JPH0575436U - エンジンの一部液冷強制空冷装置 - Google Patents
エンジンの一部液冷強制空冷装置Info
- Publication number
- JPH0575436U JPH0575436U JP2383892U JP2383892U JPH0575436U JP H0575436 U JPH0575436 U JP H0575436U JP 2383892 U JP2383892 U JP 2383892U JP 2383892 U JP2383892 U JP 2383892U JP H0575436 U JPH0575436 U JP H0575436U
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一部液冷強制空冷装置において、シリンダヘ
ッド・オイルクーラ・シリンダへの送風量をバランスさ
せて、冷却性能を向上させる。 【構成】 エンジン本体1の前側に遠心式の冷却ファン1
1とファンケース14とを設け、シリンダヘッド2の前側上
部に放熱器16を設け、ファンケース14内のシリンダヘッ
ド2の下端部に近い位置で、冷却ファン11が冷却風Aを吹
き上げる側のケース横一側部分14aに、分風比調整部材20
を横向きに突設し、冷却ファン11で起風した冷却風Aを、
ファンケース14及び分風比調整部材20で案内して、シリ
ンダ4・シリンダヘッド2及び放熱器16に分流させる。上記
分風比調整部材20の少なくとも先端側部分20aを斜め下
向きに傾斜させる。
ッド・オイルクーラ・シリンダへの送風量をバランスさ
せて、冷却性能を向上させる。 【構成】 エンジン本体1の前側に遠心式の冷却ファン1
1とファンケース14とを設け、シリンダヘッド2の前側上
部に放熱器16を設け、ファンケース14内のシリンダヘッ
ド2の下端部に近い位置で、冷却ファン11が冷却風Aを吹
き上げる側のケース横一側部分14aに、分風比調整部材20
を横向きに突設し、冷却ファン11で起風した冷却風Aを、
ファンケース14及び分風比調整部材20で案内して、シリ
ンダ4・シリンダヘッド2及び放熱器16に分流させる。上記
分風比調整部材20の少なくとも先端側部分20aを斜め下
向きに傾斜させる。
Description
【0001】
この考案は、エンジンの一部液冷強制空冷装置に関し、特にファンケース内で 冷却風をシリンダ・シリンダヘッド・放熱器へ分流させる技術に関する。
【0002】
(従来例1) 図4及び図5に示すものを従来例1とする。 その基本構造は、エンジン本体101の前側に遠心式の冷却ファン111とフ ァンケース114とを設け、シリンダヘッド102の前側上部に放熱器116を 設け、上記冷却ファン111で起こした冷却風Aを、上記ファンケース114で 案内して、シリンダ104・上記シリンダヘッド102及び上記放熱器116に 分流させるように構成し、上記シリンダヘッド102にトンネル式冷却風路10 3及び液冷室118を形成し、この液冷室118と上記放熱器116とを冷却液 が循環するように連通させて構成されている。なお、この従来例1では、シリン ダ104・シリンダヘッド102及び上記放熱器116に冷却風Aを分流させる ための分流板は設けられていない。
【0003】 (従来例2:特公平1−60653号公報) 図6に示すものを従来例2とする。 この従来例2は、エンジン本体101の前面に遠心式のフライホイルファン1 11とファンケース114とを設け、ファンケース114内の冷却風Aが吹き上 がる側に分風板120Aを設け、フライホイルファン111で起こした冷却風A を、上記ファンケース114と分風板120Aとで案内して、シリンダ104の 外周と、シリンダヘッド102の燃焼室外周及びスキッシュ部冷却風路103と に分流するように構成されている。なお、この従来例2は前記一部液冷装置11 6・118を備えていない。 そして上記分風板120Aは、ファンケース114の内側空間のうち、前記シ リンダヘッド102の下端部に近い位置で、フライホイルファン111が冷却風 Aを吹き上げる側のケース横一側部分114aに固定され、水平に長く突設され ている。
【0004】 (従来例3) 図7に示すものを従来例3とする。 この従来例3も従来例2と同様に、ファンケース114内の冷却風Aが吹き上 がる側に分風板120Bを設け、フライホイルファン111で起こした冷却風A を、上記ファンケース114と分風板120Bとで案内して、シリンダ104の 外周とシリンダヘッド102の燃焼室外周とに分流するように構成されている。 なお、この従来例3も前記一部液冷装置116・118を備えていない。 そして上記分風板120Bは、ファンケース114の内側空間のうち、前記シ リンダ104の上端部に近い位置で、フライホイルファン111が冷却風Aを吹 き上げる側のケース横一側部分114aに水平面に沿って横向きに突設され、そ の分風板120Bの先端側板部分121が下向きに折り曲げられている。
【0005】
上記従来技術は、それぞれ以下のような問題がある。 (従来例1) 従来例1では、シリンダ104・シリンダヘッド102及び上記放熱器116 に冷却風Aを分流させるための分風板は設けられていない。従ってファンケース 114内では、冷却風が上方へ直進しようとする直進慣性により、シリンダヘッ ド102への送風量が多くなり、シリンダ104への送風量が不足する。このた め、シリンダ104が過熱し、ピストンが焼き付く等の不都合が生じる。
【0006】 (従来例2) 従来例2では、シリンダ104への送風量を増やすため、分風板120Aをフ ァンケース114のフライホイルファン111が冷却風Aを吹き上げる側のケー ス横一側部分114aに水平に突設されているが、これをそのまま一部液冷装置 116・118を有する従来例1のエンジンに適用する場合には、以下の難点が 生ずる。即ち、前記分風板120Aが水平に突設されているため冷却風が逃げ易 い。導風量を十分確保するために、この分風板120Aの突出寸法を大きくする と、シリンダヘッド2・放熱器16へ向かう冷却風Aの風路断面積が狭くなり、 シリンダヘッド102・オイルクーラ118への送風量が不足し、冷却性能が低 下する。
【0007】 (従来例3) 従来例3も同様に分風板120Aを設けているが、この分風板120Aは、シ リンダ104の上端面104aに近い位置に突設され、かつ、分風板120Bの 先端側板部分121が下向きに折り曲げられているので、分風板120Bの先端 部で乱流が発生して、シリンダヘッド102・オイルクーラ118への送風通路 抵抗が大きくなる。このため、シリンダヘッド102・オイルクーラ118への 送風量が不足し、冷却性能が低下する。 本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、一部液冷強制空冷装置に おいて、シリンダヘッド・オイルクーラ・シリンダへの送風量をバランスさせて 、冷却性能を向上させること技術課題とする。
【0008】
本考案は上記課題を解決するために、例えば図1で示すように、以下のように 構成される。 即ち、前記従来例1の基本構造において、前記ファンケース14の内側空間の うち、前記シリンダヘッド2の下端面に近い位置で、冷却ファン11が冷却風A を吹き上げる側のケース横一側部分14aに、分風比調整部材20を横向きに突 設し、この分風比調整部材20の風案内部分20aの少なくとも先端側部分を斜 め下向きに傾斜させて構成したことを特徴とするものである。
【0009】
本考案は、以下のように作用する。 エンジン本体1の前面で、冷却ファン11で起風された冷却風Aは、ファンケ ース14でシリンダ4・シリンダヘッド2・放熱器16へ案内される。 このとき、上記分風比調整部材20は、風案内部分20aの少なくとも先端側 部分が斜め下向きに傾斜しているので、冷却風を効率良く捕捉してシリンダ4の 外周への風量を多くして、シリンダ4を効果的に冷却する。
【0010】 また、上記分風比調整部材20は、上記先端側部分20aが斜め下向きに傾斜 することにより、冷却風を効率良く捕捉するので、その突出寸法を小さくするこ とができる。これにより、シリンダヘッド2・放熱器16へ向かう冷却風Aの風 路断面積を大きくできる。また先端側風案内部分20aが斜め下向きに傾斜して いるだけなので、その先端側では従来例に比べて乱流が発生しにくくなる。 しかも、上記構成により、分風比調整部材20の突出寸法を小さくできること 、及び乱流が発生しにくいことから、シリンダヘッド2・放熱器16へ向かう冷 却風Aの通路抵抗が小さくなり、冷却風の送風効率が高くなる。これにより、冷 却風量をシリンダ4・シリンダヘッド2・放熱器16へバランスよく流通させて 、冷却性能を向上させることができる。
【0011】
以下本考案の実施例を図面に基づいてさらに詳しく説明する。図1は本考案の 実施例に係る一部液冷強制空冷装置を具備して成る頭上弁ディーゼルエンジンの 要部縦断正面図、図2はそのディーゼルエンジンの斜視図である。なお、これら の図中符号10は本考案に係る一部液冷強制空冷装置全体を示し、24は吸気管 、25はエアクリーナ、27は排気マフラー、28はセルスタータ、30は燃料 タンクを示す。
【0012】 この一部液冷強制空冷装置10は、エンジン本体1の前側に設けた遠心式のフ ライホイルファン11及びファンケース14と、シリンダヘッド2の前側上部に 設けたオイルクーラ(放熱器)16と、上記シリンダヘッド2に形成したトンネ ル式冷却風路3及び油冷室18と、前記ファンケース14のケース横一側部分1 4aに横向きに突設した分風比調整板20とを具備して成り、上記油冷室18と 上記オイルクーラ16とを冷却油が循環するように連通させ、上記フライホイル ファン11で起こした冷却風Aを、上記ファンケース14及び分風比調整板20 の風案内部分20aで案内して、シリンダ4・シリンダヘッド2のトンネル式冷 却風路3・放熱器16に分流させるように構成されている。
【0013】 上記エンジン本体1は、シリンダヘッド2と、シリンダ4と、クランクケース 5とから成り、上記フライホイルファン11は、クランク軸6の先端部に固定さ れている。 上記分風比調整板20は、ファンケース14の内側空間の前記シリンダヘッド 2の下端部に近い位置で、フライホイルファン11が冷却風Aを吹き上げる側の ケース横一側部分14aに横向きに固定されている。この分風比調整板20は、 略円弧状に形成され、風案内部分20aが斜め下向きになるように傾斜させて固 定されており、当該部分のさらにその先端部21はトンネル式冷却風路3へ向け られている。
【0014】 以下、この実施例の作用について説明する。 エンジン本体1の前面で、フライホイルファン11で起風された冷却風Aは、 ファンケース14でシリンダ4・シリンダヘッド2・放熱器16へ案内される。 このとき、上記分風比調整板20は風案内部分20aが斜め下向きに傾斜して いるので、冷却風Aを効率良く捕捉し、シリンダ4の外周への風量を多くして、 シリンダ4を効果的に冷却する。
【0015】 また、上記分風比調整板20は、その先端部21がトンネル式冷却風路3へ向 けられているので、この先端側での乱流が発生しにくい。 しかも、上記構成により、分風比調整板20の突出寸法を小さくできるので、 シリンダヘッド2・放熱器16へ向かう冷却風の通路抵抗が小さくなる。つまり 、冷却風の送風効率が高くなり、シリンダヘッド2・放熱器16を効果的に冷却 する。これにより、冷却風量Aをシリンダ4・シリンダヘッド2・放熱器16へ バランスよく流通させて、冷却性能を向上させることができる。
【0016】 図3(A)〜(D)は、それぞれ本考案の分風比調整部材20の変形例を示す要部 の縦断面図である。 同図(A)は、上記図1の実施例において、トンネル式冷却風路3へ向けられて いる前記先端部21を切除した分風比調整板20を例示したものである。なお、 その他の点は図1と同様に構成されている。 同図(B)は、ファンケース14の前記ケース横一側部分14aを分風比調整部 材20として形成し、その風案内部分20aを斜め下向きに傾斜させたものであ る。なお、その他の点は図1と同様に構成されている。
【0017】 同図(C)は、各形吸気管24に分風比調整部材20を一体に形成して、ファン ケース14内へ突入し、風案内部分20aを斜め下向きに傾斜させたものである 。なお、その他の点は図1と同様に構成されている。 同図(D)は、各形吸気管24の下壁を分風比調整部材20として形成し、この 各形吸気管24をファンケース14内へ突入し、風案内部分20aを斜め下向き に傾斜させたものである。なお、その他の点は図1と同様に構成されている。
【0018】 なお、本考案は上記実施例に限るものではなく、風案内部分20aは少なくと も、その先端側部分を斜め下向きに傾斜させたものであれば良く、その長さにつ いても、多少の変更を加えて実施し得る。 また上記実施例では、頭上弁ディーゼルエンジンで、シリンダヘッド2にトン ネル式冷却風路3を有するものについて例示したが、これに限らずシリンダヘッ ドの外周に冷却風を圧送できれば良い。その他適宜変更を加えて実施できること は多言を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る一部液冷強制空冷装置を
具備して成る頭上弁ディーゼルエンジンの要部縦断正面
図である。
具備して成る頭上弁ディーゼルエンジンの要部縦断正面
図である。
【図2】図1の頭上弁ディーゼルエンジンの斜視図であ
る。
る。
【図3】本考案の変形例を示し、(A)〜(D)は各変形例
を示す要部の縦断面図である。
を示す要部の縦断面図である。
【図4】従来例1に係る図1相当図である。
【図5】従来例1に係る縦断側面図である。
【図6】従来例2に係る図1相当図である。
【図7】従来例3に係る図1相当図である。
1…エンジン本体、 2…シリ
ンダヘッド、4…シリンダ、
10…一部液冷強制空冷装置、11…冷却ファン(フ
ライホイルファン)、 14…ファンケース、14a…
ケース横一側部分、 16…放熱器(オ
イルクーラ)、18…液冷室(油冷室)、
20…分風比調整部材、20a…風案内部分、
A…冷却風。
ンダヘッド、4…シリンダ、
10…一部液冷強制空冷装置、11…冷却ファン(フ
ライホイルファン)、 14…ファンケース、14a…
ケース横一側部分、 16…放熱器(オ
イルクーラ)、18…液冷室(油冷室)、
20…分風比調整部材、20a…風案内部分、
A…冷却風。
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン本体(1)の前側に遠心式の冷却
ファン(11)とファンケース(14)とを設け、シリンダヘッ
ド(2)の前側上部に放熱器(16)を設け、 上記冷却ファン(11)で起こした冷却風(A)を、上記ファ
ンケース(14)で案内して、シリンダ(4)・上記シリンダ
ヘッド(2)及び上記放熱器(16)に分流させるように構成
し、 このシリンダ(4)と上記シリンダヘッド(2)との少なく
とも一方の一部に液冷室(18)を形成し、この液冷室(18)
と上記放熱器(16)とを冷却液が循環するように連通させ て構成したエンジンの一部液冷強制空冷装置において、 前記ファンケース(14)の内側空間のうち、前記シリンダ
ヘッド(2)の下端面に近い位置で、冷却ファン(11)が冷
却風(A)を吹き上げる側のケース横一側部分(14a)に、
分風比調整部材(20)を横向きに突設し、この分風比調整
部材(20)の少なくとも風案内部分(20a)の先端側部分を
斜め下向きに傾斜させて構成したことを特徴とするエン
ジンの一部液冷強制空冷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2383892U JP2558757Y2 (ja) | 1992-03-21 | 1992-03-21 | エンジンの一部液冷強制空冷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2383892U JP2558757Y2 (ja) | 1992-03-21 | 1992-03-21 | エンジンの一部液冷強制空冷装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0575436U true JPH0575436U (ja) | 1993-10-15 |
| JP2558757Y2 JP2558757Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=12121541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2383892U Expired - Lifetime JP2558757Y2 (ja) | 1992-03-21 | 1992-03-21 | エンジンの一部液冷強制空冷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2558757Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111156075A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-05-15 | 浙江钱江摩托股份有限公司 | 一种发动机的导风结构 |
-
1992
- 1992-03-21 JP JP2383892U patent/JP2558757Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111156075A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-05-15 | 浙江钱江摩托股份有限公司 | 一种发动机的导风结构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2558757Y2 (ja) | 1998-01-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |