JPH0544304B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0544304B2 JPH0544304B2 JP60094527A JP9452785A JPH0544304B2 JP H0544304 B2 JPH0544304 B2 JP H0544304B2 JP 60094527 A JP60094527 A JP 60094527A JP 9452785 A JP9452785 A JP 9452785A JP H0544304 B2 JPH0544304 B2 JP H0544304B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unsaturated carboxylic
- weight
- carboxylic acid
- parts
- salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明はソリツドゴルフボールおよびその製法
に関する。 (発明の背景) ソリツドゴルフボール、特にワンピースゴルフ
ボールは公知である。このソリツドゴルフボール
の基本的なものとして、特公昭55−19615号公報
に記載されるシスポリブタジエンゴムに不飽和カ
ルボン酸の金属塩を配合し、過酸化物加硫したも
のが一般的に採用されている。しかしながら、ソ
リツドゴルフボールの反撥係数は従来の糸巻きゴ
ルフボールの反撥係数0.75〜0.8に比べて0.65〜
0.75の範囲内と小さく、この点で糸巻きゴルフボ
ール程市場で受け入れられていないのが実状であ
る。 本発明らはソリツドゴルフボールの反撥弾性が
α,β−不飽和カルボン酸の配合量により変化
し、α,β−不飽和カルボン酸、特にメタクリル
酸の配合量を少なくすると反撥弾性が向上すると
の知見を実験的に得たものの、逆に耐久性が減少
しゴルフボールとして満足のいくものが得られな
いことを発見した。即ち、ある性能を高めること
が別の性能の劣化を促進する結果になる。 (発明の目的) 本発明は反撥弾性を従来の糸巻きゴルフボール
に近づけるとともに、他の性能の劣化を極力避け
たソリツドゴルフボールを得ることを目的とす
る。 (発明の構成) 即ち、本発明は基材ゴム100重量部に対して、
α,β−不飽和カルボン酸15〜35重量部、該α,
β−不飽和カルボン酸と反応して塩を形成する金
属化合物7〜60重量部および高級脂肪酸金属塩1
〜10重量部を含有するゴム組成物より得られるソ
リツドゴルフボールを提供する。 また、本発明は基材ゴム、高級脂肪酸金属塩お
よび後で混入するα,β−不飽和カルボン酸と反
応して塩を形成する金属化合物をα,β−不飽和
カルボン酸1モルに対し0.4〜0.6モルのを混合し
た後、更にα,β−不飽和カルボン酸を混入して
反応させた後、次いで必要量の金属化合物を混合
してゴム組成物を得た後、加硫することを特徴と
するソリツドゴルフボールの製造方法を提供す
る。 本発明に用いる基材ゴムの例としては、95%以
上のcis−1,4結合を含むポリブタジエンゴム
が挙げられる。このシスポリブタジエンゴムに他
のゴム、例えば天然ゴム、イソプレンゴム等を配
合してもよい。他のゴムの配合量はシスポリブタ
ジエンゴムの20重量%までである。 α,β−不飽和カルボン酸としてはメタクリル
酸、アクリル酸またはこれらの混合物が挙げられ
る。特にメタクリル酸が好ましい。α,β−不飽
和カルボン酸は基材ゴム100重量部に対し15〜35
重量部、好ましくは20〜30重量部である。 α,β−不飽和カルボン酸と反応して塩を形成
する金属化合物として亜鉛、カルシウム、マグネ
シウム、錫等の金属の酸化物、水酸化物および炭
酸化物が挙げられる。好ましくは酸化亜鉛、酸化
マグネシウム、水酸化カルシウム等である。前記
α,β−不飽和カルボン酸と金属化合物の塩が基
材ゴムにグラフト重合してゴルフボールに硬度等
の性能を与える。金属化合物は基材ゴム100重量
部に対し7〜60重量部、好ましくは20〜50重量部
である。7重量部以下であると、α,β−不飽和
カルボン酸が一部未反応として残り、またボール
の比重が軽すぎて満足な結果が得られない欠点を
有し、60重量部を越えると、比重が大きすぎて、
ゴルフボールの規格からはずれる等の欠点を有す
る。 本発明では第3の成分として高級脂肪金属塩を
添加する。この成分がどのようにゴルフボールの
諸性能に影響を与えるのかは、ゴルフボール製造
における反応機構自体複雑で解明されていないの
で明らかでないが、この成分が架橋反応、重合反
応を変化させることに基づくものと思われる。高
級脂肪酸としては炭素数14〜22のもの、例えばミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラ
ギジン酸、ベヘン酸等が挙げられる。特に好まし
くはステアリン酸である。これらの酸の亜鉛塩、
カルシウム塩、マグネシウム塩、ナトリウム塩、
カリウム塩等が本発明の高級脂肪酸金属塩として
用いられる。好ましくは2価の金属の高級脂肪酸
塩である。高級脂肪酸の金属塩は基材ゴム100重
量部に対し1〜10重量部、好ましくは2〜5重量
部である。1重量部より少ないと十分な反撥弾性
が得られず、10重量部を越えると耐久性が低下す
る等の欠点が生じる。 本発明のソリツドゴルフボールは、上記物質を
含有する組成物を加硫して得られるが、上記組成
物には他の添加剤、例えば老化防止剤、遊離基開
始剤、不活性充填材を混入してもよい。老化防止
剤としてはチオビスフエノール系のものが好まし
く、例えば4,4′−チオビス(6−t−ブチル−
3−ブチルフエノール)等が好ましい。老化防止
剤は通常0.1〜1.0重量部含有させるのが好まし
い。 遊離基開始剤としてはジクミルパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブ
チルクミルパーオキシド等が挙げられるが、ジク
ミルパーオキシドが特に好ましい。遊離基開始剤
の添加量は特に限定的ではないが、通常基材ゴム
100重量部当り0.5から3.0重量部の範囲で使用す
ると硬度の優れたソリツドゴルフボールが得られ
る。本発明の組成物に含有する不活性充填材は硫
酸バリウム、酸化亜鉛、酸化カルシウム、炭酸亜
鉛、シリカ等が挙げられる。不活性充填材は基材
ゴム100重量部に対し3〜20重量部を配合するの
が好ましい。 本発明ゴルフボールを得るには、上記成分を均
一になるまで混合ロール、ニーダーおよびバンバ
リーミキサー等により十分に混練する。得られた
ゴム組成物を加圧下で加熱加硫して一体成形す
る。一般には基材ゴムに金属化合物および高級脂
肪酸金属塩を予め混合してマスターバツチを形成
後、α,β−不飽和カルボン酸を混ぜ合わせて、
ゴム中で不飽和カルボン酸の金属塩を形成する。 本発明ではまた基材ゴム、α,β−不飽和カル
ボン酸および高級脂肪酸金属塩に該α,β−不飽
和カルボン酸と反応して塩を形成する金属化合物
をα,β−不飽和カルボン酸1モルに対し0.4〜
0.6モルの割合で配合して反応させた後、更に必
要量の金属化合物を混合してゴム組成物を得、次
いで加硫することによりソリツドゴルフボールを
得てもよい。この方法によれば、α,β−不飽和
カルボン酸2分子に1分子の金属が結合(この塩
を正塩ともいう。)して、全てのカルボ酸が正塩
を形成した後、残りの金属化合物をゴム中に混合
する。この正塩が基材ゴムにグラフトして反撥弾
性を向上する。 (発明の効果) 本発明によれば、高い反撥係数(糸巻きゴルフ
ボールに近い値)のソリツドゴルフボールが得ら
れる。また、他の性能の劣化も起こらない。 (実施例) 本発明を実施例により更に詳細に説明する。 実施例1〜3および比較例1および2 以下の配合に従つてゴム組成物を混練し、加熱
成形した。混合条件はニーダーでゴムを素練し、
次に酸化亜鉛および高級脂肪酸の金属を投入して
マスターバツチを作成した。次に、得られたマス
ターバツチの必要量をニーダーに入れて混練した
後、メタクリル酸を投入する。練り上がつたゴム
を取り出し、ロールで必要量のジクミルパーオキ
サイドを添加した後、シート状に成形した。この
シートをまるめて直径約30mm、長さ50〜60mmの円
筒状のプラグを作り、加熱圧縮成形(165℃、30
分)し、平均直径38.5mmのソリツド内核を得た。
この内核上にアイオノマー樹脂でカバーを被覆
し、平均直径42.8mmのツーピースボールを得た。
アイオノマー樹脂にはハイミラン1707(100重量
部)に酸化チタン2重量部を配合した。 得られたボールのボール重量(2)、ボール硬
度、反撥係数および耐久性を測定した。結果を表
−1に示す。
に関する。 (発明の背景) ソリツドゴルフボール、特にワンピースゴルフ
ボールは公知である。このソリツドゴルフボール
の基本的なものとして、特公昭55−19615号公報
に記載されるシスポリブタジエンゴムに不飽和カ
ルボン酸の金属塩を配合し、過酸化物加硫したも
のが一般的に採用されている。しかしながら、ソ
リツドゴルフボールの反撥係数は従来の糸巻きゴ
ルフボールの反撥係数0.75〜0.8に比べて0.65〜
0.75の範囲内と小さく、この点で糸巻きゴルフボ
ール程市場で受け入れられていないのが実状であ
る。 本発明らはソリツドゴルフボールの反撥弾性が
α,β−不飽和カルボン酸の配合量により変化
し、α,β−不飽和カルボン酸、特にメタクリル
酸の配合量を少なくすると反撥弾性が向上すると
の知見を実験的に得たものの、逆に耐久性が減少
しゴルフボールとして満足のいくものが得られな
いことを発見した。即ち、ある性能を高めること
が別の性能の劣化を促進する結果になる。 (発明の目的) 本発明は反撥弾性を従来の糸巻きゴルフボール
に近づけるとともに、他の性能の劣化を極力避け
たソリツドゴルフボールを得ることを目的とす
る。 (発明の構成) 即ち、本発明は基材ゴム100重量部に対して、
α,β−不飽和カルボン酸15〜35重量部、該α,
β−不飽和カルボン酸と反応して塩を形成する金
属化合物7〜60重量部および高級脂肪酸金属塩1
〜10重量部を含有するゴム組成物より得られるソ
リツドゴルフボールを提供する。 また、本発明は基材ゴム、高級脂肪酸金属塩お
よび後で混入するα,β−不飽和カルボン酸と反
応して塩を形成する金属化合物をα,β−不飽和
カルボン酸1モルに対し0.4〜0.6モルのを混合し
た後、更にα,β−不飽和カルボン酸を混入して
反応させた後、次いで必要量の金属化合物を混合
してゴム組成物を得た後、加硫することを特徴と
するソリツドゴルフボールの製造方法を提供す
る。 本発明に用いる基材ゴムの例としては、95%以
上のcis−1,4結合を含むポリブタジエンゴム
が挙げられる。このシスポリブタジエンゴムに他
のゴム、例えば天然ゴム、イソプレンゴム等を配
合してもよい。他のゴムの配合量はシスポリブタ
ジエンゴムの20重量%までである。 α,β−不飽和カルボン酸としてはメタクリル
酸、アクリル酸またはこれらの混合物が挙げられ
る。特にメタクリル酸が好ましい。α,β−不飽
和カルボン酸は基材ゴム100重量部に対し15〜35
重量部、好ましくは20〜30重量部である。 α,β−不飽和カルボン酸と反応して塩を形成
する金属化合物として亜鉛、カルシウム、マグネ
シウム、錫等の金属の酸化物、水酸化物および炭
酸化物が挙げられる。好ましくは酸化亜鉛、酸化
マグネシウム、水酸化カルシウム等である。前記
α,β−不飽和カルボン酸と金属化合物の塩が基
材ゴムにグラフト重合してゴルフボールに硬度等
の性能を与える。金属化合物は基材ゴム100重量
部に対し7〜60重量部、好ましくは20〜50重量部
である。7重量部以下であると、α,β−不飽和
カルボン酸が一部未反応として残り、またボール
の比重が軽すぎて満足な結果が得られない欠点を
有し、60重量部を越えると、比重が大きすぎて、
ゴルフボールの規格からはずれる等の欠点を有す
る。 本発明では第3の成分として高級脂肪金属塩を
添加する。この成分がどのようにゴルフボールの
諸性能に影響を与えるのかは、ゴルフボール製造
における反応機構自体複雑で解明されていないの
で明らかでないが、この成分が架橋反応、重合反
応を変化させることに基づくものと思われる。高
級脂肪酸としては炭素数14〜22のもの、例えばミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラ
ギジン酸、ベヘン酸等が挙げられる。特に好まし
くはステアリン酸である。これらの酸の亜鉛塩、
カルシウム塩、マグネシウム塩、ナトリウム塩、
カリウム塩等が本発明の高級脂肪酸金属塩として
用いられる。好ましくは2価の金属の高級脂肪酸
塩である。高級脂肪酸の金属塩は基材ゴム100重
量部に対し1〜10重量部、好ましくは2〜5重量
部である。1重量部より少ないと十分な反撥弾性
が得られず、10重量部を越えると耐久性が低下す
る等の欠点が生じる。 本発明のソリツドゴルフボールは、上記物質を
含有する組成物を加硫して得られるが、上記組成
物には他の添加剤、例えば老化防止剤、遊離基開
始剤、不活性充填材を混入してもよい。老化防止
剤としてはチオビスフエノール系のものが好まし
く、例えば4,4′−チオビス(6−t−ブチル−
3−ブチルフエノール)等が好ましい。老化防止
剤は通常0.1〜1.0重量部含有させるのが好まし
い。 遊離基開始剤としてはジクミルパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブ
チルクミルパーオキシド等が挙げられるが、ジク
ミルパーオキシドが特に好ましい。遊離基開始剤
の添加量は特に限定的ではないが、通常基材ゴム
100重量部当り0.5から3.0重量部の範囲で使用す
ると硬度の優れたソリツドゴルフボールが得られ
る。本発明の組成物に含有する不活性充填材は硫
酸バリウム、酸化亜鉛、酸化カルシウム、炭酸亜
鉛、シリカ等が挙げられる。不活性充填材は基材
ゴム100重量部に対し3〜20重量部を配合するの
が好ましい。 本発明ゴルフボールを得るには、上記成分を均
一になるまで混合ロール、ニーダーおよびバンバ
リーミキサー等により十分に混練する。得られた
ゴム組成物を加圧下で加熱加硫して一体成形す
る。一般には基材ゴムに金属化合物および高級脂
肪酸金属塩を予め混合してマスターバツチを形成
後、α,β−不飽和カルボン酸を混ぜ合わせて、
ゴム中で不飽和カルボン酸の金属塩を形成する。 本発明ではまた基材ゴム、α,β−不飽和カル
ボン酸および高級脂肪酸金属塩に該α,β−不飽
和カルボン酸と反応して塩を形成する金属化合物
をα,β−不飽和カルボン酸1モルに対し0.4〜
0.6モルの割合で配合して反応させた後、更に必
要量の金属化合物を混合してゴム組成物を得、次
いで加硫することによりソリツドゴルフボールを
得てもよい。この方法によれば、α,β−不飽和
カルボン酸2分子に1分子の金属が結合(この塩
を正塩ともいう。)して、全てのカルボ酸が正塩
を形成した後、残りの金属化合物をゴム中に混合
する。この正塩が基材ゴムにグラフトして反撥弾
性を向上する。 (発明の効果) 本発明によれば、高い反撥係数(糸巻きゴルフ
ボールに近い値)のソリツドゴルフボールが得ら
れる。また、他の性能の劣化も起こらない。 (実施例) 本発明を実施例により更に詳細に説明する。 実施例1〜3および比較例1および2 以下の配合に従つてゴム組成物を混練し、加熱
成形した。混合条件はニーダーでゴムを素練し、
次に酸化亜鉛および高級脂肪酸の金属を投入して
マスターバツチを作成した。次に、得られたマス
ターバツチの必要量をニーダーに入れて混練した
後、メタクリル酸を投入する。練り上がつたゴム
を取り出し、ロールで必要量のジクミルパーオキ
サイドを添加した後、シート状に成形した。この
シートをまるめて直径約30mm、長さ50〜60mmの円
筒状のプラグを作り、加熱圧縮成形(165℃、30
分)し、平均直径38.5mmのソリツド内核を得た。
この内核上にアイオノマー樹脂でカバーを被覆
し、平均直径42.8mmのツーピースボールを得た。
アイオノマー樹脂にはハイミラン1707(100重量
部)に酸化チタン2重量部を配合した。 得られたボールのボール重量(2)、ボール硬
度、反撥係数および耐久性を測定した。結果を表
−1に示す。
【表】
【表】
実施例1〜3は比較例1に比べ反撥係数がかな
り向上し、ボール耐久性が低下しない。比較例2
は反撥係数が向上しているものの、耐久性が劣化
している。 この重合様式を調べるために、実施例1と比較
例1のゴルフボールをキユラストメーターで測定
した。結果を第1図に示す。実施例1と比較例1
を比べると、ボール硬度はほぼ同じ硬さであるに
もかかわらず、実施例1の方が架橋反応速度が速
く、しかも架橋度が高い。このように、同種の配
合系においても、高級脂肪酸金属塩を加えること
により、架橋反応、重合反応を変化させ、今まで
とは異なつた物性が出せることが解つた。しか
も、高級脂肪酸の金属塩は、カチオンが1価より
2価の方が2価でも亜鉛よりカルシウムの方が反
撥が高い。 実施例 4〜6 本実施例はメタクリル酸亜鉛の生成過程に変化
を持たせた。通常メタクリル酸の配合量に対して
酸化亜鉛のモル比でメタクリル酸/酸化亜鉛=
1/1以上配合するが、約2/1のモル比で配合
することにより、ジメタクリル酸亜鉛をゴム中で
生成させ、メタクリル酸と酸化亜鉛の反応が終了
後に、更に金属化合物を添加する。ゴルフボール
の製法は実施例1と同様に行つた。配合と測定結
果を表−2に示す。
り向上し、ボール耐久性が低下しない。比較例2
は反撥係数が向上しているものの、耐久性が劣化
している。 この重合様式を調べるために、実施例1と比較
例1のゴルフボールをキユラストメーターで測定
した。結果を第1図に示す。実施例1と比較例1
を比べると、ボール硬度はほぼ同じ硬さであるに
もかかわらず、実施例1の方が架橋反応速度が速
く、しかも架橋度が高い。このように、同種の配
合系においても、高級脂肪酸金属塩を加えること
により、架橋反応、重合反応を変化させ、今まで
とは異なつた物性が出せることが解つた。しか
も、高級脂肪酸の金属塩は、カチオンが1価より
2価の方が2価でも亜鉛よりカルシウムの方が反
撥が高い。 実施例 4〜6 本実施例はメタクリル酸亜鉛の生成過程に変化
を持たせた。通常メタクリル酸の配合量に対して
酸化亜鉛のモル比でメタクリル酸/酸化亜鉛=
1/1以上配合するが、約2/1のモル比で配合
することにより、ジメタクリル酸亜鉛をゴム中で
生成させ、メタクリル酸と酸化亜鉛の反応が終了
後に、更に金属化合物を添加する。ゴルフボール
の製法は実施例1と同様に行つた。配合と測定結
果を表−2に示す。
【表】
この結果からメタクリル酸亜鉛生成時、そのモ
ル比がメタクリル酸/酸化亜鉛=2/1の配合の
方が、メタクリル酸の量が多いにもかかわらず反
撥が高く、しかも、ジメタクリル酸亜鉛生成後に
酸化亜鉛を添加するのが最も良いことがわかつ
た。 硫酸バリウムは、メタクリル酸と反応しないば
かりか、生成したメタクリル酸亜鉛とも相互作用
がない。一方、酸化亜鉛は、高級脂肪酸金属塩の
存在下で、メタクリル酸亜鉛との相互作用によ
り、高い反撥弾性を生み出すと考えられる。 これらの配合をキユラストメーターで測定(測
定条件:160℃、Arc.1°)すると、第2図のよう
になつた。このように、反撥が高いゴム架橋物を
得る最適な架橋反応速度があることが判明した。
ル比がメタクリル酸/酸化亜鉛=2/1の配合の
方が、メタクリル酸の量が多いにもかかわらず反
撥が高く、しかも、ジメタクリル酸亜鉛生成後に
酸化亜鉛を添加するのが最も良いことがわかつ
た。 硫酸バリウムは、メタクリル酸と反応しないば
かりか、生成したメタクリル酸亜鉛とも相互作用
がない。一方、酸化亜鉛は、高級脂肪酸金属塩の
存在下で、メタクリル酸亜鉛との相互作用によ
り、高い反撥弾性を生み出すと考えられる。 これらの配合をキユラストメーターで測定(測
定条件:160℃、Arc.1°)すると、第2図のよう
になつた。このように、反撥が高いゴム架橋物を
得る最適な架橋反応速度があることが判明した。
第1図は実施例1と比較例1の加硫状態でキユ
ラストメーターで測定した図であり、第2図は実
施例4〜6の加硫状態をキユラストメーターで測
定した場合の経時変化を示す図である。
ラストメーターで測定した図であり、第2図は実
施例4〜6の加硫状態をキユラストメーターで測
定した場合の経時変化を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基材ゴム100重量部に対して、α,β−不飽
和カルボン酸15〜35重量部、該α,β−不飽和カ
ルボン酸と反応して塩を形成する金属化合物7〜
60重量部および高級脂肪酸金属塩1〜10重量部を
含有するゴム組成物より得られるソリツドゴルフ
ボール。 2 α,β−不飽和カルボン酸がメタクリル酸で
ある第1項記載のソリツドゴルフボール。 3 金属化合物が金属酸化物である第1項記載の
ソリツドゴルフボール。 4 金属酸化物が酸化亜鉛である第3項記載のソ
リツドゴルフボール。 5 高級脂肪酸金属塩がステアリン酸の亜鉛、カ
ルシウムまたはナトリウム塩である第1項記載の
ソリツドゴルフボール。 6 基材ゴム、高級脂肪酸金属塩および後で混入
するα,β−不飽和カルボン酸と反応して塩を形
成する金属化合物をα,β−不飽和カルボン酸1
モルに対し0.4〜0.6モルを混合した後、更にα,
β−不飽和カルボン酸を混入して反応させた後、
次いで必要量の金属化合物を混合してゴム組成物
を得た後、加硫することを特徴とするソリツドゴ
ルフボールの製造方法。 7 α,β−不飽和カルボン酸がメタクリル酸で
ある第6項記載の製法。 8 金属化合物が金属酸化物である第6項記載の
製法。 9 金属酸化物が酸化亜鉛である第8項記載の製
法。 10 高級脂肪酸金属塩がステアリン酸の亜鉛、
カルシウムまたはナトリウム塩である第6項記載
の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60094527A JPS61253079A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | ソリツドゴルフボ−ルおよびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60094527A JPS61253079A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | ソリツドゴルフボ−ルおよびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61253079A JPS61253079A (ja) | 1986-11-10 |
| JPH0544304B2 true JPH0544304B2 (ja) | 1993-07-06 |
Family
ID=14112799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60094527A Granted JPS61253079A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | ソリツドゴルフボ−ルおよびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61253079A (ja) |
Families Citing this family (28)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6620061B1 (en) * | 1999-07-07 | 2003-09-16 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
| JP4735788B2 (ja) * | 1999-07-07 | 2011-07-27 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP4947254B2 (ja) * | 2004-08-05 | 2012-06-06 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフボール用材料 |
| US7530905B2 (en) * | 2006-02-24 | 2009-05-12 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Molded rubber material for golf ball, method of producing the material, and golf ball |
| US20090124761A1 (en) * | 2007-11-09 | 2009-05-14 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Method of manufacturing a golf ball |
| JP5943584B2 (ja) | 2011-11-15 | 2016-07-05 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP5697444B2 (ja) | 2010-12-29 | 2015-04-08 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| US10265585B2 (en) | 2010-12-03 | 2019-04-23 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Golf ball |
| JP5687053B2 (ja) | 2010-12-29 | 2015-03-18 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| US9566476B2 (en) | 2010-12-03 | 2017-02-14 | Dunlop Sports Co. Ltd. | Golf ball |
| CN102526997B (zh) | 2010-12-29 | 2015-04-15 | 邓禄普体育用品株式会社 | 高尔夫球 |
| KR101380313B1 (ko) | 2011-06-23 | 2014-04-02 | 던롭 스포츠 가부시키가이샤 | 골프공 |
| EP2537888B1 (en) | 2011-06-23 | 2017-02-01 | Dunlop Sports Co., Ltd. | Golf ball |
| JP5819655B2 (ja) | 2011-07-11 | 2015-11-24 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP6004620B2 (ja) | 2011-08-24 | 2016-10-12 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP5995584B2 (ja) | 2011-12-28 | 2016-09-21 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP6016451B2 (ja) | 2012-05-17 | 2016-10-26 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボールの製造方法 |
| JP6153295B2 (ja) | 2012-05-17 | 2017-06-28 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP2014004336A (ja) | 2012-06-01 | 2014-01-16 | Dunlop Sports Co Ltd | ゴルフボールおよびその製造方法 |
| JP6061500B2 (ja) | 2012-06-01 | 2017-01-18 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP6366217B2 (ja) | 2012-06-01 | 2018-08-01 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフボールの製造方法 |
| JP6189017B2 (ja) | 2012-06-01 | 2017-08-30 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP6041611B2 (ja) | 2012-10-04 | 2016-12-14 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP6161299B2 (ja) | 2013-01-21 | 2017-07-12 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP6161306B2 (ja) | 2013-01-30 | 2017-07-12 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP6355299B2 (ja) | 2013-05-31 | 2018-07-11 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフボール |
| JP6265660B2 (ja) | 2013-09-02 | 2018-01-24 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP7077613B2 (ja) * | 2017-12-28 | 2022-05-31 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフボール |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52154436A (en) * | 1976-06-16 | 1977-12-22 | Bridgestone Corp | Two-layer solid golf ball |
-
1985
- 1985-04-30 JP JP60094527A patent/JPS61253079A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61253079A (ja) | 1986-11-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS61253079A (ja) | ソリツドゴルフボ−ルおよびその製法 | |
| JP2644226B2 (ja) | ソリツドゴルフボール | |
| US5096201A (en) | Solid golf ball | |
| EP0471446B1 (en) | Solid golf ball | |
| JP2942360B2 (ja) | メタロセンポリマーブレンドを含むゴルフボール | |
| JP2000176049A (ja) | ソリッドゴルフボール | |
| JPH03151985A (ja) | ソリッドゴルフボール | |
| JPH0563190B2 (ja) | ||
| US20130123044A1 (en) | Golf ball | |
| JPH0470034B2 (ja) | ||
| EP2537887A2 (en) | Golf ball | |
| JP2669051B2 (ja) | ソリッドゴルフボール | |
| JPH105373A (ja) | ゴルフボール | |
| JP5052735B2 (ja) | ソリッドゴルフボール用ゴム組成物、及びソリッドゴルフボール | |
| US6794454B2 (en) | Rubber composition for solid golf ball, method for producing the rubber composition, and solid golf ball | |
| JPH035181B2 (ja) | ||
| JPH07108321B2 (ja) | ソリツドゴルフボ−ル | |
| JP3026876B2 (ja) | α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の無水金属塩で強化した硬質ゴルフボール | |
| JPH0691019A (ja) | ゴルフボール | |
| JP4390338B2 (ja) | ゴルフボールおよびその製造方法 | |
| JP2002119613A (ja) | ソリッドゴルフボール | |
| JP2005095493A (ja) | ゴルフボールの製造方法 | |
| JPS6364464B2 (ja) | ||
| JPS6339016B2 (ja) | ||
| JPH04319373A (ja) | ゴルフボールの製造法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |