JPH0543566A - 光学活性体及び液晶組成物 - Google Patents
光学活性体及び液晶組成物Info
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- JPH0543566A JPH0543566A JP3202109A JP20210991A JPH0543566A JP H0543566 A JPH0543566 A JP H0543566A JP 3202109 A JP3202109 A JP 3202109A JP 20210991 A JP20210991 A JP 20210991A JP H0543566 A JPH0543566 A JP H0543566A
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- Japan
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- liquid crystal
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 下記式で示されるジアルキルオキシランを有
する光学活性体、及びこれを含有してなる液晶組成物。 〔例えば、(2’S)−2−〔4−(2’,3’−エポ
キシ−3’−ペンチル)オクチルオキシフェニル〕−5
−オクチルオキシピリミジン〕 【効果】 化学的安定性に優れ、融点も概して低く添加
物としての相溶性に極めて優れており、強誘電性液晶組
成物にした場合、少量の添加で極めて大きな自発分極を
誘起し応答速度を速くする。
する光学活性体、及びこれを含有してなる液晶組成物。 〔例えば、(2’S)−2−〔4−(2’,3’−エポ
キシ−3’−ペンチル)オクチルオキシフェニル〕−5
−オクチルオキシピリミジン〕 【効果】 化学的安定性に優れ、融点も概して低く添加
物としての相溶性に極めて優れており、強誘電性液晶組
成物にした場合、少量の添加で極めて大きな自発分極を
誘起し応答速度を速くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な光学活性体及びこ
れを含有してなる液晶組成物に関する。
れを含有してなる液晶組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、表示材料として広く用いられてい
る液晶はネマチック相に属するものであり、受光型のた
め目が疲れない、消費電力が極めて少ない等の特徴を有
しているものの、応答が遅い、見る角度によっては表示
が見えなくなる等の欠点を有している。
る液晶はネマチック相に属するものであり、受光型のた
め目が疲れない、消費電力が極めて少ない等の特徴を有
しているものの、応答が遅い、見る角度によっては表示
が見えなくなる等の欠点を有している。
【0003】目が疲れない、消費電力が極めて少ないと
いったネマチック型液晶の特徴を有し、さらに発光型表
示素子に匹敵する高速応答性、高コントラストを有する
ものとして強誘電性液晶を用いる表示デバイスやプリン
ターヘッドが検討されている。
いったネマチック型液晶の特徴を有し、さらに発光型表
示素子に匹敵する高速応答性、高コントラストを有する
ものとして強誘電性液晶を用いる表示デバイスやプリン
ターヘッドが検討されている。
【0004】強誘電性液晶は1975年にマイヤー(R.
B.Meyer)等によってその存在が初めて発表されたもので
(J.Physique 36,L−69(1975))、キラル
スメクチックC相(以下Sm*C相と略記する)を有す
るものであり、その代表例は次式に示すp−デシロキシ
ベンジリデン−p' −アミノ−2−メチルブチルシンナ
メート(以下DOBAMBCと略記する)である。
B.Meyer)等によってその存在が初めて発表されたもので
(J.Physique 36,L−69(1975))、キラル
スメクチックC相(以下Sm*C相と略記する)を有す
るものであり、その代表例は次式に示すp−デシロキシ
ベンジリデン−p' −アミノ−2−メチルブチルシンナ
メート(以下DOBAMBCと略記する)である。
【0005】
【化3】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記DOBAM
BCやその後に提案されたいくつかの強誘電性液晶材料
の多くは強誘電性を示す温度範囲(Sm*C相が存在す
る温度範囲)が狭く、単独では実用上使用し難いもので
ある。従って一般には多種の強誘電性液晶を混合し、S
m*C相を示す温度範囲を室温を中心に低温側及び高温
側に拡張する試みがなされている。又、超高速応答が要
求されるプリンターヘッド用としては、従来開発されて
きた強誘電性液晶よりさらに大きな自発分極を有する強
誘電性液晶が求められている。オキシラン環構造を不斉
源とする光学活性体としてはJ.Appl.Phys.
27,L2241(1988)などをその例としてあげ
ることができるが、光学活性体を添加した組成物のコレ
ステリック相のらせんピッチが短く配合制御の面で問題
があった。
BCやその後に提案されたいくつかの強誘電性液晶材料
の多くは強誘電性を示す温度範囲(Sm*C相が存在す
る温度範囲)が狭く、単独では実用上使用し難いもので
ある。従って一般には多種の強誘電性液晶を混合し、S
m*C相を示す温度範囲を室温を中心に低温側及び高温
側に拡張する試みがなされている。又、超高速応答が要
求されるプリンターヘッド用としては、従来開発されて
きた強誘電性液晶よりさらに大きな自発分極を有する強
誘電性液晶が求められている。オキシラン環構造を不斉
源とする光学活性体としてはJ.Appl.Phys.
27,L2241(1988)などをその例としてあげ
ることができるが、光学活性体を添加した組成物のコレ
ステリック相のらせんピッチが短く配合制御の面で問題
があった。
【0007】本発明の目的は化学的に安定で着色がな
く、光安定性にも優れ、不斉炭素を1つにしたことによ
り液晶組成物に配合した時、該液晶組成物が不斉炭素2
つを有するオキシラン環と同等あるいはそれ以上の大き
な自発分極を示し、かつコレステリック相のらせんピッ
チが長いような光学活性体及び、これを配合してなる液
晶組成物を提供することにある。
く、光安定性にも優れ、不斉炭素を1つにしたことによ
り液晶組成物に配合した時、該液晶組成物が不斉炭素2
つを有するオキシラン環と同等あるいはそれ以上の大き
な自発分極を示し、かつコレステリック相のらせんピッ
チが長いような光学活性体及び、これを配合してなる液
晶組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は化1で示される光学活性体及びこれを1種類以上含有
してなる液晶組成物にある。
は化1で示される光学活性体及びこれを1種類以上含有
してなる液晶組成物にある。
【0009】
【化1】 (式中、R1は炭素数1〜18の直鎖あるいは分岐鎖の
アルキル基、炭素数1〜18の直鎖あるいは分岐鎖のア
ルケニル基、アルコキシ部分の炭素数1〜12でアルキ
ル部分の炭素数1〜16の直鎖あるいは分岐鎖のアルコ
キシアルキル基、又はこれらの置換基のうち水素原子の
1つ以上がハロゲン置換したものであって、光学活性基
を有しうる構造である場合はそれが光学活性基であって
もよくラセミ体であってもよいものを示し、R2は炭素
数1〜18の直鎖あるいは分岐鎖のアルキル基を示し、
Xは単結合、−O−、−CO2−又は−OCO−を示
し、Yは−OCO−又は−OCH2−を示し、Aは
アルキル基、炭素数1〜18の直鎖あるいは分岐鎖のア
ルケニル基、アルコキシ部分の炭素数1〜12でアルキ
ル部分の炭素数1〜16の直鎖あるいは分岐鎖のアルコ
キシアルキル基、又はこれらの置換基のうち水素原子の
1つ以上がハロゲン置換したものであって、光学活性基
を有しうる構造である場合はそれが光学活性基であって
もよくラセミ体であってもよいものを示し、R2は炭素
数1〜18の直鎖あるいは分岐鎖のアルキル基を示し、
Xは単結合、−O−、−CO2−又は−OCO−を示
し、Yは−OCO−又は−OCH2−を示し、Aは
【化2】 を示し、G、Zは各々独立に水素原子、フッ素原子、塩
素原子、シアノ基、メチル基、メトキシ基又はトリフル
オロメチル基を示し、Vは単結合、−CH2O−、−O
CH2−、−CO2−又は−OCO−を示し、*はそれが
付与された炭素が不斉炭素であることを示す。)
素原子、シアノ基、メチル基、メトキシ基又はトリフル
オロメチル基を示し、Vは単結合、−CH2O−、−O
CH2−、−CO2−又は−OCO−を示し、*はそれが
付与された炭素が不斉炭素であることを示す。)
【0010】本発明の光学活性体において化1のR1と
しては炭素数4〜14の直鎖あるいは分岐鎖のアルキル
基、炭素数4〜14の直鎖あるいは分岐鎖のアルケニル
基、アルキル部分の炭素数4〜14の直鎖あるいは分岐
鎖のアルコキシアルキル基、全炭素数4〜16の直鎖あ
るいは分岐鎖のアルキルチオアルキル基及びアルキル基
を有するバレロラクトン誘導体を好ましいものと例示で
き、このような直鎖のアルキル基としては例えばn−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−オクチ
ル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ドデシル基、
n−テトラデシル基などを例示でき、分岐鎖のアルキル
基としては −(CH2)aC(CH3)H(CH2)bCH3 (aは0〜10の整数、bは1〜11の整数を示し、1
≦a+b≦11である。)のようなメチル分岐アルキル
基を例示でき、このようなメチル分岐アルキル基の場合
はこれが光学活性であるものもラセミ体であるものもい
ずれも好適に用いることができる。
しては炭素数4〜14の直鎖あるいは分岐鎖のアルキル
基、炭素数4〜14の直鎖あるいは分岐鎖のアルケニル
基、アルキル部分の炭素数4〜14の直鎖あるいは分岐
鎖のアルコキシアルキル基、全炭素数4〜16の直鎖あ
るいは分岐鎖のアルキルチオアルキル基及びアルキル基
を有するバレロラクトン誘導体を好ましいものと例示で
き、このような直鎖のアルキル基としては例えばn−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−オクチ
ル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ドデシル基、
n−テトラデシル基などを例示でき、分岐鎖のアルキル
基としては −(CH2)aC(CH3)H(CH2)bCH3 (aは0〜10の整数、bは1〜11の整数を示し、1
≦a+b≦11である。)のようなメチル分岐アルキル
基を例示でき、このようなメチル分岐アルキル基の場合
はこれが光学活性であるものもラセミ体であるものもい
ずれも好適に用いることができる。
【0011】直鎖のアルキル基でハロゲン置換さたもの
の例としては −(CH2)kC(W)H(CH2)iCH3 (ここでWは弗素、塩素又は臭素を示し、k及びiは各
々0〜12の整数で、2≦k+i≦12である。)を好
ましいものとして例示でき、これが光学活性基であるこ
とがより好ましい。
の例としては −(CH2)kC(W)H(CH2)iCH3 (ここでWは弗素、塩素又は臭素を示し、k及びiは各
々0〜12の整数で、2≦k+i≦12である。)を好
ましいものとして例示でき、これが光学活性基であるこ
とがより好ましい。
【0012】分岐鎖のアルキル基でハロゲン置換された
ものの例としてはトリフルオロメチル分岐を有するアル
キル基を例示でき、これも、光学活性基であることがよ
り好ましい。 −(CH2)aC(CF3)H(CH2)bCH3 (a、bは上述の意味を表わす。)
ものの例としてはトリフルオロメチル分岐を有するアル
キル基を例示でき、これも、光学活性基であることがよ
り好ましい。 −(CH2)aC(CF3)H(CH2)bCH3 (a、bは上述の意味を表わす。)
【0013】直鎖のアルコキシアルキル基としては −(CH2)cOCjH2j+1
【0014】分岐鎖のアルコキシアルキル基としては −(CH2)kC(CH3)H(CH2)jOCjH2j+1 −(CH2)kC(OCjH2j+1)H(CH2)iCH3 (jは1〜3の整数、cは4〜14の整数、k、iは上
述の意味を表わす。)を例示でき、分岐鎖のアルコキシ
アルキル基の場合はラセミ混合物であっても光学活性基
であってもよい。
述の意味を表わす。)を例示でき、分岐鎖のアルコキシ
アルキル基の場合はラセミ混合物であっても光学活性基
であってもよい。
【0015】Aとしてはフェニレン、弗素、塩素、又は
シアノ基で置換されたフェニレン、ナフタレン、ビフェ
ニレン、少なくとも1つのベンゼン核に1つの弗素基が
導入されたビフェニレン;
シアノ基で置換されたフェニレン、ナフタレン、ビフェ
ニレン、少なくとも1つのベンゼン核に1つの弗素基が
導入されたビフェニレン;
【化4】
【0016】あるいはこれらの化合物の2つのベンゼン
核の1つに弗素又はシアノ基が導入されたもの;
核の1つに弗素又はシアノ基が導入されたもの;
【化5】
【0017】あるいはこれらの化合物のフェニルピリミ
ジン核に弗素が導入されたもの;
ジン核に弗素が導入されたもの;
【化6】
【0018】あるいはこれらの化合物の左端のベンゼン
核に弗素又はシアノ基が導入されたもの;
核に弗素又はシアノ基が導入されたもの;
【化7】
【0019】あるいはこれらの化合物のベンゼン核ある
いはフェニルピリミジン核の一つに弗素又はシアノ基が
導入されたもの;
いはフェニルピリミジン核の一つに弗素又はシアノ基が
導入されたもの;
【化8】
【0020】あるいはこれらの化合物のベンゼン核に弗
素又は塩素が導入されたもの;等を例示でき、これらの
中ではビフェニレン、少なくとも1つのベンゼン核に1
つの弗素が導入されたビフェニレン、2環又は3環が直
接結合したものでその環の1つがピリミジン環であるも
のを好ましいものとして例示できる。
素又は塩素が導入されたもの;等を例示でき、これらの
中ではビフェニレン、少なくとも1つのベンゼン核に1
つの弗素が導入されたビフェニレン、2環又は3環が直
接結合したものでその環の1つがピリミジン環であるも
のを好ましいものとして例示できる。
【0021】本発明の光学活性体としては化1に於ける
Xは合成のし易さという観点からは単結合、−O−又は
−CO2−であることが好ましく、Vとしては粘性が低
い、液晶相の出易さ等の面からは単結合であることがダ
イポールモーメントの大きさ、合成のし易さの観点から
は−CH2O−、−OCH2−、−CO2−又は−OCO
−であることが好ましい。
Xは合成のし易さという観点からは単結合、−O−又は
−CO2−であることが好ましく、Vとしては粘性が低
い、液晶相の出易さ等の面からは単結合であることがダ
イポールモーメントの大きさ、合成のし易さの観点から
は−CH2O−、−OCH2−、−CO2−又は−OCO
−であることが好ましい。
【0022】化1の化合物は下記の方法で製造できる。
なお、下記においてR1,R2,X,A,Yは前述の意味
を表す。
なお、下記においてR1,R2,X,A,Yは前述の意味
を表す。
【0023】Y:−OCH2−
【化9】
【0024】Y:−OCO−
【化10】
【0025】本発明の光学活性体の中には液晶相を示す
ものと、それ自身では液晶相を示さないものとがある。
それ自身では液晶相を示さないものでも、等方相−ネマ
チック相(以下N相と略記する)−スメクチックA相
(以下SmA相と略記する)−スメクチックC相(以下
SmC相と略記する)あるいは等方相−N相−SmC相
の相系列を示す非カイラル液晶または液晶組成物に、液
晶性を破壊しない範囲で0.1〜90モル%添加するこ
とによって強誘電相(Sm*C相)を誘起する性質を有
するので、それ自身では液晶相を示さないものでも強誘
電性液晶組成物の添加剤として有用である。
ものと、それ自身では液晶相を示さないものとがある。
それ自身では液晶相を示さないものでも、等方相−ネマ
チック相(以下N相と略記する)−スメクチックA相
(以下SmA相と略記する)−スメクチックC相(以下
SmC相と略記する)あるいは等方相−N相−SmC相
の相系列を示す非カイラル液晶または液晶組成物に、液
晶性を破壊しない範囲で0.1〜90モル%添加するこ
とによって強誘電相(Sm*C相)を誘起する性質を有
するので、それ自身では液晶相を示さないものでも強誘
電性液晶組成物の添加剤として有用である。
【0026】液晶としては、例えば液晶をディスプレイ
等の表示デバイスに用いる場合、単一の液晶化合物のみ
を使用するより、複数の液晶化合物あるいはこれらと配
合用化合物とを混合して用いる方が、使用温度範囲(強
誘電性を示す温度範囲)、チルト角、らせんピッチ、自
発分極値、回転粘性などの物性値を変えることができる
ので有利である。
等の表示デバイスに用いる場合、単一の液晶化合物のみ
を使用するより、複数の液晶化合物あるいはこれらと配
合用化合物とを混合して用いる方が、使用温度範囲(強
誘電性を示す温度範囲)、チルト角、らせんピッチ、自
発分極値、回転粘性などの物性値を変えることができる
ので有利である。
【0027】本発明の光学活性体を添加するために用い
る液晶組成物としては強誘電性を示す化合物あるいは組
成物、上記の非カイラル液晶または液晶組成物等であれ
ばどのようなものも用いることができる。
る液晶組成物としては強誘電性を示す化合物あるいは組
成物、上記の非カイラル液晶または液晶組成物等であれ
ばどのようなものも用いることができる。
【0028】本発明の光学活性体を添加した組成物は、
従来の不斉炭素2つのオキシラン環構造を有する光学活
性体を添加した組成物と同等あるいはそれ以上の自発分
極を示すとともに、コレステリック相のらせんピッチも
長いという特徴を有する。なお液晶組成物として化1で
表わされる光学活性体と混合しうる好ましい化合物とし
て下記のものを例示できる。
従来の不斉炭素2つのオキシラン環構造を有する光学活
性体を添加した組成物と同等あるいはそれ以上の自発分
極を示すとともに、コレステリック相のらせんピッチも
長いという特徴を有する。なお液晶組成物として化1で
表わされる光学活性体と混合しうる好ましい化合物とし
て下記のものを例示できる。
【0029】
【化11】
【0030】
【化12】
【0031】
【化13】
【0032】
【化14】
【0033】
【化15】
【0034】
【化16】
【0035】
【化17】
【0036】
【化18】
【0037】
【実施例】以下に本発明を実施例を用いて更に詳しく説
明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0038】[実施例1](2’S)−2−〔4−
(2’,3’−エポキシ−3’−ペンチル)オクチルオ
キシフェニル〕−5−オクチルオキシピリミジンの合成
(2’,3’−エポキシ−3’−ペンチル)オクチルオ
キシフェニル〕−5−オクチルオキシピリミジンの合成
【化19】
【0039】トリエチルフォスフォノアセテート10.
2gを無水THF50mlに溶解させn−ブチルリチウ
ムヘキサン溶液(1.66mol/l)27.4mlを
−10℃で滴下した後15分撹拌し、続いてウンデカノ
ン7gを滴下し、終夜撹拌した。反応液に水を加え、エ
ーテルで抽出し飽和食塩水で洗浄してから硫酸マグネシ
ウムで脱水し、溶媒留去後シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、3−ペンチル−2−オクテン酸
エチル7.8gを得た。
2gを無水THF50mlに溶解させn−ブチルリチウ
ムヘキサン溶液(1.66mol/l)27.4mlを
−10℃で滴下した後15分撹拌し、続いてウンデカノ
ン7gを滴下し、終夜撹拌した。反応液に水を加え、エ
ーテルで抽出し飽和食塩水で洗浄してから硫酸マグネシ
ウムで脱水し、溶媒留去後シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、3−ペンチル−2−オクテン酸
エチル7.8gを得た。
【0040】このもの3gをトルエンに溶解させDIB
AL−Hのトルエン溶液(1.02mol/l)を27
ml、−10℃で滴下した後1時間撹拌し、メタノール
を加えさらに1時間撹拌した後、生じたゲルをろ過し、
溶媒留去させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製し、3−ペンチル−2−オクテン−1オール
1.3gを得た。
AL−Hのトルエン溶液(1.02mol/l)を27
ml、−10℃で滴下した後1時間撹拌し、メタノール
を加えさらに1時間撹拌した後、生じたゲルをろ過し、
溶媒留去させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製し、3−ペンチル−2−オクテン−1オール
1.3gを得た。
【0041】次に、チタンテトライソプロポキシド79
0mgをジクロロメタン15mlに溶かした溶液中に
(+)酒石酸のジクロロメタン5.5ml溶液を−25
℃で滴下した後10分撹拌し、3−ペンチル−2−オク
テン−1オール500mgのジクロロメタン13ml溶
液を同温度で滴下し、20分撹拌させ、続いてtert
−ブチルヒドロペルオキシドのジクロロメタン溶液
(2.1mol/l)2.65mlを加え−25℃から
−20℃で3日間放置した。
0mgをジクロロメタン15mlに溶かした溶液中に
(+)酒石酸のジクロロメタン5.5ml溶液を−25
℃で滴下した後10分撹拌し、3−ペンチル−2−オク
テン−1オール500mgのジクロロメタン13ml溶
液を同温度で滴下し、20分撹拌させ、続いてtert
−ブチルヒドロペルオキシドのジクロロメタン溶液
(2.1mol/l)2.65mlを加え−25℃から
−20℃で3日間放置した。
【0042】この溶液中に10%酒石酸7.5mlを加
え続いてジメチルスルフィド1mlを加え、ジクロロメ
タンで3回抽出し、水洗後濃縮し、エーテル30mlに
溶解させ、0℃で1NNaOH水溶液9mlを加え30
分撹拌した。この溶液をエーテルで3回抽出し、飽和食
塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で脱水し、溶媒留去
後シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、
(2S)−3,3−ジペンチルグリシドール340mg
を得た。なおこのものの光学純度はMTPAエステルと
して79%eeであった。
え続いてジメチルスルフィド1mlを加え、ジクロロメ
タンで3回抽出し、水洗後濃縮し、エーテル30mlに
溶解させ、0℃で1NNaOH水溶液9mlを加え30
分撹拌した。この溶液をエーテルで3回抽出し、飽和食
塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で脱水し、溶媒留去
後シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、
(2S)−3,3−ジペンチルグリシドール340mg
を得た。なおこのものの光学純度はMTPAエステルと
して79%eeであった。
【0043】このもの211mgと3,5−ジニトロベ
ンゾイルクロリド272mgをベンゼン3ml、ピリジ
ン3mlに溶解させ2時間撹拌した後、1N水塩酸にあ
けエーテル抽出し、硫酸銅水溶液、炭酸水素ナトリウム
水溶液、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で脱
水させ、溶媒を留去後、ヘキサン−エーテルを再結晶溶
媒として再結晶をくり返し、90%eeにした。
ンゾイルクロリド272mgをベンゼン3ml、ピリジ
ン3mlに溶解させ2時間撹拌した後、1N水塩酸にあ
けエーテル抽出し、硫酸銅水溶液、炭酸水素ナトリウム
水溶液、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で脱
水させ、溶媒を留去後、ヘキサン−エーテルを再結晶溶
媒として再結晶をくり返し、90%eeにした。
【0044】このもの100mgをメタノール2mlに
溶解させ、炭酸カリウム200mgを加え1時間撹拌し
た後、水にあけ、エーテルで抽出し、溶媒を留去させ、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製したも
の21mg、及び2−(4−ヒドロキシフェニル)5−
オクチロキシピリミジン30mg、トリフェニルフォス
フィン26mg、アゾジカルボン酸ジエチル20mgを
ベンゼン中に分散させ15時間撹拌した後、溶媒を留去
させ、シリカゲルカラムクロマト続いてヘキサン−エー
テル混合溶媒から再結晶することにより目的物(2’
S)−2−〔4−(2’,3’−エポキシ−3’−ペン
チル)オクチルオキシフェニル〕−5−オクチルオキシ
ピリミジン31mgを得た。
溶解させ、炭酸カリウム200mgを加え1時間撹拌し
た後、水にあけ、エーテルで抽出し、溶媒を留去させ、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製したも
の21mg、及び2−(4−ヒドロキシフェニル)5−
オクチロキシピリミジン30mg、トリフェニルフォス
フィン26mg、アゾジカルボン酸ジエチル20mgを
ベンゼン中に分散させ15時間撹拌した後、溶媒を留去
させ、シリカゲルカラムクロマト続いてヘキサン−エー
テル混合溶媒から再結晶することにより目的物(2’
S)−2−〔4−(2’,3’−エポキシ−3’−ペン
チル)オクチルオキシフェニル〕−5−オクチルオキシ
ピリミジン31mgを得た。
【0045】このものの融点は42℃であった。このも
ののNMRスペクトルデータを以下に示す。(90MH
z,CDCl3)0.7〜1.1(m,9H)、1.1
〜2.0(m,28H)、3.16(t,J=5Hz,
1H)、4.08(t,J=6Hz,2H)、4.18
(d,J=5Hz,2H)、7.00(d,J=9H
z,2H)、8.29(d,J=9Hz,2H)、8.
42(s,2H)
ののNMRスペクトルデータを以下に示す。(90MH
z,CDCl3)0.7〜1.1(m,9H)、1.1
〜2.0(m,28H)、3.16(t,J=5Hz,
1H)、4.08(t,J=6Hz,2H)、4.18
(d,J=5Hz,2H)、7.00(d,J=9H
z,2H)、8.29(d,J=9Hz,2H)、8.
42(s,2H)
【0046】[実施例2](2’R)−2−〔4−
(2’,3’−エポキシ−3’−ペンチル)オクタノイ
ルオキシフェニル〕−5−オクチルオキシピリミジンの
合成
(2’,3’−エポキシ−3’−ペンチル)オクタノイ
ルオキシフェニル〕−5−オクチルオキシピリミジンの
合成
【化20】
【0047】実施例1で合成した90%eeにした(2
S)−3,3−ジペンチルグリシドール30mgを四塩
化炭素0.36ml、アセトニトリル0.36ml、水
0.55ml中に溶解させ、これに過ヨウ素酸ナトリウ
ム135mg、ルテニウムクロリド0.67mgを加え
室温で激しく2時間攪拌させた後食塩水にあけ、酢酸エ
チルで抽出、チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水で
洗浄後、硫酸マグネシウム上に脱水し、溶媒を留去する
ことにより粗(2R)−2,3−エポキシ−3−ペンチ
ルオクタン酸18mgを得た。
S)−3,3−ジペンチルグリシドール30mgを四塩
化炭素0.36ml、アセトニトリル0.36ml、水
0.55ml中に溶解させ、これに過ヨウ素酸ナトリウ
ム135mg、ルテニウムクロリド0.67mgを加え
室温で激しく2時間攪拌させた後食塩水にあけ、酢酸エ
チルで抽出、チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水で
洗浄後、硫酸マグネシウム上に脱水し、溶媒を留去する
ことにより粗(2R)−2,3−エポキシ−3−ペンチ
ルオクタン酸18mgを得た。
【0048】このものと、2−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−5−オクチロキシピリミジン24mg、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド16mg、N,N−ジメチルア
ミノピリジン3mgをジクロロメタン1mlに溶解させ
14時間撹拌した後、溶媒を留去、シリカゲルカラムク
ロマト、続いてヘキサン−エーテル混合溶媒から再結晶
することにより目的物19mgを得た。
ル)−5−オクチロキシピリミジン24mg、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド16mg、N,N−ジメチルア
ミノピリジン3mgをジクロロメタン1mlに溶解させ
14時間撹拌した後、溶媒を留去、シリカゲルカラムク
ロマト、続いてヘキサン−エーテル混合溶媒から再結晶
することにより目的物19mgを得た。
【0049】このものの融点は31℃であった。このも
ののNMRスペクトルデータを以下に示す。(90MH
z,CDCl3)0.7〜1.0(m,9H)、1.1
〜2.0(m,28H)、3.58(s,1H)、4.
08(t,J=6Hz,2H)、7.20(d,J=9
Hz,2H)、8.37(d,J=9Hz,2H)、
8.42(s,2H)
ののNMRスペクトルデータを以下に示す。(90MH
z,CDCl3)0.7〜1.0(m,9H)、1.1
〜2.0(m,28H)、3.58(s,1H)、4.
08(t,J=6Hz,2H)、7.20(d,J=9
Hz,2H)、8.37(d,J=9Hz,2H)、
8.42(s,2H)
【0050】[実施例3]下記の化合物を下記の配合比
で混合して液晶組成物を得た。
で混合して液晶組成物を得た。
【化21】 この組成物は下記の相転移を示す。
【数1】 上記において、Cryst.は結晶、Isoは等方相を
示し、矢印近傍の数字はその相への転移温度(℃)を示
す。
示し、矢印近傍の数字はその相への転移温度(℃)を示
す。
【0051】この化合物は非カイラル化合物のみからな
るので強誘電性液晶ではなく、自発分極を示さない。こ
の組成物98モル%と実施例1で得た光学活性体2モル
%とを混合して強誘電性液晶組成物を得た。この強誘電
性液晶組成物は室温近傍から47℃までの温度範囲でS
m*C相を示し、47〜61℃でSmA相、61〜66
℃でカイラルネマチック相(以下N*相と略記する)、
それ以上で等方性の液体となった。
るので強誘電性液晶ではなく、自発分極を示さない。こ
の組成物98モル%と実施例1で得た光学活性体2モル
%とを混合して強誘電性液晶組成物を得た。この強誘電
性液晶組成物は室温近傍から47℃までの温度範囲でS
m*C相を示し、47〜61℃でSmA相、61〜66
℃でカイラルネマチック相(以下N*相と略記する)、
それ以上で等方性の液体となった。
【0052】別途、配向処理剤としてポリイミドを塗布
し、表面をラビングによる平行配向処理した透明電極を
備えた厚さ2μmのセルを準備し、これにこの強誘電性
液晶組成物を注入し、強誘電性液晶素子を作成した。こ
の素子を2枚の直交する偏光子の間に設置し、電界を印
加した。±10Vの印加によって透過光の強度が変化す
るのが認められ、その透過光強度が0%から50%まで
変化する時間(応答時間)を求めたところ25℃で20
2μsecであった。また自発分極は25℃で1.2n
C/cm2、カイラルネマチック相のらせんピッチは6
3℃で26μmであった。
し、表面をラビングによる平行配向処理した透明電極を
備えた厚さ2μmのセルを準備し、これにこの強誘電性
液晶組成物を注入し、強誘電性液晶素子を作成した。こ
の素子を2枚の直交する偏光子の間に設置し、電界を印
加した。±10Vの印加によって透過光の強度が変化す
るのが認められ、その透過光強度が0%から50%まで
変化する時間(応答時間)を求めたところ25℃で20
2μsecであった。また自発分極は25℃で1.2n
C/cm2、カイラルネマチック相のらせんピッチは6
3℃で26μmであった。
【0053】[実施例4]実施例1で得た光学活性体の
代わりに実施例2で得た光学活性体を用いた以外は実施
例3と同様にして強誘電性液晶組成物を得、応答時間を
測定したところ、この強誘電性液晶組成物は室温近傍か
ら46℃までの温度範囲でSm*C相を示し、46℃〜
61℃でSmA相、61℃〜66℃でN*相、それ以上
で等方性の液体となり、応答時間は25℃で99μse
cであった。また、自発分極は25℃で4.1nC/c
m2、カイラルネマチック相のらせんピッチは63℃で
8μmであった。
代わりに実施例2で得た光学活性体を用いた以外は実施
例3と同様にして強誘電性液晶組成物を得、応答時間を
測定したところ、この強誘電性液晶組成物は室温近傍か
ら46℃までの温度範囲でSm*C相を示し、46℃〜
61℃でSmA相、61℃〜66℃でN*相、それ以上
で等方性の液体となり、応答時間は25℃で99μse
cであった。また、自発分極は25℃で4.1nC/c
m2、カイラルネマチック相のらせんピッチは63℃で
8μmであった。
【発明の効果】以上述べたように本発明の光学活性体は
液晶性を示すものは強誘電性液晶として高い自発分極を
示し、着色もなく、耐加水分解性等化学的安定性にも優
れ、光安定性もよいという優れた性能を示し、液晶性を
示さないものでも非強誘電性の液晶組成物に混合して強
誘電性液晶組成物とするための添加剤として、あるいは
強誘電性液晶組成物への配合成分として用いると組成物
としての自発分極を高め、らせんピッチを大きくし、応
答速度の改善に効果があり、添加、配合にあたって組成
物を着色させることもなく、組成物の化学的あるいは光
に対する安定性を低下させることがないという優れた性
質を示すものである。
液晶性を示すものは強誘電性液晶として高い自発分極を
示し、着色もなく、耐加水分解性等化学的安定性にも優
れ、光安定性もよいという優れた性能を示し、液晶性を
示さないものでも非強誘電性の液晶組成物に混合して強
誘電性液晶組成物とするための添加剤として、あるいは
強誘電性液晶組成物への配合成分として用いると組成物
としての自発分極を高め、らせんピッチを大きくし、応
答速度の改善に効果があり、添加、配合にあたって組成
物を着色させることもなく、組成物の化学的あるいは光
に対する安定性を低下させることがないという優れた性
質を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中岡 ゆり子 神奈川県川崎市多摩区登戸3816番地三菱レ イヨン株式会社東京研究所内 (72)発明者 森 謙治 東京都文京区1丁目20番6号
Claims (2)
- 【請求項1】 化1で示されるジアルキルオキシランを
有する光学活性体。 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜18の直鎖あるいは分岐鎖の
アルキル基、炭素数1〜18の直鎖あるいは分岐鎖のア
ルケニル基、アルコキシ部分の炭素数1〜12でアルキ
ル部分の炭素数1〜16の直鎖あるいは分岐鎖のアルコ
キシアルキル基、又はこれらの置換基のうち水素原子の
1つ以上がハロゲン置換したものであって、光学活性基
を有しうる構造である場合はそれが光学活性基であって
もよくラセミ体であってもよいものを示し、R2は炭素
数1〜18の直鎖あるいは分岐鎖のアルキル基を示し、
Xは単結合、−O−、−CO2−又は−OCO−を示
し、Yは−OCO−又は−OCH2−を示し、Aは 【化2】 を示し、G、Zは各々独立に水素原子、フッ素原子、塩
素原子、シアノ基、メチル基、メトキシ基又はトリフル
オロメチル基を示し、Vは単結合、−CH2O−、−O
CH2−、−CO2−又は−OCO−を示し、*はそれが
付与された炭素が不斉炭素であることを示す。) - 【請求項2】 請求項1記載の光学活性体を1種類以上
含有してなる液晶組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3202109A JPH0543566A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 光学活性体及び液晶組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3202109A JPH0543566A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 光学活性体及び液晶組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543566A true JPH0543566A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16452114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3202109A Pending JPH0543566A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 光学活性体及び液晶組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0543566A (ja) |
-
1991
- 1991-08-13 JP JP3202109A patent/JPH0543566A/ja active Pending
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