JPH0326293B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0326293B2 JPH0326293B2 JP60091664A JP9166485A JPH0326293B2 JP H0326293 B2 JPH0326293 B2 JP H0326293B2 JP 60091664 A JP60091664 A JP 60091664A JP 9166485 A JP9166485 A JP 9166485A JP H0326293 B2 JPH0326293 B2 JP H0326293B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- lockup
- torque converter
- line
- shift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/14—Control of torque converter lock-up clutches
- F16H61/143—Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は自動車に用いられる自動変速機、特に
ロツクアツプ機能を有するトルクコンバータを備
えた自動変速機のロツクアツプ制御装置に関す
る。 (従来技術) トルクコンバータと変速歯車機構とを組合せ、
該変速歯車機構の伝動経路を複数の油圧アクチユ
エータの選択的作動によつて切換えて複数の変速
段を得るようにした自動変速機は、上記トルクコ
ンバータの滑りのため動力伝達効率が機械式クラ
ツチを用いる手動変速機を備えた場合に比較して
劣り、そのため自動変速機を搭載した自動車は燃
費の点で不利であるという問題がある。そこで、
変速時のようにトルクコンバータの入力側と出力
側とを滑らせて変速シヨツクを回避する場合や、
トルクコンバータのトルク増大作用を必要とする
場合を除いて、該トルクコンバータの入力側と出
力側とを機械的に直結して燃費を向上させるよう
にした所謂ロツクアツプ機構を備えた自動変速機
が実用化されている。 一方、作動油を介してエンジン側のポンプから
変速機側のタービンにトルクを伝達するトルクコ
ンバータにおいては、上記ロツクアツプ機構の作
動領域外ではポンプとタービンとの間の滑りによ
つて熱エネルギーが発生する。その場合に、上記
滑りは、一般的にトルクコンバータに作用する負
荷、つまりエンジン負荷が高いほど著しくなる。
そして、この高負荷状態が長時間継続すると上記
作動油の温度が上昇することになるが、このよう
な作動油の温度が高い状態でロツクアツプ機構が
作動しないのは好ましいことではなく、種々の不
具合の原因となるのである。その一例として、例
えば上記滑りによつて熱エネルギーが発生し続け
て作動油の温度が過度に上昇し、そのため該作動
油自身の早期劣化やシール部材の劣化等を招くこ
とが挙げられる。 ところで、トルクコンバータにおける油温の上
昇の問題に対しては、例えば特開昭59−62766号
公報に開示された発明がある。これは、車速に関
連してライン圧を調圧して、トルクコンバータ内
の滑りが大きい時には該ライン圧を高めることに
より油量を増し、これにより冷却能力を増大させ
て油温の上昇を防ぐものである。しかし、これは
油温が上昇した時に冷却能力を高めることにより
作動油を冷却するもので、油温上昇の原因である
トルクコンバータ内の滑り自体を対策するもので
はなく、またライン圧を高めることによつて、変
速シヨツクが増大したり、オイルポンプの駆動損
失が増大する等の幣害が生じる。 (発明の目的) 本発明は、ロツクアツプ機構を有するトルクコ
ンバータを備えた自動変速機において、作動油の
温度が高くなる状態で上記ロツクアツプ機構が作
動しないという好ましくない事態を未然に防止す
ることを目的とする。そして、副次的には、油温
上昇の原因であるトルクコンバータの滑りが生じ
る領域を少なくすることにより、油温の上昇を抑
制して、作動油及びシール部材の早期劣化等の問
題を未然に防止する。 (発明の構成) 本発明に係る自動変速機のロツクアツプ制御装
置は、上記目的達成のため次のように構成したこ
とを特徴とする。 即ち第1図に示すように、エンジンAの出力軸
Bと変速歯車機構Cとの間に設けられたトルクコ
ンバータDと、該トルクコンバータDを直結状態
とするロツクアツプ手段Eと、車速やタービン回
転速度等を検出する速度センサFからの速度信号
及びスロツトル開度等を検出する負荷センサGか
らのエンジン負荷信号に基づいて、上記ロツクア
ツプ手段Eの作動領域を設定するロツクアツプ領
域設定手段Hとを有する自動変速機において、
上記トルクコンバータDもしくは自動変速機内
の作動油の温度が高温となる状態を検知し、この
状態を示す信号を出力する第1手段Jと、該第1
手段Jからの信号を受けた時に、通常時では上記
ロツクアツプ領域設定手段Hによりロツクアツプ
手段Eの非作動領域として設定される領域で、該
ロツクアツプ手段Eを作動させる第2手段Kとを
備える。 このような構成によれば、作動油の温度が特に
高くならない通常の場合には、車速やタービン回
転速度等の速度信号及びスロツトル開度等のエン
ジン負荷信号とに基づいて所定のロツクアツプ作
動領域内でロツクアツプ手段Eが作動して、トル
クコンバータDが直結状態とされるが、上記作動
油の温度が高くなるエンジンの高負荷時等におい
ては、これを検知する第1手段からの信号で、第
2手段Kが、通常はロツクアツプ手段Eが作動し
ない領域で該ロツクアツプ手段Eを作動させるこ
とになる。 (発明の効果) 上記の構成によれば、作動油の油温が高温にな
る状態において、通常はロツクアツプ手段が作動
しない領域で該ロツクアツプ手段が作動すること
になるので、このような状態でロツクアツプ手段
が作動しないといつた好ましくない状態が未然に
回避されることになる。そして、この効果の具体
的結果としては、例えば、トルクコンバータの滑
りに起因する作動油の温度の過度な上昇によるシ
ール部材の劣化や、該作動油自身の早期劣化等が
防止されることが挙げられる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。 先ず、第2図によりこの実施例が適用される自
動変速機の機械的構造及び油圧制御回路の一例を
説明すると、この自動変速機1は、トルクコンバ
ータ10と、多段変速歯車機構20と、その両者
の間に配設されたオーバードライブ用変速歯車機
構40とから構成されている。 トルクコンバータ10は、ドライブプレート1
1及びケース12を介してエンジン2の出力軸3
に直結されたポンプ13と、上記ケース12内に
おいてポンプ13に対向状に配置されたタービン
14と、該ポンプ13とタービン14との間に配
置されたステータ15とを有し、上記タービン1
4には出力軸16が結合されている。また、該出
力軸16と上記ケース12との間にはロツクアツ
プクラツチ17が設けられている。このロツクア
ツプクラツチ17は、トルクコンバータ10内を
循環する作動油の圧力で常時締結方向に押圧さ
れ、外部から解放用油圧が供給された際に解放さ
れる。 多段変速歯車機構20は、フロント遊星歯車機
構21と、リヤ遊星歯車機構22とを有し、両機
構21,22におけるサンギア23,24が連結
軸25により連結されている。この多段変速歯車
機構20への入力軸26は、フロントクラツチ2
7を介して上記連結軸25に、またリヤクラツチ
28を介してフロント遊星歯車機構21のリング
ギア29に夫々連結されるように構成され、且つ
上記連結軸25、即ち両遊星歯車機構21,22
におけるサンギア23,24と変速機ケース30
との間にはセカンドブレーキ31が設けられてい
る。フロント遊星歯車機構21のピニオンキヤリ
ア32と、リヤ遊星歯車機構22のリングギア3
3とは出力軸34に連結され、また、リヤ遊星歯
車機構22のピニオンキヤリア35と変速機ケー
ス30との間には、ローリバースブレーキ36及
びワンウエイクラツチ37が夫々介設されてい
る。 一方、オーバードライブ用変速歯車機構40に
おいては、ピニオンキヤリア41が上記トルクコ
ンバータ10の出力軸16に連結され、サンギア
42とリングギア43とが直結クラツチ44によ
つて結合される構成とされている。また、上記サ
ンギア42と変速機ケース30との間にはオーバ
ードライブブレーキ45が設けられ、且つ上記リ
ングギア43が多段変速歯車機構20への入力軸
26に連結されている。 上記の如き構成の多段変速歯車機構20は従来
公知であり、クラツチ27,28及びブレーキ3
1,36の遊択的作動によつて入力軸26と出力
軸34との間に前進3段、後進1段の変速比が得
られる。また、オーバードライブ用変速歯車機構
40は、クラツチ44が締結され且つブレーキ4
5が解放された時にトルクコンバータ10の出力
16と多段変速歯車機構20への入力軸26とを
直結し、上記クラツチ44が解放され且つブレー
キ45が締結された時に上記軸16,26をオー
バードライブ結合する。 次に、上記自動変速機の油圧制御回路50につ
いて説明する。 上記エンジン出力軸3によりトルクコンバータ
10を介して常時駆動されるオイルポンプ51か
らメインライン52に吐出される作動油は、調圧
弁53によつて油圧を調整された上でセレクト弁
54に導かれる。このセレクト弁54は、P、
R、N、D、2、1のレンジを有し、D、2、1
レンジにおいて上記メインライン52をポートa
に連通させる。このポートaはライン55を介し
て上記リヤクラツチ28のアクチユエータ28a
に通じており、従つて上記D、2、1の各前進レ
ンジにおいては該リヤクラツチ28が常時締結状
態に保持される。 また、該ポートaは第1、第2、第3、第4制
御ライン56,57,58,59に連通してい
る。これらの制御ライン56〜59は、夫々1−
2シフト弁61、2−3シフト弁62、3−4シ
フト弁63及びロツクアツプ弁64の一端部に導
かれていると共に、各制御ライン56〜59から
は夫々ドレンライン66,67,68,69が分
岐され、且つこれらのドレンライン66〜69を
夫々開閉する第1、第2、第3、第4ソレノイド
71,72,73,74が備えられている。これ
らのソレノイド71〜74は、OFF時にはドレ
ンライン66〜69を解放して対応する制御ライ
ン56〜59内の圧力を零としているが、ON時
にドレンライン66〜69を閉じて制御ライン5
6〜59内の圧力を高めることにより、上記1−
2シフト弁61、2−3シフト弁62、3−4シ
フト弁63及びロツクアツプ弁64におけるスプ
ール61a,62a,63a,64aを図示の位
置から夫々矢印イ,ロ,ハ,ニ方向に移動させ
る。 セレクト弁54におけるポートaは、また、上
記ライン55から分岐されたライン76を介して
上記1−2シフト弁61に至り、スプール61a
が上記第1制御ライン56からの作動油によつて
(イ)方向に移動された時にライン77に通じると共
に、更にセカンドロツク弁78及びライン79を
介して上記セカンドブレーキ31のアクチユエー
タ31aにおける締結側ポート31a′に通じる。
これにより、該ポート31a′に作動油が供給さ
れ、セカンドブレーキ31が締結される。ここ
で、上記セカンドロツク弁78は、Dレンジにお
いてはセレクト弁54のポートb及びcの両者か
らライン80,81を介して作動油を供給され
て、図示のように上記ライン77,79を連通さ
せた状態に保持されているが、ポートcが閉じら
れる2レンジにおいては、ポートbのみから作動
油を供給されてスプール78aが下方に移動する
ことによりライン80,79を連通させる。従つ
て、2レンジにおいてはセカンドブレーキ31が
1−2シフト弁61の状態に拘らず締結されるこ
とになる。 また、Dレンジでメインライン52に連通する
ポートcは、上記ライン81により一方向絞り弁
82を介して上記2−3シフト弁62に導かれて
いる。そして、該2−3シフト弁62のスプール
62aが上記第2制御ライン57からの作動油に
よつて(ロ)方向に移動された時にライン83に通
じ、更にライン84,85に分岐されて、一方は
上記セカンドブレーキ31のアクチユエータ31
aにおける解放側ポート31a″に、他方はフロン
トクラツチ27のアクチユエータ27aに至る。
これにより、該ポート31a″及びアクチユエータ
27aに作動油が供給され、セカンドブレーキ3
1が解放されると共にフロントクラツチ27が締
結される。 また、1レンジにおいては、セレクト弁54の
ポートdがメインライン52に通じ、作動油がラ
イン86を介して上記1−2シフト弁61に導か
れると共に、該弁61のスプール61aが図示の
位置にある時に更にライン87を介して上記ロー
リバースブレーキ36のアクチユエータ36aに
至る。これにより、該ローリバースブレーキ36
が締結される。 更に、Rレンジにおいては上記ポートdと共に
ポートeがメインライン52に通じることによ
り、作動油がライン88によつて上記2−3シフ
ト弁62に導かれると共に、該弁62のスプール
62aが図示の位置にある時に上記ライン83及
びライン84,85を介してセカンドブレーキ用
アクチユエータ31aの解放側ポート31a″とフ
ロントクラツチ27のアクチユエータ27aとに
至る。これにより、Rレンジにおいては上記ロー
リバースブレーキ36と共にフロントクラツチ2
7が締結される。この場合、上記ポートaは閉じ
られるのでリヤクラツチ28は解放される。 メインライン52は、以上のようにセレクト弁
54によつて進路を選択切換えられると同時に、
分岐ライン89,90を介して上記3−4シフト
弁63とオーバードライブブレーキ45のアクチ
ユエータ45aにおける締結側ポート45a′に導
かれている。そして、3−4シフト弁63に導か
れたライン89は、該弁63のスプール63aが
図示の位置にある時に更にライン91,92に通
じ、その一方のライン91は直結クラツチ44の
アクチユエータ44aに、他方のライン92は上
記オーバードライブブレーキ用アクチユエータ4
5aの解放側ポート45a″に至つている。従つ
て、3−4シフト弁63が図示の状態にある時
は、オーバードライブブレーキ用アクチユエータ
45aの締結側及び解放側の両ポート45a′,4
5a″に作動油が供給されて該オーバードライブブ
レーキ45が解放され、且つ直結クラツチ44が
締結された状態にある。そして、3−4シフト弁
63のスプール63aが上記第3制御ライン58
からの作動油によつて(ハ)方向に移動された時にラ
イン91,92がドレンされることにより、直結
クラツチ44が解放され且つオーバードライブブ
レーキ45が締結される。 更にメインライン52からは、上記調圧弁53
を通過する分岐ライン93を介してロツクアツプ
弁64に作動油が導かれている。そして、該弁6
4におけるスプール64aが図示の位置にある時
にライン94を介して上記トルクコンバータ10
内に至り、該トルクコンバータ10内のロツクア
ツプクラツチ17を離反させている。そして、ロ
ツクアツプ弁64のスプール64aが上記第4制
御ライン59からの作動油によつて(ニ)方向に移動
された時に、ライン94がドレンされることによ
り、上記ロツクアツプクラツチ17がトルクコン
バータ10内の油圧によつて締結される。 尚、この油圧制御回路50には、上記の構成に
加えて調圧弁53からの油圧を安定させるカツト
バツク弁95、吸気負圧の大きさに応じて上記調
圧弁53によるライン圧を変化させるバキユーム
スロツトル弁96、及び該スロツトル弁96を補
助するスロツトルバツクアツプ弁97が設けられ
ている。 以上の構成について、Dレンジにおける各変速
用ソレノイド71〜73と変速段との関係、ソレ
ノイド74とロツクアツプとの関係、及び各レン
ジにおけるクラツチ、ブレーキの作動状態と変速
段との関係を夫々第1、第2、第3表に示す。
ロツクアツプ機能を有するトルクコンバータを備
えた自動変速機のロツクアツプ制御装置に関す
る。 (従来技術) トルクコンバータと変速歯車機構とを組合せ、
該変速歯車機構の伝動経路を複数の油圧アクチユ
エータの選択的作動によつて切換えて複数の変速
段を得るようにした自動変速機は、上記トルクコ
ンバータの滑りのため動力伝達効率が機械式クラ
ツチを用いる手動変速機を備えた場合に比較して
劣り、そのため自動変速機を搭載した自動車は燃
費の点で不利であるという問題がある。そこで、
変速時のようにトルクコンバータの入力側と出力
側とを滑らせて変速シヨツクを回避する場合や、
トルクコンバータのトルク増大作用を必要とする
場合を除いて、該トルクコンバータの入力側と出
力側とを機械的に直結して燃費を向上させるよう
にした所謂ロツクアツプ機構を備えた自動変速機
が実用化されている。 一方、作動油を介してエンジン側のポンプから
変速機側のタービンにトルクを伝達するトルクコ
ンバータにおいては、上記ロツクアツプ機構の作
動領域外ではポンプとタービンとの間の滑りによ
つて熱エネルギーが発生する。その場合に、上記
滑りは、一般的にトルクコンバータに作用する負
荷、つまりエンジン負荷が高いほど著しくなる。
そして、この高負荷状態が長時間継続すると上記
作動油の温度が上昇することになるが、このよう
な作動油の温度が高い状態でロツクアツプ機構が
作動しないのは好ましいことではなく、種々の不
具合の原因となるのである。その一例として、例
えば上記滑りによつて熱エネルギーが発生し続け
て作動油の温度が過度に上昇し、そのため該作動
油自身の早期劣化やシール部材の劣化等を招くこ
とが挙げられる。 ところで、トルクコンバータにおける油温の上
昇の問題に対しては、例えば特開昭59−62766号
公報に開示された発明がある。これは、車速に関
連してライン圧を調圧して、トルクコンバータ内
の滑りが大きい時には該ライン圧を高めることに
より油量を増し、これにより冷却能力を増大させ
て油温の上昇を防ぐものである。しかし、これは
油温が上昇した時に冷却能力を高めることにより
作動油を冷却するもので、油温上昇の原因である
トルクコンバータ内の滑り自体を対策するもので
はなく、またライン圧を高めることによつて、変
速シヨツクが増大したり、オイルポンプの駆動損
失が増大する等の幣害が生じる。 (発明の目的) 本発明は、ロツクアツプ機構を有するトルクコ
ンバータを備えた自動変速機において、作動油の
温度が高くなる状態で上記ロツクアツプ機構が作
動しないという好ましくない事態を未然に防止す
ることを目的とする。そして、副次的には、油温
上昇の原因であるトルクコンバータの滑りが生じ
る領域を少なくすることにより、油温の上昇を抑
制して、作動油及びシール部材の早期劣化等の問
題を未然に防止する。 (発明の構成) 本発明に係る自動変速機のロツクアツプ制御装
置は、上記目的達成のため次のように構成したこ
とを特徴とする。 即ち第1図に示すように、エンジンAの出力軸
Bと変速歯車機構Cとの間に設けられたトルクコ
ンバータDと、該トルクコンバータDを直結状態
とするロツクアツプ手段Eと、車速やタービン回
転速度等を検出する速度センサFからの速度信号
及びスロツトル開度等を検出する負荷センサGか
らのエンジン負荷信号に基づいて、上記ロツクア
ツプ手段Eの作動領域を設定するロツクアツプ領
域設定手段Hとを有する自動変速機において、
上記トルクコンバータDもしくは自動変速機内
の作動油の温度が高温となる状態を検知し、この
状態を示す信号を出力する第1手段Jと、該第1
手段Jからの信号を受けた時に、通常時では上記
ロツクアツプ領域設定手段Hによりロツクアツプ
手段Eの非作動領域として設定される領域で、該
ロツクアツプ手段Eを作動させる第2手段Kとを
備える。 このような構成によれば、作動油の温度が特に
高くならない通常の場合には、車速やタービン回
転速度等の速度信号及びスロツトル開度等のエン
ジン負荷信号とに基づいて所定のロツクアツプ作
動領域内でロツクアツプ手段Eが作動して、トル
クコンバータDが直結状態とされるが、上記作動
油の温度が高くなるエンジンの高負荷時等におい
ては、これを検知する第1手段からの信号で、第
2手段Kが、通常はロツクアツプ手段Eが作動し
ない領域で該ロツクアツプ手段Eを作動させるこ
とになる。 (発明の効果) 上記の構成によれば、作動油の油温が高温にな
る状態において、通常はロツクアツプ手段が作動
しない領域で該ロツクアツプ手段が作動すること
になるので、このような状態でロツクアツプ手段
が作動しないといつた好ましくない状態が未然に
回避されることになる。そして、この効果の具体
的結果としては、例えば、トルクコンバータの滑
りに起因する作動油の温度の過度な上昇によるシ
ール部材の劣化や、該作動油自身の早期劣化等が
防止されることが挙げられる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。 先ず、第2図によりこの実施例が適用される自
動変速機の機械的構造及び油圧制御回路の一例を
説明すると、この自動変速機1は、トルクコンバ
ータ10と、多段変速歯車機構20と、その両者
の間に配設されたオーバードライブ用変速歯車機
構40とから構成されている。 トルクコンバータ10は、ドライブプレート1
1及びケース12を介してエンジン2の出力軸3
に直結されたポンプ13と、上記ケース12内に
おいてポンプ13に対向状に配置されたタービン
14と、該ポンプ13とタービン14との間に配
置されたステータ15とを有し、上記タービン1
4には出力軸16が結合されている。また、該出
力軸16と上記ケース12との間にはロツクアツ
プクラツチ17が設けられている。このロツクア
ツプクラツチ17は、トルクコンバータ10内を
循環する作動油の圧力で常時締結方向に押圧さ
れ、外部から解放用油圧が供給された際に解放さ
れる。 多段変速歯車機構20は、フロント遊星歯車機
構21と、リヤ遊星歯車機構22とを有し、両機
構21,22におけるサンギア23,24が連結
軸25により連結されている。この多段変速歯車
機構20への入力軸26は、フロントクラツチ2
7を介して上記連結軸25に、またリヤクラツチ
28を介してフロント遊星歯車機構21のリング
ギア29に夫々連結されるように構成され、且つ
上記連結軸25、即ち両遊星歯車機構21,22
におけるサンギア23,24と変速機ケース30
との間にはセカンドブレーキ31が設けられてい
る。フロント遊星歯車機構21のピニオンキヤリ
ア32と、リヤ遊星歯車機構22のリングギア3
3とは出力軸34に連結され、また、リヤ遊星歯
車機構22のピニオンキヤリア35と変速機ケー
ス30との間には、ローリバースブレーキ36及
びワンウエイクラツチ37が夫々介設されてい
る。 一方、オーバードライブ用変速歯車機構40に
おいては、ピニオンキヤリア41が上記トルクコ
ンバータ10の出力軸16に連結され、サンギア
42とリングギア43とが直結クラツチ44によ
つて結合される構成とされている。また、上記サ
ンギア42と変速機ケース30との間にはオーバ
ードライブブレーキ45が設けられ、且つ上記リ
ングギア43が多段変速歯車機構20への入力軸
26に連結されている。 上記の如き構成の多段変速歯車機構20は従来
公知であり、クラツチ27,28及びブレーキ3
1,36の遊択的作動によつて入力軸26と出力
軸34との間に前進3段、後進1段の変速比が得
られる。また、オーバードライブ用変速歯車機構
40は、クラツチ44が締結され且つブレーキ4
5が解放された時にトルクコンバータ10の出力
16と多段変速歯車機構20への入力軸26とを
直結し、上記クラツチ44が解放され且つブレー
キ45が締結された時に上記軸16,26をオー
バードライブ結合する。 次に、上記自動変速機の油圧制御回路50につ
いて説明する。 上記エンジン出力軸3によりトルクコンバータ
10を介して常時駆動されるオイルポンプ51か
らメインライン52に吐出される作動油は、調圧
弁53によつて油圧を調整された上でセレクト弁
54に導かれる。このセレクト弁54は、P、
R、N、D、2、1のレンジを有し、D、2、1
レンジにおいて上記メインライン52をポートa
に連通させる。このポートaはライン55を介し
て上記リヤクラツチ28のアクチユエータ28a
に通じており、従つて上記D、2、1の各前進レ
ンジにおいては該リヤクラツチ28が常時締結状
態に保持される。 また、該ポートaは第1、第2、第3、第4制
御ライン56,57,58,59に連通してい
る。これらの制御ライン56〜59は、夫々1−
2シフト弁61、2−3シフト弁62、3−4シ
フト弁63及びロツクアツプ弁64の一端部に導
かれていると共に、各制御ライン56〜59から
は夫々ドレンライン66,67,68,69が分
岐され、且つこれらのドレンライン66〜69を
夫々開閉する第1、第2、第3、第4ソレノイド
71,72,73,74が備えられている。これ
らのソレノイド71〜74は、OFF時にはドレ
ンライン66〜69を解放して対応する制御ライ
ン56〜59内の圧力を零としているが、ON時
にドレンライン66〜69を閉じて制御ライン5
6〜59内の圧力を高めることにより、上記1−
2シフト弁61、2−3シフト弁62、3−4シ
フト弁63及びロツクアツプ弁64におけるスプ
ール61a,62a,63a,64aを図示の位
置から夫々矢印イ,ロ,ハ,ニ方向に移動させ
る。 セレクト弁54におけるポートaは、また、上
記ライン55から分岐されたライン76を介して
上記1−2シフト弁61に至り、スプール61a
が上記第1制御ライン56からの作動油によつて
(イ)方向に移動された時にライン77に通じると共
に、更にセカンドロツク弁78及びライン79を
介して上記セカンドブレーキ31のアクチユエー
タ31aにおける締結側ポート31a′に通じる。
これにより、該ポート31a′に作動油が供給さ
れ、セカンドブレーキ31が締結される。ここ
で、上記セカンドロツク弁78は、Dレンジにお
いてはセレクト弁54のポートb及びcの両者か
らライン80,81を介して作動油を供給され
て、図示のように上記ライン77,79を連通さ
せた状態に保持されているが、ポートcが閉じら
れる2レンジにおいては、ポートbのみから作動
油を供給されてスプール78aが下方に移動する
ことによりライン80,79を連通させる。従つ
て、2レンジにおいてはセカンドブレーキ31が
1−2シフト弁61の状態に拘らず締結されるこ
とになる。 また、Dレンジでメインライン52に連通する
ポートcは、上記ライン81により一方向絞り弁
82を介して上記2−3シフト弁62に導かれて
いる。そして、該2−3シフト弁62のスプール
62aが上記第2制御ライン57からの作動油に
よつて(ロ)方向に移動された時にライン83に通
じ、更にライン84,85に分岐されて、一方は
上記セカンドブレーキ31のアクチユエータ31
aにおける解放側ポート31a″に、他方はフロン
トクラツチ27のアクチユエータ27aに至る。
これにより、該ポート31a″及びアクチユエータ
27aに作動油が供給され、セカンドブレーキ3
1が解放されると共にフロントクラツチ27が締
結される。 また、1レンジにおいては、セレクト弁54の
ポートdがメインライン52に通じ、作動油がラ
イン86を介して上記1−2シフト弁61に導か
れると共に、該弁61のスプール61aが図示の
位置にある時に更にライン87を介して上記ロー
リバースブレーキ36のアクチユエータ36aに
至る。これにより、該ローリバースブレーキ36
が締結される。 更に、Rレンジにおいては上記ポートdと共に
ポートeがメインライン52に通じることによ
り、作動油がライン88によつて上記2−3シフ
ト弁62に導かれると共に、該弁62のスプール
62aが図示の位置にある時に上記ライン83及
びライン84,85を介してセカンドブレーキ用
アクチユエータ31aの解放側ポート31a″とフ
ロントクラツチ27のアクチユエータ27aとに
至る。これにより、Rレンジにおいては上記ロー
リバースブレーキ36と共にフロントクラツチ2
7が締結される。この場合、上記ポートaは閉じ
られるのでリヤクラツチ28は解放される。 メインライン52は、以上のようにセレクト弁
54によつて進路を選択切換えられると同時に、
分岐ライン89,90を介して上記3−4シフト
弁63とオーバードライブブレーキ45のアクチ
ユエータ45aにおける締結側ポート45a′に導
かれている。そして、3−4シフト弁63に導か
れたライン89は、該弁63のスプール63aが
図示の位置にある時に更にライン91,92に通
じ、その一方のライン91は直結クラツチ44の
アクチユエータ44aに、他方のライン92は上
記オーバードライブブレーキ用アクチユエータ4
5aの解放側ポート45a″に至つている。従つ
て、3−4シフト弁63が図示の状態にある時
は、オーバードライブブレーキ用アクチユエータ
45aの締結側及び解放側の両ポート45a′,4
5a″に作動油が供給されて該オーバードライブブ
レーキ45が解放され、且つ直結クラツチ44が
締結された状態にある。そして、3−4シフト弁
63のスプール63aが上記第3制御ライン58
からの作動油によつて(ハ)方向に移動された時にラ
イン91,92がドレンされることにより、直結
クラツチ44が解放され且つオーバードライブブ
レーキ45が締結される。 更にメインライン52からは、上記調圧弁53
を通過する分岐ライン93を介してロツクアツプ
弁64に作動油が導かれている。そして、該弁6
4におけるスプール64aが図示の位置にある時
にライン94を介して上記トルクコンバータ10
内に至り、該トルクコンバータ10内のロツクア
ツプクラツチ17を離反させている。そして、ロ
ツクアツプ弁64のスプール64aが上記第4制
御ライン59からの作動油によつて(ニ)方向に移動
された時に、ライン94がドレンされることによ
り、上記ロツクアツプクラツチ17がトルクコン
バータ10内の油圧によつて締結される。 尚、この油圧制御回路50には、上記の構成に
加えて調圧弁53からの油圧を安定させるカツト
バツク弁95、吸気負圧の大きさに応じて上記調
圧弁53によるライン圧を変化させるバキユーム
スロツトル弁96、及び該スロツトル弁96を補
助するスロツトルバツクアツプ弁97が設けられ
ている。 以上の構成について、Dレンジにおける各変速
用ソレノイド71〜73と変速段との関係、ソレ
ノイド74とロツクアツプとの関係、及び各レン
ジにおけるクラツチ、ブレーキの作動状態と変速
段との関係を夫々第1、第2、第3表に示す。
【表】
【表】
【表】
次に、第3図を用いて上記自動変速機1の電気
制御回路について説明する。 第3図に示すように、この制御回路100に
は、変速制御回路101とロツクアツプ制御回路
102とが設けられ、これらの回路101,10
2に上記トルクコンバータ10におけるタービン
14の回転数を検出するタービン回転センサ10
3からのタービン回転信号aと、エンジン2にお
けるスロツトルバルブ4の開度を検出するスロツ
トル開度センサ104からのスロツトル開度信号
bとが入力されるようになつている。そして、こ
れらの信号a,bを受けて、変速制御回路101
及びロツクアツプ制御回路102は、第4図に示
すようにタービン回転数とスロツトル開度とに応
じて予め設定された変速及びロツクアツプマツプ
に徴して、運転状態がシフトアツプゾーン、シフ
トダウンゾーン又はホールドゾーンのいずれのゾ
ーンにあるかを判定し、またロツクアツプ作動又
は解除のいずれのゾーンにあるかを判定し、その
判定結果に応じて変速制御信号c及びロツクアツ
プ制御信号dを第1〜第3ソレノイド71〜73
及び第4ソレノイド74に夫々出力する。これに
より、第1〜第3ソレノイド71〜73が前記の
第1表に従つて、設定すべき変速段に対応した
ON、OFF状態に作動されて、自動変速機1が運
転領域に応じた所要の変速段に設定され、また第
4ソレノイド74が第2表に従つてON、OFFさ
れて、運転領域に応じてロツクアツプの作動又は
解除が行われる。 然して、上記の構成に加えて上記ロツクアツプ
制御回路102には上記トルクコンバータ10に
おける作動油の油温を検出する油温センサ105
からの油温信号eが入力されるようになつてお
り、トルクコンバータ10内の油温が設定温度よ
り高くなつた時に、第4図に点線x′,y′で示すよ
うに、ロツクアツプ作動及び解除ゾーンを設定す
るラインが通常時のラインx,yよりも低タービ
ン回転数側に移行されるようになつている。従つ
て、トルクコンバータ10の油温が高温の時に
は、該ロツクアツプ制御回路102は点線x′,
y′で示すロツクアツプマツプに徴してロツクアツ
プ作動又は解除のいずれのゾーンにあるかを判定
することになる。 ここで、上記油温センサ105の具体的取付状
態を第5〜7図により説明すると、自動変速機1
における変速機ケース30の外部上面には油通路
110aが貫設された取付金具110が3本のボ
ルト111…111によつて固着されていると共
に、上記油通路110aの一端にはトルクコンバ
ータ10内にコネクタ112を介して連通された
作動油取出し用のフレキシブルホース113が接
続され、また油通路110aの他端にはオイルク
ーラー(図示せず)に至るパイプ114が接続さ
れている。そして、上記取付金具110に先端の
感温部105aが油通路110a内に位置するよ
うに油温センサ105が取付けられている。従つ
て、トルクコンバータ10内を循環して高温とな
つた作動油はフレキシブルホース113から取付
金具110の油通路110a及びパイプ114を
通つてオイルクーラーに供給されることになる
が、上記油通路110a内を通過する時に油温セ
ンサ105によつてその温度が検出されることに
なる。 尚、以上の如き制御を行う制御回路100は、
例えばマイクロコンピユータによつて構成するこ
とができ、その場合、該制御回路100は第8図
以下に示すフローチヤートに従つて動作する。次
に、この動作を説明する。 メイン制御 先ず始めに第8図に示すメイン制御のフローチ
ヤートを説明すると、制御回路は、先づステツプ
A1で各種状態のイニシヤライズを行い且つステ
ツプA2でシフトレバーないしセレクト弁54に
よつて設定されているレンジがNレンジ及びPレ
ンジでないことを確認する。そして、シフト位置
が1レンジに設定されている場合は、ステツプ
A3からステツプA4〜A8を実行し、先づロツクア
ツプを解除し、且つ1速にシフトダウンした時に
エンジン回転がオーバーランするか否かを計算に
よつて確認した上で、オーバーランするときは2
速に、オーバーランしないときは1速に夫々変速
する。また、2レンジに設定されている場合は、
上記ステツプA3からステツプA9を経てステツプ
A10,A11を実行し、ロツクアツプを解除した上
で2速に変速する。 一方、即ちDレンジに設定されている場合は、
ステツプA12〜A14によつて、後述するシフトア
ツプ制御、シフトダウン制御及びロツクアツプ制
御を行う。 シフトアツプ制御 次に、上記メイン制御におけるステツプA12の
シフトアツプ制御について説明すると、第9図に
示すように、この制御においては、先ずステツプ
B1で第2図に示す変速歯車機構20,40が4
速の状態にあるか否かを確認し、4速にある時は
シフトアツプ不可であるから制御を終了する。4
速以外の場合は、ステツプB2〜B5に従つて、現
在のスロツトル開度を読み取ると共に、この読み
取つたスロツトル開度に対応する設定タービン回
転数Tmapを予め設定記憶されたシフトアツプマ
ツプから読み出し、また現実のタービン回転数T
を読み取つて、上記設定タービン回転数Tmapと
比較する。ここで、シフトアツプマツプは、第7
図に示すように各スロツトル開度に対応する設定
タービン回転数Tmapをシフトアツプ線Muとし
て記憶したもので、このシフトアツプ線Muは第
4図に示すシフトアツプゾーンとホールドゾーン
との間の境界線Xに相当する。そして、現実のタ
ービン回転数Tが設定タービン回転数Tmapより
大きい時、即ち運転領域が第4図又は第10図の
シフトアツプゾーンにある場合においてシフトア
ツプフラグF1が“0”の場合は、ステツプB5か
らステツプB6〜B8に従い、上記フラグF1を“1”
にセツトした上で変速段を1段シフトアツプす
る。上記シフトアツプフラグF1は“1”の時に
シフトアツプ信号が出力されたことを示し、これ
によりシフトアツプ動作が行われるので、上記ス
テツプB6において該フラグF1が“1”にセツト
されていると判断された時は、改めてシフトアツ
プすることなく一旦制御を終了する。また、上記
ステツプB5で現実のタービン回転数Tが設定タ
ービン回転数Tmapより小さいと判断された時
は、ステツプB9〜B11に従つて、設定タービン回
転数Tmapに0.8を乗じて第10図に破線で示す
新たなシフトアツプ線Mu′を設定する。そして、
シフトアツプ動作によつて現実のタービン回転数
Tがこの線Mu′に相当する新たな設定タービン回
転数Tmapより小さくなつた場合にのみシフトア
ツプフラグF1を“0”にリセツトし、シフトア
ツプ動作が完了する。尚、このステツプB9〜B11
による制御は、ヒステリシスゾーンを形成してタ
ービン回転数Tがシフトアツプ線Muの近傍にあ
る時に変速が煩雑に行われる所謂チヤタリングを
防止するためである。 シフトダウン制御 また、第8図のステツプA13のシフトダウン制
御は、第11図のフローチヤートに従つて次のよ
うに実行される。 先ず、ステツプC1で変速歯車機構20,40
が1速以外、即ちシフトダウンが可能な変速段に
あることを確認した上で、ステツプC2〜C5に従
つて、現実のスロツトル開度を読取ると共に、第
12図に示す如きシフトダウンマツプに設定され
ているシフトダウン線Mdからその時のスロツト
ル開度に対応した設定タービン回転数Tmapを読
み出し、これと現実のタービン回転数Tとを比較
する。ここで、上記シフトダウン線Mdは第4図
に示すホールドゾーンとシフトダウンゾーンとの
間の境界線Yに相当する。そして、現実のタービ
ン回転数Tが設定タービン回転数Tmapより小さ
い時、即ち運転領域が第4図又は第12図のシフ
トダウンゾーンにある時には、ステツプC6〜C8
に従つて、シフトダウンフラグF2が“0”にリ
セツトされていることを確認し且つ該フラグF2
を“1”にセツトした上で変速段を1段シフトダ
ウンする。この場合も、ステツプC6においてフ
ラグF2が“1”にセツトされている時は一旦制
御を終了する。そして、ステツプC5において実
際のタービン回転数Tが設定タービン回転数
Tmapより大きくなつた時は、ステツプC9〜C11
に従つて、設定タービン回転数Tmapを1/0.8倍
して第12図に破線で示すような新たなシフトダ
ウン線Md′を形成し、現実のタービン回転数Tと
この線Md′に相当する新たな設定回転数Tmapと
を比較する。そして、シフトダウン動作によつて
T>Tmapとなつた場合にシフトダウンフラグF2
を“0”にリセツトしてシフトダウン動作を完了
する。 ロツクアツプ制御 更に、第8図のメイン制御におけるステツプ
A14で示すロツクアツプ制御は第13図に示すフ
ローチヤートに従つて実行される。 この制御においては、ステツプD1〜D5に従つ
て、スロツトル開度を読取ると共に、第14図に
示す如きロツクアツプマツプに設定されているロ
ツクアツプ解除線Moffからその時のスロツトル
開度に対応した設定タービン回転数Tmapを読み
取り、トルクコンバータ10内の油温が所定の温
度に達していない時には、この設定タービン回転
数Tmapと現実のタービン回転数Tとを比較す
る。現実のタービン回転数Tが設定タービン回転
数Tmapより小さい時、即ち第14図に示すロツ
クアツプ解除ゾーン1にある時は、ステツプD6
によつてロツクアツプを解除する。 現実のタービン回転数Tが上記ロツクアツプ解
除線Moffに相当する設定タービン回転数Tmap
より大きい時には更にステツプD7で、第14図
に示すロツクアツプ解除線Moffの高タービン回
転数側に所定幅のヒステリシスゾーンを設けて設
定されたロツクアツプ作動線Monに相当する設
定タービン回転数Tmapを読み取る。そして、ス
テツプD8,D9で、トルクコンバータ10内の油
温が所定の温度に達していない時には、この設定
タービン回転数Tmapと現実のタービン回転数T
とを比較する。そして、T>Tmapの時、即ち第
14図に示すロツクアツプ作動ゾーン2にある時
は、ステツプD10によるロツクアツプ作動の制御
を行う。 然して、トルクコンバータ10内の油温が所定
温度以上の時、即ち高油温状態の時は、先ずステ
ツプD1,D2に従つてスロツトル開度を読み取る
と共に、第14図に示すロツクアツプ解除線
Moffからその時のスロツトル開度に対応した設
定タービン回転数Tmapを読み取つた後、ステツ
プD3でトルクコンバータ10内が高油温状態で
あることを判定した上でステツプD11で上記設定
タービン回転数Tmapより所定回転数T0を減じ
て第14図に点線で示す新たなロツクアツプ解除
線Moff′を形成する。そして、ステツプD5によつ
て現実のタービン回転数Tとこの線Moff′に相当
する新たな設定回転数Tmapとを比較して、現実
のタービン回転数Tがこの新たな設定回転数
Tmapより小さい時、即ち第14図に示す新たな
ロツクアツプ解除ゾーン1′にある時のみ、ステ
ツプD6によつてロツクアツプを解除する。 現実のタービン回転数Tが上記新たなロツクア
ツプ解除線Moff′に相当する新たな設定タービン
回転数Tmapより大きい時には、更にステツプD7
で第14図に示すロツクアツプ作動線Monから
その時のスロツトル開度に対応した設定タービン
回転数Tmapを読み取る。この場合は、トルクコ
ンバータ10内が高い油温状態にあるのでステツ
プD8からステツプD12を実行し、上記設定タービ
ン回転数Tmapより所定回転数T0を減じて第1
4図に点線で示す新たなロツクアツプ作動線
Mon′を形成する。そして、ステツプD9によつて
現実のタービン回転数Tとこの線Mon′に相当す
る新たな設定回転数Tmapとを比較し、現実のタ
ービン回転数Tがこの新たな設定回転数Tmapよ
り大きい時、即ち第14図に示す新たなロツクア
ツプ作動ゾーン2′にある時のみ、ステツプD10
によつてロツクアツプ作動の制御を行う。 このようにして、作動油の油温が高温の時に、
ロツクアツプ作動領域が一定のタービン回転数
T0分だけ低タービン回転数側に拡大されること
になる。従つてこの拡大されたロツクアツプ作動
領域では、エンジンの高負荷状態が長時間継続し
た場合等において、トルクコンバータ10の滑り
によつて油温が高くなつた状態で、ロツクアツプ
クラツチ17が締結されないという好ましくない
事態が回避されることになる。そして、この領域
では、ロツクアツプクラツチ17が締結されて滑
りが防止されることにより作動油の温度が低下
し、これにより、例えば該作動油の温度が過度に
上昇することによるシール部材や該作動油自体の
早期劣化等が未然に防止されることになる。 次に、第15図及び第16図に示す本発明の他
の実施例を説明する。 この実施例においても自動変速機1の機械的構
造や油圧制御回路等は同様とされるが、この実施
例では第15図に示すように、ロツクアツプ制御
回路102′に、タービン回転センサ103′、ス
ロツトル開度センサ104′、及び油温センサ1
05′に加えて、力強い走行を行うパワーモード
と経済走行を行うエコノミーモードとを手動によ
り切換えるモード切換スイツチ106′が接続さ
れている。また、ロツクアツプ制御回路102′
は、モード判定回路107′と、ロツクアツプ判
定回路108′と、ロツクアツプソレノイド駆動
回路109′とから構成され、油温センサ10
5′からの油温信号e′と、モード切換スイツチ1
06′からのモード切換信号f′とがモード判定回
路107′に入力されると共に、該モード判定回
路107′からのモード判定信号g′と、上記ター
ビン回転センサ103′からのタービン回転信号
a′と、上記スロツトル開度センサ104′からの
スロツトル開度信号b′とがロツクアツプ判定回路
108′に入力されるようになつている。そして、
更に、ロツクアツプ判定回路108′からのロツ
クアツプ信号h′がロツクアツプソレノイド駆動回
路109′に入力され、該ロツクアツプソレノイ
ド駆動回路109′から出力される信号d′によつ
て第2,3図に示すロツクアツプソレノイド74
が作動するようになつている。 上記モード判定回路107′は、モード切換ス
イツチ106′がパワーモードに操作されれば、
ロツクアツプマツプとして、第16図1に示す高
タービン回転域でロツクアツプの作動、解除が行
われるモードを設定する。これにより、トルクコ
ンバータのトルク増大作用が最大限に生かされて
パワフルな走行が可能となる。また、エコノミー
モードが選択されれば、第16図2に示す中ター
ビン回転域でロツクアツプの作動、解除が行われ
るモードを設定し、これによりトルクコンバータ
の直結領域が拡大されて燃費が向上することにな
る。 然して、モード判定回路107′に油温センサ
105′からの高油温状態を示す油温信号e′が入
力されると、該判定回路107′は第16図3に
示す更に低タービン回転数でロツクアツプの作
動、解除が行われる高油温モードを設定する。こ
れにより、作動油の温度が高温の時には、ロツク
アツプ領域が更に低タービン回転数側に拡大さ
れ、この拡大された領域においてはロツクアツプ
クラツチが締結されて、作動油が高温の状態で該
ロツクアツプクラツチが締結されないという好ま
しくない事態が防止されることになる。 尚、油温が高温となることによりロツクアツプ
クラツチが締結された場合、その解除は、締結時
から所定時間が経過した時、又は油温が所定温度
以下になつた時に行われる。
制御回路について説明する。 第3図に示すように、この制御回路100に
は、変速制御回路101とロツクアツプ制御回路
102とが設けられ、これらの回路101,10
2に上記トルクコンバータ10におけるタービン
14の回転数を検出するタービン回転センサ10
3からのタービン回転信号aと、エンジン2にお
けるスロツトルバルブ4の開度を検出するスロツ
トル開度センサ104からのスロツトル開度信号
bとが入力されるようになつている。そして、こ
れらの信号a,bを受けて、変速制御回路101
及びロツクアツプ制御回路102は、第4図に示
すようにタービン回転数とスロツトル開度とに応
じて予め設定された変速及びロツクアツプマツプ
に徴して、運転状態がシフトアツプゾーン、シフ
トダウンゾーン又はホールドゾーンのいずれのゾ
ーンにあるかを判定し、またロツクアツプ作動又
は解除のいずれのゾーンにあるかを判定し、その
判定結果に応じて変速制御信号c及びロツクアツ
プ制御信号dを第1〜第3ソレノイド71〜73
及び第4ソレノイド74に夫々出力する。これに
より、第1〜第3ソレノイド71〜73が前記の
第1表に従つて、設定すべき変速段に対応した
ON、OFF状態に作動されて、自動変速機1が運
転領域に応じた所要の変速段に設定され、また第
4ソレノイド74が第2表に従つてON、OFFさ
れて、運転領域に応じてロツクアツプの作動又は
解除が行われる。 然して、上記の構成に加えて上記ロツクアツプ
制御回路102には上記トルクコンバータ10に
おける作動油の油温を検出する油温センサ105
からの油温信号eが入力されるようになつてお
り、トルクコンバータ10内の油温が設定温度よ
り高くなつた時に、第4図に点線x′,y′で示すよ
うに、ロツクアツプ作動及び解除ゾーンを設定す
るラインが通常時のラインx,yよりも低タービ
ン回転数側に移行されるようになつている。従つ
て、トルクコンバータ10の油温が高温の時に
は、該ロツクアツプ制御回路102は点線x′,
y′で示すロツクアツプマツプに徴してロツクアツ
プ作動又は解除のいずれのゾーンにあるかを判定
することになる。 ここで、上記油温センサ105の具体的取付状
態を第5〜7図により説明すると、自動変速機1
における変速機ケース30の外部上面には油通路
110aが貫設された取付金具110が3本のボ
ルト111…111によつて固着されていると共
に、上記油通路110aの一端にはトルクコンバ
ータ10内にコネクタ112を介して連通された
作動油取出し用のフレキシブルホース113が接
続され、また油通路110aの他端にはオイルク
ーラー(図示せず)に至るパイプ114が接続さ
れている。そして、上記取付金具110に先端の
感温部105aが油通路110a内に位置するよ
うに油温センサ105が取付けられている。従つ
て、トルクコンバータ10内を循環して高温とな
つた作動油はフレキシブルホース113から取付
金具110の油通路110a及びパイプ114を
通つてオイルクーラーに供給されることになる
が、上記油通路110a内を通過する時に油温セ
ンサ105によつてその温度が検出されることに
なる。 尚、以上の如き制御を行う制御回路100は、
例えばマイクロコンピユータによつて構成するこ
とができ、その場合、該制御回路100は第8図
以下に示すフローチヤートに従つて動作する。次
に、この動作を説明する。 メイン制御 先ず始めに第8図に示すメイン制御のフローチ
ヤートを説明すると、制御回路は、先づステツプ
A1で各種状態のイニシヤライズを行い且つステ
ツプA2でシフトレバーないしセレクト弁54に
よつて設定されているレンジがNレンジ及びPレ
ンジでないことを確認する。そして、シフト位置
が1レンジに設定されている場合は、ステツプ
A3からステツプA4〜A8を実行し、先づロツクア
ツプを解除し、且つ1速にシフトダウンした時に
エンジン回転がオーバーランするか否かを計算に
よつて確認した上で、オーバーランするときは2
速に、オーバーランしないときは1速に夫々変速
する。また、2レンジに設定されている場合は、
上記ステツプA3からステツプA9を経てステツプ
A10,A11を実行し、ロツクアツプを解除した上
で2速に変速する。 一方、即ちDレンジに設定されている場合は、
ステツプA12〜A14によつて、後述するシフトア
ツプ制御、シフトダウン制御及びロツクアツプ制
御を行う。 シフトアツプ制御 次に、上記メイン制御におけるステツプA12の
シフトアツプ制御について説明すると、第9図に
示すように、この制御においては、先ずステツプ
B1で第2図に示す変速歯車機構20,40が4
速の状態にあるか否かを確認し、4速にある時は
シフトアツプ不可であるから制御を終了する。4
速以外の場合は、ステツプB2〜B5に従つて、現
在のスロツトル開度を読み取ると共に、この読み
取つたスロツトル開度に対応する設定タービン回
転数Tmapを予め設定記憶されたシフトアツプマ
ツプから読み出し、また現実のタービン回転数T
を読み取つて、上記設定タービン回転数Tmapと
比較する。ここで、シフトアツプマツプは、第7
図に示すように各スロツトル開度に対応する設定
タービン回転数Tmapをシフトアツプ線Muとし
て記憶したもので、このシフトアツプ線Muは第
4図に示すシフトアツプゾーンとホールドゾーン
との間の境界線Xに相当する。そして、現実のタ
ービン回転数Tが設定タービン回転数Tmapより
大きい時、即ち運転領域が第4図又は第10図の
シフトアツプゾーンにある場合においてシフトア
ツプフラグF1が“0”の場合は、ステツプB5か
らステツプB6〜B8に従い、上記フラグF1を“1”
にセツトした上で変速段を1段シフトアツプす
る。上記シフトアツプフラグF1は“1”の時に
シフトアツプ信号が出力されたことを示し、これ
によりシフトアツプ動作が行われるので、上記ス
テツプB6において該フラグF1が“1”にセツト
されていると判断された時は、改めてシフトアツ
プすることなく一旦制御を終了する。また、上記
ステツプB5で現実のタービン回転数Tが設定タ
ービン回転数Tmapより小さいと判断された時
は、ステツプB9〜B11に従つて、設定タービン回
転数Tmapに0.8を乗じて第10図に破線で示す
新たなシフトアツプ線Mu′を設定する。そして、
シフトアツプ動作によつて現実のタービン回転数
Tがこの線Mu′に相当する新たな設定タービン回
転数Tmapより小さくなつた場合にのみシフトア
ツプフラグF1を“0”にリセツトし、シフトア
ツプ動作が完了する。尚、このステツプB9〜B11
による制御は、ヒステリシスゾーンを形成してタ
ービン回転数Tがシフトアツプ線Muの近傍にあ
る時に変速が煩雑に行われる所謂チヤタリングを
防止するためである。 シフトダウン制御 また、第8図のステツプA13のシフトダウン制
御は、第11図のフローチヤートに従つて次のよ
うに実行される。 先ず、ステツプC1で変速歯車機構20,40
が1速以外、即ちシフトダウンが可能な変速段に
あることを確認した上で、ステツプC2〜C5に従
つて、現実のスロツトル開度を読取ると共に、第
12図に示す如きシフトダウンマツプに設定され
ているシフトダウン線Mdからその時のスロツト
ル開度に対応した設定タービン回転数Tmapを読
み出し、これと現実のタービン回転数Tとを比較
する。ここで、上記シフトダウン線Mdは第4図
に示すホールドゾーンとシフトダウンゾーンとの
間の境界線Yに相当する。そして、現実のタービ
ン回転数Tが設定タービン回転数Tmapより小さ
い時、即ち運転領域が第4図又は第12図のシフ
トダウンゾーンにある時には、ステツプC6〜C8
に従つて、シフトダウンフラグF2が“0”にリ
セツトされていることを確認し且つ該フラグF2
を“1”にセツトした上で変速段を1段シフトダ
ウンする。この場合も、ステツプC6においてフ
ラグF2が“1”にセツトされている時は一旦制
御を終了する。そして、ステツプC5において実
際のタービン回転数Tが設定タービン回転数
Tmapより大きくなつた時は、ステツプC9〜C11
に従つて、設定タービン回転数Tmapを1/0.8倍
して第12図に破線で示すような新たなシフトダ
ウン線Md′を形成し、現実のタービン回転数Tと
この線Md′に相当する新たな設定回転数Tmapと
を比較する。そして、シフトダウン動作によつて
T>Tmapとなつた場合にシフトダウンフラグF2
を“0”にリセツトしてシフトダウン動作を完了
する。 ロツクアツプ制御 更に、第8図のメイン制御におけるステツプ
A14で示すロツクアツプ制御は第13図に示すフ
ローチヤートに従つて実行される。 この制御においては、ステツプD1〜D5に従つ
て、スロツトル開度を読取ると共に、第14図に
示す如きロツクアツプマツプに設定されているロ
ツクアツプ解除線Moffからその時のスロツトル
開度に対応した設定タービン回転数Tmapを読み
取り、トルクコンバータ10内の油温が所定の温
度に達していない時には、この設定タービン回転
数Tmapと現実のタービン回転数Tとを比較す
る。現実のタービン回転数Tが設定タービン回転
数Tmapより小さい時、即ち第14図に示すロツ
クアツプ解除ゾーン1にある時は、ステツプD6
によつてロツクアツプを解除する。 現実のタービン回転数Tが上記ロツクアツプ解
除線Moffに相当する設定タービン回転数Tmap
より大きい時には更にステツプD7で、第14図
に示すロツクアツプ解除線Moffの高タービン回
転数側に所定幅のヒステリシスゾーンを設けて設
定されたロツクアツプ作動線Monに相当する設
定タービン回転数Tmapを読み取る。そして、ス
テツプD8,D9で、トルクコンバータ10内の油
温が所定の温度に達していない時には、この設定
タービン回転数Tmapと現実のタービン回転数T
とを比較する。そして、T>Tmapの時、即ち第
14図に示すロツクアツプ作動ゾーン2にある時
は、ステツプD10によるロツクアツプ作動の制御
を行う。 然して、トルクコンバータ10内の油温が所定
温度以上の時、即ち高油温状態の時は、先ずステ
ツプD1,D2に従つてスロツトル開度を読み取る
と共に、第14図に示すロツクアツプ解除線
Moffからその時のスロツトル開度に対応した設
定タービン回転数Tmapを読み取つた後、ステツ
プD3でトルクコンバータ10内が高油温状態で
あることを判定した上でステツプD11で上記設定
タービン回転数Tmapより所定回転数T0を減じ
て第14図に点線で示す新たなロツクアツプ解除
線Moff′を形成する。そして、ステツプD5によつ
て現実のタービン回転数Tとこの線Moff′に相当
する新たな設定回転数Tmapとを比較して、現実
のタービン回転数Tがこの新たな設定回転数
Tmapより小さい時、即ち第14図に示す新たな
ロツクアツプ解除ゾーン1′にある時のみ、ステ
ツプD6によつてロツクアツプを解除する。 現実のタービン回転数Tが上記新たなロツクア
ツプ解除線Moff′に相当する新たな設定タービン
回転数Tmapより大きい時には、更にステツプD7
で第14図に示すロツクアツプ作動線Monから
その時のスロツトル開度に対応した設定タービン
回転数Tmapを読み取る。この場合は、トルクコ
ンバータ10内が高い油温状態にあるのでステツ
プD8からステツプD12を実行し、上記設定タービ
ン回転数Tmapより所定回転数T0を減じて第1
4図に点線で示す新たなロツクアツプ作動線
Mon′を形成する。そして、ステツプD9によつて
現実のタービン回転数Tとこの線Mon′に相当す
る新たな設定回転数Tmapとを比較し、現実のタ
ービン回転数Tがこの新たな設定回転数Tmapよ
り大きい時、即ち第14図に示す新たなロツクア
ツプ作動ゾーン2′にある時のみ、ステツプD10
によつてロツクアツプ作動の制御を行う。 このようにして、作動油の油温が高温の時に、
ロツクアツプ作動領域が一定のタービン回転数
T0分だけ低タービン回転数側に拡大されること
になる。従つてこの拡大されたロツクアツプ作動
領域では、エンジンの高負荷状態が長時間継続し
た場合等において、トルクコンバータ10の滑り
によつて油温が高くなつた状態で、ロツクアツプ
クラツチ17が締結されないという好ましくない
事態が回避されることになる。そして、この領域
では、ロツクアツプクラツチ17が締結されて滑
りが防止されることにより作動油の温度が低下
し、これにより、例えば該作動油の温度が過度に
上昇することによるシール部材や該作動油自体の
早期劣化等が未然に防止されることになる。 次に、第15図及び第16図に示す本発明の他
の実施例を説明する。 この実施例においても自動変速機1の機械的構
造や油圧制御回路等は同様とされるが、この実施
例では第15図に示すように、ロツクアツプ制御
回路102′に、タービン回転センサ103′、ス
ロツトル開度センサ104′、及び油温センサ1
05′に加えて、力強い走行を行うパワーモード
と経済走行を行うエコノミーモードとを手動によ
り切換えるモード切換スイツチ106′が接続さ
れている。また、ロツクアツプ制御回路102′
は、モード判定回路107′と、ロツクアツプ判
定回路108′と、ロツクアツプソレノイド駆動
回路109′とから構成され、油温センサ10
5′からの油温信号e′と、モード切換スイツチ1
06′からのモード切換信号f′とがモード判定回
路107′に入力されると共に、該モード判定回
路107′からのモード判定信号g′と、上記ター
ビン回転センサ103′からのタービン回転信号
a′と、上記スロツトル開度センサ104′からの
スロツトル開度信号b′とがロツクアツプ判定回路
108′に入力されるようになつている。そして、
更に、ロツクアツプ判定回路108′からのロツ
クアツプ信号h′がロツクアツプソレノイド駆動回
路109′に入力され、該ロツクアツプソレノイ
ド駆動回路109′から出力される信号d′によつ
て第2,3図に示すロツクアツプソレノイド74
が作動するようになつている。 上記モード判定回路107′は、モード切換ス
イツチ106′がパワーモードに操作されれば、
ロツクアツプマツプとして、第16図1に示す高
タービン回転域でロツクアツプの作動、解除が行
われるモードを設定する。これにより、トルクコ
ンバータのトルク増大作用が最大限に生かされて
パワフルな走行が可能となる。また、エコノミー
モードが選択されれば、第16図2に示す中ター
ビン回転域でロツクアツプの作動、解除が行われ
るモードを設定し、これによりトルクコンバータ
の直結領域が拡大されて燃費が向上することにな
る。 然して、モード判定回路107′に油温センサ
105′からの高油温状態を示す油温信号e′が入
力されると、該判定回路107′は第16図3に
示す更に低タービン回転数でロツクアツプの作
動、解除が行われる高油温モードを設定する。こ
れにより、作動油の温度が高温の時には、ロツク
アツプ領域が更に低タービン回転数側に拡大さ
れ、この拡大された領域においてはロツクアツプ
クラツチが締結されて、作動油が高温の状態で該
ロツクアツプクラツチが締結されないという好ま
しくない事態が防止されることになる。 尚、油温が高温となることによりロツクアツプ
クラツチが締結された場合、その解除は、締結時
から所定時間が経過した時、又は油温が所定温度
以下になつた時に行われる。
第1図は本発明の全体構成図、第2〜14図は
本発明の第1実施例を示すもので、第2図は自動
変速機の機械的構造及び油圧制御回路を示す構成
図、第3図は電気制御回路を示す構成図、第4図
は制御特性を示す特性図、第5図は油温センサの
取付位置を示す自動変速機の平面図、第6図はそ
の要部拡大平面図、第7図は第6図−線で切
断した断面図、第8,9,11,13図は作動を
示すフローチヤート図、第10,12,14図は
夫々制御に用いられるシフトアツプマツプ、シフ
トダウンマツプ、ロツクアツプマツプ、第15,
16図は本発明の第2実施例を示すもので、第1
5図は電気制御回路の構成を示すブロツク図、第
16図は制御に用いられるロツクアツプマツプで
ある。 1…自動変速機、2…エンジン、3…エンジン
出力軸、10…トルクコンバータ、17…ロツク
アツプ手段(ロツクアツプクラツチ)、20,4
0…変速歯車機構、102…ロツクアツプ領域設
定手段、第2手段(ロツクアツプ制御回路)、1
03,103′…タービン回転センサ、104,
104′…スロツトル開度センサ、105,10
5′…第1手段(油温センサ)。
本発明の第1実施例を示すもので、第2図は自動
変速機の機械的構造及び油圧制御回路を示す構成
図、第3図は電気制御回路を示す構成図、第4図
は制御特性を示す特性図、第5図は油温センサの
取付位置を示す自動変速機の平面図、第6図はそ
の要部拡大平面図、第7図は第6図−線で切
断した断面図、第8,9,11,13図は作動を
示すフローチヤート図、第10,12,14図は
夫々制御に用いられるシフトアツプマツプ、シフ
トダウンマツプ、ロツクアツプマツプ、第15,
16図は本発明の第2実施例を示すもので、第1
5図は電気制御回路の構成を示すブロツク図、第
16図は制御に用いられるロツクアツプマツプで
ある。 1…自動変速機、2…エンジン、3…エンジン
出力軸、10…トルクコンバータ、17…ロツク
アツプ手段(ロツクアツプクラツチ)、20,4
0…変速歯車機構、102…ロツクアツプ領域設
定手段、第2手段(ロツクアツプ制御回路)、1
03,103′…タービン回転センサ、104,
104′…スロツトル開度センサ、105,10
5′…第1手段(油温センサ)。
Claims (1)
- 1 エンジンの出力軸と変速歯車機構との間に設
けられるトルクコンバータと、該トルクコンバー
タを直結状態とするロツクアツプ手段と、車速や
タービン回転速度等の速度信号及びスロツトル開
度等のエンジン負荷信号に基づいて上記ロツクア
ツプ手段の作動領域を設定するロツクアツプ領域
設定手段とを有する自動変速機のロツクアツプ制
御装置において、上記トルクコンバータの油温が
高温となる状態を検知し、この状態を示す信号を
出力する第1手段と、該第1手段からの信号を受
けた時に、通常時には上記ロツクアツプ領域設定
手段によりロツクアツプ手段の非作動領域として
設定される領域で、該ロツクアツプ手段を作動さ
せる第2手段とが備えられていることを特徴とす
る自動変換機のロツクアツプ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60091664A JPS61248959A (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 | 自動変速機のロツクアツプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60091664A JPS61248959A (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 | 自動変速機のロツクアツプ制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61248959A JPS61248959A (ja) | 1986-11-06 |
| JPH0326293B2 true JPH0326293B2 (ja) | 1991-04-10 |
Family
ID=14032748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60091664A Granted JPS61248959A (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 | 自動変速機のロツクアツプ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61248959A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11846059B2 (en) | 2021-01-04 | 2023-12-19 | Whirlpool Corporation | Controlling process air bypass around the drum in combo wash-dry system |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02180364A (ja) * | 1988-12-30 | 1990-07-13 | Aisin Aw Co Ltd | 電子制御式自動変速機の制御装置及びその制御方法 |
| JP2571621B2 (ja) * | 1989-03-31 | 1997-01-16 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
| KR980010044A (ko) * | 1996-07-04 | 1998-04-30 | 김영귀 | 자동 변속차량의 atf 온도 과열 방지방법 |
| JP7831354B2 (ja) * | 2023-03-08 | 2026-03-17 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
-
1985
- 1985-04-27 JP JP60091664A patent/JPS61248959A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11846059B2 (en) | 2021-01-04 | 2023-12-19 | Whirlpool Corporation | Controlling process air bypass around the drum in combo wash-dry system |
| US12325944B2 (en) | 2021-01-04 | 2025-06-10 | Whirlpool Corporation | Controlling process air bypass around the drum in combo wash-dry system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61248959A (ja) | 1986-11-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0323784B2 (ja) | ||
| JPH02261965A (ja) | 自動変速機のロックアップ制御装置 | |
| JP2856255B2 (ja) | 自動変速機の液圧制御装置 | |
| JPH0756334B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
| JPH02120561A (ja) | 自動変速機のライン圧制御装置 | |
| US5957808A (en) | Neutral control device of automatic transmission | |
| JPS61144465A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
| US7563198B2 (en) | Shift control device and shift control method of automatic transmission | |
| JPS61248959A (ja) | 自動変速機のロツクアツプ制御装置 | |
| JP3374165B2 (ja) | 自動変速機の変速油圧制御装置 | |
| JP3452848B2 (ja) | 車両用油圧作動式変速機の制御装置 | |
| JPH0440579B2 (ja) | ||
| JP3517983B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
| JPH0369018B2 (ja) | ||
| JP2657376B2 (ja) | 自動変速機のキツクダウン制御装置 | |
| JPH0542579B2 (ja) | ||
| JPH0542578B2 (ja) | ||
| JPS61144458A (ja) | 自動変速機の故障診断装置 | |
| JPH024823B2 (ja) | ||
| JPS63176852A (ja) | 車両用自動変速機の変速制御装置 | |
| JPH0573615B2 (ja) | ||
| JPS61248961A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
| JPH0735853B2 (ja) | 自動変速機のロックアップ制御装置 | |
| JPS6220943A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
| JPS629777B2 (ja) |