JPH054422B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH054422B2 JPH054422B2 JP18686185A JP18686185A JPH054422B2 JP H054422 B2 JPH054422 B2 JP H054422B2 JP 18686185 A JP18686185 A JP 18686185A JP 18686185 A JP18686185 A JP 18686185A JP H054422 B2 JPH054422 B2 JP H054422B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- alkyl group
- parts
- ester compound
- weight
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は安定化された合成樹脂組成物に関す
る。詳しくは、分子内に特定基を有するエステル
化合物を合成樹脂に添加して成る耐熱性、耐侯
性、加工性等の改善された合成樹脂組成物に関す
るものである。 〔従来の技術および問題点〕 ポリエチレン、ポロプロピレン、ABS、ポリ
塩化ビニル等の合成樹脂は熱及び光の作用により
劣化し、着色したり、機械的強度が低下し使用に
耐えなくなることが知られている。かかる合成樹
脂の劣化を防ぐ為にこれまで多くの添加剤が単独
であるいは種々組み合わせて用いられてきた。こ
れらの添加剤の中でもフエノール系抗酸化剤又は
硫黄系抗酸化剤はその安定化効果が比較的大き
く、広く使用されてきた。例えば特開昭59−
25826号公報には、スピロジケタールグリコール
のエステルを合成樹脂の安定剤として用いること
が提案されている。しかしながら、これらの化合
物の効果はいまだ不充分な点があり、特に、合成
樹脂を高温で加工する際に、その効果が失なわれ
てしまい、実用上不満足であつた。 本発明者等はかかる現状に鑑み鋭意検討を重ね
た結果、分子内に特定基を有するエステル化合物
を合成樹脂に添加するならば、耐熱性、耐光性、
加工性が著しく改善されることを見い出し、本発
明を完成したものである。 即ち、本発明は合成樹脂に、下記の一般式
()で示される化合物を添加して成る安定化さ
れた合成樹脂組成物を提供するものである。 (式中、Rは
る。詳しくは、分子内に特定基を有するエステル
化合物を合成樹脂に添加して成る耐熱性、耐侯
性、加工性等の改善された合成樹脂組成物に関す
るものである。 〔従来の技術および問題点〕 ポリエチレン、ポロプロピレン、ABS、ポリ
塩化ビニル等の合成樹脂は熱及び光の作用により
劣化し、着色したり、機械的強度が低下し使用に
耐えなくなることが知られている。かかる合成樹
脂の劣化を防ぐ為にこれまで多くの添加剤が単独
であるいは種々組み合わせて用いられてきた。こ
れらの添加剤の中でもフエノール系抗酸化剤又は
硫黄系抗酸化剤はその安定化効果が比較的大き
く、広く使用されてきた。例えば特開昭59−
25826号公報には、スピロジケタールグリコール
のエステルを合成樹脂の安定剤として用いること
が提案されている。しかしながら、これらの化合
物の効果はいまだ不充分な点があり、特に、合成
樹脂を高温で加工する際に、その効果が失なわれ
てしまい、実用上不満足であつた。 本発明者等はかかる現状に鑑み鋭意検討を重ね
た結果、分子内に特定基を有するエステル化合物
を合成樹脂に添加するならば、耐熱性、耐光性、
加工性が著しく改善されることを見い出し、本発
明を完成したものである。 即ち、本発明は合成樹脂に、下記の一般式
()で示される化合物を添加して成る安定化さ
れた合成樹脂組成物を提供するものである。 (式中、Rは
【式】
【式】又は−(CH2)o
−S−R5を示し、R1は低級アルキル基を示す。
R2はアルキル基を示し、R3及びR4は各々独立し
て水素原子又はアルキル基を示し、R5はアルキ
ル基又は
R2はアルキル基を示し、R3及びR4は各々独立し
て水素原子又はアルキル基を示し、R5はアルキ
ル基又は
【式】を示す。lは
0,1又は2を示し、m,nは1又は2を示す。)
以下に本発明を更に詳細に説明する。
上記一般式()中、R2,R3及びR4で示され
るアルキル基としてはメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第2ブ
チル、第3ブチル、第3アミル、オクチル、第3
オクチル、ノニル、デシル、シクロヘキシル、1
−メチルシクロヘキシル、ベンジル、α−メチル
ベンジル、α,α−ジメチルベンジル等挙げられ
る。 R5で示されるアルキル基としてはメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、
ノニル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラ
デシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシ
ル、ドコシル、テトラコシル、トリアコンチル等
が挙げられる。 次に本発明で用いられる一般式()で示され
る化合物の具体例を表−1に示す。
るアルキル基としてはメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第2ブ
チル、第3ブチル、第3アミル、オクチル、第3
オクチル、ノニル、デシル、シクロヘキシル、1
−メチルシクロヘキシル、ベンジル、α−メチル
ベンジル、α,α−ジメチルベンジル等挙げられ
る。 R5で示されるアルキル基としてはメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、
ノニル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラ
デシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシ
ル、ドコシル、テトラコシル、トリアコンチル等
が挙げられる。 次に本発明で用いられる一般式()で示され
る化合物の具体例を表−1に示す。
【表】
次に本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。しかしながら、本発明はこれらの実施例によ
つて限定されるものではない。 実施例 1 次の配合物をミキサーで5分間配合したあと、
押出し機でコンパウンドを作成した(シリンダ−
温度230℃及び240℃、ヘツドダイス温度250℃、
回転数20rpm)。 このコンパウンドを用いて95×40×1mmの試験
片を射出成型機で作成した(シリンダー温度240
℃、ノズル温度250℃、射出圧475Kg/cm2)。得ら
れた試験片を用いて160℃のギヤーオーブン中で
熱安定性を測定し、またハンター比色計を用いて
72時間螢光灯照射後の試験片の黄色度(%)を測
定した。結果を表−2に示す。 <配合> ポリプロピレン樹脂(Profax 6501ハーキユレ
ス社製) 100重量部 ステアリン酸カルシウム 0.2 ペンタエリスリトールテトラ(ラウリルチオプ
ロピオネート) 0.2 エステル化合物(表−2) 0.1
る。しかしながら、本発明はこれらの実施例によ
つて限定されるものではない。 実施例 1 次の配合物をミキサーで5分間配合したあと、
押出し機でコンパウンドを作成した(シリンダ−
温度230℃及び240℃、ヘツドダイス温度250℃、
回転数20rpm)。 このコンパウンドを用いて95×40×1mmの試験
片を射出成型機で作成した(シリンダー温度240
℃、ノズル温度250℃、射出圧475Kg/cm2)。得ら
れた試験片を用いて160℃のギヤーオーブン中で
熱安定性を測定し、またハンター比色計を用いて
72時間螢光灯照射後の試験片の黄色度(%)を測
定した。結果を表−2に示す。 <配合> ポリプロピレン樹脂(Profax 6501ハーキユレ
ス社製) 100重量部 ステアリン酸カルシウム 0.2 ペンタエリスリトールテトラ(ラウリルチオプ
ロピオネート) 0.2 エステル化合物(表−2) 0.1
【表】
実施例 2
次の配合物を用い実施例1と同様にして試験片
を作成し、実施例1と同様の試験を行なつた。そ
の結果を表−3に示す。 <配合> ポリプロピレン樹脂(Profax 6501)
100重量部 ステアリン酸カルシウム 0.2 ペンタエリスリトールテトラキス−β−(3,
5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)プロピオネート 0.1 エステル化合物(表−3) 0.2
を作成し、実施例1と同様の試験を行なつた。そ
の結果を表−3に示す。 <配合> ポリプロピレン樹脂(Profax 6501)
100重量部 ステアリン酸カルシウム 0.2 ペンタエリスリトールテトラキス−β−(3,
5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)プロピオネート 0.1 エステル化合物(表−3) 0.2
【表】
|
CH3
実施例 3 本発明で用いられるエステル化合物の、高温加
工時の安定化効果をみるために、次の配合物を混
合した後、300℃で押出し加工した。押出し回数
1回、3回、5回のコンパウンドを用いそのメル
トインデツクス(g/10min)の変化を測定し
た。結果を表−4に示す。 <配合> ポリプロピレン樹脂(Profax 6501)
100重量部 ステアリン酸カルシウム 0.2 エステル化合物(表−4) 0.2
CH3
実施例 3 本発明で用いられるエステル化合物の、高温加
工時の安定化効果をみるために、次の配合物を混
合した後、300℃で押出し加工した。押出し回数
1回、3回、5回のコンパウンドを用いそのメル
トインデツクス(g/10min)の変化を測定し
た。結果を表−4に示す。 <配合> ポリプロピレン樹脂(Profax 6501)
100重量部 ステアリン酸カルシウム 0.2 エステル化合物(表−4) 0.2
【表】
【表】
実施例 4
次の配合物を150℃で5分間ミキシングロール
で混練し、次いで150℃、180Kg/cm2の条件で5分
間圧縮成型を行ない、厚さ1.0mmのシートを作成
した。このシートを10×20mmの試験片として、ア
ルミ箱上、150℃の温度でギヤーオーブン中での
熱安定性試験を行なつた。結果を表−5に示す。 <配合> ポリエチレン樹脂(ハイゼツクス5100E三井石
油化学社製) 100重量部 ジステアリルチオジプロピオネート 0.3 エステル化合物(表−5) 0.05
で混練し、次いで150℃、180Kg/cm2の条件で5分
間圧縮成型を行ない、厚さ1.0mmのシートを作成
した。このシートを10×20mmの試験片として、ア
ルミ箱上、150℃の温度でギヤーオーブン中での
熱安定性試験を行なつた。結果を表−5に示す。 <配合> ポリエチレン樹脂(ハイゼツクス5100E三井石
油化学社製) 100重量部 ジステアリルチオジプロピオネート 0.3 エステル化合物(表−5) 0.05
【表】
実施例 5
次の配合により実施例4と同様にして試験片を
作成し、実施例4と同様の試験を行なつた。結果
を表−6に示す。 <配合> ポリエチレン樹脂(ハイゼツクス5100E)
100重量部 トリス(3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)イソシアヌレート 0.1 エステル化合物(表−6) 0.3
作成し、実施例4と同様の試験を行なつた。結果
を表−6に示す。 <配合> ポリエチレン樹脂(ハイゼツクス5100E)
100重量部 トリス(3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)イソシアヌレート 0.1 エステル化合物(表−6) 0.3
【表】
実施例 6
ABS樹脂(スタイラツク200:旭ダウ)
100重量部 カルシウムステアレート 1.0 エステル化合物(表−7) 0.3 上記配合物を200℃で押出し加工してペレツト
を作成し、このペレツトを用い230℃でインジエ
クシヨン加工して試験片を作成した。この試験片
の135℃のギヤーオーブン中で30時間加熱後の着
色の度合をハンター比色計で測定した白色度で示
示した。さらに試験片の20℃でのIzod衝撃値も測
定した。結果を表−7に示す。
100重量部 カルシウムステアレート 1.0 エステル化合物(表−7) 0.3 上記配合物を200℃で押出し加工してペレツト
を作成し、このペレツトを用い230℃でインジエ
クシヨン加工して試験片を作成した。この試験片
の135℃のギヤーオーブン中で30時間加熱後の着
色の度合をハンター比色計で測定した白色度で示
示した。さらに試験片の20℃でのIzod衝撃値も測
定した。結果を表−7に示す。
【表】
【表】
実施例 7
固有粘度0.51dl/g(クロロホルム中25℃)の
ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フエニレンオ
キサイド)50重量部、ポリスチレン47.5重量部、
ポリカーボネート2.5重量部、酸化チタン3.0重量
部、及びエステル化合物0.3重量部を加え、ヘン
シエルミキサーにて十分混合し押出し機でペレツ
ト化、次いで射出成型により試験片を作成した。
この試験片をギヤーオープン中で125℃、100時間
加熱し、伸び及びアイゾツド衝撃値保持率を測定
した。結果を表−8に示す。
ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フエニレンオ
キサイド)50重量部、ポリスチレン47.5重量部、
ポリカーボネート2.5重量部、酸化チタン3.0重量
部、及びエステル化合物0.3重量部を加え、ヘン
シエルミキサーにて十分混合し押出し機でペレツ
ト化、次いで射出成型により試験片を作成した。
この試験片をギヤーオープン中で125℃、100時間
加熱し、伸び及びアイゾツド衝撃値保持率を測定
した。結果を表−8に示す。
【表】
実施例 8
次の配合物を、混練ロールで加工し、厚さ1mm
のシートを作成した。このシートを用い、190℃
における熱安定性、初期着色性の試験を行なつ
た。またウエザロメーターによる耐侯性の試験を
行なつた。その結果を表−9に示す。 <配合> ポリ塩化ビニル(ビニカ37H) 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート 45 トリクレジルホスフエート 3.0 ビスフエノールA・ジグリシジルエーテル 2.0 ステアリン酸亜鉛 0.8 ステアリン酸バリウム 0.4 バリウムノニルフエネート 0.5 オクチルジフエニルホスフアイト 0.5 ソルビタンモノパルミテート 3.0 メチレンビスステアリルアミド 0.3 エステル化合物(表−9) 0.1
のシートを作成した。このシートを用い、190℃
における熱安定性、初期着色性の試験を行なつ
た。またウエザロメーターによる耐侯性の試験を
行なつた。その結果を表−9に示す。 <配合> ポリ塩化ビニル(ビニカ37H) 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート 45 トリクレジルホスフエート 3.0 ビスフエノールA・ジグリシジルエーテル 2.0 ステアリン酸亜鉛 0.8 ステアリン酸バリウム 0.4 バリウムノニルフエネート 0.5 オクチルジフエニルホスフアイト 0.5 ソルビタンモノパルミテート 3.0 メチレンビスステアリルアミド 0.3 エステル化合物(表−9) 0.1
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂に、下記の一般式()で示される
化合物を添加して成る安定化された合成樹脂組成
物。 (式中、Rは【式】 【式】又は−(CH2)o −S−R5を示し、R1は低級アルキル基を示す。
R2はアルキル基を示し、R3及びR4は各々独立し
て水素原子又はアルキル基を示し、R5はアルキ
ル基又は【式】を示す。lは 0,1又は2を示し、m,nは1又は2を示
す。)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18686185A JPS6245661A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 安定化された合成樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18686185A JPS6245661A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 安定化された合成樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6245661A JPS6245661A (ja) | 1987-02-27 |
| JPH054422B2 true JPH054422B2 (ja) | 1993-01-20 |
Family
ID=16195940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18686185A Granted JPS6245661A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 安定化された合成樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6245661A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2611807B2 (ja) * | 1988-06-09 | 1997-05-21 | 三菱電線工業株式会社 | 耐熱老化性樹脂組成物 |
-
1985
- 1985-08-26 JP JP18686185A patent/JPS6245661A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6245661A (ja) | 1987-02-27 |
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