JPH0552085B2 - - Google Patents
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- JPH0552085B2 JPH0552085B2 JP57085747A JP8574782A JPH0552085B2 JP H0552085 B2 JPH0552085 B2 JP H0552085B2 JP 57085747 A JP57085747 A JP 57085747A JP 8574782 A JP8574782 A JP 8574782A JP H0552085 B2 JPH0552085 B2 JP H0552085B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は定電流回路や電流増幅回路として多
用されるカレントミラー回路に関する。
用されるカレントミラー回路に関する。
多種回路システムを構成する場合、定電流回路
や電流増幅回路が必要となる場合が多い。このよ
うな回路システムを半導体集積回路(以下、IC
と称する)化する場合、上記定電流回路や電流増
幅回路としてカレントミラー回路が用いられるこ
とが多い。すなわち、カレントミラー回路は理想
的には入力電流に比例した出力電流を得ることが
できる回路である。したがつて、入力電流を固定
にすれば、常に一定レベルの出力電流を得ること
ができるから、カレントミラー回路を定電流回路
として用いることができる。また、入力電流を可
変にすれば、常に入力電流の変動に追随した出力
電流を得ることができるから、カレントミラー回
路を電流増幅回路として用いることができる。
や電流増幅回路が必要となる場合が多い。このよ
うな回路システムを半導体集積回路(以下、IC
と称する)化する場合、上記定電流回路や電流増
幅回路としてカレントミラー回路が用いられるこ
とが多い。すなわち、カレントミラー回路は理想
的には入力電流に比例した出力電流を得ることが
できる回路である。したがつて、入力電流を固定
にすれば、常に一定レベルの出力電流を得ること
ができるから、カレントミラー回路を定電流回路
として用いることができる。また、入力電流を可
変にすれば、常に入力電流の変動に追随した出力
電流を得ることができるから、カレントミラー回
路を電流増幅回路として用いることができる。
カレントミラー回路は基本的には第1図に示す
ように、2つの特性の近似したトランジスタ
Q11,Q12を組み合わせて構成される。この場合、
トランジスタQ11,Q12のベース・エミツタ接合
には基準電位端子10に対し同一レベルの電圧が
印加される。これにより、トランジスタQ11,
Q12のエミツタにはほとんど等しい電流が流れ
る。今、トランジスタQ11,Q12のエミツタ接地
時の電流増幅率βが充分大きいとすると、トラン
ジスタQ11,Q12のベース電流の大きさを無視で
きる。したがつて、このような条件のもとでは、
入力端子11に流れる入力電流I1と出力端子12
に流れる出力電流I2とはほとんど等しくなる。そ
して、この状態は各トランジスタQ11,Q12の絶
対値の特性に依存しなく、両者の特性の比(この
場合1:1)に依存する。ところで、カレントミ
ラー回路をIC化した場合、各トランジスタQ11,
Q12の特性を作るたびに略同じ値に設定すること
は難しいが、両者の特性の比を略同じ値(1:
1)に設定することは容易である。したがつて、
カレントミラー回路をIC化する場合、トランジ
スタQ11,Q12の電流増幅率βを充分大きな値に
することさえできれば、入力電流I1と出力電流I2
が略等しくなるようなカレントミラー回路を容易
に実現し得る。
ように、2つの特性の近似したトランジスタ
Q11,Q12を組み合わせて構成される。この場合、
トランジスタQ11,Q12のベース・エミツタ接合
には基準電位端子10に対し同一レベルの電圧が
印加される。これにより、トランジスタQ11,
Q12のエミツタにはほとんど等しい電流が流れ
る。今、トランジスタQ11,Q12のエミツタ接地
時の電流増幅率βが充分大きいとすると、トラン
ジスタQ11,Q12のベース電流の大きさを無視で
きる。したがつて、このような条件のもとでは、
入力端子11に流れる入力電流I1と出力端子12
に流れる出力電流I2とはほとんど等しくなる。そ
して、この状態は各トランジスタQ11,Q12の絶
対値の特性に依存しなく、両者の特性の比(この
場合1:1)に依存する。ところで、カレントミ
ラー回路をIC化した場合、各トランジスタQ11,
Q12の特性を作るたびに略同じ値に設定すること
は難しいが、両者の特性の比を略同じ値(1:
1)に設定することは容易である。したがつて、
カレントミラー回路をIC化する場合、トランジ
スタQ11,Q12の電流増幅率βを充分大きな値に
することさえできれば、入力電流I1と出力電流I2
が略等しくなるようなカレントミラー回路を容易
に実現し得る。
なお、以上の説明では、カレントミラー回路の
電流増幅度(Α=I2/I1)が1である場合について 説明したが、1以外のaにする場合についても同
様のことが言える。この場合、電流増幅度Αをa
にするには、第1図において例えばトランジスタ
Q11とQ12とのエミツタ面積の比を1:aにすれ
ばよい。したがつて、トランジスタQ11,Q12の
電流増幅率βを大きくすることさえできれば、電
流増幅度Αをa(a≠1)にする場合であつても
常にこの値を確保することができる。
電流増幅度(Α=I2/I1)が1である場合について 説明したが、1以外のaにする場合についても同
様のことが言える。この場合、電流増幅度Αをa
にするには、第1図において例えばトランジスタ
Q11とQ12とのエミツタ面積の比を1:aにすれ
ばよい。したがつて、トランジスタQ11,Q12の
電流増幅率βを大きくすることさえできれば、電
流増幅度Αをa(a≠1)にする場合であつても
常にこの値を確保することができる。
しかしながら、電流増幅率βが小さい場合に
は、上記トランジスタQ11,Q12のベース電流は
無視できず電流増幅度Αは電流増幅率の変動に応
じて変化する。
は、上記トランジスタQ11,Q12のベース電流は
無視できず電流増幅度Αは電流増幅率の変動に応
じて変化する。
ところで、トランジスタをIC化する場合、こ
のトランジスタとしてNPNトランジスタを用い
るのであれば、電流増幅率βを比較的大きくする
ことができる。しかしながら、PNPトランジス
タを用いる場合は、電流増幅率βを大きくするこ
とは難しい。これは次のような理由による。トラ
ンジスタをIC化する場合、P形基板の上にN形
エピタキシヤル層を作るというようにNPNトラ
ンジスタを中心に作られる。したがつて、これと
同一のプロセスで作られるPNPトランジスタ
(通常、ラテラルPNPトランジスタと言われる)
はNPNトランジスタに比べ充分な特性を得るこ
とができなくなる。特に、電流増幅率βは小さ
く、しかもばらつきやすい。そして、そのばらつ
きの幅は小さい方では2〜3(エミツタ接地にし
た場合の電流増幅率)になることがあり、大きい
方では、数十程度になることがある。この為、各
種回路システムを構成する場合、トランジスタと
してPNPトランジスタを用いることが便利な場
合であつても、PNPトランジスタを用いること
により回路システムの性能が低下する虞れがあ
る。
のトランジスタとしてNPNトランジスタを用い
るのであれば、電流増幅率βを比較的大きくする
ことができる。しかしながら、PNPトランジス
タを用いる場合は、電流増幅率βを大きくするこ
とは難しい。これは次のような理由による。トラ
ンジスタをIC化する場合、P形基板の上にN形
エピタキシヤル層を作るというようにNPNトラ
ンジスタを中心に作られる。したがつて、これと
同一のプロセスで作られるPNPトランジスタ
(通常、ラテラルPNPトランジスタと言われる)
はNPNトランジスタに比べ充分な特性を得るこ
とができなくなる。特に、電流増幅率βは小さ
く、しかもばらつきやすい。そして、そのばらつ
きの幅は小さい方では2〜3(エミツタ接地にし
た場合の電流増幅率)になることがあり、大きい
方では、数十程度になることがある。この為、各
種回路システムを構成する場合、トランジスタと
してPNPトランジスタを用いることが便利な場
合であつても、PNPトランジスタを用いること
により回路システムの性能が低下する虞れがあ
る。
第2図はPNPトランジスタによつてカレント
ミラー回路を構成した場合の回路図である。この
回路の動作は第1図の場合と同様なので省略す
る。今、第2図の電流増幅度Αを求めてみる。ま
ず、図に於いて、トランジスタQ11,Q14は同一
チツプ上に作られた同一特性を有するトランジス
タとする。入力端子11、出力端子12の入力電
流、出力電流をそれぞれI1,I2とする。今、トラ
ンジスタQ11,Q14のエミツタ面積の比が1:1
であるとする。また、各エミツタ電流をIEとする
と、電流I,I2はそれぞれIEとなり次式(1),(2)で
表わされる。
ミラー回路を構成した場合の回路図である。この
回路の動作は第1図の場合と同様なので省略す
る。今、第2図の電流増幅度Αを求めてみる。ま
ず、図に於いて、トランジスタQ11,Q14は同一
チツプ上に作られた同一特性を有するトランジス
タとする。入力端子11、出力端子12の入力電
流、出力電流をそれぞれI1,I2とする。今、トラ
ンジスタQ11,Q14のエミツタ面積の比が1:1
であるとする。また、各エミツタ電流をIEとする
と、電流I,I2はそれぞれIEとなり次式(1),(2)で
表わされる。
I1=(1+1/1+β)IE ……(1)
I2=β/1+βIE ……(2)
式(1),(2)より電流増幅度Αは次式(3)で表わされ
る。
る。
Α=I2/1=β/1+β/1+β/1+β=β/β+
2=1/1+2/β ……(3) 式(3)に於いて、電流増幅率βが大きければ、
2/Bなる項は1≫2/βとなり、この項は無視でき る。したがつて、電流増幅率βがばらついたとし
ても、この電流増幅率βが大きい限り、電流増幅
度Αは常に一定となる。この場合、電流増幅度Α
は常に1であり、入力電流I1と等しい出力電流I2
を得ることができる。
2=1/1+2/β ……(3) 式(3)に於いて、電流増幅率βが大きければ、
2/Bなる項は1≫2/βとなり、この項は無視でき る。したがつて、電流増幅率βがばらついたとし
ても、この電流増幅率βが大きい限り、電流増幅
度Αは常に一定となる。この場合、電流増幅度Α
は常に1であり、入力電流I1と等しい出力電流I2
を得ることができる。
一方、電流増幅率βが小さい場合、2/Bなる項
を無視することはできず、電流増幅率βがばらつ
けば電流増幅度Αもばらつくことになる。第3図
は電流増幅率βと電流増幅度Αとの関係を示す特
性図で、特に電流増幅率βが小さい領域の特性を
示す。図に示される如く、電流増幅率βが小さい
場合、特性曲線の傾きが大きく、電流増幅率βの
値がある値から少しでも変動すると、電流増幅度
Αは大きく変動する。今、電流増幅率βが20の場
合と2の場合の電流増幅度Αをみると、それぞれ
約0.909,0.5となる(なお、電流増幅率βが2の
場合については図示しない)。これから、電流増
幅率βが2の場合の電流増幅度Αは電流増幅率β
が20の場合のそれに比べ、45%も減少することが
わかる。しかも、この場合、トランジスタQ13,
Q14のベース電流の影響で電流増幅度Αは設定さ
れた理想値1から大きくかけ離れたものとなつて
いる。
けば電流増幅度Αもばらつくことになる。第3図
は電流増幅率βと電流増幅度Αとの関係を示す特
性図で、特に電流増幅率βが小さい領域の特性を
示す。図に示される如く、電流増幅率βが小さい
場合、特性曲線の傾きが大きく、電流増幅率βの
値がある値から少しでも変動すると、電流増幅度
Αは大きく変動する。今、電流増幅率βが20の場
合と2の場合の電流増幅度Αをみると、それぞれ
約0.909,0.5となる(なお、電流増幅率βが2の
場合については図示しない)。これから、電流増
幅率βが2の場合の電流増幅度Αは電流増幅率β
が20の場合のそれに比べ、45%も減少することが
わかる。しかも、この場合、トランジスタQ13,
Q14のベース電流の影響で電流増幅度Αは設定さ
れた理想値1から大きくかけ離れたものとなつて
いる。
このように、トランジスタQ13,Q14の電流増
幅率βが小さい領域でばらつくと、電流増幅度Α
の均一なカレントミラー回路を得られないととも
に、その電流増幅度Αも設定した理想値から大き
くかけ離れてしまう。したがつて、この電流増幅
度Αが不均一で、かつ理想値から大きくかけ離れ
たカレントミラー回路を定電流回路や電流増幅回
路として用いる場合、回路システムの設計が難し
くなる。
幅率βが小さい領域でばらつくと、電流増幅度Α
の均一なカレントミラー回路を得られないととも
に、その電流増幅度Αも設定した理想値から大き
くかけ離れてしまう。したがつて、この電流増幅
度Αが不均一で、かつ理想値から大きくかけ離れ
たカレントミラー回路を定電流回路や電流増幅回
路として用いる場合、回路システムの設計が難し
くなる。
なお、電流増幅率βはIC化の過程でばらつく
ことも勿論であるが、温度変化によつてもばらつ
く。
ことも勿論であるが、温度変化によつてもばらつ
く。
この発明は上記の事情に対処すべくなされたも
ので、簡単な構成により、電流増幅率が小さい領
域で変動したとしても、電流増幅度が変動しない
領域を大幅に拡張することができるカレントミラ
ー回路を提供することを目的とする。
ので、簡単な構成により、電流増幅率が小さい領
域で変動したとしても、電流増幅度が変動しない
領域を大幅に拡張することができるカレントミラ
ー回路を提供することを目的とする。
そこで、この発明は例えば第8図を用いて説明
するならば、トランジスタQ21,Q22のベース電
流の合計電流をトランジスタQ21のコレクタにの
み流すのではなく、トランジスタQ22のコレクタ
にも流すようにし、かつトランジスタQ23,Q24
のベース電流の合計電流をトランジスタQ21のコ
レクタに全て流すのではなく、トランジスタQ31
のベースを介してその一部を流すようにし、残り
はコレクタを介して基準電位側に流すように構成
したものである。
するならば、トランジスタQ21,Q22のベース電
流の合計電流をトランジスタQ21のコレクタにの
み流すのではなく、トランジスタQ22のコレクタ
にも流すようにし、かつトランジスタQ23,Q24
のベース電流の合計電流をトランジスタQ21のコ
レクタに全て流すのではなく、トランジスタQ31
のベースを介してその一部を流すようにし、残り
はコレクタを介して基準電位側に流すように構成
したものである。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
まず、その前に上述した従来の問題点を解決す
る為に考えられる技術について説明する。上述し
たような従来の回路に於いて、電流増幅率βが小
さい領域に依存するとき、電流増幅度Αが理想値
から大きくかけ離れたり、電流増幅率βが小さい
領域で変動したとき、電流増幅度Αが大きく変動
するのは次のような理由に基づく。すなわち、電
流増幅率βが小さい領域に存在すると、トランジ
スタQ13,Q14のベース電流が無視できなくなる。
そして、従来の回路では、この無視できない電流
が一方のトランジスタQ13のコレクタにのみ流れ
るからである。
る為に考えられる技術について説明する。上述し
たような従来の回路に於いて、電流増幅率βが小
さい領域に依存するとき、電流増幅度Αが理想値
から大きくかけ離れたり、電流増幅率βが小さい
領域で変動したとき、電流増幅度Αが大きく変動
するのは次のような理由に基づく。すなわち、電
流増幅率βが小さい領域に存在すると、トランジ
スタQ13,Q14のベース電流が無視できなくなる。
そして、従来の回路では、この無視できない電流
が一方のトランジスタQ13のコレクタにのみ流れ
るからである。
そこで、トランジスタQ13,Q14のベース電流
をトランジスタQ13のコレクタにのみ流すのでは
なく、トランジスタQ14のコレクタにも流すよう
にすれば、上述した従来の問題点を解消すること
ができる。第4図はこのような構成の回路図であ
る。第4図に於いて、Q21,Q22はトランジスタ
Q13,Q14と同じトランジスタである。21は分
流回路である。この分流回路21はトランジスタ
Q21,Q22のベースの共通接続点側からトランジ
スタQ21のコレクタ側に至る第1の電流経路と、
前記ベースの共通接続点側からトランジスタQ22
のコレクタ側に至る第2の電流経路を有する。つ
まり端子22から端子23に至る第1の電流経路
と、端子22から端子24に至る第2の電流経路
を有する。このような構成によれば、第1,第2
の電流経路のインピーダンスの比を適宜設定し、
第1,第2の電流経路を流れる電流量を適宜設定
すれば、従来の問題点を解消することができる。
なお、端子22〜24と対応するベースやコレク
タ間を点線で結んでいるのは、この間を直接接続
する必要性は必ずしも無く、例えばバツフア用の
トランジスタを介して接続してもよいからであ
る。
をトランジスタQ13のコレクタにのみ流すのでは
なく、トランジスタQ14のコレクタにも流すよう
にすれば、上述した従来の問題点を解消すること
ができる。第4図はこのような構成の回路図であ
る。第4図に於いて、Q21,Q22はトランジスタ
Q13,Q14と同じトランジスタである。21は分
流回路である。この分流回路21はトランジスタ
Q21,Q22のベースの共通接続点側からトランジ
スタQ21のコレクタ側に至る第1の電流経路と、
前記ベースの共通接続点側からトランジスタQ22
のコレクタ側に至る第2の電流経路を有する。つ
まり端子22から端子23に至る第1の電流経路
と、端子22から端子24に至る第2の電流経路
を有する。このような構成によれば、第1,第2
の電流経路のインピーダンスの比を適宜設定し、
第1,第2の電流経路を流れる電流量を適宜設定
すれば、従来の問題点を解消することができる。
なお、端子22〜24と対応するベースやコレク
タ間を点線で結んでいるのは、この間を直接接続
する必要性は必ずしも無く、例えばバツフア用の
トランジスタを介して接続してもよいからであ
る。
今、トランジスタQ21,Q22は特性が等しいも
のとする。これにより、両者のエミツタ電流同
士、ベース電流同士は等しくなる。そして、端子
22〜24はそれぞれ対応するベースやコレクタ
に直接接続されているものとする。このように仮
定すると、第1,第2の電流経路を流れる電流の
電流値の比を1:1に設定することにより、理想
的には従来の問題点を完全に解消することができ
る。
のとする。これにより、両者のエミツタ電流同
士、ベース電流同士は等しくなる。そして、端子
22〜24はそれぞれ対応するベースやコレクタ
に直接接続されているものとする。このように仮
定すると、第1,第2の電流経路を流れる電流の
電流値の比を1:1に設定することにより、理想
的には従来の問題点を完全に解消することができ
る。
第5図は第4図に示す回路の具体的構成の一例
を示す回路図である。分流回路21はトランジス
タQ23,Q24を有する。そして、トランジスタ
Q23,Q24はカレントミラー回路を構成している。
このような構成に於いては、端子22よりトラン
ジスタQ23を介して端子23に至る第1の電流経
路と、端子22よりトランジスタQ24を介して端
子24に至る第2の電流経路とを有する。第1の
電流経路はトランジスタQ23のエミツタからその
コレクタに至る経路とトランジスタQ23,Q24の
エミツタから両トランジスタQ23,Q24のベース
の共通接続点を介してトランジスタQ24のコレク
タに至る経路とから成つている。第1,第2の電
流経路のインピーダンスの比はトランジスタ
Q23,Q24のエミツタ面積の比で決定される。ト
ランジスタQ23,Q24の特性が等しいものとすれ
ば、第1,第2の電流経路を流れる電流値の電流
の比を1:1に設定すればよいことは前述した通
りである。しかしながら、第5図の構成の場合、
第1の電流経路が、前述の如く、さらに2つの経
路に分けられる点等から、トランジスタQ23,
Q24のエミツタ電流の比を1:1とするのに、ト
ランジスタQ23,Q24のエミツタ面積の比は必ず
しも1:1とはならない。
を示す回路図である。分流回路21はトランジス
タQ23,Q24を有する。そして、トランジスタ
Q23,Q24はカレントミラー回路を構成している。
このような構成に於いては、端子22よりトラン
ジスタQ23を介して端子23に至る第1の電流経
路と、端子22よりトランジスタQ24を介して端
子24に至る第2の電流経路とを有する。第1の
電流経路はトランジスタQ23のエミツタからその
コレクタに至る経路とトランジスタQ23,Q24の
エミツタから両トランジスタQ23,Q24のベース
の共通接続点を介してトランジスタQ24のコレク
タに至る経路とから成つている。第1,第2の電
流経路のインピーダンスの比はトランジスタ
Q23,Q24のエミツタ面積の比で決定される。ト
ランジスタQ23,Q24の特性が等しいものとすれ
ば、第1,第2の電流経路を流れる電流値の電流
の比を1:1に設定すればよいことは前述した通
りである。しかしながら、第5図の構成の場合、
第1の電流経路が、前述の如く、さらに2つの経
路に分けられる点等から、トランジスタQ23,
Q24のエミツタ電流の比を1:1とするのに、ト
ランジスタQ23,Q24のエミツタ面積の比は必ず
しも1:1とはならない。
第5図の回路に於いて、電流増幅度Αを求める
と、次式(4)で表わされる。
と、次式(4)で表わされる。
Α=aα+(1−α)(1+a)1/1+mα/α+(
1−α)(1+a)(1−1/1+wα) ……(4) 式(4)に於いて、aはトランジスタQ21,Q22の
エミツタ面積の比1:aに基づくものである。ト
ランジスタQ21,Q22のエミツタ面積の比が1:
aに設定されているということは、第5図の回路
の電流増幅度Αの理想値がaであることを意味す
る。mはトランジスタQ23,Q24のエミツタ面積
比m:1に基づくものである。また、αはトラン
ジスタQ21〜Q24のベース接地の電流増幅率であ
り、エミツタ接地の電流増幅率βとの間には次式
(5)が成り立つ。
1−α)(1+a)(1−1/1+wα) ……(4) 式(4)に於いて、aはトランジスタQ21,Q22の
エミツタ面積の比1:aに基づくものである。ト
ランジスタQ21,Q22のエミツタ面積の比が1:
aに設定されているということは、第5図の回路
の電流増幅度Αの理想値がaであることを意味す
る。mはトランジスタQ23,Q24のエミツタ面積
比m:1に基づくものである。また、αはトラン
ジスタQ21〜Q24のベース接地の電流増幅率であ
り、エミツタ接地の電流増幅率βとの間には次式
(5)が成り立つ。
α=β/1+β ……(5)
先の式(4)に於いて、1/1+m=Knとおくと、電
流増幅度Αは、次式(6)のようになる。
Α=aα+(1−α)(1+a)Knα/α+(1−α
)(1+α)(1−Knα) ……(6) 式(5),(6)に従つて、Knをパラメータとして電
流増幅率βと電流増幅度Αとの関係を求めると、
第6図に示すような特性図が得られる。なお、第
6図は説明の便宜上、a=1、つまり、電流増幅
度Αの理想値が1である場合について示す。図に
於いて、特性曲線aは従来の回路によるものであ
り、第3図に示すものと同じである。特性曲線b
〜eはそれぞれ第5図の回路によるものであり、
それぞれKn=0.5,0.6,0.7,1に設定した場合
を示す。
)(1+α)(1−Knα) ……(6) 式(5),(6)に従つて、Knをパラメータとして電
流増幅率βと電流増幅度Αとの関係を求めると、
第6図に示すような特性図が得られる。なお、第
6図は説明の便宜上、a=1、つまり、電流増幅
度Αの理想値が1である場合について示す。図に
於いて、特性曲線aは従来の回路によるものであ
り、第3図に示すものと同じである。特性曲線b
〜eはそれぞれ第5図の回路によるものであり、
それぞれKn=0.5,0.6,0.7,1に設定した場合
を示す。
ここで、特性曲線dについて、従来の特性曲線
aと比較してみる。特性曲線dはKn=0.7の場合
であるから、トランジスタQ23とQ24のエミツタ
面積の比は3:7にとなつている。この場合、β
=20のときの電流増幅度Αは1.032であり、β=
2のときの電流増幅度Αは0.957である。また、
この特性曲線はβ=6付近でピークを持ち、・β
=6のときの電流増幅度Αは1.059となる。今、
β=20のときの電流増幅度Αを基準に考えると、
β=2のときは電流増幅度Αが7.3%減少し、β
=6のときは2.6%増加する。したがつて、電流
増幅率βが20〜2の範囲でばらつくものとした場
合、電流増幅度Αは約10%の範囲内で変動する。
この変動の幅は従来の回路に於けるばらつきの幅
の約1/5となつている。また、Kn=0.6あるいは
0.5と設定することにより、Kn=0.7と設定した場
合のように電流増幅度Αの変動の幅を小さくする
ことができることは勿論、電流増幅度Αの絶縁値
を理想的な値1により近づけることができる。
aと比較してみる。特性曲線dはKn=0.7の場合
であるから、トランジスタQ23とQ24のエミツタ
面積の比は3:7にとなつている。この場合、β
=20のときの電流増幅度Αは1.032であり、β=
2のときの電流増幅度Αは0.957である。また、
この特性曲線はβ=6付近でピークを持ち、・β
=6のときの電流増幅度Αは1.059となる。今、
β=20のときの電流増幅度Αを基準に考えると、
β=2のときは電流増幅度Αが7.3%減少し、β
=6のときは2.6%増加する。したがつて、電流
増幅率βが20〜2の範囲でばらつくものとした場
合、電流増幅度Αは約10%の範囲内で変動する。
この変動の幅は従来の回路に於けるばらつきの幅
の約1/5となつている。また、Kn=0.6あるいは
0.5と設定することにより、Kn=0.7と設定した場
合のように電流増幅度Αの変動の幅を小さくする
ことができることは勿論、電流増幅度Αの絶縁値
を理想的な値1により近づけることができる。
なお、詳細は省略するが、a≠1の場合もa=
1の場合と同様の結果を得ることができる。
1の場合と同様の結果を得ることができる。
このように、第5図の回路に於いては、トラ
ンジスタQ23とQ24のエミツタ面積の比を適宜
設定することにより、電流増幅率βが小さい領
域に存在するとしても、電流増幅度Αを理想値
に近い値に設定することができる。
ンジスタQ23とQ24のエミツタ面積の比を適宜
設定することにより、電流増幅率βが小さい領
域に存在するとしても、電流増幅度Αを理想値
に近い値に設定することができる。
同様に、トランジスタQ23とQ24のエミツタ
面積の比を適宜設定することにより、電流増幅
率βが小さい領域で変動する場合でも電流増幅
度Αの変動を軽減することができる。
面積の比を適宜設定することにより、電流増幅
率βが小さい領域で変動する場合でも電流増幅
度Αの変動を軽減することができる。
また、回路をIC化する場合、トランジスタ
Q23,Q24のエミツタ面積は温度変化が生じた
り、トランジスタQ23,Q24の特性が変動した
としても容易に所望の値に設定することができ
る。これにより、トランジスタQ23,Q24のエ
ミツタ面積の比を容易にかつ精度よく所望の比
に設定することができる。したがつて、第5図
の回路はIC化に適している。
Q23,Q24のエミツタ面積は温度変化が生じた
り、トランジスタQ23,Q24の特性が変動した
としても容易に所望の値に設定することができ
る。これにより、トランジスタQ23,Q24のエ
ミツタ面積の比を容易にかつ精度よく所望の比
に設定することができる。したがつて、第5図
の回路はIC化に適している。
また、トランジスタQ21とQ22、またはQ23と
Q24は同一構成のトランジスタであつても、コ
レクタ・エミツタ間に加わる電圧が異なる。し
たがつて、アーリー効果の影響により電流増幅
率βが違つてくることがある。例えば、一方の
トランジスタの方が他方のトランジスタよりも
常に電流増幅率βが大きいという場合も生じ
る。但し、電流増幅率βの変動する方向は同じ
である。このような場合に於いても、それぞれ
の条件に合わせてトランジスタQ23,Q24のエ
ミツタ面積の比を適宜設定することにより、上
述した,の効果を得ることができる。
Q24は同一構成のトランジスタであつても、コ
レクタ・エミツタ間に加わる電圧が異なる。し
たがつて、アーリー効果の影響により電流増幅
率βが違つてくることがある。例えば、一方の
トランジスタの方が他方のトランジスタよりも
常に電流増幅率βが大きいという場合も生じ
る。但し、電流増幅率βの変動する方向は同じ
である。このような場合に於いても、それぞれ
の条件に合わせてトランジスタQ23,Q24のエ
ミツタ面積の比を適宜設定することにより、上
述した,の効果を得ることができる。
また、上述した,のような効果を有する
為、トランジスタとしてラテラルPNPトラン
ジスタを用いるとき極めて有効である。そし
て、このラテラルPNPトランジスタを用いた
カレントミラー回路の性能を向上させることが
できる為、このカレントミラー回路とNPNト
ランジスタを用いた各種回路との組み合せが容
易となり、回路設計上の応用範囲が広くなる。
為、トランジスタとしてラテラルPNPトラン
ジスタを用いるとき極めて有効である。そし
て、このラテラルPNPトランジスタを用いた
カレントミラー回路の性能を向上させることが
できる為、このカレントミラー回路とNPNト
ランジスタを用いた各種回路との組み合せが容
易となり、回路設計上の応用範囲が広くなる。
しかしながら、第5図の回路では次のような問
題がある。すなわち、トランジスタQ23とQ24か
らなる分流回路21は、第2図で説明した従来の
カレントミラー回路と同じ構成である。したがつ
て、この分流回路21をカレントミラー回路とみ
た場合、その電流増幅度Αpは電流増幅率βが小
さい領域に存在するとき理想値から大きくかけ離
れるとともに、電流増幅率βがこの小さい領域で
変動すると大きく変動する。このことは、第1の
電流経路と第2の電流経路とを流れる電流量はト
ランジスタQ23,Q24のエミツタ面積の比のみに
依存するものではなく、トランジスタQ23,Q24
の電流増幅率βにも依存することを意味する。こ
のことは、先の式(6)に於いて、電流増幅度Αが
Knの他にαなる変数を含むことからも明らかで
ある。
題がある。すなわち、トランジスタQ23とQ24か
らなる分流回路21は、第2図で説明した従来の
カレントミラー回路と同じ構成である。したがつ
て、この分流回路21をカレントミラー回路とみ
た場合、その電流増幅度Αpは電流増幅率βが小
さい領域に存在するとき理想値から大きくかけ離
れるとともに、電流増幅率βがこの小さい領域で
変動すると大きく変動する。このことは、第1の
電流経路と第2の電流経路とを流れる電流量はト
ランジスタQ23,Q24のエミツタ面積の比のみに
依存するものではなく、トランジスタQ23,Q24
の電流増幅率βにも依存することを意味する。こ
のことは、先の式(6)に於いて、電流増幅度Αが
Knの他にαなる変数を含むことからも明らかで
ある。
ところで、第5図の全体回路に於いて、電流増
幅度Αが電流増幅率βの影響を受けないようにす
るには、分流回路21の電流増幅度Αpも電流増
幅率βの影響を受けないようにすることが当然必
要となつてくる。しかも、これが上記問題を解消
する為の重要な点である。ところが、第5図の回
路では、電流増幅度Αは上述の如く、Kn及びα
に依存するので、Knのみを所望の値に設定した
としても、電流増幅度Αはどうしても電流増幅率
βの影響を受けてしまう。これを第6図の特性図
により説明する。特性曲線b〜dに示されるよう
に、第5図の回路ではKnを0.5,0.6,0.7等に設
定することにより所望の特性が得られる。しか
し、これも、電流増幅率βが8ぐらいまでであ
り、これにより小さくとなると、電流増幅度Αは
理想値から大幅にずれたり、ばらつきの度合いが
大きくなることがわかる。
幅度Αが電流増幅率βの影響を受けないようにす
るには、分流回路21の電流増幅度Αpも電流増
幅率βの影響を受けないようにすることが当然必
要となつてくる。しかも、これが上記問題を解消
する為の重要な点である。ところが、第5図の回
路では、電流増幅度Αは上述の如く、Kn及びα
に依存するので、Knのみを所望の値に設定した
としても、電流増幅度Αはどうしても電流増幅率
βの影響を受けてしまう。これを第6図の特性図
により説明する。特性曲線b〜dに示されるよう
に、第5図の回路ではKnを0.5,0.6,0.7等に設
定することにより所望の特性が得られる。しか
し、これも、電流増幅率βが8ぐらいまでであ
り、これにより小さくとなると、電流増幅度Αは
理想値から大幅にずれたり、ばらつきの度合いが
大きくなることがわかる。
このような問題を解消するには、トランジスタ
Q23,Q24から成るカレントミラー回路に対して
も、第5図のような構成を適用すればよい。すな
わち、第7図に示すように、トランジスタQ25,
Q26からなる回路を付加すればよい。このような
構成によれば、トランジスタQ25,Q26のベース
の共通接続点を流れる電流が少ないので、トラン
ジスタQ22には流れず、トランジスタQ23にのみ
流れる電流を少なくすることができる。したがつ
て、電流増幅度Αは電流増幅率βによつて影響さ
れ難くくなる。
Q23,Q24から成るカレントミラー回路に対して
も、第5図のような構成を適用すればよい。すな
わち、第7図に示すように、トランジスタQ25,
Q26からなる回路を付加すればよい。このような
構成によれば、トランジスタQ25,Q26のベース
の共通接続点を流れる電流が少ないので、トラン
ジスタQ22には流れず、トランジスタQ23にのみ
流れる電流を少なくすることができる。したがつ
て、電流増幅度Αは電流増幅率βによつて影響さ
れ難くくなる。
しかしながら、第7図のような構成ではトラン
ジスタを2個追加する必要があり、回路構成が複
雑となる欠点を有する。
ジスタを2個追加する必要があり、回路構成が複
雑となる欠点を有する。
この発明はこのような欠点を無くすようになさ
れたもので、第8図はその一実施例を示す回路図
である。第8図に示す回路は第5図に示す回路に
比べトランジスタQ31を追加した点を異にし、そ
の他の部分は同一なので同一部には同一符号を付
す。すなわち、トランジスタQ31のエミツタはト
ランジスタQ23,Q24のベースの共通接続点に接
続されている。トランジスタQ31のベースはトラ
ンジスタQ23のコレクタと共通接続され、この共
通接続点が入力端子11に接続されている。トラ
ンジスタQ31のコレクタは接地されている。
れたもので、第8図はその一実施例を示す回路図
である。第8図に示す回路は第5図に示す回路に
比べトランジスタQ31を追加した点を異にし、そ
の他の部分は同一なので同一部には同一符号を付
す。すなわち、トランジスタQ31のエミツタはト
ランジスタQ23,Q24のベースの共通接続点に接
続されている。トランジスタQ31のベースはトラ
ンジスタQ23のコレクタと共通接続され、この共
通接続点が入力端子11に接続されている。トラ
ンジスタQ31のコレクタは接地されている。
上記構成に於いて、動作を説明する。今、トラ
ンジスタQ31のエミツタに流れる電流をIAとおく
と、トランジスタQ31のベースには次式(7)で表わ
される電流IBが流れる。
ンジスタQ31のエミツタに流れる電流をIAとおく
と、トランジスタQ31のベースには次式(7)で表わ
される電流IBが流れる。
IB=(1−α)IA=1/1+βIA ……(7)
この電流IBは電流IAに比べ非常に小さい。すな
わち、電流増幅率βが小さくて、例えば2である
としても、電流IBは電流IAの1/3になつてしまう。
このように、電流IBの値が小さいことにより、ト
ランジスタQ23,Q24,Q31から成る分流回路の電
流増幅度Α1は電流増幅率βの影響を受けない。
これにより、全体回路の電流増幅度Αも電流増幅
率βに影響されないことになる。
わち、電流増幅率βが小さくて、例えば2である
としても、電流IBは電流IAの1/3になつてしまう。
このように、電流IBの値が小さいことにより、ト
ランジスタQ23,Q24,Q31から成る分流回路の電
流増幅度Α1は電流増幅率βの影響を受けない。
これにより、全体回路の電流増幅度Αも電流増幅
率βに影響されないことになる。
ところで、電流IBは先の第7図に於いて、トラ
ンジスタQ25,Q26のベースの共通接続点とトラ
ンジスタQ21のコレクタ間を流れる電流と同じで
ある。したがつて、第8図のような構成によれ
ば、第7図の回路と同じ性能を持つた回路を第7
図の回路よりもトランジスタが1個少ない状態で
構成できる。
ンジスタQ25,Q26のベースの共通接続点とトラ
ンジスタQ21のコレクタ間を流れる電流と同じで
ある。したがつて、第8図のような構成によれ
ば、第7図の回路と同じ性能を持つた回路を第7
図の回路よりもトランジスタが1個少ない状態で
構成できる。
ここで、第8図の回路によれば第5図の回路よ
りも、電流増幅度Αが電流増幅率βの影響を受け
難くくなる様子を特性図を用いて説明する。その
為に、まず、第8図の回路の電流増幅度Αを求め
る。トランジスタQ21とトランジスタQ22とのエ
ミツタ面積の比を1:aとする。このことは、前
述の如く、カレントミラー回路が理想的な状態で
構成された場合、回路の電流増幅度Αがaになる
ことを意味する。
りも、電流増幅度Αが電流増幅率βの影響を受け
難くくなる様子を特性図を用いて説明する。その
為に、まず、第8図の回路の電流増幅度Αを求め
る。トランジスタQ21とトランジスタQ22とのエ
ミツタ面積の比を1:aとする。このことは、前
述の如く、カレントミラー回路が理想的な状態で
構成された場合、回路の電流増幅度Αがaになる
ことを意味する。
この状態で、トランジスタQ21のエミツタ電流
をIEとすれば、トランジスタQ22のエミツタには
aIEのエミツタ電流が流れる。トランジスタQ21,
Q22のベース接地の電流増幅率をαとおくと、ト
ランジスタQ21,Q22のコレクタ電流IC1,IC2はそ
れぞれ次式(8),(9)で表わされる。
をIEとすれば、トランジスタQ22のエミツタには
aIEのエミツタ電流が流れる。トランジスタQ21,
Q22のベース接地の電流増幅率をαとおくと、ト
ランジスタQ21,Q22のコレクタ電流IC1,IC2はそ
れぞれ次式(8),(9)で表わされる。
IC1=αIE ……(8)
IC2=αaIE ……(9)
また、トランジスタQ21,Q22のベース電流IB1,
IB2はそれぞれ次式(10),(11)で表わされる。
IB2はそれぞれ次式(10),(11)で表わされる。
IB1=(1−α)IE ……(10)
IB2=(1−α)aIE ……(11)
式(10),(11)より両ペース電流IB1,IB2の合流電流
IB3は次式(12)で表わされる。
IB3は次式(12)で表わされる。
IB3=(1−α)(1+a)IE ……(12)
この電流IB3は端子22に流れ、トランジスタ
Q23,Q24,Q31を介して端子23,24に振り分
けられる。まず、端子22に流れ込む電流IB3は
トランジスタQ23,Q24のエミツタに振り分けら
れる。トランジスタQ23,Q24のエミツタ面積の
比をm:1とすると、トランジスタQ23,Q24の
エミツタ電流IEa,IEbはそれぞれ次式(13),(14)
が表わされる。
Q23,Q24,Q31を介して端子23,24に振り分
けられる。まず、端子22に流れ込む電流IB3は
トランジスタQ23,Q24のエミツタに振り分けら
れる。トランジスタQ23,Q24のエミツタ面積の
比をm:1とすると、トランジスタQ23,Q24の
エミツタ電流IEa,IEbはそれぞれ次式(13),(14)
が表わされる。
IEa=m/1+m(1−α)(1+a)IE ……(13)
IEb=1/1+m(1−α)(1+a)IE ……(14)
また、トランジスタQ23,Q24のコレクタ電流
ICa,ICbはそれぞれ次式(15),(16)で表わされ
る。
ICa,ICbはそれぞれ次式(15),(16)で表わされ
る。
ICa=mα/1+m(1−α)(1+a)IE……(15)
ICb=α/1+m(1−α)(1+a)IE ……(16)
また、トランジスタQ23,Q24のベース電流IBa,
IBbはそれぞれ次式(17),(18)で表わされる。
IBbはそれぞれ次式(17),(18)で表わされる。
IBa=m/1+m(1−α)2(1+a)IE……(17)
IBb=1/1+m(1−a)2(1+a)IE……(18)
したがつて、トランジスタQ23,Q24のベース
の合計電流IBCは次式(19)で表わされる。
の合計電流IBCは次式(19)で表わされる。
IBC=IBa+IBb
=(1−α)2(1+a)IE ……(19)
この電流IBCは前述した電流IAに相当する。した
がつて、トランジスタQ31のベースには次式
(20)で表わされる電流IBが流れる。
がつて、トランジスタQ31のベースには次式
(20)で表わされる電流IBが流れる。
IB=(1−α)3(1+a)IE ……(20)
端子23にはこの電流IB(15)に示す電流ICaの
合計電流Inが流れる。
合計電流Inが流れる。
In=mα/1+m(1−α)(1+a)IE
+(1−α)3(1+a)IE ……(21)
端子24には式(16)に示す電流ICbが流れる。
このように、端子23,24に振り分けられた
電流は、それぞれトランジスタQ21,Q22のコレ
クタ電流IC1,IC2と合計され、入力端子11、出
力端子12に流れる。入力端子11、出力端子1
2に流れる電流をI1,I2とすると、それぞれ次式
(22),(23)で表わされる。
電流は、それぞれトランジスタQ21,Q22のコレ
クタ電流IC1,IC2と合計され、入力端子11、出
力端子12に流れる。入力端子11、出力端子1
2に流れる電流をI1,I2とすると、それぞれ次式
(22),(23)で表わされる。
I1=αIE+mα/1+m(1−α)(1+a)IE
+(1−α)3(1+a)IE ……(22)
I2=αaIE+α/1+m(1−α)(1+a)IE
……(23)
式(22),(23)より電流増幅度Αは次式(24)で
表わされる。
表わされる。
A=I2/I1={aα+α/1+m(1−α)(1+a
)}IE/{α+mα/1+m(1−α)(1+a)+(
1−α)3(1+a)}IE =aα+(1+a)(1−α)1/1+mα/α+
(1+a)(1−α){(1−1/1+m)α+(1−
α)2} =aα+(1+a)+(1−α)Knα/α+(1+
a)+(1−α){(1−Kn)α+(1−α)2}……(
24) 式(24)に従つて、Knをパラメータとして電
流増幅率βと電流増幅度Αの関係を求めると、第
9図のようになる。但し、第9図はa=1の場合
について示す。第9図に於いて、特性曲線b〜d
は先の第5図の回路によるものであり、第6図に
示す特性曲線b〜dと同じである。特性曲線e,
fは第8図の回路によるものであり、それぞれ
Knが0.5,0.55に設定された場合を示す。図示の
如く、第8図の回路によれば、電流増幅率βが非
常に小さくなるまで、電流増幅度Αのばらつきを
抑えることができる。そして、特に、Kn=0.5に
設定すると、電流増幅度Αを理想値1とほとんど
同じにすることができる。電流増幅度Αがばらつ
き始めるときの電流増幅率βの限界値は約4であ
る。この値は、第5図の回路に於ける限界値8よ
りも約4小さい。このように第8図の回路によれ
ば、電流増幅率βが変動しても電流増幅度Αが変
動しない領域が第5図の回路よりも大幅に拡張さ
れる。
)}IE/{α+mα/1+m(1−α)(1+a)+(
1−α)3(1+a)}IE =aα+(1+a)(1−α)1/1+mα/α+
(1+a)(1−α){(1−1/1+m)α+(1−
α)2} =aα+(1+a)+(1−α)Knα/α+(1+
a)+(1−α){(1−Kn)α+(1−α)2}……(
24) 式(24)に従つて、Knをパラメータとして電
流増幅率βと電流増幅度Αの関係を求めると、第
9図のようになる。但し、第9図はa=1の場合
について示す。第9図に於いて、特性曲線b〜d
は先の第5図の回路によるものであり、第6図に
示す特性曲線b〜dと同じである。特性曲線e,
fは第8図の回路によるものであり、それぞれ
Knが0.5,0.55に設定された場合を示す。図示の
如く、第8図の回路によれば、電流増幅率βが非
常に小さくなるまで、電流増幅度Αのばらつきを
抑えることができる。そして、特に、Kn=0.5に
設定すると、電流増幅度Αを理想値1とほとんど
同じにすることができる。電流増幅度Αがばらつ
き始めるときの電流増幅率βの限界値は約4であ
る。この値は、第5図の回路に於ける限界値8よ
りも約4小さい。このように第8図の回路によれ
ば、電流増幅率βが変動しても電流増幅度Αが変
動しない領域が第5図の回路よりも大幅に拡張さ
れる。
ここで、特性曲線dとfについて、電流増幅度
Αの変動具合を比較してみる。特性曲線dは、前
述の如く電流増幅率βが20〜2の範囲で変動する
ものとすると、電流増幅度Αはβ=20を基準とし
て約10%の範囲内で変動する。一方、特性曲線f
では、β=20のとき、電流増幅度Αは1.009であ
り、β=2のとき0.97である。また、この特性曲
線fはβ=5〜6付近でピークを持ち、電流増幅
度Αは1.019となる。β=20のときの電流増幅度
Αを基準に考えると、β=2のときは電流増幅度
Αは約3.8%減少し、β=5〜6のとき約1%増
加する。したがつて、電流増幅率βが20〜2の範
囲内で変動するものとした場合、電流増幅度は約
4.8%の範囲内で変動する。このばらつきの幅は
特性曲線dに於けるばらつきの幅の約1/2となつ
ている。
Αの変動具合を比較してみる。特性曲線dは、前
述の如く電流増幅率βが20〜2の範囲で変動する
ものとすると、電流増幅度Αはβ=20を基準とし
て約10%の範囲内で変動する。一方、特性曲線f
では、β=20のとき、電流増幅度Αは1.009であ
り、β=2のとき0.97である。また、この特性曲
線fはβ=5〜6付近でピークを持ち、電流増幅
度Αは1.019となる。β=20のときの電流増幅度
Αを基準に考えると、β=2のときは電流増幅度
Αは約3.8%減少し、β=5〜6のとき約1%増
加する。したがつて、電流増幅率βが20〜2の範
囲内で変動するものとした場合、電流増幅度は約
4.8%の範囲内で変動する。このばらつきの幅は
特性曲線dに於けるばらつきの幅の約1/2となつ
ている。
さらにこの発明では、βが小さい領域でばらつ
いても電流増幅度の変動しない範囲をさらに拡張
きるような増幅度(aが1でない)となるように
している。
いても電流増幅度の変動しない範囲をさらに拡張
きるような増幅度(aが1でない)となるように
している。
第10図はa≠1の場合の特性図である。図に
於いて、特性曲線g,hは第5図の回路によるも
のであり、特性曲線i,jは第8図の回路による
ものである。このうち、特性曲線g,iはa=5
の場合を示し、特性曲線h,jはa=2の場合を
示す。また、特性曲線g〜jに於いて、Knはそ
れぞれ、0.9,0.8,0.9,0.75に設定されている。
なお、第10図に於いては、a=2及びa=5の
場合について、電流増幅率βの変動に対する電流
増幅度Αの変動具合を比較したものである。
於いて、特性曲線g,hは第5図の回路によるも
のであり、特性曲線i,jは第8図の回路による
ものである。このうち、特性曲線g,iはa=5
の場合を示し、特性曲線h,jはa=2の場合を
示す。また、特性曲線g〜jに於いて、Knはそ
れぞれ、0.9,0.8,0.9,0.75に設定されている。
なお、第10図に於いては、a=2及びa=5の
場合について、電流増幅率βの変動に対する電流
増幅度Αの変動具合を比較したものである。
第10図に示す如く、a≠1の場合に於いて
は、電流増幅度Αが変動しない領域を第8図の回
路によれば第5図の回路よりも大幅に拡張でき
る。ここで、第9図の特性曲線f(a=1の場合)
と、第10図の特性曲線j(a=2の場合)とを
比較してみると、第10図の特性曲線jのほうが
改善されていることがわかる。βが2〜20の範囲
で変動したときの電流増幅度は、fの場合が4.8
%の範囲で変動するのに対して、jの場合は4.5
%になつている。
は、電流増幅度Αが変動しない領域を第8図の回
路によれば第5図の回路よりも大幅に拡張でき
る。ここで、第9図の特性曲線f(a=1の場合)
と、第10図の特性曲線j(a=2の場合)とを
比較してみると、第10図の特性曲線jのほうが
改善されていることがわかる。βが2〜20の範囲
で変動したときの電流増幅度は、fの場合が4.8
%の範囲で変動するのに対して、jの場合は4.5
%になつている。
また、電流増幅度Αの変動具合を、例えば、特
性曲線hとj(いずれもa=2である)について
比較してみると次のようになる。特性曲線hで
は、電流増幅率βが20〜2の範囲で変動するもの
とした場合、電流増幅度Αは、β=20のところを
基準とした場合、約19%の範囲内で変動する。一
方、特性曲線jでは、同様に考えた場合、約4.5
%の範囲内で変動する。この値は特性曲線hの場
合の約1/5にすぎない。
性曲線hとj(いずれもa=2である)について
比較してみると次のようになる。特性曲線hで
は、電流増幅率βが20〜2の範囲で変動するもの
とした場合、電流増幅度Αは、β=20のところを
基準とした場合、約19%の範囲内で変動する。一
方、特性曲線jでは、同様に考えた場合、約4.5
%の範囲内で変動する。この値は特性曲線hの場
合の約1/5にすぎない。
このように、この実施例によれば、簡単な構成
により、電流増幅率βが変動しても、電流増幅度
Αが変動しないような領域を大幅に拡張すること
ができる。
により、電流増幅率βが変動しても、電流増幅度
Αが変動しないような領域を大幅に拡張すること
ができる。
なお、第8図に示すトランジスタQ23,Q24は、
例えば、第11図に示すようにダブルコレクター
のトランジスタQ32を用いて一体的に構成しても
よいことは勿論である。この場合、第8図の回路
では、トランジスタQ23,Q24のエミツタ面積の
比を変えて、端子23,24に流れる電流量を制
御していたが、第11図の回路では、コレクタ
C1,C2の面積の比を変えることにより、上記電
流量を制御することができる。
例えば、第11図に示すようにダブルコレクター
のトランジスタQ32を用いて一体的に構成しても
よいことは勿論である。この場合、第8図の回路
では、トランジスタQ23,Q24のエミツタ面積の
比を変えて、端子23,24に流れる電流量を制
御していたが、第11図の回路では、コレクタ
C1,C2の面積の比を変えることにより、上記電
流量を制御することができる。
このようにこの発明によれば、簡単な構成によ
り、電流増幅率が小さい領域でばらついたとして
も、電流増幅度が変動しない領域を拡張すること
ができる。カレントミラー回路を提供することが
できる。
り、電流増幅率が小さい領域でばらついたとして
も、電流増幅度が変動しない領域を拡張すること
ができる。カレントミラー回路を提供することが
できる。
第1図は従来のカレントミラー回路の一例を示
す回路図、第2図は同じく他の例を示す回路図、
第3図は第2図に示す回路に於ける電流増幅率β
と電流増幅度Αとの関係を示す特性図、第4図は
従来のカレントミラー回路の問題を解消する為に
考えられる回路を示す回路図、第5図は第4図の
具体的構成の一例を示す回路図、第6図は第5図
の回路に於ける電流増幅率と電流増幅度との関係
を第2図に示すものと比較して示す特性図、第7
図は第5図の回路の問題を解消する為に考えられ
る回路を示す回路図、第8図はこの発明に係るカ
レントミラー回路の一実施例を示す回路図、第9
図は第8図の回路に於ける電流増幅率と電流増幅
度との関係を第5図のものと比較して示す特性図
で特に電流増幅度が1の場合を示す特性図、第1
0図は第9図と同じ特性図で特に電流増幅度が1
以外の場合を示す特性図、第11図はこの発明の
他の実施例を示す回路図である。 Q21〜Q24,Q31,Q32……トランジスタ、10
……電源側端子、11……入力端子、12……出
力端子、22,23,24……端子。
す回路図、第2図は同じく他の例を示す回路図、
第3図は第2図に示す回路に於ける電流増幅率β
と電流増幅度Αとの関係を示す特性図、第4図は
従来のカレントミラー回路の問題を解消する為に
考えられる回路を示す回路図、第5図は第4図の
具体的構成の一例を示す回路図、第6図は第5図
の回路に於ける電流増幅率と電流増幅度との関係
を第2図に示すものと比較して示す特性図、第7
図は第5図の回路の問題を解消する為に考えられ
る回路を示す回路図、第8図はこの発明に係るカ
レントミラー回路の一実施例を示す回路図、第9
図は第8図の回路に於ける電流増幅率と電流増幅
度との関係を第5図のものと比較して示す特性図
で特に電流増幅度が1の場合を示す特性図、第1
0図は第9図と同じ特性図で特に電流増幅度が1
以外の場合を示す特性図、第11図はこの発明の
他の実施例を示す回路図である。 Q21〜Q24,Q31,Q32……トランジスタ、10
……電源側端子、11……入力端子、12……出
力端子、22,23,24……端子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エミツタが第1の基準電位端側に接続され、
ベースが共通接続された第1,第2のトランジス
タと、 エミツタが前記第1,第2のトランジスタのベ
ースに接続され、コレクタがそれぞれ前記第1,
第2のトランジスタのコレクタに接続された第
3,第4のトランジスタと、 エミツタが前記第3,第4のトランジスタのベ
ースの共通接続点に接続され、コレクタが第2の
基準電位端側に接続され、ベースが前記第3のト
ランジスタのコレクタに接続された第5のトラン
ジスタとを具備し、 前記第1,第3のトランジスタのコレクタに接
続された入力端子と前記第2,第4のトランジス
タのコレクタに接続された出力端子とを具備し、
前記入力端子の入力電源と前記出力端子にあらわ
れる出力電流との比(電流増幅度)が各トランジ
スタの電流増幅率βの変動に対して前記第1,第
2のトランジスタのエミツタ電流比で決まる電流
増幅度に近い一定の範囲に治まるように前記第
3,第4のトランジスタのエミツタ電流比をm:
1(0<m<1)に設定したことを特徴とするカ
レントミラー回路。 2 前記第3,第4のトランジスタをダブルコレ
クタのトランジスタによつて一体的に構成したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカレ
ントミラー回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57085747A JPS58202608A (ja) | 1982-05-21 | 1982-05-21 | カレントミラ−回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57085747A JPS58202608A (ja) | 1982-05-21 | 1982-05-21 | カレントミラ−回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58202608A JPS58202608A (ja) | 1983-11-25 |
| JPH0552085B2 true JPH0552085B2 (ja) | 1993-08-04 |
Family
ID=13867438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57085747A Granted JPS58202608A (ja) | 1982-05-21 | 1982-05-21 | カレントミラ−回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58202608A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5367335A (en) * | 1976-11-27 | 1978-06-15 | Mitsubishi Electric Corp | Integrated circuit formation current matching circuit |
| JPS5541067A (en) * | 1978-09-19 | 1980-03-22 | Toshiba Corp | Transistor circuit |
-
1982
- 1982-05-21 JP JP57085747A patent/JPS58202608A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58202608A (ja) | 1983-11-25 |
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