JPH056663U - 含浸電極型金属イオン源 - Google Patents
含浸電極型金属イオン源Info
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- JPH056663U JPH056663U JP5847691U JP5847691U JPH056663U JP H056663 U JPH056663 U JP H056663U JP 5847691 U JP5847691 U JP 5847691U JP 5847691 U JP5847691 U JP 5847691U JP H056663 U JPH056663 U JP H056663U
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- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】比較的小電力で含浸電極内の低融点金属の温度
を容易に、かつ安定して温度制御でき、しかも構造も小
型化できる含浸電極型の金属イオン源を提供する。 【構成】各々を通電極に接続した一対の導電性保持体
1,1に、グラファイトなどの電気抵抗材料2,2を介
在させ、該電気抵抗材料2,2を面接触させるようにし
て、筒状の含浸電極3を挟持し、通電発熱によって加熱
させる構造となっている。
を容易に、かつ安定して温度制御でき、しかも構造も小
型化できる含浸電極型の金属イオン源を提供する。 【構成】各々を通電極に接続した一対の導電性保持体
1,1に、グラファイトなどの電気抵抗材料2,2を介
在させ、該電気抵抗材料2,2を面接触させるようにし
て、筒状の含浸電極3を挟持し、通電発熱によって加熱
させる構造となっている。
Description
【0001】
本考案は、筒状容器内に貯留させた低融点の金属を加熱してイオンビームを発 生させるようにした含浸電極型金属イオン源の改良に関する。
【0002】
この種のイオン源は、従来より集束イオンビーム装置などのイオン源として使 用されているが、従来のものは、内部に低融点の金属を貯留させた筒状の含浸電 極100を、図7に示したように、両側より一対の導電性のナイフエッジ型の挟 持板101,101と102,102により上下二段構えで挟持しているため、 各々のナイフエッジ型の挟持板101,101と102、102は、それぞれの 中央に開口201、301を形成し、外周にはネジ山202,302を形成した 大小の2つの支持枠体200,300に、中央に開口203,303を形成した ネジ蓋204,304を螺合させることによって固定されている。 そして、これら2つの支持枠体200,300には通電極となるボルト400, 500を螺入させ、これらの支持枠体200,300は含浸電極100とともに 、真空容器(不図示)内に納められている。
【0003】 したがって、このような構造において、通電極400,500より電流を通じ れば、支持枠体200,300を通じて、含浸電極100には電流が流れ、含浸 電極100が発熱体となって発熱するので、その内部に貯留された金属は加熱さ れ、含浸電極100の多孔質部100bからしみ出し、ニードル100cの先端 と、これに対向する電極間(不図示)に電位差を与え電界集中を起こしてイオン が放出される。
【0004】
ところが、このような従来の含浸電極型イオン源においては、上下のナイフエ ッジで筒状の含浸電極を挟持し、通電して発熱させているので、次のような改善 すべき問題があった。
【0005】 第一に、含浸電極は、上下のナイフエッジで挟まれた部分に比べて、下部の方 の温度が低くなって加熱が不均一になるばかりでなく、ナイフエッジ先端の形状 が変化すると、それにより含浸電極との接触抵抗も変化し温度制御が困難となる 。 このような温度の不均一、不安定は放出されるイオンビームに大きく影響し、極 端な場合には、イオンビームが出なくなってしまう。
【0006】 第二に、上下のナイフエッジで含浸電極を支持する2段構成の支持枠を必要と するため、構造も大型化してしまう。 本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、比較的小電力で含浸電極 内の金属の温度を一様にかつ容易に温度制御でき、しかも構造も小型化できる含 浸電極型のイオン源を提供することを目的としている。
【0007】
上記目的を達成するために提案される本考案は、一対の導電性保持体に、電気 抵抗材料を介在させ、該電気抵抗材料を面接触させるようにして、筒状の含浸電 極を挟持し、通電によって加熱させる構造となっている。
【0008】
本考案によれば、通電極より電流を加えると、含浸電極の筒状本体は、面接触 された電気抵抗材料を通じて通電され、このとき電気抵抗材料が発熱して含浸電 極の筒状本体を加熱する。 このため、筒状本体内に貯留された金属は一様に加熱されることになり、金属加 熱時の温度制御が容易となって、小さな電力で金属を効率良く加熱することがで きる。
【0009】 図5は本考案において使用された電気抵抗材料の抵抗値と含浸電極の温度変化 を示し、図6は電気抵抗材料に供給した電力と含浸電極の温度上昇変化を示した ものである。 これらのグラフを見れば明かなように、含浸電極の加熱温度と電気抵抗材料の抵 抗値、電気抵抗材料に供給される電力との関係は、含浸電極内の低融点の金属が 溶融する600℃〜900℃の間ではリニアな特性を示している(図5,図6に おいて実線で示す)ことが分かる。したがって、含浸電極に加える電力を制御す れば、それに伴って含浸電極内の金属を安定に加熱上昇させることができ、不安 定性に伴う余分な加熱を行なうこともなく、小さい電力で加熱できる。
【0011】
以下に、本考案の一実施例を図1〜図4に基づいて説明する。 本考案の含浸電極型金属イオン源Aは、真空容器(不図示)内に内装された一 対の導電性保持体1,1の先端に、一組の電気抵抗材料2,2を介在させ、この 電気抵抗材料2,2で含浸電極3を挟持させた構造となっている。
【0012】 ここに、含浸電極3は図4に示したように、タングステンパイプなどで製作さ れた筒状本体31の先端部に多孔質タングステン32を設け、その上に低融点の 金属33を貯留させており、多孔質タングステン32の先端にはニードル34を 配置させ、筒状本体31の上にキャップ35を被せた構造となっている。 一対の導電性保持体1,1は、導電性の良い金属板をL字状に折曲して形成さ れており、ボルト6,6によって真空容器の蓋板(不図示)に固定される水平上 片部1a,1aと、下端に電気抵抗材料2,2を介在させて筒状の含浸電極3を 、両側より挟持させる垂直に立ち上がった挟片部1b,1bとから構成されてお り、それぞれの上片部1a,1aは、上記した蓋板にメタライズなどによって取 り付けられた一組のネジ穴部7,7に、ボルト6,6を螺入させて固着されてい る。そして、これらのボルト6,6には、真空容器内の真空度を保持させるため にネジ穴部7,7に残留した空気を抜き出すためのエア抜き穴6c,6cを形成 している。なお、6aはボルト6のネジ山で、7aはネジ穴部7のネジ溝を示し ている。
【0013】 また、図例のものでは、一対の導電性保持体1,1のそれぞれの上片部1a, 1aを、上記した蓋板側に固定させる一組のボルト6,6が通電極を構成してお り、この通電極6,6を通じて真空容器の外部に配置された電源(不図示)より 電流が供給されるようになっており、電気抵抗材料2,2のそれぞれの端面2a ,2aは、含浸電極3を面接触させた状態で保持するようになっているため、含 浸電極3の外周面に合わせた曲面に形成されている。
【0014】 更に、このような一対の導電性保持体1,1は、垂直に立ち上がった各々の挟 片部1b,1bの下端に電気抵抗材料2,2を介在させ、双方の挟片部1b,1 bの上部にはボルト4a,ナット4bを締合わせることによって電気抵抗材料2 ,2によって筒状の含浸電極3を両側より挟み持つような格好で保持させている 。このため、導電性保持体1,1の各々の挟片部1b,1bの下部には凹所1c ,1cを設けてあり、この凹所1c,1cに電気抵抗材料2,2の端部を嵌入さ せるようになっており、一対の導電性保持体1、1の挟片部1b,1bに形成し た孔部1d,1d内には、絶縁素材で製された円板状碍子5,5を嵌入させ、ワ ッシャ8,8を介在させてボルト4aとナット4bによって締結させて電気抵抗 材料2,2を充分な圧接力で保持している。なお、5aは円板状碍子5の挟片部 1bへの取付位置を固定するための係止突片で、この部分を挟片部1bに形成さ れた位置決孔1dに嵌入させるようになっている。
【0015】 このような構造の本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば電気 抵抗材料の支持構造に用いたボルト、ナットに弛み止め手段を施したり、含浸電 極へ均一な圧接力を与えるためにバネを用いてもよい。また、上記実施例では、 電気抵抗材料にグラファイトを使用したが、これに限定されるものではなく、グ ラファイトと同様な電気抵抗特性を有する電気抵抗材料を用いても良いことはい うまでもない。
【0016】
【考案の効果】 以上の説明より理解されるように、本考案によれば、一対の導電性保持体に、 グラファイトなどの電気抵抗材料を介在させ、該電気抵抗材料を面接触させるよ うにして、筒状の含浸電極を挟持させているので、従来の方法に比べて筒状本体 は電気抵抗材料の抵抗値変化に応じて均一に加熱でき、しかも、供給した電力に 対して温度上昇がリニアで安定した変化となるので、測温計も要せず温度制御が 容易であり、省電力化が図れる。 また、従来のナイフエッジで保持する構造のものと比べて、2段構成の支持枠 体を必要としないので、小型で軽量化も図れる。
【図1】本考案の含浸電極型金属イオン源の要部を示し
た正面の縦断面構造図である。
た正面の縦断面構造図である。
【図2】含浸電極を挟持させた導電性保持体の底面図で
ある。
ある。
【図3】含浸電極を挟持させた導電性保持体の側面図で
ある。
ある。
【図4】含浸電極の縦断面図である。
【図5】本考案において発熱体となる電気抵抗材料の抵
抗値と含浸電極の温度変化を示したグラフである。
抗値と含浸電極の温度変化を示したグラフである。
【図6】本考案において発熱体となる電気抵抗材料に供
給した電力と含浸電極の温度変化を示したグラフであ
る。
給した電力と含浸電極の温度変化を示したグラフであ
る。
【図7】従来のナイフエッジ型の含浸電極型イオン源の
構造説明図である。
構造説明図である。
A・・・本考案の含浸電極型金属イオン源 1・・・導電性保持体 2・・・電気抵抗材料 3・・・含浸電極
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 一対の導電性保持体に電気抵抗材料を介
在させ、該電気抵抗材料を面接触させるようにして、筒
状の含浸電極を挟持させ、該含浸電極を通電して加熱さ
せる構造とした含浸電極型金属イオン源。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991058476U JP2558346Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 含浸電極型金属イオン源 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991058476U JP2558346Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 含浸電極型金属イオン源 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH056663U true JPH056663U (ja) | 1993-01-29 |
| JP2558346Y2 JP2558346Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=13085490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991058476U Expired - Lifetime JP2558346Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 含浸電極型金属イオン源 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2558346Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55134261A (en) * | 1979-04-04 | 1980-10-18 | Hitachi Ltd | Coolerrheaterrcombined air conditioner |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS632228A (ja) * | 1986-06-23 | 1988-01-07 | Anelva Corp | 金属イオン源 |
| JPH02247951A (ja) * | 1989-03-20 | 1990-10-03 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 電界放出型イオン源 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP1991058476U patent/JP2558346Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS632228A (ja) * | 1986-06-23 | 1988-01-07 | Anelva Corp | 金属イオン源 |
| JPH02247951A (ja) * | 1989-03-20 | 1990-10-03 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 電界放出型イオン源 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55134261A (en) * | 1979-04-04 | 1980-10-18 | Hitachi Ltd | Coolerrheaterrcombined air conditioner |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2558346Y2 (ja) | 1997-12-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970805 |