JPH0559902B2 - - Google Patents
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- JPH0559902B2 JPH0559902B2 JP59094169A JP9416984A JPH0559902B2 JP H0559902 B2 JPH0559902 B2 JP H0559902B2 JP 59094169 A JP59094169 A JP 59094169A JP 9416984 A JP9416984 A JP 9416984A JP H0559902 B2 JPH0559902 B2 JP H0559902B2
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- Indole Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
発明の背景
技術分野
本発明は、アニリン類とエチレングリコールと
を接触的に反応させてインドール類を製造する方
法に関するものである。さらに具体的には、本発
明は、使用する触媒に特徴を有するインドール類
の製造法に関する。 本発明の方法によれば、インドール類を高い収
率および高い反応速度で、工業的に有利に製造す
ることができる。 インドール類は、香料、トリプトフアン等のア
ミノ酸、高分子安定剤等の原料として工業的に有
用な物質である。 先行技術 アニリン類とエチレングリコールとを触媒の存
在下反応させてインドール類を製造する方法は、
種々の触媒を用いる方法が提案されている。例え
ば、使用する触媒として特開昭56−36451号公報
にはCu、Cr、Co、Fe、Ni、Zn、Mn、Al、Ca、
Pd、Pt、Rh等の通常アルコールの脱水素反応に
使用する脱水素触媒が、特開昭56−53652号公報
には硫酸カドミウムおよび/または硫酸亜鉛含有
触媒が、特開昭56−46865号公報には塩化カドミ
ウムおよび/または塩化亜鉛含有触媒が、特開昭
56−169668号公報には硫化カドミウムおよび/ま
たは硫化亜鉛含有触媒が、特開昭58−121270号公
報には硫酸カルシウム含有触媒が、特開昭58−
225062号公報には酸化銀含有触媒が、それぞれ提
案されている。 また、特開昭58−46067号公報には、アニリン
類と1,2−グリコール類とを触媒の存在下に反
応させてインドール類を製造する場合に反応を水
および水素の存在下に行なう方法が開示されてい
る。この方法において用いられる触媒の一例とし
て鉛の酸化物または水酸化物が開示されている
が、具体的な実験例は記載されていない。 しかしながら、上述した公知の方法では、実際
に、インドール収率があまり高くなく、副生物が
多く生成し、工業的に決して満足しうるものでは
ない。 発明の概要 要 旨 本発明者らは、上記問題点を解消すべく種々の
物質につき触媒活性を検討した。その結果、液相
反応において、鉛ハロゲン化物にアルカリハロゲ
ン化物等を添加した触媒ではインドール収率、イ
ンドール選択率、反応速度が大幅に増大すること
を見出し、この全く新規な触媒によれば前記の目
的を達し得ることを知つて本発明を完成した。 従つて、本発明によるインドール類の製造法
は、アニリン類とエチレングリコールとを触媒の
存在下に液相で反応させてインドール類を製造す
る方法において、使用する触媒が鉛ヨウ化物とア
ルカリヨウ化物とを組合せたものであること、を
特徴とするものである。 効 果 本発明の方法によれば、従来の触媒を用いた場
合よりも、インドールの収率が極めて高く、この
アニリン−エチレングリコール反応において通常
生成するエチルアニリンやジアニアリノエタンや
メチルキノリン等の副生物が非常に少ない状態で
インドール類を製造することができる。 一般に、液相反応、気相反応のどの反応におい
ても、種々の鉛化合物、例えば、ハロゲン化鉛、
硫化鉛、硫酸鉛等に、ハロゲン化アルカリを添加
した場合、インドール収率やインドール選択率や
反応速度は向上する。しかしながら、本発明の液
相反応における鉛ヨウ化物とアルカリヨウ化物を
含有する複合触媒は、それらの中でも最もインド
ール収率、インドール選択率、反応速度が高いも
のでり、なかでもヨウ化鉛とヨウ化アルカリを組
合せてなる触媒のインドール活性向上効果は、特
異的とも言える程高いものである。 発明の具体的説明 出発原料−アニリン類 本発明の方法に使用するアニリン類は、次の一
般式で示される化合物が有利である。 但し、式中R1は水素原子、C1〜4のアルキル基
またはアルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン
原子またはニトロ基を示し、R2は水素原子、ま
たはC1〜4のアルキル基を示す。 上記()で示されるアニリン類の具体例とし
ては、アニリン、o−トルイジン、m−トルイジ
ン、p−トルイジン、o−アミンフエノール、m
−アミノフエノール、p−アミノフエノール、o
−アニシジン、m−アニシジン、p−アニシジン
等がある。 本発明の方法において原料のアニリン類として
例えばp−アミノフエノールを用いた場合は、イ
ンドール類として5−ヒドロキシインドールを製
造することができる。 触 媒 本発明の方法に使用する触媒は、鉛ヨウ化物と
アルカリヨウ化物とを組合せたものである。アル
カリヨウ化物とは、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナト
リウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化ルビジウム、ヨ
ウ化セシウムである。 このアルカリヨウ化物は通常、鉛ヨウ化物に対
して0.001〜10倍モル、好ましくは0.01〜6倍モ
ル、添加するのがよい。 本発明触媒は、この鉛ヨウ化物とアルカリヨウ
化物とを組合せたものである。ここで「組合せ
た」ということは、単に両者がそれぞれの化合物
として共存している場合の外に、下記()のよ
うな複塩をあらかじめ調製してから反応液中に添
加する場合をも包含するものである。 MaPbX(2+a) ……() (M:アルカリ金属、X:ヨウ素、a=1〜4の
整数) 本発明での触媒は鉛ヨウ化物とアルカリヨウ化
物とを必須成分として組合せてなるものである
が、これら二成分の外にさらに他の添加物を加え
てもよい。この第三に加える物質として、Be、
Mg、Ca、Sr、Ba、B、Al、In、Sn、Ti、V、
Cr、Si、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Mo、
Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、Re、Os、Ir、Pt、Hg、
La、Ce、Nd等のハロゲン化物、硫化物、硫酸
塩、酸化物等をあげることができる。この第三の
添加物は、反応液中にそのまま添加してもよい
し、予めそれに鉛ヨウ化物−アルカリヨウ化物触
媒を担持して反応液中に導入してもよい。この第
三の添加物は、本発明の反応に悪影響を与えない
限り、任意の量で添加することができる。 液相反応 本発明の方法は、液相で実施される。 本発明の液相反応は、回分式および非回分式な
いし連続式のいずれの反応装置によつても実施す
ることができる。反応は、加圧下、常圧下および
減圧下のいずれの圧力の下でも行なうことができ
る。 液相反応は、希釈剤の不存在下にも存在下にも
実施することができる。後者の場合には、希釈剤
として、種々の不活性ガスおよび(または)溶剤
を共存させることができる。このような不活性ガ
ス状物質として、例えば、窒素、水素、アンモニ
ア、二酸化炭素等のガスがあげられる。水素はと
くに好ましいもである。これらのガスをあらかじ
め0〜50Kg/cm2の圧力で反応系に導入することが
できる。また、溶剤としては、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、トリメチルアミン等の
トリアルキルアミン、トリフエニルアミン、ジオ
キサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、ピリジン、N−メチルピロリドン等の有
機溶剤があげられる。 反応系の不純物に関していえば、反応原料のア
ニリン類およびエチレングリコールは、特に高純
度である必要はなく、アニリンでは通常含まれる
少量のニトロベンゼンやフエノール、エチレング
リコールでは酢酸等が含まれてもよい。また、反
応に不利益を及ぼさない限り、他の炭化水素及び
その誘導体も含まれてもよい。水は反応に伴い生
成するものであるが、最初から反応系に存在する
と収率をやや低下させることがあるので、原料中
にはなるべく水を含まない方が良い。 反応系へ供給するアニリン類とエチレングリコ
ールの割合は、アニリン類1モルに対してエチレ
ングリコール0.01〜5モル、好ましくは0.02〜2
モル、であることがふつうである。反応温度は、
200〜500℃、好ましくは250〜400℃、であること
がふつうである。 反応後、インドール類は反応生成物から過、
蒸留、抽出等の公知の方法により容易に分離、精
製することができる。 実施例 実施例 1 内容100mlの撹拌機つき「ハステロイ」貼りス
テンレス製オートクレーブ中に、アニリン49.0g
(0.53モル)、エチレングリコール3.3g(0.053モ
ル)、ヨウ化鉛4.1gおよびヨウ化カリウム1.5g
を導入し、オートクレーブ中の空気を水素ガスで
置換し、水素ガスを圧力15Kg/cm2封入した後、反
応温度330℃でオートクレーブを撹拌しながら反
応させた。反応の進行と共に、生成してくる水素
ガスや水蒸気により、オートクレーブ圧が上昇す
る。この圧上昇が止まつた時点で反応終了とし
た。反応時間は50分であつた。反応後、反応液か
ら触媒を別し、反応生成物をガスクロマトグラ
フイーにて分析した。また、蒸留によつて生成物
を単離し、融点、IR、1H−NMRおよび13C−
NMRでインドールの生成を確認した。 インドール4.4g、エチレングリコール基準の
転化率98.4%、エチレングリコール基準のインド
ール収率71.2%であつた。副生物は少なかつた。 実施例 2 実施例1において、ヨウ化カリウムの量を0.7
gに変え、反応時間を変えた他は、すべて、実施
例1と同様に実験を行なつたところ、反応時間80
分で、エチレングリコール基準の転化率96.0%、
インドール選択率73.3%、収率70.4%という結果
を得た。 実施例 3 実施例1において、ヨウ化カリウムの代わりに
ヨウ化リチウムを1.1g添加した他は、全く実施
例1と同様に実験を行つたところ、エチレングリ
コール基準の転化率91.9%、選択率56.9%、収率
52.3%という結果を得た。 実施例 4 実施例1において、ヨウ化カリウムの代わりに
ヨウ化ナトリウムを1.3g添加し、反応時間を変
えた他は全く実施例1と同様に実験を行なつたと
ころ、反応時間40分で、エチレングリコール基準
の転化率89.7%、インドール選択率69.5%、収率
62.3%という結果を得た。 実施例 5 実施例1において、ヨウ化鉛−ヨウ化カリウム
触媒の代わりにK2PbI4なる錯塩を触媒として6.8
g用い、反応時間を116分とした他は実施例1と
同様に実験を行なつたところ、エチレングリコー
ル基準の転化率97.0%、インドール選択率65.2
%、インドール収率63.2%という結果を得た。 なお、本実施例において用いたK2PbI4なる錯
塩の調製は、KIの飽和アセトン溶液(溶解度14.5
g/1500ml)中に、室温でPbI2を20.1g(該飽和
アセトン溶液中のKIの0.5倍モルに相当する)添
加し、撹拌を約20時間行つた後、極微量の不溶物
を別除去して得た液を蒸発乾固し、乾燥して
K2PbI4結晶を得ることにより行なつた。 比較例 1 実施例1において、ヨウ化鉛−ヨウ化カリウム
組合せ触媒の代わりに、ヨウ化鉛のみを4.1g触
媒として添加し、反応時間を変えた他は、全く実
施例1と同様に実験を行なつたところ、反応時間
290分で、エチレングリコール基準の転化率93.1
%、インドール選択率23.5%、収率21.9%であつ
た。 比較例 2 実施例1において、ヨウ化鉛−ヨウ化カリウム
組合せ触媒の代わりに、臭化鉛のみを3.3g触媒
として添加し、反応時間を変えた他は、全く実施
例1と同様に実験を行なつたところ、反応時間
137分で、エチレングリコール基準の転化率78.8
%、インドール選択率27.7%、収率21.8%であつ
た。 比較例 3〜5 従来の触媒を用いて気相反応を行なつた場合の
反応結果は、表1に示す通りである。表1のCu
−Crは日揮化学製「N−201」(組成:CuO45wt
%、Cr2O345wt%、MnO25wt%、円筒状5m/
m×4m/m)、CdSは和光純薬剤、CaSO4は岸
田化学製の特級をそれぞれ用いた。CdSとCaSO4
は、これらの市販品90mlに少量の水を加え、ニー
ダーによつて充分練つたものを脱水乾燥した後、
破砕して6〜10メツシユの粒とした。これらの成
形品50mlを、内径32mmの石英製流通型反応管に充
填し、その上にラシヒリングを充填し、上部より
アニリン/エチレングリコールモル比10の原料を
流した。キヤリヤーガスを使用する場合は、反応
管上部よりガスを所定流量流した。反応時間は2
時間である。
を接触的に反応させてインドール類を製造する方
法に関するものである。さらに具体的には、本発
明は、使用する触媒に特徴を有するインドール類
の製造法に関する。 本発明の方法によれば、インドール類を高い収
率および高い反応速度で、工業的に有利に製造す
ることができる。 インドール類は、香料、トリプトフアン等のア
ミノ酸、高分子安定剤等の原料として工業的に有
用な物質である。 先行技術 アニリン類とエチレングリコールとを触媒の存
在下反応させてインドール類を製造する方法は、
種々の触媒を用いる方法が提案されている。例え
ば、使用する触媒として特開昭56−36451号公報
にはCu、Cr、Co、Fe、Ni、Zn、Mn、Al、Ca、
Pd、Pt、Rh等の通常アルコールの脱水素反応に
使用する脱水素触媒が、特開昭56−53652号公報
には硫酸カドミウムおよび/または硫酸亜鉛含有
触媒が、特開昭56−46865号公報には塩化カドミ
ウムおよび/または塩化亜鉛含有触媒が、特開昭
56−169668号公報には硫化カドミウムおよび/ま
たは硫化亜鉛含有触媒が、特開昭58−121270号公
報には硫酸カルシウム含有触媒が、特開昭58−
225062号公報には酸化銀含有触媒が、それぞれ提
案されている。 また、特開昭58−46067号公報には、アニリン
類と1,2−グリコール類とを触媒の存在下に反
応させてインドール類を製造する場合に反応を水
および水素の存在下に行なう方法が開示されてい
る。この方法において用いられる触媒の一例とし
て鉛の酸化物または水酸化物が開示されている
が、具体的な実験例は記載されていない。 しかしながら、上述した公知の方法では、実際
に、インドール収率があまり高くなく、副生物が
多く生成し、工業的に決して満足しうるものでは
ない。 発明の概要 要 旨 本発明者らは、上記問題点を解消すべく種々の
物質につき触媒活性を検討した。その結果、液相
反応において、鉛ハロゲン化物にアルカリハロゲ
ン化物等を添加した触媒ではインドール収率、イ
ンドール選択率、反応速度が大幅に増大すること
を見出し、この全く新規な触媒によれば前記の目
的を達し得ることを知つて本発明を完成した。 従つて、本発明によるインドール類の製造法
は、アニリン類とエチレングリコールとを触媒の
存在下に液相で反応させてインドール類を製造す
る方法において、使用する触媒が鉛ヨウ化物とア
ルカリヨウ化物とを組合せたものであること、を
特徴とするものである。 効 果 本発明の方法によれば、従来の触媒を用いた場
合よりも、インドールの収率が極めて高く、この
アニリン−エチレングリコール反応において通常
生成するエチルアニリンやジアニアリノエタンや
メチルキノリン等の副生物が非常に少ない状態で
インドール類を製造することができる。 一般に、液相反応、気相反応のどの反応におい
ても、種々の鉛化合物、例えば、ハロゲン化鉛、
硫化鉛、硫酸鉛等に、ハロゲン化アルカリを添加
した場合、インドール収率やインドール選択率や
反応速度は向上する。しかしながら、本発明の液
相反応における鉛ヨウ化物とアルカリヨウ化物を
含有する複合触媒は、それらの中でも最もインド
ール収率、インドール選択率、反応速度が高いも
のでり、なかでもヨウ化鉛とヨウ化アルカリを組
合せてなる触媒のインドール活性向上効果は、特
異的とも言える程高いものである。 発明の具体的説明 出発原料−アニリン類 本発明の方法に使用するアニリン類は、次の一
般式で示される化合物が有利である。 但し、式中R1は水素原子、C1〜4のアルキル基
またはアルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン
原子またはニトロ基を示し、R2は水素原子、ま
たはC1〜4のアルキル基を示す。 上記()で示されるアニリン類の具体例とし
ては、アニリン、o−トルイジン、m−トルイジ
ン、p−トルイジン、o−アミンフエノール、m
−アミノフエノール、p−アミノフエノール、o
−アニシジン、m−アニシジン、p−アニシジン
等がある。 本発明の方法において原料のアニリン類として
例えばp−アミノフエノールを用いた場合は、イ
ンドール類として5−ヒドロキシインドールを製
造することができる。 触 媒 本発明の方法に使用する触媒は、鉛ヨウ化物と
アルカリヨウ化物とを組合せたものである。アル
カリヨウ化物とは、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナト
リウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化ルビジウム、ヨ
ウ化セシウムである。 このアルカリヨウ化物は通常、鉛ヨウ化物に対
して0.001〜10倍モル、好ましくは0.01〜6倍モ
ル、添加するのがよい。 本発明触媒は、この鉛ヨウ化物とアルカリヨウ
化物とを組合せたものである。ここで「組合せ
た」ということは、単に両者がそれぞれの化合物
として共存している場合の外に、下記()のよ
うな複塩をあらかじめ調製してから反応液中に添
加する場合をも包含するものである。 MaPbX(2+a) ……() (M:アルカリ金属、X:ヨウ素、a=1〜4の
整数) 本発明での触媒は鉛ヨウ化物とアルカリヨウ化
物とを必須成分として組合せてなるものである
が、これら二成分の外にさらに他の添加物を加え
てもよい。この第三に加える物質として、Be、
Mg、Ca、Sr、Ba、B、Al、In、Sn、Ti、V、
Cr、Si、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Mo、
Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、Re、Os、Ir、Pt、Hg、
La、Ce、Nd等のハロゲン化物、硫化物、硫酸
塩、酸化物等をあげることができる。この第三の
添加物は、反応液中にそのまま添加してもよい
し、予めそれに鉛ヨウ化物−アルカリヨウ化物触
媒を担持して反応液中に導入してもよい。この第
三の添加物は、本発明の反応に悪影響を与えない
限り、任意の量で添加することができる。 液相反応 本発明の方法は、液相で実施される。 本発明の液相反応は、回分式および非回分式な
いし連続式のいずれの反応装置によつても実施す
ることができる。反応は、加圧下、常圧下および
減圧下のいずれの圧力の下でも行なうことができ
る。 液相反応は、希釈剤の不存在下にも存在下にも
実施することができる。後者の場合には、希釈剤
として、種々の不活性ガスおよび(または)溶剤
を共存させることができる。このような不活性ガ
ス状物質として、例えば、窒素、水素、アンモニ
ア、二酸化炭素等のガスがあげられる。水素はと
くに好ましいもである。これらのガスをあらかじ
め0〜50Kg/cm2の圧力で反応系に導入することが
できる。また、溶剤としては、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、トリメチルアミン等の
トリアルキルアミン、トリフエニルアミン、ジオ
キサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、ピリジン、N−メチルピロリドン等の有
機溶剤があげられる。 反応系の不純物に関していえば、反応原料のア
ニリン類およびエチレングリコールは、特に高純
度である必要はなく、アニリンでは通常含まれる
少量のニトロベンゼンやフエノール、エチレング
リコールでは酢酸等が含まれてもよい。また、反
応に不利益を及ぼさない限り、他の炭化水素及び
その誘導体も含まれてもよい。水は反応に伴い生
成するものであるが、最初から反応系に存在する
と収率をやや低下させることがあるので、原料中
にはなるべく水を含まない方が良い。 反応系へ供給するアニリン類とエチレングリコ
ールの割合は、アニリン類1モルに対してエチレ
ングリコール0.01〜5モル、好ましくは0.02〜2
モル、であることがふつうである。反応温度は、
200〜500℃、好ましくは250〜400℃、であること
がふつうである。 反応後、インドール類は反応生成物から過、
蒸留、抽出等の公知の方法により容易に分離、精
製することができる。 実施例 実施例 1 内容100mlの撹拌機つき「ハステロイ」貼りス
テンレス製オートクレーブ中に、アニリン49.0g
(0.53モル)、エチレングリコール3.3g(0.053モ
ル)、ヨウ化鉛4.1gおよびヨウ化カリウム1.5g
を導入し、オートクレーブ中の空気を水素ガスで
置換し、水素ガスを圧力15Kg/cm2封入した後、反
応温度330℃でオートクレーブを撹拌しながら反
応させた。反応の進行と共に、生成してくる水素
ガスや水蒸気により、オートクレーブ圧が上昇す
る。この圧上昇が止まつた時点で反応終了とし
た。反応時間は50分であつた。反応後、反応液か
ら触媒を別し、反応生成物をガスクロマトグラ
フイーにて分析した。また、蒸留によつて生成物
を単離し、融点、IR、1H−NMRおよび13C−
NMRでインドールの生成を確認した。 インドール4.4g、エチレングリコール基準の
転化率98.4%、エチレングリコール基準のインド
ール収率71.2%であつた。副生物は少なかつた。 実施例 2 実施例1において、ヨウ化カリウムの量を0.7
gに変え、反応時間を変えた他は、すべて、実施
例1と同様に実験を行なつたところ、反応時間80
分で、エチレングリコール基準の転化率96.0%、
インドール選択率73.3%、収率70.4%という結果
を得た。 実施例 3 実施例1において、ヨウ化カリウムの代わりに
ヨウ化リチウムを1.1g添加した他は、全く実施
例1と同様に実験を行つたところ、エチレングリ
コール基準の転化率91.9%、選択率56.9%、収率
52.3%という結果を得た。 実施例 4 実施例1において、ヨウ化カリウムの代わりに
ヨウ化ナトリウムを1.3g添加し、反応時間を変
えた他は全く実施例1と同様に実験を行なつたと
ころ、反応時間40分で、エチレングリコール基準
の転化率89.7%、インドール選択率69.5%、収率
62.3%という結果を得た。 実施例 5 実施例1において、ヨウ化鉛−ヨウ化カリウム
触媒の代わりにK2PbI4なる錯塩を触媒として6.8
g用い、反応時間を116分とした他は実施例1と
同様に実験を行なつたところ、エチレングリコー
ル基準の転化率97.0%、インドール選択率65.2
%、インドール収率63.2%という結果を得た。 なお、本実施例において用いたK2PbI4なる錯
塩の調製は、KIの飽和アセトン溶液(溶解度14.5
g/1500ml)中に、室温でPbI2を20.1g(該飽和
アセトン溶液中のKIの0.5倍モルに相当する)添
加し、撹拌を約20時間行つた後、極微量の不溶物
を別除去して得た液を蒸発乾固し、乾燥して
K2PbI4結晶を得ることにより行なつた。 比較例 1 実施例1において、ヨウ化鉛−ヨウ化カリウム
組合せ触媒の代わりに、ヨウ化鉛のみを4.1g触
媒として添加し、反応時間を変えた他は、全く実
施例1と同様に実験を行なつたところ、反応時間
290分で、エチレングリコール基準の転化率93.1
%、インドール選択率23.5%、収率21.9%であつ
た。 比較例 2 実施例1において、ヨウ化鉛−ヨウ化カリウム
組合せ触媒の代わりに、臭化鉛のみを3.3g触媒
として添加し、反応時間を変えた他は、全く実施
例1と同様に実験を行なつたところ、反応時間
137分で、エチレングリコール基準の転化率78.8
%、インドール選択率27.7%、収率21.8%であつ
た。 比較例 3〜5 従来の触媒を用いて気相反応を行なつた場合の
反応結果は、表1に示す通りである。表1のCu
−Crは日揮化学製「N−201」(組成:CuO45wt
%、Cr2O345wt%、MnO25wt%、円筒状5m/
m×4m/m)、CdSは和光純薬剤、CaSO4は岸
田化学製の特級をそれぞれ用いた。CdSとCaSO4
は、これらの市販品90mlに少量の水を加え、ニー
ダーによつて充分練つたものを脱水乾燥した後、
破砕して6〜10メツシユの粒とした。これらの成
形品50mlを、内径32mmの石英製流通型反応管に充
填し、その上にラシヒリングを充填し、上部より
アニリン/エチレングリコールモル比10の原料を
流した。キヤリヤーガスを使用する場合は、反応
管上部よりガスを所定流量流した。反応時間は2
時間である。
【表】
比較例 6〜9
従来の触媒を用いて液相反応を行なつた場合の
反応結果は、表2に示す通りである。これらの実
験は、実施例1において、触媒とその添加量並び
に反応時間を変えた他は実施例1と全く同様に実
験を行なつたものである。
反応結果は、表2に示す通りである。これらの実
験は、実施例1において、触媒とその添加量並び
に反応時間を変えた他は実施例1と全く同様に実
験を行なつたものである。
Claims (1)
- 1 アニリン類とエチレングリコールとを触媒の
存在下に液相で反応させてインドール類を製造す
る方法において、使用する触媒が鉛ヨウ化物とア
ルカリヨウ化物とを組合せたものであることを特
徴とする、インドール類の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59094169A JPS60239464A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | インド−ル類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59094169A JPS60239464A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | インド−ル類の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60239464A JPS60239464A (ja) | 1985-11-28 |
| JPH0559902B2 true JPH0559902B2 (ja) | 1993-09-01 |
Family
ID=14102846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59094169A Granted JPS60239464A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | インド−ル類の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60239464A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56150062A (en) * | 1980-04-22 | 1981-11-20 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Production of indole or indole derivative |
-
1984
- 1984-05-11 JP JP59094169A patent/JPS60239464A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60239464A (ja) | 1985-11-28 |
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