JPH0558372B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0558372B2
JPH0558372B2 JP1109564A JP10956489A JPH0558372B2 JP H0558372 B2 JPH0558372 B2 JP H0558372B2 JP 1109564 A JP1109564 A JP 1109564A JP 10956489 A JP10956489 A JP 10956489A JP H0558372 B2 JPH0558372 B2 JP H0558372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
resin liquid
laminate
pressure
impregnated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1109564A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02286333A (ja
Inventor
Satoshi Noda
Atsuhiko Matsuda
Noboru Suzuki
Yukio Toyoda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP1109564A priority Critical patent/JPH02286333A/ja
Publication of JPH02286333A publication Critical patent/JPH02286333A/ja
Publication of JPH0558372B2 publication Critical patent/JPH0558372B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、特に各種電気絶縁用、プリント基板
用等に好適な積層板を連続的に製造する方法に関
する。
「従来の技術」 クラフト紙などの長尺の基材に空隙を残すこと
なく熱硬化性樹脂液を充分含浸し、この含浸基材
を複数枚重ね合せ、加圧し、または加圧すること
なく加熱して樹脂液を硬化させて連続的に積層板
を製造することは従来より行われている。
しかし、これらの方法のうち、無加圧下での硬
化は基材間に熱硬化性樹脂槽が形成されるほか、
得られる積層板中の基材の含量が相対的に低いも
のとなり、強度、剛性等の機械的特性に不足を来
す傾向にある。
このような基材含量の不足を解決するための方
策として前記のごとく空隙を残すことなく充分含
浸した含浸基材を複数枚重ね合せ、ダブルベルト
プレス等を用いて加圧硬化させる方法によれば、
基材含量を高め樹脂含量を減らすことが可能とな
るが、加圧時に含浸樹脂の大部分が基材から排出
されて周りの機械を冷やし易い他、この排出量が
膨大であることから排出樹脂の回収が必要である
にもかかわらずその作業が非常に困難である不都
合がある。
本発明者等はこのような問題点に鑑み、特定の
ダブルベルトプレスを用いた樹脂排出量の低減さ
れた乃至は樹脂回収不要の積層板の連続製造法を
特開平2−59343号公報、特開平2−86441号公
報、特開平2−99327号公報、特開平2−143857
号公報で提案した。例えば特開平2−59343号公
報において、長尺の基材に熱硬化性樹脂液を含浸
し、該樹脂液含浸基材の複数枚を重ね合わせて加
熱加圧して樹脂液を硬化させて一体化する積層板
の連続製造方法において、樹脂液を基材へ部分的
に含浸したのち、加圧帯全域にわたり実質的に均
等な圧力を有するエンドレスベルトにより構成さ
れるダブルベルトプレスを用いて、部分的含浸の
樹脂液の基材全体への浸透を計りつつ加熱加圧す
る積層板の連続製造方法が提示されている。この
方法によればダブルベルトプレスによる加圧時に
含浸樹脂液の排出がほとんどなく、かつ実質的に
気泡が存在しない基材含量の高い積層板を連続的
に製造することが可能となる。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、前記積層板の製造方法にあつて
は、連続的に加熱加圧されて得られた積層板に反
りや波打ちが発生しやすい不都合がある。
本発明は前記不都合を解決するためになされた
もので、反りや波打ちがなく寸法精度の良好な積
層板の連続的製造方法を提供することを目的とた
ものである。
「課題を解決するための手段」 本発明者等はダブルベルトプレスで樹脂液含浸
基材を加圧加熱硬化する際、樹脂液の硬化度を制
御することにより前記欠点のない積層板が連続的
に得られることを見出し本発明を完成させた。
すなわち、本発明の要旨は長尺の基材に、本質
的に乾燥工程を必要とせず、かつ硬化反応過程で
気体や液体等の反応副生成物を実質的に発生しな
い熱硬化性樹脂液を含浸させる含浸工程と、含浸
された基材の複数枚を重ね合わせて加熱して樹脂
液を硬化させて一体化する加熱工程を有する積層
板の連続製造方法において、 前記含浸工程においては、前記樹脂液の基材へ
の部分的含浸を行い、 前記加熱工程においては、加圧帯全域にわたり
実質的に均等な圧力を有する、エンドレスベルト
により構成されるダブルベルトプレスを用いて、
前記部分的含浸の樹脂液の基材全体への浸透を計
りつつ加熱加圧して基材の弾性復元が起きない程
度迄樹脂を連続的に半硬化させ、ついで無圧下に
連続的に加熱硬化させる方法、その場合金属箔を
同時または別工程で重ね合わせる方法、エンドレ
スベルトを一構成面とする加圧室に流体を1〜
100Kg/cm2で圧入する方法、基材として紙を用い
る方法、更には基材に樹脂液を部分的に含浸した
のち、前記ダブルベルトプレスを用い、金属箔と
複数枚の樹脂液含浸基材とが重ね合わされてなる
積層体で、前記部分的含浸の樹脂液の基材全体へ
の浸透を計りつつ加熱加圧して基材の弾性復元が
起きない程度迄樹脂液を連続的に半硬化させ、つ
いで無圧下に連続的に加熱硬化後冷却せしめ、引
続き連続的に該積層体の反りを矯正する方法にあ
る。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明でいう長尺の基材は、例えば長尺のガラ
ス繊維布、ガラス不織布等のガラス繊維系のも
の、クラフト紙、水酸化アルミニウム混抄紙、リ
ンター紙等のセルロール系繊維を主体とした紙、
石綿布等の無機質繊維系のシート状または帯状物
を指す。シート材基材として紙を用いる場合、含
浸性や品質上の観点から、風乾時の密度(かさ比
重)が0.3〜0.7g/c.c.であるようなセルロール繊
維を主体とした紙例えばクラフト紙が好ましい。
これら基材は、熱硬化性樹脂液で含浸させる前
にあらかじめメチロールメラミン、メチロールフ
エノール、メチロールグアナミン、N−メチロー
ル化合物等の処理剤を用いた含浸乾燥処理を施す
ことにより耐水性が向上し、また吸湿性が少なく
なることにより電気特性の向上が図れるので好ま
しい。ここでの処理剤の付着量は基材(100重量
部)に対し通常5〜35重量部である。
また、本発明にいう本質的に乾燥工程を必要と
せず、かつ硬化反応過程で気体や液体等の反応副
生成物を実質的に発生しない熱硬化性樹脂液と
は、従来公知の不飽和ポリエステル系樹脂、アリ
ル系樹脂、ビニルエステル系樹脂、エポキシアク
リレート系樹脂等の常温で液体の熱硬化性樹脂を
いい、これらは分子中に不飽和基を有し、この不
飽和基間においてまたは架橋用ビニルモノマーを
介して架橋される特徴を有する樹脂であり、この
ような樹脂にはエポキシ樹脂も含まれる。
これら熱硬化性樹脂は基材への含浸時には粘性
が低い液状であり、基材に含浸された後硬化し、
基材と良好に結合するものであり、本発明の方法
に好適なものである。
なお、基材への含浸に用いられる前記熱硬化性
樹脂液には、必要によりハロゲン含有の難燃性付
与成分並びにリン酸エステル、三酸化アンチモン
や水酸化アルミニウム等の難燃化補助剤を加えて
用いても良い。
また、いずれの熱硬化性樹脂液を用いる場合に
も、製造する積層板の使用目的や加圧成形する際
の圧力等に応じて樹脂液の粘度を適宜調整するこ
とができるが、通常は25℃において0.05〜500ポ
ワズ程度が好適である。すなわち、500ポワズを
越えると基材への含浸性が悪くなつて得られる積
層板中に気泡が残存し易くなり、一方0.05ポワズ
未満であると含浸性は良いものの後述するダブル
ベルトプレスによる加圧時に無気泡の積層板を得
るための含浸樹脂液排出量が大となつて好ましく
ないからである。
ついで、このような熱硬化性樹脂を用いて、前
記長尺の基材に対して部分的含浸が行われる。
ここでの、熱硬化性樹脂液の基材への部分的含
浸とは、具体的には以下の様なものを言う。
(a) 複数枚の長尺の基材の各々について同程度に
熱硬化性樹脂液を含浸するが、各基材の空隙の
すべてを樹脂液で含浸するのではなく、空隙の
一部は未含浸の状態とするもの。換言すれば基
材の長さ方向あるいは幅方向のいずれの位置に
おいてもほぼ均一な含浸率であるが、空隙が一
部樹脂で含浸されない状態にあるものである。
基材としてクラフト紙を例示した場合、クラフ
ト紙の空隙率は通常60〜70体積%(風乾時)で
あるが、この空隙率が例えば30〜40体積%程度
と、基材のどの位置においてもなるように上記
樹脂液を基材に含浸するものである。
(b) 複数枚の長尺の基材の各々について、その基
材の幅方向の中央部分において、高い含浸率で
上記樹脂液を含浸し、両側部分において無含浸
かまたは中央部分よりも低い含浸率で含浸する
もので、基材の幅方向に樹脂液の濃度分布を形
成するもの。例えば基材をその幅方向に三等分
に区画し、中央部においては含浸率がほぼ100
%となるように含浸し、それの両側部において
は含浸率が0〜30%程度となるように含浸する
ものや五等分に区画し、中央部において含浸率
をほぼ100%前後とし、これの両側部において
は50%前後とし、最外側部においては0〜30%
となるように両側縁部ほど低含浸とするものな
どがある。
(c) 樹脂含浸後の基材を複数枚重ね合せた積層物
において、この積層物の厚さ方向に樹脂液の濃
度分布を形成するもの。例えば、5枚の基材を
積層する場合において、中心に位置する1枚の
基材については100%程度の含浸率で、これの
外側に位置する2枚の基材については50〜60%
程度の含浸率で、最外側に位置する2枚の基材
については0〜20%程度の含浸率で上記樹脂液
の含浸を行うもの。
(d) 前記(b)と(c)との組み合せのもの。すなわち、
樹脂含浸後の基材を複数枚重ね合せた積層物に
おいて、その幅方向および厚さ方向の2方向に
おける中央部分が多く含浸され、その周辺部分
が少なく含浸されるもの。
等の方法が挙げられる。この場合、基材の幅方向
あるいは積層物の厚み方向に濃度分布を形成する
ものでも、その外側部分での樹脂液含浸率を内側
部分よりも高くするものは、次工程のダブルベル
トプレスによる加熱加圧時において樹脂液の一部
が基材から外方へ排出されて該排出樹脂の処置が
煩雑であるほか基材全体に必要な含浸率を有する
ようには浸透し得ないため、好ましくない。
これらの長尺基材への硬化性樹脂液の含浸は、
塗布法、浸漬法等の公知の方法を前述の部分的含
浸方法に応じて適宜選択して行われる。
また、硬化性樹脂液の含浸量は、次工程のダブ
ルベルトプレスでの加圧時の圧力に関係し、その
圧力で基材外へ排出される過剰流動が発生せずか
つ得られる積層板に気泡が実質的に存在しないよ
うな量に調整され、ダブルベルトプレスでの加圧
時に基材積層物から排出される樹脂液量が製品積
層板中の硬化樹脂量の10%以下、好ましくは5%
以下となるようにすることが望ましい。
このようにして硬化性樹脂液が含浸された長尺
の基材は、その複数枚が重ね合され、積層物とさ
れたのち、あるいは重ね合わされ積層物とされつ
つ加圧帯全域にわたり実質的に均等な圧力を有す
るダブルベルトプレスによつて加熱加圧されつつ
含浸樹脂は基材の空隙を可及的に広く埋めて含浸
が完了しつつ積層板とされる。
本発明にいう加圧帯全域にわたり実質的に均等
な圧力を有するダブルベルトプレスとは、例えば
厚さ1mm程度のステンレススチール製のエンドレ
スベルト状のものを上下に設置し、上下のベルト
間に樹脂液含浸基材をはさみ加熱加圧可能とする
ものであり、加圧帯の圧力が実質的に均等となる
ような構造を有するものである。具体的な例示を
なすと、(1)上下のベルトをはさみ込みベルトに圧
力を付与するためのロール対を複数列配置した
上、このロール径が50mm以下でかつロールピツチ
とロール径の比が1.2以下となるようにして相隣
るロール間の圧力降下を小さいする方式のもの
で、ロールの位置は固定でもよく、あるいはエン
ドレスベルトの上下に設けた加圧板と該エンドレ
スベルトとの間に配置され、該加圧板周囲を公転
しても良い。ロールの径が大きくなり、ロール間
隔があきすぎると基材にかかる圧力に大きな波を
生じ好ましくない。(2)上下のエンドレスベルトを
はさみ込み、ベルトに圧力を付与するための加圧
板を配置した上、潤滑を目的として加圧板とエン
ドレスベルトの間に圧力媒体を圧入循環させる方
式のものあるいは(3)上下のエンドレスベルトをは
さみ込んで圧力媒体収納用の容器をもうけ、この
容器の開口部がエンドレスベルトと接し、圧力媒
体が直接エンドレスベルトを押圧する方式のもの
等が挙げられ、圧力媒体収納式が加圧帯全域にわ
たつての圧力差が小さく、特に好適である。
このダブルベルトプレスにおいてはいずれの方
式のものであつても、大きな圧力分布の存在、特
に進行方向での大きな脈動圧力の存在は、樹脂液
含浸基材内の気泡の選択的排出を困難とするだけ
でなく、圧力降下時に積層体中への空気の再侵入
が起こりやすくなり、さけるべきであり、例えば
圧力の分布は±50%以下で且つ±5Kg/cm2以下が
好ましい。
また、適用される圧力は、使用される硬化性樹
脂液の粘度及び硬化速度や基材の種類によつても
異なるが、得られる積層板中の基材含量を制御す
るため適宜選択される。通常、1Kg/cm2Gから
100Kg/cm2Gであり、好ましくは10Kg/cm2Gから
50Kg/cm2Gである。圧力が1Kg/cm2Gより低い場
合、基材含量が増大しにくいだけでなく、空気の
排出効果が小さく、気泡の混入した積層板となり
易い。一方圧力が100Kg/cm2Gより大であるのは、
気泡の除去に不必要であるばかりでなく、得られ
る積層板中の基材含量が大きくなりすぎ、層間剥
離等、強度低下を引起し易い。
このダブルベルトプレスでの加熱、加圧硬化に
おいては、積層体がダブルベルトプレスから開放
されて圧力解除される際、圧縮されていた基材の
弾性復元力により積層体が厚み方向に復元せず且
つ次の無圧加熱工程での連続搬送に耐える程度に
迄樹脂液が半硬化していることが必要である。樹
脂液の硬化度が小さいと半硬化樹脂の基材に対す
る結合力が弱く、基材の弾性復元を許して外部か
ら空気が再侵入して気泡のある積層板が得られ
る。一方樹脂の硬化度が大きすぎると、得られる
積層板に反りや波打ちが発生する。この半硬化に
適用される温度は、使用される熱硬化性樹脂液の
種類や硬化触媒の種類等によつて変化するが、温
度は通例50℃から200℃の範囲であり、好ましく
は100℃から200℃である。50℃を下回る温度では
硬化に要する時間が長すぎて不経済であり、200
℃を越えると、急激な硬化の進行による内部歪の
発生や架橋性ビニルモノマー使用時には該モノマ
ーの蒸発等による層間剥離等が生じやすくなる。
このようなダブルベルトプレスによる加圧にあ
つては、熱硬化性樹脂液で部分的含浸がなされた
複数枚の基材の積層物中の樹脂液がその加圧によ
つて基材の未含浸部分に浸透してゆき、積層物全
体に均一に含浸された状態となる。これは、ダブ
ルベルトプレス入口部において上記積層物中で積
層物の進行方向とは逆方向の大きな圧力勾配が生
じ、この圧力勾配が樹脂液の基材未含浸部分への
浸透、含浸を促進するとともに基材の残存する気
泡と樹脂液との間での置換が促進されるためと推
定される。そして、置換された気泡の一部は連続
的に基材積層物中を進行方向とは逆方向に追いや
られ、加圧下にある積層物から排除されつづけ
る。また、気泡の一部は、積層物の巾方向にも生
ずる圧力勾配によつて積層物の両側縁部に追いや
られ、若干量の樹脂液の排出とともに気泡が排除
され、これによつて実質的に気泡の存在しない積
層板が得られる。そして、基材への熱硬化性樹脂
液の含浸が部分的含浸であることから、ダブルベ
ルトプレスによる加圧によつても、基材積層物か
らの樹脂液の排出をほとんどなくすることができ
る。すなわち、得られる積層板中の樹脂に相当す
る量の樹脂液だけを基材に部分的に含浸せしめう
るため、余分の樹脂液は、加圧前から積層物中に
は存在しない状態とすることが可能となるためで
ある。樹脂液の排出がなければ、ダブルベルトプ
レスにおいてこれを回収する必要はなく、またダ
ブルベルトプレスを汚すこともなくなり、ダブル
ベルトプレスの構造を単純化することも可能であ
る。
その後、ダブルベルトプレスで加圧加熱して半
硬化された積層板を、引き続き連続的に無圧下加
熱炉等で加熱し、硬化性樹脂の硬化を実質的に完
了せしめる。この無圧下による連続硬化により反
りや波打ちのない積層板をうることが可能とな
る。前記ダブルベルトプレスによる加圧加熱にお
いて、樹脂液の基材中への浸透、含浸が強制され
て積層体中に応力が発生しており、加圧下で樹脂
の硬化を進めすぎるとそのまま残留応力となる
が、半硬化状態で圧力を解除して硬化を更に進め
ることにより応力が除去されるものと推定され
る。ダブルベルトプレスでの半硬化後、直ちに切
断してバツチで硬化を実質的に完了せしめる場
合、切断面近傍に応力が残留し、周辺の反りの原
因となるため、連続搬送下の硬化完了が寸法精度
の良い積層板を得るために肝要である。
又、無圧連続下の加熱温度は、通常さきのダブ
ルベルトプレスによる加圧下の加熱温度以上でか
つ200℃以下の範囲である。加熱温度が加圧下の
加熱温度以下であると、硬化の実質的完了に長時
間を要し、不経済であるばかりでなく、硬化が進
行しない恐れもあり、また200℃より高い温度で
加熱すると、積層板や金属箔が変色したり、逆に
反り等が大きくなる恐れがある。
このようにして無圧下の加熱により実質的に硬
化が完了した積層板は、ギロチンカツター等のカ
ツターにより所定寸法の矩形状に切断された後、
必要により反り矯正、端面処理がなされて製品と
される。なおこの場合、反り矯正および長軸方向
の端面処理は、カツターによる切断前に加熱処理
に続いて連続的に行うことも可能である。特に片
面金属箔張り積層板にあつては、硬化性樹脂液の
硬化収縮や金属箔と基材含有樹脂硬化物との線膨
張係数の差に起因して積層板の室温下における反
りが大きくなることから、反り矯正が必要となる
ことが多く、そのため無圧下の加熱により実質的
に硬化が完了した片面金属箔張り積層板を所定温
度に冷却した後、ロール等の反り矯正機により連
続的に反り矯正を行い、その後切断するのが望ま
しい。ここで、反り矯正時における積層板の温度
は室温に近い方が好ましく、用いられる基材や熱
硬化性樹脂液の種類によつて異なるものの、通常
は50℃以下程度である。
このようにして得られる積層板としては、用い
られる基材および熱硬化性樹脂の種類、加圧ある
いは加熱の条件などによつて異なるものの、通常
はその基材含量(積層板中の基材の重量%)が30
〜80重量%の範囲であり、例えば基材としてクラ
フト紙を用いた場合には35〜65重量%程度が好適
である。すなわち、クラフト紙含量が35重量%以
下であると得られる積層板の機械的強度、曲げ剛
性が低くなり、一方65重量%を越えると層間剥離
が生じ易くなるだけでなく、打抜性、耐湿性の低
下が生じて好ましくないからである。
また、金属箔張り積層板を製造するには、樹脂
液含浸基材からなる積層物の片面もしくは両面
に、基材の重ね合わせと同時にあるい少し遅れて
金属箔を重ね合わせ、これをダブルベルトプレス
に供給することによつて行われる。ここで用いら
れる金属箔としては、耐触性、エツチング性、接
着性の点より印刷回路板の用途を目的とした電解
銅箔が好適であるが、他にアルミニウム箔なども
用いることができる。またこのような金属箔とし
ては、通常厚みが10〜100μmのものが通例使用さ
れ、接着性を向上するためその接着面が粗面化処
理されているのがより好ましい。
金属箔と樹脂含浸基材との接着には接着剤が好
適に用いられる。接着剤としては、硬化過程で不
必要な反応副生成物を発生しない、液状もしくは
半流動体、すなわち粘度にして好ましくは5000ポ
ワズ以下であるような接着剤が好適である。かか
る点から、例えばエポキシ−アクリレート系接着
剤、エポキシ樹脂系接着剤、ポリイソシアネート
系接着剤もしくはこれらの各種変性接着剤が好適
である。エポキシ系接着剤としては、ビスフエノ
ールA型エポキシ樹脂とポリアミド樹脂やアミン
類の如き硬化剤からなる混合物等が好適である。
かかる接着剤の導入により金属箔の接着強度に優
れ、かつハンダ耐熱性や電気絶縁特性に優れた金
属箔張り積層体を製造できる。
接着剤は金属箔に塗布した状態で使用する場
合、塗布後、60〜150℃で2〜7分間熱処理し、
半硬化状態まで予備硬化させても良い。また、接
着剤は積層時に同時に塗布して用いることができ
る。接着剤の塗膜の厚みは10〜100μm程度でよ
く、特に20〜50μmが好適である。
本発明で得られる積層板の厚みは基材の種類、
熱硬化性樹脂液の組成、積層板の用途等により異
なるものの、通常は0.5〜3.0mmが好適である。
「実施例」 以下、この発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。
第1図は本発明の方法を実施するのに好適に用
いられる装置の一例を示す図である。この装置
は、基材Aを繰り出すロール1……と、基材Aに
熱硬化性樹脂液Bを含浸させるための含浸槽2…
…と、加圧加熱処理を行うためのダブルベルトプ
レス3と、常圧下にて加熱処理を行うための加熱
炉4と、金属箔Cを繰り出すロール5と、金属箔
Cに接着剤を塗布するための塗布機6と、接着剤
を予備加熱するための加熱炉7を具備して構成さ
れたものである。ダブルベルトプレス3は圧力媒
体収納式のもので、ドラム8a,8a,8b,8
bと、これらの間に巻回されたエンドレスベルト
9,9と、加圧室10と、該加圧室10に充填さ
れた高温流体からなる圧力媒体11を具備して概
略構成されたものである。
このような装置により本発明の方法を実施して
積層板を製造するには、例えば紙などからなる複
数の基材A……をロール1……からそれぞれ同時
に繰り出し、含浸層2……でそれぞれ熱硬化性樹
脂液Bを含浸せしめた後、これら基材A……を重
ね合わせた状態でダブルベルトプレス3のエンド
レスベルト9,9間に移送する。また、これと同
時に例えば銅箔等からなる金属箔Cをロール5か
ら繰り出し、塗布機6により接着剤を塗布した
後、加熱炉7にて予備加熱を行い、これを最外層
となるようにして前記基材A……に重ね合わせつ
つエンドレスベルト9,9間に移送する。そし
て、ダブルベルトプレス3にて熱硬化性樹脂液B
を含浸した複数の基材A……と金属箔Cとを加圧
加熱し、樹脂液を一次硬化せしめた後、引き続き
加熱炉4にて常圧下で加熱して実質的に樹脂液の
硬化を完了せしめ、さらに冷却室12にて冷却し
て積層板とする。その後、この積層板を長軸方向
矯正ロール13および短軸方向矯正ロール14に
順次連続的に通過せしめ、積層板の長軸方向およ
び短軸方向の両方向の反りを矯正し、さらにギロ
チンカツター15により連続的に切断して所定寸
法の片面金属箔張の製品Dを得る。
なお、前記例では片面金属箔張のものを製造す
る例を示したが、前記装置により金属箔を貼設し
ない積層板を製造することもでき、その場合には
熱硬化性樹脂Bを含浸した基材A……のみを重ね
合わせた状態でダブルベルトプレス3のエンドレ
スベルト9,9間に移相せしめるようにする。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明は切断後の後硬化
処理を不要として且つ反りや波打ちがなく、寸法
精度が良い積層板を経済的に製造しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を説明するための図であ
つて、本発明方法を実施するのに好適に用いられ
る装置の概略構成を示す図である。 A……基材、B……熱硬化性樹脂液、C……金
属箔、D……製品、3……ダブルベルトプレス、
4……加熱炉、9……エンドレスベルト、10…
…加圧室、11……圧力媒体、12……冷却室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長尺の基材に、本質的に乾燥工程を必要とせ
    ず、かつ硬化反応過程で気体や液体等の反応副生
    成物を実質的に発生しない熱硬化性樹脂液を含浸
    させる含浸工程と、含浸された基材の複数枚を重
    ね合わせて加熱して樹脂液を硬化させて一体化す
    る加熱工程を有する積層板の連続製造方法におい
    て、 前記含浸工程においては、前記樹脂液の基材へ
    の部分的含浸を行い、 前記加熱工程においては、加圧帯全域にわたり
    実質的に均等な圧力を有する、エンドレスベルト
    により構成されるダブルベルトプレスを用いて、
    前記部分的含浸の樹脂液の基材全体への浸透を計
    りつつ加熱加圧して基材の弾性復元が起きない程
    度迄樹脂液を連続的に半硬化させ、ついで無圧下
    に連続的に加熱硬化させることを特徴とする積層
    板の連続製造方法。 2 積層板が金属箔を含浸された基材の複数枚と
    同時にまたは別工程にて重ね合わされてなる金属
    箔張積層板である請求項1記載の積層板の連続製
    造方法。 3 加圧帯全域にわたり実質的に均等な圧力を有
    する、エンドレスベルトにより構成されるダブル
    ベルトプレスが、該エンドレスベルトを一構成面
    とする加圧室を有し、圧力媒体として流体を用い
    るダブルベルトプレスである請求項1記載の積層
    板の連続製造方法。 4 加熱加圧工程での圧力が1〜100Kg/cm2の範
    囲である請求項1記載の積層板の連続製造方法。 5 基材が紙である請求項1記載の積層板の連続
    製造方法。 6 長尺の基材に、本質的に乾燥工程を必要とせ
    ず、かつ硬化反応過程で気体や液体などの反応副
    生成物を実質的に発生しない熱硬化性樹脂液を含
    浸し、金属箔と該樹脂液含浸基材の複数枚とを重
    ね合わせて加熱し、樹脂液を硬化させて一体化す
    る片面金属箔張り積層板の連続製造方法におい
    て、基材に樹脂液を部分的に含浸したのち、加圧
    帯全域にわたり、実質的に均等な圧力を有する、
    エンドレスベルトにより構成されるダブルベルト
    プレスを用いて、前記部分的含浸の樹脂液の基材
    全体への浸透を計りつつ加熱加圧して基材の弾性
    復元が起きない程度迄樹脂液を連続的に半硬化さ
    せ、ついで無圧下に連続的に加熱硬化後冷却せし
    め、引続き連続的に該積層体の反りを矯正するこ
    とを特徴とする積層板の連続製造方法。
JP1109564A 1989-04-28 1989-04-28 積層板の連続製造方法 Granted JPH02286333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1109564A JPH02286333A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 積層板の連続製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1109564A JPH02286333A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 積層板の連続製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02286333A JPH02286333A (ja) 1990-11-26
JPH0558372B2 true JPH0558372B2 (ja) 1993-08-26

Family

ID=14513441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1109564A Granted JPH02286333A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 積層板の連続製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02286333A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02286333A (ja) 1990-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101678609B (zh) 制造层压板的方法以及层压板
JPS626513B2 (ja)
EP0470584A2 (en) Continuous production of metal clad laminates
EP0347936A2 (en) Continuous production of laminated sheet
JPH0382510A (ja) 積層板の連続製造方法
JPH02286333A (ja) 積層板の連続製造方法
JPS6120728A (ja) 積層板の製造方法
JP2000151116A (ja) 多層プリント基板の製造方法とその製造装置
JPH04345813A (ja) 積層板の連続製造法及びその装置
JP2504963B2 (ja) 樹脂含浸基材の製造方法
JP3193590B2 (ja) 繊維強化プラスチック製のハニカムコアの製造方法
JPH0476784B2 (ja)
JP2510638B2 (ja) 積層板の製造方法
JPH0320917B2 (ja)
JPH0579215B2 (ja)
JPH03272848A (ja) 電気用積層板の連続製造方法
JPH0579214B2 (ja)
JPH03110158A (ja) 積層板の製造方法
JPH02293111A (ja) 積層板の製造方法及び製造装置
JPS62128734A (ja) 積層板の成型方法
JP4089090B2 (ja) 積層板の製造方法及び積層板
JPH07228715A (ja) プリプレグの製造方法
JPS6189037A (ja) 積層板の製法
JPH0367618B2 (ja)
JPH08290527A (ja) 積層板の連続製造方法