JPH0563304B2 - - Google Patents

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JPH0563304B2
JPH0563304B2 JP13190989A JP13190989A JPH0563304B2 JP H0563304 B2 JPH0563304 B2 JP H0563304B2 JP 13190989 A JP13190989 A JP 13190989A JP 13190989 A JP13190989 A JP 13190989A JP H0563304 B2 JPH0563304 B2 JP H0563304B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、金属板を基板として用いた多層の電
気積層板の製造方法に関するものである。
【従来の技術】
金属板2を基板とする電気積層板においては、
スルーホール5を形成するために孔明きの金属板
2が用いられる。すなわち、第3図aに示すよう
に金属板2にスルーホール5を形成すべき箇所に
おいてスルーホール5の径よりも大きな通孔1,
1…を設けておき、この複数枚の金属板2,2…
をプリプレグ3を介して重ねて加熱加圧成形をお
こなうことによつて、プリプレグ3に含浸した樹
脂を硬化させて各金属板2,2…を積層接着させ
ると共にプリプレグ3に含浸した樹脂を金属板2
の各通孔1,1…に流入充填させて硬化させる。
このとき各金属板2間には片面プリント配線板や
両面プリント配線板、多層プリント配線板などの
回路板12,12…を挟み込むと共に最外層に銅
箔などの金属箔13を重ねて成形をおこなうもの
であり、第3図bのように回路板12,12…を
各金属板2,2…間に積層すると共に最外層に金
属箔13を積層する。そして通孔1に充填させた
樹脂14の部分において第3図cのようにスルー
ホール5を穿孔加工することによつて、樹脂14
で金属板2との間の絶縁性が確保されたスルーホ
ール5を形成することができるのである。このの
ちに、金属箔13をエツチング加工して回路形成
をすると共にスルーホール5内にスルーホールメ
ツキを施すことによつて、多層の金属板2をベー
スとし、回路板12,12…による内層回路と金
属箔13による外層回路とで多層の回路を形成し
た多層の電気積層板に仕上げることができるので
ある。 しかし、第3図のような工程で成形をおこなつ
て電気積層板を製造するに際して、金属板2の通
孔1はプリプレグ3に含浸されている樹脂14で
充填されるために、金属板2が薄い場合には問題
はないが金属板2の厚みが厚くなると、プリプレ
グ3のうち通孔1に対応する部分の樹脂が通孔1
内に多量に流入されて通孔1の部分で電気積層板
の表面にくぼみが生じ、電気積層板の表面に凹凸
が発生して回路形成が困難になる等の問題が生じ
るものであつた。 そこで、第1図bに示すように金属板2の片面
にプリプレグ3aを重ねて加熱することによつて
金属板2にプリプレグ3aを仮接着し、金属板2
に設けた通孔1の片側の開口を閉じた状態で第1
図cのように通孔1内に樹脂4を充填し、そして
第1図dのように、この通孔1に樹脂4を充填し
た金属板2を他のプリプレグ3bを介して重ね、
加熱加圧成形することによつて電気積層板を製造
することが検討されている。このものでは金属板
2の通孔1には予め樹脂4が充填されているため
に、通孔1の部分でくぼみが生じて電気積層板の
表面に凹凸が発生するようなことがなくなるので
ある。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように金属板2の片面にプリプ
レグ3aを仮接着した後に、積層成形をおこなつ
て電気積層板を製造する場合には、積層板の成形
性が低下し、積層板内にボイドが発生し易いとい
う問題があつた。これは、第1図dのようにプリ
プレグ3aを金属板1に仮接着するにあたつて加
熱をおこなう必要があるために、仮接着の際の加
熱でプリプレグ3aに含浸されている樹脂の硬化
が進行することになり、従つて第1図dのように
積層成形をおこなう際にこのプリプレグ3aに含
浸されている樹脂の流れが不十分になつて、ボイ
ドが発生するものと考えられる。このようにボイ
ドが発生すると湿気が浸入して絶縁信頼性が低下
したりするおそれがある。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであ
り、ボイドが発生するようなことなく成形性良く
積層成形をおこなうことができる電気積層板の製
造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、通孔1を
設けた金属板2の片面にプリプレグ3aを重ねて
仮接着することによつてプリプレグ3aで通孔1
の片側の開口を閉じ、樹脂4を通孔1内に充填し
た後に、この金属板2とプリプレグ3aとの複合
体6を他のプリプレグ3bを介して重ねると共に
加熱加圧して積層成形し、しかる後に通孔1内の
樹脂4の部分でスルーホール5を穿孔加工するこ
とによつて電気積層板を製造するにあたつて、金
属板2に仮接着した後のプリプレグ3aの170℃、
20Kg/cm2、10分間の条件での樹脂流れ性が20%以
上になる条件で、金属板2へのプリプレグ3aの
仮接着をおこなうことを特徴とするものである。 以下本発明を詳細に説明する。 金属板2は銅板やアルミニウム板などで形成さ
れるものであり、スルーホール5を形成する箇所
において第1図aに示すように通孔1が穿孔加工
してある。通孔1はスルーホール5の直径よりも
大きな直径で形成されるものである。通孔1を形
成したのちに金属板2には樹脂との密着性を高め
るために表面処理を施しておくのが好ましい。表
面処理としては、酸化処理液などを用いる黒化処
理やブラウン処理、電解メツキによる表面こぶ付
け処理などを採用することができる。 一方、プリプレグ3aはガラス繊維の織布や不
織布、紙などを基材とし(特にガラス繊維の不織
布が望ましい)、これにエポキシ樹脂やポリイミ
ドなどの熱硬化性樹脂のワニスを固形分換算量で
40〜90重量%程度含浸して、これを乾燥すること
によつて調製されるものである。このプリプレグ
3aにおいて、含浸した樹脂の樹脂流れ性(グリ
ニスと称される)が30〜90%になるように、乾燥
条件等を調整するものである。本出願において、
樹脂流れ性とは、JIS C6487(1980年)に規定さ
れる試験法に準拠して、170℃、20Kg/cm2、10分
間の条件で測定した樹脂流れ性であると定義され
るものである。すなわち、約20gの試験片を秤量
した後に170℃のプレスに入れて20Kg/cm2の圧力
を10分間加え、次いで試験片をプレスから取り出
して冷却し、その試験片から流れ出した樹脂を取
り除いて再び試験片を秤量し、プレス前の試験片
の重量W1からプレス後の試験片の重量W2を差し
引いた数値をプレス前の試験片の重量W1で除し
た値の100分率として次式より求めた数値である。 樹脂流れ性(%)=〔(W1−W2)/W1〕×100 プリプレグ3aを作成するにあたつて上記のよ
うに樹脂流れ性が30〜90%になるようにする乾燥
条件は、プリプレグ3aに含浸する樹脂の種類等
によつて異なるが、例えば加熱温度を130〜170
℃、加熱時間を2〜10分程度に設定するのが一般
的である。尚、このプリプレグ3aは金属板2の
通孔1の底の開口を閉塞する作用をなせばよいの
で、厚みが0.1mm程度の薄いもので十分である。 そしてまず、金属板2の片面(下面)にプリプ
レグ3aを重ねて第1図bのように仮接着させ
る。一体化は金属板2にプリプレグ3aを重ねる
と共にさらにその上下に離型紙などを重ね、この
状態で熱を加えて熱溶着させたり、あるいは加熱
加圧成形したりすることによつておこなうことが
できる。このようにプリプレグ3aを仮接着する
にあたつて、プリプレグ3aに含浸した樹脂の樹
脂流れ性が20%未満にならないように、加熱温
度、加熱時間、加圧力を調整しておこなうもので
ある。樹脂流れ性が20%以上であれば、後述の積
層成形の際においてもこのプリプレグ3aに含浸
した樹脂の流動性を十分に確保することができ、
ボイドが発生することなく成形性良く積層成形を
おこなうことができるのである。つまり、本発明
はこのように、金属板2に仮接着した後のプリプ
レグ3aの樹脂の樹脂流れ性が20%以上であれ
ば、積層成形の際の成形性が悪くならないという
知見を得て完成されたのである。プリプレグ3a
に含浸した樹脂の樹脂流れ性が20%未満にならな
いように仮接着できる、加熱温度、加熱時間、加
圧力の条件は、プリプレグ3aに含浸した樹脂の
種類や配合等に左右されるために、特定の数値範
囲で規定することはできないが、プリプレグ3a
に含浸した樹脂がエポキシ樹脂やポリイミド樹脂
の場合には、加熱温度は80〜130℃、加熱時間は
30秒〜5分、加圧力は接触圧(すなわち0Kg/
cm2)〜10Kg/cm2の範囲が一般的である。これらの
条件の上限を超えると、プリプレグ3aに含浸し
た樹脂の樹脂流れ性が20%未満になるおそれがあ
る。逆に下限以下の条件であれば金属板2へのプ
リプレグ3aの接着が不十分になるおそれがあ
る。尚、金属板2に仮接着した後のプリプレグ3
aの樹脂の樹脂流れ性の上限は特に限定されない
が、樹脂流れ性が大き過ぎると積層成形の際の樹
脂の流出量が多くなるために、70%を上限として
設定するのが好ましい。 また、金属板2にプリプレグ3aを仮接着する
にあたつて、多段成形によつて生産性良く作業を
おこなうことができる。すなわち第2図に示すよ
うに、金属板2とプリプレグ3aとを重ねたもの
を1組とし、これを離型紙や金属プレートなどの
スペーサ14を介して複数組み重ねて熱盤15間
にセツトし、そしてこれをさらに複数段に重ねて
加熱成形することによつて、多数組みの金属板2
とプリプレグ3aとの仮接着を同時に生産性良く
おこなうことができるのである。しかしこの場
合、各段において熱盤15に近い組みのプリプレ
グ3aには高温度で熱が加わると共に熱盤15か
ら遠い中央部の組みのプリプレグ3aには熱は低
い温度で加わることになり、各組みでプリプレグ
3aに加わる熱履歴は異なつてくる。そして各段
での熱盤15間の組み数が多くなるとこの熱履歴
の差も大きくなり、熱盤15から遠い組みのプリ
プレグ3aの樹脂流れ性は20%以上でも、熱盤1
5に近い組みのプリプレグ3aの樹脂流れ性は20
%未満になるおそれがある。このために各プリプ
レグ3aでの熱履歴に差が大きく生じないように
して樹脂流れ性が総て20%以下になるようにする
ためには、各段の熱盤15間にセツトする組み数
を4組以下に設定するのが好ましい。 上記のように金属板2の片面にプリプレグ3a
を仮接着した後に、樹脂4を金属板2の通孔1に
流し込んで第1図cのように充填する。この樹脂
4としては特に限定されるものではないが、エポ
キシ樹脂やポリイミドなどプリプレグ3aに含浸
した樹脂と同種のものを用いるのが好ましい。ま
たこの樹脂には充填剤を配合しておくのが好まし
い。充填剤としては、Al2O3、Al2O3・H2O、
Al2O3・3H2O、タルク、MgO、CaCO3、Sb2O3
Sb2O5などの球状粉末や、EガラスやDガラス、
Tガラス、Rガラス、Qガラスなどのガラス繊維
や、ケプラー(デユポン社製)、テクノーラ(帝
人社製)などのアラミド繊維等を細かく切断して
すりつぶした針状粉末を例示することができる。
通孔1への樹脂4の充填は、樹脂4をワニス状な
ど液状に調製して流し込むようにする他、粉末状
に調製して流し込むようにしたり、予め通孔1の
形に成形しておいて固形の状態で嵌め込んでおこ
なうことができる。そして必要に応じて減圧脱気
しつつ加熱することによつて通孔1内の樹脂を硬
化させる。 次に、上記のように金属板2とプリプレグ3a
とを仮接着すると共に通孔1に樹脂4を充填して
形成される複合体6を用いて電気積層板を製造す
るにあたつては、第1図dのようにプリプレグ3
bを介して複合体6を数枚重ねると共に最外層の
複合体6の外面にプリプレグ3bを介して銅箔な
どの金属箔13を重ねる。このとき各複合体6間
にはプリプレグ3bを介して片面プリント配線板
や両面プリント配線板、多層プリント配線板など
の内層用回路を形成した回路板12,12…がセ
ツトしてある。このプリプレグ3bとしては、前
記プリプレグ3aと同様にガラス布や紙などを基
材とし、これにエポキシ樹脂やポリイミドなどの
熱硬化性樹脂を含浸して乾燥することによつて調
製されるものが用いられるものであり、この樹脂
としてはプリプレグ3aの調製に用いる樹脂と同
種のものを使用するのが好ましく、プリプレグ3
aとプリプレグ3bとは同じものを用いるように
することもできる。 そして加熱加圧成形をおこなうことによつて、
プリプレグ3aとプリプレグ3bに含浸した樹脂
をそれぞれ一旦溶融させると共に硬化させて金属
板2と回路板12とを交互に積層接着させ、第3
図bの場合と同様な層構成で金属板2と回路板1
0とを交互に積層すると共に最外層に金属箔13
を積層接着した電気積層板を得ることができる。
このとき、金属板2の通孔1には樹脂4が予め充
填されているために、通孔1に対応する部分でく
ぼみが生じるようなおそれはなく、くぼみによつ
て金属箔13の表面に凹凸が生じるようなおそれ
もない。そして、この積層成形にあたつてプリプ
レグ3aに含浸した樹脂は樹脂流れ性が20%以上
であるために、この成形の際にも十分な溶融流動
性が確保されるものであり、ボイドが発生するよ
うなことなく良好な成形性で成形をおこなうこと
ができるものである。 以上のようにして金属板2と回路板12とを交
互に積層すると共に表面に金属箔13を積層した
のちに、ドリル加工やパンチ加工などでスルーホ
ール5を穿孔加工する。スルーホール5は第3図
cに示すと同様に、通孔1に充填した樹脂4の部
分において通孔1の直径よりも小さい直径で形成
されるものであり、従つてスルーホール5の内周
と金属板2との間の電気絶縁性は樹脂4によつて
確保されることになる。尚、スルーホール5のう
ち一部のものはアースなどのために金属板2を貫
通して形成されている。そしてスルーホール5を
加工したのちに、スルーホール5の内周に銅メツ
キなどでスルーホールメツキを形成したり、金属
箔13をエツチング処理して外層回路を形成した
りして、多層の金属板2をベースとし回路板12
による内層回路と金属箔13による外層回路とを
設けた多層の電気積層板として仕上げるのであ
る。このものにあつて、金属板2の通孔1に充填
した樹脂4には充填剤が配合されているので、ス
ルーホール5を加工する際にスルーホール5の内
周面に充填剤が露出してスルーホール5の内周面
が凹凸面となり、凹凸面のアンカー効果などでス
ルーホール5の内周面に施すスルーホールメツキ
の密着性が高まるものである。
【実施例】
次に、本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。 末端官能型イミド樹脂(住友化学社製TMS−
20)200重量部、液状エポキシ樹脂149重量部、ブ
ロム化ノボラツク樹脂136重量部、ルイス酸化合
物82重量部、不飽和ビスマレイミド20重量部を混
合し、90℃で50分間加熱したのちに常温にまで冷
却して30分間撹拌下反応させることによつてエポ
キシ変性ポリイミド樹脂ワニスを調製した。次に
このエポキシ変性ポリイミド樹脂ワニスに基材と
してガラス不織布(日本バイリーン製EP−
4075:75g/m2)を浸漬し、次いで乾燥すること
によつて、780g/m2のプリプレグ3aを作成し
た。ここで乾燥の条件は140℃、5分に設定し、
プリプレグ3aに含浸した樹脂の樹脂流れ性が45
%になるように調整した。 一方、金属板2として500mm×400mm×0.5mmの
銅板を用い、直径が1.5mmの通孔1を1.8mmピツチ
で縦100×横60の個数設けた。そしてこの金属板
2の下面に上記プリプレグ3aを重ね、これを第
2図に示すように熱盤15間に複数組みセツト
し、さらに多段に重ねて加熱することによつて金
属板2にプリプレグ3aを仮接着した。この仮接
着の際の熱盤15による加熱温度と加熱時間を次
表に示す。また加圧力は2Kg/cm2になるように調
整した。さらにこの仮接着の際の各段の熱盤15
間にセツトした金属板2とプリプレグ3aの組み
数を次表に示す。このように金属板2の下面にプ
リプレグ3aを仮接着した後に、上記のエポキシ
変性ポリイミド樹脂ワニスに充填剤としてEガラ
ス微粉末を配合して調製した充填剤入り樹脂を流
し込んで充填した。Eガラス微粉末としては平均
長さが35μ、平均直径が13μのものを、300PHRの
配合量で配合して用いた。 そしてこの金属板2とプリプレグ3aとを仮接
着した複合体6を3枚、両面銅張ポリイミド樹脂
積層板の銅箔をエツチング加工して回路を設ける
ことによつて形成した両面プリント配線板を回路
板12として2枚用い、プリプレグ3bとして上
記プリプレグ3aと同じものを用い、これらを第
1図dのように重ねると共に上下にプリプレグ3
bを介して35μ厚の銅箔13を重ね、まず20Kg/
cm2の加圧条件を維持しつつ140℃で20分間、170℃
で90分間加熱すると共に20分間を要して冷却して
積層成形をおこなうことによつて、金属板2と回
路板12とを交互に積層し表面に銅箔13を張つ
た多層積層板を得た。こののちに金属板2の通孔
1の部分において多層積層板に直径が0.9mmのス
ルーホールをドリル加工し、次いで銅メツキをお
こなつてスルーホールの内周にスルーホールメツ
キを施すことによつて電気積層板を得た。 上記のようにして電気積層板を製造するにあた
つて、金属板2に仮接着した後のプリプレグ3a
の樹脂の樹脂流れ性を測定した。結果を次表の
「樹脂流れ性」の欄に示す。また得られた電気積
層板において各プリプレグ3aの部分にボイドが
発生しているか否かを検査し、結果を次表の「成
形性」の欄に示す。表において、熱盤15間にセ
ツトした複数組みのプリプレグ3aのうち、上端
のものから順に「1組目」〜「7組目」として示
した。また「成形性」の欄において、「〇」はボ
イドの発生無し、「△」は30cm四方の範囲内にボ
イド10個以下発生、「×」は30cm四方の範囲内に
ボイド11個以上発生、をそれぞれ示す。
【表】 表のNo.1、No.2、No.3にみられるように、プリ
プレグ3aの樹脂流れ性が20%以上になる条件で
金属板2にプリプレグ3aを仮接着することによ
つて、積層成形の際にボイドが発生することなく
成形性を高めることができることが確認される。
またNo.6にみられるように、仮接着する際に段内
の組み数が多いと段内の中央部ではプリプレグ3
aの樹脂流れ性は20%以上になつて成形性も良好
になるが、熱盤15に近い端部ではプリプレグ3
aの樹脂流れ性が20%未満になつて成形性が悪く
なるということも確認できる。尚、No.3では段内
の総てのプリプレグ3aの樹脂流れ性が20%以上
であり、しかも総てのものにおいて成形性が良好
であつたが、段内の組み数が多いためにプリプレ
グ3aの樹脂流れ性が27〜34%の範囲で大きくバ
ラツクために、積層成形した後の電気積層板の板
厚のバラツキの原因になるおそれがあり、好まし
くない。
【発明の効果】
上述のように本発明にあつては、通孔を設けた
金属板の片面にプリプレグを重ねて仮接着するこ
とによつてプリプレグで通孔の片側の開口を閉
じ、樹脂を通孔内に充填した後に、この金属板と
プリプレグとの複合体を他のプリプレグを介して
重ねると共に加熱加圧して積層成形するようにし
たので、金属板の通孔に樹脂を充填した状態で成
形をおこなうことができ、プリプレグに含浸した
樹脂は通孔内に流入されることがないものであつ
て、通孔に対応する部分でプリプレグにくぼみが
生じて積層板の表面に凹凸が発生することを防ぐ
ことができるものである。そして本発明ではさら
に、金属板に仮接着した後のプリプレグの170℃、
20Kg/cm2、10分間の条件での樹脂流れ性が20%以
上になる条件で、金属板へのプリプレグの仮接着
をおこなうようにしたので、積層成形にあたつて
プリプレグに含浸した樹脂は十分な流動性が確保
されるものであり、ボイドが発生するようなこと
なく良好な成形性で成形をおこなうことができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至dは本発明に係る電気積層板の製
造の各工程を示す断面図、第2図は同上の金属板
へのプリプレグの仮接着の工程を示す断面図、第
3図a,b,cは従来例の断面図である。 1は通孔、2は金属板、3a,3bはプリプレ
グ、4は充填剤入り樹脂、5はスルーホール、6
は複合体である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 通孔を設けた金属板の片面にプリプレグを重
    ねて仮接着することによつてプリプレグで通孔の
    片側の開口を閉じ、樹脂を通孔内に充填した後
    に、この金属板とプリプレグとの複合体を他のプ
    リプレグを介して重ねると共に加熱加圧して積層
    成形し、しかる後に通孔内の樹脂の部分でスルー
    ホールを穿孔加工することによつて電気積層板を
    製造するにあたつて、金属板に仮接着した後のプ
    リプレグの170℃、20Kg/cm2、10分間の条件での
    樹脂流れ性が20%以上になる条件で、金属板への
    プリプレグの仮接着をおこなうことを特徴とする
    電気積層板の製造方法。
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