JPH0573615B2 - - Google Patents
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- JPH0573615B2 JPH0573615B2 JP59191952A JP19195284A JPH0573615B2 JP H0573615 B2 JPH0573615 B2 JP H0573615B2 JP 59191952 A JP59191952 A JP 59191952A JP 19195284 A JP19195284 A JP 19195284A JP H0573615 B2 JPH0573615 B2 JP H0573615B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle speed
- speed
- shift
- gear
- downshift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K31/00—Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator
- B60K31/02—Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator including electrically actuated servomechanism
- B60K31/04—Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator including electrically actuated servomechanism and means for comparing one electrical quantity, e.g. voltage, pulse, waveform, flux, or the like, with another quantity of a like kind, which comparison means is involved in the development of an electrical signal which is fed into the controlling means
- B60K31/042—Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator including electrically actuated servomechanism and means for comparing one electrical quantity, e.g. voltage, pulse, waveform, flux, or the like, with another quantity of a like kind, which comparison means is involved in the development of an electrical signal which is fed into the controlling means where at least one electrical quantity is set by the vehicle operator
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2552/00—Input parameters relating to infrastructure
- B60W2552/15—Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、自動車に搭載される自動変速機の制
御装置、特に定速走行装置を備えた自動車におけ
る自動変速機の制御装置に関する。 (従来技術) 近年、自動車の車速を運転者が設定した所望の
車速に自動的に維持する定速走行装置が実用化さ
れている。この定速走行装置は、車速が所望の車
速になつた時に運転者によるセツト操作によつて
その車速を定速走行の目標車速として設定すると
共に、それ以後は、この設定車速と実車速とを比
較して、両者の間に差が生じた時にその差に応じ
てエンジンのスロツトルバルブを制御することに
より、実車速を設定車速に一致させるようにした
ものである。 然して、この定速走行装置の作動時において、
自動車が登坂路に進入した場合は、該装置は車速
を維持しようとしてエンジンのスロツトル開度を
増加させるように作動するが、当該登坂路の勾配
によつては、スロツトル開度を全開としても車速
が次第に低下して、設定車速から離れて行くこと
がある。 定速走行装置を備えた自動車における上記のよ
うな問題に対しては、例えば特開昭57−121713号
公報で次のような発明が提案されている。この発
明は、自動変速機を備えた自動車において、定速
走行装置の作動時に、実車速と設定車速との差が
所定値以上となると、上記自動変速機の変速段を
一定時間の間、自動的にシフトダウンするように
したものである。これによれば、登坂時におい
て、スロツトル開度の増大だけでは車速が次第に
低下する場合にも、変速機のシフトダウンによつ
て所要の駆動力が得られ、実車速が設定車速に一
致するように復帰されることになる。 しかし、この発明のものは、実車速と設定車速
との差が所定値を超えた時に変速機をシフトダウ
ンする時間が一定であるため、登坂抵抗が大きい
急な登坂時には、一定時間が経過してシフトダウ
ンが解除された時に実車速が設定車速に対して十
分に復帰されていない場合が生じ、また登坂抵抗
が比較的小さくてシフトダウンにより速かに設定
車速に復帰された場合には、復帰後もシフトダウ
ンされた状態が続いて、徒らに燃料を消費した
り、エンジン騒音の大きい状態が続いたりするこ
とになる。 (発明の目的) 本発明は、定速走行装置を備えた自動車、特に
自動変速機を搭載した自動車における上記のよう
な問題に対処するもので、定速走行装置の作動時
に登坂抵抗等によつて実車速と設定車速との差が
所定値を超えた場合に、自動変速機を自動的にシ
フトダウンするようにしたものにおいて、このシ
フトダウン時間を登坂抵抗等の負荷に応じて設定
することにより、この設定時間とシフトダウンに
よつて実車速を設定車速に復帰させるのに要する
時間とが常に略対応するようにする。これによ
り、シフトダウン時間が車速復帰に要する時間に
対して相対的に短過ぎるため実車速が設定車速に
十分復帰されず、或いは該シフトダウン時間が相
対的に長過ぎるために車速復帰後もシフトダウン
状態が続いて徒らに燃料を消費する等の不具合を
解消することを目的とする。 (発明の構成) 本発明に係る自動変速機の制御装置は上記目的
達成のため次のように構成したことを特徴とす
る。 即ち、第1図に示すようにエンジンAに、トル
クコンバータBと、該トルクコンバータBの出力
軸に連結された変速歯車機構Cと、該変速歯車機
構Cの動力伝達経路を切換えて複数の変速段を設
定する変速段切換手段Dとを有する自動変速機E
が結合されていると共に、該エンジンAにおける
スロツトルバルブFを開閉制御して車速を設定車
速に一致させる定速走行装置Gが設けられている
構成において、実車速の落ち込み状態を検出する
車速変化検出手段Hと、実車速と設定車速との差
が所定値を超えたことを検出する速度差検出手段
Iと、これらの検出手段H,Iの出力信号を受け
て、実車速と設定車速との差が所定値を超えた時
に、車速の落ち込み割合が大きい程長くなるよう
にシフトダウン時間を設定し、この設定時間の
間、上記変速段切換手段Dを制御して変速段をシ
フトダウンした状態に維持する制御手段Jとを備
える。 このような構成によれば、定速走行装置Gの作
動時において実車速と設定車速との差が所定値を
超えた時に、変速機Eをシフトダウン状態に維持
する時間が車速の落ち込みの割合、換言すれば登
坂抵抗等の負荷に応じて設定されるので、負荷が
大きいため実車速を設定車速に復帰させるのに長
時間を要する場合にはシフトダウン時間も長くさ
れ、逆に負荷が比較的小さいため実車速が設定車
速に速かに復帰する場合はシフトダウン時間も短
くされて、設定車速に復帰するのに要する時間と
シフトダウン時間とが常に略対応することにな
る。従つて、シフトダウンが解除された時には、
実車速が常に設定車速まで略復帰されていること
になり、また復帰された後に徒らにシフトダウン
状態が継続されることがなくなる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。 先ず、第2図によりこの実施例が適用される自
動変速機の機械的構造及び流体制御回路の一例を
説明する。この自動変速機1は、トルクコンバー
タ10と、多段変速歯車機構20と、その両者の
間に配設されたオーバードライブ用変速歯車機構
40とから構成されている。 トルクコンバータ10は、ドライブプレート1
1及びケース12を介してエンジン2の出力軸3
に直結されたポンプ13と、上記ケース12内に
おいてポンプ13に対向状に配置されたタービン
14と、該ポンプ13とタービン14との間に配
置されたステータ15とを有し、上記タービン1
4には出力軸16が結合されている。また、該出
力軸16と上記ケース12との間にはロツクアツ
プクラツチ17が設けられている。このロツクア
ツプクラツチ17は、トルクコンバータ10内を
循環する作動流体で圧力で常時締結方向に押圧さ
れ、外部から解放用流体圧が供給された際に解放
される。 多段変速歯車機構20は、フロント遊星歯車機
構21と、リヤ遊星歯車機構22とを有し、両機
構21,22におけるサンギア23,24が連結
軸25により連結されている。この多段変速歯車
機構20への入力軸26は、フロントクラツチ2
7を介して上記連結軸25に、またリヤクラツチ
28を介してフロント遊星歯車機構21のリング
ギア29に夫々連結されるように構成され、且つ
上記連結軸25、即ち両遊星歯車機構21,22
におけるサンギア23,24と変速機ケース30
との間にはセカンドブレーキ31が設けられてい
る。フロント遊星歯車機構21のピニオンキヤリ
ア32と、リヤ遊星歯車機構22のリングギア3
3とは出力軸34に連結され、また、リヤ遊星歯
車機構22のピニオンキヤリア35と変速機ケー
ス30との間には、ローリバースブレーキ36及
びワンウエイクラツチ37が夫々介設されてい
る。 一方、オーバードライブ用変速歯車機構40に
おいては、ピニオンキヤリア41が上記トルクコ
ンバータ10の出力軸16に連結され、サンギア
42とリングギア43とが直結クラツチ44によ
つて結合される構成とされている。また、上記サ
ンギア42と変速機ケース30との間にはオーバ
ードライブブレーキ45が設けられ、且つ上記リ
ングギア43が多段変速歯車機構20への入力軸
26に連結されている。 上記の如き構成の多段変速歯車機構20は従来
公知であり、クラツチ27,28及びブレーキ3
1,36の選択的作動によつて入力軸26と出力
軸34との間に前進3段、後進1段の変速比が得
られる。また、オーバードライブ用変速歯車機構
40は、クラツチ44が締結され且つブレーキ4
5が解放された時にトルクコンバータ10の出力
軸16と多段変速歯車機構20への入力軸26と
を直結し、上記クラツチ44が解放され且つブレ
ーキ45が締結された時に上記軸16,26をオ
ーバードライブ結合する。 次に、上記自動変速機の流体制御回路50につ
いて説明する。 上記エンジン出力軸3によりトルクコンバータ
10を介して常時駆動されるオイルポンプ51か
らメインライン52に吐出される作動流体は、調
圧弁53によつて油圧を調整された上でセレクト
弁54に導かれる。このセレクト弁54はP,
R,N,D,2,1のレンジを有し、D,2,1
レンジにおいて上記メインライン52をポートa
に連通させる。このポートaはライン55を介し
て上記リヤクラツチ28のアクチユエータ28a
に通じており、従つて上記D,2,1の各前進レ
ンジにおいては該リヤクラツチ28が常時締結状
態に保持される。 また、該ポートaは第1,第2,第3,第4制
御ライン56,57,58,59に連通してい
る。これらの制御ライン56〜59は、夫々1−
2シフト弁61、2−3シフト弁62、3−4シ
フト弁63及びロツクアツプ弁64の一端部に導
かれていると共に、各制御ライン56〜59から
は夫々ドレンライン66,67,68,69が分
岐され、且つこれらのドレンライン66〜69を
夫々開閉する第1,第2,第3,第4ソレノイド
71,72,73,74が備えられている。これ
らのソレノイド71〜74は、OFF時にはドレ
ンライン66〜69を解放して対応する制御ライ
ン56〜59内の圧力を零としているが、ON時
にドレンライン66〜69を閉じて制御ライン5
6〜59内の圧力を高めることにより、上記1−
2シフト弁61、2−3シフト弁62、3−4シ
フト弁63及びロツクアツプ弁64におけるスプ
ール61a,62a,63a,64aを図示の位
置から夫々矢印イ,ロ,ハ,ニ方向に移動させ
る。 セレクト弁54におけるポートaは、また、上
記ライン55から分岐されたライン76を介して
上記1−2シフト弁61に至り、スプール61a
が上記第1制御ライン56からの作動流体によつ
てイ方向に移動された時にライン77に通じると
共に、更にセカンドロツク弁78及びライン79
を介して上記セカンドブレーキ31のアクチユエ
ータ31aにおける締結側ポート31a′に通じ
る。これにより、該ポート31a′に作動流体が供
給され、セカンドブレーキ31が締結される。こ
こで、上記セカンドロツク弁78は、Dレンジに
おいてはセレクト弁54のポートb及びcの両者
からライン80,81を介して作動流体を供給さ
れて、図示のように上記ライン77,79を連通
させた状態に保持されているが、ポートcが閉じ
られる2レンジにおいては、ポートbのみから作
動流体を供給されてスプール78aが下方に移動
することによりライン80,79を連通させる。
従つて、2レンジにおいてはセカンドブレーキ3
1が1−2シフト弁61の状態に拘らず締結され
ることになる。 また、Dレンジでメインライン52に連通する
ポートcは、上記ライン81により一方向絞り弁
82を介して上記2−3シフト弁62に導かれて
いる。そして、該2−3シフト弁62のスプール
62aが上記第2制御ライン57からの作動流体
によつてロ方向に移動された時にライン83に通
じ、更にライン84,85に分岐されて、一方は
上記セカンドブレーキ31のアクチユエータ31
aにおける解放側ポート31a″に、他方はフロン
トクラツチ27のアクチユエータ27aに至る。
これにより、該ポート31a″及びアクチユエータ
27aに作動流体が供給され、セカンドブレーキ
31が解放されると共にフロントクラツチ27が
締結される。 また、1レンジにおいては、セレクト弁54の
ポートdがメインライン52に通じ、作動流体が
ライン86を介して上記1−2シフト弁61に導
かれると共に、該弁61のスプール61aが図示
の位置にある時に更にライン87を介して上記ロ
ーリバースブレーキ36のアクチユエータ36a
に至る。これにより、該ローリバースブレーキ3
6が締結される。 更に、Rレンジにおいては上記ポートdと共に
ポートeがメインライン52に通じることによ
り、作動流体がライン88によつて上記2−3シ
フト弁62に導かれると共に、該弁62のスプー
ル62aが図示の位置にある時に上記ライン83
及びライン84,85を介してセカンドブレーキ
用アクチユエータ31aの解放側ポート31a″と
フロントクラツチ27のアクチユエータ27aと
に至る。これにより、Rレンジにおいては上記ロ
ーリバースブレーキ36と共にフロントクラツチ
27が締結される。この場合、上記ポートaは閉
じられるのでリヤクラツチ28は解放される。 メインライン52は、以上のようにセレクト弁
54によつて進路を選択切換えられると同時に、
分岐ライン89,90を介して上記3−4シフト
弁63とオーバードライブブレーキ45のアクチ
ユエータ45aにおける締結側ポート45a′に導
かれている。そして、3−4シフト弁63に導か
れたライン89は、該弁63のスプール63aが
図示の位置にある時に更にライン91,92に通
じ、その一方のライン91は直結クラツチ44の
アクチユエータ44aに、他方のライン92は上
記オーバードライブブレーキ用アクチユエータ4
5aの解放側ポート45″に至つている。従つて、
3−4シフト弁63が図示の状態にある時は、オ
ーバードライブブレーキ用アクチユエータ45a
の締結側及び解放側の両ポート45a′,45a″に
作動流体が供給されて該オーバードライブブレー
キ45が解放され、且つ直結クラツチ44が締結
された状態にある。そして、3−4シフト弁63
のスプール63aが上記第3制御ライン58から
の作動流体によつてハ方向に移動された時にライ
ン91,92がドレンされることにより、直結ク
ラツチ44が解放され且つオーバードライブブレ
ーキ45が締結される。 更にメインライン52からは、上記調圧弁53
を通過する分岐ライン93を介してロツクアツプ
弁64に作動流体が導かれている。そして、該弁
64におけるスプール64aが図示の位置にある
時にライン94を介して上記トルクコンバータ1
0内に至り、該トルクコンバータ10内のロツク
アツプクラツチ17を離反させている。そして、
ロツクアツプ弁64のスプール64aが上記第4
制御ライン59からの作動流体によつてニ方向に
移動された時に、ライン94がドレンされること
により、上記ロツクアツプクラツチ17がトルク
コンバータ10内の流体圧によつて締結される。 尚、この流体制御回路50には、上記の構成に
加えて調圧弁53からの油圧を安定させるカツト
バツク弁95、吸気負圧の大きさに応じて上記調
圧弁53によるライン圧を変化させるバキユーム
スロツトル弁96、及び該スロツトル弁96を補
助するスロツトルバツクアツプ弁97が設けられ
ている。 以上の構成について、Dレンジにおける各変速
用ソレノイド71〜73と変速段との関係、ソレ
ノイド74とロツクアツプとの関係、及び各レン
ジにおけるクラツチ、ブレーキの作動状態と変速
段との関係を夫々第1,第2,第3表に示す。
御装置、特に定速走行装置を備えた自動車におけ
る自動変速機の制御装置に関する。 (従来技術) 近年、自動車の車速を運転者が設定した所望の
車速に自動的に維持する定速走行装置が実用化さ
れている。この定速走行装置は、車速が所望の車
速になつた時に運転者によるセツト操作によつて
その車速を定速走行の目標車速として設定すると
共に、それ以後は、この設定車速と実車速とを比
較して、両者の間に差が生じた時にその差に応じ
てエンジンのスロツトルバルブを制御することに
より、実車速を設定車速に一致させるようにした
ものである。 然して、この定速走行装置の作動時において、
自動車が登坂路に進入した場合は、該装置は車速
を維持しようとしてエンジンのスロツトル開度を
増加させるように作動するが、当該登坂路の勾配
によつては、スロツトル開度を全開としても車速
が次第に低下して、設定車速から離れて行くこと
がある。 定速走行装置を備えた自動車における上記のよ
うな問題に対しては、例えば特開昭57−121713号
公報で次のような発明が提案されている。この発
明は、自動変速機を備えた自動車において、定速
走行装置の作動時に、実車速と設定車速との差が
所定値以上となると、上記自動変速機の変速段を
一定時間の間、自動的にシフトダウンするように
したものである。これによれば、登坂時におい
て、スロツトル開度の増大だけでは車速が次第に
低下する場合にも、変速機のシフトダウンによつ
て所要の駆動力が得られ、実車速が設定車速に一
致するように復帰されることになる。 しかし、この発明のものは、実車速と設定車速
との差が所定値を超えた時に変速機をシフトダウ
ンする時間が一定であるため、登坂抵抗が大きい
急な登坂時には、一定時間が経過してシフトダウ
ンが解除された時に実車速が設定車速に対して十
分に復帰されていない場合が生じ、また登坂抵抗
が比較的小さくてシフトダウンにより速かに設定
車速に復帰された場合には、復帰後もシフトダウ
ンされた状態が続いて、徒らに燃料を消費した
り、エンジン騒音の大きい状態が続いたりするこ
とになる。 (発明の目的) 本発明は、定速走行装置を備えた自動車、特に
自動変速機を搭載した自動車における上記のよう
な問題に対処するもので、定速走行装置の作動時
に登坂抵抗等によつて実車速と設定車速との差が
所定値を超えた場合に、自動変速機を自動的にシ
フトダウンするようにしたものにおいて、このシ
フトダウン時間を登坂抵抗等の負荷に応じて設定
することにより、この設定時間とシフトダウンに
よつて実車速を設定車速に復帰させるのに要する
時間とが常に略対応するようにする。これによ
り、シフトダウン時間が車速復帰に要する時間に
対して相対的に短過ぎるため実車速が設定車速に
十分復帰されず、或いは該シフトダウン時間が相
対的に長過ぎるために車速復帰後もシフトダウン
状態が続いて徒らに燃料を消費する等の不具合を
解消することを目的とする。 (発明の構成) 本発明に係る自動変速機の制御装置は上記目的
達成のため次のように構成したことを特徴とす
る。 即ち、第1図に示すようにエンジンAに、トル
クコンバータBと、該トルクコンバータBの出力
軸に連結された変速歯車機構Cと、該変速歯車機
構Cの動力伝達経路を切換えて複数の変速段を設
定する変速段切換手段Dとを有する自動変速機E
が結合されていると共に、該エンジンAにおける
スロツトルバルブFを開閉制御して車速を設定車
速に一致させる定速走行装置Gが設けられている
構成において、実車速の落ち込み状態を検出する
車速変化検出手段Hと、実車速と設定車速との差
が所定値を超えたことを検出する速度差検出手段
Iと、これらの検出手段H,Iの出力信号を受け
て、実車速と設定車速との差が所定値を超えた時
に、車速の落ち込み割合が大きい程長くなるよう
にシフトダウン時間を設定し、この設定時間の
間、上記変速段切換手段Dを制御して変速段をシ
フトダウンした状態に維持する制御手段Jとを備
える。 このような構成によれば、定速走行装置Gの作
動時において実車速と設定車速との差が所定値を
超えた時に、変速機Eをシフトダウン状態に維持
する時間が車速の落ち込みの割合、換言すれば登
坂抵抗等の負荷に応じて設定されるので、負荷が
大きいため実車速を設定車速に復帰させるのに長
時間を要する場合にはシフトダウン時間も長くさ
れ、逆に負荷が比較的小さいため実車速が設定車
速に速かに復帰する場合はシフトダウン時間も短
くされて、設定車速に復帰するのに要する時間と
シフトダウン時間とが常に略対応することにな
る。従つて、シフトダウンが解除された時には、
実車速が常に設定車速まで略復帰されていること
になり、また復帰された後に徒らにシフトダウン
状態が継続されることがなくなる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。 先ず、第2図によりこの実施例が適用される自
動変速機の機械的構造及び流体制御回路の一例を
説明する。この自動変速機1は、トルクコンバー
タ10と、多段変速歯車機構20と、その両者の
間に配設されたオーバードライブ用変速歯車機構
40とから構成されている。 トルクコンバータ10は、ドライブプレート1
1及びケース12を介してエンジン2の出力軸3
に直結されたポンプ13と、上記ケース12内に
おいてポンプ13に対向状に配置されたタービン
14と、該ポンプ13とタービン14との間に配
置されたステータ15とを有し、上記タービン1
4には出力軸16が結合されている。また、該出
力軸16と上記ケース12との間にはロツクアツ
プクラツチ17が設けられている。このロツクア
ツプクラツチ17は、トルクコンバータ10内を
循環する作動流体で圧力で常時締結方向に押圧さ
れ、外部から解放用流体圧が供給された際に解放
される。 多段変速歯車機構20は、フロント遊星歯車機
構21と、リヤ遊星歯車機構22とを有し、両機
構21,22におけるサンギア23,24が連結
軸25により連結されている。この多段変速歯車
機構20への入力軸26は、フロントクラツチ2
7を介して上記連結軸25に、またリヤクラツチ
28を介してフロント遊星歯車機構21のリング
ギア29に夫々連結されるように構成され、且つ
上記連結軸25、即ち両遊星歯車機構21,22
におけるサンギア23,24と変速機ケース30
との間にはセカンドブレーキ31が設けられてい
る。フロント遊星歯車機構21のピニオンキヤリ
ア32と、リヤ遊星歯車機構22のリングギア3
3とは出力軸34に連結され、また、リヤ遊星歯
車機構22のピニオンキヤリア35と変速機ケー
ス30との間には、ローリバースブレーキ36及
びワンウエイクラツチ37が夫々介設されてい
る。 一方、オーバードライブ用変速歯車機構40に
おいては、ピニオンキヤリア41が上記トルクコ
ンバータ10の出力軸16に連結され、サンギア
42とリングギア43とが直結クラツチ44によ
つて結合される構成とされている。また、上記サ
ンギア42と変速機ケース30との間にはオーバ
ードライブブレーキ45が設けられ、且つ上記リ
ングギア43が多段変速歯車機構20への入力軸
26に連結されている。 上記の如き構成の多段変速歯車機構20は従来
公知であり、クラツチ27,28及びブレーキ3
1,36の選択的作動によつて入力軸26と出力
軸34との間に前進3段、後進1段の変速比が得
られる。また、オーバードライブ用変速歯車機構
40は、クラツチ44が締結され且つブレーキ4
5が解放された時にトルクコンバータ10の出力
軸16と多段変速歯車機構20への入力軸26と
を直結し、上記クラツチ44が解放され且つブレ
ーキ45が締結された時に上記軸16,26をオ
ーバードライブ結合する。 次に、上記自動変速機の流体制御回路50につ
いて説明する。 上記エンジン出力軸3によりトルクコンバータ
10を介して常時駆動されるオイルポンプ51か
らメインライン52に吐出される作動流体は、調
圧弁53によつて油圧を調整された上でセレクト
弁54に導かれる。このセレクト弁54はP,
R,N,D,2,1のレンジを有し、D,2,1
レンジにおいて上記メインライン52をポートa
に連通させる。このポートaはライン55を介し
て上記リヤクラツチ28のアクチユエータ28a
に通じており、従つて上記D,2,1の各前進レ
ンジにおいては該リヤクラツチ28が常時締結状
態に保持される。 また、該ポートaは第1,第2,第3,第4制
御ライン56,57,58,59に連通してい
る。これらの制御ライン56〜59は、夫々1−
2シフト弁61、2−3シフト弁62、3−4シ
フト弁63及びロツクアツプ弁64の一端部に導
かれていると共に、各制御ライン56〜59から
は夫々ドレンライン66,67,68,69が分
岐され、且つこれらのドレンライン66〜69を
夫々開閉する第1,第2,第3,第4ソレノイド
71,72,73,74が備えられている。これ
らのソレノイド71〜74は、OFF時にはドレ
ンライン66〜69を解放して対応する制御ライ
ン56〜59内の圧力を零としているが、ON時
にドレンライン66〜69を閉じて制御ライン5
6〜59内の圧力を高めることにより、上記1−
2シフト弁61、2−3シフト弁62、3−4シ
フト弁63及びロツクアツプ弁64におけるスプ
ール61a,62a,63a,64aを図示の位
置から夫々矢印イ,ロ,ハ,ニ方向に移動させ
る。 セレクト弁54におけるポートaは、また、上
記ライン55から分岐されたライン76を介して
上記1−2シフト弁61に至り、スプール61a
が上記第1制御ライン56からの作動流体によつ
てイ方向に移動された時にライン77に通じると
共に、更にセカンドロツク弁78及びライン79
を介して上記セカンドブレーキ31のアクチユエ
ータ31aにおける締結側ポート31a′に通じ
る。これにより、該ポート31a′に作動流体が供
給され、セカンドブレーキ31が締結される。こ
こで、上記セカンドロツク弁78は、Dレンジに
おいてはセレクト弁54のポートb及びcの両者
からライン80,81を介して作動流体を供給さ
れて、図示のように上記ライン77,79を連通
させた状態に保持されているが、ポートcが閉じ
られる2レンジにおいては、ポートbのみから作
動流体を供給されてスプール78aが下方に移動
することによりライン80,79を連通させる。
従つて、2レンジにおいてはセカンドブレーキ3
1が1−2シフト弁61の状態に拘らず締結され
ることになる。 また、Dレンジでメインライン52に連通する
ポートcは、上記ライン81により一方向絞り弁
82を介して上記2−3シフト弁62に導かれて
いる。そして、該2−3シフト弁62のスプール
62aが上記第2制御ライン57からの作動流体
によつてロ方向に移動された時にライン83に通
じ、更にライン84,85に分岐されて、一方は
上記セカンドブレーキ31のアクチユエータ31
aにおける解放側ポート31a″に、他方はフロン
トクラツチ27のアクチユエータ27aに至る。
これにより、該ポート31a″及びアクチユエータ
27aに作動流体が供給され、セカンドブレーキ
31が解放されると共にフロントクラツチ27が
締結される。 また、1レンジにおいては、セレクト弁54の
ポートdがメインライン52に通じ、作動流体が
ライン86を介して上記1−2シフト弁61に導
かれると共に、該弁61のスプール61aが図示
の位置にある時に更にライン87を介して上記ロ
ーリバースブレーキ36のアクチユエータ36a
に至る。これにより、該ローリバースブレーキ3
6が締結される。 更に、Rレンジにおいては上記ポートdと共に
ポートeがメインライン52に通じることによ
り、作動流体がライン88によつて上記2−3シ
フト弁62に導かれると共に、該弁62のスプー
ル62aが図示の位置にある時に上記ライン83
及びライン84,85を介してセカンドブレーキ
用アクチユエータ31aの解放側ポート31a″と
フロントクラツチ27のアクチユエータ27aと
に至る。これにより、Rレンジにおいては上記ロ
ーリバースブレーキ36と共にフロントクラツチ
27が締結される。この場合、上記ポートaは閉
じられるのでリヤクラツチ28は解放される。 メインライン52は、以上のようにセレクト弁
54によつて進路を選択切換えられると同時に、
分岐ライン89,90を介して上記3−4シフト
弁63とオーバードライブブレーキ45のアクチ
ユエータ45aにおける締結側ポート45a′に導
かれている。そして、3−4シフト弁63に導か
れたライン89は、該弁63のスプール63aが
図示の位置にある時に更にライン91,92に通
じ、その一方のライン91は直結クラツチ44の
アクチユエータ44aに、他方のライン92は上
記オーバードライブブレーキ用アクチユエータ4
5aの解放側ポート45″に至つている。従つて、
3−4シフト弁63が図示の状態にある時は、オ
ーバードライブブレーキ用アクチユエータ45a
の締結側及び解放側の両ポート45a′,45a″に
作動流体が供給されて該オーバードライブブレー
キ45が解放され、且つ直結クラツチ44が締結
された状態にある。そして、3−4シフト弁63
のスプール63aが上記第3制御ライン58から
の作動流体によつてハ方向に移動された時にライ
ン91,92がドレンされることにより、直結ク
ラツチ44が解放され且つオーバードライブブレ
ーキ45が締結される。 更にメインライン52からは、上記調圧弁53
を通過する分岐ライン93を介してロツクアツプ
弁64に作動流体が導かれている。そして、該弁
64におけるスプール64aが図示の位置にある
時にライン94を介して上記トルクコンバータ1
0内に至り、該トルクコンバータ10内のロツク
アツプクラツチ17を離反させている。そして、
ロツクアツプ弁64のスプール64aが上記第4
制御ライン59からの作動流体によつてニ方向に
移動された時に、ライン94がドレンされること
により、上記ロツクアツプクラツチ17がトルク
コンバータ10内の流体圧によつて締結される。 尚、この流体制御回路50には、上記の構成に
加えて調圧弁53からの油圧を安定させるカツト
バツク弁95、吸気負圧の大きさに応じて上記調
圧弁53によるライン圧を変化させるバキユーム
スロツトル弁96、及び該スロツトル弁96を補
助するスロツトルバツクアツプ弁97が設けられ
ている。 以上の構成について、Dレンジにおける各変速
用ソレノイド71〜73と変速段との関係、ソレ
ノイド74とロツクアツプとの関係、及び各レン
ジにおけるクラツチ、ブレーキの作動状態と変速
段との関係を夫々第1,第2,第3表に示す。
【表】
【表】
【表】
次に、第3図を用いて上記自動変速機1の電気
制御回路について説明する。 第3図に示すように、この制御回路100に
は、変速制御回路101とロツクアツプ制御回路
102とが設けられ、これらの回路101,10
2に上記トルクコンバータ10におけるタービン
14の回転数を検出するタービン回転センサ10
3からのタービン回転信号aと、エンジン2にお
けるスロツトルバルブ4の開度を検出するスロツ
トル開度センサ104からのスロツトル開度信号
bとが入力されるようになつている。そして、こ
れらの信号a,bを受けて、変速制御回路101
及びロツクアツプ制御回路102は、第4図に示
すようにタービン回転数とスロツトル開度とに応
じて予め設定された変速及びロツクアツプマツプ
に徴して、運転状態がシフトアツプゾーン、シフ
トダウンゾーン又はホールドゾーンのいずれのゾ
ーンにあるかを判定し、またロツクアツプ作動又
は解除のいずれのゾーンにあるかを判定し、その
判定結果に応じて変速制御信号c及びロツクアツ
プ制御信号dを第1〜第3ソレノイド71〜73
及び第4ソレノイド74に夫々出力する。これに
より、第1〜第3ソレノイド71〜73が前記の
第1表に従つて、設定すべき変速段に対応した
ON,OFF状態に作動されて、自動変速機1が運
転領域に応じた所要の変速段に設定され、また第
4ソレノイド74が第2表に従つてON,OFFさ
れて、運転領域に応じてロツクアツプの作動又は
解除が行われる。 一方、エンジン2には、当該自動車の走行速度
を所望の設定車速に自動的に維持する定速走行装
置105が備えられている。この定速走行装置1
05は、実際の走行速度Vを検出する車速センサ
106からの車速信号eと、運転者によつて操作
される車速設定スイツチ107からの車速設定信
号fとを受け、該信号fの入力時の車速を定速走
行の目標速度として設定すると共に、この設定車
速V0と上記車速信号eが示す実車速Vとを比較
して、両者間に差が生じた時に、その差を解消す
るように、即ち実車速Vを設定車速V0に一致さ
せるように、上記スロツトルバルブ4のアクチユ
エータ108にスロツトル制御信号gを出力す
る。 然して、上記自動変速機1の制御回路100に
は、定速走行装置105の作動時において実車速
Vと設定車速V0との差が所定値ΔV(例えば10
Km/h)を超えた時に、これを示す速度低下信号
hが入力されるシフトダウン回路109と、上記
車速センサ106からの車速信号eが入力され
て、車速の落ち込み割合、即ち速度低下率v・を算
出する車速変化検出回路110とが設けられてい
る。そして、シフトダウン回路109は、速度差
が上記所定値ΔVを超えた時に上記変速制御回路
101にシフトダウン信号iを出力し、これによ
り該変速制御回路101が第4図のマツプに基づ
いた判定結果に拘らず、第1〜第3ソレノイド7
1〜73にシフトダウンするように変速制御信号
cを出力する。その場合に、シフトダウン回路1
09は、上記車速変化検出回路110からの速度
低下率v・を示す信号jを受けて、該低下率v・に比
例するシフトダウン時間t(=α,v・,α:定数)
を設定し、この時間tの間だけ上記シフトダウン
信号iを出力するようになつている。 従つて、第5図に示すように定速走行装置10
5の作動時において、登坂路に進入する等により
実車速Vが低下して、設定車速V0との間に所定
値ΔVを超える速度差が生じた場合、上記定速走
行装置105から制御回路100のシフトダウン
回路109に速度低下信号hが入力されることに
より、自動変速機1は例えば4速から3速にシフ
トダウンされるのであるが、その場合に矢印Xで
示すように、登坂抵抗が大きい等のため大きい速
度低下率v・xで車速が低下する場合は、これに比
例した長い時間tx(=α・v・x)の間、変速機1
がシフトダウンされ、また矢印Yで示すように、
登坂抵抗が比較的小さいため速度低下率v・yが小
さい場合には、変速機1は比較的短い時間ty(=
α・v・y)の間だけシフトダウンされることにな
る。これにより、シフトダウンによつて実車速V
を設定車速V0に復帰させるのに長時間を要する
急な登坂路の走行時には、シフトダウン時間txも
長くなつて、シフトダウンが解除された時には実
車速Vが設定車速V0に略一致するように復帰さ
れていることになり、またシフトダウンによつて
比較的短時間で設定車速V0に復帰する緩かな登
坂路の場合は、これに対応してシフトダウン時間
tyも短くされて、設定車速V0への復帰後に徒ら
にシフトダウン状態が継続されることが防止され
ることになる。このようにして、登坂抵抗等の負
荷に応じて設定車速への復帰に要する時間が変化
しても、常に必要な時間だけシフトダウンされる
ことになる。 尚、以上の如き制御を行う制御回路100は、
例えばマイクロコンピユータによつて構成するこ
とができ、その場合、該制御回路100は第6図
以下に示すフローチヤートに従つて動作する。次
に、この動作を説明する。 メイン制御 先ず始めに第6図に示すメイン制御のフローチ
ヤートを説明すると、制御回路は、先づステツプ
A1によつて各種状態のイニシヤライズを行つた
後、ステツプA2で定速走行装置が作動している
か否かを判定する。そして、定速走行装置が作動
していない通常の走行時にはステツプA3でシフ
トレバーによつて設定されているレンジを読み取
り、1レンジに設定されている場合は、ステツプ
A4からステツプA5〜A9を実行してロツクアツプ
を解除し、且つ1速にシフトダウンした時にエン
ジン回転がオーバーランするか否かを計算によつ
て確認した上で、オーバーランするときは2速
に、オーバーランしないときは1速に夫々変速す
る。また、2レンジに設定されている場合は、上
記ステツプA4からステツプA10を経てステツプ
A11,A12を実行し、ロツクアツプを解除した上
で2速に変速する。 更に、1レンジ及び2レンジ以外、即ちDレン
ジに設定されている場合は、上記ステツプA10か
らステツプA13〜A15を実行し、後述するシフト
アツプ制御、シフトダウン制御及びロツクアツプ
制御を行う。 然して、定速走行装置の作動時においては、上
記ステツプA2からステツプA16〜A20に従つて定
速走行時のシフトダウン制御を行う。即ち、ステ
ツプA16,A17で車速センサからの信号によつて
車速Vを読み取ると共に、この車速の落ち込みの
割合、即ち速度低下率v・を算出し、またステツプ
A18で定速走行装置からの信号によつて設定車速
V0を読取る。そして、ステツプA19でこの設定車
速V0と上記車速Vとを比較し、両者の差が所定
値を超えた時にステツプA20で、上記速度低下率
v・に比例したシフトダウン時間t(=α・v・)を
設定し、これを制御回路に設けられているシフト
ダウンタイマにセツトする。 シフトアツプ制御 一方、上記メイン制御におけるステツプA13の
シフトアツプ制御においては、第7図に示すよう
に、先ずステツプB1で自動変速機が4速の状態
にあるか否かを確認し、4速にある時はシフトア
ツプ不可であるから制御を終了する。また、ステ
ツプB2,B3で変速段が3速であるか否か、及び
上記シフトダウンタイマがセツトされているか否
かを判定し、変速段が3速であり且つシフトダウ
ンタイマがセツトされている場合は、以下のシフ
トアツプ制御を行うことなく制御を終了する。そ
して、3速であつてもシフトダウンタイマがセツ
トされていない場合は、ステツプB4以下のシフ
トアツプ制御を行う。つまり、ステツプB4〜B7
に従つて現在のスロツトル開度を読み取ると共
に、この読み取つたスロツトル開度に対応する設
定タービン回転数Tmapを予め設定記憶されたシ
フトアツプマツプから読み出し、また現実のター
ビン回転数Tを読み取つて、上記設定タービン回
転数Tmapと比較する。ここで、シフトアツプマ
ツプは、第8図に示すように各スロツトル開度に
対応する設定タービン回転数Tmapをシフトアツ
プ線Muとして記憶したもので、このシフトアツ
プ線Muは第4図に示すシフトアツプゾーンとホ
ールドゾーンとの間の境界線Xに相当する。そし
て、現実のタービン回転数Tが設定タービン回転
数Tmapより大きい時、即ち運転領域が第4図又
は第8図のシフトアツプゾーンにある場合におい
てシフトアツプフラグF1が“0”が場合は、ス
テツプB7からステツプB8〜B10に従い、上記フラ
グF1を“1”にセツトした上で変速段を1段シ
フトアツプする。上記シフトアツプフラグF1は
“1”の時にシフトアツプ制御が行われたことを
示すもので、従つて上記ステツプB8において該
フラグF1が既に“1”にセツトされている時は、
改めてシフトアツプすることなく制御を終了す
る。また、上記ステツプB7で現実のタービン回
転数Tが設定タービン回転数Tmapより小さいと
判断された時は、ステツプB11〜B13に従つて、
設定タービン回転数Tmapに0.8を乗じて第8図
に破線で示す新たなシフトアツプ線Mu′を設定す
る。そして、現実のタービン回転数Tがこの線
Mu′に相当する新たな設定タービン回転数Tmap
より小さい場合のみシフトアツプフラグF1を
“0”にリセツトして次のシフトアツプ制御に備
え、また現実のタービン回転数Tが新たな設定タ
ービン回転数Tmapより大きい時は、そのまま制
御を終了してシフトダウン制御に移行する。この
ステツプB11〜B13による制御は、ヒステリシス
ゾーンを形成してタービン回転数Tがシフトアツ
プ線Mu上にある時に変速が煩雑に行われる所謂
チヤタリングを防止するためである。 シフトダウン制御 また、第6図のステツプA14のシフトダウン制
御は、第9図のフローチヤートに従つて次のよう
に実行される。 先ず、ステツプC1で自動変速機が1速以外、
即ちシフトダウンが可能な変速段にあることを確
認し、次いで、ステツプC2,C3で変速段が4速
であるか否か、及び上記シフトダウンタイマがセ
ツトされているか否かを判定する。そして、変速
段が4速ではなく、或いは4速であつてもシフト
ダウンタイマがセツトされていない場合はステツ
プC4以下に従つて通常のシフトダウン制御を行
う。つまり、ステツプC4〜C7に従つて、現実の
スロツトル開度を読取ると共に、第10図に示す
如きシフトダウンマツプに設定されているシフト
ダウン線Mdからその時のスロツトル開度に対応
した設定タービン回転数Tmapを読み出し、これ
と現実のタービン回転数Tとを比較する。ここ
で、上記シフトダウン線Mdは第4図に示すホー
ルドゾーンとシフトダウンゾーンとの間の境界線
Yに相当する。そして、現実のタービン回転数T
が設定タービン回転数Tmapより小さい時、即ち
運転領域が第4図又は第10図のシフトダウンゾ
ーンにある時には、ステツプC8〜C10に従つて、
シフトダウンフラグF2が“0”にリセツトされ
ていることを確認し且つ該フラグF2を“1”に
セツトした上で変速段を1段シフトダウンする。
この場合も、ステツプC8においてフラグF2が既
に“1”にセツトされている時は制御を終了す
る。また、ステツプC7において実際のタービン
回転数Tが設定タービン回転数Tmapより大きい
時は、ステツプC11〜C13に従つて、設定タービン
回転数Tmapを1/0.8倍して第10図に破線で
示すような新たなシフトダウン線Md′を形成し、
現実のタービン回転数Tとこの線Mu′に相当する
新たな設定回転数Tmapとを比較する。そして、
その上でT>Tmpの場合のみシフトダウンフラ
グF2を“0”にリセツトして、次のシフトダウ
ン制御に備える。 然して、上記ステツプC2,C3で変速段が4速
であり、且つシフトダウンタイマがセツトされて
いる場合、即ち第6図のメイン制御においてステ
ツプA2からステツプA16〜A20が実行された場合
は、上記ステツプC4〜C7によるマツプとの比較
を行うことなく、直ちにステツプC8〜C10による
シフトダウン制御を行う。これにより、定速走行
装置の作動時において、登坂路に進入する等によ
り実車速Vと設定車速V0との間に所定値を超え
る差が生じてシフトダウンタイマがセツトされた
時に、変速段が4速から3速にシフトダウンされ
ることになる。そして、上記シフトダウンタイマ
にセツトされたシフトダウン時間tの経過前にお
いては、第7図のシフトアツプ制御がステツプ
B2,B3を実行した時点で終了されて、ステツプ
B4以下が実行されないことにより、変速段がシ
フトアツプされることなく3速に維持される。ま
た、上記シフトダウン時間tが経過すると、ステ
ツプB4以下が実行されて、通常の制御に従つて
4速にシフトアツプされることになるが、このシ
フトダウン時間tは、第6図のステツプA20にお
いて速度低下率v・に比例して設定されるので、急
な登坂路走行時等の負荷が大きい時は長く、比較
的緩かな登坂路走行時等の負荷が小さい時は短く
なる。これにより、該シフトダウン時間tが常に
実車速Vを設定車速V0に復帰させるのに要する
時間に略対応する時間とされ、実車速が設定車速
に略復帰された時点で変速段が4速に戻されるこ
とになる。 ロツクアツプ制御 更に、第6図のメイン制御におけるステツプ
A15のロツクアツプ制御は第11図に示すフロー
チヤートに従つて実行される。 この制御においては、ステツプD1〜D4に従つ
て、スロツトル開度を読取ると共に、第12図に
示す如きロツクアツプマツプに設定されているロ
ツクアツプ解除線Moffからその時のスロツトル
開度に対応した設定タービン回転数Tmapを読み
取り、これと現実のタービン回転数Tとを比較す
る。現実のタービン回転数Tが設定タービン回転
数Tmapより小さい時、即ち第12図に示すロツ
クアツプ解除ゾーンにある時は、ステツプD5に
よつてロツクアツプを解除する。 現実のタービン回転数Tが上記ロツクアツプ解
除線Moffに相当する設定タービン回転数Tmap
より大きい時は、更にステツプD6,D7で、第1
2図に破線で示すようにロツクアツプ解除線
Moffの高タービン回転数側に所定幅のヒステリ
シスゾーンを設けて設定されたロツクアツプ作動
線Monに相当する設定タービン回転数Tmapを読
み取り、この設定タービン回転数Tmapと現実の
タービン回転数Tとを比較する。そして、T>
Tmapの時にステツプD8によるロツクアツプ作動
の制御を行う。 尚、以上の実施例においては、定速走行装置の
作動時において、変速段が4速であつて、実車速
との差が所定値を超えた時に3速にシフトダウン
するようにしたが、例えば3速での定速走行時に
おいて上記のような場合に2速にシフトダウンす
るようにしてもよい。 (発明の効果) 以上のように本発明によれば、定速走行装置の
作動時において、登坂路に進入する等により実車
速と設定車速との差が所定値を超えた場合に、実
車速の落ち込み割合に応じてシフトダウン時間を
設定して、その時間の間、自動変速機を自動的に
シフトダウンするようにしたから、例えば登坂抵
抗が大きいためシフトダウンによつて実車速を設
定車速に復帰させるのに長時間を要する時はシフ
トダウン状態が長時間維持され、また登坂抵抗が
比較的小さいためシフトダウンにより実車速が速
かに設定車速に復帰される場合は、シフトダウン
される時間も短くされることになる。これによ
り、シフトダウンが解除された時には、常に実車
速が設定車速に略復帰されていることになつて、
シフトダウン時間が相対的に短過ぎるために設定
車速への復帰が十分でなく、或いは該シフトダウ
ン時間が相対的に長過ぎるため、設定車速への復
帰後もシフトダウン状態が継続されて、徒らに燃
料を消費したりエンジン騒音の大きい状態が続く
等の不具合が防止されることになる。
制御回路について説明する。 第3図に示すように、この制御回路100に
は、変速制御回路101とロツクアツプ制御回路
102とが設けられ、これらの回路101,10
2に上記トルクコンバータ10におけるタービン
14の回転数を検出するタービン回転センサ10
3からのタービン回転信号aと、エンジン2にお
けるスロツトルバルブ4の開度を検出するスロツ
トル開度センサ104からのスロツトル開度信号
bとが入力されるようになつている。そして、こ
れらの信号a,bを受けて、変速制御回路101
及びロツクアツプ制御回路102は、第4図に示
すようにタービン回転数とスロツトル開度とに応
じて予め設定された変速及びロツクアツプマツプ
に徴して、運転状態がシフトアツプゾーン、シフ
トダウンゾーン又はホールドゾーンのいずれのゾ
ーンにあるかを判定し、またロツクアツプ作動又
は解除のいずれのゾーンにあるかを判定し、その
判定結果に応じて変速制御信号c及びロツクアツ
プ制御信号dを第1〜第3ソレノイド71〜73
及び第4ソレノイド74に夫々出力する。これに
より、第1〜第3ソレノイド71〜73が前記の
第1表に従つて、設定すべき変速段に対応した
ON,OFF状態に作動されて、自動変速機1が運
転領域に応じた所要の変速段に設定され、また第
4ソレノイド74が第2表に従つてON,OFFさ
れて、運転領域に応じてロツクアツプの作動又は
解除が行われる。 一方、エンジン2には、当該自動車の走行速度
を所望の設定車速に自動的に維持する定速走行装
置105が備えられている。この定速走行装置1
05は、実際の走行速度Vを検出する車速センサ
106からの車速信号eと、運転者によつて操作
される車速設定スイツチ107からの車速設定信
号fとを受け、該信号fの入力時の車速を定速走
行の目標速度として設定すると共に、この設定車
速V0と上記車速信号eが示す実車速Vとを比較
して、両者間に差が生じた時に、その差を解消す
るように、即ち実車速Vを設定車速V0に一致さ
せるように、上記スロツトルバルブ4のアクチユ
エータ108にスロツトル制御信号gを出力す
る。 然して、上記自動変速機1の制御回路100に
は、定速走行装置105の作動時において実車速
Vと設定車速V0との差が所定値ΔV(例えば10
Km/h)を超えた時に、これを示す速度低下信号
hが入力されるシフトダウン回路109と、上記
車速センサ106からの車速信号eが入力され
て、車速の落ち込み割合、即ち速度低下率v・を算
出する車速変化検出回路110とが設けられてい
る。そして、シフトダウン回路109は、速度差
が上記所定値ΔVを超えた時に上記変速制御回路
101にシフトダウン信号iを出力し、これによ
り該変速制御回路101が第4図のマツプに基づ
いた判定結果に拘らず、第1〜第3ソレノイド7
1〜73にシフトダウンするように変速制御信号
cを出力する。その場合に、シフトダウン回路1
09は、上記車速変化検出回路110からの速度
低下率v・を示す信号jを受けて、該低下率v・に比
例するシフトダウン時間t(=α,v・,α:定数)
を設定し、この時間tの間だけ上記シフトダウン
信号iを出力するようになつている。 従つて、第5図に示すように定速走行装置10
5の作動時において、登坂路に進入する等により
実車速Vが低下して、設定車速V0との間に所定
値ΔVを超える速度差が生じた場合、上記定速走
行装置105から制御回路100のシフトダウン
回路109に速度低下信号hが入力されることに
より、自動変速機1は例えば4速から3速にシフ
トダウンされるのであるが、その場合に矢印Xで
示すように、登坂抵抗が大きい等のため大きい速
度低下率v・xで車速が低下する場合は、これに比
例した長い時間tx(=α・v・x)の間、変速機1
がシフトダウンされ、また矢印Yで示すように、
登坂抵抗が比較的小さいため速度低下率v・yが小
さい場合には、変速機1は比較的短い時間ty(=
α・v・y)の間だけシフトダウンされることにな
る。これにより、シフトダウンによつて実車速V
を設定車速V0に復帰させるのに長時間を要する
急な登坂路の走行時には、シフトダウン時間txも
長くなつて、シフトダウンが解除された時には実
車速Vが設定車速V0に略一致するように復帰さ
れていることになり、またシフトダウンによつて
比較的短時間で設定車速V0に復帰する緩かな登
坂路の場合は、これに対応してシフトダウン時間
tyも短くされて、設定車速V0への復帰後に徒ら
にシフトダウン状態が継続されることが防止され
ることになる。このようにして、登坂抵抗等の負
荷に応じて設定車速への復帰に要する時間が変化
しても、常に必要な時間だけシフトダウンされる
ことになる。 尚、以上の如き制御を行う制御回路100は、
例えばマイクロコンピユータによつて構成するこ
とができ、その場合、該制御回路100は第6図
以下に示すフローチヤートに従つて動作する。次
に、この動作を説明する。 メイン制御 先ず始めに第6図に示すメイン制御のフローチ
ヤートを説明すると、制御回路は、先づステツプ
A1によつて各種状態のイニシヤライズを行つた
後、ステツプA2で定速走行装置が作動している
か否かを判定する。そして、定速走行装置が作動
していない通常の走行時にはステツプA3でシフ
トレバーによつて設定されているレンジを読み取
り、1レンジに設定されている場合は、ステツプ
A4からステツプA5〜A9を実行してロツクアツプ
を解除し、且つ1速にシフトダウンした時にエン
ジン回転がオーバーランするか否かを計算によつ
て確認した上で、オーバーランするときは2速
に、オーバーランしないときは1速に夫々変速す
る。また、2レンジに設定されている場合は、上
記ステツプA4からステツプA10を経てステツプ
A11,A12を実行し、ロツクアツプを解除した上
で2速に変速する。 更に、1レンジ及び2レンジ以外、即ちDレン
ジに設定されている場合は、上記ステツプA10か
らステツプA13〜A15を実行し、後述するシフト
アツプ制御、シフトダウン制御及びロツクアツプ
制御を行う。 然して、定速走行装置の作動時においては、上
記ステツプA2からステツプA16〜A20に従つて定
速走行時のシフトダウン制御を行う。即ち、ステ
ツプA16,A17で車速センサからの信号によつて
車速Vを読み取ると共に、この車速の落ち込みの
割合、即ち速度低下率v・を算出し、またステツプ
A18で定速走行装置からの信号によつて設定車速
V0を読取る。そして、ステツプA19でこの設定車
速V0と上記車速Vとを比較し、両者の差が所定
値を超えた時にステツプA20で、上記速度低下率
v・に比例したシフトダウン時間t(=α・v・)を
設定し、これを制御回路に設けられているシフト
ダウンタイマにセツトする。 シフトアツプ制御 一方、上記メイン制御におけるステツプA13の
シフトアツプ制御においては、第7図に示すよう
に、先ずステツプB1で自動変速機が4速の状態
にあるか否かを確認し、4速にある時はシフトア
ツプ不可であるから制御を終了する。また、ステ
ツプB2,B3で変速段が3速であるか否か、及び
上記シフトダウンタイマがセツトされているか否
かを判定し、変速段が3速であり且つシフトダウ
ンタイマがセツトされている場合は、以下のシフ
トアツプ制御を行うことなく制御を終了する。そ
して、3速であつてもシフトダウンタイマがセツ
トされていない場合は、ステツプB4以下のシフ
トアツプ制御を行う。つまり、ステツプB4〜B7
に従つて現在のスロツトル開度を読み取ると共
に、この読み取つたスロツトル開度に対応する設
定タービン回転数Tmapを予め設定記憶されたシ
フトアツプマツプから読み出し、また現実のター
ビン回転数Tを読み取つて、上記設定タービン回
転数Tmapと比較する。ここで、シフトアツプマ
ツプは、第8図に示すように各スロツトル開度に
対応する設定タービン回転数Tmapをシフトアツ
プ線Muとして記憶したもので、このシフトアツ
プ線Muは第4図に示すシフトアツプゾーンとホ
ールドゾーンとの間の境界線Xに相当する。そし
て、現実のタービン回転数Tが設定タービン回転
数Tmapより大きい時、即ち運転領域が第4図又
は第8図のシフトアツプゾーンにある場合におい
てシフトアツプフラグF1が“0”が場合は、ス
テツプB7からステツプB8〜B10に従い、上記フラ
グF1を“1”にセツトした上で変速段を1段シ
フトアツプする。上記シフトアツプフラグF1は
“1”の時にシフトアツプ制御が行われたことを
示すもので、従つて上記ステツプB8において該
フラグF1が既に“1”にセツトされている時は、
改めてシフトアツプすることなく制御を終了す
る。また、上記ステツプB7で現実のタービン回
転数Tが設定タービン回転数Tmapより小さいと
判断された時は、ステツプB11〜B13に従つて、
設定タービン回転数Tmapに0.8を乗じて第8図
に破線で示す新たなシフトアツプ線Mu′を設定す
る。そして、現実のタービン回転数Tがこの線
Mu′に相当する新たな設定タービン回転数Tmap
より小さい場合のみシフトアツプフラグF1を
“0”にリセツトして次のシフトアツプ制御に備
え、また現実のタービン回転数Tが新たな設定タ
ービン回転数Tmapより大きい時は、そのまま制
御を終了してシフトダウン制御に移行する。この
ステツプB11〜B13による制御は、ヒステリシス
ゾーンを形成してタービン回転数Tがシフトアツ
プ線Mu上にある時に変速が煩雑に行われる所謂
チヤタリングを防止するためである。 シフトダウン制御 また、第6図のステツプA14のシフトダウン制
御は、第9図のフローチヤートに従つて次のよう
に実行される。 先ず、ステツプC1で自動変速機が1速以外、
即ちシフトダウンが可能な変速段にあることを確
認し、次いで、ステツプC2,C3で変速段が4速
であるか否か、及び上記シフトダウンタイマがセ
ツトされているか否かを判定する。そして、変速
段が4速ではなく、或いは4速であつてもシフト
ダウンタイマがセツトされていない場合はステツ
プC4以下に従つて通常のシフトダウン制御を行
う。つまり、ステツプC4〜C7に従つて、現実の
スロツトル開度を読取ると共に、第10図に示す
如きシフトダウンマツプに設定されているシフト
ダウン線Mdからその時のスロツトル開度に対応
した設定タービン回転数Tmapを読み出し、これ
と現実のタービン回転数Tとを比較する。ここ
で、上記シフトダウン線Mdは第4図に示すホー
ルドゾーンとシフトダウンゾーンとの間の境界線
Yに相当する。そして、現実のタービン回転数T
が設定タービン回転数Tmapより小さい時、即ち
運転領域が第4図又は第10図のシフトダウンゾ
ーンにある時には、ステツプC8〜C10に従つて、
シフトダウンフラグF2が“0”にリセツトされ
ていることを確認し且つ該フラグF2を“1”に
セツトした上で変速段を1段シフトダウンする。
この場合も、ステツプC8においてフラグF2が既
に“1”にセツトされている時は制御を終了す
る。また、ステツプC7において実際のタービン
回転数Tが設定タービン回転数Tmapより大きい
時は、ステツプC11〜C13に従つて、設定タービン
回転数Tmapを1/0.8倍して第10図に破線で
示すような新たなシフトダウン線Md′を形成し、
現実のタービン回転数Tとこの線Mu′に相当する
新たな設定回転数Tmapとを比較する。そして、
その上でT>Tmpの場合のみシフトダウンフラ
グF2を“0”にリセツトして、次のシフトダウ
ン制御に備える。 然して、上記ステツプC2,C3で変速段が4速
であり、且つシフトダウンタイマがセツトされて
いる場合、即ち第6図のメイン制御においてステ
ツプA2からステツプA16〜A20が実行された場合
は、上記ステツプC4〜C7によるマツプとの比較
を行うことなく、直ちにステツプC8〜C10による
シフトダウン制御を行う。これにより、定速走行
装置の作動時において、登坂路に進入する等によ
り実車速Vと設定車速V0との間に所定値を超え
る差が生じてシフトダウンタイマがセツトされた
時に、変速段が4速から3速にシフトダウンされ
ることになる。そして、上記シフトダウンタイマ
にセツトされたシフトダウン時間tの経過前にお
いては、第7図のシフトアツプ制御がステツプ
B2,B3を実行した時点で終了されて、ステツプ
B4以下が実行されないことにより、変速段がシ
フトアツプされることなく3速に維持される。ま
た、上記シフトダウン時間tが経過すると、ステ
ツプB4以下が実行されて、通常の制御に従つて
4速にシフトアツプされることになるが、このシ
フトダウン時間tは、第6図のステツプA20にお
いて速度低下率v・に比例して設定されるので、急
な登坂路走行時等の負荷が大きい時は長く、比較
的緩かな登坂路走行時等の負荷が小さい時は短く
なる。これにより、該シフトダウン時間tが常に
実車速Vを設定車速V0に復帰させるのに要する
時間に略対応する時間とされ、実車速が設定車速
に略復帰された時点で変速段が4速に戻されるこ
とになる。 ロツクアツプ制御 更に、第6図のメイン制御におけるステツプ
A15のロツクアツプ制御は第11図に示すフロー
チヤートに従つて実行される。 この制御においては、ステツプD1〜D4に従つ
て、スロツトル開度を読取ると共に、第12図に
示す如きロツクアツプマツプに設定されているロ
ツクアツプ解除線Moffからその時のスロツトル
開度に対応した設定タービン回転数Tmapを読み
取り、これと現実のタービン回転数Tとを比較す
る。現実のタービン回転数Tが設定タービン回転
数Tmapより小さい時、即ち第12図に示すロツ
クアツプ解除ゾーンにある時は、ステツプD5に
よつてロツクアツプを解除する。 現実のタービン回転数Tが上記ロツクアツプ解
除線Moffに相当する設定タービン回転数Tmap
より大きい時は、更にステツプD6,D7で、第1
2図に破線で示すようにロツクアツプ解除線
Moffの高タービン回転数側に所定幅のヒステリ
シスゾーンを設けて設定されたロツクアツプ作動
線Monに相当する設定タービン回転数Tmapを読
み取り、この設定タービン回転数Tmapと現実の
タービン回転数Tとを比較する。そして、T>
Tmapの時にステツプD8によるロツクアツプ作動
の制御を行う。 尚、以上の実施例においては、定速走行装置の
作動時において、変速段が4速であつて、実車速
との差が所定値を超えた時に3速にシフトダウン
するようにしたが、例えば3速での定速走行時に
おいて上記のような場合に2速にシフトダウンす
るようにしてもよい。 (発明の効果) 以上のように本発明によれば、定速走行装置の
作動時において、登坂路に進入する等により実車
速と設定車速との差が所定値を超えた場合に、実
車速の落ち込み割合に応じてシフトダウン時間を
設定して、その時間の間、自動変速機を自動的に
シフトダウンするようにしたから、例えば登坂抵
抗が大きいためシフトダウンによつて実車速を設
定車速に復帰させるのに長時間を要する時はシフ
トダウン状態が長時間維持され、また登坂抵抗が
比較的小さいためシフトダウンにより実車速が速
かに設定車速に復帰される場合は、シフトダウン
される時間も短くされることになる。これによ
り、シフトダウンが解除された時には、常に実車
速が設定車速に略復帰されていることになつて、
シフトダウン時間が相対的に短過ぎるために設定
車速への復帰が十分でなく、或いは該シフトダウ
ン時間が相対的に長過ぎるため、設定車速への復
帰後もシフトダウン状態が継続されて、徒らに燃
料を消費したりエンジン騒音の大きい状態が続く
等の不具合が防止されることになる。
第1図は本発明の全体構成図、第2〜12図は
本発明の実施例を示すもので、第2図は自動変速
機の機械的構造及び流体制御回路を示す構成図、
第3図は電気制御回路を示す回路図、第4図は制
御特性を示す特性図、第5図は作用を示すタイム
チヤート図、第6,7,9,11図は作動を示す
フローチヤート図、第8,10,12図は夫々制
御に用いられるシフトアツプマツプ、シフトダウ
ンマツプ、ロツクアツプマツプである。 1……自動変速機、2……エンジン、3……エ
ンジン出力軸、10……トルクコンバータ、2
0,40……変速歯車機構、101……変速段切
換手段(変速制御回路)、105……定速走行装
置、109……制御回路(シフトダウン回路)、
110……車速変化検出手段(車速変化検出回
路)。
本発明の実施例を示すもので、第2図は自動変速
機の機械的構造及び流体制御回路を示す構成図、
第3図は電気制御回路を示す回路図、第4図は制
御特性を示す特性図、第5図は作用を示すタイム
チヤート図、第6,7,9,11図は作動を示す
フローチヤート図、第8,10,12図は夫々制
御に用いられるシフトアツプマツプ、シフトダウ
ンマツプ、ロツクアツプマツプである。 1……自動変速機、2……エンジン、3……エ
ンジン出力軸、10……トルクコンバータ、2
0,40……変速歯車機構、101……変速段切
換手段(変速制御回路)、105……定速走行装
置、109……制御回路(シフトダウン回路)、
110……車速変化検出手段(車速変化検出回
路)。
Claims (1)
- 1 エンジンの出力軸に連結されたトルクコンバ
ータと、該トルクコンバータの出力軸に連結され
た変速歯車機構と、該変速歯車機構の動力伝達経
路を切換えて複数の変速段を設定する変速段切換
手段と、エンジンのスロツトル開度を制御して車
両走行速度を所望の設定車速と一致させる定速走
行装置とを備えた自動変速機において、実車速の
落ち込み状態を検出する車速変化検出手段と、実
車速と設定車速との差が所定値を超えたことを検
出する速度差検出手段と、これらの検出手段の出
力信号を受けて、実車速と設定車速との差が所定
値を超えた時に車速の落ち込み割合が大きい程長
くなるようにシフトダウン時間を設定し、この時
間の間、上記変速段切換手段を制御して変速段を
シフトダウンした状態に維持する制御手段とを備
えたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59191952A JPS6171230A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 自動変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59191952A JPS6171230A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 自動変速機の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6171230A JPS6171230A (ja) | 1986-04-12 |
| JPH0573615B2 true JPH0573615B2 (ja) | 1993-10-14 |
Family
ID=16283182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59191952A Granted JPS6171230A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 自動変速機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6171230A (ja) |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP59191952A patent/JPS6171230A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6171230A (ja) | 1986-04-12 |
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