JPH0573127B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0573127B2 JPH0573127B2 JP62048709A JP4870987A JPH0573127B2 JP H0573127 B2 JPH0573127 B2 JP H0573127B2 JP 62048709 A JP62048709 A JP 62048709A JP 4870987 A JP4870987 A JP 4870987A JP H0573127 B2 JPH0573127 B2 JP H0573127B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- less
- process oil
- sulfur
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はゴム用不溶性硫黄のプロセスオイルに
関し、詳しくはゴム用不溶性硫黄に含浸させて長
期間にわたつて該硫黄の不溶化率の低下を抑制す
ることのできるプロセスオイルに関する。 〔従来の技術および発明が解決しようとする問題
点〕 一般に、ゴム用不溶性硫黄(日本ゴム協会
SRIS 1102−1967)には、移送時の安全対策(静
電気の発生防止など)やゴム練り時の作業上向上
の目的で、プロセスオイルが含浸されている。 ところで、不溶性硫黄は配合剤を異にする二種
のゴムを接着する場合、あるいは異なつた組成の
ものが接触しているゴム製品、さらには透明なゴ
ム製品や鮮やかな色ゴム製品などに添加使用され
ている。この使用目的とするところは不溶性硫黄
が他の硫黄に比べてゴム製品中での移行ないし拡
散が小さいため、ゴム製品のブルーム、スコー
チ、過加流等が抑制できることにある。 しかしながら、この不溶性硫黄(これは主とし
てSμの形態であると考えられる。)は、本質的に
不安定なものであつて、結晶転移によつて不溶化
率(二硫化炭素不溶分)が低下しやすいという問
題を有しており、ひいては最終ゴム製品の品質に
影響を与える。 また、上述した不溶性硫黄の不溶化率は貯蔵時
の温度にも影響を受けるが、特に含浸するプロセ
スオイルの性状に大きく左右される。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、不溶性硫黄の不溶化率とプロセ
スオイルの性状との相関に着眼して研究を重ねた
結果、全酸価や硫黄分の小さい高純度のプロセス
オイルのうち、塩基性窒素分が10ppm以下のもの
が目的とする不溶性硫黄の不溶化率抑制に有効で
あることを見出した。本発明はかかる知見に基い
て完成したものである。 すなわち、本発明は40℃における粘度5〜
150cSt、全酸価0.1mgKOH/g以下、硫黄分0.1重
量%未満であり、かつ塩基性窒素分10ppm以下で
あることを特徴とするゴム用不溶性硫黄のプロセ
スオイルを提供するものである。 本発明のプロセスオイルは、上述の如く40℃に
おける粘度が5〜150cStの範囲、好ましくは10〜
50cStの範囲である。粘度が5cSt未満のものでは
硫黄が分離してしまうという不都合があり、また
150cStを越えるものでは硫黄へ均一に浸透しない
ので好ましくない。 さらに、本発明のプロセスオイルは、全酸価が
0.1mgKOH/g以下、好ましくは0.05mgKOH/g
以下のものである。全酸価が0.1mgKOH/gを越
えるものでは、不溶性硫黄の不溶化率が低下する
こととなり、本発明の目的を達成しえないものと
なる。 また、本発明のプロセスオイルは硫黄分が0.1
重量%未満のものが用いられる。本発明者らは研
究によれば、プロセスオイル中の硫黄分は多い方
が不溶性硫黄の不溶化率の抑制に有効であるとい
う傾向が認められるが、硫黄分が0.1重量%未満
であつても、上述した粘度範囲と全酸価ならびに
塩基性窒素分10ppm以下のものであれば、充分に
不溶性硫黄の不溶化率抑制に効果を奏することが
できる。 このように本発明のプロセスオイルは、塩基性
窒素分が10ppm以下であることが必要であり、好
ましくは5ppm以下である。ここで、塩基性窒素
分が10ppmを越えると、不溶性硫黄の不溶化率を
低下させるという不都合が生じる。 本発明のプロセスオイルは、上述の如き性状を
有するものであれば、鉱油、合成油を問わず様々
なものが使用可能であり、特に制限はない。 本発明のプロセスオイルとして用いることので
きる鉱油の具体例としては、パラフイン基系原
油、中間基系原油あるいはナフテン基系原油を常
圧蒸留するかあるいは常圧蒸留の残渣油を減圧蒸
留して得られる留出油を常法にしたがつて精製す
ることによつて得られる精製油、あるいは精製後
さらに深脱ロウ処理することによつて得られる深
脱ロウ油などをあげることができる。この際の精
製法は特に制限はなく様々な方法が考えられる。
通常は(a)水素化処理、(b)脱ロウ処理(溶剤脱ロウ
または水添脱ロウ)、(c)溶剤抽出処理、(d)アルカ
リ蒸留または硫酸洗浄処理、(e)白土処理を単独で
あるいは適宜順序で組み合わせて行う。また同一
処理を複数段に分けて繰り返し行うことも有効で
ある。例えば、留出油を水素化処理するか、ま
たは水素化処理した後、アルカリ蒸留または硫酸
洗浄処理を行う方法、留出油を水素化処理した
後、脱ロウ処理する方法、留出油を溶剤抽処理
した後、水素化処理する方法、留出油に二段あ
るいは三段の水素化処理を行う、またはその後に
アルカリ蒸留または硫酸洗浄処理する方法、さら
には上述した〜の如き処理後、再度脱ロウ
処理して深脱ロウ油とする方法などがある。 いずれの方法によつても、得られるプロセスオ
イルの性状が、前述した粘度、全酸価、硫黄分お
よび塩基性窒素分となるように調製すればよい。 特に、本発明では深脱ロウ処理によつて得られ
る鉱油がプロセスオイルとして好適である。この
深脱ロウ処理は、苛酷な条件下での溶剤脱ロウ処
理法やゼオライト触媒を用いた接触水添脱ロウ処
理法などによつて行われる。 また、本発明のプロセスオイルとしては、上述
の鉱油以外に、アルキルベンゼン、ポリブテンあ
るいはポリ(α−オレフイン)の如き合成油であ
つてもよく、またこれらの混合物であつてもよ
い。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明
する。 実施例1〜7および比較例1〜4 第1表に示す性状の鉱油あるいは合成油を試料
油とし、次の要領で不溶性硫黄の不溶化率を測定
した。 すなわち、不溶性硫黄1±0.1gを100ml容のガ
ラス容器にとり、その中に前記試料油を20±1g
入れた。それを100℃の液浴中で撹拌しながら、
1時間加熱した。その後ただちに5〜10℃の冷水
で冷やし二硫化炭素を約20ml加えて撹拌し、その
溶液を1G−4のグラスフイルターで濾過した。
フイルターで捕捉した物をさらに約100mlの二硫
化炭素で洗浄し、60℃で一時間乾燥後、秤量し不
溶性硫黄の不溶化率を求めた。結果を第1表に示
す。
関し、詳しくはゴム用不溶性硫黄に含浸させて長
期間にわたつて該硫黄の不溶化率の低下を抑制す
ることのできるプロセスオイルに関する。 〔従来の技術および発明が解決しようとする問題
点〕 一般に、ゴム用不溶性硫黄(日本ゴム協会
SRIS 1102−1967)には、移送時の安全対策(静
電気の発生防止など)やゴム練り時の作業上向上
の目的で、プロセスオイルが含浸されている。 ところで、不溶性硫黄は配合剤を異にする二種
のゴムを接着する場合、あるいは異なつた組成の
ものが接触しているゴム製品、さらには透明なゴ
ム製品や鮮やかな色ゴム製品などに添加使用され
ている。この使用目的とするところは不溶性硫黄
が他の硫黄に比べてゴム製品中での移行ないし拡
散が小さいため、ゴム製品のブルーム、スコー
チ、過加流等が抑制できることにある。 しかしながら、この不溶性硫黄(これは主とし
てSμの形態であると考えられる。)は、本質的に
不安定なものであつて、結晶転移によつて不溶化
率(二硫化炭素不溶分)が低下しやすいという問
題を有しており、ひいては最終ゴム製品の品質に
影響を与える。 また、上述した不溶性硫黄の不溶化率は貯蔵時
の温度にも影響を受けるが、特に含浸するプロセ
スオイルの性状に大きく左右される。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、不溶性硫黄の不溶化率とプロセ
スオイルの性状との相関に着眼して研究を重ねた
結果、全酸価や硫黄分の小さい高純度のプロセス
オイルのうち、塩基性窒素分が10ppm以下のもの
が目的とする不溶性硫黄の不溶化率抑制に有効で
あることを見出した。本発明はかかる知見に基い
て完成したものである。 すなわち、本発明は40℃における粘度5〜
150cSt、全酸価0.1mgKOH/g以下、硫黄分0.1重
量%未満であり、かつ塩基性窒素分10ppm以下で
あることを特徴とするゴム用不溶性硫黄のプロセ
スオイルを提供するものである。 本発明のプロセスオイルは、上述の如く40℃に
おける粘度が5〜150cStの範囲、好ましくは10〜
50cStの範囲である。粘度が5cSt未満のものでは
硫黄が分離してしまうという不都合があり、また
150cStを越えるものでは硫黄へ均一に浸透しない
ので好ましくない。 さらに、本発明のプロセスオイルは、全酸価が
0.1mgKOH/g以下、好ましくは0.05mgKOH/g
以下のものである。全酸価が0.1mgKOH/gを越
えるものでは、不溶性硫黄の不溶化率が低下する
こととなり、本発明の目的を達成しえないものと
なる。 また、本発明のプロセスオイルは硫黄分が0.1
重量%未満のものが用いられる。本発明者らは研
究によれば、プロセスオイル中の硫黄分は多い方
が不溶性硫黄の不溶化率の抑制に有効であるとい
う傾向が認められるが、硫黄分が0.1重量%未満
であつても、上述した粘度範囲と全酸価ならびに
塩基性窒素分10ppm以下のものであれば、充分に
不溶性硫黄の不溶化率抑制に効果を奏することが
できる。 このように本発明のプロセスオイルは、塩基性
窒素分が10ppm以下であることが必要であり、好
ましくは5ppm以下である。ここで、塩基性窒素
分が10ppmを越えると、不溶性硫黄の不溶化率を
低下させるという不都合が生じる。 本発明のプロセスオイルは、上述の如き性状を
有するものであれば、鉱油、合成油を問わず様々
なものが使用可能であり、特に制限はない。 本発明のプロセスオイルとして用いることので
きる鉱油の具体例としては、パラフイン基系原
油、中間基系原油あるいはナフテン基系原油を常
圧蒸留するかあるいは常圧蒸留の残渣油を減圧蒸
留して得られる留出油を常法にしたがつて精製す
ることによつて得られる精製油、あるいは精製後
さらに深脱ロウ処理することによつて得られる深
脱ロウ油などをあげることができる。この際の精
製法は特に制限はなく様々な方法が考えられる。
通常は(a)水素化処理、(b)脱ロウ処理(溶剤脱ロウ
または水添脱ロウ)、(c)溶剤抽出処理、(d)アルカ
リ蒸留または硫酸洗浄処理、(e)白土処理を単独で
あるいは適宜順序で組み合わせて行う。また同一
処理を複数段に分けて繰り返し行うことも有効で
ある。例えば、留出油を水素化処理するか、ま
たは水素化処理した後、アルカリ蒸留または硫酸
洗浄処理を行う方法、留出油を水素化処理した
後、脱ロウ処理する方法、留出油を溶剤抽処理
した後、水素化処理する方法、留出油に二段あ
るいは三段の水素化処理を行う、またはその後に
アルカリ蒸留または硫酸洗浄処理する方法、さら
には上述した〜の如き処理後、再度脱ロウ
処理して深脱ロウ油とする方法などがある。 いずれの方法によつても、得られるプロセスオ
イルの性状が、前述した粘度、全酸価、硫黄分お
よび塩基性窒素分となるように調製すればよい。 特に、本発明では深脱ロウ処理によつて得られ
る鉱油がプロセスオイルとして好適である。この
深脱ロウ処理は、苛酷な条件下での溶剤脱ロウ処
理法やゼオライト触媒を用いた接触水添脱ロウ処
理法などによつて行われる。 また、本発明のプロセスオイルとしては、上述
の鉱油以外に、アルキルベンゼン、ポリブテンあ
るいはポリ(α−オレフイン)の如き合成油であ
つてもよく、またこれらの混合物であつてもよ
い。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明
する。 実施例1〜7および比較例1〜4 第1表に示す性状の鉱油あるいは合成油を試料
油とし、次の要領で不溶性硫黄の不溶化率を測定
した。 すなわち、不溶性硫黄1±0.1gを100ml容のガ
ラス容器にとり、その中に前記試料油を20±1g
入れた。それを100℃の液浴中で撹拌しながら、
1時間加熱した。その後ただちに5〜10℃の冷水
で冷やし二硫化炭素を約20ml加えて撹拌し、その
溶液を1G−4のグラスフイルターで濾過した。
フイルターで捕捉した物をさらに約100mlの二硫
化炭素で洗浄し、60℃で一時間乾燥後、秤量し不
溶性硫黄の不溶化率を求めた。結果を第1表に示
す。
【表】
如上の如く、本発明のプロセスオイルを用いれ
ば、ゴムに配合すべき不溶性硫黄の不溶化率低下
を効果的に抑制することができる。したがつて、
本発明のプロセスオイルは、不溶性硫黄を安定化
させることができる結果として、高品質のゴム製
品の製造を可能ならしめるものである。 それ故、本発明のプロセスオイルは、タイヤ、
玩具など様々なゴム製品を製造する産業分野にお
ける幅広くかつ有効に利用される。
ば、ゴムに配合すべき不溶性硫黄の不溶化率低下
を効果的に抑制することができる。したがつて、
本発明のプロセスオイルは、不溶性硫黄を安定化
させることができる結果として、高品質のゴム製
品の製造を可能ならしめるものである。 それ故、本発明のプロセスオイルは、タイヤ、
玩具など様々なゴム製品を製造する産業分野にお
ける幅広くかつ有効に利用される。
Claims (1)
- 1 40℃における粘度5〜150cSt、全酸価0.1mg
KOH/g以下、硫黄分0.1重量%未満であり、か
つ塩基性窒素分10ppm以下であることを特徴とす
るゴム用不溶性硫黄のプロセスオイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4870987A JPS63215729A (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | ゴム用不溶性硫黄のプロセスオイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4870987A JPS63215729A (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | ゴム用不溶性硫黄のプロセスオイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63215729A JPS63215729A (ja) | 1988-09-08 |
| JPH0573127B2 true JPH0573127B2 (ja) | 1993-10-13 |
Family
ID=12810841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4870987A Granted JPS63215729A (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | ゴム用不溶性硫黄のプロセスオイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63215729A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT401775B (de) * | 1991-12-18 | 1996-11-25 | Semperit Ag | Fahrzeugreifen |
| JP2000281835A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-10 | Nippon Zeon Co Ltd | 油展ゴム、ゴム組成物および架橋物 |
| JP4553682B2 (ja) * | 2004-10-27 | 2010-09-29 | 住友ゴム工業株式会社 | スチールコード被覆用ゴム組成物およびそれにより被覆されたスチールコード |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2462146A (en) * | 1945-12-03 | 1949-02-22 | Stauffer Chemical Co | Stabilization of insoluble sulfur |
| US2667406A (en) * | 1950-12-19 | 1954-01-26 | Olin Mathieson | Process for producing insoluble sulfur |
| US2947614A (en) * | 1954-03-13 | 1960-08-02 | Ruhrgas Ag | Method of making insoluble sulphur |
| US3706708A (en) * | 1970-09-28 | 1972-12-19 | Stauffer Chemical Co | Uniformly dispersible insoluble sulfur vulcanizing compositions |
| US4238470A (en) * | 1979-07-30 | 1980-12-09 | Stauffer Chemical Company | Method for oil-treating insoluble sulfur |
-
1987
- 1987-03-05 JP JP4870987A patent/JPS63215729A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63215729A (ja) | 1988-09-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |