JPH0565242A - アリルアルコール体およびその製造方法 - Google Patents
アリルアルコール体およびその製造方法Info
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- JPH0565242A JPH0565242A JP3229134A JP22913491A JPH0565242A JP H0565242 A JPH0565242 A JP H0565242A JP 3229134 A JP3229134 A JP 3229134A JP 22913491 A JP22913491 A JP 22913491A JP H0565242 A JPH0565242 A JP H0565242A
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- Japan
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- formula
- allyl alcohol
- compound
- represented
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 アンスラサイクリン系抗癌剤合成への有用中
間体とその製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明のアリルアルコール体は、式5で表
わされることを特徴とし、(ただし、式中、R1、
R2、R3はそれぞれ低級アルキル基を示す。これらの
R1、R2、R3は同一であっても良いし、それぞれ異
なる種類であっても良い。)前記アリルアルコールの製
造法は、式1で表されるキラルアセタール体と1−トリ
メチルシリル−2,3−ブタジェンとをチタニウム触媒
の存在下に反応させて式3で表されるジェン体を生成
し、このジェン体とベンゾキノンとのディールスアルダ
ー反応を行った後にベンゼン核上の水酸基をアルキル化
することにより式4で表されるアルキルエーテル体を生
成し、このアルキルエーテル体におけるエーテル結合の
酸化的開裂を行うことを特徴とするアリルアルコール体
の合成結合方法。
間体とその製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明のアリルアルコール体は、式5で表
わされることを特徴とし、(ただし、式中、R1、
R2、R3はそれぞれ低級アルキル基を示す。これらの
R1、R2、R3は同一であっても良いし、それぞれ異
なる種類であっても良い。)前記アリルアルコールの製
造法は、式1で表されるキラルアセタール体と1−トリ
メチルシリル−2,3−ブタジェンとをチタニウム触媒
の存在下に反応させて式3で表されるジェン体を生成
し、このジェン体とベンゾキノンとのディールスアルダ
ー反応を行った後にベンゼン核上の水酸基をアルキル化
することにより式4で表されるアルキルエーテル体を生
成し、このアルキルエーテル体におけるエーテル結合の
酸化的開裂を行うことを特徴とするアリルアルコール体
の合成結合方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下記(化5)で表される
アンスラサイクリン系抗癌剤の合成に有用な中間体であ
るアリルアルコール体に関し、さらに詳しくは、このア
ンスラサイクリン系抗癌剤の合成における有用な中間体
である下記(化6)で表されるケトン体を合成するのに
有効な出発物質であるアリルアルコール体に関する。
アンスラサイクリン系抗癌剤の合成に有用な中間体であ
るアリルアルコール体に関し、さらに詳しくは、このア
ンスラサイクリン系抗癌剤の合成における有用な中間体
である下記(化6)で表されるケトン体を合成するのに
有効な出発物質であるアリルアルコール体に関する。
【0002】
【化5】
【0003】(ただし、式中、R4 は水素原子、低級ア
ルキル基あるいは低級アルコキシ基を示し、R5 は低級
アルキル基あるいはヒドロキシアルキル基を示す。)
ルキル基あるいは低級アルコキシ基を示し、R5 は低級
アルキル基あるいはヒドロキシアルキル基を示す。)
【0004】
【化6】
【0005】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、上
記(化5)で表されるアンスラサイクリン系抗生物質は
医薬的に重要な分野を占めている。このアンスラサイク
リン系抗生物質としては、自然界から得ることのできる
下記(化5a)で表されるダウノルビシンと下記(化5
b)で表されるドキソルビシンとが、抗癌剤として注目
されてきた。
記(化5)で表されるアンスラサイクリン系抗生物質は
医薬的に重要な分野を占めている。このアンスラサイク
リン系抗生物質としては、自然界から得ることのできる
下記(化5a)で表されるダウノルビシンと下記(化5
b)で表されるドキソルビシンとが、抗癌剤として注目
されてきた。
【0006】しかしながら、これらの物質は、薬剤投与
量に依存した蓄積性で不可逆的な心毒性を示すなどの副
作用が強いという問題があった。これを解決するために
このような副作用を抑制すると共に抗腫瘍活性を改善し
たダウノルビシンやドキソルビシンの類似体である下記
(化5c)で表される4−デメトキシダウノルビシンと
下記(化5d)で表される4−デメトキシドキソルビシ
ンとが臨床学的に将来有望であるとして期待されてい
る。
量に依存した蓄積性で不可逆的な心毒性を示すなどの副
作用が強いという問題があった。これを解決するために
このような副作用を抑制すると共に抗腫瘍活性を改善し
たダウノルビシンやドキソルビシンの類似体である下記
(化5c)で表される4−デメトキシダウノルビシンと
下記(化5d)で表される4−デメトキシドキソルビシ
ンとが臨床学的に将来有望であるとして期待されてい
る。
【0007】
【化5a】
【0008】
【化5b】
【0009】
【化5c】
【0010】
【化5d】
【0011】そこで、これらの4−デメトキシダウノル
ビシンと4−デメトキシドキソルビシンとを合成する方
法が考えられてきた。
ビシンと4−デメトキシドキソルビシンとを合成する方
法が考えられてきた。
【0012】最近、上記(化6)で表されるケトン体が
前記合成に有効な中間体として用いることのできること
が分かり、下記(化6a)で表される(R)−(−)−
2−アセチル−5,8−ジメトキシ−1,2,3,4−
テトラハイドロ−2−ナフトールが好適に利用されてき
ている。
前記合成に有効な中間体として用いることのできること
が分かり、下記(化6a)で表される(R)−(−)−
2−アセチル−5,8−ジメトキシ−1,2,3,4−
テトラハイドロ−2−ナフトールが好適に利用されてき
ている。
【0013】
【化6a】
【0014】しかしながら、この中間体である(R)−
(−)−2−アセチル−5,8−ジメトキシ−1,2,
3,4−テトラハイドロ−2−ナフトールは入手が困難
であった。
(−)−2−アセチル−5,8−ジメトキシ−1,2,
3,4−テトラハイドロ−2−ナフトールは入手が困難
であった。
【0015】そこで、図2に示すようなこの(R)−
(−)−2−アセチル−5,8−ジメトキシ−1,2,
3,4−テトラハイドロ−2−ナフトールの合成方法が
考えられている。
(−)−2−アセチル−5,8−ジメトキシ−1,2,
3,4−テトラハイドロ−2−ナフトールの合成方法が
考えられている。
【0016】しかしながら、この方法においても、合成
の出発物質である下記(化7)で表されるアリルアルコ
ール体の入手が困難であるという問題点があった。
の出発物質である下記(化7)で表されるアリルアルコ
ール体の入手が困難であるという問題点があった。
【0017】
【化7】
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するための本発明は、前記(化1)で表されることを特
徴とするアリルアルコール体であり、請求項2に記載の
本発明は下記(化2)で表されるキラルアセタール体と
1−トリメチルシリル−2,3−ブタジエンとをチタニ
ウム触媒の存在下に反応させて下記(化3)で表される
ジエン体を生成し、このジエン体とベンゾキノンとのデ
ィールス−アルダー反応を行った後にベンゼン核上のカ
ルボニル基をアルキル化することにより下記(化4)で
表されるアルキルエーテル体を生成し、このアルキルエ
ーテル体におけるエーテル結合の酸化的開裂を行うこと
により請求項1に記載のアリルアルコール体を生成する
ことを特徴とするアリルアルコール体の合成方法であ
る。
するための本発明は、前記(化1)で表されることを特
徴とするアリルアルコール体であり、請求項2に記載の
本発明は下記(化2)で表されるキラルアセタール体と
1−トリメチルシリル−2,3−ブタジエンとをチタニ
ウム触媒の存在下に反応させて下記(化3)で表される
ジエン体を生成し、このジエン体とベンゾキノンとのデ
ィールス−アルダー反応を行った後にベンゼン核上のカ
ルボニル基をアルキル化することにより下記(化4)で
表されるアルキルエーテル体を生成し、このアルキルエ
ーテル体におけるエーテル結合の酸化的開裂を行うこと
により請求項1に記載のアリルアルコール体を生成する
ことを特徴とするアリルアルコール体の合成方法であ
る。
【0019】
【化1】
【0020】(ただし、式中、R1 、R2 、R3 はそれ
ぞれ低級アルキル基を示す。これらのR1 、R2 、R3
は同一であっても良いし、それぞれ異なる種類であって
も良い。)
ぞれ低級アルキル基を示す。これらのR1 、R2 、R3
は同一であっても良いし、それぞれ異なる種類であって
も良い。)
【0021】
【化2】
【0022】(ただし、式中、R3 は前記と同様の意味
を表す。)
を表す。)
【0023】
【化3】
【0024】(ただし、式中、R3 は前記と同様の意味
を表す。)
を表す。)
【0025】
【化4】
【0026】(ただし、式中、R1 、R2 、R3 はそれ
ぞれ前記と同様の意味を表す。) 以下、本発明について詳細に説明する。
ぞれ前記と同様の意味を表す。) 以下、本発明について詳細に説明する。
【0027】本発明に係る(化1)で表されるアリルア
ルコール体は上記したアンスラサイクリン系抗癌剤とし
て有効な上記(化5c)で表される4−ジメトキシダウ
ノルビシンと上記(化5d)で表される4−デメトキシ
ドキソルビシンとの合成に有用な中間体である(化6)
で示されるケトン体を合成する場合の出発物質や中間体
として用いることができる。
ルコール体は上記したアンスラサイクリン系抗癌剤とし
て有効な上記(化5c)で表される4−ジメトキシダウ
ノルビシンと上記(化5d)で表される4−デメトキシ
ドキソルビシンとの合成に有用な中間体である(化6)
で示されるケトン体を合成する場合の出発物質や中間体
として用いることができる。
【0028】アリルアルコール体を示す(化1)におけ
るR1 、R2 およびR3 は低級アルキル基を示し、具体
的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等
を挙げることができる。これら各種の低級アルキル基の
中でもメチル基が好ましい。なお、同一分子内における
R1 、R2 およびR3 は互いに同一であっても、また相
違していても良い。
るR1 、R2 およびR3 は低級アルキル基を示し、具体
的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等
を挙げることができる。これら各種の低級アルキル基の
中でもメチル基が好ましい。なお、同一分子内における
R1 、R2 およびR3 は互いに同一であっても、また相
違していても良い。
【0029】図1は、(化2)で表されるキラルなアセ
タール体を出発物質として、(化1)で示されるアリル
アルコール体を合成する反応経路を示す。
タール体を出発物質として、(化1)で示されるアリル
アルコール体を合成する反応経路を示す。
【0030】図1に示すように、(R,R)−2,4−
ペンチルアセタール体1とアレニルメチルトリメチルシ
ラン2とを、テトライソプロポキシチタンと三塩化チタ
ンとを含有するチタニウム触媒の存在下に反応させてジ
エン体3を製造し(反応a)、次いでこのジエン体3と
ベンゾキノンとでディールス−アルダー反応を行い、生
成物におけるベンゼン核上のカルボニルをアルキル化す
ることによりアルキルエーテル体4を得(反応b)、得
られるアルキルエーテル体4につきスワーン酸化による
エーテル結合の酸化的開裂することにより、アリルアル
コール体5を製造することができる。(反応c) 前記アルキルエーテル体4からアリルアルコール体5へ
誘導するために、キラルセグメントの除去は、例えば、
P.A.Bartlett,W.S.Johnson,and J.D.Elliott,J.Am.Che
m.Soc.,1983,105,2088. に記載された手法によることが
できる。
ペンチルアセタール体1とアレニルメチルトリメチルシ
ラン2とを、テトライソプロポキシチタンと三塩化チタ
ンとを含有するチタニウム触媒の存在下に反応させてジ
エン体3を製造し(反応a)、次いでこのジエン体3と
ベンゾキノンとでディールス−アルダー反応を行い、生
成物におけるベンゼン核上のカルボニルをアルキル化す
ることによりアルキルエーテル体4を得(反応b)、得
られるアルキルエーテル体4につきスワーン酸化による
エーテル結合の酸化的開裂することにより、アリルアル
コール体5を製造することができる。(反応c) 前記アルキルエーテル体4からアリルアルコール体5へ
誘導するために、キラルセグメントの除去は、例えば、
P.A.Bartlett,W.S.Johnson,and J.D.Elliott,J.Am.Che
m.Soc.,1983,105,2088. に記載された手法によることが
できる。
【0031】本発明の方法によると、本発明のアリルア
ルコール体5は光学純度が95%以上である。ただし、
この光学純度は、相当する(R)−および(S)−α−
メチル−α−トリフルオロメチル安息香酸を標準にして
500MHzの1HNMRにより分析することができ
る。(化1)におけるR1 、R2 およびR3 がいずれも
メチル基であるアリルアルコール体は、その融点が10
8〜109℃であり、旋光度[α]D 31 は+25.2°
(C 0.975、CHCl3 )である。
ルコール体5は光学純度が95%以上である。ただし、
この光学純度は、相当する(R)−および(S)−α−
メチル−α−トリフルオロメチル安息香酸を標準にして
500MHzの1HNMRにより分析することができ
る。(化1)におけるR1 、R2 およびR3 がいずれも
メチル基であるアリルアルコール体は、その融点が10
8〜109℃であり、旋光度[α]D 31 は+25.2°
(C 0.975、CHCl3 )である。
【0032】得られたアリルアルコール体5は次のよう
にしてケトン体7を製造することができる。すなわち、
図1に示すように、アリルアルコール体5をm−クロロ
過安息香酸でバナジウム触媒の存在下においてエポキシ
化すると、エポキシ体6が得られる(反応d)。このエ
ポキシ化反応は、K.B.Sharpless and T.R.Verhoeven,Al
derichimica Acta,1979, 12,63 およびN.Tanno and S.T
erashima,Chem. Pharm. Bull.,1983,31,811and 821 に
記載された手法により進行させることができる。
にしてケトン体7を製造することができる。すなわち、
図1に示すように、アリルアルコール体5をm−クロロ
過安息香酸でバナジウム触媒の存在下においてエポキシ
化すると、エポキシ体6が得られる(反応d)。このエ
ポキシ化反応は、K.B.Sharpless and T.R.Verhoeven,Al
derichimica Acta,1979, 12,63 およびN.Tanno and S.T
erashima,Chem. Pharm. Bull.,1983,31,811and 821 に
記載された手法により進行させることができる。
【0033】このエポキシ体6を、水素化リチウムアル
ミニウムで還元した後にフェチゾン酸化をすることによ
りケトン体7を製造することができる(反応e)。
ミニウムで還元した後にフェチゾン酸化をすることによ
りケトン体7を製造することができる(反応e)。
【0034】ケトン体7のうち、(化6)におけるR
1 、R2 およびR3 がいずれもメチル基であるケトン体
は、光学分割充填剤を充填したカラムを利用したカラム
クロマトグラフィーによる精製後の光学純度は91%で
ある。また、このケトン体の融点は130〜131℃で
あり、旋光度[α]D 28 は−47.2(C 1.12
0,CHCl3 )[文献値、融点128〜129℃、旋
光度[α]D 20 −48.7(C 0.825,CHCl
3 )]である。
1 、R2 およびR3 がいずれもメチル基であるケトン体
は、光学分割充填剤を充填したカラムを利用したカラム
クロマトグラフィーによる精製後の光学純度は91%で
ある。また、このケトン体の融点は130〜131℃で
あり、旋光度[α]D 28 は−47.2(C 1.12
0,CHCl3 )[文献値、融点128〜129℃、旋
光度[α]D 20 −48.7(C 0.825,CHCl
3 )]である。
【0035】
【実施例】次に本発明の実施例を示し、本発明について
図3を用い詳細に説明する。図3は、実施例における各
反応経路を示しており、この図3に示す〜の各記号
は、下記に記載する各反応ステップ〜にそれぞれ対
応する。(化1)におけるR1 、R2 およびR3 がいず
れもメチル基であるアリルアルコール体の合成につい
て、先ず出発物質であるキラルなアセタール体の合成法
から説明する。
図3を用い詳細に説明する。図3は、実施例における各
反応経路を示しており、この図3に示す〜の各記号
は、下記に記載する各反応ステップ〜にそれぞれ対
応する。(化1)におけるR1 、R2 およびR3 がいず
れもメチル基であるアリルアルコール体の合成につい
て、先ず出発物質であるキラルなアセタール体の合成法
から説明する。
【0036】反応ステップ (2R,4R)−(−)−2,4−ペンタンジオール
(図3中の化合物14)2g(19.2mmol)およ
びトリエチルアミン8.6ml(61.4mmol)の
テトラヒドロフラン20ml溶液に水冷下にトリメチル
シリルクロリド5.8ml(46.1mmol)を加え
た後、室温で5時間撹拌した。溶媒を減圧下に留去した
後、ジエチルエーテルを加え、無機塩をセライト濾過し
た。濾液を減圧下に溶媒留去した。得られた残渣を減圧
蒸留に付し、無色油状のジトリメチルシリルエーテル体
(図3中の化合物15)13、3.8g(収率80%)
を得た。
(図3中の化合物14)2g(19.2mmol)およ
びトリエチルアミン8.6ml(61.4mmol)の
テトラヒドロフラン20ml溶液に水冷下にトリメチル
シリルクロリド5.8ml(46.1mmol)を加え
た後、室温で5時間撹拌した。溶媒を減圧下に留去した
後、ジエチルエーテルを加え、無機塩をセライト濾過し
た。濾液を減圧下に溶媒留去した。得られた残渣を減圧
蒸留に付し、無色油状のジトリメチルシリルエーテル体
(図3中の化合物15)13、3.8g(収率80%)
を得た。
【0037】生成したジトリメチルシリルエーテル体1
5の物性値を以下に示す。 bp100℃(1mmHg)(クーゲロール) [α]D 31 −46.1°(C 1.02、CHCl3 ) IRνmax(neat)cm-1: 1375、1250、1157、1120、842、7
51、6841 H−NMR(CDCl3 )δ: 3.91(sextet,2H,J=6.1Hz) 1.49(dd,2H,J=6.6,5.9Hz) 1.14(d,6H,J=6.4Hz) 0.12(s,18H) MS m/e:233(M+ −Me)、117(100
%) 分子量測定(C10H25O2 Si2 として) 計算値:233.1393 実測値:233.1377 元素分析(C11H28O2 として) 計算値(%):C,53.19、H,11.37 実測値(%):C,53.04、H,11.35。
5の物性値を以下に示す。 bp100℃(1mmHg)(クーゲロール) [α]D 31 −46.1°(C 1.02、CHCl3 ) IRνmax(neat)cm-1: 1375、1250、1157、1120、842、7
51、6841 H−NMR(CDCl3 )δ: 3.91(sextet,2H,J=6.1Hz) 1.49(dd,2H,J=6.6,5.9Hz) 1.14(d,6H,J=6.4Hz) 0.12(s,18H) MS m/e:233(M+ −Me)、117(100
%) 分子量測定(C10H25O2 Si2 として) 計算値:233.1393 実測値:233.1377 元素分析(C11H28O2 として) 計算値(%):C,53.19、H,11.37 実測値(%):C,53.04、H,11.35。
【0038】反応ステップ 前記ジトリメチルシリルエーテル体(図3中の化合物1
5)1g(4.0mmol)およびアセトアルデヒド
0.27ml(4.8mmol)の塩化メチレン17m
l溶液に−78℃でトリメチルシリルトリフルオロメタ
ンスルフォネート10μl(0.04mmol)を加
え、反応液を0℃まで徐々に昇温した。反応後、飽和重
炭酸ソーダ水溶液を加え分液した後、有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去して得ら
れた残渣を常圧蒸留し、無色油性のアセタール体(図3
中の化合物16)362mg(収率70%)を得た。
5)1g(4.0mmol)およびアセトアルデヒド
0.27ml(4.8mmol)の塩化メチレン17m
l溶液に−78℃でトリメチルシリルトリフルオロメタ
ンスルフォネート10μl(0.04mmol)を加
え、反応液を0℃まで徐々に昇温した。反応後、飽和重
炭酸ソーダ水溶液を加え分液した後、有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去して得ら
れた残渣を常圧蒸留し、無色油性のアセタール体(図3
中の化合物16)362mg(収率70%)を得た。
【0039】生成したアセタール体16の物性値を以下
に示す。
に示す。
【0040】bp70〜80℃(40mmHg)(クー
ゲロール) [α]D 30 +45.2(C 1.15、CHCl3 ) IRνmax(neat)cm-1: 1455、1408、1377、1337、1321、
1287、 1096、997、9651 H−NMR(CDCl3 )δ: 5.00(q,1H,J=4.9Hz) 4.26(quint ,1H,J=7.0Hz) 3.94(quint ,d,1H,J=6.0,2.2H
z) 1.74(ddd,1H,J=17.3,11.4,
5.9Hz) 1.00〜1.40(m,1H) 1.33(d,3H,J=7.1Hz) 1.25(d,3H,J=5.1Hz) 1.14(d,3H,J=6.3Hz) MS m/e:130(M+ )、129(M+ −1)、
43(100%) 分子量測定(C7 H14O2 (M+ −1)として) 計算値:129、0916 実測値:129、0919 反応ステップ 四塩化チタン0.98ml(8.9mmol)の塩化メ
チレン27ml溶液にテトライソプロポキシチタン2.
2ml(7.5mmol)を室温下で加えることにより
混合チタニウム試薬を得た。別の容器に前記アセタール
体(図3中の化合物16)260mg(1.5mmo
l)およびアレニルメチルトリメチルシラン(図3中の
化合物2)1.5g(11.9mmol)の塩化メチレ
ン8ml溶液に、前記混合チタニウム試薬を、7.5時
間かけて、−78℃で滴下した。同温度で更に20時間
撹拌し、メタノール7.5mlを加え、0℃に昇温した
後、塩酸で酸性にし、分液した後、有機層を水および飽
和重炭酸ソーダ溶液で順次に洗浄した。洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下で溶媒を留去
し、得られた残渣をシリカゲル(20g)を用いたカラ
ムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテルとn−
ヘキサンとの混合溶媒(体積比1:2)を流分としてジ
エン体(図3中の化合物17)215mg(収率78
%)を得た。
ゲロール) [α]D 30 +45.2(C 1.15、CHCl3 ) IRνmax(neat)cm-1: 1455、1408、1377、1337、1321、
1287、 1096、997、9651 H−NMR(CDCl3 )δ: 5.00(q,1H,J=4.9Hz) 4.26(quint ,1H,J=7.0Hz) 3.94(quint ,d,1H,J=6.0,2.2H
z) 1.74(ddd,1H,J=17.3,11.4,
5.9Hz) 1.00〜1.40(m,1H) 1.33(d,3H,J=7.1Hz) 1.25(d,3H,J=5.1Hz) 1.14(d,3H,J=6.3Hz) MS m/e:130(M+ )、129(M+ −1)、
43(100%) 分子量測定(C7 H14O2 (M+ −1)として) 計算値:129、0916 実測値:129、0919 反応ステップ 四塩化チタン0.98ml(8.9mmol)の塩化メ
チレン27ml溶液にテトライソプロポキシチタン2.
2ml(7.5mmol)を室温下で加えることにより
混合チタニウム試薬を得た。別の容器に前記アセタール
体(図3中の化合物16)260mg(1.5mmo
l)およびアレニルメチルトリメチルシラン(図3中の
化合物2)1.5g(11.9mmol)の塩化メチレ
ン8ml溶液に、前記混合チタニウム試薬を、7.5時
間かけて、−78℃で滴下した。同温度で更に20時間
撹拌し、メタノール7.5mlを加え、0℃に昇温した
後、塩酸で酸性にし、分液した後、有機層を水および飽
和重炭酸ソーダ溶液で順次に洗浄した。洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下で溶媒を留去
し、得られた残渣をシリカゲル(20g)を用いたカラ
ムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテルとn−
ヘキサンとの混合溶媒(体積比1:2)を流分としてジ
エン体(図3中の化合物17)215mg(収率78
%)を得た。
【0041】生成したジエン体17、の物性値を以下に
示す。
示す。
【0042】[α]D 31 +35.5(C 1.10、C
HCl3 ) IRνmax(neat)cm-1: 3422、1373、1094、9031 H−NMR(CDCl3 )δ: 6.33(ddd,1H,J=17.8,11.0,
1.0Hz) 5.03〜5.46(m,4H) 3.95〜4.40(m,2H) 3.32(brs,1H) 1.38〜1.90(m,2H) 1.30(d,3H,J=6.4Hz) 1.17(d,6H,J=6.1Hz) MS m/e:184(M+ )、81(100%) 分子量測定(C11H20O2 (M+ )として) 計算値:184、1463 実測値:184、1490 元素分析(C11H20O2 として) 計算値(%):C,71.68、H,10.95 実測値(%):C,71.30、H,10.89 反応ステップ 前記ジエン体(図3中の化合物17)212mg(1.
1mmol)およびp−ベンゾキノン460mg(4.
3mmol)のトルエン4ml溶液を7時間かけて還流
した。反応後、溶媒を減圧下で留去した後、得られた残
渣をシリカゲル(28g)を用いたカラムクロマトグラ
フィーに付し、ジエチルエーテルとn−ヘキサンの混合
溶媒(体積比4:1)の流分よりハイドロキノン体およ
びジケトン体の混合物を得た。次に、前記混合物のアセ
トン4ml溶液に炭酸カリウム440mg(3.4mm
ol)およびジメチル硫酸160μl(1.7mmo
l)を順次に加えて3時間加熱還流した。還流後、ジエ
チルエーテルで希釈し、有機層を水、飽和食塩水で無水
硫酸マグネシウムで洗浄し、乾燥した後、減圧下で溶媒
留去した。得られた残渣をシリカゲル(20g)を用い
たカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテル
とn−ヘキサンとの混合溶媒(体積比1:1)の流分よ
りカラメル状のアルコール体(図3中の化合物18)2
61mg(収率96%)を得た。
HCl3 ) IRνmax(neat)cm-1: 3422、1373、1094、9031 H−NMR(CDCl3 )δ: 6.33(ddd,1H,J=17.8,11.0,
1.0Hz) 5.03〜5.46(m,4H) 3.95〜4.40(m,2H) 3.32(brs,1H) 1.38〜1.90(m,2H) 1.30(d,3H,J=6.4Hz) 1.17(d,6H,J=6.1Hz) MS m/e:184(M+ )、81(100%) 分子量測定(C11H20O2 (M+ )として) 計算値:184、1463 実測値:184、1490 元素分析(C11H20O2 として) 計算値(%):C,71.68、H,10.95 実測値(%):C,71.30、H,10.89 反応ステップ 前記ジエン体(図3中の化合物17)212mg(1.
1mmol)およびp−ベンゾキノン460mg(4.
3mmol)のトルエン4ml溶液を7時間かけて還流
した。反応後、溶媒を減圧下で留去した後、得られた残
渣をシリカゲル(28g)を用いたカラムクロマトグラ
フィーに付し、ジエチルエーテルとn−ヘキサンの混合
溶媒(体積比4:1)の流分よりハイドロキノン体およ
びジケトン体の混合物を得た。次に、前記混合物のアセ
トン4ml溶液に炭酸カリウム440mg(3.4mm
ol)およびジメチル硫酸160μl(1.7mmo
l)を順次に加えて3時間加熱還流した。還流後、ジエ
チルエーテルで希釈し、有機層を水、飽和食塩水で無水
硫酸マグネシウムで洗浄し、乾燥した後、減圧下で溶媒
留去した。得られた残渣をシリカゲル(20g)を用い
たカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテル
とn−ヘキサンとの混合溶媒(体積比1:1)の流分よ
りカラメル状のアルコール体(図3中の化合物18)2
61mg(収率96%)を得た。
【0043】生成したアルコール体18の物性値を以下
に示す。
に示す。
【0044】[α]D 26 +42.0(C 1.00、C
HCl3 ) IRνmax(neat)cm-1: 3410、1490、1228、11801 H−NMR(CDCl3 )δ: 6.64(s,2H) 5.86(brs,1H) 3.90〜4.30(m,3H) 3.79(s,3H) 3.78(s,3H) 3.33(brs,1H) 3.27(brs,4H) 1.40〜1.90(m,2H) 1.32(d,3H,J=6.4Hz) 1.19(d,3H,J=6.1Hz) 1.17(d,3H,J=6.4Hz) MS m/e:320(M+ )、216(100%) 分子量測定(C19H28O4 (M+ )として) 計算値:320、1988 実測値:320、1988 元素分析(C19H28O4 として) 計算値(%):C,71.21、H,8.81 実測値(%):C,70.94、H,8.97 反応ステップ 塩化オキサリル180μl(2.0mmol)の塩化メ
チレン4ml溶液に、−60℃で撹拌下に、ジメチルス
ルホキシド293μl(4.1mmol)を加えた。1
0分後、前記アルコール体(図3中の化合物18)25
0mg(0.78mmol)の塩化メチレン2ml溶液
を同温度で加え、更に30分間同温度で撹拌した。反応
後にトリエチルアミン1.2ml(8.3mmol)を
加えて0℃まで昇温し、更に15分間同温度で撹拌し
た。反応後、ジエチルエーテルを加えて希釈した後、1
N塩酸、水、飽和重炭酸ソーダ水溶液で有機層を順次に
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で
溶媒を留去した。得られた残渣をテトラヒドロフランと
メタノールとの混合溶媒(体積比2:1)3.4mlに
溶かした後、室温で撹拌下に7.5M水酸化カリウム溶
液(0.57ml)を加えた。
HCl3 ) IRνmax(neat)cm-1: 3410、1490、1228、11801 H−NMR(CDCl3 )δ: 6.64(s,2H) 5.86(brs,1H) 3.90〜4.30(m,3H) 3.79(s,3H) 3.78(s,3H) 3.33(brs,1H) 3.27(brs,4H) 1.40〜1.90(m,2H) 1.32(d,3H,J=6.4Hz) 1.19(d,3H,J=6.1Hz) 1.17(d,3H,J=6.4Hz) MS m/e:320(M+ )、216(100%) 分子量測定(C19H28O4 (M+ )として) 計算値:320、1988 実測値:320、1988 元素分析(C19H28O4 として) 計算値(%):C,71.21、H,8.81 実測値(%):C,70.94、H,8.97 反応ステップ 塩化オキサリル180μl(2.0mmol)の塩化メ
チレン4ml溶液に、−60℃で撹拌下に、ジメチルス
ルホキシド293μl(4.1mmol)を加えた。1
0分後、前記アルコール体(図3中の化合物18)25
0mg(0.78mmol)の塩化メチレン2ml溶液
を同温度で加え、更に30分間同温度で撹拌した。反応
後にトリエチルアミン1.2ml(8.3mmol)を
加えて0℃まで昇温し、更に15分間同温度で撹拌し
た。反応後、ジエチルエーテルを加えて希釈した後、1
N塩酸、水、飽和重炭酸ソーダ水溶液で有機層を順次に
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で
溶媒を留去した。得られた残渣をテトラヒドロフランと
メタノールとの混合溶媒(体積比2:1)3.4mlに
溶かした後、室温で撹拌下に7.5M水酸化カリウム溶
液(0.57ml)を加えた。
【0045】6時間後、ジエチルエーテルで希釈し、水
を加え、有機層を飽和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下で留去した。得
られた残渣をシリカゲル(20g)を用いたカラムクロ
マトグラフィーに付しジエチルエーテルとn−ヘキサン
との混合溶媒(体積比1:1)の流分よりアリルアルコ
ール体(図3中の化合物19)150mg(収率82
%)を無色の結晶として得た。
を加え、有機層を飽和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下で留去した。得
られた残渣をシリカゲル(20g)を用いたカラムクロ
マトグラフィーに付しジエチルエーテルとn−ヘキサン
との混合溶媒(体積比1:1)の流分よりアリルアルコ
ール体(図3中の化合物19)150mg(収率82
%)を無色の結晶として得た。
【0046】生成したアリルアルコール体19の物性値
を以下に示す。
を以下に示す。
【0047】mp108〜109.5℃ [α]D 31 +23.2(C 0.98、CHCl3 ) IRνmax(Nujol )cm-1: 3348、1461、1254、1101、7871 H−NMR(CDCl3 )δ: 6.65(brs,2H) 5.89(brs,1H) 4.30(q,1H,J=6.8Hz) 3.80(s,3H) 3.78(s,3H) 3.30(brs,1H) 1.60(brs,1H) 1.37(d,3H,J=6.6Hz) MS m/e:234(M+ )、189(100%) 分子量測定(C14H18O3 (H+ )として) 計算値:234、1256 実測値:234、1250 元素分析(C14H18O3 として) 計算値(%):C,71.76、H,7.75 実測値(%):C,71.70、H,7.83 本発明の示すアリルアルコール体17からアンスラサイ
クリン系抗癌剤の有用中間体である(化6a)で示され
るケトンアルコール体21の合成法を以下に説明する。
クリン系抗癌剤の有用中間体である(化6a)で示され
るケトンアルコール体21の合成法を以下に説明する。
【0048】反応ステップ 前記アリルアルコール体(図3中の化合物19)135
mg(0.58mmol)およびバナジルアセチルアセ
トネート30mg(0.12mmol)の塩化メチレン
10ml溶液に、−47℃で撹拌下ターシャリィブチル
ハイドロパーオキサイド(1.80M/塩化メチレン)
0.38mlを加えた。20時間後、ジメチルスルフィ
ド0.5mlを加えて、室温まで昇温し、溶媒を減圧下
で留去した。得られた残渣をシリカゲル(18g)を用
いたカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテ
ルとn−ヘキサンとの混合溶媒(体積比1:2)の流分
よりエポキシアルコール体(図3中の化合物20)13
0mg(収率90%)を無色油状の液体として得た。
mg(0.58mmol)およびバナジルアセチルアセ
トネート30mg(0.12mmol)の塩化メチレン
10ml溶液に、−47℃で撹拌下ターシャリィブチル
ハイドロパーオキサイド(1.80M/塩化メチレン)
0.38mlを加えた。20時間後、ジメチルスルフィ
ド0.5mlを加えて、室温まで昇温し、溶媒を減圧下
で留去した。得られた残渣をシリカゲル(18g)を用
いたカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテ
ルとn−ヘキサンとの混合溶媒(体積比1:2)の流分
よりエポキシアルコール体(図3中の化合物20)13
0mg(収率90%)を無色油状の液体として得た。
【0049】生成したエポキシアルコール体20、の物
性値を以下に示す。
性値を以下に示す。
【0050】[α]D 30 +56.6(C 1.01、C
HCl3 ) IRνmax(neat)cm-1: 3440、1481、1255、10861 H−NMR(CDCl3 )δ: 6.64(brs,2H) 4.00(q,1H,J=6.7Hz) 3.77(s,6H) 3.57(s,1H) 3.50(d,1H,J=18.9Hz) 3.27(dd,1H,J=18.9Hz,1.2H
z) 2.86(d,1H,J=18.9,1.8Hz) 2.85(dd,1H,J=18.9,1.8Hz) 2.28(brs,1H) 1.34(d,3H,J=6.1Hz) MS m/e:250(M+ ) 分子量測定(C14H18O3 (M+ )として) 計算値:250、1205 実測値:250、1211 反応ステップ 前記エポキシアルコール体(図3中の化合物20)12
5mg(0.50mmol)のテトラヒドロフラン2m
l溶液に氷冷下リチウムアルミニウムハライド47mg
(1.2mmol)を加えて室温で24時間撹拌した。
反応液にアンモニア水0.8mlを加え1時間加熱還流
した。還流後セライト濾過し、濾液を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られた残渣をベ
ンゼン5mlに溶解して、フェチゾン試薬(1mmol
/1g)2.6g(2.6mmol)を加え、1時間加
熱還流した。還流後セライト濾過した後、溶媒を減圧下
で留去した。得られた残渣をシリカゲル(18g)を用
いたカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテ
ルとn−ヘキサンとの混合溶媒(体積比1:2)の流分
より、無色結晶のケトンアルコール体(図3中の化合物
21)88mg(収率71%)を得た。
HCl3 ) IRνmax(neat)cm-1: 3440、1481、1255、10861 H−NMR(CDCl3 )δ: 6.64(brs,2H) 4.00(q,1H,J=6.7Hz) 3.77(s,6H) 3.57(s,1H) 3.50(d,1H,J=18.9Hz) 3.27(dd,1H,J=18.9Hz,1.2H
z) 2.86(d,1H,J=18.9,1.8Hz) 2.85(dd,1H,J=18.9,1.8Hz) 2.28(brs,1H) 1.34(d,3H,J=6.1Hz) MS m/e:250(M+ ) 分子量測定(C14H18O3 (M+ )として) 計算値:250、1205 実測値:250、1211 反応ステップ 前記エポキシアルコール体(図3中の化合物20)12
5mg(0.50mmol)のテトラヒドロフラン2m
l溶液に氷冷下リチウムアルミニウムハライド47mg
(1.2mmol)を加えて室温で24時間撹拌した。
反応液にアンモニア水0.8mlを加え1時間加熱還流
した。還流後セライト濾過し、濾液を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られた残渣をベ
ンゼン5mlに溶解して、フェチゾン試薬(1mmol
/1g)2.6g(2.6mmol)を加え、1時間加
熱還流した。還流後セライト濾過した後、溶媒を減圧下
で留去した。得られた残渣をシリカゲル(18g)を用
いたカラムクロマトグラフィーに付し、ジエチルエーテ
ルとn−ヘキサンとの混合溶媒(体積比1:2)の流分
より、無色結晶のケトンアルコール体(図3中の化合物
21)88mg(収率71%)を得た。
【0051】生成したケトンアルコール体21、の物性
値を以下に示す。
値を以下に示す。
【0052】mp131〜132℃、(ジエチルエーテ
ル−n−ヘキサン) [α]D 28 −47.2°(C 1.12、CHCl3 ) IRνmax(Nujol )cm-1: 3474、1700、1463、1375、1342、
1033、 968、936、802、7191 H−NMR(CDCl3 )δ: 6.70(d,1H,J=9.2Hz) 6.64(d,1H,J=9.2Hz) 3.79(s,3H) 3.76(s,3H) 3.60(s,1H) 2.92〜2.98(m,2H) 2.75〜2.80(m,2H) 2.32(s,3H) 1.96(dt,1H,J=6.1、12.8Hz) 1.83〜1.87(m,1H) MS m/e:250(M+ )、207(100%) 分子量測定(C16H18O4 (M+ )として) 計算値:250、1205 実測値:250、1205 各種スペクトルデータは文献値と完全に一致した。
ル−n−ヘキサン) [α]D 28 −47.2°(C 1.12、CHCl3 ) IRνmax(Nujol )cm-1: 3474、1700、1463、1375、1342、
1033、 968、936、802、7191 H−NMR(CDCl3 )δ: 6.70(d,1H,J=9.2Hz) 6.64(d,1H,J=9.2Hz) 3.79(s,3H) 3.76(s,3H) 3.60(s,1H) 2.92〜2.98(m,2H) 2.75〜2.80(m,2H) 2.32(s,3H) 1.96(dt,1H,J=6.1、12.8Hz) 1.83〜1.87(m,1H) MS m/e:250(M+ )、207(100%) 分子量測定(C16H18O4 (M+ )として) 計算値:250、1205 実測値:250、1205 各種スペクトルデータは文献値と完全に一致した。
【0053】上記ケトンアルコール体21から、Chem.P
harm.Bull.(1991),39,323 に記載されたようにアンスラ
サイクリン系抗癌剤を合成することができた。
harm.Bull.(1991),39,323 に記載されたようにアンスラ
サイクリン系抗癌剤を合成することができた。
【0054】
【発明の効果】本発明の前記(化1)で表されるアリル
アルコール体は、アンスラサイクリン系の抗癌剤の合成
の有用中間体である(化6)で表されるケトン体を合成
する場合に出発物質あるいは中間体として有用である。
アルコール体は、アンスラサイクリン系の抗癌剤の合成
の有用中間体である(化6)で表されるケトン体を合成
する場合に出発物質あるいは中間体として有用である。
【0055】本発明における(化1)で表されるアリル
アルコール体の合成方法は、光学的、立体的に優れた選
択性を備えているので、これにより得ることのできる前
記アリルアルコール体を、医学的に重要であるアンスラ
サイクリン系抗癌剤の合成における有用中間体である前
記ケトン体の合成の出発物あるいは中間体として好適に
用いることができる。
アルコール体の合成方法は、光学的、立体的に優れた選
択性を備えているので、これにより得ることのできる前
記アリルアルコール体を、医学的に重要であるアンスラ
サイクリン系抗癌剤の合成における有用中間体である前
記ケトン体の合成の出発物あるいは中間体として好適に
用いることができる。
【図1】図1は本発明のアリルアルコール体を製造する
方法を示す反応経路図である。
方法を示す反応経路図である。
【図2】図2は(R)−(−)−2−アセチル−5,8
−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラハイドロ−2−
ナフトールの合成方法を示す反応経路図である。
−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラハイドロ−2−
ナフトールの合成方法を示す反応経路図である。
【図3】図3は本発明の実施例におけるアリルアルコー
ル体を製造する方法を示す反応経路図である。
ル体を製造する方法を示す反応経路図である。
1 キラルなアセタール体 2 アレニルメチルトリメチルシラン 3 ジエン体 4 アルキルエーテル体 5 アリルアルコール体 6 エポキシ体 7 ケトン体 8 アリルアルコール体 9 エポキシアルコール体 10 デハイドロ−サルファイド体 11 デハイドロ−サルファイド体のレジオイソマー 12 ディオール体 13 (R)−(−)−2−アセチル−5,8−ジメト
キシ−1,2,3,4−テトラハイドロ−2−ナフトー
ル 14 (2R,4R)−(−)−2,4−ペンタンジオ
ール 15 ジトリメチルシリルエーテル体 16 アセタール体 17 ジエン体 18 アルコール体 19 アリルアルコール体 20 エポキシアルコール体 21 ケトンアルコール体
キシ−1,2,3,4−テトラハイドロ−2−ナフトー
ル 14 (2R,4R)−(−)−2,4−ペンタンジオ
ール 15 ジトリメチルシリルエーテル体 16 アセタール体 17 ジエン体 18 アルコール体 19 アリルアルコール体 20 エポキシアルコール体 21 ケトンアルコール体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 アリルアルコール体およびその合成
方法
方法
Claims (2)
- 【請求項1】 下記(化1)で表されることを特徴とす
るアリルアルコール体。 【化1】 (ただし、式中、R1 、R2 、R3 はそれぞれ低級アル
キル基を示す。これらのR1 、R2 、R3 は同一であっ
ても良いし、それぞれ異なる種類であっても良い。) - 【請求項2】 下記(化2)で表されるキラルアセター
ル体と1−トリメチルシリル−2,3−ブタジエンとを
チタニウム触媒の存在下に反応させて下記(化3)で表
されるジエン体を生成し、このジエン体とベンゾキノン
とのディールス−アルダー反応を行った後にベンゼン核
上の水酸基をアルキル化することにより下記(化4)で
表されるアルキルエーテル体を生成し、このアルキルエ
ーテル体におけるエーテル結合の酸化的開裂を行うこと
により請求項1に記載のアリルアルコール体を生成する
ことを特徴とするアリルアルコール体の合成方法。 【化2】 (ただし、式中、R3 は前記と同様の意味を表す。) 【化3】 (ただし、式中、R3 は前記と同様の意味を表す。) 【化4】 (ただし、式中、R1 、R2 、R3 はそれぞれ前記と同
様の意味を表す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3229134A JPH0565242A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | アリルアルコール体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3229134A JPH0565242A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | アリルアルコール体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0565242A true JPH0565242A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16887294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3229134A Withdrawn JPH0565242A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | アリルアルコール体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0565242A (ja) |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP3229134A patent/JPH0565242A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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