JPH054725B2 - - Google Patents
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- JPH054725B2 JPH054725B2 JP58103426A JP10342683A JPH054725B2 JP H054725 B2 JPH054725 B2 JP H054725B2 JP 58103426 A JP58103426 A JP 58103426A JP 10342683 A JP10342683 A JP 10342683A JP H054725 B2 JPH054725 B2 JP H054725B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- magnetic
- substrate
- thin film
- magnetic recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/73—Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer
- G11B5/735—Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer characterised by the back layer
- G11B5/7356—Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer characterised by the back layer comprising non-magnetic particles in the back layer, e.g. particles of TiO2, ZnO or SiO2
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は高密度磁気記録を実現できる金属薄膜
型磁気テープ、磁気デイスク等の磁気記録媒体の
製造方法に関する。 従来例の構成とその問題点 従来より磁気記録媒体としては、高分子基板や
アルミニウム基板上にC0をドープしたγ−Fe2O3
やCrO2等の酸化物磁性粉末又はFe、Co、Ni等の
強磁性合金粉末等の粉末状磁性材料をポリウレタ
ン樹脂等の有機バインダー中に分散させて、塗布
乾燥させたいわゆる塗布型の媒体が広く実用に供
されている。しかし近年の記録密度向上の要望に
応えるには原理的にも、技術的にも塗布型では限
界がみえてきているため、新しく、内面、垂直を
問わず、強磁性金属薄膜を磁気記録層とする金属
薄膜型磁気記録媒体が注目され、各方面で実用化
を目指して努力が続けられている。 この金属薄膜型磁気記録媒体の実用化の面で、
媒体構成そのもの、媒体の製造方法で、従来の塗
布型の技術をそのまま生かせない点が多いため、
走行性能等の実用性能と、電磁変換特性、耐食性
能等の多くの性能を高い水準でバランスさせる点
で困難が伴つているのが実状である。つまり、高
分子基板の一方の面に、真空蒸着、スパツタリン
グ、イオンプレーテイング等で強磁性薄膜を形成
すると、反対側の面の物体は大気中で得られてい
た物性と大きく変化し、極めて走行しにくいもの
になつている。従つて、磁性面と反対側の面〔以
下これをバツク面と呼ぶ〕にバツク層を形成し、
走行性能を改良させる必要がある。基本構成材料
は、帯電防止剤、揆水化剤、潤滑剤、結合樹脂等
であるが、塗布型でよく用いられていたアニオン
系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン
系界面活性剤等の有機界面活性剤は、水との親和
性が良いため、金属強磁性薄膜の錆の発生につな
がるため、帯電防止剤として用いることができな
い。その対策として、カーボンブラツク、微粒子
グラフアイト等の固体帯電防止剤の利用が検討さ
れはじめているが、帯電防止効果を発揮させるだ
けの量を混ぜると、表面形状が荒れてきて、走行
性能は改良されるが、テープやデイスクのC/N
が劣化する不都合がある。 発明の目的 本発明は走行性能と高いC/Nをバランスさせ
た金属薄膜型磁気記録媒体を大量に、再現良く製
造できる方法とを提供することを目的とする。 発明の構成 本発明の金属薄膜型磁気記録媒体の製造方法
は、基板の一方の面側に結合剤中に分散された炭
素粉末を含む層を塗布形成した後、これを乾燥処
理し、ロール圧着によるカレンダ処理で平均表面
粗さを450Å以下とした後、前記基板の他方の面
に金属薄膜磁性層を蒸着することを特徴とする。 また、本発明の金属薄膜型磁気記録媒体の製造
方法は、基板の一方の面側に結合剤中に分散され
た炭素粉未を含む層を塗布形成した後、これを乾
燥処理し、ロール圧着によるカレンダ処理した
後、前記基板の他に金属強磁性薄膜を蒸着するこ
とを特徴とする。 前記基板とは、磁性面側が非磁性膜と軟磁性膜
との多層構成であるもの、強磁性薄膜同志の多層
構成であるものを含み、また、磁性面側の表面に
有機、無機の薄膜保護層を構成要件としたものも
含まれるのは勿論である。 又、バツク層の材料構成については、炭素粉末
以外については従来の磁性塗料の調合過程でなさ
れた配慮は最低限なされるものであるし、更に、
磁性面が錆ることと、対象となる記録波長が短い
ことから、スペーシング損失につながる表面性の
劣化、磁性面への転写付着、接着現象についても
閾値は、従来と異なり、極めて微小量になること
などが考慮されて設計されなければならない。 しかし本発明の製法によると、ロツト間、ロツ
ト内での幅、長手位置での品質の安定性は、高い
水準で確保されることは後述する実施例により明
らかである。 本発明で用いられる基板とは、具体的にはポリ
エチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリエチレンナフタレート等の高分子基板、
又は、それらの一方または両方の面にあらかじめ
塗布した基板等であり、厚みは4μmから20μmの
範囲が多く用いられる。表面粗さは、磁性面を形
成する側は20Å〜300Å、裏面側は200Å〜450Å
の範囲が良く用いられる。 強磁性金属薄膜として用いることのできるもの
は、具体的にはCo−O,Ni−O,Co−Fe−O,
Co−Cr−O,Co−Ni−Cr−O系の面内磁化膜、
Co−Cr,Co−V,Co−Ni−Cr,Co−Ni−V,
Co−Mo等の垂直磁化膜等であるが、それらの材
料構成は本発明の直接的な制約はない。 炭素粉末としては、具体的にはカーボンブラツ
クや微粒子グラフアイトが用いられ、バツク層の
炭素粉末以外の成分は、具体的には高級脂肪酸お
よびそのアルコールエステル、多価アルコールエ
ステル等の高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸金属
塩、高級脂肪酸族アルコール、高級脂肪酸アミド
等の発水性を改良する材料、二酸化モリブデン、
フツ化カーボン等の固体潤滑剤、炭酸カルシウ
ム、炭酸バリウム等の非磁性微粒子、ニトロセル
ロース等の脂肪を加えて耐久性、耐熱性向上を図
る等は適宜工夫できるもので、用いられる結合剤
についても、塩化ビニル系共重合体、塩化ビニリ
デン系共重合体、繊維素系樹脂、ブチラール系樹
脂、ポリウレタン系樹脂などの中から選択するこ
とができる。また、溶剤、希釈剤についても、自
由に選別できる。 尚、本発明の製法は、バツク層、塗布、乾燥、
ロール圧着によるカレンダ処理、磁性層形成の順
序が重要であり、他の工程が必要に応じて加わつ
ても、前記した工程の順序が変ることはないもの
である。 又、磁気テープ、磁気デイスクを得るに必要な
他の後工程についても特に制限はない。 塗布法についてリバースロール法、グラビア
法、ブレード法など公知の方法、乾燥後のカレン
ダ処理は圧着した複数本の加熱ロール間に、処理
対象の広幅の基体を通すことによつて行われる処
理で、走行性能を改良した状態で、磁気記録媒体
のC/Nを改良する作用をするものである。尚、
この作用を保持するためにも、強磁性面側の表面
電気抵抗が極めて小さいため、裏面のカーボ炭素
粉末を抜くと、走行時の摩擦帯電がカレンダ処理
することで更に大きくなる不都合があるので、炭
素粉末の添加は不可欠である。 なお、炭素粉末としてカーボンブラツクを用い
た場合には、微粒子グラフアイトを用いた場合に
比べて少ない重量で低い抵抗が得られるため実用
上有利である。カーボンブラツク粉末は使用され
る樹脂により多少異るが、樹脂1に対し重量で
0.2〜1.0好ましくは0.4〜0.8ぐらいで有効に作用
する。 磁性層の形成は、巻取り蒸着機を用いて電子ビ
ーム蒸着、電界蒸着、イオンプレーテイング、ス
パツタリング等の蒸着法により行えるものであ
る。 この時、カーボンブラツク粉末が含まれてい
て、カレンダ処理した面は蒸着時の基板の冷却に
とつて有効に作用することが挙げられる。 実施例の説明 以下、実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。なお、本発明の製造方法により得たの磁気記
録媒体を比較例と特性比較して説明するが、この
例に限定されるものではないのは勿論である。 実験例 1 エスレツクBL−S〔積水化学(株)製ポリビニルブ
チラール〕100部、カーボンブラツク80部、ステ
アリン酸3部、メチルイソブチルケトン1500部、
トルエン1500部からなる塗料成分とボールミル中
で50時間混合分散させ、バツク層用塗料を調整し
た。この塗料をバーコータで10.5μmのポリエチ
レンテレフタレートフイルム上に約1μm塗布し
て乾燥した。 この50cm幅の基板を、温度80℃、ロール圧70
Kg/cm2のロール間に15m/minの速度で3回通し
てカレンダ処理を行つた。 この後、直径50cmのクーリングキヤンの周側面
に沿わせて移動させながら、入射各40°以上で
Co80%Ni20%の合金を電子ビーム蒸着した。蒸
着時は酸素を最大分圧とし、約2×10-5Torrで
0.15μmのCo−Ni−O系蒸着膜を得た。この原反
より8mm幅の磁気テープを得て、相対速度4m/
secで、4.5MHzの信号と4MHzのノイズでテープ
C/Nを調べて比較した。比較例は、カレンダ処
理しないものを、他は同条件で製造したものを用
いた。本発明によるものとこの〔比較例1のバツ
ク層の平均表面粗さはそれぞれ400Åと2100Åで
あつた。 実験例 2 エスレツクBL−1〔積水化学(株)製ポリビニルブ
チラール〕200部、カーボンブラツク100部、二硫
化モリブデン100部、ニトロセルロースRS1/2
〔ダイセル化学工業(株)製〕50部、ペンタエリスス
リトールテトラステアレート3部、メチルエチル
ケトン1300部、トルエン1300部、から成る塗料成
分をボールミル中で40時間混合分散させ、バツク
層用塗料を調整した。この塗料を、コロナ処理し
たポリアミド基板(8μm厚)上に約2.0μmバーコ
ータで塗布して乾燥した。 この状態の基板(50cm幅)を、温度85℃、ロー
ル圧80Kg/cm2のロール間に100m/minの速度で
2回通してカレンダ処理を行つた。 この後、バツク層と反対側の面に、入射角が0°
〜10°の範囲で、Co100%、Cr100%の二元蒸着法
によりCo80%Cr20%からなる0.2μmの垂直磁化
膜を形成し、1/4インチに裁断し、磁気テープを
得た。 比較例は、実施例1と同様にカレンダ処理なし
の媒体である。本発明のものとこの比較例2の平
均表面粗さはそれぞれ350Åと1200Åであつた。 実施例 3 VAGH〔米国U.C.C社製、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−ビニルアルコール共重合体〕12部、ニツポ
ール1432丁〔日本ゼオン社製、アクリロニトル−
ブタジエン共重合体〕8部、カーボンブラツク10
部、シクロヘキサノン50部、メチルイソブチルケ
トン50部から成る塗料成分をボールミル中で80時
間混合分散させ、バツク層用塗料を調整した。 この塗料をバーコータで、8.5μmの二軸強化延
伸ポリエチレンテレフタレートフイルムの一方の
面に約1.2μm塗布して乾燥した。 この50cm幅の基板を温度80℃、ロール圧85Kg/
cm2のロール間に20m/minで4回通してカレンダ
処理を行つた。 この後、直径1mのクーリングキヤンの周側面
に沿わせて、前記基板を移動させながら最大介在
2×10-5Torrの酸素中で、入射角45°以上でCo78
%、Ni22%の合金を電子ビーム蒸着して、0.13μ
mのCo−Ni−Oからなる面内磁化膜を得て、8
mm幅に裁断し、特性を測つた。比較例として、カ
レンダ処理なしのものを調べた。本発明のものを
この比較例3の平均表面粗さはそれぞれ450Åと
1300Åであつた。 実験例 4 熱可塑性ポリウレタン樹脂100部、カーボンブ
ラツク〔旭カーボン#55〕70部、エポキシ樹脂70
部、レシチン3.5部、酢酸エチル200部、トルエン
200部、シクロヘキサノン100部から成る塗料成分
をボールミル中で30時間混合分散させベースに炭
酸カルシウム(平均粒径0.7μm)を10部加え、更
に20時間混合分散させてバツク層用の塗料を調整
した。この塗料をグラビアコータで、11.5μmの
ポリエチレンテレフタレートフイルムの一方の面
に約2μm塗布し、乾燥させた。 この後、バツク層の鏡面化のために温度80℃、
ロール圧80Kg/cm2のロール間に10m/minの速度
で2回通してカレンダ処理を行つた。 この後、直径50cmのクニークングキヤンに沿つ
て前記基板に移動させ、バツク層と反対側の面に
Co86%Mo14%からなるターゲツトを用いて高周
波マグネトロンスパツタにより、CoMo合金薄膜
を0.1μm形成した。スパツタリング時の真空度は
1/100Torrで最大分圧はアルゴンである。 これを8mm幅のテープにして、バツク層形成後
カレンダ処理しないものと特性比較した。本発明
のものとこの比較例4の平均表面粗さはそれぞれ
220Åと2000Åであつた。 実験例1から実験例4までのテープを夫々100
m、比較例1から比較例4までも100mづつ、リ
ールに巻いて、50℃85%RHに1ケ月保存し、前
後のC/Nを第1表に示す。 OdBは、夫々の比較例のテープのC/Nの初
期の値を採用した。
型磁気テープ、磁気デイスク等の磁気記録媒体の
製造方法に関する。 従来例の構成とその問題点 従来より磁気記録媒体としては、高分子基板や
アルミニウム基板上にC0をドープしたγ−Fe2O3
やCrO2等の酸化物磁性粉末又はFe、Co、Ni等の
強磁性合金粉末等の粉末状磁性材料をポリウレタ
ン樹脂等の有機バインダー中に分散させて、塗布
乾燥させたいわゆる塗布型の媒体が広く実用に供
されている。しかし近年の記録密度向上の要望に
応えるには原理的にも、技術的にも塗布型では限
界がみえてきているため、新しく、内面、垂直を
問わず、強磁性金属薄膜を磁気記録層とする金属
薄膜型磁気記録媒体が注目され、各方面で実用化
を目指して努力が続けられている。 この金属薄膜型磁気記録媒体の実用化の面で、
媒体構成そのもの、媒体の製造方法で、従来の塗
布型の技術をそのまま生かせない点が多いため、
走行性能等の実用性能と、電磁変換特性、耐食性
能等の多くの性能を高い水準でバランスさせる点
で困難が伴つているのが実状である。つまり、高
分子基板の一方の面に、真空蒸着、スパツタリン
グ、イオンプレーテイング等で強磁性薄膜を形成
すると、反対側の面の物体は大気中で得られてい
た物性と大きく変化し、極めて走行しにくいもの
になつている。従つて、磁性面と反対側の面〔以
下これをバツク面と呼ぶ〕にバツク層を形成し、
走行性能を改良させる必要がある。基本構成材料
は、帯電防止剤、揆水化剤、潤滑剤、結合樹脂等
であるが、塗布型でよく用いられていたアニオン
系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン
系界面活性剤等の有機界面活性剤は、水との親和
性が良いため、金属強磁性薄膜の錆の発生につな
がるため、帯電防止剤として用いることができな
い。その対策として、カーボンブラツク、微粒子
グラフアイト等の固体帯電防止剤の利用が検討さ
れはじめているが、帯電防止効果を発揮させるだ
けの量を混ぜると、表面形状が荒れてきて、走行
性能は改良されるが、テープやデイスクのC/N
が劣化する不都合がある。 発明の目的 本発明は走行性能と高いC/Nをバランスさせ
た金属薄膜型磁気記録媒体を大量に、再現良く製
造できる方法とを提供することを目的とする。 発明の構成 本発明の金属薄膜型磁気記録媒体の製造方法
は、基板の一方の面側に結合剤中に分散された炭
素粉末を含む層を塗布形成した後、これを乾燥処
理し、ロール圧着によるカレンダ処理で平均表面
粗さを450Å以下とした後、前記基板の他方の面
に金属薄膜磁性層を蒸着することを特徴とする。 また、本発明の金属薄膜型磁気記録媒体の製造
方法は、基板の一方の面側に結合剤中に分散され
た炭素粉未を含む層を塗布形成した後、これを乾
燥処理し、ロール圧着によるカレンダ処理した
後、前記基板の他に金属強磁性薄膜を蒸着するこ
とを特徴とする。 前記基板とは、磁性面側が非磁性膜と軟磁性膜
との多層構成であるもの、強磁性薄膜同志の多層
構成であるものを含み、また、磁性面側の表面に
有機、無機の薄膜保護層を構成要件としたものも
含まれるのは勿論である。 又、バツク層の材料構成については、炭素粉末
以外については従来の磁性塗料の調合過程でなさ
れた配慮は最低限なされるものであるし、更に、
磁性面が錆ることと、対象となる記録波長が短い
ことから、スペーシング損失につながる表面性の
劣化、磁性面への転写付着、接着現象についても
閾値は、従来と異なり、極めて微小量になること
などが考慮されて設計されなければならない。 しかし本発明の製法によると、ロツト間、ロツ
ト内での幅、長手位置での品質の安定性は、高い
水準で確保されることは後述する実施例により明
らかである。 本発明で用いられる基板とは、具体的にはポリ
エチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリエチレンナフタレート等の高分子基板、
又は、それらの一方または両方の面にあらかじめ
塗布した基板等であり、厚みは4μmから20μmの
範囲が多く用いられる。表面粗さは、磁性面を形
成する側は20Å〜300Å、裏面側は200Å〜450Å
の範囲が良く用いられる。 強磁性金属薄膜として用いることのできるもの
は、具体的にはCo−O,Ni−O,Co−Fe−O,
Co−Cr−O,Co−Ni−Cr−O系の面内磁化膜、
Co−Cr,Co−V,Co−Ni−Cr,Co−Ni−V,
Co−Mo等の垂直磁化膜等であるが、それらの材
料構成は本発明の直接的な制約はない。 炭素粉末としては、具体的にはカーボンブラツ
クや微粒子グラフアイトが用いられ、バツク層の
炭素粉末以外の成分は、具体的には高級脂肪酸お
よびそのアルコールエステル、多価アルコールエ
ステル等の高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸金属
塩、高級脂肪酸族アルコール、高級脂肪酸アミド
等の発水性を改良する材料、二酸化モリブデン、
フツ化カーボン等の固体潤滑剤、炭酸カルシウ
ム、炭酸バリウム等の非磁性微粒子、ニトロセル
ロース等の脂肪を加えて耐久性、耐熱性向上を図
る等は適宜工夫できるもので、用いられる結合剤
についても、塩化ビニル系共重合体、塩化ビニリ
デン系共重合体、繊維素系樹脂、ブチラール系樹
脂、ポリウレタン系樹脂などの中から選択するこ
とができる。また、溶剤、希釈剤についても、自
由に選別できる。 尚、本発明の製法は、バツク層、塗布、乾燥、
ロール圧着によるカレンダ処理、磁性層形成の順
序が重要であり、他の工程が必要に応じて加わつ
ても、前記した工程の順序が変ることはないもの
である。 又、磁気テープ、磁気デイスクを得るに必要な
他の後工程についても特に制限はない。 塗布法についてリバースロール法、グラビア
法、ブレード法など公知の方法、乾燥後のカレン
ダ処理は圧着した複数本の加熱ロール間に、処理
対象の広幅の基体を通すことによつて行われる処
理で、走行性能を改良した状態で、磁気記録媒体
のC/Nを改良する作用をするものである。尚、
この作用を保持するためにも、強磁性面側の表面
電気抵抗が極めて小さいため、裏面のカーボ炭素
粉末を抜くと、走行時の摩擦帯電がカレンダ処理
することで更に大きくなる不都合があるので、炭
素粉末の添加は不可欠である。 なお、炭素粉末としてカーボンブラツクを用い
た場合には、微粒子グラフアイトを用いた場合に
比べて少ない重量で低い抵抗が得られるため実用
上有利である。カーボンブラツク粉末は使用され
る樹脂により多少異るが、樹脂1に対し重量で
0.2〜1.0好ましくは0.4〜0.8ぐらいで有効に作用
する。 磁性層の形成は、巻取り蒸着機を用いて電子ビ
ーム蒸着、電界蒸着、イオンプレーテイング、ス
パツタリング等の蒸着法により行えるものであ
る。 この時、カーボンブラツク粉末が含まれてい
て、カレンダ処理した面は蒸着時の基板の冷却に
とつて有効に作用することが挙げられる。 実施例の説明 以下、実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。なお、本発明の製造方法により得たの磁気記
録媒体を比較例と特性比較して説明するが、この
例に限定されるものではないのは勿論である。 実験例 1 エスレツクBL−S〔積水化学(株)製ポリビニルブ
チラール〕100部、カーボンブラツク80部、ステ
アリン酸3部、メチルイソブチルケトン1500部、
トルエン1500部からなる塗料成分とボールミル中
で50時間混合分散させ、バツク層用塗料を調整し
た。この塗料をバーコータで10.5μmのポリエチ
レンテレフタレートフイルム上に約1μm塗布し
て乾燥した。 この50cm幅の基板を、温度80℃、ロール圧70
Kg/cm2のロール間に15m/minの速度で3回通し
てカレンダ処理を行つた。 この後、直径50cmのクーリングキヤンの周側面
に沿わせて移動させながら、入射各40°以上で
Co80%Ni20%の合金を電子ビーム蒸着した。蒸
着時は酸素を最大分圧とし、約2×10-5Torrで
0.15μmのCo−Ni−O系蒸着膜を得た。この原反
より8mm幅の磁気テープを得て、相対速度4m/
secで、4.5MHzの信号と4MHzのノイズでテープ
C/Nを調べて比較した。比較例は、カレンダ処
理しないものを、他は同条件で製造したものを用
いた。本発明によるものとこの〔比較例1のバツ
ク層の平均表面粗さはそれぞれ400Åと2100Åで
あつた。 実験例 2 エスレツクBL−1〔積水化学(株)製ポリビニルブ
チラール〕200部、カーボンブラツク100部、二硫
化モリブデン100部、ニトロセルロースRS1/2
〔ダイセル化学工業(株)製〕50部、ペンタエリスス
リトールテトラステアレート3部、メチルエチル
ケトン1300部、トルエン1300部、から成る塗料成
分をボールミル中で40時間混合分散させ、バツク
層用塗料を調整した。この塗料を、コロナ処理し
たポリアミド基板(8μm厚)上に約2.0μmバーコ
ータで塗布して乾燥した。 この状態の基板(50cm幅)を、温度85℃、ロー
ル圧80Kg/cm2のロール間に100m/minの速度で
2回通してカレンダ処理を行つた。 この後、バツク層と反対側の面に、入射角が0°
〜10°の範囲で、Co100%、Cr100%の二元蒸着法
によりCo80%Cr20%からなる0.2μmの垂直磁化
膜を形成し、1/4インチに裁断し、磁気テープを
得た。 比較例は、実施例1と同様にカレンダ処理なし
の媒体である。本発明のものとこの比較例2の平
均表面粗さはそれぞれ350Åと1200Åであつた。 実施例 3 VAGH〔米国U.C.C社製、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−ビニルアルコール共重合体〕12部、ニツポ
ール1432丁〔日本ゼオン社製、アクリロニトル−
ブタジエン共重合体〕8部、カーボンブラツク10
部、シクロヘキサノン50部、メチルイソブチルケ
トン50部から成る塗料成分をボールミル中で80時
間混合分散させ、バツク層用塗料を調整した。 この塗料をバーコータで、8.5μmの二軸強化延
伸ポリエチレンテレフタレートフイルムの一方の
面に約1.2μm塗布して乾燥した。 この50cm幅の基板を温度80℃、ロール圧85Kg/
cm2のロール間に20m/minで4回通してカレンダ
処理を行つた。 この後、直径1mのクーリングキヤンの周側面
に沿わせて、前記基板を移動させながら最大介在
2×10-5Torrの酸素中で、入射角45°以上でCo78
%、Ni22%の合金を電子ビーム蒸着して、0.13μ
mのCo−Ni−Oからなる面内磁化膜を得て、8
mm幅に裁断し、特性を測つた。比較例として、カ
レンダ処理なしのものを調べた。本発明のものを
この比較例3の平均表面粗さはそれぞれ450Åと
1300Åであつた。 実験例 4 熱可塑性ポリウレタン樹脂100部、カーボンブ
ラツク〔旭カーボン#55〕70部、エポキシ樹脂70
部、レシチン3.5部、酢酸エチル200部、トルエン
200部、シクロヘキサノン100部から成る塗料成分
をボールミル中で30時間混合分散させベースに炭
酸カルシウム(平均粒径0.7μm)を10部加え、更
に20時間混合分散させてバツク層用の塗料を調整
した。この塗料をグラビアコータで、11.5μmの
ポリエチレンテレフタレートフイルムの一方の面
に約2μm塗布し、乾燥させた。 この後、バツク層の鏡面化のために温度80℃、
ロール圧80Kg/cm2のロール間に10m/minの速度
で2回通してカレンダ処理を行つた。 この後、直径50cmのクニークングキヤンに沿つ
て前記基板に移動させ、バツク層と反対側の面に
Co86%Mo14%からなるターゲツトを用いて高周
波マグネトロンスパツタにより、CoMo合金薄膜
を0.1μm形成した。スパツタリング時の真空度は
1/100Torrで最大分圧はアルゴンである。 これを8mm幅のテープにして、バツク層形成後
カレンダ処理しないものと特性比較した。本発明
のものとこの比較例4の平均表面粗さはそれぞれ
220Åと2000Åであつた。 実験例1から実験例4までのテープを夫々100
m、比較例1から比較例4までも100mづつ、リ
ールに巻いて、50℃85%RHに1ケ月保存し、前
後のC/Nを第1表に示す。 OdBは、夫々の比較例のテープのC/Nの初
期の値を採用した。
【表】
【表】
又、走行性能の目安となる動摩擦係数は、市販
のVHsデツキと同等の走行系を有するテスト機
で100往復走行後の25℃60%RHでの値は、第2
表のようであつた。
のVHsデツキと同等の走行系を有するテスト機
で100往復走行後の25℃60%RHでの値は、第2
表のようであつた。
【表】
発明の効果
本発明の金属薄膜型磁気記録媒体の製造方法に
よると、超小型VTRや高密度情報記録システム
用のとして要求されている磁気記録媒体、具体的
には、短波長記録特性に優れた上に、良好なスチ
ル特性、走行耐久性を持つた磁気記録媒体を、再
現良く大量に生産することが可能になるものであ
る。
よると、超小型VTRや高密度情報記録システム
用のとして要求されている磁気記録媒体、具体的
には、短波長記録特性に優れた上に、良好なスチ
ル特性、走行耐久性を持つた磁気記録媒体を、再
現良く大量に生産することが可能になるものであ
る。
Claims (1)
- 1 基板の一方の面側に結合剤中に分散された炭
素粉末を含む層を塗布形成した後、これを乾燥処
理し、ロール圧着によるカレンダ処理で平均表面
粗さを450Å以下とした後、前記基板の他方の面
に金属薄膜磁性層を蒸着する金属薄膜型磁気記録
媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58103426A JPS59229737A (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | 金属薄膜型磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58103426A JPS59229737A (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | 金属薄膜型磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59229737A JPS59229737A (ja) | 1984-12-24 |
| JPH054725B2 true JPH054725B2 (ja) | 1993-01-20 |
Family
ID=14353706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58103426A Granted JPS59229737A (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | 金属薄膜型磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59229737A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5698719A (en) * | 1980-01-10 | 1981-08-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | Magnetic recording medium |
| JPS57212620A (en) * | 1981-06-24 | 1982-12-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording medium |
-
1983
- 1983-06-09 JP JP58103426A patent/JPS59229737A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59229737A (ja) | 1984-12-24 |
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