JPH0572033U - チップヒューズ - Google Patents
チップヒューズInfo
- Publication number
- JPH0572033U JPH0572033U JP1077292U JP1077292U JPH0572033U JP H0572033 U JPH0572033 U JP H0572033U JP 1077292 U JP1077292 U JP 1077292U JP 1077292 U JP1077292 U JP 1077292U JP H0572033 U JPH0572033 U JP H0572033U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立ての際、導電性端子と可溶体とを予備半
田により確実に電気的に接続できる構造を備えるチップ
ヒューズを提供する。 【構成】 貫通孔18を有する角柱体の本体10の両端
面16の近傍の側面に1対の可溶体通し溝20が設けら
れ、可溶体14が貫通孔に架張され、その両端部が可溶
体通し溝に係止される。凹部22に予備半田24された
導電性端子12が加熱された状態で本体の端面から圧入
される。この際、本体の側面から貫通孔に連通するよう
に形成された空気抜き切欠き26により、貫通孔内の加
熱膨張した空気が排出される。そのため熔融した半田が
導電性端子と本体の側面との嵌合部分から押し出され
ず、導電性端子と可溶体とが確実に半田付けされる。
田により確実に電気的に接続できる構造を備えるチップ
ヒューズを提供する。 【構成】 貫通孔18を有する角柱体の本体10の両端
面16の近傍の側面に1対の可溶体通し溝20が設けら
れ、可溶体14が貫通孔に架張され、その両端部が可溶
体通し溝に係止される。凹部22に予備半田24された
導電性端子12が加熱された状態で本体の端面から圧入
される。この際、本体の側面から貫通孔に連通するよう
に形成された空気抜き切欠き26により、貫通孔内の加
熱膨張した空気が排出される。そのため熔融した半田が
導電性端子と本体の側面との嵌合部分から押し出され
ず、導電性端子と可溶体とが確実に半田付けされる。
Description
【0001】
本考案は、チップヒューズに関するものであり、特にヒューズ組み立ての際、 可溶体と導電性端子部との間の電気的接続を予備半田により確実に行える構造に 関するものである。
【0002】
従来のチップヒューズとしては、図6に示されるような構造を有するものが知 られている(例えば、実開昭64−56135号公報参照)。
【0003】
図6において、10は角柱体の本体を、12は導電性端子、14は可溶体を示 す。本体10には、その両端面16間を貫通する貫通孔18と、両端面16の側 面に可溶体通し溝20とが設けられている。導電性端子12は、本体10の両端 面16の側面に嵌合される凹部22を有し、該凹部22の内面には予備半田24 が施されている。このチップヒューズは、以下のように組立てられる。可溶体1 4が本体10の貫通孔18に通され、可溶体14の両端はそれぞれ可溶体通し溝 20に係止される。次に、一方の導電性端子12は、加熱されながら、その導電 性端子12の凹部22が本体10の一方の端面16よりその側面に沿って嵌合さ れ、導電性端子12の凹部22の内面と可溶体14の一方の端とが半田付けされ る。さらに、他方の導電性端子12も同様にして、他方の端面16より嵌合され 、導電性端子12の凹部22の内面と可溶体14の他方の端が半田付けされ、チ ップヒューズは完成する。
【0004】 ここで、上記他方の導電性端子12を本体10の他方の端面16に嵌合する際 、導電性端子12が加熱されているため、本体10の貫通孔18内の空気も加熱 され膨張し、該膨張した空気は、嵌合している導電性端子12の凹部22の側面 と本体10の側面との間から熔融した予備半田24を押し出してしまう。そのた め、導電性端子12と可溶体14との半田付けが確実になされない場合が生じ、 歩留まりの低下、あるいは信頼性の低下等の問題を有していた。
【0005】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、貫通孔を有 する本体に嵌合される導電性端子と、貫通孔に架張された可溶体とを、組立ての 際、予備半田により確実に電気的に接続できる構造を備えるチップヒューズを提 供することにある。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案におけるチップヒューズは、耐熱絶縁材料 から成り、柱状体の形状を有する本体であって、その長手方向の両端面間を貫通 する貫通孔と、前記両端面の少なくとも1つの端面の外周面に前記貫通孔と連通 する開口部とを有する本体と、前記貫通孔に架張される可溶体であって、その各 端部が前記両端面とそれに接した前記外周面とに沿って延在して係止されている 可溶体と、前記両端面の外周面に嵌合される凹部を有し、嵌合されたとき前記凹 部と前記可溶体の前記端部とが予備半田を介して電気的に接続され、かつ前記凹 部が前記本体の開口部を覆う1対の導電性端子部とを備えることを特徴とする。
【0007】
上記のように構成されたチップヒューズは、前述の従来のチップヒューズの組 立てと同様の工程で組立てられる。但し、1対の導電性端子を本体に嵌合させる 工程において、開口部を有する側の嵌合を最後に行う。予備半田を熔融するほど に加熱された導電性端子の凹部が本体の開口部を有する側の端面からその側面に 沿って嵌め合わされていく過程において、本体の貫通孔の空気も加熱され膨張す るが、該膨張した空気は開口部を介して外に逃がされる。そのため、膨張した空 気により、熔融した予備半田が、導電性端子の凹部と本体の側面との嵌合面から 押し出されないので、導電性端子と可溶体の端部は予備半田により確実に接続さ れる。
【0008】
本考案の好適実施例を図面を参照して以下に説明する。なお、図6の参照番号 と同一の参照番号を付した構成要素は、図6に示す従来のチップヒューズの構成 要素に相当する機能を有する。
【0009】 図1は、本考案のチップヒューズの完成品の斜視図である。図1において、1 0は本体を、12は1対の導電性端子を示す。
【0010】 図2は、図1に示す本体10の透視図である。本体10は、例えばセラミック 等の耐熱絶縁材料から成り、角柱体の形状を有し、その長手方向に沿って両端面 16間を貫通する円筒状の貫通孔18を有している。本体10には、その両端面 16の近傍の対向する側面で対角線状の位置に可溶体通し溝20が形成され、可 溶体通し溝20が設けられた側面と対向する側面から貫通孔18まで両端面16 に沿ってスリット状の空気抜き切欠き26が形成されている。
【0011】 図3は、図1に示すチップヒューズの組立て前の部品構成図である。図3にお いて、14は細長い形状を有する可溶体を示す。図4は、図3に示すチップヒュ ーズの部品を組立てた後のチップヒューズを、可溶体14、可溶体通し溝20及 び空気抜き切欠き26を含む面より見た断面図である。可溶体14は、組立ての 際、本体10の貫通孔18に通して架張され、可溶体14の両端は本体10のそ れぞれの可溶体通し溝20に係止される。導電性端子12は、例えば口金端子で 構成され、直方体の外形を有し、その一面には本体10の端面16からその側面 に沿って圧入によって嵌合される凹部22を有する。なお、可溶体通し溝20は 、導電性端子12を圧入する際、その凹部22の内壁と本体10の側面とにより 可溶体14の端部を傷つけたり、圧入方向に可溶体14を引き伸ばしたりするこ とを防止する作用をする。凹部22の内面には、予備半田24が施されている。 導電性端子12はプリント基板上の外部回路との電気的接続機能を有し、導電性 端子12の凹部22に対して直交する4つの外側面は、プリント基板上に実装さ れる面を形成する。一方の導電性端子12は、予備半田24を熔融する程度に加 熱された状態で、その凹部22が可溶体14を架張した本体10の一方の端面1 6からその側面に沿って圧入され、導電性端子12の凹部22と可溶体14の端 部は予備半田24により半田付けされ電気的に接続される。このとき、本体10 の貫通孔18の空気も加熱した導電性端子12により加熱され膨張するが、貫通 孔18のもう一方の端面16側が開いているため、そこより膨張した空気は逃げ る。次に、他方の導電性端子12が、本体10のもう一方の端面16より、先の 導電性端子12のときと同様にして、加熱されながら圧入される。このとき、本 体10の貫通孔18の空気は、加熱された他方の導電性端子12により加熱され 膨張する。この膨張した空気は、空気抜き切欠き26を介して外部に逃がされる 。従って、導電性端子12の凹部22において熔融している予備半田24は、膨 張した空気により、導電性端子12の凹部22の内壁と嵌合している本体10の 側面との間から外に押し出されないので、熔融している予備半田24は導電性端 子12の凹部22に熔融した状態で留まる。そのため、導電性端子12と可溶体 14の端部は、予備半田24により、図4に示されるように確実に半田付けされ る。空気抜き切欠き26の切り込みの深さは、図4に示されるように導電性端子 12の圧入が完了したとき貫通孔18が封止されるように、空気抜き切欠き26 が導電性端子12の凹部22の内壁により覆われるようにされている。
【0012】 なお、上記実施例においては、1対の導電性端子12を本体10に圧入する順 序を不同にして組立て作業をし易くするために、1対の空気抜き切欠き26が本 体10の両端面16側に各1つ設けられているが、空気抜き切欠き26を一方の 端面16側のみに設け、空気抜き切欠きの設けられてない方の端面16に導電性 端子12を先に圧入し、次に空気抜き切欠きの設けられている方の端面16に導 電性端子12を圧入するようにしてもよい。更に、複数の空気抜き切欠きを一方 の端面16あるいは両方の端面16に設けてもよい。
【0013】 また、図1に示されるプリント基板上に実装用のチップヒューズはサイズが小 型のため、セラミックの本体10は粉末成形、圧縮及び焼結という工程により製 作される。この製作工程において、製作を容易にするため、空気抜き切欠き26 は、本体10の端面16を切欠いた構造にしてある。しかし、要は、後から圧入 される導電性端子12を本体10の端面16から加熱しながら圧入する際に、貫 通孔18の熱膨張した空気を外部に逃がす通気路で、導電性端子12の圧入完了 時通気路の出口が導電性端子12の凹部22の側壁により覆われる構造を有すれ ばよい。従って、図2ないし図4に示されるような空気抜き切欠き26の代わり に、端面16の近傍の側面から貫通孔18に連通する開口部によっても構成しう る。また、かかる通気路は、端面16の近傍で可溶体通し溝20と重ならない側 面の位置に設け得る。
【0014】 さらに、本発明の好適実施例として図1を参照して説明したチップヒューズの 本体の形状は角柱体であるが、本発明はこれに限定されるものでなく円筒体等の いずれの柱状体でもよい。また、導電性端子の外形も図1に示されるような角型 に限らず円形でもよく、要は導電性端子の凹部が本体に隙間を有さず嵌合される 構造のものであればよい。
【0015】 図5は、可溶体通し溝を他方の端面まで延在させた構造を有する本考案のチッ プヒューズの別の実施例の部品構成図である。図5に示されるチップヒューズは 、小型のセラミックの本体10の製作を容易にするため、可溶体通し溝が他方の 端面まで延在させている点が図3の実施例と相違しており、他の点は同じである 。
【0016】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を奏する。即ち、本体の端面の近傍の側面に貫通孔と連通する空気抜き開口 部が形成されているので、加熱された導電性端子を端面から嵌合する際、貫通孔 の加熱膨張した空気が開口部から排出できるため、導電性端子の凹部と可溶体と の電気的接続をとる予備半田が、導電性端子の凹部の内側面と本体の外周面との 間から膨張した空気により押し出されない。従って、導電性端子と可溶体との電 気的接続が確実に行われ、歩留まりの向上とチップヒューズの信頼性が高まる。
【図1】本考案のチップヒューズの完成品の斜視図。
【図2】図1に示す本体10の透視図。
【図3】図1に示すチップヒューズの組立て前の部品構
成図。
成図。
【図4】図3に示すチップヒューズの部品を組立てた後
のチップヒューズを、可溶体14、可溶体通し溝20及
び空気抜き切欠き26を含む面より見た断面図。
のチップヒューズを、可溶体14、可溶体通し溝20及
び空気抜き切欠き26を含む面より見た断面図。
【図5】可溶体通し溝を他方の端面まで延在させた構造
を有する本考案のチップヒューズの別の実施例の部品構
成図。
を有する本考案のチップヒューズの別の実施例の部品構
成図。
【図6】従来のチップヒューズの部品構成図。
10:本体、12:導電性端子、14:可溶体、16:
端面、18:貫通孔 20:可溶体通し溝、22:凹部、24:予備半田、2
6:空気抜き切欠き
端面、18:貫通孔 20:可溶体通し溝、22:凹部、24:予備半田、2
6:空気抜き切欠き
Claims (4)
- 【請求項1】 耐熱絶縁材料から成り、柱状体の形状を
有する本体であって、その長手方向の両端面間を貫通す
る貫通孔と、前記両端面の少なくとも1つの端面の外周
面に前記貫通孔と連通する開口部とを有する本体と、 前記貫通孔に架張される可溶体であって、その各端部が
前記両端面とそれに接した前記外周面とに沿って延在し
て係止されている可溶体と、 前記両端面の外周面に嵌合される凹部を有し、嵌合され
たとき前記凹部と前記可溶体の前記端部とが予備半田を
介して電気的接続され、かつ前記凹部が前記本体の開口
部を覆う1対の導電性端子部とを備えるチップヒュー
ズ。 - 【請求項2】 請求項1記載のチップヒューズにおい
て、前記本体の開口部は前記端面に形成された切り欠き
であるチップヒューズ。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のチップヒューズに
おいて、前記開口部が前記両端面の外周面に形成されて
いるチップヒューズ。 - 【請求項4】 請求項1記載のチップヒューズにおい
て、前記本体の両端面の外周面に可溶体通し溝が形成さ
れ、前記可溶体の前記端部が前記可溶体通し溝に係止さ
れ、前記開口部が前記可溶体通し溝と異なる位置に配置
されるチップヒューズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1077292U JPH074763Y2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | チップヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1077292U JPH074763Y2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | チップヒューズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0572033U true JPH0572033U (ja) | 1993-09-28 |
| JPH074763Y2 JPH074763Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=11759626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1077292U Expired - Lifetime JPH074763Y2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | チップヒューズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074763Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113675054A (zh) * | 2020-05-14 | 2021-11-19 | 丰田铁工株式会社 | 保险丝 |
| CN113823542A (zh) * | 2021-09-28 | 2021-12-21 | 南京萨特科技发展有限公司 | 一种表面贴装式熔断器 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10325746B2 (en) * | 2016-11-15 | 2019-06-18 | Littelfuse, Inc. | Ventilated fuse housing |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP1077292U patent/JPH074763Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113675054A (zh) * | 2020-05-14 | 2021-11-19 | 丰田铁工株式会社 | 保险丝 |
| CN113675054B (zh) * | 2020-05-14 | 2024-03-08 | 丰田铁工株式会社 | 保险丝 |
| CN113823542A (zh) * | 2021-09-28 | 2021-12-21 | 南京萨特科技发展有限公司 | 一种表面贴装式熔断器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH074763Y2 (ja) | 1995-02-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |