JPH0549320A - 田植機の連係操作構造 - Google Patents

田植機の連係操作構造

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JPH0549320A
JPH0549320A JP20407091A JP20407091A JPH0549320A JP H0549320 A JPH0549320 A JP H0549320A JP 20407091 A JP20407091 A JP 20407091A JP 20407091 A JP20407091 A JP 20407091A JP H0549320 A JPH0549320 A JP H0549320A
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Hiroshi Otsubo
寛 大坪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 植付装置の上昇移動に連動して走行系の変速
装置を低速側に変速操作する連動機構の応答遅れを極力
少なくさせる。 【構成】 走行用のベルト無段変速機構20の変速レバ
ー22を、引っ張りバネ23で常時低速側位置に向けて
付勢される状態で備え、変速レバー22に設けたピン2
4と、変速レバー支持側部材のラック部26aとの係合
作動により、変速レバー22を所定変速位置に係止維持
させる係止機構Bと、ピン24とラック部26aとの係
合を解除可能な解除手段Fとを夫々設け、植付部12の
昇降レバー28の上昇操作に伴って解除手段Fが作動す
る状態に、昇降レバー28とピン24とをワイヤ30で
連係させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速レバーと植付部の
昇降レバーとを機械的に連動操作させるようにした田植
機の連係操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】田植機では、苗の植付作業中に枕地で旋
回するときには、走行抵抗の増大に伴うエンストを誘発
するおそれがある。そこで、それを防止するために、旋
回中には植付作業が中断され、かつ、枕地衝突を避ける
等のために植付装置を所定高さに持ち上げることを利用
して、植付装置の上昇移動に連動して変速装置をトルク
が増大する低速側に変速操作される連動機構を設けて対
処していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記連動機構は、植付
部を昇降自在に機体に連設するリンク機構が実際に上昇
移動するときの動きを検出し、それによって変速装置を
変速操作させる手段を採っていたのである。連動機構と
しては、旋回しだすと直ちに減速されることが望ましい
のであるが、前記手段では実際に旋回走行に移行して暫
くたってから減速される応答遅れの傾向があり、その応
答遅れの間における走行抵抗の増大によってエンジン回
転が下がりすぎるおそれがあった。本発明の目的は、前
記応答遅れを極力少なくしてエンジン回転の顕著な低下
をなくすことにより、なるべく円滑に植付作業走行から
旋回走行に移行できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、走行伝動系に無段変速機構を備えるととも
に、これを変速操作する変速操作具を、これが弾性部材
によって常時低速側位置に向けて付勢される状態で備
え、この変速操作具に設けた係合部と、該変速操作具を
支承する支持部材に設けた係合部との係合作動により、
変速操作具を弾性部材の付勢力に抗してその変速領域に
おける所定変速位置に係止維持させる係止機構と、この
係止機構の作動による両係合部どうしの係合を解除可能
な解除手段とを夫々設け、植付部を昇降操作する昇降操
作具が上昇位置に操作されるに伴って、解除手段が作動
する状態に、昇降操作具と解除手段とを連係してあるこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】前記特徴構成による連動機構よれば、昇降操作
具を上昇位置に操作すると係止機構が解除され、弾性部
材によって変速操作具が低速位置に操作されるようにな
る。この手段では植付部の上昇検出をその昇降操作具自
体の動きを利用するものであるから、従来のように実際
にリンク機構が動いてから変速操作具を操作するものに
比べて、昇降操作具の人為操作の時点から実際にリンク
機構が動き始めるまでに要する機構上の作動時間が省略
でき、その分応答時間を速めることができるようにな
る。
【0006】
【発明の効果】従って、連動機構における植付部が上昇
操作されたことを検出する手段を、リンク機構部分から
昇降操作具がわに備えさせる工夫により、昇降操作系の
作動に要する時間分の応答遅れを改善できて極力円滑に
植付作業走行から旋回走行に移行できる田植機の連係操
作構造を提供できた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図5に小型の乗用型田植機が示され、Eはエン
ジン、Mはギヤミッションケース、Aはギヤミッション
Mに接続一体化されるベルト伝動装置、12は4連リン
ク機構21によって昇降自在な植付部である。図3にベ
ルト無段変速装置20をベルトケース6に内装してある
ベルト伝動装置Aが示されている。ベルト式無段変速機
構20は、駆動プーリ軸1と従動プーリ軸2に亘って架
設構成され、3,4は夫々割プーリ構造の駆動プーリ、
従動プーリ、9はベルトである。駆動プーリ軸1には筒
軸5をスプライン外嵌するとともに、この筒軸5に固定
プーリ片3aを固着し、かつ、可動プーリ片3bをスラ
イド自在にスプライン外嵌してある。従動プーリ軸2
は、伝動ケース6を左右に貫通する伝動軸7にベアリン
グ外嵌する筒軸で成り、固定プーリ片4aと可動プーリ
片4bとを駆動プーリ3とは逆向きにして備えてある。
ベルトケース6は、ギヤミッションケースM側の基部ケ
ース部6aと、これにボルト連結されるカバーケース部
6bとから構成され、これら両ケース部6a,6bの双
方に前記両プーリ軸1,2を両持ち支持するためのベア
リング部を備えてある。従動プーリ4の固定プーリ片4
aと伝動軸7との間には、伝動軸7と従動プーリ軸2と
の動力伝達を断続する主クラッチCが構成してあるとと
もに、両可動プーリ片3b,4bは2個の揺動軸心X
1,X2を有した操作リンク機構8によって互いに関係
しながら変速操作させるようにしてある。主クラッチC
は、従動プーリ軸2に固定の支持部材13に支持される
駆動側クラッチ部材11と、伝動軸7に固定の従動側ク
ラッチ部材14とで構成されている。ギヤミッションM
は、図2に示すように、伝動軸7の回転を前進2段、後
進1段に変速する主変速部15、伝動軸7からベベル連
動されるPTO軸16、主変速部15の変速軸17から
ベべル連動される前輪駆動軸18、及びデフ機構19を
備えて構成され、機体フレーム10の後端部に連結して
ある。
【0008】次に、植付部12の昇降操作とベルト無段
変速装置20の変速操作について説明する。図1、図2
に示すように、操作リンク機構8を操作する変速レバー
22を引っ張りバネ(弾性部材に相当)23によって常
時高速H側から低速L側位置に向けて付勢してあり、こ
の変速レバー22に設けた横向きL字状のスライドピン
(係合部に相当)24と、変速レバー22の操作経路を
形成するガイド板25から垂下したラック板26のラッ
ク部(係合部に相当)26aとの係合作動により、変速
レバー22を引っ張りバネ23の付勢力に抗してその変
速領域における所定変速位置に係止維持させる係止機構
Bと、この係止機構Bの作動によるスライドピン24と
ラック部26aどうしの係合を解除可能な解除手段Fと
を構成している。(変速レバー22を揺動自在に支持す
る部材とラック板26とは共に機体に固定の部材であ
り、ラック板26が変速レバー22を支承する支持部材
26に相当する。)ラック部26aと係合離脱するスラ
イドピン24は、その下部に、下端部に変速レバー22
に揺動自在に取付けられたLリンク27の横端部を枢連
結した連結部材22aを連結し、上部に手動操作用のノ
ブ22bを取付けてある。植付部12を昇降せさる昇降
シリンダ(図示せず)を操作する昇降レバー(昇降操作
具に相当)28は下降位置D,中立N、上昇位置Uの3
位置切換式であり、上昇位置Uに操作される昇降レバー
28によって揺動操作される舌片29を設けてあり、こ
の舌片29と前記Lリンク27の下端部とをワイヤ30
で連動連結して連係機構Gを構成してある。従って、昇
降レバー28を上昇操作すると、解除手段Fが作動して
係止機構Bの係合が外れ、変速レバー22は引っ張りバ
ネ23によて最低速位置に自動的に操作されるのであ
る。ベルト無段変速装置20に代えて摩擦式や静油圧式
でも良く、ワイヤ30に代えてロッドで昇降レバー28
と解除手段Fとを連係するものでも良い。尚、変速レバ
ー22を単独で操作する場合には、レバ−上端に備えた
ロック解除用のノブ22bを押し下げ、スライドピン2
4とラック部26aとの係合を外しもって揺動操作する
構造である。図2,図4に示すように、本田植機ではギ
ヤミッションMの潤滑油と4連リンク機構21昇降用の
油圧シリンダの作動油とを兼用してあり、戻り油路31
をギヤミッションMから機体フレーム10内において前
方に突出させたサブケース32に接続してある。Pは油
圧ポンプである。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】連係操作機構の構造を示す側面図
【図2】ミッションの構造を示す線図
【図3】ベルト無段変速機構の構造を示す断面図
【図4】田植機の平面図
【図5】田植機の側面図
【符号の説明】
12 植付部 20 無段変速装置 22 変速操作具 23 弾性部材 24,26a 係合部 26 支持部材 28 昇降操作具 B 係止機構 F 解除手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行伝動系に無段変速機構(20)を備
    えるとともに、これを変速操作する変速操作具(22)
    を、これが弾性部材(23)によって常時低速側位置に
    向けて付勢される状態で備え、この変速操作具(22)
    に設けた係合部(24)と、該変速操作具(22)を支
    承する支持部材(26)に設けた係合部(26a)との
    係合作動により、前記変速操作具(22)を前記弾性部
    材(23)の付勢力に抗してその変速領域における所定
    変速位置に係止維持させる係止機構(B)と、この係止
    機構(B)の作動による前記両係合部(24),(26
    a)どうしの係合を解除可能な解除手段(F)とを夫々
    設け、植付部(12)を昇降操作する昇降操作具(2
    8)が上昇位置に操作されるに伴って、前記解除手段
    (F)が作動する状態に、前記昇降操作具(28)と前
    記解除手段(F)とを連係してある田植機の連係操作構
    造。
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