JPH0565265B2 - - Google Patents
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- JPH0565265B2 JPH0565265B2 JP61164179A JP16417986A JPH0565265B2 JP H0565265 B2 JPH0565265 B2 JP H0565265B2 JP 61164179 A JP61164179 A JP 61164179A JP 16417986 A JP16417986 A JP 16417986A JP H0565265 B2 JPH0565265 B2 JP H0565265B2
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- unidirectional switch
- welding
- transformer
- welding current
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、例えば、TIG(タングステン・イ
ナートガス)溶接等に用いて好適なアーク溶接電
源に関する。
ナートガス)溶接等に用いて好適なアーク溶接電
源に関する。
[従来の技術]
第4図は、従来のアーク溶接電源の構成を示す
回路図であり、図において、1はバツテリ等の直
流電源(電圧はE)、D1,D2およびD3,D
4は各々電源Eの両端に逆方向に直列接続される
ダイオードである。各ダイオードD1,D2,D
3,D4のアノード、カソード間にはスイツチン
グ素子S1,S2,S3,S4が各々介挿されて
いる。この場合、上記ダイオードD1〜D4およ
びスイツチング素子S1〜S4によりインバータ
INVが構成されている。このインバータINVの
出力端間には、平滑用リアクトル(配線中の浮遊
インダクタンスを含む)L、アークスタータAS、
電極T、アークAおよび母材Wが直列に介挿され
る構成となつている。そして、図示せぬ制御部が
溶接電流Iwを検出しながら、溶接電流Iwの平均
値が目標値に一致するように、各スイツチング素
子S1〜S4のオン/オフを適宜制御するように
なつている。
回路図であり、図において、1はバツテリ等の直
流電源(電圧はE)、D1,D2およびD3,D
4は各々電源Eの両端に逆方向に直列接続される
ダイオードである。各ダイオードD1,D2,D
3,D4のアノード、カソード間にはスイツチン
グ素子S1,S2,S3,S4が各々介挿されて
いる。この場合、上記ダイオードD1〜D4およ
びスイツチング素子S1〜S4によりインバータ
INVが構成されている。このインバータINVの
出力端間には、平滑用リアクトル(配線中の浮遊
インダクタンスを含む)L、アークスタータAS、
電極T、アークAおよび母材Wが直列に介挿され
る構成となつている。そして、図示せぬ制御部が
溶接電流Iwを検出しながら、溶接電流Iwの平均
値が目標値に一致するように、各スイツチング素
子S1〜S4のオン/オフを適宜制御するように
なつている。
第5図は、上記回路におけるスイツチング素子
S1〜S4の一般的なオン/オフ制御タイミング
と溶接電流Iwの関係を示す図である。この図に
おいて、区間Taは第4図に示す矢印方向に溶接
電流Iwが流れる区間、区間Tbは上記矢印と逆方
向(負方向)に溶接電流Iwが流れる区間である。
また、区間Taにおいてスイツチング素子S2が
オンとなつている間にはリアクトルLにエネルギ
が蓄えられ、同様に区間Tbにおいてスイツチン
グ素子S4がオンとなつている間にはリアクトル
Lに逆方向にエネルギが蓄えられる。そして、区
間T1、T1…はリアクトルLに蓄えられたエネル
ギがスイツチS3、ダイオードD1を介して還流
する区間であり、区間T2、T2…はリアクトルL
に蓄えられたエネルギがスイツチング素子S1、
ダイオードD3を介して還流する区間である。
S1〜S4の一般的なオン/オフ制御タイミング
と溶接電流Iwの関係を示す図である。この図に
おいて、区間Taは第4図に示す矢印方向に溶接
電流Iwが流れる区間、区間Tbは上記矢印と逆方
向(負方向)に溶接電流Iwが流れる区間である。
また、区間Taにおいてスイツチング素子S2が
オンとなつている間にはリアクトルLにエネルギ
が蓄えられ、同様に区間Tbにおいてスイツチン
グ素子S4がオンとなつている間にはリアクトル
Lに逆方向にエネルギが蓄えられる。そして、区
間T1、T1…はリアクトルLに蓄えられたエネル
ギがスイツチS3、ダイオードD1を介して還流
する区間であり、区間T2、T2…はリアクトルL
に蓄えられたエネルギがスイツチング素子S1、
ダイオードD3を介して還流する区間である。
第5図ホから判るように、上述したスイツチ制
御を行えば溶接電流Iwのリツプルは、リアクト
ルLの平滑効果により少なくなり、ほぼ一定レベ
ルの溶接電流Iwが正逆交互に流れる。
御を行えば溶接電流Iwのリツプルは、リアクト
ルLの平滑効果により少なくなり、ほぼ一定レベ
ルの溶接電流Iwが正逆交互に流れる。
[発明が解決する問題点]
ところで、直流TIG溶接においては、溶接電流
に対し高周波パルス電流を重畳すると、電磁ピン
チ効果が増大し、アークの安定性が高められるこ
とが知られている。電磁ピンチ効果とは、アーク
電流によつて発生する磁界がアークの径を細くす
る方向に力を及ぼす性質のことで、アークの安定
化のために、好ましい性質である。したがつて、
高周波パルス電流を重畳する方法は、低電流溶接
が要求されてアークが不安定になりやすい薄板の
溶接に効果がある。
に対し高周波パルス電流を重畳すると、電磁ピン
チ効果が増大し、アークの安定性が高められるこ
とが知られている。電磁ピンチ効果とは、アーク
電流によつて発生する磁界がアークの径を細くす
る方向に力を及ぼす性質のことで、アークの安定
化のために、好ましい性質である。したがつて、
高周波パルス電流を重畳する方法は、低電流溶接
が要求されてアークが不安定になりやすい薄板の
溶接に効果がある。
一方、アルミニウム等のように、酸化し易い材
料の場合には、酸化膜を除去するクリーニング作
用を有する逆極性溶接あるいは交流溶接が適用さ
れることが多い。
料の場合には、酸化膜を除去するクリーニング作
用を有する逆極性溶接あるいは交流溶接が適用さ
れることが多い。
しかしながら、交流溶接電源の場合は、薄い材
料の溶接に際しては、溶接電流の平均値を低くし
なければならないため、アークが不安定となる欠
点があつた。そこで、直流溶接電源の場合と同様
に高周波パルスを重畳させることが考えられる
が、第4図に示す従来の交流溶接電源において
は、以下に述べるようにその重畳が困難であつ
た。
料の溶接に際しては、溶接電流の平均値を低くし
なければならないため、アークが不安定となる欠
点があつた。そこで、直流溶接電源の場合と同様
に高周波パルスを重畳させることが考えられる
が、第4図に示す従来の交流溶接電源において
は、以下に述べるようにその重畳が困難であつ
た。
すなわち、第4図に示す回路においては、平滑
用のリアクトルLが有るから、第5図に示すよう
に溶接電流からリツプル分が除去され、このた
め、高周波パルスを重畳させることはできない。
そこで、リアクトルLを除去もしくは小さな値と
すれば、第6図に実線で示すように、di/dtを大
きな値とすることができる。この場合、リアクト
ルLおよび配線浮遊イダクタンスの影響で、溶接
電流Iwの波形を完全な矩形波とすることはでき
ず、図示のような三角波となるが、di/dtの値が
大であれば、所定の効果を奏することができる。
しかしながら、このようにリアクトルLを小さな
値とすると平滑効果がなくなるため、溶接電流
Iwの平均値が小さい場合には、第6図に一点鎖
線で示すように溶接電流Iwが0となる区間がで
きてしまい、アーク切れが発生するという問題が
生じた。
用のリアクトルLが有るから、第5図に示すよう
に溶接電流からリツプル分が除去され、このた
め、高周波パルスを重畳させることはできない。
そこで、リアクトルLを除去もしくは小さな値と
すれば、第6図に実線で示すように、di/dtを大
きな値とすることができる。この場合、リアクト
ルLおよび配線浮遊イダクタンスの影響で、溶接
電流Iwの波形を完全な矩形波とすることはでき
ず、図示のような三角波となるが、di/dtの値が
大であれば、所定の効果を奏することができる。
しかしながら、このようにリアクトルLを小さな
値とすると平滑効果がなくなるため、溶接電流
Iwの平均値が小さい場合には、第6図に一点鎖
線で示すように溶接電流Iwが0となる区間がで
きてしまい、アーク切れが発生するという問題が
生じた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたも
ので、交流溶接電源において、溶接電流に高周波
パルス電流を重畳させることができ、しかも溶接
電流平均値が小さく設定されている場合でもアー
ク切れを発生させることがない溶接電源を提供す
ることを目的としている。
ので、交流溶接電源において、溶接電流に高周波
パルス電流を重畳させることができ、しかも溶接
電流平均値が小さく設定されている場合でもアー
ク切れを発生させることがない溶接電源を提供す
ることを目的としている。
[問題点を解決するための手段]
この発明は、上述した問題点を解決するために
なされたもので、インバータの出力が1次側に供
給されるトランスと、このトランスの2次側に設
けられ負荷に対し正方向から電流を供給する第1
の一方向性スイツチおよび逆方向から電流を供給
する第2の一方向性スイツチと、前記正方向時の
負荷電流を前記2次側および前記第1の一方向性
スイツチとは別の経路で環流させる第3の一方向
性スイツチと、前記逆方向時の負荷電流を前記2
次側および前記第2の一方向性スイツチとは別の
経路で環流させる第4の一方向性スイツチとを具
備し、溶接電流が所定値を下回つたときに前記第
3、第4の一方向性スイツチをオン状態とするよ
うにしている。
なされたもので、インバータの出力が1次側に供
給されるトランスと、このトランスの2次側に設
けられ負荷に対し正方向から電流を供給する第1
の一方向性スイツチおよび逆方向から電流を供給
する第2の一方向性スイツチと、前記正方向時の
負荷電流を前記2次側および前記第1の一方向性
スイツチとは別の経路で環流させる第3の一方向
性スイツチと、前記逆方向時の負荷電流を前記2
次側および前記第2の一方向性スイツチとは別の
経路で環流させる第4の一方向性スイツチとを具
備し、溶接電流が所定値を下回つたときに前記第
3、第4の一方向性スイツチをオン状態とするよ
うにしている。
[作用]
インバータ側と負荷(アーク側)とがトランス
により結合されているので、負荷電流をトランス
を介して電源に回生することによりアーク電流の
di/dtが大きくなり、また、低電流時には第3、
第4の一方向性スイツチがオンとなるため溶接電
流がトランスを介さないバイパス経路を流れ、こ
れにより、di/dtが小さくなり、溶接電流が0に
なるのが防止される。
により結合されているので、負荷電流をトランス
を介して電源に回生することによりアーク電流の
di/dtが大きくなり、また、低電流時には第3、
第4の一方向性スイツチがオンとなるため溶接電
流がトランスを介さないバイパス経路を流れ、こ
れにより、di/dtが小さくなり、溶接電流が0に
なるのが防止される。
[実施例]
以下、図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路
図であり、図において、前述した第4図の各部と
対応する部分には同一の符号を付しその説明を省
略する。
図であり、図において、前述した第4図の各部と
対応する部分には同一の符号を付しその説明を省
略する。
第1図において、6は1次コイルがインバータ
INVの出力端に接続されている高周波トランス
であり、2次コイルの一端にダイオード13のカ
ソードが接続されるとともに、ダイオード11の
アノードがスイツチング素子S7を介して接続さ
れている。ダイオード13のアノードはスイツチ
ング素子9および電流検出器15を順次介して母
材Wに接続されており、ダイオード11のカソー
ドは、ダイオード12のカソード、電流検出器1
5に各々接続されるとともに、スイツチング素子
S10を介してダイオード14のアノードに接続
されている。トランス6の2次コイルの他端はス
イツチング素子S8を介してダイオード12のア
ノードに接続されるとともに、高周波トランス1
6の2次コイルを介して電極Tに接続され、ま
た、ダイオード14のカソードに接続されてい
る。18は、スイツチング素子S1〜S4および
スイツチング素子S7〜S10のオン/オフ制御
と、アークスタータ17の駆動制御を行う制御回
路であり、電流検出器15が検出する溶接電流
Iw、設定部22が設定する平均電流設定値と電
流フイードバツクとの偏差を積分して得られるピ
ーク電流設定値ip、および下側基準電流設定値ib
に基づいてオン/オフ制御が行われる。また、制
御回路18内には発振器が設けられており、スイ
ツチング素子のオン/オフ切り換えは、この発振
器の出力信号(周波数は15kHz以上)の周期に基
づいて行われる。以上の構成において、ダイオー
ド11とスイツチング素子S7とで第1の一方向
性スイツチが構成され、ダイオード13とスイツ
チング素子S9とで第2の一方向性スイツチが構
成され、ダイオード12とスイツチング素子S8
とで第3のスイツチが構成され、ダイオード14
とスイツチング素子S10とで第4の一方向性ス
イツチが構成されている。ここで、一方向性スイ
ツチとは、オン状態のときには一方向へ電流を流
し、オフ状態のときには回路を遮断するものをい
う。
INVの出力端に接続されている高周波トランス
であり、2次コイルの一端にダイオード13のカ
ソードが接続されるとともに、ダイオード11の
アノードがスイツチング素子S7を介して接続さ
れている。ダイオード13のアノードはスイツチ
ング素子9および電流検出器15を順次介して母
材Wに接続されており、ダイオード11のカソー
ドは、ダイオード12のカソード、電流検出器1
5に各々接続されるとともに、スイツチング素子
S10を介してダイオード14のアノードに接続
されている。トランス6の2次コイルの他端はス
イツチング素子S8を介してダイオード12のア
ノードに接続されるとともに、高周波トランス1
6の2次コイルを介して電極Tに接続され、ま
た、ダイオード14のカソードに接続されてい
る。18は、スイツチング素子S1〜S4および
スイツチング素子S7〜S10のオン/オフ制御
と、アークスタータ17の駆動制御を行う制御回
路であり、電流検出器15が検出する溶接電流
Iw、設定部22が設定する平均電流設定値と電
流フイードバツクとの偏差を積分して得られるピ
ーク電流設定値ip、および下側基準電流設定値ib
に基づいてオン/オフ制御が行われる。また、制
御回路18内には発振器が設けられており、スイ
ツチング素子のオン/オフ切り換えは、この発振
器の出力信号(周波数は15kHz以上)の周期に基
づいて行われる。以上の構成において、ダイオー
ド11とスイツチング素子S7とで第1の一方向
性スイツチが構成され、ダイオード13とスイツ
チング素子S9とで第2の一方向性スイツチが構
成され、ダイオード12とスイツチング素子S8
とで第3のスイツチが構成され、ダイオード14
とスイツチング素子S10とで第4の一方向性ス
イツチが構成されている。ここで、一方向性スイ
ツチとは、オン状態のときには一方向へ電流を流
し、オフ状態のときには回路を遮断するものをい
う。
次に、上記構成によるこの実施例の動作につい
て説明する。
て説明する。
まず、設定部22から平均電流設定値Iwa、ピ
ーク電流設定値ip、および下側基準電流設定値ib
を制御回路18に供給する。そして、制御回路1
8は、アークスタータ17を駆動してアークAを
発生させ、また、第2図に示す期間T11において
は、スイツチング素子S7をオン(他のスイツチ
ング素子はすべてオフ)とする。この結果、トラ
ンス6の2次側では、スイツチング素子S7→ダ
イオードD11→電流検出器15→母材W→電極
Tなる経路で電流が流れる。ここで、トランス6
の2次側配線のインダクタンスをL2、トランス
6の1次コイル、2次コイルの巻線数をN1、
N2、電極−母材間の電圧をVaとすれば、溶接電
流Iwは、次式で表される。
ーク電流設定値ip、および下側基準電流設定値ib
を制御回路18に供給する。そして、制御回路1
8は、アークスタータ17を駆動してアークAを
発生させ、また、第2図に示す期間T11において
は、スイツチング素子S7をオン(他のスイツチ
ング素子はすべてオフ)とする。この結果、トラ
ンス6の2次側では、スイツチング素子S7→ダ
イオードD11→電流検出器15→母材W→電極
Tなる経路で電流が流れる。ここで、トランス6
の2次側配線のインダクタンスをL2、トランス
6の1次コイル、2次コイルの巻線数をN1、
N2、電極−母材間の電圧をVaとすれば、溶接電
流Iwは、次式で表される。
Iw=(E×(N2/N1)−Va)/L2 ……(1)
そして、制御回路18は、電流検出器15によ
つて検出される溶接電流Iwの平均値と所定の設
定値の偏差を積分し、この積分結果に所定定数を
乗じたもの(以下積分偏差という)と溶接電流
Iwの瞬時値とを比較する。そして、溶接電流Iw
が積分偏差を超えたときに、スイツチング素子S
1,S4をオフとする。スイツチング素子S1,
S4がオフになると、トランス6の2次側に蓄え
られたエネルギにより、上記期間T11と同様の経
路で電流が電源1に回生し、溶接電流Iwが急速
に減少する。すなわち、期間T12に入る。この期
間T12における溶接電流Iwは、次式で表される。
つて検出される溶接電流Iwの平均値と所定の設
定値の偏差を積分し、この積分結果に所定定数を
乗じたもの(以下積分偏差という)と溶接電流
Iwの瞬時値とを比較する。そして、溶接電流Iw
が積分偏差を超えたときに、スイツチング素子S
1,S4をオフとする。スイツチング素子S1,
S4がオフになると、トランス6の2次側に蓄え
られたエネルギにより、上記期間T11と同様の経
路で電流が電源1に回生し、溶接電流Iwが急速
に減少する。すなわち、期間T12に入る。この期
間T12における溶接電流Iwは、次式で表される。
Iw=|ip|−(E×(N2/N1)+Va)/L2 ……(2)
次に、制御回路18は電流検出器15が検出す
る溶接電流Iwと下側基準電流設定値ibとを比較
し、溶接電流Iwが下側基準電流設定値ibを下回
ると、スイツチング素子S8をオンとする。この
とき、スイツチング素子S7はオンのままでも、
オフに切り換えてもよい。そして、スイツチング
素子S7,S8が共にオンの場合は、溶接電流
Iwがスイツチング素子S8、ダイオードD12
を介して還流するとともに、その一部がトランス
6の2次側を励磁する。そして、この励磁電流が
トランス6の1次側およびダイオードD2,D3
を介して電源1に回生される。一方、スイツチン
グ素子S7がオフでS8がオンの場合は、溶接電
流Iwがスイツチング素子S8、ダイオードD1
2を介して還流する。すなわち、スイツチング素
子S8がオンであれば、溶接電流Iwの全部ある
いは一部が、バイパス経路であるスイツチング素
子S8、ダイオード12を順次介して流れる。し
たがつて、第2図に示す期間T13に示すように、
di/dtの値が著しく小さくなり、この間の溶接電
流Iwは、 Iw≒|ib| ……(3) となり、下側基準電流設定値ibにほぼ等しくな
る。そして、制御回路18内の発振器の出力信号
の1サイクル(周波数は15kHz以上)が終了する
と、各スイツチング素子S1〜S4、S7〜S1
0を再び期間T11の場合と同様のオン/オフ状態
とする。以後は、期間T11、T12、T13と同様の動
作が行われ、期間T11〜T13の一連の動作が所定
回数行われた後には、スイツチング素子S3,S
2をオンとし、溶接電流Iwの方向を切り換える。
そして、期間T11においては、スイツチング素子
S9のみをオンとし、期間T12においては、スイ
ツチング素子S9をオンとしたままスイツチング
素子S3,S2をオフとし、期間T13′において
は、スイツチング素子S9をオンあるいはオフと
してスイツチング素子S10をオンとする。この
場合、各区間T11′〜T13′におけるスイツチング素
子の切り換えは、前述した区間T11〜T13とまつ
たく同様であり、ただ溶接電流Iwの方向が異な
るのみである。すなわち、各区間T11′〜T13′にお
ける溶接電流Iwの値も前述した(1)〜(3)式によつ
て現される。また、区間T11′〜T13′における制御
回路18の動作も前述の場合と同様である。
る溶接電流Iwと下側基準電流設定値ibとを比較
し、溶接電流Iwが下側基準電流設定値ibを下回
ると、スイツチング素子S8をオンとする。この
とき、スイツチング素子S7はオンのままでも、
オフに切り換えてもよい。そして、スイツチング
素子S7,S8が共にオンの場合は、溶接電流
Iwがスイツチング素子S8、ダイオードD12
を介して還流するとともに、その一部がトランス
6の2次側を励磁する。そして、この励磁電流が
トランス6の1次側およびダイオードD2,D3
を介して電源1に回生される。一方、スイツチン
グ素子S7がオフでS8がオンの場合は、溶接電
流Iwがスイツチング素子S8、ダイオードD1
2を介して還流する。すなわち、スイツチング素
子S8がオンであれば、溶接電流Iwの全部ある
いは一部が、バイパス経路であるスイツチング素
子S8、ダイオード12を順次介して流れる。し
たがつて、第2図に示す期間T13に示すように、
di/dtの値が著しく小さくなり、この間の溶接電
流Iwは、 Iw≒|ib| ……(3) となり、下側基準電流設定値ibにほぼ等しくな
る。そして、制御回路18内の発振器の出力信号
の1サイクル(周波数は15kHz以上)が終了する
と、各スイツチング素子S1〜S4、S7〜S1
0を再び期間T11の場合と同様のオン/オフ状態
とする。以後は、期間T11、T12、T13と同様の動
作が行われ、期間T11〜T13の一連の動作が所定
回数行われた後には、スイツチング素子S3,S
2をオンとし、溶接電流Iwの方向を切り換える。
そして、期間T11においては、スイツチング素子
S9のみをオンとし、期間T12においては、スイ
ツチング素子S9をオンとしたままスイツチング
素子S3,S2をオフとし、期間T13′において
は、スイツチング素子S9をオンあるいはオフと
してスイツチング素子S10をオンとする。この
場合、各区間T11′〜T13′におけるスイツチング素
子の切り換えは、前述した区間T11〜T13とまつ
たく同様であり、ただ溶接電流Iwの方向が異な
るのみである。すなわち、各区間T11′〜T13′にお
ける溶接電流Iwの値も前述した(1)〜(3)式によつ
て現される。また、区間T11′〜T13′における制御
回路18の動作も前述の場合と同様である。
この実施例の場合、上記各期間には、次式のよ
うな関係がある。
うな関係がある。
T11/(T11+T12+T13)
=T11′/(T11′+T12′+T13′)<(1/2)
……(4) このような関係を設定したのは、以下の理由に
よる。すなわち、期間T11ではトランス6にE(V)
がかかり、期間T12、T13の回生期間ではトラン
ス6にE(V)がかかる。この場合、回生期間が期間
T11より短ければ、トランス6に偏磁が生じ、や
がて飽和してしまう事態が生じるが、期間T11が
回生期間よりも短ければ、トランス6は正方向に
励磁された分だけ逆方向に励磁されるから、偏磁
が生じることがなく、これにより、トランス6の
飽和が回避されるからである。
……(4) このような関係を設定したのは、以下の理由に
よる。すなわち、期間T11ではトランス6にE(V)
がかかり、期間T12、T13の回生期間ではトラン
ス6にE(V)がかかる。この場合、回生期間が期間
T11より短ければ、トランス6に偏磁が生じ、や
がて飽和してしまう事態が生じるが、期間T11が
回生期間よりも短ければ、トランス6は正方向に
励磁された分だけ逆方向に励磁されるから、偏磁
が生じることがなく、これにより、トランス6の
飽和が回避されるからである。
また、スイツチング素子S7,S9は極性切り
換え時のみにスイツチし、バイパス経路を形成す
るスイツチング素子S8,S10は低電流時のみ
にスイツチするため、いずれも損失は小さい。
換え時のみにスイツチし、バイパス経路を形成す
るスイツチング素子S8,S10は低電流時のみ
にスイツチするため、いずれも損失は小さい。
次に、第3図は、この発明の他の実施例の構成
を示す回路図である。この実施例には、第1図に
示すトランス6に代えてセンタータツプ付きの2
次コイルを有するトランス6′が設けられている。
そして、1次コイルは、スイツチング素子S1,
S4のみで励磁制御が行われ、極性の反転は行わ
れない。この場合の溶接電流Iwの方向切り換え
は、2次側に設けられているスイツチング素子S
7,S9によつて行われる。この回路の動作は、
前述した第1図に示す回路の動作とまつたく同様
である。なお、上記各実施例においては、スイツ
チング素子S1〜S4,S7,S9の切り換えが
15kHz以上の周波数で行われるので、溶接作業時
の聴覚上の問題はない。
を示す回路図である。この実施例には、第1図に
示すトランス6に代えてセンタータツプ付きの2
次コイルを有するトランス6′が設けられている。
そして、1次コイルは、スイツチング素子S1,
S4のみで励磁制御が行われ、極性の反転は行わ
れない。この場合の溶接電流Iwの方向切り換え
は、2次側に設けられているスイツチング素子S
7,S9によつて行われる。この回路の動作は、
前述した第1図に示す回路の動作とまつたく同様
である。なお、上記各実施例においては、スイツ
チング素子S1〜S4,S7,S9の切り換えが
15kHz以上の周波数で行われるので、溶接作業時
の聴覚上の問題はない。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明によれば、イン
バータの出力が1次側に供給されるトランスと、
このトランスの2次側に設けられ負荷に対し正方
向から電流を供給する第1の一方向性スイツチお
よび逆方向から電流を供給する第2の一方向性ス
イツチと、前記正方向時の負荷電流を前記2次側
および前記第1の一方向性スイツチとは別の経路
で還流させる第3の一方向性スイツチと、前記逆
方向時の負荷電流を前記第2次側および前記第2
の一方向性スイツチとは別の経路で還流させる第
4の一方向性スイツチとを具備し、溶接電流が所
定値を下回つたときに前記第3、第4の一方向性
スイツチをオン状態とするようにしたので、溶接
電流に高周波パルス電流を重畳させることがで
き、しかも溶接電流平均値が小さく設定されてい
る場合でもアーク切れを発生させることがない利
点が得られる。
バータの出力が1次側に供給されるトランスと、
このトランスの2次側に設けられ負荷に対し正方
向から電流を供給する第1の一方向性スイツチお
よび逆方向から電流を供給する第2の一方向性ス
イツチと、前記正方向時の負荷電流を前記2次側
および前記第1の一方向性スイツチとは別の経路
で還流させる第3の一方向性スイツチと、前記逆
方向時の負荷電流を前記第2次側および前記第2
の一方向性スイツチとは別の経路で還流させる第
4の一方向性スイツチとを具備し、溶接電流が所
定値を下回つたときに前記第3、第4の一方向性
スイツチをオン状態とするようにしたので、溶接
電流に高周波パルス電流を重畳させることがで
き、しかも溶接電流平均値が小さく設定されてい
る場合でもアーク切れを発生させることがない利
点が得られる。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路
図、第2図は同実施例における溶接電流Iwを示
す波形図、第3図はこの発明の他の実施例の構成
を示す回路図、第4図は従来の溶接電源の構成を
示す回路図、第5図は従来の溶接電源における溶
接電流Iwを示す波形図、第6図は従来の溶接電
源において高周波パルス電流を重畳させる場合の
波形図である。 11〜14……ダイード(第1〜第4の一方向
方向性スイツチ)、S7〜S10……(第1〜第
4の一方向方向性スイツチ)。
図、第2図は同実施例における溶接電流Iwを示
す波形図、第3図はこの発明の他の実施例の構成
を示す回路図、第4図は従来の溶接電源の構成を
示す回路図、第5図は従来の溶接電源における溶
接電流Iwを示す波形図、第6図は従来の溶接電
源において高周波パルス電流を重畳させる場合の
波形図である。 11〜14……ダイード(第1〜第4の一方向
方向性スイツチ)、S7〜S10……(第1〜第
4の一方向方向性スイツチ)。
Claims (1)
- 1 インバータの出力が1次側に供給されるトラ
ンスと、このトランスの2次側に設けられオン状
態になつたときに負荷に対し正方向から電流を供
給する第1の一方向性スイツチおよび逆方向から
電流を供給する第2の一方向性スイツチと、オン
状態になつたときに前記正方向の負荷電流を前記
2次側および前記第1の一方向性スイツチとは別
の経路で環流させる第3の一方向性スイツチと、
オン状態になつたときに前記逆方向の負荷電流を
前記2次側および前記第2の一方向性スイツチと
は別の経路で環流させる第4の一方向性スイツチ
とを具備し、正方向の負荷電流が所定値を下回つ
たときに前記第3の一方向性スイツチをオン状態
とし、逆方向の負荷電流が所定値を下回つたとき
に前記第4の一方向性スイツチをオン状態とする
ことを特徴とするアーム溶接電源。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16417986A JPS6320167A (ja) | 1986-07-12 | 1986-07-12 | ア−ク溶接電源 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16417986A JPS6320167A (ja) | 1986-07-12 | 1986-07-12 | ア−ク溶接電源 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6320167A JPS6320167A (ja) | 1988-01-27 |
| JPH0565265B2 true JPH0565265B2 (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=15788213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16417986A Granted JPS6320167A (ja) | 1986-07-12 | 1986-07-12 | ア−ク溶接電源 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6320167A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57149060A (en) * | 1981-03-11 | 1982-09-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Arc welding machine |
| JPS6018275A (ja) * | 1983-07-11 | 1985-01-30 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | ア−ク溶接機用電源装置 |
-
1986
- 1986-07-12 JP JP16417986A patent/JPS6320167A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6320167A (ja) | 1988-01-27 |
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