JPH0557522U - リップ型シール - Google Patents
リップ型シールInfo
- Publication number
- JPH0557522U JPH0557522U JP004819U JP481992U JPH0557522U JP H0557522 U JPH0557522 U JP H0557522U JP 004819 U JP004819 U JP 004819U JP 481992 U JP481992 U JP 481992U JP H0557522 U JPH0557522 U JP H0557522U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lip member
- inner diameter
- sealed space
- elastomer
- lip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低圧条件にも拘らずエラストマーリップ部材
2の先端摺動部2aの摺動負荷が増大する現象をなく
し、シール性が低下するのを防止する。 【構成】 金属ケース1の内周に、シャフト8の外周面
に摺接する内径部が密封空間A側へ湾曲して延びるエラ
ストマーリップ部材2と、このエラストマーリップ部材
2の反密封空間B側のPTFEリップ部材4を一体に保
持したリップ型シールにおいて、密封空間Aの無加圧状
態で、エラストマーリップ部材2の湾曲部2bと先端摺
動部2aの間の内径筒状部2cの内周が、PTFEリッ
プ部材4の内径筒状部4aの外周に適当な締め代をもっ
て接触してなるものである。
2の先端摺動部2aの摺動負荷が増大する現象をなく
し、シール性が低下するのを防止する。 【構成】 金属ケース1の内周に、シャフト8の外周面
に摺接する内径部が密封空間A側へ湾曲して延びるエラ
ストマーリップ部材2と、このエラストマーリップ部材
2の反密封空間B側のPTFEリップ部材4を一体に保
持したリップ型シールにおいて、密封空間Aの無加圧状
態で、エラストマーリップ部材2の湾曲部2bと先端摺
動部2aの間の内径筒状部2cの内周が、PTFEリッ
プ部材4の内径筒状部4aの外周に適当な締め代をもっ
て接触してなるものである。
Description
【0001】
本考案は、リップ型シールであって、とくに冷凍機コンプレッサの回転軸周を 密封するものに関する。
【0002】
従来から、例えばカークーラーのコンプレッサに使用される軸封装置として、 図3に示すようなリップ型シールがある。このリップ型シールは、ハウジング6 の軸孔に形成された取付部6aにOリング7を介して密嵌固定される金属ケース 1の内周に、密封空間A側にあって外径の基部が金属リング3で補強されたエラ ストマーリップ部材2と、反密封空間(大気)B側の耐熱性を有するPTFEリ ップ部材4と、このPTFE製リップ部材4をその反密封空間B側から支承する 金属製バックアップリング5が、それぞれの外径部を互いに密着した状態で保持 され、密封空間側へ湾曲して延びるエラストマーリップ部材2の内径の先端摺動 部2aがシャフト8の外周面と気密摺接することによって、密封空間A内の冷媒 および冷凍機油が、反密封空間B側、すなわち大気中へ漏れるのを阻止するもの である。
【0003】 上記従来のリップ型シールは、エラストマーリップ部材2の湾曲部2bから先 端摺動部2aに到る内径筒状部2cと、PTFE製リップ部材4の内径筒状部4 aの間に、両リップ部材2,4の寸法バラツキを吸収するための隙間Gが設けら れており、密封空間Aが比較的高圧である場合は、エラストマーリップ部材2の 変形によってこの隙間Gが消滅して両リップ部材2,4の内径筒状部2c,4a 同士が接触するが、密封空間Aが2kg/cm2 以下の低圧条件では、前記隙間Gが 形成されて、エラストマーリップ部材2の内径筒状部2cは、PTFE製リップ 部材4の内径筒状部4aと非接触の状態になり、この場合、次のような問題が生 じる。
【0004】
すなわち、エラストマーリップ部材2の内径筒状部2cが、PTFE製リップ 部材4の内径筒状部4aによって内径側から支持されていない状態にあるため、 エラストマーリップ部材2の内径筒状部2c及び先端摺動部2aの外周面全体に 作用する前記圧力Pが、シャフト8に対する先端摺動部2aの押し付け力Fとし て作用し、したがって、密封空間Aの圧力P自体は低いにも拘らず、前記先端摺 動部2aの押し付け力Fが高圧時よりも大きくなってしまうといった現象が生じ る。しかも、カークーラーのコンプレッサにおいて、圧力が2kg/cm2 以下とな るのは、回転数が中速(2000rpm.)以上の時である。このため、前記押し付け力 Fの増大とシャフト8の回転数上昇という双方の条件が重なって、エラストマー リップ部材2の先端摺動部2aの摺動負荷による発熱量が増大し、この摺動部2 aにエラストマーの熱劣化によるクラックや異常摩耗等が生じ、密封性に悪影響 を及ぼしていた。
【0005】 本考案のリップ型シールは、このような点に鑑みてなされたもので、その目的 とするところは、低圧条件にも拘らずエラストマーリップ部材の先端摺動部の摺 動負荷が増大するといった現象をなくして、シール性が低下するのを防止するこ とにある。
【0006】
上記課題を解決するため、本考案は、金属ケースの内周に、シャフトの外周面 に摺接する内径部が密封空間側へ湾曲して延びるエラストマーリップ部材と、こ のエラストマーリップ部材の反密封空間側のPTFEリップ部材を一体に保持し たリップ型シールにおいて、密封空間の無加圧状態で、エラストマーリップ部材 の湾曲部と先端摺動部の間の内径筒状部の内周が、PTFEリップ部材の内径筒 状部の外周に適当な締め代をもって接触してなる構成としたものである。
【0007】
上記構成によると、エラストマーリップ部材の内径筒状部は、密封空間が低圧 になった時もPTFEリップ部材の内径筒状部によって常に内径側から支持され ているため、エラストマーリップ部材の内径筒状部の外周面への密封空間の圧力 は、エラストマーリップ部材の先端摺動部への押し付け力として作用せず、この 押し付け力は、先端摺動部の外周面への圧力のみによるものであるため、摺動負 荷が増大しない。
【0008】
図1は、クーラー用コンプレッサの軸封装置として用いられる本考案リップ型 シールの第一の実施例を示すもので、先に述べた図3の従来構造と重複する部分 には同一の符号を用い、その説明は省略する。
【0009】 すなわち、この実施例のリップ型シールは、密封空間Aの無加圧状態で、エラ ストマーリップ部材2の内径筒状部2cの内周面が、PTFEリップ部材4の内 径筒状部4aの外周面に適当な締め代をもって接触する形状に成形してあり、し たがって、密封空間Aが2kg/cm2 を超える高圧条件である場合は勿論、2kg/ cm2 以下の低圧時にも、エラストマーリップ部材2の内径筒状部2cが、PTF Eリップ部材4の径筒状部4aによって内径側から常に支持される構造となって いる。
【0010】 上記構成になる本実施例のリップ型シールによると、エラストマーリップ部材 2の内径筒状部2c及び先端摺動部2aの外周面は、密封空間Aの圧力を受ける が、前記内径筒状部2cは、PTFEリップ部材4の内径筒状部4aによって常 時内径側から支持されており、この状態は、密封空間Aが2kg/cm2 以下の低圧 条件になっても変わらない。また、両リップ部材2,4の寸法のバラツキは、エ ラトマーリップ部材2の内径筒状部2cの締め代によって吸収される。
【0011】 既に述べたとおり、カークーラーのコンプレッサにおいて、圧力が2kg/cm2 以下であれば、シャフト8が2000rpm.以上の中高速で回転している訳であるが、 本実施例によると、エラストマーリップ部材2の内径筒状部2cは、常にPTF Eリップ部材4の内径筒状部4aに支持されているので、内径筒状部2cへの密 封空間Aの圧力が先端摺動部2aの内径方向への押し付け力として作用すること がなく、すなわちシャフト8の外周面に対するエラストマーリップ部材2の先端 摺動部2aの押し付け力Fとして作用するのは、実質的にこの先端摺動部2aの 外周面への圧力P1 のみであるため、従来のように、密封空間Aの圧力P自体は 低いにも拘らず、前記先端摺動部2aの押し付け力Fが高圧時よりも大きくなっ てしまうといった現象は生じない。したがって、押し付け力Fの増大とシャフト 8の回転数上昇という双方の条件が重なることによる摺動負荷及び発熱量の増大 を防止することができる。
【0012】 なお、本考案は、密封空間Aの無加圧状態で、エラストマーリップ部材2の内 径筒状部2cが、PTFEリップ部材4の内径筒状部4aの外周に適当な締め代 をもって接触する形状であれば良く、したがって、図1のように両内径筒状部2 c,4aがその対向周面同士で密接する形状のほか、第二の実施例として図2に 示すように、エラストマーリップ部材2の内径筒状部2cの内周面に形成した突 起部2d(環状に連続したものであるか、断続的なものであるかは問わない)、 またはPTFEリップ部材4の内径筒状部4aの外周面に形成した突起部(図示 せず)において接触する構成としても良い。
【0013】
以上の説明で明らかなように、本考案のリップ型シールによると、エラストマ ーリップ部材の内径筒状部への密封空間の圧力が先端摺動部の内径方向への押し 付け力として作用することがなく、シャフトの外周面に対する前記先端摺動部の 押し付け力として作用するのは、実質的にこの先端摺動部の外周面への圧力のみ であるため、密封空間の圧力が低いにも拘らず前記先端摺動部の押し付け力が高 圧時よりも大きくなってしまうといった現象は起こらず、したがって、押し付け 力の増大とシャフトの回転数上昇という双方の条件が重なって摺動負荷及び発熱 量が増大することによる異常摩耗及びクラックの発生といった問題を解消するこ とができる。
【図1】本考案に係るリップ型シールの第一の実施例
を、装着される機器との関係とともに示す半断面図であ
る。
を、装着される機器との関係とともに示す半断面図であ
る。
【図2】本考案に係るリップ型シールの第二の実施例
を、装着される機器との関係とともに示す半断面図であ
る。
を、装着される機器との関係とともに示す半断面図であ
る。
【図3】従来構造のリップ型シールの一例を、装着され
る機器との関係とともに示す半断面図である。
る機器との関係とともに示す半断面図である。
1 金属ケース 2 エラストマーリップ部材 2a 先端摺動部 2b 湾曲部 2c,4a 内径筒状部 2d 突起部 4 PTFEリップ部材 8 シャフト A 密封空間 B 反密封空間
Claims (1)
- 【請求項1】 金属ケースの内周に、シャフトの外周面
に摺接する内径部が密封空間側へ湾曲して延びるエラス
トマーリップ部材と、このエラストマーリップ部材の反
密封空間側のPTFEリップ部材を一体に保持したリッ
プ型シールにおいて、密封空間の無加圧状態で、エラス
トマーリップ部材の湾曲部と先端摺動部の間の内径筒状
部の内周が、PTFEリップ部材の内径筒状部の外周に
適当な締め代をもって接触してなることを特徴とするリ
ップ型シール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP004819U JPH0557522U (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | リップ型シール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP004819U JPH0557522U (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | リップ型シール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0557522U true JPH0557522U (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11594337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP004819U Pending JPH0557522U (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | リップ型シール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0557522U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0530637B2 (ja) * | 1985-11-01 | 1993-05-10 | Tomoegawa Paper Co Ltd |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP004819U patent/JPH0557522U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0530637B2 (ja) * | 1985-11-01 | 1993-05-10 | Tomoegawa Paper Co Ltd |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980428 |