JPH056845A - 薄膜トランジスタ形成パネル - Google Patents

薄膜トランジスタ形成パネル

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Publication number
JPH056845A
JPH056845A JP3181624A JP18162491A JPH056845A JP H056845 A JPH056845 A JP H056845A JP 3181624 A JP3181624 A JP 3181624A JP 18162491 A JP18162491 A JP 18162491A JP H056845 A JPH056845 A JP H056845A
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JP
Japan
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film
type semiconductor
gate
semiconductor layer
gate insulating
Prior art date
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Pending
Application number
JP3181624A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiro Konya
直弘 紺屋
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Priority to US07/856,509 priority patent/US5352907A/en
Priority to EP92105373A priority patent/EP0506117A3/en
Publication of JPH056845A publication Critical patent/JPH056845A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】i型半導体層5のチャンネル領域の上に設ける
ブロッキング層を、金属膜をその全厚にわたって陽極酸
化させた酸化金属膜8とした。 【効果】上記金属膜とゲート絶縁膜4とは、その材質が
全く異なるため、上記金属膜のパターニング時にそのエ
ッチング液によってゲート絶縁膜4がエッチングされる
ことはないから、ゲート絶縁膜をエッチングしてしまう
ことなくi型半導体層のチャンネル領域の上にブロッキ
ング層を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリック
ス液晶表示素子等に用いられる薄膜トランジスタ形成パ
ネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】絶縁性基板上に薄膜トランジスタ(TF
T)とこの薄膜トランジスタの電極につながる配線とを
形成した薄膜トランジスタ形成パネル(以下、TFTパ
ネルという)は、例えばアクティブマトリックス液晶表
示素子等に用いられている。
【0003】図5はアクティブマトリックス液晶表示素
子に用いられている従来のTFTパネルの一部分の平面
図である。
【0004】このTFTパネルは、ガラスからなる透明
な絶縁性基板1の上に、多数の画素電極2と、その能動
素子である多数の薄膜トランジスタ3と、各薄膜トラン
ジスタ3のゲート電極につながるゲート配線GLと、各
薄膜トランジスタ3のドレイン電極につながるデータ配
線DLとを形成したものである。
【0005】上記薄膜トランジスタ3は、一般に逆スタ
ガー構造とされている。この逆スタガー構造の薄膜トラ
ンジスタ3は、図6に示すように、基板1上に形成した
ゲート電極Gと、このゲート電極を覆うSi N(窒化シ
リコン)からなるゲート電極絶縁膜4と、このゲート絶
縁膜4の上に前記ゲート電極Gに対向させて形成したa
−Si (アモルファスシリコン)からなるi型半導体層
5と、このi型半導体層5の上に、a−Si からなるn
型半導体層6を介して形成したソース電極Sおよびドレ
イン電極Dとで構成されており、上記n型半導体層6
は、i型半導体層5のチャンネル領域(ソース電極Sと
ドレイン電極Dとの間の領域)に対応する部分において
分離されている。
【0006】この薄膜トランジスタ3のゲート電極G
は、上記ゲート配線GLと一体に形成され、ドレイン電
極Dはデータ配線DLと一体に形成されており、ソース
電極Sは画素電極2に接続されている。また、上記ゲー
ト絶縁膜4は、ゲート配線3も覆って基板1のほぼ全面
に形成されており、画素電極2とデータ配線DLはゲー
ト絶縁膜4の上に形成されている。
【0007】ところで、薄膜トランジスタ3を上記のよ
うな逆スタガー構造としているTFTパネルは、その製
造に際して、i型半導体層5の上に成膜したn型半導体
層6のチャンネル領域に対応する部分をエッチングによ
り分離するときに、i型半導体層5のチャンネル領域の
表面もエッチングされて、i型半導体層5がダメージを
受けるという問題をもっている。
【0008】このため、上記TFTでは、図5および図
6に示したように、薄膜トランジスタ3のi型半導体層
5のチャンネル領域の上に絶縁膜からなるブロッキング
層7を設けておき、n型半導体層6を上記ブロッキング
層7の上において分離することによって、n型半導体層
6の分離エッチング時にi型半導体層5のチャンネル領
域がダメージを受けるのを防いでいる。
【0009】すなわち、図7は上記TFTパネルの製造
方法を示す製造工程図であり、上記TFTパネルは、次
のような工程で製造されている。
【0010】[工程1]まず、図7(a)に示すよう
に、基板1上に、ゲート電極Gおよびゲート配線GLを
形成し、その上に、ゲート電極Gおよびゲート配線GL
を覆うゲート絶縁膜4と、i型半導体層5と、ブロッキ
ング層7とを順次成膜する。
【0011】なお、上記ゲート電極Gおよびゲート配線
GLは、基板1上に、ゲート金属膜をスパッタリング法
によって成膜し、このゲート金属膜をフォトリソグラフ
ィ法により所定形状にパターニングして形成されてい
る。
【0012】また、上記ブロッキング層7には、一般
に、Si Nが用いられており、上記ゲート絶縁膜4とi
型半導体層5とブロッキング層7は、プラズマCVD法
により連続して成膜されている。
【0013】[工程2]次に、図7(b)に示すよう
に、ブロッキング層7をフォトリソグラフィ法によりi
型半導体層5のチャンネル領域を覆う形状にパターニン
グする。このブロッキング層7のパターニングは、NH
4 とHFの混合液をエッチング液とするウエットエッチ
ングによって行なわれている。
【0014】[工程3]次に、図7(c)に示すよう
に、i型半導体層5をフォトリソグラフィ法により所定
形状にパターニングする。このi型半導体層5のパター
ニングは、4塩化炭素とヘリウムの混合ガスをエッチン
グガスとするドライエッチングによって行なわれてい
る。
【0015】[工程4]次に、図7(d)に示すよう
に、n型半導体層6をプラズマCVD法によって成膜
し、その上にソース,ドレイン金属膜10をスパッタリ
ング法によって成膜する。
【0016】[工程5]次に、図7(e)に示すよう
に、上記ソース,ドレイン金属膜10をフォトリソグラ
フィ法によりパターニングしてソース電極Sとドレイン
電極Dおよびデータ配線DLを形成するとともに、上記
n型半導体層6をソース,ドレイン電極S,Dおよびデ
ータ配線DLの下の部分を除いてエッチング除去して薄
膜トランジスタを完成する。
【0017】なお、上記ソース,ドレイン金属膜10の
パターニングはウエットエッチングにより行なわれてい
る。
【0018】また、上記n型半導体層6は、i型半導体
層5のエッチングに用いたエッチングガスを使用してエ
ッチングされているが、この場合、i型半導体層5のチ
ャンネル領域はブロッキング層7で覆われているため、
n型半導体層6のエッチング時にi型半導体層5のチャ
ンネル領域がエッチングされてダメージを受けることは
ない。
【0019】この後は、ゲート絶縁膜4の上にITO等
の透明導電膜をスパッタリング法により成膜し、この透
明導電膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングし
て画素電極2を形成して、図5および図6に示したTF
Tパネルを完成する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のTFTパネルでは、その薄膜トランジスタ3のi型
半導体層5の上に設けるロッキング絶縁膜7を、ゲート
絶縁膜4と同系の絶縁材(Si N)で形成しているた
め、i型半導体層5の上に成膜したブロッキング層7を
パターニングする際に、i型半導体層5の下のゲート絶
縁膜4にピンホール欠陥を発生させてしまうことがあっ
た。
【0021】これは、i型半導体層5にピンホールが生
じていることがあるためであり、i型半導体層5にピン
ホールがあると、図7(b)に示したブロッキング層7
のパターニング時に、そのエッチング液がi型半導体層
4のピンホールを通ってゲート絶縁膜4に達し、このゲ
ート絶縁膜4にピンホールaを生じさせてしまう。
【0022】そして、薄膜トランジスタ3のソース,ド
レイン電極S,Dおよびデータ配線DLは、上述したよ
うに、ブロッキング層7とi型半導体層5とをパターニ
ングした後、その上にn型半導体層6およびソース,ド
レイン金属膜10を成膜してこれらをパターニングする
方法で形成されるため、ゲート絶縁膜3に上記のような
ピンホールaがあると、形成された薄膜トランジスタ3
のゲート電極Gとソース,ドレイン電極S,Dとの間
や、ゲート配線GLとデータ配線DLとの間に短絡が発
生してしまう。
【0023】すなわち、例えばゲート絶縁膜3のピンホ
ールaが図6に示したようにゲート電極Gとドレイン電
極Dとの対向部にある場合は、ゲート電極Gとドレイン
電極Dとの間に短絡が発生し、上記ピンホールaがゲー
ト電極Gとソース電極Sとの対向部にある場合は、ゲー
ト電極Gとソース電極Sとの間に短絡が発生するし、ま
た、上記ピンホールaがゲート配線GLとデータ配線D
Lとの交差対向部にある場合は、ゲート配線GLとデー
タ配線DLとの間に短絡が発生してしまう。
【0024】このため、上記従来のTFTパネルは、薄
膜トランジスタ3および配線GL,DL部に層間短絡を
発生することが多く、したがって製造歩留が悪いという
問題をもっていた。
【0025】なお、このような薄膜トランジスタおよび
配線部での層間短絡は、上記TFTパネルに限らず、逆
スタガー構造の薄膜トランジスタで電子回路を構成した
回路パネル等の各種薄膜トランジスタ形成パネルにおい
ても発生しており、これら薄膜トランジスタ形成パネル
でも、従来は、i型半導体層のチャンネル領域の上に形
成するブロッキング層をゲート絶縁膜と同系の絶縁材で
形成しているため、i型半導体層にピンホールがある
と、ブロッキング層をパターニングするエッチング時に
ゲート絶縁膜がエッチングされてピンホールを発生し、
上記のような層間短絡を生じていた。
【0026】本発明の目的は、ゲート絶縁膜をエッチン
グしてしまうことなくi型半導体層のチャンネル領域の
上にブロッキング層を形成できるようにした、薄膜トラ
ンジスタおよび配線部に層間短絡が発生するのを防いで
製造歩留を向上させることができる薄膜トランジスタ形
成パネルを提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜トランジス
タ形成パネルは、i型半導体層のチャンネル領域の上
に、金属膜をその全厚にわたって陽極酸化させた酸化金
属膜からなるブロッキング層を設けたことを特徴とする
ものである。
【0028】なお、上記酸化金属膜は、i型半導体層の
上からゲート絶縁膜の上にわたって設け、且つゲート絶
縁膜の上の酸化金属膜は、ゲート配線上の領域にこのゲ
ート配線に沿わせて線状に形成するか、あるいは、ゲー
ト配線上の領域およびデータ配線下の領域にゲート配線
およびデータ配線に沿わせて格子線状に形成するのが望
ましい。
【0029】
【作用】すなわち、本発明は、i型半導体層の上に設け
るブロッキング層を、金属膜を陽極酸化させた酸化金属
膜としたものであり、この酸化金属膜は、金属膜を成膜
してこれをパターニングした後、この金属膜をその全厚
にわたって陽極酸化させることで形成することができ
る。
【0030】そして、上記金属膜とゲート絶縁膜とは、
その材質が全く異なるため、上記金属膜のパターニング
時にそのエッチング液によってゲート絶縁膜がエッチン
グされることはなく、したがって、ゲート絶縁膜をエッ
チングしてしまうことなくi型半導体層のチャンネル領
域の上にブロッキング層を形成できる。
【0031】また、本発明において、上記酸化金属膜
を、i型半導体層の上からゲート絶縁膜の上にわたって
設け、且つゲート絶縁膜の上の酸化金属膜を、ゲート配
線上の領域にゲート配線に沿わせて線状に形成すれば、
この酸化金属膜を、金属膜を上記のような形状にパター
ニングし、この金属膜にその線状部の端部から電圧を印
加して金属膜全体を陽極酸化させることによって形成で
きるから、ゲート配線に沿わせて配列形成される各薄膜
トランジスタのi型半導体層の上に、上記酸化金属膜か
らなるブロッキング層を同時に形成することができる。
【0032】さらに、本発明において、上記ゲート絶縁
膜の上の酸化金属膜を、ゲート配線上およびデータ配線
下の領域に、前記ゲート配線およびデータ配線に沿わせ
て格子線状に形成すれば、このような形状にパターニン
グした金属膜を陽極酸化させて上記酸化金属膜を形成す
る際に、上記金属膜のゲート配線に沿う線状部の端部と
データ配線に沿う線状部の端部との両方から電圧を印加
して金属膜全体を均一に陽極酸化することができ、した
がって、全ての薄膜トランジスタのi型半導体層の上
に、均質な酸化金属膜からなるブロッキング層を同時に
形成することができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明をアクティブマトリックス液晶
表示素子に用いられる薄膜トランジスタ形成パネル(以
下、TFTパネルという)に適用した実施例を図面を参
照して説明する。
【0034】図1〜図3は本発明の第1の実施例を示し
ており、図1はTFTパネルの一部分の平面図、図2は
TFTパネルの1つの薄膜トランジスタの断面図であ
る。なお、図1および図2において、図5および図6に
示したものと同じものについては、図に同符号を付して
その説明を省略する。
【0035】この実施例のTFTパネルは、薄膜トラン
ジスタ3のi型半導体層5の上に、金属膜をその全厚に
わたって陽極酸化させた酸化金属膜8からなるブロッキ
ング層を設けたものであり、この酸化金属膜8は、例え
ばAl (アルミニウム)を陽極酸化させた酸化Al (A
l 2 3 )からなっている。
【0036】なお、この酸化Al 膜8は、電気的には絶
縁膜であり、したがってブロッキング層を酸化Al 膜8
で形成しても、ソース電極Sとドレイン電極Dとの間が
短絡してしまうことはない。
【0037】この酸化Al 膜8は、Al 膜を成膜してこ
れをブロッキング層の形状にパターニングした後、この
Al 膜を陽極酸化させて形成されたもので、この酸化A
l 膜8は、上記i型半導体層5のチャンネル領域の上か
らゲート絶縁膜4の上にわたって設けられている。
【0038】また、ゲート絶縁膜4の上の酸化Al 膜8
は、ゲート配線GL上の領域に、このゲート配線GLに
沿わせて線状に形成されており、この線状部の両端は、
基板1上にそのほぼ全面にわたって形成されているゲー
ト絶縁膜4の外側縁部まで延びている。この酸化Al 膜
8の線状部は、ゲート配線GLの幅より若干小さい幅に
形成されている。
【0039】図3は上記TFTパネルの製造方法を示す
製造工程図であり、上記TFTパネルは、次のような工
程で製造する。
【0040】[工程1]まず、図3(a)に示すよう
に、基板1上に、ゲート電極Gおよびゲート配線GLを
形成し、その上に、ゲート電極Gおよびゲート配線GL
を覆うゲート絶縁膜(Si N膜)4と、i型半導体層5
とを順次成膜する。なお、ゲート電極Gおよびゲート配
線GLは従来と同様な方法で形成し、また、ゲート絶縁
膜4およびi型半導体層4はプラズマCVD法により連
続して成膜する。
【0041】[工程2]次に、図3(b)に示すよう
に、i型半導体層5をフォトリソグラフィ法により所定
形状にパターニングする。このi型半導体層5のパター
ニングは、4塩化炭素とヘリウムの混合ガスをエッチン
グガスとするドライエッチングによって行なう。
【0042】[工程3]次に、図3(c)に示すよう
に、上記i型半導体層5およびゲート絶縁膜4の上に、
ゲート絶縁膜4のほぼ全面にわたって、ブロッキング層
とするためのAl膜8aをスパッタリング法により成膜
する。
【0043】[工程4]次に、図3(d)に示すよう
に、上記Al 膜8aをフォトリソグラフィ法によって、
i型半導体層5のチャンネル領域の上に形成するブロッ
キング層およびゲート配線GLに沿う線状部の形状にパ
ターニングする。このAl 膜のパターニグはウエットエ
ッチングによって行なう。
【0044】この場合、上記i型半導体層5のパターニ
ングにより露出されたゲート絶縁膜4の表面およびi型
半導体層5がAl 膜8aのエッチング液にさらされる
が、Al 膜8aとゲート絶縁膜(Si N膜)4およびi
型半導体層5とは、その材質が全く異なるため、上記A
i 膜8aのパターニング時にそのエッチング液によって
ゲート絶縁膜4およびi型半導体層5がエッチングされ
ることはない。
【0045】[工程5]次に、図3(e)に示すよう
に、上記Al 膜8aをその全厚にわたって陽極酸化し、
このAl 膜8aを酸化Al (Al 2 3 )膜8とする。
【0046】このAl 膜8aの陽極酸化は、基板1を電
解液中に浸漬して上記Al 膜8aを電解液中において対
向電極(白金電極)と対向させ、Al 膜8aを陽極と
し、対向電極を陰極として、Al 膜8aと対向電極の間
に電圧を印加して行なう。
【0047】このように電解液中においてAl 膜8aと
対向電極の間に電圧を印加すると、陽極であるAl 膜8
aが化成反応を起して陽極酸化され、このAl 膜8aが
酸化Al 膜8となる。
【0048】この場合、上記Al 膜8aは、i型半導体
層5のチャンネル領域の上に形成するブロッキング層お
よびゲート配線GLに沿う線状部の形状にパターニング
されているため、このAl 膜8aの線状部の両端部にク
リップ部材等を接続して、この線状部の両端部に電圧を
印加すれば、Al 膜8a全体に電圧を印加して、このA
l 膜8aをその全体にわたって陽極酸化することがで
き、したがって、ゲート配線GLに沿わせて配列形成さ
れる各薄膜トランジスタ3のi型半導体層5の上に、酸
化Al 膜8からなるブロッキング層を同時に形成するこ
とができる。
【0049】[工程6]次に、図3(f)に示すよう
に、n型半導体層6とソース,ドレイン金属膜10を順
次成膜する。なお、上記n型半導体層6はプラズマCV
D法によって成膜し、ソース,ドレイン金属膜10はス
パッタリング法によって成膜する。
【0050】[工程7]次に、図3(g)に示すよう
に、上記ソース,ドレイン金属膜10をフォトリソグラ
フィ法によりパターニングしてソース電極Sおよびドレ
イン電極Dとデータ配線DLを形成するとともに、上記
n型半導体層6をソース,ドレイン電極S,Dおよびデ
ータラインDLの下の部分を除いてエッチング除去して
薄膜トランジスタ3を完成する。
【0051】なお、上記ソース,ドレイン金属膜10の
パターニングはウエットエッチングにより行なうが、上
記酸化Al 膜8はソース,ドレイン金属膜10のエッチ
ング液ではほとんどエッチングされないため、この酸化
Al 膜8の厚さが薄くても、この酸化Al 膜8がなくな
ってしまうことはない。
【0052】また、n型半導体層6は、i型半導体層5
のエッチングに用いたエッチングガスを使用してエッチ
ングするが、i型半導体層5のチャンネル領域は酸化A
l 膜8からなるブロッキング層で覆われているため、n
型半導体層6のエッチング時にi型半導体層5のチャン
ネル領域がエッチングされてダメージを受けることはな
い。
【0053】この後は、ゲート絶縁膜4の上にITO等
の透明導電膜をスパッタリング法により成膜し、この透
明導電膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングし
て画素電極2を形成して、図1および図2に示したTF
Tパネルを完成する。
【0054】なお、この実施例では、i型半導体層5を
パターニングした後にブロッキング層を形成するための
Al 膜8aを成膜しているが、各薄膜トランジスタ3部
分のi型半導体層5が連続していても各薄膜トランジス
タ3の特性に影響がない場合は、上記i型半導体層5の
パターニングを、Al 膜8aを成膜してこのAl 膜8a
のパターニングした後に行ってもよい。この場合は、A
l 膜8aを陽極酸化させた酸化Al 膜8の線状部の下
に、薄膜トランジスタ3部分のi型半導体層5と連続す
る状態でi型半導体層5が残る。
【0055】すなわち、この実施例のTFTパネルは、
i型半導体層5の上に設けるブロッキング層を、Al 膜
を陽極酸化させた酸化Al 膜8としたものであり、この
酸化Al 膜8は、上記のように、Al 膜8aを成膜して
これをパターニングした後、このAl 膜8aをその全厚
にわたって陽極酸化させることで形成することができ
る。
【0056】そして、上記Al 膜8aとゲート絶縁膜
(Si N膜)4とは、その材質が全く異なるため、上記
Al 膜8aのパターニング時にそのエッチング液によっ
てゲート絶縁膜4がエッチングされることはなく、した
がって、ゲート絶縁膜4をエッチングしてしまうことな
くi型半導体層5のチャンネル領域の上にブロッキング
層を形成できるから、薄膜トランジスタ3および配線G
L,DL部に層間短絡が発生するのを防いで、TFTパ
ネルの製造歩留を向上させることができる。
【0057】また、上記実施例では、上記酸化Al 膜8
を、i型半導体層5のチャンネル領域の上からゲート絶
縁膜4の上にわたって設け、且つゲート絶縁膜4の上の
酸化Al 膜8をゲート配線GLに沿わせて線状に形成し
ているため、この酸化Al 膜8を、Al 膜8aを上記の
ような形状にパターニングし、このAl 膜8aにその線
状部の端部から電圧を印加してAl 膜8a全体を陽極酸
化させることによって形成できるから、ゲート配線GL
に沿わせて配列形成される各薄膜トランジスタ3のi型
半導体層5の上に、上記酸化Al 膜8からなるブロッキ
ング層を同時に形成することができる。
【0058】しかも、上記実施例では、酸化Al 膜8の
ゲート絶縁膜4上に形成する線状部を、ゲート配線GL
上の領域にこのゲート配線GLに沿わせて形成するとと
もに、この線状部の幅をゲート配線GLの幅より小さく
しているため、ゲート絶縁膜4の上に上記酸化Al 膜8
の線状部を形成しても、画素電極2の形成領域が制約さ
れることはない。
【0059】図4は本発明の第2の実施例を示すTFT
パネルの一部分の平面図である。
【0060】この実施例のTFTパネルは、ゲート絶縁
膜4の上の酸化Al 膜8を、ゲート配線GL上の領域お
よびデータ配線DL下の領域に、前記ゲート配線GLお
よびデータ配線DLに沿わせて格子線状に形成したもの
である。
【0061】なお、この第2の実施例のTFTパネル
は、ゲート絶縁膜4の上の酸化Al 膜8をデータ配線D
L下の領域にも形成した点を除けば、その他の構成は上
述した第1の実施例と同じであるから、その説明は図に
号符号を付して省略する。
【0062】この実施例のTFTパネルは、図3(d)
に示したAl 膜8aのパターニング工程においてデータ
配線DLの形成領域にもAl 膜8aを線状に残し、図3
(e)に示した陽極酸化工程においてデータ配線形成領
域のAl 膜8aも同時に陽極酸化することにより、第1
の実施例のTFTパネルの製造と同様にして製造するこ
とができる。
【0063】そして、この第2の実施例のTFTパネル
においては、ブロッキング層となる酸化Al 膜8を、i
型半導体層5のチャンネル領域の上からゲート絶縁膜4
の上にわたって設け、且つ、ゲート絶縁膜4の上の酸化
金属膜を、ゲート配線GL上の領域およびデータ配線D
L下の領域に、ゲート配線GLおよびデータ配線DLに
沿わせて格子線状に形成しているため、このような形状
にパターニングしたAl 膜8aを陽極酸化させて酸化A
l 膜8を形成する際に、上記Al 膜8aのゲート配線G
Lに沿う線状部の両端部とデータ配線DLに沿う線状部
の両端部との両方から電圧を印加してAl 膜8a全体を
均一に陽極酸化することができる。
【0064】したがってこの第2の実施例によれば、全
ての薄膜トランジスタ3のi型半導体層3の上に、均質
な酸化Al 膜8からなるブロッキング層を同時に形成す
ることができる。
【0065】なお、上記第1および第2の実施例では、
ブロッキング層となる酸化金属膜8を、Al 膜8aの酸
化膜としているが、この酸化金属膜8は、Al に限ら
ず、他の金属膜を陽極酸化させたものでもよい。
【0066】また、本発明は、上記第1および第2の実
施例のTFTパネルに限らず、例えば逆スタガー構造の
薄膜トランジスタで電子回路を構成した回路パネル等、
各種薄膜トランジスタ形成パネルに適用することができ
る。
【0067】
【発明の効果】本発明の薄膜トランジスタ形成パネル
は、i型半導体層の上に設けるブロッキング層を、金属
膜を陽極酸化させた酸化金属膜としたものであり、この
酸化金属膜は、金属膜を成膜してこれをパターニングし
た後、この金属膜をその全厚にわたって陽極酸化させる
ことで形成することができるし、また、上記金属膜とゲ
ート絶縁膜とは、その材質が全く異なるため、上記金属
膜のパターニング時にそのエッチング液によってゲート
絶縁膜がエッチングされることはない。
【0068】したがって、本発明によれば、ゲート絶縁
膜をエッチングしてしまうことなくi型半導体層のチャ
ンネル領域の上にブロッキング層を形成することができ
るから、薄膜トランジスタおよび配線部に層間短絡が発
生するのを防いで製造歩留を向上させることができる。
【0069】また、本発明において、上記酸化金属膜
を、i型半導体層の上からゲート絶縁膜の上にわたって
設け、且つゲート絶縁膜の上の酸化金属膜を、ゲート配
線上の領域にゲート配線に沿わせて線状に形成すれば、
この酸化金属膜を、金属膜を上記のような形状にパター
ニングし、この金属膜にその線状部の端部から電圧を印
加して金属膜全体を陽極酸化させることによって形成で
きるから、ゲート配線に沿わせて配列形成される各薄膜
トランジスタのi型半導体層の上に、上記酸化金属膜か
らなるブロッキング層を同時に形成することができる。
【0070】さらに、本発明において、上記ゲート絶縁
膜の上の酸化金属膜を、ゲート配線上およびデータ配線
下の領域に、前記ゲート配線およびデータ配線に沿わせ
て格子線状に形成すれば、このような形状にパターニン
グした金属膜を陽極酸化させて上記酸化金属膜を形成す
る際に、上記金属膜のゲート配線に沿う線状部の端部と
データ配線に沿う線状部の端部との両方から電圧を印加
して金属膜全体を均一に陽極酸化することができ、した
がって、全ての薄膜トランジスタのi型半導体層の上
に、均質な酸化金属膜からなるブロッキング層を同時に
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す薄膜トランジスタ
形成パネルの平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図。
【図3】薄膜トランジスタ形成パネルの製造工程図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す薄膜トランジスタ
形成パネルの平面図。
【図5】従来の薄膜トランジスタ形成パネルの平面図。
【図6】図1のVI−VI線に沿う拡大断面図。
【図7】従来の薄膜トランジスタ形成パネルの製造工程
図。
【符号の説明】
1…基板、2…画素電極、3…薄膜トランジスタ、G…
ゲート電極、GL…ゲート配線、4…ゲート絶縁膜、5
…i型半導体層、6…n型半導体層、S…ソース電極、
D…ドレイン電極、8…酸化金属膜。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に、ゲート電極およびこの
    ゲート電極につながるゲート配線と、このゲート電極お
    よびゲート配線を覆うゲート絶縁膜とを形成し、前記ゲ
    ート電極およびその上のゲート絶縁膜と、前記ゲート絶
    縁膜の上に前記ゲート電極に対向させて形成したi型半
    導体層と、このi型半導体層の上に形成され且つチャン
    ネル領域において分離されたn型半導体層を介して形成
    したソース電極およびドレイン電極とで薄膜トランジス
    タを構成するとともに、前記ゲート絶縁膜の上に、前記
    ソース電極とドレイン電極とのうち少なくとも一方の電
    極につながるデータ配線を形成した薄膜トランジスタ形
    成パネルにおいて、前記i型半導体層のチャンネル領域
    の上に、金属膜をその全厚にわたって陽極酸化させた酸
    化金属膜からなるブロッキング層を設けたことを特徴と
    する薄膜トランジスタ形成パネル。
  2. 【請求項2】 酸化金属膜は、i型半導体層の上からゲ
    ート絶縁膜の上にわたって設けられており、前記ゲート
    絶縁膜の上の酸化金属膜は、ゲート配線上の領域にこの
    ゲート配線に沿わせて線状に形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ形成パネル。
  3. 【請求項3】 酸化金属膜は、i型半導体層の上からゲ
    ート絶縁膜の上にわたって設けられており、前記ゲート
    絶縁膜の上の酸化金属膜は、ゲート配線上の領域および
    データ配線下の領域に、前記ゲート配線およびデータ配
    線に沿わせて格子線状に形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の薄膜トランジスタ形成パネル。
JP3181624A 1991-03-29 1991-06-27 薄膜トランジスタ形成パネル Pending JPH056845A (ja)

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US07/856,509 US5352907A (en) 1991-03-29 1992-03-24 Thin-film transistor
EP92105373A EP0506117A3 (en) 1991-03-29 1992-03-27 Thin-film transistor

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7291227B2 (en) 2003-04-24 2007-11-06 Oki Electric Industry Co., Ltd. Processing equipment

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