成形
し、これにより、箱状体と蓋体とにより芯体を被覆した
樹脂成形体を製造することを特徴とする樹脂成形体の製
造方法。 - 【請求項5】 加熱発泡成形した発泡ポリスチレン板
を、金型内の底部に載置し、一旦成形された合成樹脂成
形体を粉砕した粉砕小片にバインダを添加して型内成形
してなる芯体を、前記金型内の底部の発泡ポリスチレン
板の上に載置し、前記金型と芯体との間の空間に発泡ポ
リスチレンビーズを充填して加熱発泡成形して箱状体を
形成し、これにより、発泡ポリスチレン板と箱状体とに
より芯体を被覆した樹脂成形体を製造することを特徴と
する樹脂成形体の製造方法。 - 【請求項6】 芯体が合成樹脂成形体の小片及び合成樹
脂発泡体の小片を併用してなることを特徴とする請求項
1乃至5のいずれか1項に記載の樹脂成形体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3158438A JPH054290A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 樹脂成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3158438A JPH054290A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 樹脂成形体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH054290A true JPH054290A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15671773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3158438A Pending JPH054290A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 樹脂成形体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH054290A (ja) |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3158438A patent/JPH054290A/ja active Pending
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