JPH0548242Y2 - - Google Patents
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- JPH0548242Y2 JPH0548242Y2 JP16039086U JP16039086U JPH0548242Y2 JP H0548242 Y2 JPH0548242 Y2 JP H0548242Y2 JP 16039086 U JP16039086 U JP 16039086U JP 16039086 U JP16039086 U JP 16039086U JP H0548242 Y2 JPH0548242 Y2 JP H0548242Y2
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Landscapes
- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は磁気ヘツドに関するものであり、より
特定的にはセンダスト材からなる磁気ヘツドに関
する。
特定的にはセンダスト材からなる磁気ヘツドに関
する。
(ロ) 従来の技術
本考案が対象とする磁気ヘツドは第1図に示す
ように、センダスト材よりなる板状の磁性コア1
a,1bと、該磁性コア1a,1bよりなるヘツ
ドチツプHの外面に接合された非磁性基板2a,
2bと、一方の磁性コア1aに溝3により形成さ
れた後方凸部4に巻装されたコイル5とから構成
されている。尚、斯種ヘツドの1例が特開昭60−
2224号に示されている。第2図は、このような磁
気ヘツドの製造方法を示しており、同図aではセ
ンダストより成る磁性コアウエハ1を櫛歯状に加
工し、次いでbにおいて非磁性基板2上に前記磁
性コアウエハ1を全面が互いに一致するように接
合する。その状態で、C′に示すように前方部と後
方部との間に溝3を形成し、それによって後方凸
部4を形成する。この凸部4には巻線機で予め形
成したコイル5を装着し、非磁性基板2上の端子
6に半田付けする。前方部にはギャップスペーサ
7が設けられる。
ように、センダスト材よりなる板状の磁性コア1
a,1bと、該磁性コア1a,1bよりなるヘツ
ドチツプHの外面に接合された非磁性基板2a,
2bと、一方の磁性コア1aに溝3により形成さ
れた後方凸部4に巻装されたコイル5とから構成
されている。尚、斯種ヘツドの1例が特開昭60−
2224号に示されている。第2図は、このような磁
気ヘツドの製造方法を示しており、同図aではセ
ンダストより成る磁性コアウエハ1を櫛歯状に加
工し、次いでbにおいて非磁性基板2上に前記磁
性コアウエハ1を全面が互いに一致するように接
合する。その状態で、C′に示すように前方部と後
方部との間に溝3を形成し、それによって後方凸
部4を形成する。この凸部4には巻線機で予め形
成したコイル5を装着し、非磁性基板2上の端子
6に半田付けする。前方部にはギャップスペーサ
7が設けられる。
次に、bに示す段階の他の磁性コアウエハ1を
dの如く重ね合せると共にガラスで接合し、合体
物8を得る。この合体物8の前方にはeの如くト
ラツク幅Wを残し後方に向けて切込み9を入れ
る。この切込み9は磁性コアウエハ1の後方部を
繋いでいる部分を切断し、磁性コアウエハ1を分
離する。
dの如く重ね合せると共にガラスで接合し、合体
物8を得る。この合体物8の前方にはeの如くト
ラツク幅Wを残し後方に向けて切込み9を入れ
る。この切込み9は磁性コアウエハ1の後方部を
繋いでいる部分を切断し、磁性コアウエハ1を分
離する。
最後に、eに示す点線10に沿つてスライス
し、第1図の如く磁気ヘツドが完成する。
し、第1図の如く磁気ヘツドが完成する。
磁性コア1の材料として用いるセンダスト材
(Fe−Al−Si系合金)は飽和磁束密度、透磁率が
高く耐摩耗性に優れている。一方、非磁性基板2
の材料としては最もセンダスト材に熱膨張係数が
近く緻密性に優れた結晶化ガラス材が利用されて
いる。また、これらの接合においては上記製造法
での各種溝加工、研磨等で生じた磁気的ダメージ
層をキヤツプ接合直前に熱処理によつて除去させ
るため耐熱性の高い接合法が要求されており、結
晶化ガラスに最もなじみのよいフリツトガラスに
よる接合が提案されている。
(Fe−Al−Si系合金)は飽和磁束密度、透磁率が
高く耐摩耗性に優れている。一方、非磁性基板2
の材料としては最もセンダスト材に熱膨張係数が
近く緻密性に優れた結晶化ガラス材が利用されて
いる。また、これらの接合においては上記製造法
での各種溝加工、研磨等で生じた磁気的ダメージ
層をキヤツプ接合直前に熱処理によつて除去させ
るため耐熱性の高い接合法が要求されており、結
晶化ガラスに最もなじみのよいフリツトガラスに
よる接合が提案されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
一般に、センダスト材(Fe,Si,Al系合金)
の熱膨張率は室温から600℃の場合175×10-7/℃
〜185×10-7/℃と大きく、その温度依存性は高
温になる程、大きくなる(スーパーリニア)特性
を有している。一方、非磁性基板である結晶化ガ
ラスでは150×10-7/℃〜170×10-7/℃と比較的
センダスト材に近い材料が開発されているが、そ
の熱膨張率の温度依存性は一定(リニア)であ
る。そのため耐熱性の高い接合を得るため、高融
点のフリツトガラスを利用して接合を行なうと高
温になる程、熱膨張率の差が大きくなり、第4図
の如く磁性コアウエハ1と非磁性基板2との接合
体が著しく変形し、巻線溝の形成、ギヤツプ面形
成が困難になる等の不都合を生じていた。これを
避けるため、例えば磁性コアウエハ1を細かく分
断して非磁性基板2に接合する方法も試みられて
いるが、製造工程が複雑になり、しかも接合界面
での熱歪そのものは本質的に無くならず、それに
よる加工時の接合層界面でのクラツクの発生、並
びにセンダスト材の磁気特性の低下が問題になっ
ていた。更に使用するフリツトガラス材において
も接合部の歪を避けるため基板とセンダスト材と
の中間の熱膨張係数(150×10-7/℃〜160×
10-7/℃)のものを使用しなければならないが、
その接合層ではセンダスト界面で圧縮応力が、基
板界面で引張り応力が発生して、それを緩和させ
るため接合層の厚みを20〜30μm以上を必要とし
た。一般に、フリツトガラスは結晶化ガラスに比
べて硬度が小さく耐摩耗性に劣り、ヘツド動作時
のヘツドコアと基板との間に陥没を発生し、記録
媒体との接触状態を不安定にする等の不都合を生
じていた。
の熱膨張率は室温から600℃の場合175×10-7/℃
〜185×10-7/℃と大きく、その温度依存性は高
温になる程、大きくなる(スーパーリニア)特性
を有している。一方、非磁性基板である結晶化ガ
ラスでは150×10-7/℃〜170×10-7/℃と比較的
センダスト材に近い材料が開発されているが、そ
の熱膨張率の温度依存性は一定(リニア)であ
る。そのため耐熱性の高い接合を得るため、高融
点のフリツトガラスを利用して接合を行なうと高
温になる程、熱膨張率の差が大きくなり、第4図
の如く磁性コアウエハ1と非磁性基板2との接合
体が著しく変形し、巻線溝の形成、ギヤツプ面形
成が困難になる等の不都合を生じていた。これを
避けるため、例えば磁性コアウエハ1を細かく分
断して非磁性基板2に接合する方法も試みられて
いるが、製造工程が複雑になり、しかも接合界面
での熱歪そのものは本質的に無くならず、それに
よる加工時の接合層界面でのクラツクの発生、並
びにセンダスト材の磁気特性の低下が問題になっ
ていた。更に使用するフリツトガラス材において
も接合部の歪を避けるため基板とセンダスト材と
の中間の熱膨張係数(150×10-7/℃〜160×
10-7/℃)のものを使用しなければならないが、
その接合層ではセンダスト界面で圧縮応力が、基
板界面で引張り応力が発生して、それを緩和させ
るため接合層の厚みを20〜30μm以上を必要とし
た。一般に、フリツトガラスは結晶化ガラスに比
べて硬度が小さく耐摩耗性に劣り、ヘツド動作時
のヘツドコアと基板との間に陥没を発生し、記録
媒体との接触状態を不安定にする等の不都合を生
じていた。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案では磁性コアを形成するセンダスト材の
組成をFe−Al−Si−Ni系合金とすると共に、そ
のSiの組成比が5〜7重量%のものを使用する。
一方、非磁性基板としては熱膨張率が室温から
600℃の範囲で150×10-7/℃〜160×10-7/℃の
結晶化ガラス基板材を用いる。
組成をFe−Al−Si−Ni系合金とすると共に、そ
のSiの組成比が5〜7重量%のものを使用する。
一方、非磁性基板としては熱膨張率が室温から
600℃の範囲で150×10-7/℃〜160×10-7/℃の
結晶化ガラス基板材を用いる。
そして、前記磁性コアと非磁性基板とはフリツ
トガラスで接合する。
トガラスで接合する。
(ホ) 作用
磁性コア材と基板である結晶化ガラスとの熱膨
張率が室温から高温度(700℃)まで近接してお
り、また使用するフリツトガラスは両側の材料に
比べやや低い熱膨張率であるため接合後常に圧縮
状態で、しかも両側面からほぼ等しい応力を受け
て全体としては釣り合つた状態で接合されてい
る。そのため接合体の変形が生じず、内部応力が
対称にしかもガラスの強度の強い圧縮状態で応力
が分布しているため加工時のクラツク等の発生が
極めて少なくなつている。さらに接合層内部に発
生する応力は接合層が薄い程軽減するため10μm
以下の接合層でも十分な接合強度が得られる。接
合層が10μm以下ではヘツド動作時接合層の陥没
は極めて小さく媒体との接触状態は安定である。
張率が室温から高温度(700℃)まで近接してお
り、また使用するフリツトガラスは両側の材料に
比べやや低い熱膨張率であるため接合後常に圧縮
状態で、しかも両側面からほぼ等しい応力を受け
て全体としては釣り合つた状態で接合されてい
る。そのため接合体の変形が生じず、内部応力が
対称にしかもガラスの強度の強い圧縮状態で応力
が分布しているため加工時のクラツク等の発生が
極めて少なくなつている。さらに接合層内部に発
生する応力は接合層が薄い程軽減するため10μm
以下の接合層でも十分な接合強度が得られる。接
合層が10μm以下ではヘツド動作時接合層の陥没
は極めて小さく媒体との接触状態は安定である。
(ヘ) 実施例
第3図において、(イ)は従来の標準センダストの
熱膨張の温度特性を、又(ロ)は本考案による組成の
センダストの熱膨張温度特性を示す。
熱膨張の温度特性を、又(ロ)は本考案による組成の
センダストの熱膨張温度特性を示す。
一般にセンダスト合金の名前で知られている
Fe−Si−Al系合金はSiが9.5重量%、Alが5.7重量
%、残部がFeというところで優れた磁気特性を
示す。一方、熱膨張率は組成によつて変動し、本
考案者の研究によれば特にSiの組成比による影響
が大きいことが判明した。第5図はその実験結果
の一部を示しており、横軸にSiの重量%、縦軸に
熱膨張率の変化を示している。従来のセンダスト
材はSiの組成比が略9.6重量%であつた。このた
め、従来の磁気ヘツドでは磁性コアの熱膨張が室
温から〜600℃の間で175×10-7/℃〜185×
10-7/℃となつていた。第6図にはSiの組成比ご
との室温から600℃までの熱膨張の変化を示す。
図から明らかなようにSiの組成が5〜6%の領域
ではその熱膨張率が150×10-7/℃〜155×10-7/
℃で、しかもその温度依存性の小さい(リニア)
材料が見出される。
Fe−Si−Al系合金はSiが9.5重量%、Alが5.7重量
%、残部がFeというところで優れた磁気特性を
示す。一方、熱膨張率は組成によつて変動し、本
考案者の研究によれば特にSiの組成比による影響
が大きいことが判明した。第5図はその実験結果
の一部を示しており、横軸にSiの重量%、縦軸に
熱膨張率の変化を示している。従来のセンダスト
材はSiの組成比が略9.6重量%であつた。このた
め、従来の磁気ヘツドでは磁性コアの熱膨張が室
温から〜600℃の間で175×10-7/℃〜185×
10-7/℃となつていた。第6図にはSiの組成比ご
との室温から600℃までの熱膨張の変化を示す。
図から明らかなようにSiの組成が5〜6%の領域
ではその熱膨張率が150×10-7/℃〜155×10-7/
℃で、しかもその温度依存性の小さい(リニア)
材料が見出される。
尚、標準センダストの組成からずれることによ
つて磁気特性の低下が生じるが、Niを入れるこ
とにより、その特性の低下は小さくなり、例えば
ビデオヘツドのような数MHz以上の高周波領域で
は、その特性低下は問題にならない。実施例で
は、Siが6%、Alが4%、Niが2〜4%、残り
がFeの合金を真空中で溶解しウエハ状に整形、
所定の溝加工、スライス及び研磨加工を行なつて
櫛歯状の磁性コアウエハを形成する。
つて磁気特性の低下が生じるが、Niを入れるこ
とにより、その特性の低下は小さくなり、例えば
ビデオヘツドのような数MHz以上の高周波領域で
は、その特性低下は問題にならない。実施例で
は、Siが6%、Alが4%、Niが2〜4%、残り
がFeの合金を真空中で溶解しウエハ状に整形、
所定の溝加工、スライス及び研磨加工を行なつて
櫛歯状の磁性コアウエハを形成する。
次に、第3図におけるハの熱膨張特性を有する
結晶化ガラスよりなる非磁性基板2′上に第3図
のニの特性をもつSiO2−Na2O−B2O3系のペー
スト状をしたフリツトガラス層11を第7図aの
如く設け、斯るフリツトガラス層11上に前記磁
性コアウエハ1′を第7図bの如く置き600℃以上
の温度で接合する。その後は、第2図c以降に示
す工程で第1図に示す形の磁気ヘツドを得る。
結晶化ガラスよりなる非磁性基板2′上に第3図
のニの特性をもつSiO2−Na2O−B2O3系のペー
スト状をしたフリツトガラス層11を第7図aの
如く設け、斯るフリツトガラス層11上に前記磁
性コアウエハ1′を第7図bの如く置き600℃以上
の温度で接合する。その後は、第2図c以降に示
す工程で第1図に示す形の磁気ヘツドを得る。
(ト) 考案の効果
本考案によれば磁性コアの熱膨張率を室温から
約600℃の範囲内で略一定の150×10-7/℃〜155
×10-7/℃にすることができ、これと略同様な熱
膨張特性を有する結晶化ガラス基板とを、これら
双方より熱膨張率の小さいフリツトガラスで接合
することにより製造工程では変形がなく、クラツ
ク等の発生のない優れた磁気ヘツドを得ることが
できる。フリツトガラスの接合層は10μm以下と
薄く形成できるので、磁気ヘツド動作時に接合部
の陥没が発生せず、安定な特性を保持できる。
約600℃の範囲内で略一定の150×10-7/℃〜155
×10-7/℃にすることができ、これと略同様な熱
膨張特性を有する結晶化ガラス基板とを、これら
双方より熱膨張率の小さいフリツトガラスで接合
することにより製造工程では変形がなく、クラツ
ク等の発生のない優れた磁気ヘツドを得ることが
できる。フリツトガラスの接合層は10μm以下と
薄く形成できるので、磁気ヘツド動作時に接合部
の陥没が発生せず、安定な特性を保持できる。
第1図は本考案が対象とする磁気ヘツドの外観
斜視図であり、第2図はその製造工程図である。
第3図は磁気ヘツドに使用する各材料の熱膨張特
性を示す図である。第4図は従来例の問題点を示
す図である。第5図、第6図は説明図である。第
7図は本考案磁気ヘツドの製造途上を示す図であ
る。 1,1′,1a,1b……磁性コア、2,2′,2
a,2b……非磁性基板、H……ヘツドチツプ。
斜視図であり、第2図はその製造工程図である。
第3図は磁気ヘツドに使用する各材料の熱膨張特
性を示す図である。第4図は従来例の問題点を示
す図である。第5図、第6図は説明図である。第
7図は本考案磁気ヘツドの製造途上を示す図であ
る。 1,1′,1a,1b……磁性コア、2,2′,2
a,2b……非磁性基板、H……ヘツドチツプ。
Claims (1)
- 一対の板状の磁性コアを接合し該接合部に磁気
ギヤツプ部を形成したヘツドチツプと、該ヘツド
チツプの両側面で前記磁性コアに接合した非磁性
基板とからなる磁気ヘツドにおいて、前記磁性コ
アの材料がFe−Al−Si−Ni系合金であり、その
Siの組成比が5〜7重量%であり、一方前記非磁
性基板は結晶化ガラス材であつてその熱膨張率が
室温から600℃の範囲で150×10-7/℃〜160×
10-7/℃であり、前記磁性コアと非磁性基板とは
フリツトガラスで接合されていることを特徴とす
る磁気ヘツド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16039086U JPH0548242Y2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16039086U JPH0548242Y2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6365108U JPS6365108U (ja) | 1988-04-28 |
| JPH0548242Y2 true JPH0548242Y2 (ja) | 1993-12-22 |
Family
ID=31085725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16039086U Expired - Lifetime JPH0548242Y2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0548242Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-20 JP JP16039086U patent/JPH0548242Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6365108U (ja) | 1988-04-28 |
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