JPH0553229B2 - - Google Patents

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JPH0553229B2
JPH0553229B2 JP62149264A JP14926487A JPH0553229B2 JP H0553229 B2 JPH0553229 B2 JP H0553229B2 JP 62149264 A JP62149264 A JP 62149264A JP 14926487 A JP14926487 A JP 14926487A JP H0553229 B2 JPH0553229 B2 JP H0553229B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 給電回路からの給電電流を監視するための給電
電流監視回路であつて、その監視のために不可欠
な給電電流検出部が、給電電流が通電される検出
抵抗と、検出抵抗の両端の電圧を各非反転入力の
入力とする一対の演算増幅器と、各演算増幅器の
出力に各ベースが共通に接続されかつ各エミツタ
を共通接続したNPNトランジスタおよびPNPト
ランジスタからなる一対のエミツタホロワ回路
と、それぞれが反転入力にも接続する一対のエミ
ツタホロワ回路の各エミツタ出力同士の間に接続
される電圧/電流変換抵抗とからなり、各NPN
トランジスタのコレクタ電流をもつて給電電流を
検出することにより、正逆両方向の電流検出を可
能とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は給電電流監視回路、特に交換機の加入
者回路に設けられる給電回路からの給電電流を監
視するための給電電流監視回路に関する。
一般に給電回路は交換機側に置かれ、電話線を
通して各加入者の電話機に対しこれを動作させる
ための直流電流を供給することを主たる目的とし
ている。この給電回路は上記電話線をなすA線お
よびB線の末端に接続されるために、A線および
B線から見た交流信号に対する入力インピーダン
スが所定の値になるように設計されなければなら
ない。この入力インピーダンスは、2種(ZDT
ZCT)に大別され、下記条件を満足しなければな
らない。
差動信号(音声信号)に対する交流インピー
ダンスZDTが高いこと、および 同相信号(交流誘導等の有害交流信号)に対
する交流終端インピーダンスZCTが低いことで
ある。また、 直流給電抵抗は、電話機が必要とする直流電
流を供給できる値、例えば数100Ωであること。
上記の差動信号に対する交流終端インピーダン
スZDTは、これを減衰させないようにするため高
いのが望ましく、一方、上記の同相信号に対する
交流終端インピーダンスZCTは、これを極力減衰
させるようにするため低いのが望ましいのであ
る。さらにまた、近年は同相信号に対する条件が
厳しくなつており、同相信号電流が直流給電電流
よりも大きくなつたとしても、音声信号に歪を生
じさせないことが要求されており、これを満たす
給電回路も提案されている。
ところで本発明が言及する給電電流監視回路
(以下、単に監視回路とも称す)は、その給電回
路からの給電電流を監視することにより、走査装
置(SCN)と協同してオフフツク、オンフツク
あるいはダイヤルパルスを検出したり、警報装置
(ALM)と協同して地絡、混触等の異常を検出し
たりするものであつて、この他にも給電電流が過
大なとき(例えば加入者までの距離が短いとき)
にこれを検出して電流の抑制を行う等、広範な機
能を果すものである。
この監視回路の最も重要な部分は給電電流を検
出する部分であるが、この給電電流検出部におい
ては正方向のみならず逆方向の電流も検出する必
要性が生じている。これは前述したように、同相
信号電流が給電電流よりも大となつても通常の音
声信号が劣化しないことを保証しなければならな
いからである。このためには給電回路そのものが
正逆両方向の給電が可能であることのみならず、
同時に監視回路も正逆両方向の電流検出が可能で
なければならない。また、後述するレバース
(Reverse)給電を行うときを考慮した場合も、
正逆両方向の電流検出をする必要がある。
〔従来の技術〕
第8図は一般的な交換系を図解的に示す図であ
り、加入者の電話機TELに対し、A線13およ
びB線14を介して、給電端OUT1およびOUT
2より給電電流Iを送出するのが給電回路15で
ある。この給電回路15は一般に演算増幅器を含
んで構成され、その適正動作のために、バイアス
入力端B1およびB2より、バイアス回路16か
らのバイアス電圧を受ける。なお、本来の音声信
号ACの入出力部は適宜選択されるが、図では、
バイアス回路16の右側にトランスとして描いた
部分を入出力部としている。
ところで、本発明に係る給電電流監視回路は参
照番号10のブロツクであり、給電電流Iが通電
される検出抵抗11および12をその入力部に備
える。既述のとおり、監視回路10は、他の装置
群と協同して種々の機能を果すものであり、これ
らの装置群を走査装置17、警報装置18等とし
て示す。
第9図は従来の監視回路の一例を示す回路図で
あり、A線側についてのみ示す。B線側も同一構
成である。本図に示すとおり、従来の監視回路1
0は2つのトランジスタQ1,Q2、定電流源
CI、検出抵抗11および電圧/電流変換抵抗2
1からなる。その周辺には第8図に示した給電回
路15、給電端OUT1、A線13等がある。通
常の正方向の給電電流Ifが検出抵抗11に流れる
と、ここに発生した電圧VはトランジスタQ1に
より高インピーダンスで検出され、そのエミツタ
ーベース電圧をトランジスタQ2で補償した後、
該トランジスタQ2のエミツタに上記の電圧Vを
生じさせる。この結果、電圧/電流変換抵抗21
には電圧Vに比例した検出電流ifが流れる。これ
がさらに他の協同すべき装置群17,18等に与
えられる。なお、電源電圧VBBは例えば−48Vで
あり、定電流源CIより、トランジスタQ1を常
時動作させておくための電流が流れる。また、if
はif=R1/R2×Ifである(R1,R2はそれぞれ抵抗 11,12の抵抗値)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第9図の監視回路10ではトランジスタQ2の
コレクタよりエミツタを通して検出電流ifが流
れ、所期の監視が行える。ところが、大きな交流
誘導があり、これに基づく同相信号電流の方が給
電電流Iよりも大になると、今度は逆方向の電流
Irが流れる。そうすると、トランジスタQ2はif
とは逆の検出電流irを通電しなければならない。
しかしながらトランジスタは一方向の電流しか流
せないから、irは検出不能ということになる。も
し、逆方向の電流を流すための、Q1,Q2等と
は別のトランジスタ等を併設したとしても実際に
は、電圧Vの範囲に制限を受け、実用にならな
い。結局、従来の監視回路では正逆両方向の電流
検出が困難であるという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、正
逆両方向の給電電流に対処できる給電電流監視回
路を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明に基づく給電電流監視回路の主
要部を示す図である。本図において、給電電流監
視回路10は、その主要部をなす給電電流検出部
20と、ここで検出された検出電流に対し監視の
ために必要な一定の処理を加える検出電流処理部
30とからなる。給電電流検出部20は、検出抵
抗11の両端にそれぞれ非反転入力が接続される
第1演算増幅器22および第2演算増幅器23
と、第1の増幅器22の出力に接続される共通接
続の第1ベースおよび共通接続の第1エミツタを
有するNPNトランジスタ25およびPNPトラン
ジスタ26からなる第1エミツタホロワ回路24
と、第2の増幅器23の出力に接続される共通接
続の第2ベースおよび共通接続の第2エミツタを
有するNPNトランジスタ28およびPNPトラン
ジスタ29からなる第2エミツタホロワ回路27
と、第1演算増幅器22の反転入力に接続される
前記共通接続の第1エミツタと第2演算増幅器2
3の反転入力に接続される前記共通接続の第2エ
ミツタとの間に接続され、該第1および第2エミ
ツタ間の電圧を電流に変換する電圧/電流変換抵
抗21とから構成され、前記NPNトランジスタ
28およびPNPトランジスタ26を通して正方
向の検出電流ifを得、前記PNPトランジスタ29
およびNPNトランジスタ25を通して逆方向の
検出電流irを得て、これら検出電流if,irを検出電
流処理部30に与えるものである。
〔作 用〕
通常の正方向の給電電流Ifが流れるとき、検出
抵抗11の両端には電圧V0およびV1(V1>V0
が発生し、これらの電圧V0およびV1は、高イン
ピーダンスの第1および第2演算増幅器22およ
び23を介して、そのまま変換抵抗21(抵抗R
2)の両端に現れる。ここに、V1−V0/R2なる検出 電流if〔=R1/R2×If〕が、第1および第2エミツタ ホロワ回路24および27におけるトランジスタ
28および26を通して得られる。
一般にエミツタホロワ回路は、電圧利得は持た
ないが電流利得が高く、かつ、そのコレクタは電
源に直結される。本発明では、そのコレクタを電
源に直結とせず、電流処理部30に直結とする。
一方、逆方向の給電電流Irが流れたときは、検
出抵抗11の両端に現れる電圧V0およびV1はV1
<V0に逆転し、変換抵抗21に流れる検出電流
もifからirと逆転する。このときは、第1および
第2エミツタホロワ回路24および27における
トランジスタ25および29を通して検出電流ir
が流れることになる。
〔実施例〕
第2図は本発明に係る給電電流監視回路の一実
施例を示す図であり、給電電流検出部20として
第1図に示したものがA線13側のみならず、B
線14側にも20′として表されている。その入
力部の検出抵抗は11′として示される。そして、
これらA線側およびB線側の各検出部20および
20′より、正方向検出電流ifa,ifbおよび逆方向
検出電流ira,irbがそれぞれ検出電流処理部30
に与えられる。検出電流処理部30は、7個のカ
レントミラー回路(CM1〜CM7)41〜47
を備えており、これらにより所定の加減算を行
い、さらに絶対値回路(ABS1,ABS2)51,
52および比較回路53,54を通して、走査装
置(SCN)、ならびに警報装置(ALM)に、そ
の加減算した検出電流を供給する。
ここでカレントミラー回路41〜47が行う加
減算の意味について明らかにする。加減算を必要
とするのは、有害な既述の同相信号電流が過大に
なつたとき、これを消去するためである。
第3図1,2,3,4および5は同相信号を伴
う検出電流とその処理波形を示す図であり、同図
1ではB線14側の直流給電電流(検出電流ib
に、ibを超える過大な同相信号電流が重畳し、逆
方向検出電流irbと正方向検出電流ifbが現れたこと
を示す。同図2ではA線13側の直流給電電流
(検出電流ia)に、上述の過大な同相信号電流が
重畳し、正方向検出電流ifaと逆方向検出電流ira
現れたことを示す。これらの同相信号電流分は正
確に給電電流を監視する上で障害となるから、最
終的に、同図5に示すごとく、純粋に給電電流成
分のみ(ia+ib)を抽出するよう処理する。この
処理のために、まずA線13およびB線14側の
各正方向の検出電流を加算する。この加算(ifa
ifb)により同図3の処理波形を得る。この処理波
形中、u,v,w等の突出した波形(不要波形)
は同図1および2のu,v,wに相当する。
次に、A線13およびB線14側の各逆方向検
出電流を加算する。この加算(ira+irb)により
同図4の処理波形を得る。この処理波形はまさに
上記の不要波形u,v,w等である。
そこで、同図3の波形から同図4の波形を抜き
取り、求める同図5の給電電流成分を取り出す。
これは加減算処理としてみると、 (ifa+ifb)−(ira+irb) …(1) という操作に等しい。この操作を行うのが検出電
流処理部30であり、上記(1)式の第1項、すなわ
ち(ifa+ifb)は第2図中のカレントミラー回路4
1および42の各第2端子412および422か
ら流出した電流和として出力され、上記(1)式の第
2項、すなわち−(ira+irb)は、カレントミラー
回路46および47の各第2端子462および4
72へ流入した電流和として出力される。なお、
各カレントミラー回路は、その第1端子411〜
471から流出し、またはこれらに流入する電流
と等量の電流を対応する第2端子412〜472
から流出せしめ、またはこれらに流入せしめる。
同様にその第3端子413,423,443から
等量の電流を流出せしめ、また第3端子473に
流入せしめる。かくして、ポート56には、(ifa
+ifb)−(ira+irb)が現れ、これは第3図の5に相
当する。ポート56の電流は、絶対値回路51に
て絶対値がとられ、予め定めた所定の値より大と
なつたことを、比較回路53で検出したとき、給
電電流ありとみなす。絶対値回路51(52も同
じ)で絶対値をとることとしたのは、レバース給
電に対処するためである。レバース給電とは、通
常、B線14からA線13に向つて直流給電電流
Iを流すのに対し、その電流の向きを逆(A→
B)にすることを言い、例えば自動着信等の高度
なサービス提供の場合に用いられる。
第4図1,2,3,4および5は地絡故障を伴
う検出電流とその処理波形を示す図であり、本図
ではA線13側に地絡故障が生じた例を示す。こ
の地絡故障時の電流は第2図のポート55に現
れ、絶対値回路52(レバース給電にも適用でき
るようにするため)、および比較回路54を介し
て出力され、警報装置ALMを駆動する。
第4図1では、給電電流成分はO(ib=0)で
あるが、同相信号成分のみが見えている。同図2
では、地絡電流としての給電電流iaに同相信号成
分が重畳しifaおよびiraが形成される。正方向電流
相互の差(ifa−ifb)をとり、同図3の波形を得
て、同相信号成分を強調する。さらに逆方向電流
相互の差(irb−ira)をとつて(同図4参照)、同
図3の波形に加え、同相信号成分をさらに強調す
る(同図5参照)。この5の波形により地絡の発
生を検出できるものであり、 (ifa−ifb)+(irb−ira) …(2) の操作で検出される。この(2)式の第1項、すなわ
ち(ifa−ifb)は、第2図中のカレントミラー回路
41の第3端子413からの電流ifaとカレントミ
ラー回路45の第2端子452への電流irbとの
合成で求まり、上記(2)式の第2項、すなわち
(irb−ira)は、第2図中のカレントミラー回路4
4の第3端子443からの電流irbとカレントミ
ラー回路47の第3端子473への電流iraとの
合成で求まり、ポート55に現れる。その絶対値
(回路52による)が、所定の値を越えることを、
比較回路54で検出したとき、警報装置ALMに
通知される。
第5図はカレントミラー回路(流入形)の一例
を示す図、第6図はカレントミラー回路(流出
形)の一例を示す図、 第7図は第6図において端子がさらに増えた例
を示す図であるが、第5図において端子がさらに
増えた場合も同様の構成となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、正方向の
みならず逆方向の給電電流についても対処し得る
給電電流監視回路が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づく給電電流監視回路の主
要部を示す図、第2図は本発明に係る給電電流監
視回路の一実施例を示す図、第3図1,2,3,
4および5は同相信号を伴う検出電流とその処理
波形を示す図、第4図1,2,3,4および5は
地絡故障を伴う検出電流とその処理波形を示す
図、第5図はカレントミラー回路(流入形)の一
例を示す図、第6図はカレントミラー回路(流出
形)の一例を示す図、第7図は第6図において端
子がさらに増えた例を示す図、第8図は一般的な
交換系を図解的に示す図、第9図は従来の監視回
路の一例を示す回路図である。 10…給電電流監視回路、11…検出抵抗、1
3…A線、14…B線、15…給電回路、20,
20′…給電電流検出部、21…電圧/電流変換
抵抗、22…第1演算増幅器、23…第2演算増
幅器、24…第1エミツタホロワ回路、27…第
2エミツタホロワ回路、30…検出電流処理部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 給電回路15からA線13およびB線14を
    介し、加入者の電話機(TEL)に対して供給さ
    れる給電電流をそれぞれ検出する給電電流検出部
    20,20′および該給電電流検出部20,2
    0′により検出された検出電流に対し監視のため
    に必要な処理を加える検出電流処理部30からな
    る給電電流監視回路10において、 各前記給電電流検出部20,20′は、前記給
    電電流が通電される検出抵抗11の両端に各非反
    転入力が接続される第1演算増幅器22および第
    2演算増幅器23と、 エミツタ同士が接続されたNPNトランジスタ
    およびPNPトランジスタからなり、それぞれの
    ベースが該第1および第2演算増幅器22,23
    の出力に接続された第1エミツタホロワ回路24
    および第2エミツタホロワ回路27とを備え、各
    前記エミツタ同士の接続点を、該第1および第2
    演算増幅器22,23の各反転入力に接続すると
    ともに、電圧/電流変換抵抗21を介して接続
    し、 前記検出電流処理部30は、前記第1および第
    2エミツタホロワ回路24,27を流れる電流を
    検出電流とすることを特徴とする給電電流監視回
    路。 2 前記検出電流処理部30は、前記A線13側
    の正方向検出電流および逆方向検出電流と、前記
    B線14側の正方向検出電流および逆方向検出電
    流の4種の検出電流を入力とし、これら検出電流
    を所定の組合せで加算および減算する加算・減算
    手段を有し、その加算・減算結果をもつて前記の
    監視を行う特許請求の範囲第1項記載の給電電流
    監視回路。 3 前記加算・減算手段が、前記4種の検出電流
    の所定の2つについて加算を行い、所定の他の2
    つについて減算を行うように配線された複数のカ
    レントミラー回路41,42,43,44,4
    5,46,47からなる特許請求の範囲第2項記
    載の給電電流監視回路。 4 前記加算・減算手段による加算・減算結果の
    絶対値をとる絶対値回路51,52を備え、その
    絶対値出力が予め定めた所定値を超えることを検
    出することより前記の監視を行う特許請求の範囲
    第3項記載の給電電流監視回路。
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