JPH0545808A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH0545808A
JPH0545808A JP23390991A JP23390991A JPH0545808A JP H0545808 A JPH0545808 A JP H0545808A JP 23390991 A JP23390991 A JP 23390991A JP 23390991 A JP23390991 A JP 23390991A JP H0545808 A JPH0545808 A JP H0545808A
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JP
Japan
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water
tank
processing
washing
sensitive material
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JP23390991A
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English (en)
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Minoru Yamada
稔 山田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水洗槽内等に水あかが発生するのを防止す
る。 【構成】 感光材料処理装置1は、現像槽2、定着槽3
および水洗槽4がこの順に並設され、さらにスクイズ部
8および乾燥機9が設置されている。ストックタンク1
80の貯水部18Y内の水42は、管181を介して水
洗槽4内へ供給される。また、貯水部18Xの水41
は、他の処理槽2、3やクロスオーバーローラ61へ供
給される。水42には、活性塩素系または臭素系殺菌剤
と、キレート剤とが添加されている。この場合、水42
中の塩素または臭素濃度は0.1〜100ppm であり、
キレート剤の添加量は0.01〜10g/リットルである。こ
のような殺菌剤やキレート剤を錠剤化し、これをストッ
クタンク180に投入する等して用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料(以下、単に、感光材料または感材ともいう)を、
自動現像機のような感光材料処理装置を用いて処理する
ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば黒白の感光材料に対しては、露光
後、現像−定着−水洗という工程で処理される、その後
乾燥がなされる。このような処理は、通常、自動現像機
を用いて、感光材料を現像槽、定着槽および水洗槽内の
各処理液に順次浸漬し、その後乾燥機にて乾燥すること
により行なわれる。
【0003】近年では、環境保全、水資源の節約等の要
請から、処理液、特に水洗水の補充量、排液量を低減す
ることが課題とされている。
【0004】ところで、感光材料の処理を長時間休止す
る際等には、水洗槽内に水洗水が滞留し、水あかが発生
する。このような水あかが発生すると、浮遊物が次に処
理する感光材料に付着して、感光材料が汚れたり、また
フィルターや排水管等の目詰りを引き起こしたりする。
【0005】従って、水あかを除去するために、水洗槽
を定期的に洗浄しなくてはならないが、特に、ローラ搬
送系では、水あかが一旦発生すると、搬送機構部品が多
いため、ローラ、ラック等の洗浄はきわめて大変な作業
となり、このようなメンテナンスには多大な労力と時間
がかかる。
【0006】そこで、このような欠点を改善するため、
以下のような方法が種々提案されている。
【0007】特開昭57−8542号、同58−105
145号、同57−157244号、同62−2209
51号等には、チアゾリルベンズイミダゾール系化合
物、イソチアゾロン系化合物の各種防ばい剤の添加が記
載されている。
【0008】また、特開昭61−131632号に記載
のイオン交換樹脂を用いて純水にする方法、特開昭60
−263939号に記載の紫外線を照射する方法、特開
昭60−263940号に記載の磁場を与える方法、超
音波を与える方法も提案されている。
【0009】また、最近では、特願平01−91533
号に、水洗水にAg+ イオンを溶出させるAg+ イオン
放出手段を設けることが記載されている。
【0010】しかしながら、上記各技術は、それらを単
独で用いても十分な水あか発生防止効果が得られておら
ず、また、長期継続性等の点で、実用性にも乏しいもの
もある。自動現像機の定期的な洗浄管理も、2週間や3
週間毎に必要とするのではなく、2カ月、3カ月の間隔
でなければ実用的には意味がない。また、添加剤につい
ては、毒性に関する問題があり、使用に適さないものも
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の欠点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡
単な構成で、水あかの発生が極めて少ないハロゲン化銀
写真感光材料の処理方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(4)の本発明によって達成される。
【0013】(1) ハロゲン化銀写真感光材料を少な
くとも現像処理、脱銀処理および水洗処理する感光材料
処理装置を用いて、ハロゲン化銀写真感光材料を処理す
るにあたり、活性塩素系または臭素系殺菌剤と、キレー
ト剤とを添加した水を少なくとも前記水洗処理に用い、
この水中の塩素または臭素濃度が0.1〜100ppm 、
キレート剤の添加量が0.01〜10g/リットルであること
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0014】(2) 前記殺菌剤および/またはキレー
ト剤を錠剤化し、これを溶解して用いる上記(1)に記
載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0015】(3) 前記水を前記脱銀処理の処理液の
補充に用いる上記(1)または(2)に記載のハロゲン
化銀写真感光材料の処理方法。
【0016】(4) 前記水を前記ハロゲン化銀写真感
光材料を搬送する搬送機構部品の洗浄に用いる上記
(1)〜(3)のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感
光材料の処理方法。
【0017】
【発明の構成】以下、本発明のハロゲン化銀写真感光材
料の処理方法を、添付図面に示す好適実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0018】図1には、本発明の方法に用いられる感光
材料処理装置の構成例が示されている。
【0019】同図に示す感光材料処理装置1は、例えば
シート状の感光材料をローラにより搬送するローラ搬送
型の自動現像機である。以下、これらを順次説明する。
【0020】なお、本発明において、処理対象たる感光
材料の種類、形態等は特に限定されないが、例えばX−
レイ感光材料や印刷用感光材料のような黒白用感光材料
の処理に適用するのが好ましく、そのため、図示の装置
は、黒白感光材料を処理するためのものとなっている。
【0021】図1に示す感光材料処理装置1は、本体ケ
ース内に、現像液、定着液および水洗水がそれぞれ入れ
られる現像槽2、定着槽3および水洗槽4が、図中右側
からこの順に並設されている。
【0022】現像槽2内には、感光材料Sを槽内の所定
の経路で搬送する搬送ローラ51が配置されている。ま
た、定着槽3および水洗槽4においても、それぞれ同様
の搬送ローラ52および53が配置されている。
【0023】また、各処理槽2〜4および後述するスク
イズ部8の間には、それぞれクロスオーバーローラ6
1、62および64が設置されている。これらのクロス
オーバーローラ61、62、64は、感光材料Sを挟持
した際に感光材料表面に付着する処理液を絞り取り、前
槽から次槽への処理液の持ち込みを抑制している。
【0024】なお、これらのクロスオーバーローラは、
例えば、後述するストックタンク180からの水により
洗浄され、現像液成分および定着液成分の付着によるロ
ーラの汚れを防止するような構成とするのが好ましい。
即ち、一日の処理作業終了後、クロスオーバーローラに
水を吹きかける方法(特願昭62−18636号)か、
またはリンス槽を設け、クロスオーバーローラがこのリ
ンス槽内の水に常時浸るような構成とするのが好まし
い。
【0025】また、各処理槽2〜4の底部付近等のロー
ラ間およびクロスオーバーローラ61および62の両側
部には、感光材料Sを次のローラへ導くガイド7が設置
されている。
【0026】なお、搬送ローラ51〜53およびガイド
7は、各処理槽毎にラックに組み立てられた状態で装填
されているのが好ましい。
【0027】本体ケース内に導入された感光材料Sは、
上記各ローラ51〜53、61、62、64により現像
槽2、定着槽3および水洗槽4内を順次搬送され、その
間に各処理液に浸漬されて現像、定着および水洗の処理
がなされる。
【0028】なお、各処理槽2〜4では、その処理槽に
応じた処理液の補充、排液が行われ、また好ましくは処
理液の循環も行われる。
【0029】現像槽2および定着槽3へは、それぞれ濃
縮現像液(または複数種のパーツ剤)および濃縮定着液
を水で希釈して所望濃度の補充液とし、これを補充する
のが好ましい。
【0030】また、現像槽2および定着槽3において
は、処理液の循環を行なうのが好ましく、これらは、そ
れぞれ循環ポンプ10および11により行われる。
【0031】水洗槽4への水洗水の供給および前記濃縮
液希釈用の水の供給は、ストックタンク180よりなさ
れる。このストックタンク180への水の供給は、水源
(水道蛇口)187からの管185を通じてなされ、そ
の流量は、バルブ186により調整される。
【0032】水洗槽4の図1中左上方には、スクイズ部
8が設けられている。このスクイズ部8には、複数対の
スクイズローラ81が感光材料Sの搬送経路に沿って設
置され、これらのスクイズローラ81で水洗後の感光材
料Sを挟持、搬送することにより、感光材料Sから水分
を除去する。
【0033】スクイズ部8の図1中下方には、乾燥部9
が設けられている。この乾燥部9は、ケーシング91
と、このケーシング91内に乾燥用の温風を供給する温
風供給手段94とを有し、ケーシング91の内部には、
搬送ローラ92およびガイド93が感光材料Sの搬送経
路に沿って設置されている。
【0034】また、温風供給手段94は送風ファン95
およびヒータ96を内蔵し、ケーシング91に連通する
ダクト97を通じて、好ましくは35〜100℃程度
(より好ましくは、40〜80℃程度)に加熱された温
風をケーシング91内へ供給する。ケーシング91内で
は、スクイズ部8を経た感光材料Sが搬送ローラ92に
より搬送され、供給される温風と接触して乾燥がなされ
る。
【0035】このような感光材料処理装置1における、
処理液(補充液)の供給系の構成例を図2に示す。
【0036】図2に示すように、現像槽2内には現像
液、定着槽3内には定着液、水洗槽4内には水洗水がそ
れぞれ入れられている。現像槽3内の現像液は、両端が
現像槽の底部に連通し、途中に循環ポンプ10が配設さ
れた管12によって循環されている。また、定着槽3内
の定着液も現像液と同様に途中に循環ポンプ11が配設
された管13によって循環されている。なお、図示され
ていないが、このような処理液の循環系は、水洗槽4に
も設けることができる。この場合には、水洗槽4におい
て、より優れた本発明の効果を発揮する。
【0037】また、水洗槽4には、排水用の管およびこ
の管の途中に設置された弁(いずれも図示せず)を設け
ることもできる。
【0038】各処理槽2〜4内の現像液、定着液および
水洗水は、図示しないヒータ等により、それぞれ後述す
るような温度に温調される。
【0039】露光済の感光材料Sは感光材料処理装置1
内へ導入された後、前記ローラ51〜53、61、6
2、63等で構成される搬送手段によって現像槽2、定
着槽3、水洗槽4、スクイーズ部8および乾燥部9内へ
順次搬送され、現像、定着(脱銀)、水洗、水切りおよ
び乾燥がなされる。
【0040】次に、補充液供給系(補充装置)について
説明する。
【0041】図2に示すように、補充液供給系200に
は、現像液を構成する3種のパーツ剤A、BおよびCを
それぞれ貯留する貯留部151、152および153よ
りなる現像液補充用のストックタンク150と、定着液
の濃縮液を貯留する定着液補充用のストックタンク15
4とが配設されている。
【0042】ストックタンク150の上部には、3種の
パーツ剤A、BおよびCがそれぞれ収納された部分容器
141、142および143を一体化した薬剤容器14
0がセットされ、また、ストックタンク154の上部に
は、定着液の濃縮液が収納された薬剤容器144がセッ
トされる。
【0043】薬剤容器140の各部分容器141〜14
3からは、ストックタンク150の対応するパーツ剤貯
留部151〜153へパーツ剤A〜Cが投入され、ま
た、薬剤容器144からは、ストックタンク154へ定
着液の濃縮液が投入される。
【0044】ストックタンク150の各パーツ剤貯留部
151〜153からは、それぞれ送液管161〜163
が現像槽2まで延長され、各送液管161〜163の途
中に設置されたポンプ171〜173の作動により各パ
ーツ剤A〜Cが現像槽121へ供給される。また、スト
ックタンク154からは、送液管164が定着槽3まで
延長され、送液管164の途中に設置されたポンプ17
4の作動により定着液の濃縮液が定着槽3へ供給され
る。
【0045】なお、定着液についても、複数種(例えば
2種)のパーツ剤として供給してもよく、この場合に
は、前記薬剤容器140およびストックタンク150と
同様の構成のものを用いる。また、現像液についても、
2種のパーツ剤(ジアルデヒド系硬膜剤を含むパーツ剤
とこれを含まないパーツ剤)として供給してもよい。
【0046】また、この補充液供給系200には、希釈
水の供給源ともなる水洗水のストックタンク180が設
置されている。
【0047】この水洗水ストックタンク180は、仕切
板188によって2つの貯水部18Xおよび18Yに仕
切られ、そのそれぞれに水41および42が貯留されて
いる。このストックタンク180には、水洗槽4、クロ
スオーバーローラ61および62、定着槽3および現像
槽2までそれぞれ延長された管181、182、183
および184が設けられ、これらの各管の途中には、そ
れぞれポンプ191、192、193および194が設
けられている。この場合、管181は貯水部18Yに、
管182〜183は貯水部18Xに連通するよう接続さ
れている。
【0048】なお、本発明では、仕切板188を設け
ず、ストックタンク180内に単一の貯水部を有するも
のであってもよい。
【0049】ポンプ191の作動により、ストックタン
ク180内の水42は、管181を通って水洗槽4へ供
給される。
【0050】ポンプ192の作動により、ストックタン
ク180内の水41(または42)は、管182を通っ
て、感材の搬送機構部品であるクロスオーバーローラ6
1および62に例えばシャワー状に吹きかけられ、これ
らのローラ61、62を洗浄する。なお、前述のよう
に、クロスオーバーローラ61、62のリンス槽を設け
た場合には、ストックタンク180からの水はこのリン
ス槽に供給される。
【0051】ポンプ193の作動により、ストックタン
ク180の水41(または42)は、管183を通って
定着槽3に供給され、送液管164を通って送られてく
る定着液の濃縮液を希釈し、所望濃度の定着液となる。
なお、水42中における後述する殺菌剤の濃度が比較的
高い場合には、水41を定着槽3へ供給するのがよい。
【0052】ポンプ194の作動により、ストックタン
ク180の水41(または42)は、管184を通って
現像槽2に供給され、送液管171〜173を通ってそ
れぞれ送られてくるパーツ剤A〜Cまたはその混合液を
希釈し、所望の組成および濃度の現像液となる。
【0053】なお、ストックタンク180からの水洗槽
4等への給水は、図示のごときポンプの作動によるもの
に限定されず、例えば落差による給水方式を採用しても
よい。この場合、ストックタンク180と水洗槽4等と
を連結する管の途中には、給水のタイミングや流量を調
整する弁を設けることもできる。
【0054】図示の構成の場合、水洗水ストックタンク
180の貯水部18Xへは、水源187より管185を
通じて水道水がバルブ186の開閉により適時(例え
ば、水洗水ストックタンク180内の液量を検出し、所
定量以下となった場合)補給される。余剰の水41はオ
ーバーフローにより仕切板188を越えて貯水部18Y
へ流入する。なお、本発明では、各貯水部18X、Yへ
それぞれ独立して水を補給してもよい。
【0055】以下、水洗水ストックタンク180内の水
42の組成について説明する。
【0056】水42には、活性塩素系または臭素系殺菌
剤と、キレート剤とが添加されている。これらの添加剤
は、水あか防止効果に優れることはもちろんのこと、写
真性に悪影響を及ぼさず、即ち、乾燥性、銀画像保存
性、色調等を良好に維持し、ステインの発生もない。さ
らに、これらの添加剤は、化合物自体の毒性、安全性に
問題はなく、取扱性にも優れ、コストも安価である。
【0057】活性塩素系殺菌剤を水あか防止剤として自
動現像機の水洗水に適用することは従来から知られてい
る(M. W. Beach, SMPTE Journal March 1976, Vol 85,
P154, R. T. Kreiman, J. Imaging Technology, Vol 1
0, No. 6 (Dec. 1984) P242)。また市水の消毒殺菌剤と
しても使われているように、殺菌するのに有用である。
しかしこれだけでは水あか防止には不十分である。また
市水の消毒に使われている活性塩素も自現機に供給され
るまでに消耗されてしまい、皆無になっている場合もあ
る。このときには、本発明のように活性塩素を追加供給
することは非常に有用である。また、キレート剤を使う
ことも知られているが(特開昭62−153952
号)、常時ある一定濃度に維持しても水あか防止に対し
ては不十分である。
【0058】活性塩素系殺菌剤としては、例えば、次亜
塩素酸ソーダ、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメ
チルヒダントイン(Great Lakes Chemical Corporation
社製、商品名:フォトブロム)、塩素化イソシアヌール
酸、ジクロロイソシアヌール酸ソーダ、N−クロロサク
シンイミド、トリクロロイソシアヌ−ル酸、カリウム二
塩化シアヌール酸、クロルピクリン[(Cl)3 CNO
2 ]、2−クロル−N−(ヒドロキシメチル)アセトア
ミド[ClCH2 CONHCH2 OH]、2−クロルア
セトアミド[ClCH2 CONH2 ]、クロロブタノー
ル[(Cl)3−C−C−(CH32 OH]、下記化
1に示す化合物(クロラミンT)、下記化2に示す化合
物(ジクロラミンT)、下記化3に示す化合物(クロラ
ミンB)等が挙げられる。
【0059】
【化1】
【0060】
【化2】
【0061】
【化3】
【0062】活性臭素系殺菌剤としては、例えば、次亜
臭素酸ナトリウムや、下記化4〜化15に示す化合物等
が挙げられる。
【0063】
【化4】
【0064】
【化5】
【0065】
【化6】
【0066】
【化7】
【0067】
【化8】
【0068】
【化9】
【0069】
【化10】
【0070】
【化11】
【0071】
【化12】
【0072】
【化13】
【0073】
【化14】
【0074】
【化15】
【0075】このような活性塩素系または臭素系殺菌剤
(以下、単に、殺菌剤ともいう)の添加量は、水42中
または水洗タンク4への供給水中の塩素または臭素濃度
が0.1〜100ppm となる量とされ、好ましくは0.
2〜20ppm 、より好ましくは、0.2〜10ppm とな
る量とされる。塩素または臭素濃度が0.1ppm 未満で
は、水あか防止効果が不十分となり、また、100ppm
を超えると、感光材料Sの処理時には、水洗槽4への定
着液の持ち込みによって中和されるため写真性等に影響
はないが、処理休止時には、感光材料処理装置1の各部
に腐食を生じ易くなり、好ましくない。
【0076】なお、本発明では、活性塩素系殺菌剤およ
び活性臭素系殺菌剤の双方を用いてもよい。
【0077】キレート剤としては、Al、Ca、Mg、
Fe等の金属をキレートしうる化合物であればいかなる
ものでもよい。
【0078】このようなキレート剤としては、ポリアミ
ノカルボン酸系もしくはホスホン酸系のキレート剤のう
ち少なくとも1種を用いることが好ましい。
【0079】ポリアミノカルボン酸系キレート剤として
の具体的な化合物を挙げると、エチレンジアミン四酢酸
(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTP
A)、エチレンジアミン−N−(β−オキシエチル)−
N,N’,N’−三酢酸、プロピレンジアミン四酢酸、
ニトリロ三酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、イミ
ノ二酢酸、アルキルイミノ二酢酸、ジヒドロキシエチル
グリシン、エチルエーテルジアミン四酢酸、グリコール
エーテルジアミン四酢酸、エチレンジアミン四プロピオ
ン酸、フェニレンジアミン四酢酸、1,3−ジアミノ−
2−プロパノール四酢酸、トリエチレンテトラミン六酢
酸、ヒドロキシエチルイミノ酢酸、オキシビス(エチレ
ンオキシニトリロ)四酢酸、リンゴ酸およびこれらのポ
リカルボン酸のナトリウム塩、カリウム塩である。
【0080】また、ホスホン酸系キレート剤として具体
的な化合物を挙げると、下記化16、化17、化18、
化19の各一般式で示される化合物である。
【0081】
【化16】
【0082】
【化17】
【0083】
【化18】
【0084】
【化19】
【0085】上記式中、R1 〜R6 は、それぞれ、水素
原子、ヒドロキシル基、アルキル基(炭素数1〜3、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基など)、アミノ
基、アルコキシ基(炭素数1〜3、例えばメトキシ基、
エトキシ基など)、アルキルアミノ基(好ましくは、炭
素数1〜3)、アリールアミノ基(好ましくは、炭素数
6〜8)、アリールオキシ基(好ましくは炭素数6〜
8)を表わす。
【0086】R7 〜R13は、水素原子、ヒドロキシル
基、−COOM−、PO32 、アルキル基(炭素数1
〜3、例えばメチル基、エチル基、プロピル基など)を
表わす。
【0087】R14は、水素原子、アルキル基(炭素数1
〜3、例えばメチル基、エチル基、プロピル基など)を
表わす。 また、Mはナトリウム原子、カリウム原子な
どのアルカリ金属を表わす。
【0088】前記化16〜化19の一般式によって表わ
される具体的な化合物としては、下記化20〜化32に
示すものが挙げられる。
【0089】
【化20】
【0090】
【化21】
【0091】
【化22】
【0092】
【化23】
【0093】
【化24】
【0094】
【化25】
【0095】
【化26】
【0096】
【化27】
【0097】
【化28】
【0098】
【化29】
【0099】
【化30】
【0100】
【化31】
【0101】
【化32】
【0102】これらの化合物はナトリウム塩および/ま
たはカリウム塩の形で添加した方がよい。
【0103】これらの化合物の中で、特に好ましいもの
を挙げれば、アミノポリカルボン酸としては、エチレン
ジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレ
ンジアミン−N−ヒドロキシエチル−N,N’,N’−
三酢酸、プロピレンジアミン四酢酸、トリエチレンテト
ラミン六酢酸などであり、またホスホン酸としては、エ
チレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、1−ヒドロ
キシエチリデン1,1−ジホスホン酸などであり、これ
らのナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩であっ
てもよい。
【0104】また、キレート剤として、特開昭62−1
53952号や、特開平61−2149号に記載のもの
を用いてもよい。
【0105】このようなキレート剤の水42中への添加
量は、0.01〜10g/リットルとされ、好ましくは、0.
02〜5g/リットル、より好ましくは、0.1〜2g/リットルと
される。キレート剤の添加量が0.01g/リットル未満で
は、水中に含まれるCa、Mg等に対してキレート能力
が不足し、また、10g/リットルを超えることは、溶解性の
点で補充することが困難であり、実用的にも無意味で不
経済である。
【0106】なお、本発明では、水洗槽4内の水42中
の殺菌剤および/またはキレート剤の濃度が感光材料S
の処理の頻度に応じて(例えば、昼間と夜間)変わるよ
うな構成としてもよい。一般に処理頻度の低い夜間や休
日等では、水洗槽4内での水洗水の流動が少ないため、
水あかが発生し易く、よって、このようなときには、上
記添加剤の濃度を高くすることは水あか防止効果を高め
る上で有効である。
【0107】このような殺菌剤およびキレート剤の添加
方法は、次の通りである。
【0108】第1に、殺菌剤を含む溶液およびキレート
剤を含む溶液、あるいは殺菌剤およびキレート剤の双方
を含む溶液をストックタンク180の貯水部18Yに添
加する。なお、この溶液の添加は、連続的でも間欠的で
もよい。このような添加方法では、常に殺菌剤とキレー
ト剤との割合が一定で供給されるという利点がある。
【0109】第2に、殺菌剤およびキレート剤の少なく
とも一方を錠剤化し、これをストックタンク180の貯
水部18Yに投入し、溶解する。錠剤化されなかった方
の薬剤は、前記第1の方法のように、溶液として添加す
る。なお、錠剤の投入は、一定時間毎、または感光材料
の一定処理量毎に行なうのが好ましい。
【0110】第3に、殺菌剤およびキレート剤を一緒に
錠剤化し、これをストックタンク180の貯水部18Y
に投入し、溶解する。なお、錠剤の投入は、一定時間
毎、または感光材料の一定処理量毎に行なうのが好まし
い。
【0111】第4に、前記第1および第2の方法におけ
る錠剤を、水源187からの管185または別途設けら
れた貯水部18Yへ供給するための管(図示せず)等の
給水管の途中に設けられた錠剤収納部(図示せず)に収
納し、このような給水管内の水の通過によって、錠剤が
溶解するような構成とする。
【0112】前記第2および第3の方法のように、殺菌
剤および/またはキレート剤の錠剤を溶解して用いる方
法では、補充用のポンプが不要で、装置の小型化、低コ
スト化が図れるという利点がある。
【0113】なお、本発明において、前記溶液や錠剤の
投入は、水洗槽4に対し直接行なってもよく、また、錠
剤を給水管の途中に設置する場合、管181等の途中に
錠剤収納部(図示せず)を設け、ここに錠剤を収納して
溶解するような構成としてもよい。
【0114】ストックタンク180内の水42および水
洗槽4内の水洗水のpHは、3〜10が好ましく、より好
ましくは4〜9、さらに好ましくは4〜8.5である。
【0115】本発明では、以上のような構成とすること
により、水洗槽4やストックタンク180内の水あか発
生が防止されることはもちろんのこと、ストックタンク
180内の水が、現像槽2および定着槽3に供給され、
また、クロスオーバーローラ61、62の洗浄に利用さ
れるため、現像槽2、定着槽3、クロスオーバーローラ
61、62およびこれらへの給水に関する配管系におい
ても、水あかの発生、付着が防止される。特に、配管系
については、水あかによる管内やフィルター等の目詰り
が防止され、また、クロスオーバーローラ61、62に
ついては、ローラ表面に水あかが付着し、これが感光材
料Sに付着して汚れを生じるという不都合が防止され
る。
【0116】ストックタンク180から水洗槽4への水
42の補充量は、処理する感光材料の種類やその他の処
理条件にもよるが、通常、処理する感光材料1m2当り1
〜20リットル程度が好ましく、より好ましくは2〜1
5リットル程度である。
【0117】水41、42の補充のタイミングは、感光
材料Sの処理と同期的になされるのが一般的である。
【0118】なお、実際には、感光材料Sの処理の頻度
が小さい場合もあり、この場合には、所定時間経過毎
(例えば、1日に1回)に水洗槽4内の水洗水の全部ま
たは一部を交換することもできる。また、例えば、感光
材料Sの処理量が1時間の間に0.5m2以下のときは、
そのインターバル毎に水洗槽4内の水洗水の量の10〜
100%を交換(新たな水洗水の補充および既存の水洗
水の排水)する。このようなことを行なうことにより、
水あか発生防止効果がより一層発揮される。
【0119】感光材料処理装置1において、定着液の水
洗槽4への持ち込み量は、処理する感光材料の種類、処
理液の温度等の条件により異なるが、通常は、処理する
感光材料1m2当り5〜50ml、特に、7〜30mlが好ま
しい。
【0120】現像液の定着槽3への持ち込み量および定
着液の水洗槽4への持ち込み量をより少なくするため
に、隣接する処理槽2、3間および処理槽3、4間に予
備水洗槽や水洗水シャワー等を設け、予備水洗を行なう
構成とすることもできる。
【0121】なお、図2と異なり、本発明では、クロス
オーバーローラ61、62へ給水する管182およびポ
ンプ192を省略してもよい。
【0122】また、水洗槽4への水洗水の補充は、水源
187から水洗槽4へ直接配管して行なってもよく、こ
の場合には、前記溶液や錠剤の投入を水洗槽4に対し直
接行うか、または錠剤を水洗槽4への給水管等の途中に
設置する。
【0123】次に、本発明において代表的に使用される
処理液として、現像液、定着液および水洗水(安定液)
について説明する。
【0124】本発明において、現像液に用いる現像主薬
には、良好な性能を得やすいという点で、ジヒドロキシ
ベンゼン類と1−フェニル−3−ピラゾリドン類の組合
せ、またはジヒドロキシベンゼン類とp−アミノフェノ
ール類の組合せが好ましい。
【0125】また、アスコルビン酸類をハイドロキノン
類の代替として用いてもよい。
【0126】本発明に用いるジヒドロキシベンゼン現像
主薬としては、ハイドロキノン、クロロハイドロキノ
ン、ブロムハイドロキノン、イソプロピルハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、2,3−ジクロロハイドロ
キノン、2,5−ジクロロハイドロキノン、2,3−ジ
プロムハイドロキノン、2,5−ジメチルハイドロキノ
ンなどがあるが、特にハイドロキノンが好ましい。
【0127】本発明に用いるp−アミノフェノール系現
像主薬としては、N−メチル−p−アミノフェノール、
p−アミノフェノール、N−(β−ヒドロキシエチル)
−p−アミノフェノール、N−(4−ヒドロキシフェニ
ル)グリシン、2−メチル−p−アミノフェノール、p
−ベンジルアミノフェノール等があるが、なかでもN−
メチル−p−アミノフェノールが好ましい。
【0128】本発明に用いる3−ピラゾリドン系現像主
薬としては、1−フェニル−3−ピラゾリドン、1−フ
ェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−フ
ェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラ
ゾリドン、1−フェニル−4,4−ジヒドロキシメチル
−3−ピラゾリドン、1−フェニル−5−メチル−3−
ピラゾリドン、1−p−アミノフェニル−4,4−ジメ
チル−3−ピラゾリドン、1−p−トリル−4,4−ジ
メチル−3−ピラジリドン、1−p−トリル−4−メチ
ル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドンなどがあ
る。
【0129】現像主薬は、通常0.001〜1.2モル/リ
ットル の量で用いられるのが好ましい。
【0130】現像で用いる亜硫酸塩の保恒剤としては、
亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、
亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫
酸カリウムなどがある。亜硫酸塩は、0.2モル/リットル 以
上、特に0.4モル/リットル 以上が好ましい。また、上限は
2.5モル/リットル とするのが好ましい。
【0131】現像で用いる現像液のpHは、8.5〜13
の範囲のものが好ましく、より好ましくはpH9〜12で
ある。
【0132】pHの設定のために用いるアルカリ剤には、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリ
ウム如きpH調整剤を含む。
【0133】特開昭62−186259号(ホウ酸
塩)、特開昭60−93433号(例えば、サッカロー
ス、アセトオキシム、5−スルホサルチル酸)、リン酸
塩、炭酸塩などの緩衝剤を用いてもよい。
【0134】また、上記現像液には硬膜剤を用いてもよ
い。この硬膜剤としては、ジアルデヒド系硬膜剤または
その重亜硫酸塩付加物が好ましく用いられるが、その具
体例を挙げれば、グルタルアルデヒド、またはこの重亜
硫酸塩付加物などがある。
【0135】上記成分以外に用いられる添加剤として
は、臭化ナトリウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如
き現像抑制剤:エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ジメチルホルムアミ
ド、メチルセロソルブ、ヘキシレングリコール、エタノ
ール、メタノールの如き有機溶剤:1−フェニル−5−
メルカプトテトラゾール、2−メルカプトベンツイミダ
ゾール−5−スルホン酸ナトリウム塩等のメルカプト系
化合物、5−ニトロインダゾール等のインダゾール系化
合物、5−メチルベンツトリアゾール等のベンツトリア
ゾール系化合物などのカブリ防止剤を含んでもよく、Re
search Disclosure 第176巻、No. 17643、第X
XI頁(12月号、1978年)に記載された現像促進
剤や、さらに必要に応じて色調剤、界面活性剤、消泡
剤、硬水軟化剤、特開昭56−106244号記載のア
ミノ化合物などを含んでもよい。
【0136】本発明においては、現像液に銀汚れ防止
剤、例えば特開昭56−24347号に記載の化合物を
用いることができる。
【0137】また、現像液には、特開昭56−1062
44号、ヨーロッパ公開特許0136582号に記載の
アルカノールアミンなどのアミノ化合物を用いることが
できる。
【0138】定着液は、定着剤としてチオ硫酸塩を含む
水溶液であり、好ましくはpH3.8以上、より好ましく
はpH4.0〜7.0、さらに好ましくはpH4.2〜5.
5である。
【0139】定着剤としては、チオ硫酸ナトリウム、チ
オ硫酸アンモニウムなどがあるが、定着速度の点からチ
オ硫酸アンモニウムが特に好ましい。定着剤の使用量は
適宜変えることができ、一般には約0.1〜約3モル/リット
ル である。
【0140】定着剤には、硬膜剤として作用する水溶性
アルミニウム塩を含んでもよく、それらには、例えば塩
化アルミニウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばんなどが
ある。
【0141】定着液には、酒石酸、クエン酸、グルコン
酸あるいはそれらの誘導体を単独で、あるいは2種以上
併用することができる。これらの化合物は定着液1リッ
トルにつき0.005モル以上含むものが有効で、0.
01〜0.03モル/リットル が特に有効である。
【0142】定着液には、所望により保恒剤(例えば、
亜硫酸塩、重亜硫酸)、pH緩衝剤(例えば、酢酸、硼
酸)、pH調整剤(例えば、硫酸)、硬水軟化能のあるキ
レート剤や特開昭62−78551号記載の化合物を含
むことができる。
【0143】なお、本発明における水洗水は、狭義の水
洗水のみではなく、いわゆる安定化液も含む概念であ
る。
【0144】水洗水には、前記殺菌剤およびキレート剤
の添加に加え、必要に応じ、次のような防ばい手段を施
すこともできる。このような防ばい手段は、前記殺菌剤
およびキレート剤の添加による水あか発生防止効果を補
助する役割を果し、水あか発生防止効果をより一層高め
ることができる。
【0145】防ばい手段としては、特開昭60−263
939号に記された紫外線照射法、同60−26394
0号に記された磁場を用いる方法、同61−13163
2号に記されたイオン交換樹脂を用いて純水にする方
法、特開昭62−115154号、同62−15395
2号、同62−220951号、同62−209532
号に記載の防菌剤を用いる方法等が適用可能である。
【0146】さらには、L.F.West. "Water Quality C
riteria" Photo. Sci. & Eng. Vol.9 No.6(1965)、 M.W.
Beach, "Microbiological Growths in Motion-picture
Processing" SMPTE Journal Vol.85, (1976)、 R.O.Deeg
an, "Photo Processing WashWater Biocides "J. Imagi
ng Tech 10, No.6(1984) および特開昭57−8542
号、同57−58143号、同58−105145号、
同57−132146号、同58−18631号、同5
7−97530号、同57−157244号などに記載
されている防菌剤、防ばい剤、界面活性剤などを必要に
応じ併用することもできる。
【0147】さらに、水洗槽(あるいは安定化槽)4や
ストックタンク180には、必要に応じ、R.T.Kreiman
著、J.Image.Tech 10,(6)242頁(1984)に記載されたイソ
チアゾリン系化合物、Research Disclosure 第205
巻、No. 20526 (1981年、 5月号)に記載されたイソチ
アゾリン系化合物、同第228巻、No. 22845 (1983
年、 4月号) に記載されたイソチアゾリン系化合物、特
開昭62−209532号に記載された化合物などを、
防菌剤(Microbiocide)として併用することもできる。
【0148】その他、「防菌防ばいの化学」堀口博著、
三共出版(昭和57)、「防菌防ばい技術ハンドブッ
ク」日本防菌防ばい学会・博報堂(昭和61)に記載さ
れているような化合物を含んでもよい。
【0149】なお、水洗水への添加物は、上記のものに
限定されないことは言うまでもない。
【0150】本発明においては、特開昭63−1835
0号に記載のスクイズローラ洗浄槽を設けることもでき
る。また、特開昭63−143548号のような水洗工
程の構成をとることも好ましい。
【0151】さらに、このような水洗水を補充すること
によって生ずる水洗槽からのオーバーフロー液の一部ま
たは全部を、特開昭60−235133号に記載されて
いるように、その前の処理工程である定着液に利用する
こともできる。
【0152】本発明において、「現像時間」とは、処理
する感光材料の先端が、現像液に浸漬してから次の定着
液に浸漬するまでの時間、「定着時間」とは、定着液に
浸漬してから次の水洗水(安定液)に浸漬するまでの時
間、「水洗時間」とは、水洗水に浸漬している時間をい
う。また、「乾燥時間」とは、感光材料が乾燥部に入っ
ている時間をいう。
【0153】上記の現像時間は、5秒〜3分、好ましく
は8秒〜2分であるが、その現像温度は18℃〜50℃
が好ましく、20℃〜40℃がより好ましい。
【0154】定着温度と時間は、約18℃〜約50℃で
5秒〜3分が好ましく、20℃〜40℃で6秒〜2分が
より好ましい。この範囲内で十分な定着ができ、残色を
生じない程度に増感色素を溶出させることができる。
【0155】水洗(安定)の温度と時間は、0〜50℃
で6秒〜3分が好ましく、10℃〜40℃で6秒〜2分
がより好ましい。
【0156】本発明では、前述したように、現像、定着
および水洗された感光材料は、水洗水をしぼり切るため
のスクイズローラを経て乾燥される。乾燥は、好ましく
は約35〜100℃で行なわれ、乾燥時間は、周囲の状
態によって適宜変えられるが、通常は約5秒〜3分でよ
く、より好ましくは40〜80℃で約5秒〜2分であ
る。
【0157】本発明において Dry to Dry で100秒以
下の現像処理をするときには、迅速処理特有の現像ムラ
を防止するために、特開昭63−151943号明細書
に記載されているようなゴム材質のローラを現像槽出口
のローラに適用することや、特開昭63−151944
号明細書に記載れさているように、現像液槽内の現像液
攪拌のための吐出流速を10m/min 以上にすることや、
さらには、特開昭63−264758号明細書に記載さ
れているように、少なくとも現像処理中は待機中より強
い攪拌をすることがより好ましい。
【0158】本発明において、処理対象される感光材料
の種類は特に限定されず、例えば、カラーネガフィル
ム、カラー反転フィルム、カラー印画紙、カラーポジフ
ィルム、カラー反転印画紙、製版用写真感光材料、X線
写真感光材料、黒白ネガフィルム、黒白印画紙、マイク
ロ用感光材料等、各種感光材料が挙げられる。
【0159】その中でも黒白用感光材料、特に、直接撮
影用X−レイフィルム、間接撮影用X−レイフィルムC
RT用フィルム等の医療用または工業用X線写真感光材
料、X−レイ用デューブ写真感光材料、医療CRT画像
用写真感光材料等の処理に適している。
【0160】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について説明す
る。
【0161】(実施例1)富士写真フイルム社製の医療
用X−レイ感材RX、Super HR-S、Super HR-A、Super HR
-Lを処理量(面積)比で順に30%、50%、10%、
10%としてランニング実験を行なった。
【0162】1日の感材平均処理量は、四切サイズ換算
で約200枚である。
【0163】この実験に用いた自動現像機、処理液等
は、以下の通りである。これらは、いずれも富士写真フ
イルム社製のものである。
【0164】自現機:FPM−5000型 処理液:現像液/RD−3 スターター/RD−3S 定着液/富士F
【0165】処理工程は、下記表1の通りとし、水洗水
には水道水を使用した。
【0166】
【表1】
【0167】スターターの使用量は、現像補充液1リッ
トル当り20mlとした。
【0168】上記自現機の現像槽内に現像補充液22リ
ットルを収納した。次に、スターターを440ml秤取
し、これを現像槽内に添加した。その後、さらに現像補
充液をオーバーフローする寸前まで添加し、これを現像
スタート液とした。
【0169】一方、定着タンク内には、定着補充液をオ
ーバーフローする寸前まで満たした。
【0170】四切サイズ1枚当たり現像補充液は45m
l、定着補充液は60ml補充した。
【0171】水洗槽には水道水を満たし、現像処理中
は、水洗水を毎分3リットル(四切サイズ1枚当り0.
4リットル)補充した。
【0172】また、1日の処理が終了した後には、水洗
槽内の水洗水を全部排水し、これを毎日繰り返し行なっ
た。
【0173】水洗槽内およびストックタンクの貯水部1
8Y内の水には、下記表2に示す添加剤を入れた。
【0174】このような処理において、水洗槽内の水あ
か発生状況を調べた。その結果を下記表2および表3
(表2のつづき)に示す。
【0175】なお、水洗水の毒性は、これらの範囲では
全く問題はなかった。
【0176】また、得られた画像の安定性、写真性に関
しても何ら問題はなかった。
【0177】
【表2】
【0178】
【表3】
【0179】表3に示すように、本発明例では、いずれ
も、水あか防止効果が優れ、毒性もなく安全性が確保さ
れ、さらに取り扱いも容易であった。
【0180】なお、夜間は、感材処理量が極端に少なく
なるため、水洗水の補充総量が減少し、よって、殺菌剤
およびキレート剤の濃度が昼間より高くなる。夜間は、
水洗槽内等での水の流動が少ないので水あかの発生が生
じ易いが、このように、殺菌剤およびキレート剤の濃度
が高まるため、水あかの発生を有効に防止することがで
きる。
【0181】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、感
光材料処理装置の水洗槽内やその他の箇所において、極
めて優れた水あか発生防止効果が得られ、しかも、写真
性に悪影響はなく、毒性、安全性にも問題はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる感光材料処理装置の構成例
を示す断面側面図である。
【図2】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
を説明するための概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光材料処理装置 2 現像槽 3 定着槽 4 水洗槽 41、42 水 51、52、53 搬送ローラ 61、62、64 クロスオーバーローラ 7 ガイド 8 スクイズ部 81 スクイズローラ 9 乾燥部 91 ケーシング 92 搬送ローラ 93 ガイド 94 温風供給手段 95 送風ファン 96 ヒータ 97 ダクト 10、11 循環ポンプ 12、13 管 140、144 薬剤容器 141、142、143 部分容器 150、154 ストックタンク 151、152、153 パーツ剤貯留部 161、162、163、164 送液管 171、172、173、174 ポンプ 180 水洗水ストックタンク 18X、18Y 貯水部 181、182、183、184、185 管 186 バルブ 187 水源 188 仕切板 191、192、193、194 ポンプ 200 補充液供給系 S 感光材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀写真感光材料を少なくとも
    現像処理、脱銀処理および水洗処理する感光材料処理装
    置を用いて、ハロゲン化銀写真感光材料を処理するにあ
    たり、 活性塩素系または臭素系殺菌剤と、キレート剤とを添加
    した水を少なくとも前記水洗処理に用い、この水中の塩
    素または臭素濃度が0.1〜100ppm 、キレート剤の
    添加量が0.01〜10g/リットルであることを特徴とする
    ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記殺菌剤および/またはキレート剤を
    錠剤化し、これを溶解して用いる請求項1に記載のハロ
    ゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記水を前記脱銀処理の処理液の補充に
    用いる請求項1または2に記載のハロゲン化銀写真感光
    材料の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記水を前記ハロゲン化銀写真感光材料
    を搬送する搬送機構部品の洗浄に用いる請求項1〜3の
    いずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方
    法。
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