JPH0569663A - 感熱記録媒体 - Google Patents

感熱記録媒体

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JPH0569663A
JPH0569663A JP3260460A JP26046091A JPH0569663A JP H0569663 A JPH0569663 A JP H0569663A JP 3260460 A JP3260460 A JP 3260460A JP 26046091 A JP26046091 A JP 26046091A JP H0569663 A JPH0569663 A JP H0569663A
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JP
Japan
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water
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Pending
Application number
JP3260460A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Tamura
田村捷光
Tadashi Unno
忠 海野
Masayoshi Sano
佐野昌義
Yoshiaki Kaburagi
鏑木良招
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、記録特性、保存安定性等の必要特
性を損ねることなく、水性インキに対する優れた印刷適
性を有する感熱記録媒体を提供するものである。 【構成】 支持体の少なくとも片面に、感熱記録層、保
護層及びインキ吸収層を順次積層してなる感熱記録媒体
であって、該インキ吸収層が少なくともポリビニルアセ
タール系樹脂を含有することを特徴とする感熱記録媒
体。 【効果】 本発明の感熱記録媒体は、水性インキに対す
る印刷適性に優れているという作用効果を有するので、
特に乗車券、通行券等の券紙類、プリペイドカード、P
OSラベル等の広範な用途に適用することができるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性インキに対する優
れた印刷適性を表面に有する感熱記録媒体に関し、特に
乗車券、通行券等の券紙類、プリペイドカード等のカー
ド類及びPOS(Point of Sales)ラベ
ル等のラベル類への応用が可能な感熱記録媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に無色又は淡色のロイコ染料と、ロ
イコ染料と熱時反応して発色させる顕色剤とを主成分と
する感熱記録層を有する感熱記録媒体は、特公昭45−
14035号等に公表され、広く実用化されている。こ
の感熱記録媒体に記録を行うには、サーマルヘッドを内
蔵したサーマルプリンター等が用いられる。このような
感熱記録方法は、従来の他の記録方法に比べて、記録時
に騒音が無い、現像定着の必要が無い、メンテナンスフ
リーである、機器が比較的安価でありコンパクトであ
る、得られる発色が非常に鮮明であるといった特徴を有
しているため、コンピュターのアウトプット、ファクシ
ミリ、電卓や各種計測機のレコーダー用紙、自動券売機
の券紙として広く用いられている。
【0003】上記のようにさまざまな用途に使用されて
いる従来の感熱記録媒体は、記録特性はもちろんのこ
と、耐薬品性、耐水性等の画像の保存安定性が要求さ
れ、特開昭57−188392号公報他多数に提案され
ているように、感熱記録層上に保護層が設けられた構成
を有している。この様な保護層の組成としては、水溶性
又は水分散性の高分子化合物に顔料等各種添加剤を加え
たものが一般的である。近年、POSラベル等のラベル
分野や乗車券等の券紙において水性インキによる印刷を
保護層表面に施す要望が強く、特に、乗車券においては
従来の入鋏に代えて水性インキを用いたスタンプによる
検札方法が採用されている。
【0004】しかしながら、従来の感熱記録媒体は前記
の如く記録特性、耐薬品性、耐水性等は十分に検討され
ているものの、水性インキに対するインキ吸収性、乾燥
性、定着性等の印刷適性はほとんど考慮されていないた
め、印刷適性は乏しいものであった。すなわち、保護層
として従来より用いられているポリビニルアルコールの
如き水溶性樹脂では水性インキに対する十分な印刷適性
は得られず、しかも高湿度条件下で耐ブロッキング性を
向上するために、エマルジョン系の樹脂や耐水化剤を用
いて吸水性を抑制して耐水化が図られているので水性イ
ンキに対する印刷適性には逆効果となり、悪影響を及ぼ
している。また、顔料の添加量を多くすることにより水
性インキの吸収性の向上を図ることができるが、保護層
の透明性が低下してしまい感熱記録層の画像の鮮明性が
低下するという問題を生じてしまう。このように、従来
の感熱記録媒体においては、水性インキの印刷適性を満
足することが出来ず、良好な記録特性及び画像保存性と
同時に優れた水性インキの印刷適性を有する感熱記録媒
体が切望されている現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
事情に鑑みなされたもので、感熱記録媒体に要求される
記録特性、保存安定性等を損ねることなく、水性インキ
に対する優れた印刷適性を表面に有する感熱記録媒体を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体の少な
くとも片面に、感熱記録層、保護層及びインキ吸収層を
順次積層してなる感熱記録媒体であって、該インキ吸収
層が少なくともポリビニルアセタール系樹脂を含有する
ことを特徴とする感熱記録媒体である。本発明で用いら
れるポリビニルアセタール系樹脂は、下記構造式(1)
で表される構成成分の単独重合体(n=1の場合)およ
び該構成成分を含む共重合体が用いられる。なお、構造
式(1)においてRは低級アルキル基を表し、また、n
は重合体中のモル比率を示し、0<n≦1を表す。
【0007】
【化1】
【0008】本発明においては後述の好ましいアセター
ル化度から明らかなように、通常前記構造式(1)の構
成成分と他の任意のビニル重合性モノマーとを共重合成
分とする共重合体がポリビニルアセタール系樹脂として
用いられることが好ましい。このような共重合成分とし
てのビニル重合性モノマーの具体例としては、N−ビニ
ルピロリドン及びその誘導体、エチレン、プロピレン、
塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコール、スチレ
ン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、塩化ビニリデ
ン、四ふっ化エチレン、ふっ化ビニリデン等のビニル基
含有モノマーや(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピ
ル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレ
ート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル
(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウ
リル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリ
レート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ア
クリルアミド、アクリロニトリル、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、N−アルキロール(メタ)アクリルアミド、グリシ
ジル(メタ)アクリレート、n−アルコキシアルキル
(メタ)アクリレート、アルキルカルビトール(メタ)
アクリレート、アルキルトリグリコール(メタ)アクリ
レート、パーフルオロアルキル(メタ)アクリレート等
の(メタ)アクリル系モノマー、フマル酸、マレイン
酸、イタコン酸等の不飽和酸等が挙げられる。なお、共
重合の形態は、ランダム共重合、ブロック共重合、グラ
フト共重合等特に限定されるものではない。。
【0009】上記の如きポリビニルアセタール系樹脂
は、例えば酢酸ビニル系樹脂を部分ケン化又は完全ケン
化して得られるポリビニルアルコール系樹脂を、アルデ
ヒドで処理することによって得ることができ、水溶性又
は疎水性の樹脂として適用できる。本発明においては、
前記構造式(1)で示されるポリビニルアセタール系樹
脂のアセタール構造成分が重合体中に占める割合である
nが0.02〜0.2であること、すなわち、アセター
ル化度が2〜20モル%であるポリビニルアセタール系
樹脂が好ましく、中でも構造式(1)におけるRがメチ
ル基である水溶性ポリビニルアセタール系樹脂が、水性
インキに対する印刷適性、耐ブロッキング性の両面にお
いてバランス良く共に優れた特性が得られるので特に好
ましいものである。また、ポリビニルアセタール系樹脂
のインキ吸収層中における割合は、インキ吸収層中の全
樹脂分に対して5〜100重量%であるが、インキ吸収
層の耐薬品バリヤー性等を考慮すると5〜70重量%が
好適である。
【0010】本発明において、インキ吸収層にはポリビ
ニルアセタール系樹脂を少なくとも含有するが、必要に
応じて水溶性又は水分散性の各種高分子化合物、例え
ば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カ
ゼイン、ゼラチン、酸化でんぷん、イソブチレン−無水
マレイン酸樹脂、ジイソブチレン−無水マレイン酸樹
脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ポリ酢酸ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エス
テル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、SBR,NB
R等のエマルジョン、ラテックス等を単独又は適宜混合
して使用することができる。本発明においては、これら
の各種樹脂の内ポリビニルピロリドンがより優れた水性
インキに対する印刷適性が得られることから好適に使用
される。ここでいうポリビニルピロリドンとは、N−ビ
ニルピロリドン及びその誘導体の単独重合体や他のモノ
マーとの共重合体のことを指すものである。共重合され
るモノマーとしては先に挙げた各種ビニル重合性モノマ
ーが挙げられ、特に限定されるものではない。
【0011】また、インキ吸収層中には感熱ヘッドとの
マッチング性を向上するために必要に応じて各種の顔
料、例えば、クレイ、タルク、ケイソウ土、アルミナ、
炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ゼオライト、セルロ
ース微粉末、ポリエチレン微粉末、シリコーン樹脂微粉
末、フェノール樹脂微粉末、ベンゾグアナミン樹脂微粉
末等を使用したり、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム等の滑性向上剤やフッ素樹脂、シリコーングリ
ス等の離型剤、さらにグリオキザール、クロム明バン、
メラミン樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂等の耐
水化剤等を使用することができる。
【0012】次に、本発明における感熱記録層について
説明する。感熱記録層は、無色ないしは淡色のロイコ染
料と該ロイコ染料を発色させる顕色剤とを主成分として
含有するものである。使用される代表的なロイコ染料と
しては、クリスタルバイオレットラクトン、3−ジエチ
ルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−シクロヘキ
シルアミノ−6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ピロリジノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−シクロ
ヘキシルメチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−エチルイソアミルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(о
−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−
7−(о−クロロアニリノ)フルオラン等があるが、特
に限定されるものではない。また、上記ロイコ染料と反
応して発色させる顕色剤としては、α−ナフトール、β
−ナフトール、4−t−ブチルフェノール、4−t−オ
クチルフェノール、4−フェニルフェノール、2,2−
ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(p−ヒドロキシフェニル)ブタン、4,4’−シク
ロヘキシリデンジフェノール、2,2−ビス(2,5−
ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,
4’−イソプロピリデンビス(2−t−ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレンビス(4−クロロフェノー
ル)、4,4’−チオジフェノール、4,4’−スルホ
ニルジフェノール、安息香酸、サリチル酸、没食子酸等
の誘導体があるが、これらに限定されるものではない。
【0013】また、感熱記録層に用いられる結着剤とし
ては、各種の水溶性又は水分散性高分子化合物が使用さ
れ、例えばポリビニルアルコール、カゼイン、酸化でん
ぷん、ゼラチン、イソブチレン−無水マレイン酸樹脂、
ジイソブチレン−無水マレイン酸樹脂、スチレン−無水
マレイン酸樹脂、カルボキシメチルセルロース、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体等
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0014】さらに、感熱記録層中には、記録感度を向
上させる為に、必要に応じ各種の熱可融性物質を添加す
ることができる。これらの熱可融性物質としては、適当
な融点を持つ有機化合物が挙げられ、例えば、ステアリ
ン酸アミド等の高級脂肪酸アミド、蜜ロウ、シェラック
ロウ等の動物性ワックス、カルナウバロウ等の植物性ワ
ックス、モンタンワックス等の鉱物性ワックス、パラフ
ィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、高級脂
肪酸、高級脂肪酸のエステル、ジメチルテレフタレー
ト、ジフェニルフタレート等の芳香族カルボン酸エステ
ル類、アルキルナフタレン誘導体、アルキルジフェニル
誘導体、アルキルターフェニル誘導体等が用いられる。
さらにまた、感熱記録層中には、充填剤としての無機及
び有機顔料、例えば、クレイ、タルク、ケイソウ土、ア
ルミナ、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ゼオライ
ト、セルロース微粉末、ポリエチレン微粉末、シリコー
ン樹脂微粉末、フェノール樹脂微粉末、ベンゾグアナミ
ン樹脂微粉末等を添加し、発色画像の鮮明性を向上させ
ることができる。その他、必要に応じて各種の界面活性
剤や消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を添加するこ
とができる。
【0015】本発明における感熱記録層は、上記の如き
組成を有するものであり、前記ロイコ染料、顕色剤及び
結着剤、その他必要に応じて添加される化合物からなる
塗料を支持体上に塗布・乾燥して設けられるものである
が、かかる塗料はメディア式湿式分散機等の分散機で粉
砕処理した分散液であって、その被分散体であるロイコ
染料、顕色剤等の粒径が5μm以下、特に好ましくは3
μm以下であることが記録特性上望ましい。
【0016】また、本発明における保護層は、コスレ、
引っかき等によって生じる圧力発色や、可塑剤、油、そ
の他各種薬品類の感熱記録層への浸透による不要な発色
や記録画像の消色等を防止するために設けられるもの
で、前記感熱記録層の結着剤である水溶性又は水分散性
高分子化合物が用いられる。なお、必要に応じて耐水性
向上のために、グリオキザール、クロム明バン、メラミ
ン樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂等の耐水化
剤を前記結着剤に添加して使用することができる。
【0017】本発明の感熱記録媒体で使用される支持体
としては、紙、熱可塑性樹脂シート、金属箔、金属板、
金属蒸着シート、金属繊維シート、セラミックシート、
織布、不織布さらにこれらの複合体等特に限定されな
い。本発明において上記支持体上に感熱記録層、保護層
及びインキ吸収層を形成するには、前記の各層を形成す
るための材料を分散又は溶解した塗工液を、ロールコー
ティング法、ブレードコーティング法、スプレーコーテ
ィング法、エアナイフコーティング法、ロッドバーコー
ティング法等の方法により塗布・乾燥することによって
なされる。感熱記録層及び保護層の好ましい塗布量は、
感熱記録層で2〜10g/m2、さらに好ましくは、5
〜8g/m2である。また、保護層も同様に2〜10g
/m2程度が適当であるが、さらに好ましくは、3〜8
g/m2である。インキ吸収層の好ましい塗布量は1〜
10g/m2、特に好ましくは、2〜4g/m2である。
【0018】また、本発明の感熱記録媒体には、必要に
応じて支持体と感熱記録層との間にアンダー層を設けて
支持体表面の平滑性を高め、画質の鮮明さを向上させる
ことができる。また、支持体の感熱記録層が設けられて
いる面とは反対側の面にバック層を設けることによっ
て、感熱記録媒体の裏面からの各種薬品類の浸透を防止
して感熱記録層の不要な発色や記録画像の消色を防ぐこ
とができる。上記アンダー層及びバック層は、前記の感
熱記録層に用いられる結着剤である各種水溶性又は水分
散性高分子化合物を主成分とし、必要に応じて顔料や各
種添加剤を添加して形成することができる。アンダー層
及びバック層の塗布量は、ともに0.5〜10g/m2
程度が好ましい。なお、アンダー層塗設後にカレンダー
処理を施して、表面平滑性を更に向上させることもでき
る。
【0019】また、本発明の感熱記録媒体は、支持体と
感熱記録層との間もしくは支持体の感熱記録層が設けら
れていない面に磁気記録層を設けることによって、水性
インキに対する優れた印刷適性を有する感熱磁気記録媒
体として例えば乗車券、通行券、駐車券等の券紙類とし
て広範な用途に用いることができるものである。磁気記
録層は、例えばγ−Fe23、Fe34、Co−γ−F
23、BaO・6Fe23等の磁性体を、適当なバイ
ンダー樹脂、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂等の高分子化合物と各種添加剤、溶剤等と混練
・分散して調製した塗料を支持体上に塗布乾燥して設置
すればよい。この際の方法としては、感熱記録層、保護
層、インキ吸収層を設置するのと同様、各種のコーティ
ング方式の適用が可能である。また、紫外線硬化型バイ
ンダーや電子線硬化型バインダーを使用して耐摩耗性や
耐熱性に優れた磁気記録層を設けることもできる。な
お、磁気記録層上に感熱記録層を設ける場合には、磁気
記録層と感熱記録層の間に磁気記録層の着色を隠ぺいす
るための隠ぺい層を設けることが好ましい。
【0020】
【実施例】以下、実施例に従って本発明の詳細な説明を
行う。なお、配合を示す部数は全て重量部を表す。 実施例1 感熱記録層用塗料を製造するため、下記組成[A]
[B][C]よりなる分散液を調製した。 [A]液 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 30部 メチルセルロース水溶液(固形分濃度5%) 50部 水 20部 [B]液 4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン 30部 ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度5%) 50部 水 20部 [C]液 カオリン 40部 ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度5%) 40部 水 20部
【0021】以上のようにして得られた[A]〜[C]
の分散液を用い、下記配合よりなる感熱記録層用塗料を
調製し、坪量60g/m2の上質紙に乾燥重量7g/m2
となるように塗工し、感熱記録層を設けた。 [A]液 30部 [B]液 90部 [C]液 100部 ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度10%) 150部 次に、保護層として以下の配合よりなる塗料を調製し、
感熱記録層上に乾燥重量4g/m2となるように塗工し
た。 ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度10%) 100部 [C]液 20部 ステアリン酸亜鉛の水分散液(固形分濃度10%) 5部 更に、下記組成よりなるインキ吸収層用塗料を調製し、
上記の保護層上に乾燥塗布量2g/m2になるように塗
工し、本発明の感熱記録媒体を作製した。 ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度10%) 90部 ポリビニルアセタール樹脂水溶液(固形分濃度約18%、アセタール化度 約9モル%、積水化学工業社製“エスレックKW−1”使用) 10部 [C]液 20部 ステアリン酸亜鉛の水分散液(固形分濃度10%) 5部
【0022】実施例2 インキ吸収層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例1と全く同様にして本発明の感熱記録媒体
を作製した。 ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度10%) 65部 ポリビニルアセタール樹脂水溶液(固形分濃度約18%、アセタール化度 約9モル%、積水化学工業社製“エスレックKW−1”使用) 35部 [C]液 20部 ステアリン酸亜鉛の水分散液(固形分濃度10%) 5部 実施例3 インキ吸収層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例1と全く同様にして本発明の感熱記録媒体
を作製した。 ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度10%) 60部 ポリビニルアセタール樹脂水溶液(固形分濃度約8%、アセタール化度 約8モル%、積水化学工業社製“エスレックKX−1”使用) 40部 [C]液 20部 ステアリン酸亜鉛の水分散液(固形分濃度10%) 5部 実施例4 インキ吸収層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例1と全く同様にして本発明の感熱記録媒体
を作製した。 ポリビニルアセタール樹脂水溶液(固形分濃度約18%、アセタール化度 約9モル%、積水化学工業社製“エスレックKW−1”使用) 50部 ポリビニルピロリドンK−120水溶液(固形分濃度10%) 20部 ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度10%) 30部 [C]液 20部 ステアリン酸亜鉛の水分散液(固形分濃度10%) 5部 実施例5 インキ吸収層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例1と全く同様にして本発明の感熱記録媒体
を作製した。 ポリビニルアセタール樹脂水溶液(固形分濃度約8%、アセタール化度 約8モル%、積水化学工業社製“エスレックKX−1”使用) 60部 ポリビニルピロリドン系樹脂水溶液(固形分濃度20%、G.A.F. Chemicals Corp.製商品名“コポリマー845”)20部 ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度10%) 20部 [C]液 20部 ステアリン酸亜鉛の水分散液(固形分濃度10%) 5部
【0024】実施例6 支持体として137g/m2の上質紙を用い、感熱記録
層が設けられる面の反対側の面に、あらかじめ下記組成
の磁気記録層用塗料を用いて厚さ13μmの磁気記録層
が設けられている以外は、実施例1と全く同様にして磁
気記録層を有する本発明の感熱記録媒体を作製した。 バリウムフェライト (保磁力3000エルステッド、平均粒径0.6μm) 100部 ポリエステル系樹脂 (バイロン200、東洋紡績社製) 40部 カーボンブラック (三菱カーボン#40、三菱化成社製) 5部 レシチン 2部 メチルエチルケトン 150部 トルエン 180部 実施例7 インキ吸収層用塗料として、実施例5と同じ塗料を使用
した以外は、実施例6と全く同様にして磁気記録層を有
する本発明の感熱記録媒体を作製した。
【0025】比較例1 インキ吸収層用塗料として、下記組成のものを使用した
以外は、実施例1と全く同様にして比較用の感熱記録媒
体を作製した。 ポリビニルアルコール水溶液(固形分濃度10%) 100部 [C]液 20部 ステアリン酸亜鉛の水分散液(固形分濃度10%) 5部 比較例2 インキ吸収層用塗料として、下記組成のものを使用した
以外は、実施例1と全く同様にして比較用の感熱記録媒
体を作製した。 ポリビニルピロリドンK−90水溶液(固形分濃度10%) 100部 [C]液 20部 ステアリン酸亜鉛の水分散液(固形分濃度10%) 5部
【0026】上記、実施例1〜7及び比較例1〜2で得
られた感熱記録媒体について、以下の方法で各項目につ
いて評価を行った結果を表1に示した。 <記録特性>松下電子部品(株)社製の感熱印字装置に
て印加電力0.5W/ドット、パルス巾1.0msec
で記録し、黒ベタ部の濃度をマクベス反射濃度計RD−
914で測定し、記録濃度を評価した。 <印刷適性>水性インキを使用したスタンプを使用し、
保護層上にスタンプ印字して5秒後に指先で印字部を摩
擦して乾燥性、定着性を評価した。摩擦により印字がほ
とんど取られないものを○、印字がかなり取られるもの
を△、印字がほとんど取られ実用に耐えないものを×と
した。
【0027】<耐ブロッキング性>30℃80%RHの
環境下において、感熱記録媒体を20枚重ねて荷重60
kg/m2の条件で24時間放置し、ブロッキングの試
験を行った。ブロッキングがほとんどなく実用上全く問
題のないものを○、多少ブロッキングが発生したものを
△、完全にブロッキングしてしまい実用に耐えないもの
を×とした。
【表1】
【0028】表1より明かなように、本発明の感熱記録
媒体は、記録特性、ブロッキング性等の特性を損ねるこ
となく、水性インキに対する良好な印刷適性を有してい
る優れた感熱記録媒体であることが確認された。また、
実施例6及び7で得られた感熱磁気記録媒体について
は、さらに感熱記録機構を有する金券用券売機に適用
し、所定の磁気情報の書き込み、読み取り及び残金表示
額を感熱記録面に施したところ実用上、全く支障のない
ことが確認された。
【0029】
【発明の効果】本発明の感熱記録媒体は、記録特性、耐
薬品性、耐水性、耐ブロッキング性等の必要特性を損ね
ることなく、水性インキに対する印刷適性が良好である
という優れた効果を有するものである。また、本発明の
感熱記録媒体に磁気記録層を設けることによって、水性
インキに対する優れた印刷適性を有する感熱磁気記録媒
体として、例えば乗車券、通行券、駐車券等の券紙類と
して広範な用途に用いることができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鏑木良招 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所用宗工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の少なくとも片面に、感熱記録
    層、保護層及びインキ吸収層を順次積層してなる感熱記
    録媒体であって、該インキ吸収層が少なくともポリビニ
    ルアセタール系樹脂を含有することを特徴とする感熱記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 ポリビニルアセタール系樹脂が、アセタ
    ール化度2〜20モル%の水溶性ポリビニルアセタール
    系樹脂であることを特徴とする請求項1記載の感熱記録
    媒体。
  3. 【請求項3】 支持体と感熱記録層との間もしくは支持
    体の感熱記録層が設けられていない面に、磁気記録層が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の感熱記
    録媒体。
JP3260460A 1991-09-12 1991-09-12 感熱記録媒体 Pending JPH0569663A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927384A (ja) * 1982-08-06 1984-02-13 日本電信電話株式会社 貨幣材質選別回路
JPS6067191A (ja) * 1983-09-21 1985-04-17 Mitsubishi Paper Mills Ltd インクにじみを改良した耐薬品性感熱記録紙
JPS63221077A (ja) * 1987-03-10 1988-09-14 Sekisui Chem Co Ltd インクジエツト記録シ−ト用樹脂

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