JPH055807B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH055807B2 JPH055807B2 JP60123133A JP12313385A JPH055807B2 JP H055807 B2 JPH055807 B2 JP H055807B2 JP 60123133 A JP60123133 A JP 60123133A JP 12313385 A JP12313385 A JP 12313385A JP H055807 B2 JPH055807 B2 JP H055807B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- ethanol
- sealing
- capsule
- gelatin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、硬質ゼラチンカプセルのバンドシー
ル液に係る。さらに詳しく言えば、本発明は、通
常機械的にロツクされる硬質ゼラチンカプセルの
ボデイとキヤツプとをさらに完全に接着するため
に使用するバンドシール液に関する。 [先行技術] たとえば液体あるいはスラリー様物質を充填し
た硬質ゼラチンカプセルのボデイとキヤツプとを
完全に接着するには、これまで同一組成物である
ゼラチンの水溶液を使用して継目をバンドシール
することが最も望ましく、また最も普通のことと
されていた。 [発明が解決しようとしている問題点] しかしながら、バンドシールの際には、成形さ
れた充分乾燥されたゼラチンカプセルの表面にシ
ール液が付着することとなる。この時シール液に
多量に含まれている水分が乾燥状態のカプセルに
移行し、これを軟化させる。バンドシールには、
後続する乾燥工程が必須であるので、軟化させら
れたカプセルは歪んだ状態で乾燥され、組織が脆
くなつて、シール部分の割れが発生し易くなる。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、上記した問題点をシール液に対する
グリセリンの添加によつて解決しようとするもの
である。すなわち本発明によれば、重量比で、ゼ
ラチン15〜30%、グリセリン1〜10%、エタノー
ル15〜25%を含み残部が水(好ましくは精製水)
であることを特徴とする硬質ゼラチンカプセルの
バンドシール液が提供される。 グリセリンは、ソフトゼラチンカプセルの可塑
剤として汎用されている。しかし、現に市販され
ている硬質ゼラチンカプセルには、通常含まれて
いない。(但し、日本薬局方では、加えることを
認めている) ゼラチンの濃度は、上記範囲内であれば良い
が、カプセル製造用のゼリーと比べ、いくらか低
いことが普通で、22重量%程度が最も好ましい。 添加するグリセリンの濃度は、1重量%より低
くては期待した効果が現れず、高い程割れ防止効
果は大きい。しかし10%を越えるとシール液の乾
燥に時間がかかり、高温、高湿条件下の静置で、
アセトアルデヒドの発生が促進され、崩壊を遅延
させる恐れがある。したがつて、通常3〜7重量
%程度でよく、5重量%程度が最も好ましい。 エタノールは、消泡、防腐の効果もあるが、シ
ール作業時における、シール液の粘度調整あるい
は、乾燥促進にも役立つもので、通常15〜25重量
%、好ましくは20重量%を添加する。20%以上に
なると、連続生産時、揮発によるシール液の経時
変化が著しく、シール条件の維持が困難で、水と
エタノールとの混合液を補給するとゼラチンを白
濁させ、ゲル化させるおそれがある。しかしエタ
ノールは、たとえ残存しても、他の有機溶媒と異
なり食品衛生上の問題がない。 [作用] グリセリンの添加により、シール液中の水分の
カプセル部分への移行は大幅に減少し、カプセル
の歪み、脆化および割れの発生が減少した。これ
は、以下の対照例を含む実施例の記載によつて裏
付けられる。 [実施例] 常法により下表処方のシール液を調製し、日本
エランコ社製高速バンドシール機を用いてシール
実験を行ない、同表中の試験結果(乾燥製、割れ
発生率)を得た。
ル液に係る。さらに詳しく言えば、本発明は、通
常機械的にロツクされる硬質ゼラチンカプセルの
ボデイとキヤツプとをさらに完全に接着するため
に使用するバンドシール液に関する。 [先行技術] たとえば液体あるいはスラリー様物質を充填し
た硬質ゼラチンカプセルのボデイとキヤツプとを
完全に接着するには、これまで同一組成物である
ゼラチンの水溶液を使用して継目をバンドシール
することが最も望ましく、また最も普通のことと
されていた。 [発明が解決しようとしている問題点] しかしながら、バンドシールの際には、成形さ
れた充分乾燥されたゼラチンカプセルの表面にシ
ール液が付着することとなる。この時シール液に
多量に含まれている水分が乾燥状態のカプセルに
移行し、これを軟化させる。バンドシールには、
後続する乾燥工程が必須であるので、軟化させら
れたカプセルは歪んだ状態で乾燥され、組織が脆
くなつて、シール部分の割れが発生し易くなる。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、上記した問題点をシール液に対する
グリセリンの添加によつて解決しようとするもの
である。すなわち本発明によれば、重量比で、ゼ
ラチン15〜30%、グリセリン1〜10%、エタノー
ル15〜25%を含み残部が水(好ましくは精製水)
であることを特徴とする硬質ゼラチンカプセルの
バンドシール液が提供される。 グリセリンは、ソフトゼラチンカプセルの可塑
剤として汎用されている。しかし、現に市販され
ている硬質ゼラチンカプセルには、通常含まれて
いない。(但し、日本薬局方では、加えることを
認めている) ゼラチンの濃度は、上記範囲内であれば良い
が、カプセル製造用のゼリーと比べ、いくらか低
いことが普通で、22重量%程度が最も好ましい。 添加するグリセリンの濃度は、1重量%より低
くては期待した効果が現れず、高い程割れ防止効
果は大きい。しかし10%を越えるとシール液の乾
燥に時間がかかり、高温、高湿条件下の静置で、
アセトアルデヒドの発生が促進され、崩壊を遅延
させる恐れがある。したがつて、通常3〜7重量
%程度でよく、5重量%程度が最も好ましい。 エタノールは、消泡、防腐の効果もあるが、シ
ール作業時における、シール液の粘度調整あるい
は、乾燥促進にも役立つもので、通常15〜25重量
%、好ましくは20重量%を添加する。20%以上に
なると、連続生産時、揮発によるシール液の経時
変化が著しく、シール条件の維持が困難で、水と
エタノールとの混合液を補給するとゼラチンを白
濁させ、ゲル化させるおそれがある。しかしエタ
ノールは、たとえ残存しても、他の有機溶媒と異
なり食品衛生上の問題がない。 [作用] グリセリンの添加により、シール液中の水分の
カプセル部分への移行は大幅に減少し、カプセル
の歪み、脆化および割れの発生が減少した。これ
は、以下の対照例を含む実施例の記載によつて裏
付けられる。 [実施例] 常法により下表処方のシール液を調製し、日本
エランコ社製高速バンドシール機を用いてシール
実験を行ない、同表中の試験結果(乾燥製、割れ
発生率)を得た。
【表】
評価方法と条件
(1) 乾燥性:シール直後から25℃、50%、RHの
空気を小型ブロアーでカプセルに吹き付けて乾
燥したのちステンレス製のバツトに取りだし、
バツトを傾けたときにシール部が付着せず全て
のカプセルが、滑り落ちる程度に乾燥するまで
の所要時間。 (2) 割れ発生:シール後乾燥したカプセルを横方
向に置き、テスター産業製加圧試験機で、静圧
荷重8Kgをカプセル全体に徐々に加えてシール
部の割れの発生を確認。 (3) 充填物:落下生油、80、ビーワツクス、5お
よびステアリン酸ポリオキシル40、15各重量%
の組成物。 (4) シール液温度:50℃、粘度:370cps. 上記結果から、3重量%以上のグリセリン添加
で割れ発生防止効果が顕著になりはじめ、5重量
%の添加で割れ発生防止効果がほぼ完全となり、
しかも乾燥性を損なうことがないことが確認され
た。 [効果] 上記のように、本発明によれば、バンドシール
液にグリセリンを添加するという簡単な操作だけ
で、該シール液を用いたカプセル継目の完全な接
着が可能となる。また、シール後の乾燥性が良好
で、高速での機械処理が可能となり、しかもカプ
セルの割れ発生が少ないという工業的効果があ
る。
空気を小型ブロアーでカプセルに吹き付けて乾
燥したのちステンレス製のバツトに取りだし、
バツトを傾けたときにシール部が付着せず全て
のカプセルが、滑り落ちる程度に乾燥するまで
の所要時間。 (2) 割れ発生:シール後乾燥したカプセルを横方
向に置き、テスター産業製加圧試験機で、静圧
荷重8Kgをカプセル全体に徐々に加えてシール
部の割れの発生を確認。 (3) 充填物:落下生油、80、ビーワツクス、5お
よびステアリン酸ポリオキシル40、15各重量%
の組成物。 (4) シール液温度:50℃、粘度:370cps. 上記結果から、3重量%以上のグリセリン添加
で割れ発生防止効果が顕著になりはじめ、5重量
%の添加で割れ発生防止効果がほぼ完全となり、
しかも乾燥性を損なうことがないことが確認され
た。 [効果] 上記のように、本発明によれば、バンドシール
液にグリセリンを添加するという簡単な操作だけ
で、該シール液を用いたカプセル継目の完全な接
着が可能となる。また、シール後の乾燥性が良好
で、高速での機械処理が可能となり、しかもカプ
セルの割れ発生が少ないという工業的効果があ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量比で、ゼラチン15〜30%、グリセリン1
〜10%、エタノール15〜25%を含み残部が水であ
ることを特徴とする硬質ゼラチンカプセルのバン
ドシール液。 2 重量比で、ゼラチン20〜25%、グリセリン3
〜7%、エタノール18〜23%を含み残部が水であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
硬質ゼラチンカプセルのバンドシール液。 3 ゼラチン約22重量%、グリセリン約5重量
%、エタノール約20重量%および精製水約53%を
含むことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
の硬質ゼラチンカプセルのバンドシール液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12313385A JPS61280421A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 硬質ゼラチンカプセルのバンドシ−ル液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12313385A JPS61280421A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 硬質ゼラチンカプセルのバンドシ−ル液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61280421A JPS61280421A (ja) | 1986-12-11 |
| JPH055807B2 true JPH055807B2 (ja) | 1993-01-25 |
Family
ID=14853001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12313385A Granted JPS61280421A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | 硬質ゼラチンカプセルのバンドシ−ル液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61280421A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9814411D0 (en) * | 1998-07-03 | 1998-09-02 | Mw Encap Limited | Capsule sealing system |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2924920A (en) * | 1958-09-02 | 1960-02-16 | Elly T Margolis | Sealing hard-shell gelatin capsules |
-
1985
- 1985-06-05 JP JP12313385A patent/JPS61280421A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61280421A (ja) | 1986-12-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10874619B2 (en) | Acid resistant capsules | |
| US6887307B1 (en) | Pullulan film compositions | |
| JP4838202B2 (ja) | カプセル用のポリマーフィルム組成物 | |
| JP4652052B2 (ja) | 錠剤及びカプレットのためのフィルムコーティング | |
| EP1942878B1 (en) | Method for banding hard capsules using hydroxypropylmethyl cellulose (hpmc) as a base | |
| JPH01156929A (ja) | 腸溶製剤の安定化 | |
| JPH055807B2 (ja) | ||
| JPH055808B2 (ja) | ||
| JPS5939834A (ja) | 製剤用皮膜組成物 | |
| JPH0278613A (ja) | 精油含有軟カプセル | |
| JP2000212070A (ja) | 植物性ハ―ド空カプセル及びその製造方法 | |
| JPH0380930A (ja) | 非フォーム状ハードセラチンカプセル | |
| JPS63117761A (ja) | ゼラチン硬カプセルのフイルムコ−テイング方法 | |
| KR102911489B1 (ko) | 식물성 장용성 연질캡슐 피막 조성물 및 이로부터 제조된 식물성 장용성 연질캡슐 피막 | |
| KR19990031274A (ko) | 저작가능한 연질캅셀의 피막용 조성물 | |
| CN121058897B (zh) | 一种含超氧化物歧化酶的口腔速溶膜及其制备工艺 | |
| JP4968820B2 (ja) | カプセル | |
| JPH06105660A (ja) | 可食性フィルム及び可食性フィルムの製造方法 | |
| WO2024225479A1 (ja) | バンドシール液、バンドシール、ゼラチン硬質カプセルの封緘方法、及びゼラチン硬質カプセル製品 | |
| JPH02306913A (ja) | 軟カプセル剤 | |
| CN112826807B (zh) | 一种软胶囊囊壳及由其制备的软胶囊及其制备方法 | |
| JP3594111B2 (ja) | ハードゼラチンカプセルの製造方法 | |
| JPH02180815A (ja) | 軟カプセル剤 | |
| KR20250000219A (ko) | 이차 디핑을 통한 장용성 경질캡슐의 제조방법 및 이로부터 제조된 장용성 경질캡슐 | |
| JP2023041452A (ja) | 軟カプセル剤及びその製造方法、並びに軟カプセル剤の吸湿を抑制する方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |