JPH0556532A - 通線装置 - Google Patents

通線装置

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JPH0556532A
JPH0556532A JP20529591A JP20529591A JPH0556532A JP H0556532 A JPH0556532 A JP H0556532A JP 20529591 A JP20529591 A JP 20529591A JP 20529591 A JP20529591 A JP 20529591A JP H0556532 A JPH0556532 A JP H0556532A
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    • G02B6/50Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 コアンダスパイラルフローユニット通線装置
において、導線または誘導線を導入する吸引導入口に、
導線または誘導線の供給のためのコアンダフロー供給装
置を配設する。また、その外側に送り装置を配置する。 【効果】 高速高効率での安定した通線が可能となる。
長距離の光ファイバー細線の通線も可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通線装置に関するも
のである。さらに詳しくは、この発明は、多くのベンド
屈曲部を有する総延長100m以上の導線細管や全長1000
m以上のドラム巻込み細管であっても、簡便に高効率で
光ファイバー等の通線を可能とする通線装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、オフィスビル、工
場、通信施設等において、パイプライン等の小口径管路
内に導線を通すことがしばしば行われてきており、その
ための通線手段も各種開発されてきている。たとえばこ
れまでに知られているこれらの通線手段としては、ア)
圧縮気体を用いる方法と、イ)圧縮気体を用いない方法
とがあり、前者の圧縮気体を用いる方法としては管路に
圧縮気体を供給して導線を押し込む方式が知られてい
る。また後者の例としては、ポリエチレンパイプ等によ
って強制的に手作業で導線を押し込んでいく方式が知ら
れている。
【0003】しかしながら、前者の方法においては、管
径に大きな制約があり、小口径管路になればなるほど通
線は困難となる。また、口径が大きくなると、圧縮気体
の圧力の増大のために安全性に問題が生じる。しかも、
長距離の通線や、多くの屈曲部を有する管路や、ドラム
巻込状の管路においては管内壁との接触によって通線は
極めて困難となる。
【0004】一方、圧縮気体を用いない方法の場合に
は、人力で導線を押し込むため、多くの場合、その通線
は難しく、短い距離でなんとか通線が可能な場合でもそ
の作業労力は大変なものとなる。また、近年、導線とし
て光ファイバーを用いる場合が増えてきているが、これ
までの通線方法によっては、ファイバーに損傷を与える
ことなく円滑に通線することは難しく、また、圧縮気体
を用いる方法においても接続端子を付けたままで光ファ
イバーを通線することは不可能であった。このため、現
場においては、困難な通線作業を終えた後に、顕微鏡を
用いてさらに困難な光ファイバーの端部接合を行わねば
ならないという欠点があった。このような作業労力は、
たとえ熟練者であっても大きな負担となっていた。
【0005】そこで、このような従来の通線方法の欠点
を解消し、数多くの屈曲部を有し、総延長100m以上の
長距離管路であっても、あるいはドラムに巻込まれた全
長 1000m以上の細管であっても、簡便に高効率で高速
通線することのできる新しい通線装置をこの発明の発明
者はすでに提案している。その装置は、この発明の発明
者が、各種の応用分野への適用について積極的に検討を
進めてきたコアンダスパイラルフローをその通線のため
の原理的方法としているものであった。
【0006】すなわち、このコアンダスパイラルフロー
は、流体の流れる軸方向流とその周囲との速度差、密度
差が大きく、スティーパーな速度分布を示し、たとえば
乱れ度が乱流の0.2 に対して0.09と半分以下の値を示
し、乱流とは異なる状態を形成するという特徴を有して
いる。しかも、軸方向ベクトルと半径方向ベクトルとの
合成によって特有のスパイラル流を形成するという特徴
がある。
【0007】そこでこのスパイラルフローが管内流にお
いて管軸に収れんする流れであることを利用し、乱れ度
が小さく、自動振動による管内壁との激しい接触を抑止
することも可能なこのスパイラルフローによって高効率
に、かつ導線等に損傷をもたらすことなく通線するため
の方法が開発された。図1は、そのための方法と装置を
示した模式図である。
【0008】たとえばこの図1に示したように、導線を
通線するための所定の管路(1)に、フレキシブルホー
ス(2)等を介してコアンダスパイラルフローユニット
(3)を接続する。このコアンダスパイラルフローユニ
ット(3)には、そのコアンダスリット(4)を通し
て、管路(1)の通線方向に向けて、圧縮気体供給手段
(5)より圧縮気体を供給する。この状態において、コ
アンダスパイラルフローユニット(3)の吸引導入口
(6)に所定の導線(7)を挿入する。
【0009】導線(7)は、フレキシブルホース(2)
および管路(1)内のスパイラルフローによって自動搬
送され、通線が高速で進行する。圧縮気体供給手段
(5)としては、エアー、あるいはN2 等の圧縮気体の
適宜なボンベ、あるいはまた、エアーコンプレッサーを
用いることができる。ボンベを用いる場合もコアンダス
パイラルフローユニット(3)への圧縮気体の供給圧力
を5〜20kg/cm2程度に保つことができる程度のもの
で充分である。
【0010】コアンダスパイラルフローユニット(3)
については、たとえば図2に示したように、管路への接
続口(8)と導線(7)を導入する吸引導入口(6)と
の間に環状のコアンダスリット(4)と、その近傍の傾
斜面(9)、さらに圧縮気体の分配室(10)とを有す
る構造を一つの典型例として示すことができる。傾斜面
(9)の角度をたとえば5〜70°程度とすることによ
り、スパイラルフローを形成し、かつ、吸引導入口
(6)に強い負圧吸引力を生じさせ、この負圧吸引力に
よって導線(7)を導いて図1の管路(1)内をコアン
ダスパイラルフローによって高速で通線する。
【0011】以上の通りの通線方法とそのための装置
は、従来方法に対して極めて優れた有効性を示し、高速
通線を可能とする。しかしながら、その後の発明者らの
検討によってこのコアンダスパイラルフローによる通線
方法と装置の場合にもさらに改善すべき点も明らかにな
ってきた。それは、以上の通線システムにおいては、吸
引導入口(6)において圧縮空気のバックフロー(逆
流)の発生が完全には避けられないことと、導線(7)
の振動・波打ちが生じるため、より安定して高速で長距
離通線するためには、この点の改善が必要であることが
明らかになってきたことである。
【0012】この発明は、上記の通りの課題を解決する
ためになされたものであって、より安定して、高速で長
距離通線することができ、また光ファイバーの通線にお
いても、これを損傷することなく高速通線可能な新しい
通線装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、管路接続口と導線または誘導線
の導入口、および管路方向へのコアンダスパイラルフロ
ー生成のための圧縮気体供給用のコアンダスリットとを
有するコアンダスパイラルフローユニット通線装置にお
いて、導線または誘導線の導入口に、導線または誘導線
の供給のためのコアンダフロー供給装置を配設してなる
ことを特徴とする通線装置を提供する。
【0014】この発明では、図2に示した装置におい
て、コアンダスパイラルフローユニット(3)の吸引導
入口(6)に、導線または誘導線の供給のためのコアン
ダフロー供給装置を配設し、さらに送り装置を設けるこ
とや、このユニット(3)を多段構成すること等によ
り、より高効率で安定した通線を可能とする。図3はこ
の発明の通線装置の一例を示したものである。たとえば
この図3に例示したように、この発明の通線装置におい
ては、コアンダスパイラルフローユニット(3)の吸引
導入口(6)にコアンダフロー供給装置(11)とし
て、コアンダスパイラルフロー生成装置を配設し、この
コアンダフロー供給装置(11)に設けたコアンダスリ
ット(12)を通じて圧縮空気を導入し、送り装置(1
3)によってたとえば導線(7)を送り出しつつユニッ
ト(3)に供給する。
【0015】そしてこの例に示したように、通線装置に
おいては、一つのユニットの管路接続口(8)を、他の
ユニットの吸引導入口(6)に連結して多段ユニットを
構成している。もちろん、この発明においては、単一ユ
ニットであってもよい。また、コアンダフロー供給装置
(11)は、コアンダスパイラルフローユニット(3)
の吸引導入口(6)の径よりも小さい径を有し、空気等
の加圧気体のバックフローを抑え、かつ導線(7)の径
よりもわずかに大きい程度の導入口(14)の径を設け
るのが好ましい。
【0016】しかもまた、図4に拡大して示したよう
に、導線(7)の吸引導入のための小径のコアンダフロ
ー供給装置(11)については、その導入口(14)の
先に、環状コアンダスリット(12)との間の位置に、
1個または2個以上の環状溝(15)を設けることが、
さらに有利である。この溝(15)によって、いわゆる
ラビデンス効果によって加圧気体の逆流(バックフロ
ー)がより効果的に抑止される。
【0017】いずれの場合にも、多段構成のコアンダス
パイラルフローユニット(3)については、例えば図5
及び図6にも例示したように、様々な形状、構造として
もよい。またコアンダフロー供給装置(11)は、ゴム
または樹脂等の硬質弾性板、または鉄、ステンレス等の
金属板、あるいはそれらの積層板からなる封止板(1
6)(17)に支持してもよいし、さらには、誘導管を
介してコアンダスパイラルフローユニット(3)の吸引
導入口(6)に連結してもよい。また、コアンダフロー
供給装置(11)の導入口(14)には、消音装置を取
り付けて、通線時の騒音を低減するようにしてもよい。
そして送り装置(13)については、モーター等の駆動
によって回転する対向ロールによって、導線(7)をテ
ンションをかけつつ送り出すことができる。図4に示し
たように、このロール(19)(20)の一方、または
両方の周端面には、溝(21)を設けておいてもよい。
またこの溝(21)を弾性材によって構成してもよい。
このような送り装置の使用によって、導線(7)の振動
・波打ちはほぼ完全に抑止することが可能となる。ロー
ル(20)の回転数等の計測による導線(7)の通線距
離のカウンター機構をこの送り装置(13)に備えるこ
ともできる。
【0018】また、この発明においては、たとえば500
m以上の長距離の管路に通線するために、管路途中に配
設することのできる分割型のコアンダスパイラルフロー
ユニットをブースターとして備えてもよい。このブース
ターによって、通線のためのスパイラルフローの持続、
安定化がさらに図られる。なお、コアンダフロー供給装
置(11)についてはコアンダリング型等であってもよ
い。
【0019】またさらにこの発明においては、コアンダ
スパイラルフローユニット近傍の管路に導線または誘導
線の運動を検知するセンサーを備え、このセンサーから
の信号によって送り装置(13)の送り速度を制御する
ことも有効である。このことは、導線(7)の振動や、
先端の波打ちがあると安定した通線が阻害されることか
ら、光センサー等によって、たとえば図7(a)に示し
たような管路(1)内の導線(7)の振動や波打ちが検
知される場合には、送り装置(13)の送り速度を低減
し、図7(b)の状態となるように修正する。
【0020】以上詳しく説明した通りのこの発明によっ
て、ア) コアンダスパイラルフローユニットでのバッ
クフローは完全に抑止される、イ) 導線の振動がほと
んど生じない、ウ) 導線の先端部等での波打ちがな
い、等の作用効果が得られ、高速で、安定した通線が可
能となる。
【0021】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発
明について説明する。
【0022】
【実施例】実施例1 実際、図3に示した2段ユニット構成からなるコアンダ
スパイラルフローユニット(3)を用い、その管路
(1)との接続口(8)の径を8mmとし、コアンダフロ
ー供給装置(11)の導入口(12)の径が2.3 mmの図
4の構成のものを使用し、ドラムに巻込まれた径6mmの
プラスチックチューブ1000m(500 m;高密度ポリエチ
レンチューブ、500 m;低密度ポリエチレンチューブ)
に1.8 mm径の光ファイバーを通線した。この光ファイバ
ーは2g/m程度の重量を有し、石英ファイバーによっ
て構成されている。
【0023】環状スリットの傾斜角は20°とし、また
圧力8kg/cm2の圧縮空気をこの環状スリットより導入
した。その結果、約50分間で1000mチューブへの通線
が終了した。バックフロー、ファイバーの脈打ち、さら
には光ファイバーの損傷は全くなかった。同様に、従来
の圧縮空気導入法(乱流搬送法)によって通線を試みた
が、この場合には実際的に通線は不可能であった。実施例2 実施例1と同様にして500 mのチューブへの通線を行な
った。その結果、10分間で通線が終了した。
【0024】これを従来の圧縮空気導入法によって行な
ったところ、いずれも30〜40分という時間がかかっ
た。実施例3 実施例1と同様にして、長さ1200mのチューブに圧縮空
気の圧力6kg/cm2と7kg/cm2で通線した時の、長さ50
0 m以上のチューブの位置での光ファイバーの送り速度
を測定した。図8の通りの結果を得た。
【0025】この図8より明らかなように、この発明に
よって極めて高速での通線が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の発明者がすでに提案している通線方
法を例示した構成図である。
【図2】図1の方法において使用できるコアンダスパイ
ラルフローユニットを例示した断面図である。
【図3】この発明の装置を例示した断面図である。
【図4】図3の装置の部分拡大断面図である。
【図5】
【図6】この発明のさらに別の装置例を示した断面図で
ある。
【図7】(a)(b)は、導線の運動状態を示した模式
図である。
【図8】この発明の実施例として、光ファイバーの送り
速度とその距離との相関を示したものである。
【符号の説明】
1 管 路 2 フレキシブルパイプ 3 コアンダスパイラルフローユニット 4 コアンダスリット 5 圧縮気体供給手段 6 吸引導入口 7 導 線 8 接続口 9 傾斜面 10 分配室 11 コアンダフロー供給装置 12 環状コアンダスリット 13 送り装置 14 導入口 15 環状溝 16 封止板 17 封止板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路接続口と導線または誘導線の導入
    口、および管路方向へのコアンダスパイラルフロー生成
    のための圧縮気体供給用のコアンダスリットとを有する
    コアンダスパイラルフローユニット通線装置において、
    導線または誘導線の導入口に、導線または誘導線の供給
    のためのコアンダフロー供給装置を配設してなることを
    特徴とする通線装置。
  2. 【請求項2】 コアンダフロー供給装置の外側に導線ま
    たは誘導線の送り装置を配設してなる請求項1の通線装
    置。
  3. 【請求項3】 管路接続口を他のユニットの導線または
    誘導線の導入口に連結した複数のコアンダスパイラルフ
    ローユニットの端部導入口にコアンダフロー供給装置を
    配設してなる請求項1または2の通線装置。
  4. 【請求項4】 コアンダフロー供給装置の導入口後方に
    環状溝を設けてなる請求項1、2または3の通線装置。
  5. 【請求項5】 コアンダフロー供給装置の導入口に消音
    装置を設けてなる請求項1、2、3または4の通線装
    置。
  6. 【請求項6】 コアンダフロー供給装置を誘導管を介し
    てコアンダスパイラルフローユニットの端部導入口に連
    結してなる請求項1、2、3または4の通線装置。
  7. 【請求項7】 管路途中に配設することのできる分割型
    コアンダスパイラルフローユニットを備えてなる請求項
    1または3の通線装置。
  8. 【請求項8】 コアンダスパイラルフローユニット近傍
    の管路に導線または誘導線の運動を検知するセンサーを
    備え、このセンサーからの信号によって送り装置の送り
    速度を制御する機構を設けてなる請求項2または3の通
    線装置。
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