JPH0565721U - 流体式リターダ装置 - Google Patents

流体式リターダ装置

Info

Publication number
JPH0565721U
JPH0565721U JP1638992U JP1638992U JPH0565721U JP H0565721 U JPH0565721 U JP H0565721U JP 1638992 U JP1638992 U JP 1638992U JP 1638992 U JP1638992 U JP 1638992U JP H0565721 U JPH0565721 U JP H0565721U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
rotor
side member
clutch
clutch device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1638992U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2559353Y2 (ja
Inventor
直樹 金田
秀之 藤波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority to JP1638992U priority Critical patent/JP2559353Y2/ja
Publication of JPH0565721U publication Critical patent/JPH0565721U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2559353Y2 publication Critical patent/JP2559353Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 周方向に間隔を置いてケース3を液密かつし
ゆう動自在に挿通して設けられ、支持部材7の端部に位
置するプレッシャプレート14aを押圧するプランジャ
部材21と、ケース3の外部に配置され、プランジャ部
材21をケース3内に向けて押圧駆動し、クラッチ装置
13を接続させる駆動装置22とを備え、プランジャ部
材21をプレッシャプレート側部材35と駆動装置側部
材36とに2分割し、両部材35,36間に圧縮可能に
弾性体37を介在させる。 【効果】 クラッチ装置の接続作動に際し、ケースの内
容積の変化が小さく、かつ、弾性体が圧縮変形して急速
な接続作動が防止される。その結果、制動トルクが安定
的に得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体式リターダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
トラック、バス等の大型車両において、流体式リターダ装置を装着するものが 知られている。流体式リターダ装置は、降坂時、高速からの減速時等に制動トル クを発生させ、ブレーキの温度上昇によるフェードを防止し、車両の安全性及び 摩擦材の耐久性を向上させる。
【0003】 従来の流体式リターダ装置として、例えば特開昭63−306956号に開示 されるものがある。この流体式リターダ装置は、クラッチ装置をケースの外部に 配置すると共に、クラッチ装置を接続駆動する駆動装置であるシリンダ装置をケ ースの外側に配置して構成される。このような流体式リターダ装置は、プロペラ シャフト等の車輪と共に回転する回転軸に固定可能なロータと、車体側に回転不 可能に固定されるステータとを備え、ロータをクラッチ装置によつて回転軸側に 接続固定して、ステータとロータとの間の作動流体の速度エネルギーによつて制 動トルクを発生させる。このステータ及びロータを収容するケース内には、常時 流体が充填されている。
【0004】 しかして、この流体式リターダ装置によれば、クラッチ装置をケースの外部に 配置したため、ステータ及びロータを収容するケースの内部スペースを削減する ことはできるが、クラッチ装置の作動流体による冷却作用が得られないのみなら ず、ケース内の作動流体とケース外の外気との間の回動スライド部を多く有し、 流体の漏洩を生じ易い。加えて、クラッチ装置を接続して流体式リターダ装置を 作動させる作動開始直後に比較的鋭いピークトルク値が発生するため、接続ショ ックを生じ、乗員に与える制動フィーリングが不快なものであると共に、クラッ チ装置の摩擦材の摩耗を促すため、耐久性に劣り、大形のクラッチ装置が必要に なる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構 成は、車輪と共に回転する回転軸に相対回転不可能に固定可能なロータと、ロー タに対向して設けられ、車体側部材に実質的に固定されるステータと、回転軸と ロータとを断接可能なクラッチ装置とを備え、クラッチ装置が、ロータに固設さ れ、複数枚のプレッシャプレートを回転軸の軸線方向に移動自在に支持すると共 にケースに回転自在に支持される支持部材と、前記プレッシャプレートの間に配 置され、回転軸側部材に軸線方向の移動自在に支持されるクラッチプレートとを 有し、ロータ、ステータ及びクラッチ装置が、作動流体を充填し、車体側部材に 固定するケースに収容される流体式リターダ装置であつて、周方向に間隔を置い てケースを液密かつスライド自在に挿通して設けられ、支持部材の端部に位置す るプレッシャプレートを押圧するプランジャ部材と、ケースの外部に配置され、 プランジャ部材をケース内に向けて押圧駆動し、クラッチ装置を接続させる駆動 装置とを備え、かつ、前記プランジャ部材がプレッシャプレート側部材と駆動装 置側部材とに2分割され、両者間に圧縮可能に弾性体を介在させることを特徴と する流体式リターダ装置である。
【作用】
【0006】 このような流体式リターダ装置は、車両の走行中において、駆動装置を駆動し てクラッチ装置を接続作動して制動トルクを得る。すなわち、駆動装置の駆動に より、プランジャ部材がケース内に向けて押圧駆動され、端部に位置するプレッ シャプレートが押し込まれるので、各プレッシャプレート間にクラッチプレート が挟圧され、クラッチ装置が接続して回転軸、クラッチプレート、各プレッシャ プレート及び支持部材を介してロータが回転を開始する。これにより、リターダ 装置の機能が発揮され、ロータによる攪拌によつて生ずる作動流体の速度エネル ギーがステータを介して作動流体に熱として吸収される。このように、流体式リ ターダ装置の作動は、ケース内にプランジャ部材のみが突入してなされる。
【0007】 このような流体充満式の流体式リターダ装置の作動開始直後において、プラン ジャ部材がスライドを開始した直後は、弾性体が圧縮変形可能であるので、各プ レッシャプレートがクラッチプレートを強く挟圧することが防止され、弾性体の 弾発力に応じた挟圧力が得られる。すなわち、弾性体が充分に圧縮変形されるま での間、弾性体が次第に圧縮変形しながら両者のスライド方向長さが次第に減少 し、充分に弾性体が圧縮変形した後は、両者がプランジャ部材として一体にスラ イドして、クラッチ装置が完全に接続され、各プレッシャプレートとクラッチプ レートとが強く挟圧されて一体回転するようになる。クラッチ装置が接続される までの間は、弾性体の弾性変形量に応じてロータの回転数の上昇速度が緩和され る。
【0008】 これにより、制動トルクの立ち上がり特性の改善が次のように得られる。すな わち、発生トルクの内、制動開始直後に作動流体の攪拌開始に起因して急激に立 ち上がつて発生するピークトルク値が著しく軽減され、その後、緩やかな曲線を 描いてほぼ平坦な特性の定常的な設定トルク値に収束する。 しかして、ロータの自己ポンプ作用又は別置ポンプによつてケース内に冷却を 兼ねた作動流体が循環する状態において、ロータの回転エネルギーがステータを 介して作動流体に熱として伝えられて減速作用が発生する。その際、作動流体に よつてクラッチ装置の冷却も図られる。なお、駆動装置は、ケースの外部に装備 するので、圧力空気等の作動流体の漏れによる実害は生じない。
【0009】 流体式リターダ装置の駆動停止に際しては、駆動装置の駆動を停止し、プラン ジャ部材を復帰させる。これにより、クラッチ装置が切断してロータの回転が停 止する。その結果、作動流体の速度エネルギーがステータに作用しなくなり、リ ターダ装置の作動が停止する。また、駆動装置の復帰作動に伴つて、弾性体の圧 縮状態も解除され、プランジャ部材はプレッシャプレート側部材と駆動装置側部 材とが伸長し、元位置に復帰する。
【実施例】
【0010】 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1〜図5は、本考案の1実施例を示す。流体式リターダ装置は、図1に示す ようにロータ側ケース1とステータ側ケース2とを後記するステータ5の外向き フランジ部5a及び図外のシールリングを介在させて複数個の六角穴付きのボル ト30bによつて一体的に固着したケース3を有する。このケース3は、図外の トランスミッションリヤカバー等の車体側部材に固着されて非回転である。ロー タ側ケース1及びステータ側ケース2の中心部には、トランスミッション出力軸 等の回転軸10が2組のシール部材31,32及び軸受33,34を介在させて 回転自在かつ液密に貫通している。この回転軸10は、図外のプロペラシャフト 等を介して車輪に接続され、車輪と共に回転するものであり、主回転軸10aに 副回転軸10bをセレーション結合させ、ナット10cにて固定してある。10 dはシールリングである。
【0011】 このようにして回転軸10の周囲に、シール部材31,32を介在するケース 3にて区画され、常時作動流体(油又は水)が充填充満されたリターダ室4を画 成している。このリターダ室4内には、ステータ側ケース2の内側に位置させて 、回転軸10を中心とする放射状の羽根が形成されたステータ5が設けられると 共に、ロータ側ケース1の内側に位置させて、回転軸10を中心とする放射状の 羽根を有し、ステータ5と対向して回転軸10側の部材に相対回転不可能に固定 可能なロータ6が設けられる。しかして、ステータ5は、外向きフランジ部5a によつてケース3と一体をなし、車体側部材に実質的に回転不可能に固定されて いる。
【0012】 また、このリターダ室4の上部に位置するステータ側ケース2に作動流体入口 9aが設けられ、リターダ室4の上部に位置するロータ側ケース1に作動流体出 口9bが設けられている。 更に、ロータ6の内周部には、円環状をなす複数枚のプレッシャプレート14 a,14b・・・をスプライン結合させて中心軸線方向のスライド自在に支持す る筒状の支持部材7が備えられ、この支持部材7は第1軸受12及び第2軸受1 1を介してケース3に回転自在に支承される。すなわち、第1軸受12は、内輪 12aをロータ側ケース1の環状段面に圧入固定して設けられ、外輪12bとの 間に転動体を保持し、第2軸受11は、内輪11aを端部に位置する可動のプレ ッシャプレート14aの環状段面に圧入固定して設けられ、外輪11bとの間に 転動体を保持している。そして、支持部材7の軸線方向の一端部は、軸線方向の 移動不可能なプレッシャプレート15の第1筒状部15aに圧入固着され、プレ ッシャプレート15の第2筒状部15bには第1軸受12の外輪12bが圧入固 定されている。
【0013】 また、第2軸受11の外輪11bは、円環状をなす接続部材20の環状段面に 圧入固定され、接続部材20の外周部には、後記するプランジャ部材21が固定 されている。しかして、ロータ6を支持する支持部材7は、その一端部がプレッ シャプレート15及び第1軸受12を介してロータ側ケース1に回転自在に積極 的に支持され、その他端部が可動のプレッシャプレート14a、第2軸受11、 接続部材20及びプランジャ部材21を介してステータ側ケース2に回転自在に 支持される。
【0014】 一方、複数枚のクラッチプレート16は、回転軸10のスプライン歯10eに 軸線方向の移動自在に配置され、各プレッシャプレート14a,14b・・・, 15間に挟装されている。この支持部材7、プレッシャプレート14a,14b ・・・,15、クラッチプレート16等によつて、回転軸10側部材とロータ6 とを断接可能なクラッチ装置13を構成している。 しかして、回転軸10と一体に回転するクラッチプレート16に対し、プレッ シャプレート14a,14b・・・,15を押し付けることにより、クラッチ装 置13が接続され、非回転部であるケース3に第1軸受12及び第2軸受11を 介して回転自在に支持された筒状の支持部材7が回転するので、支持部材7と一 体のロータ6が回転軸10と一体回転する。
【0015】 次に、クラッチ装置13を接続駆動するプランジャ部材21及び駆動装置22 について説明する。 プランジャ部材21は、周方向に間隔を置いてステータ側ケース2を液密かつ スライド自在に挿通して設けられ、一端部が接続部材20を介して第2軸受11 の外輪11bに結合される。23はプランジャ部材21とステータ側ケース2と の間の液密を保持するシールリングである。 プランジャ部材21は、図2に詳示するようにプレッシャプレート側部材35 と駆動装置側部材36とに2分割し、両者35,36間に圧縮可能に弾性体であ るスプリング37を介在させて構成される。
【0016】 具体的には、有底筒状をなすプレッシャプレート側部材35の内部に、同じく 有底筒状をなす駆動装置側部材36をスライド自在に挿入し、駆動装置側部材3 6の一端部の外向き突出部36aとプレッシャプレート側部材35の他端部の内 向き突出部35aとが係合して、両者35,36の分離脱落が防止されるように なつている。しかして、プランジャ部材21の接続作動時には、駆動装置側部材 36の外向き突出部36aの一端がプレッシャプレート側部材35の底部に当接 するまでの間、スプリング37が圧縮変形しながら両者35,36のスライド方 向長さが次第に減少し、外向き突出部36aの一端がプレッシャプレート側部材 35の底部に当接した後は、両者35,36が一体にスライドするようになる。 なお、プランジャ部材21は、円環状をなす接続部材20の周方向に3個以上配 設されている。
【0017】 また、駆動装置22は、ケース3つまりステータ側ケース2の外部に配置され 、ステータ側ケース2の外周部を覆うようにボルト30aによつてステータ側ケ ース2に一体的に固着したカバー24と、ステータ側ケース2とカバー24との 間に配置されるピストン部材25とを備える。ピストン部材25は、その内周部 がプランジャ部材21つまり駆動装置側部材36の他端部に固着され、筒状に突 出する環状段面25aがシール材26を介してカバー24の環状内周面24aに スライド自在に嵌合している。更に、ピストン部材25の外周部は、気密性及び 可撓性を有するダイヤフラム27の内周部が接着され、ダイヤフラム27の外周 部は、ステータ側ケース2とカバー24との間に挟着されている。
【0018】 かくして、ステータ側ケース2とカバー24との間には、ピストン部材25及 びダイヤフラム27によつて圧力室29が画成されている。この圧力室29には 、図外の切換バルブを介して圧力空気供給源が接続され、切換バルブの切り換え 操作によつて圧力室29に圧力空気を供給し又はドレンすることができるように なつている。なお、ピストン部材25の他端側への復帰は、圧力室29をドレン した際、例えばステータ側ケース2とピストン部材25との間に圧縮して介装し た図外の復帰スプリングによつて行われる。
【0019】 次に、流体式リターダ装置の作用について説明する。 車両の走行中において、図外のリターダスイッチをON作動し、駆動装置22 を駆動してクラッチ装置13を接続作動させる。すなわち、圧力室29に外部か ら圧力空気を供給し、ピストン部材25を図1上にて左方にスライドさせ、プラ ンジャ部材21及び接続部材20を押し込む。その際、ダイヤフラム27が変形 する。これにより、第2軸受11を介してプレッシャプレート14aが押し込ま れ、各プレッシャプレート14a,14b・・・,15間に各クラッチプレート 16が挟圧され、クラッチ装置13が接続するので、回転軸10、各クラッチプ レート16、各プレッシャプレート14a,14b・・・,15及び支持部材7 を介してロータ6が回転を開始する。このようにして、リターダ装置の機能が発 揮されるが、流体式リターダ装置の作動は、ケース3内にプランジャ部材21の みが突入してなされる。
【0020】 このような流体充満式の流体式リターダ装置の作動開始直後において、ピスト ン部材25が左方にスライドを開始した直後は、プランジャ部材21のスプリン グ37が圧縮変形可能であるので、各プレッシャプレート14a,14b・・・ ,15が各クラッチプレート16を強く挟圧することが防止され、スプリング3 7の弾発力に応じた挟圧力が得られる。すなわち、駆動装置側部材36の外向き 突出部36aの一端が、プレッシャプレート側部材35の底部に当接するまでの 間、スプリング37が圧縮変形しながら両者35,36のスライド方向長さが次 第に減少し、外向き突出部36aの一端がプレッシャプレート側部材35の底部 に当接してスプリング37が充分に圧縮された後は、両者35,36が一体にス ライドして、各プレッシャプレート14a,14b・・・,15と各クラッチプ レート16とが強く挟圧されて一体回転するようになる。
【0021】 駆動装置22の駆動開始後の時間の経過と各プレッシャプレート14a,14 b・・・,15に生ずる軸線方向押圧力との関係を図3に示す。同図から知られ るように、破線Bにて示す従来品(プランジャ部材21が一体をなし、スプリン グ37を有しない。)にあつては時間の経過に従つて軸線方向押圧力が一直線を なすように上昇し、クラッチ装置13の接続荷重Xにまで達するが、実線Aにて 示す本実施例品によれば、駆動開始直後はスプリング37の弾性変形に応じた軸 線方向押圧力が得られ、駆動装置側部材36がプレッシャプレート側部材35に 当接して折れ点aに達した後に、駆動装置22による駆動力が接続部材20に確 実に作用するようになり、クラッチ装置13の接続荷重Xにまで達する。
【0022】 駆動装置22の駆動開始後の時間の経過とロータ6の回転数との関係は、図4 に示すようであり、回転軸10が3000rpmにて回転する状態において、破 線Bにて示す従来品にあつては駆動開始直後に急速な回転数の上昇を生じた後に クラッチ装置13の接続完了点bに達するのに対し、実線Aにて示す本実施例品 によれば、駆動開始直後はスプリング37の弾性変形に応じて回転数の上昇速度 が緩和されて緩徐に得られた後、クラッチ装置13の接続完了点cに達する。
【0023】 これにより、制動トルクの立ち上がり特性の改善が次のように得られる。すな わち、図5において実線Aは本実施例品の特性を示し、破線Bは従来品の特性を 示す。本実施例品によれば、同図から知られるように発生トルクの内、制動開始 直後に作動流体の攪拌開始に起因して急激に立ち上がつて発生する従来品のピー クトルク値dが、ピークトルク値eにまで著しく軽減され、その後、緩やかな曲 線を描いてほぼ平坦な特性の定常的な設定トルク値fに収束する。なお、設定ト ルク値fは、従来品と本実施例品とで異ならない。
【0024】 上記のようにしてリターダ装置の機能が発揮され、ロータ6による攪拌によつ て生ずる作動流体の速度エネルギーが吸収される。すなわち、ロータ6の自己ポ ンプ作用又は電動式の別置ポンプによつて、冷却を兼ねた作動流体が作動流体入 口9aから流入して作動流体出口9bから流出する循環状態において、ロータ6 の回転エネルギーが作動流体に熱として伝えられて減速作用が発生する。その際 、作動流体によつてクラッチ装置13の冷却も図られる。なお、駆動装置22は 、ケース3の外部に装備するので、圧力空気の漏れによる実害は生じない。
【0025】 リターダスイッチをOFF作動すれば、圧力室29の圧力空気がドレンされ、 リターダ装置の駆動が停止する。すなわち、ピストン部材25、プランジャ部材 21、接続部材20及び第2軸受11が図外の復帰スプリングの弾発力によつて 復帰し、クラッチ装置13が切断されるので、ロータ6の回転が停止する。これ により、作動流体の速度エネルギーがステータ5に作用しなくなり、リターダ装 置の作動が停止する。ピストン部材25の復帰作動に伴つて、スプリング37の 圧縮状態が解除され、プランジャ部材21はプレッシャプレート側部材35と駆 動装置側部材36とが伸長し、元位置に復帰する。プランジャ部材21の復帰状 態では、駆動装置側部材36の外向き突出部36aとプレッシャプレート側部材 35の内向き突出部35aとが係合して、両者35,36の分離脱落が防止され る。なお、両突出部35a,36aが係合して両者35,36の分離脱落が防止 されるので、スプリング37に若干の初圧縮を与えて両者35,36間に介在さ せることも可能である。
【0026】 ところで、第1軸受12は、支持部材7を回転自在にケース3に支持すればよ く、第1軸受12の内輪12aを軸線方向の移動不可能にプレッシャプレート1 5に固着すると共に、外輪12bをロータ側ケース1に固着することができる。 また、第2軸受11の内輪11aを接続部材20に固着すると共に、外輪11b を端部に位置する可動のプレッシャプレート14aに固着しても、同様の作用を 得ることができる。更に、接続部材20を省略し、第2軸受11の内輪11a又 は外輪11bを直接プランジャ部材21のプレッシャプレート側部材35に固着 することもできる。
【考案の効果】
【0027】 以上の説明によつて理解されるように、本考案に係る流体式リターダ装置によ れば、次の効果が得られる。 (1)クラッチ装置の接続作動に際し、ケース内にプランジャ部材が突出するの みであるから、ケースの内容積の変化が小さく、作動開始直後に一時的に生ずる 圧力上昇を抑制することができる。加えて、クラッチ装置の接続作動に際し、弾 性体が弾性的に圧縮変形して急激な接続作動が防止される。その結果、流体式リ ターダ装置によつて発生する制動トルクが安定的に得られる。 (2)クラッチ装置をケースの内部に配置し、クラッチ装置を断接駆動する駆動 装置をケースの外部に配置したので、クラッチ装置の作動流体による冷却作用を 得つつ、ステータ及びロータを収容するケースの内部スペースを削減することが できる。
【0028】 (3)ケース内の液密を保持する回動スライド部を減少させて駆動装置をケース の外部に配置できるので、作動流体の漏洩を良好に防止することができる。 (4)駆動装置をケースの外部に配置するので、これをケースの内部に配置する 場合と比較して、保守・点検が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の1実施例に係る流体式リターダ装置
の半部を示す断面図。
【図2】 同じく要部を拡大して示す断面図。
【図3】 同じく時間−軸線方向押圧力特性を示す線
図。
【図4】 同じく時間−ロータ回転数特性を示す線図。
【図5】 同じく時間−発生トルク特性を示す線図。
【符号の説明】
1:ロータ側ケース、2:ステータ側ケース、3:ケー
ス、4:リターダ室、5:ステータ、6:ロータ、7:
支持部材、9a:作動流体入口、9b:作動流体出口、
10:回転軸、11:第2軸受、11a:内輪、11
b:外輪、12:第1軸受、12a:内輪、12b:外
輪、13:クラッチ装置、14a,14b,15:プレ
ッシャプレート、16:クラッチプレート、20:接続
部材、21:プランジャ部材、22:駆動装置、23:
シールリング、24:カバー、25:ピストン部材、2
6:シール材、27:ダイヤフラム、29:圧力室、3
1,32:シール部材、33,34:軸受、35:プレ
ッシャプレート側部材、35a:内向き突出部、36:
駆動装置側部材、36a:外向き突出部、37:スプリ
ング(弾性体)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪と共に回転する回転軸に相対回転不
    可能に固定可能なロータと、ロータに対向して設けら
    れ、車体側部材に実質的に固定されるステータと、回転
    軸とロータとを断接可能なクラッチ装置とを備え、クラ
    ッチ装置が、ロータに固設され、複数枚のプレッシャプ
    レートを回転軸の軸線方向に移動自在に支持すると共に
    ケースに回転自在に支持される支持部材と、前記プレッ
    シャプレートの間に配置され、回転軸側部材に軸線方向
    の移動自在に支持されるクラッチプレートとを有し、ロ
    ータ、ステータ及びクラッチ装置が、作動流体を充填
    し、車体側部材に固定するケースに収容される流体式リ
    ターダ装置であつて、周方向に間隔を置いてケースを液
    密かつスライド自在に挿通して設けられ、支持部材の端
    部に位置するプレッシャプレートを押圧するプランジャ
    部材と、ケースの外部に配置され、プランジャ部材をケ
    ース内に向けて押圧駆動し、クラッチ装置を接続させる
    駆動装置とを備え、かつ、前記プランジャ部材がプレッ
    シャプレート側部材と駆動装置側部材とに2分割され、
    両者間に圧縮可能に弾性体を介在させることを特徴とす
    る流体式リターダ装置。
JP1638992U 1992-02-19 1992-02-19 流体式リターダ装置 Expired - Lifetime JP2559353Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1638992U JP2559353Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 流体式リターダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1638992U JP2559353Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 流体式リターダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0565721U true JPH0565721U (ja) 1993-08-31
JP2559353Y2 JP2559353Y2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=11914904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1638992U Expired - Lifetime JP2559353Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 流体式リターダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2559353Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2559353Y2 (ja) 1998-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3074030B2 (ja) 流体式リターダ装置
EP0287099A2 (en) A hydraulic retarder attached with parking brake
JP2559353Y2 (ja) 流体式リターダ装置
JPH08216864A (ja) 流体式リターダ装置
JP2559354Y2 (ja) 流体式リターダ装置
JP2580439Y2 (ja) リターダ装置
JP2547004Y2 (ja) 流体式リターダ装置
CN111765238B (zh) 一种液力变速箱及其驻车制动装置
JPH0635688U (ja) 流体式リターダ
JP2583491Y2 (ja) 流体式リターダ装置
JP2583950Y2 (ja) 流体式リターダ装置
JPH08170662A (ja) 流体式リターダ装置
JPH08170653A (ja) 湿式多板のクラッチ装置
JPH0842704A (ja) オイルシール装置
JPH1120633A (ja) リターダ
JPH04293658A (ja) 流体式リターダ装置
JPH0266327A (ja) 流体摩擦クラッチ
CN223708371U (zh) 制动器、车桥及车辆
JPH0547865Y2 (ja)
KR102468301B1 (ko) 동력 전달 장치
JP2519007Y2 (ja) リターダ
JPH04293657A (ja) 流体式リターダ装置
JPS5829304Y2 (ja) 空気圧縮機のエア−クラッチ
JPH0735831U (ja) 車両用リターダ装置
JP4876361B2 (ja) 動力伝達装置