JPH054930Y2 - - Google Patents

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JPH054930Y2
JPH054930Y2 JP12160988U JP12160988U JPH054930Y2 JP H054930 Y2 JPH054930 Y2 JP H054930Y2 JP 12160988 U JP12160988 U JP 12160988U JP 12160988 U JP12160988 U JP 12160988U JP H054930 Y2 JPH054930 Y2 JP H054930Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、連続鋳造設備あるいは分塊設備等で
製造された鋼片のガス切断などで溶断する際に発
生する溶断スラグ検出装置に関する。
〈従来の技術〉 連続鋳造設備あるいは分塊設備等で製造される
鋼片は、トーチカツタ等のガス切断装置で所定の
長さに溶断される。その際に、鋼片切断面に発生
する溶断スラグを鋼片に付着させたまま圧延工程
で圧延されると、ヘゲ等の欠陥を招き不良品とな
る恐れがある。
このような溶断スラグは、通常、溶断スラグ除
去装置により除去されるのであるが、溶断スラグ
除去装置に故障などの異常な状態が生じると、溶
断スラグを取り残してローラテーブルで次工程に
搬送されるという事態がときどき発生する。
その溶断スラグの付着の有無を検出する溶断ス
ラグ検出装置として、例えば本出願人が既に提案
した特開昭63−142207号公報がある。
その装置の内容は、溶断スラグ除去装置以後の
鋼片を搬送するローラテーブルの中央に鋼片下面
に常に転接される倣いローラを取付け、かつその
両側端に鋼片の両側端下面に上下動自在に弾性的
に押圧転接するように2台の溶断スラグ検出ロー
ラを設けて、その溶断スラグ検出ローラの高さの
差を検知するようにしたものである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記の溶断スラグ検出装置は、
鋼片の長手方向に溶断した際に発生する溶断スラ
グの検知には有効であるが、鋼片の幅方向に溶断
した場合の溶断スラグを検知しようとすると、幅
方向に制約されないローラテーブルが必要になる
という問題がある。
その問題を避けようとすると、鋼片を一旦停止
させて、検出装置を鋼片の幅方向に移動させねば
ならず、そのために新たに移動装置を設ける必要
が生じることになるから、さらに装置自体が複雑
になる恐れがある。
また、この溶断スラグ検出装置を用いる場合に
は、倣いローラと溶断スラグ検出ローラとを鋼片
の下面に接触させるために、鋼片の搬送を一旦停
止させねばならず、それによつて工程遅れを生じ
ることになり、また、鋼片の位置を検出して溶断
スラグ検出装置を制御する装置を設ける必要があ
るなどの問題もある。
本考案は、上記のような問題点を解消すべくな
されたものであつて、鋼片先後端部に付着する溶
断スラグを連続してかつ確実に検出する簡易な装
置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、ローラテーブルで搬送される所定の
長さに溶断された鋼片の下面に当接して転動する
検出ロールと、この検出ロールを弾性部材を介し
て上下動自在に支持する支持手段と、この支持手
段を介して前記検出ロールの昇降量を検出する位
置検出器と、前記検出ロールの前記ローラテーブ
ルのパスラインから突出する量を抑制する抑制手
段と、を備えたことを特徴とする鋼片の溶断スラ
グ検出装置である。
〈作用〉 本考案によれば、鋼片の下面の幅方向に当接す
る検出ロールを用いて、鋼片の下面を基準にして
溶断スラグの厚みを検出するようにしたので、鋼
片を長手方向に移動させながら連続的に溶断スラ
グの有無を検出することができる。
すなわち、検出ロールを弾性部材により常に付
勢しておくようにするので、鋼片先後端部に溶断
スラグがなければそのままの状態を保持するが、
溶断スラグが若干でも付着しておれば検出ロール
は一瞬下降するから、そのような検出ロールの昇
降量を検出することにより、溶断スラグの有無を
判定することができるのである。
〈実施例〉 以下に、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図は、本考案に係る溶断スラグ検出装置の
一実施例を示す側面図であり、第2図はそのA−
A矢視断面図、第3図はB−B矢視断面図、第4
図はC−C矢視図である。
図において、3は、鋼片1の下面に付着した溶
断スラグSを検出する検出ロールであり、溶断ス
ラグ除去装置(図示せず)から鋼片1が搬送され
るローラテーブル2の間に、鋼片1の幅方向に平
行に配置される。
4は、検出ロール3を支持する支持装置であ
り、第2図の断面図に詳しく示すように、鋼片1
のパスラインPLに平行な一対のアーム5a,5
bと、これらアーム5a,5bをそれぞれ回動自
在に軸支するアーム受け台6a,6bと、そし
て、その一方の端部上部に検出ロール3を転動自
在に軸支する軸受7a,7bとから構成される。
なお、アーム5a,5bの両端部には、補強アー
ム5c,5dが設けられる。
8a,8bは、検出ロール3を常に上方に押し
上げた状態に保持するスプリングなどの弾性部材
(第3図参照)であり、アーム5a,5bの下方
でアーム受け台6a,6bと軸受7a,7bの間
の任意の位置に取付けられる。
9は、検出ロール3の昇降量を検出する例えば
差動トランス距離計や光学式距離計などの位置検
出装置であり、支持装置4の補強アーム5cの下
部中央に取付けられる。
10は、支持装置4の補強アーム5dの下方に
取付けられるストツパ(第4図参照)であり、検
出ロール3が鋼片1のパスラインPLより突出す
る量H(第1図参照)を抑制する機能を有する。
すなわち、検出ロール3を突出させ過ぎると、
鋼片1の先端に当接したときの衝撃力により、位
置検出装置9を破損する恐れがあるので、ストツ
パ10を用いて調整してやる必要がある。そのた
め、ストツパ10は、例えば第5図に示すよう
に、ボルト穴を有する固定部材11にボルト12
をネジ込んでその高さを調整してナツト13で回
り止めするような構造にしてやればよい。
ここで、前記した検出ロール3の突出量Hは、
通常、3〜8mm程度がよい。その理由は、鋼片1
が上反りになつている場合、鋼片1の先端、後端
の下面がパスラインPLより2〜7mm程度上方に
くることが経験的に知られており、そのような場
合でも溶断スラグSの有無を検知できるようにす
るためである。
このようにして検出ロール3を上記の範囲にパ
スラインPLより突出するようにしてやることに
より、鋼片1がたとえ下反りしている場合でも、
検出ロール3の衝撃力は弾性部材8a,8bによ
つて吸収されるので、確実に溶断スラグSの付着
の有無を検出することができる。
本考案の溶断スラグ検出装置を用いて溶断スラ
グの有無を測定した例を、第6図および第7図に
示す。このときの検出ロールのパスラインPLか
らの突出し量Hは8mmとし、位置検出装置として
差動トランス距離計を用いて検出ロールの昇降量
を電気信号に変換して記録計に記録させた。
第6図は、鋼片に溶断スラグがなかつたときの
測定チヤートであり、その測定値が鋼片の下面の
位置で推移していることがわかる。
第7図は、鋼片の先後端部の溶断スラグを検出
したときの測定チヤートであり、鋼片の先端部
LEと後端部TEで溶断スラグSが存在しているこ
とがわかる。
なお、この溶断スラグSの高さXは、通常、3
〜10mm程度であるから、その値を予め測定装置に
設定値として与えておいて、測定値がその値を超
えたときに警報を出すようにしておけば、オペレ
ータが溶断スラグありと判定することができ、溶
断スラグを再除去する処理ラインに送り込むよう
にアクシヨンをとることができる。
ここで、測定中に鋼片の後端部の溶断スラグが
搬送ローラを乗り越えるときにローラ上で上下動
して、第7図中にYで示すような高さ方向の移動
信号を検出することがあるが、このような場合は
次のような演算処理を行うようにすれば、測定上
の外乱にはならない。
まず、溶断スラグを検出する測定時間を、鋼
片の先端部LE、後端部TEのそれぞれからT1
T1′として、その間の検出ロールの昇降量を例
えば一ms毎に記憶しておく。
つぎに、時間T2,T2′での昇降量の平均値
H,H′を演算する。
さらに、時間T1,T1′でのピーク値H+X,
H′+X′よりHまたはH′を差し引いてXとX′の
値を算出する。
そして、これらX,X′の値が設定値例えば
2mm以上あれば溶断スラグ有りと判定して、オ
ペレータが前述の処理を行うようにする。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、鋼片の
下面の幅方向に当接して転動する検出ロールを用
いるようにしたので、溶断スラグの付着の有無を
連続的にかつ確実に検出することができる。
したがつて、溶断スラグを完全に除去して次工
程に搬送することができるから、圧延後における
製品のヘゲ等によるトラブルを防止することが可
能であり、製品の品質を確実に保証することがで
きる。
また、鋼片を一旦停止させることなく1パスで
溶断スラグの有無を検出することができるから、
製造ラインの能率を向上させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る溶断スラグ検出装置の
実施例を示す側面図、第2図は、第1図のA−A
矢視断面図、第3図は、第1図のB−B矢視断面
図、第4図は、第1図のC−C矢視図、第5図
は、ストツパの他の実施例を示す側面図、第6
図、第7図は、本考案の実ラインへ適用したとき
の測定例を示す測定チヤートである。 1……鋼片、2……ローラテーブル、3……検
出ロール、4……支持装置、5……アーム、6…
…アーム受け台、7……軸受、8……弾性部材、
9……位置検出装置、10……ストツパ(抑制手
段)、11……固定部材、12……ボルト、13
……ナツト、S……溶断スラグ、PL……パスラ
イン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ローラテーブルで搬送される所定の長さに溶断
    された鋼片の下面に当接して転動する検出ロール
    と、この検出ロールを弾性部材を介して上下動自
    在に支持する支持手段と、この支持手段を介して
    前記検出ロールの昇降量を検出する位置検出器
    と、前記検出ロールの前記ローラテーブルのパス
    ラインから突出する量を抑制する抑制手段と、を
    備えたことを特徴とする鋼片の溶断スラグ検出装
    置。
JP12160988U 1988-09-19 1988-09-19 Expired - Lifetime JPH054930Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12160988U JPH054930Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12160988U JPH054930Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19

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Publication Number Publication Date
JPH0243608U JPH0243608U (ja) 1990-03-26
JPH054930Y2 true JPH054930Y2 (ja) 1993-02-08

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