JPH0578382A - 硫酸化アルキルオリゴ糖またはその生理学的に許容される塩およびこれを有効成分とする抗ウイルス剤 - Google Patents
硫酸化アルキルオリゴ糖またはその生理学的に許容される塩およびこれを有効成分とする抗ウイルス剤Info
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 オリゴ糖の末端糖の1位の水酸基をアルキル
基で置換し、かつ糖部分の残りの水酸基の14.3%以
上を硫酸化して得られる硫酸化アルキルオリゴ糖または
その生理学的に許容される塩を抗ウイルス剤の有効成分
とする。 【効果】 極めて低毒性で、ウイルスのエンベロープの
有無にかかわらず広範囲なDNAウイルスおよびRNA
ウイルスに対して抗ウイルス活性を有するとともに、特
にエイズウイルスに対して優れた抗ウイルス活性を有す
る抗ウイルス剤が得られる。
基で置換し、かつ糖部分の残りの水酸基の14.3%以
上を硫酸化して得られる硫酸化アルキルオリゴ糖または
その生理学的に許容される塩を抗ウイルス剤の有効成分
とする。 【効果】 極めて低毒性で、ウイルスのエンベロープの
有無にかかわらず広範囲なDNAウイルスおよびRNA
ウイルスに対して抗ウイルス活性を有するとともに、特
にエイズウイルスに対して優れた抗ウイルス活性を有す
る抗ウイルス剤が得られる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エイズウイルス(H
IV;Human Immunodeficiency
Virus)をはじめ広い範囲のウイルスに対して抗
ウイルス活性を有する硫酸化アルキルオリゴ糖およびこ
れを有効成分とする抗ウイルス剤に関する。
IV;Human Immunodeficiency
Virus)をはじめ広い範囲のウイルスに対して抗
ウイルス活性を有する硫酸化アルキルオリゴ糖およびこ
れを有効成分とする抗ウイルス剤に関する。
【0002】
【従来の技術】糖の硫酸化物に関しては、単糖及び多糖
の硫酸化物が古くから知られており、多くの文献があ
る。例えば、アドバンスセス イン カーボハイドレイ
ト ケミストリー(Advances in Carb
ohydrate Chemistry)20巻、18
3ページ、同25巻407ページに糖の硫酸化物が記載
されている。
の硫酸化物が古くから知られており、多くの文献があ
る。例えば、アドバンスセス イン カーボハイドレイ
ト ケミストリー(Advances in Carb
ohydrate Chemistry)20巻、18
3ページ、同25巻407ページに糖の硫酸化物が記載
されている。
【0003】糖をアルキル化したアルキル化糖に関して
は、米国特許1,951,784号、1934年;米国
特許4,806,275号、1989年;欧州特許出願
公開280715号に、糖をアルキル化して得られる反
応生成物が界面活性剤として有用である事が記載されて
いる。しかしながら、これらの反応生成物は、その用途
が安価な界面活性剤であることから、いずれも単離され
ていない混合物であり、ここで得られる反応生成物の明
確な構造は明らかにされていなかった。
は、米国特許1,951,784号、1934年;米国
特許4,806,275号、1989年;欧州特許出願
公開280715号に、糖をアルキル化して得られる反
応生成物が界面活性剤として有用である事が記載されて
いる。しかしながら、これらの反応生成物は、その用途
が安価な界面活性剤であることから、いずれも単離され
ていない混合物であり、ここで得られる反応生成物の明
確な構造は明らかにされていなかった。
【0004】抗ウイルス作用を有する化合物に関して
は、硫酸化多糖がエイズ(後天性免疫不全症候群)の治
療薬剤として有用であるという多くの研究報告がなさ
れ、日本特許公開公報昭62−215529号公報;H
ideki Nakashimaet al Jpn.
J.Cancer Res.(Gann)78,116
4(1987);Osamu Yoshida et
al Biochemical Pharmacolo
gy,37,2887〜2891(1988);日本特
許公開公報平1−103601号公報等の多数の報告が
ある。
は、硫酸化多糖がエイズ(後天性免疫不全症候群)の治
療薬剤として有用であるという多くの研究報告がなさ
れ、日本特許公開公報昭62−215529号公報;H
ideki Nakashimaet al Jpn.
J.Cancer Res.(Gann)78,116
4(1987);Osamu Yoshida et
al Biochemical Pharmacolo
gy,37,2887〜2891(1988);日本特
許公開公報平1−103601号公報等の多数の報告が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
多糖の硫酸化物は分子量が数万以上と大きいために生体
への吸収性が悪く、経口投与が困難である事、抗原性を
有する事、抗凝血作用が大きい事等の種々の問題点を有
していることが明らかにされてきた。また、抗エイズ剤
として広く使用されている核酸系化合物のAZT(ジデ
オキシアジドチミジン)も副作用が強いため、低毒性の
新しい薬剤の開発が望まれている。
多糖の硫酸化物は分子量が数万以上と大きいために生体
への吸収性が悪く、経口投与が困難である事、抗原性を
有する事、抗凝血作用が大きい事等の種々の問題点を有
していることが明らかにされてきた。また、抗エイズ剤
として広く使用されている核酸系化合物のAZT(ジデ
オキシアジドチミジン)も副作用が強いため、低毒性の
新しい薬剤の開発が望まれている。
【0006】この発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、生体に吸収され易く、エイズウイルス(HIV)を
はじめとして広い範囲のウイルスに対して活性を有する
とともに低毒性である硫酸化アルキルオリゴ糖およびこ
れを有効成分とする抗ウイルス剤の提供を目的とする。
で、生体に吸収され易く、エイズウイルス(HIV)を
はじめとして広い範囲のウイルスに対して活性を有する
とともに低毒性である硫酸化アルキルオリゴ糖およびこ
れを有効成分とする抗ウイルス剤の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の硫酸化アルキル
オリゴ糖は、同一または異なる単糖を構成成分として、
これらの単糖がグリコシド結合してなるオリゴ糖の末端
糖の1位の水酸基の水素が直鎖状または分岐状のアルキ
ル基により置換され、かつ糖部分の残りの水酸基の1
4.3%以上が硫酸化されてなるものである。本発明の
抗ウイルス剤は上記硫酸化アルキルオリゴ糖またはその
生理学的に許容される塩を有効成分とすることを前記課
題の解決手段とした。
オリゴ糖は、同一または異なる単糖を構成成分として、
これらの単糖がグリコシド結合してなるオリゴ糖の末端
糖の1位の水酸基の水素が直鎖状または分岐状のアルキ
ル基により置換され、かつ糖部分の残りの水酸基の1
4.3%以上が硫酸化されてなるものである。本発明の
抗ウイルス剤は上記硫酸化アルキルオリゴ糖またはその
生理学的に許容される塩を有効成分とすることを前記課
題の解決手段とした。
【0008】
【作用】本発明の抗ウイルス剤は、硫酸化多糖類を有効
成分とするものよりも生体に吸収されやすく、かつ生体
内において比較的分解されにくい。また、DNAウイル
ス及びRNAウイルスに有効であり、かつエンベロープ
を有するウイルス及びエンベロープを有しないウイルス
にも有効であり、極めて広範囲な抗ウイルススペクトル
を有するとともに、エイズウイルス(HIV)に優れた
抗ウイルス活性を有する。
成分とするものよりも生体に吸収されやすく、かつ生体
内において比較的分解されにくい。また、DNAウイル
ス及びRNAウイルスに有効であり、かつエンベロープ
を有するウイルス及びエンベロープを有しないウイルス
にも有効であり、極めて広範囲な抗ウイルススペクトル
を有するとともに、エイズウイルス(HIV)に優れた
抗ウイルス活性を有する。
【0009】
【実施例】以下、この発明を詳しく説明する。本発明の
硫酸化アルキルオリゴ糖のオリゴ糖部分を構成する糖と
しては、グルコース、ガラクトース、マンノース、タロ
ース、イドース、アルトロース、アロース、グロース、
キシロース、アラビノース、ラムノース、フコース、フ
ラクトースよりなる群から選ばれる同一の単糖または異
なった単糖が用いられる。
硫酸化アルキルオリゴ糖のオリゴ糖部分を構成する糖と
しては、グルコース、ガラクトース、マンノース、タロ
ース、イドース、アルトロース、アロース、グロース、
キシロース、アラビノース、ラムノース、フコース、フ
ラクトースよりなる群から選ばれる同一の単糖または異
なった単糖が用いられる。
【0010】本発明の硫酸化アルキルオリゴ糖のオリゴ
糖部分を構成する単糖数は、抗ウイルス活性の観点から
は、使用する糖の種類によっても異なるが、硫酸化多糖
の場合に見られる抗凝血作用、生体への適合性等から通
常30以下が好ましい。したがって本発明の硫酸化アル
キルオリゴ糖のオリゴ糖部分には構成単糖数2〜30か
らなるオリゴ糖が用いられる。
糖部分を構成する単糖数は、抗ウイルス活性の観点から
は、使用する糖の種類によっても異なるが、硫酸化多糖
の場合に見られる抗凝血作用、生体への適合性等から通
常30以下が好ましい。したがって本発明の硫酸化アル
キルオリゴ糖のオリゴ糖部分には構成単糖数2〜30か
らなるオリゴ糖が用いられる。
【0011】本発明の硫酸化アルキルオリゴ糖の単糖間
のグリコシド結合は、抗ウイルス活性の観点からは(1
→2),(1→3),(1→4),(1→6)のいずれ
でもよいが、α(1→4)結合の硫酸化アルキルオリゴ
糖は、生体内で分解され易い。そのため抗ウイルス剤と
して用いられた場合に、体内で容易に代謝されて活性を
失い、その活性を持続させるために、分解されにくいも
のに比べて、1日当たりの投与量としてより多くの薬剤
を必要とすることになる。したがって、本発明の硫酸化
アルキルオリゴ糖のオリゴ糖部分としては、α結合のも
のよりも比較的生分解性の小さいβ結合のものがより好
ましく、更に、結合位置も(1→4)のものよりも、
(1→3),(1→6)結合のものがより好ましい。更
に詳しく説明すると、β(1→3)オリゴグルコース
(グルコースの1位と3位でグルコースが順次β結合し
てなるオリゴ糖)、即ち、カードラン、ラミナラン等の
多糖を分解したオリゴ糖や、乳糖のガラクトース部の4
位に、更にガラクトースがβ(1→4)結合し、この3
糖の末端ガラクトースの4位に、更に順次ガラクトース
がβ(1→4)結合してなるオリゴ糖等が好ましい。ま
たオリゴマルトースのようにα(1→4)結合したオリ
ゴ糖類を使用する事も可能であり、その他、マンノース
系オリゴ糖、α(1→6),β(1→6)オリゴグルコ
ース、キシラン系、シゾフィラン系、レンチナン系、ガ
ラクタン系等の各種オリゴ糖も使用することができる。
のグリコシド結合は、抗ウイルス活性の観点からは(1
→2),(1→3),(1→4),(1→6)のいずれ
でもよいが、α(1→4)結合の硫酸化アルキルオリゴ
糖は、生体内で分解され易い。そのため抗ウイルス剤と
して用いられた場合に、体内で容易に代謝されて活性を
失い、その活性を持続させるために、分解されにくいも
のに比べて、1日当たりの投与量としてより多くの薬剤
を必要とすることになる。したがって、本発明の硫酸化
アルキルオリゴ糖のオリゴ糖部分としては、α結合のも
のよりも比較的生分解性の小さいβ結合のものがより好
ましく、更に、結合位置も(1→4)のものよりも、
(1→3),(1→6)結合のものがより好ましい。更
に詳しく説明すると、β(1→3)オリゴグルコース
(グルコースの1位と3位でグルコースが順次β結合し
てなるオリゴ糖)、即ち、カードラン、ラミナラン等の
多糖を分解したオリゴ糖や、乳糖のガラクトース部の4
位に、更にガラクトースがβ(1→4)結合し、この3
糖の末端ガラクトースの4位に、更に順次ガラクトース
がβ(1→4)結合してなるオリゴ糖等が好ましい。ま
たオリゴマルトースのようにα(1→4)結合したオリ
ゴ糖類を使用する事も可能であり、その他、マンノース
系オリゴ糖、α(1→6),β(1→6)オリゴグルコ
ース、キシラン系、シゾフィラン系、レンチナン系、ガ
ラクタン系等の各種オリゴ糖も使用することができる。
【0012】本発明の硫酸化アルキルオリゴ糖のアルキ
ル部分については、そのアルキル基の結合位置が重要で
あり、アルキル基はオリゴ糖の末端還元糖の1位の位置
に導入されねばならない。本発明者らは種々の反応方法
でアルキル基をオリゴ糖に導入することを検討した。例
えば、塩基性条件下でハロゲン化アルキルによりオリゴ
糖にアルキル基を導入した場合には、アルキル基は第一
級水酸基に主として導入され、一部の第二級水酸基にも
導入されるが、末端糖の1位には導入されなかった。こ
の場合、次工程の硫酸化反応で還元末端が活性のまま残
されたことによると思われる副反応、分解反応が多く起
こり、純度の高い硫酸化アルキル糖が得られなかった。
また、後述する比較例3と化合物実施例8で得られる化
合物の抗エイズウイルス活性から、末端還元糖の1位の
水酸基をアルキル化することが重要であることが認めら
れた。また、本発明の硫酸化アルキルオリゴ糖に導入さ
れるアルキル基は直鎖状、分岐状のいずれのでもよい
が、一般に長鎖のアルキル基を導入すると、反応収率が
低下する。このため炭素数が通常22以下、好ましくは
8〜18のものが用いられる。
ル部分については、そのアルキル基の結合位置が重要で
あり、アルキル基はオリゴ糖の末端還元糖の1位の位置
に導入されねばならない。本発明者らは種々の反応方法
でアルキル基をオリゴ糖に導入することを検討した。例
えば、塩基性条件下でハロゲン化アルキルによりオリゴ
糖にアルキル基を導入した場合には、アルキル基は第一
級水酸基に主として導入され、一部の第二級水酸基にも
導入されるが、末端糖の1位には導入されなかった。こ
の場合、次工程の硫酸化反応で還元末端が活性のまま残
されたことによると思われる副反応、分解反応が多く起
こり、純度の高い硫酸化アルキル糖が得られなかった。
また、後述する比較例3と化合物実施例8で得られる化
合物の抗エイズウイルス活性から、末端還元糖の1位の
水酸基をアルキル化することが重要であることが認めら
れた。また、本発明の硫酸化アルキルオリゴ糖に導入さ
れるアルキル基は直鎖状、分岐状のいずれのでもよい
が、一般に長鎖のアルキル基を導入すると、反応収率が
低下する。このため炭素数が通常22以下、好ましくは
8〜18のものが用いられる。
【0013】尚、アルキル基をオリゴ糖の末端還元糖の
1位に導入する方法としては、糖類を配糖体化する通常
の方法をそのまま使用する事ができる。即ち、糖のパー
アセテートを酸性条件下でアルコール類と反応させる方
法、糖のパーアセテートをケーニッヒ・クノール(Ko
enigs・Knorr)法で臭化グリコシルとした
後、銀塩または水銀塩を用いてアルコール類と反応させ
る方法、臭化グリコシルをテトラエチルアンモニウムブ
ロミドの存在下にアルコール類と反応させる方法、ま
た、糖イミデートをアルコールと反応させる方法等いず
れの方法も用いることができる。これらの中で、酸性条
件下でアルコール類を反応させる方法が最も簡便であ
る。そして、得られる配糖体パーアセテートを、常法に
よりナトリウムメトキシドやアンモニア等を用いて脱ア
セチル化することによってアルキルオリゴ糖(アルキル
配糖体)が得られる。
1位に導入する方法としては、糖類を配糖体化する通常
の方法をそのまま使用する事ができる。即ち、糖のパー
アセテートを酸性条件下でアルコール類と反応させる方
法、糖のパーアセテートをケーニッヒ・クノール(Ko
enigs・Knorr)法で臭化グリコシルとした
後、銀塩または水銀塩を用いてアルコール類と反応させ
る方法、臭化グリコシルをテトラエチルアンモニウムブ
ロミドの存在下にアルコール類と反応させる方法、ま
た、糖イミデートをアルコールと反応させる方法等いず
れの方法も用いることができる。これらの中で、酸性条
件下でアルコール類を反応させる方法が最も簡便であ
る。そして、得られる配糖体パーアセテートを、常法に
よりナトリウムメトキシドやアンモニア等を用いて脱ア
セチル化することによってアルキルオリゴ糖(アルキル
配糖体)が得られる。
【0014】ここでアルキル化反応に使用できるアルコ
ール類は、直鎖状、分岐状のアルコール類であり、中で
も第一級アルコールが反応性の上から好ましい。本発明
の硫酸化アルキルオリゴ糖のアルキル化反応には、例え
ば次のようなアルコールを酸触媒と併せて反応に用いる
事ができる。メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、2−メチルプロパノール、2,2−ジメチル−1−
プロパノール、n−ブタノール、n−ペンタノール、2
−メチル−1−ブタノール、3−メチル−1−ブタノー
ル、n−ヘキサノール、2−メチル−1−ペンタノー
ル、3−メチル−1−ペンタノール、4−メチル−1−
ペンタノール、3,3−ジメチル−1−ブタノール、n
−ヘプタノール、2−メチル−1−ペンタノール、n−
オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、3,7
−ジメチル−1−オクタノール、n−ノナノール、6−
メチル−1−オクタノール、n−デカノール、n−ウン
デカノール、n−ドデカノール、n−トリデカノール、
n−テトラデカノール、n−ペンタデカノール、n−ヘ
キサデカノール、n−ヘプタデカノール、n−オクタデ
カノール、n−ノナデカノール、n−エイコサノール、
n−ドコサノール等である。
ール類は、直鎖状、分岐状のアルコール類であり、中で
も第一級アルコールが反応性の上から好ましい。本発明
の硫酸化アルキルオリゴ糖のアルキル化反応には、例え
ば次のようなアルコールを酸触媒と併せて反応に用いる
事ができる。メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、2−メチルプロパノール、2,2−ジメチル−1−
プロパノール、n−ブタノール、n−ペンタノール、2
−メチル−1−ブタノール、3−メチル−1−ブタノー
ル、n−ヘキサノール、2−メチル−1−ペンタノー
ル、3−メチル−1−ペンタノール、4−メチル−1−
ペンタノール、3,3−ジメチル−1−ブタノール、n
−ヘプタノール、2−メチル−1−ペンタノール、n−
オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、3,7
−ジメチル−1−オクタノール、n−ノナノール、6−
メチル−1−オクタノール、n−デカノール、n−ウン
デカノール、n−ドデカノール、n−トリデカノール、
n−テトラデカノール、n−ペンタデカノール、n−ヘ
キサデカノール、n−ヘプタデカノール、n−オクタデ
カノール、n−ノナデカノール、n−エイコサノール、
n−ドコサノール等である。
【0015】さらにアルキル化オリゴ糖を硫酸化剤で硫
酸エステルとし、最終的には生理的に許容できるナトリ
ウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩などの塩の形で取
り出すことができる。ここで硫酸化剤として、三酸化硫
黄ピリジン錯体、ピペリジン硫酸(1−ピペリジンスル
ホン酸)、クロルスルホン酸等の硫酸化剤を用いること
ができ、この硫酸化剤を非プロトン性溶媒中でアルキル
オリゴ糖の水酸基と反応させた後、金属水酸化物水溶液
で処理することによって目的物を得る事ができる。
酸エステルとし、最終的には生理的に許容できるナトリ
ウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩などの塩の形で取
り出すことができる。ここで硫酸化剤として、三酸化硫
黄ピリジン錯体、ピペリジン硫酸(1−ピペリジンスル
ホン酸)、クロルスルホン酸等の硫酸化剤を用いること
ができ、この硫酸化剤を非プロトン性溶媒中でアルキル
オリゴ糖の水酸基と反応させた後、金属水酸化物水溶液
で処理することによって目的物を得る事ができる。
【0016】尚、硫酸化オリゴ糖の硫酸化の程度を表す
指標として、硫酸化度なる言葉がしばしば用いられる。
硫酸化度は、硫酸化反応で実際に硫酸化された水酸基の
数を、オリゴ糖中の単糖の数で割った数値で表される。
即ち、硫酸化度は硫酸化された水酸基と単糖数の比率で
表される。以下に、硫酸化度算出の例を示す。例えば、
六炭糖5個よりなるアルキル化オリゴ糖の場合、硫酸化
可能な水酸基が全て硫酸化された最大硫酸化度は下記の
数式(1)により、3.2となる。 (3+3+3+3+4)/5=3.2 (1) また、この場合、2個の水酸基のみが硫酸化されたと仮
定すれば、下記の数式(2)より、硫酸化度は0.4と
なる。 2/5=0.4 (2)
指標として、硫酸化度なる言葉がしばしば用いられる。
硫酸化度は、硫酸化反応で実際に硫酸化された水酸基の
数を、オリゴ糖中の単糖の数で割った数値で表される。
即ち、硫酸化度は硫酸化された水酸基と単糖数の比率で
表される。以下に、硫酸化度算出の例を示す。例えば、
六炭糖5個よりなるアルキル化オリゴ糖の場合、硫酸化
可能な水酸基が全て硫酸化された最大硫酸化度は下記の
数式(1)により、3.2となる。 (3+3+3+3+4)/5=3.2 (1) また、この場合、2個の水酸基のみが硫酸化されたと仮
定すれば、下記の数式(2)より、硫酸化度は0.4と
なる。 2/5=0.4 (2)
【0017】また、この他に硫酸化の程度を表す指標と
して硫酸化率がある。硫酸化率は硫酸化された水酸基の
数を置換可能な全水酸基の数で割り、硫酸化の程度を百
分率で表す方法であり、この方法もよく用いられる。こ
の方法によれば上記の数式(1)の場合と同様に、六炭
糖5個よりなるアルキル化オリゴ糖の場合、硫酸化可能
な水酸基が全て硫酸化された場合は、下記の数式(3)
より、硫酸化率は100%となる。 16/16×100(%)=100% (3) また、上記の数式(2)の場合と同様に、2個の水酸基
のみが硫酸化されたと仮定すれば、下記の数式(4)よ
り、硫酸化率は12.5%となる。 2/16×100(%)=12.5% (4) ここで、2個の六炭糖からなるアルキル化オリゴ糖の場
合、置換し得る水酸基は全部で7個存在するが、この内
の1個の水酸基が硫酸化されると、下記の数式(5)よ
り硫酸化率は14.3%となり、これを更に硫酸化度で
表せば、下記の数式(6)より、硫酸化度は0.5とな
る。 1/7×100(%)=14.3% (5) 1/2=0.5 (6)
して硫酸化率がある。硫酸化率は硫酸化された水酸基の
数を置換可能な全水酸基の数で割り、硫酸化の程度を百
分率で表す方法であり、この方法もよく用いられる。こ
の方法によれば上記の数式(1)の場合と同様に、六炭
糖5個よりなるアルキル化オリゴ糖の場合、硫酸化可能
な水酸基が全て硫酸化された場合は、下記の数式(3)
より、硫酸化率は100%となる。 16/16×100(%)=100% (3) また、上記の数式(2)の場合と同様に、2個の水酸基
のみが硫酸化されたと仮定すれば、下記の数式(4)よ
り、硫酸化率は12.5%となる。 2/16×100(%)=12.5% (4) ここで、2個の六炭糖からなるアルキル化オリゴ糖の場
合、置換し得る水酸基は全部で7個存在するが、この内
の1個の水酸基が硫酸化されると、下記の数式(5)よ
り硫酸化率は14.3%となり、これを更に硫酸化度で
表せば、下記の数式(6)より、硫酸化度は0.5とな
る。 1/7×100(%)=14.3% (5) 1/2=0.5 (6)
【0018】硫酸化アルキルオリゴ糖の硫酸化の程度
は、このように表されるが、目的の硫酸化度(硫酸化
率)に調製する為には、使用する硫酸化剤と糖の水酸基
の当量関係に鑑みて、これらの量比を決定する。硫酸化
アルキルオリゴ糖を抗ウイルス剤として使用する際に
は、硫酸化率が14.3%以上、即ち、硫酸化度が0.
5以上のできるだけ硫酸化率の高いものが好ましい。
は、このように表されるが、目的の硫酸化度(硫酸化
率)に調製する為には、使用する硫酸化剤と糖の水酸基
の当量関係に鑑みて、これらの量比を決定する。硫酸化
アルキルオリゴ糖を抗ウイルス剤として使用する際に
は、硫酸化率が14.3%以上、即ち、硫酸化度が0.
5以上のできるだけ硫酸化率の高いものが好ましい。
【0019】以下、本発明の硫酸化アルキルオリゴ糖の
例を挙げる。尚、化合物中に硫酸化と記載したのは、硫
酸化率が14.3%以上、即ち、硫酸化度が0.5以上
である硫酸化物を意味する。硫酸化 ヘキシル β−D
−グルコピラノシル(1→3)−β−D−グルコピラノ
シド、硫酸化 ヘプチル β−D−グルコピラノシル
(1→3)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オク
チル β−D−グルコピラノシル(1→3)−β−D−
グルコピラノシド、硫酸化 ノニル β−D−グルコピ
ラノシル(1→3)−β−D−グルコピラノシド、硫酸
化デシル β−D−グルコピラノシル(1→3)−β−
D−グルコピラノシド、硫酸化 ドデシル β−D−グ
ルコピラノシル(1→3)−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 ヘキサデシル β−D−グルコピラノシル
(1→3)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オク
タデシル β−D−グルコピラノシル(1→3)−β−
D−グルコピラノシド、硫酸化 エイコサニル β−D
−グルコピラノシル(1→3)−β−D−グルコピラノ
シド、硫酸化 ドコサニル β−D−グルコピラノシル
(1→3)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 2−
エチルヘキシル β−D−グルコピラノシル(1→3)
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 3−メチルペン
チル β−D−グルコピラノシル(1→3)−β−D−
グルコピラノシド、硫酸化 ヘキシル β−D−グルコ
ピラノシル−(1→3){−β−D−グルコピラノル
(1→3)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化
ヘプチル β−D−グルコピラノシル−(1→3){−
β−D−グルコピラノル(1→3)}n−β−D−グル
コピラノシド、硫酸化 オクチル β−D−グルコピラ
ノシル−(1→3){−β−D−グルコピラノル(1→
3)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ノニル
β−D−グルコピラノシル−(1→3){−β−D−
グルコピラノル(1→3)}n−β−D−グルコピラノ
シド、硫酸化 デシル β−D−グルコピラノシル−
(1→3){−β−D−グルコピラノル(1→3)}n
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ドデシル β−
D−グルコピラノシル−(1→3){−β−D−グルコ
ピラノル(1→3)}n−β−D−グルコピラノシド、
硫酸化 ヘキサデシル β−D−グルコピラノシル−
(1→3){−β−D−グルコピラノル(1→3)}n
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オクタデシル
β−D−グルコピラノシル−(1→3){−β−D−グ
ルコピラノル(1→3)}n−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 エイコサニルβ−D−グルコピラノシル−
(1→3){−β−D−グルコピラノル(1→3)}n
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ドコサニル β
−D−グルコピラノシル−(1→3){−β−D−グル
コピラノル(1→3)}n−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 2−エチルヘキシル β−D−グルコピラ
ノシル−(1→3){−β−D−グルコピラノル(1→
3)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 3−メ
チルペンチル β−D−グルコピラノシル−(1→3)
{−β−D−グルコピラノル(1→3)}n−β−D−
グルコピラノシド、尚、ここでnは1〜28の自然数を
表す。
例を挙げる。尚、化合物中に硫酸化と記載したのは、硫
酸化率が14.3%以上、即ち、硫酸化度が0.5以上
である硫酸化物を意味する。硫酸化 ヘキシル β−D
−グルコピラノシル(1→3)−β−D−グルコピラノ
シド、硫酸化 ヘプチル β−D−グルコピラノシル
(1→3)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オク
チル β−D−グルコピラノシル(1→3)−β−D−
グルコピラノシド、硫酸化 ノニル β−D−グルコピ
ラノシル(1→3)−β−D−グルコピラノシド、硫酸
化デシル β−D−グルコピラノシル(1→3)−β−
D−グルコピラノシド、硫酸化 ドデシル β−D−グ
ルコピラノシル(1→3)−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 ヘキサデシル β−D−グルコピラノシル
(1→3)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オク
タデシル β−D−グルコピラノシル(1→3)−β−
D−グルコピラノシド、硫酸化 エイコサニル β−D
−グルコピラノシル(1→3)−β−D−グルコピラノ
シド、硫酸化 ドコサニル β−D−グルコピラノシル
(1→3)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 2−
エチルヘキシル β−D−グルコピラノシル(1→3)
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 3−メチルペン
チル β−D−グルコピラノシル(1→3)−β−D−
グルコピラノシド、硫酸化 ヘキシル β−D−グルコ
ピラノシル−(1→3){−β−D−グルコピラノル
(1→3)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化
ヘプチル β−D−グルコピラノシル−(1→3){−
β−D−グルコピラノル(1→3)}n−β−D−グル
コピラノシド、硫酸化 オクチル β−D−グルコピラ
ノシル−(1→3){−β−D−グルコピラノル(1→
3)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ノニル
β−D−グルコピラノシル−(1→3){−β−D−
グルコピラノル(1→3)}n−β−D−グルコピラノ
シド、硫酸化 デシル β−D−グルコピラノシル−
(1→3){−β−D−グルコピラノル(1→3)}n
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ドデシル β−
D−グルコピラノシル−(1→3){−β−D−グルコ
ピラノル(1→3)}n−β−D−グルコピラノシド、
硫酸化 ヘキサデシル β−D−グルコピラノシル−
(1→3){−β−D−グルコピラノル(1→3)}n
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オクタデシル
β−D−グルコピラノシル−(1→3){−β−D−グ
ルコピラノル(1→3)}n−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 エイコサニルβ−D−グルコピラノシル−
(1→3){−β−D−グルコピラノル(1→3)}n
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ドコサニル β
−D−グルコピラノシル−(1→3){−β−D−グル
コピラノル(1→3)}n−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 2−エチルヘキシル β−D−グルコピラ
ノシル−(1→3){−β−D−グルコピラノル(1→
3)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 3−メ
チルペンチル β−D−グルコピラノシル−(1→3)
{−β−D−グルコピラノル(1→3)}n−β−D−
グルコピラノシド、尚、ここでnは1〜28の自然数を
表す。
【0020】硫酸化 ヘキシル β−D−ガラクトピラ
ノシル−(1→4)−β−D−ガラクトピラノシル(1
→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ヘプチル
β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−β−D−
ガラクトピラノシル(1→4)−β−D−グルコピラノ
シド、硫酸化 オクチル β−D−ガラクトピラノシル
−(1→4)−β−D−ガラクトピラノシル(1→4)
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ノニル β−D
−ガラクトピラノシル−(1→4)−β−D−ガラクト
ピラノシル(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫
酸化デシル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)
−β−D−ガラクトピラノシル(1→4)−β−D−グ
ルコピラノシド、硫酸化 ドデシル β−D−ガラクト
ピラノシル−(1→4)−β−D−ガラクトピラノシル
(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ヘキ
サデシル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−
β−D−ガラクトピラノシル(1→4)−β−D−グル
コピラノシド、硫酸化 オクタデシル β−D−ガラク
トピラノシル−(1→4)−β−D−ガラクトピラノシ
ル(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 エ
イコサニル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)
−β−D−ガラクトピラノシル(1→4)−β−D−グ
ルコピラノシド、硫酸化 ドコサニル β−D−ガラク
トピラノシル−(1→4)−β−D−ガラクトピラノシ
ル(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 2
−エチルヘキシル β−D−ガラクトピラノシル−(1
→4)−β−D−ガラクトピラノシル(1→4)−β−
D−グルコピラノシド、硫酸化 3−メチルペンチル
β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−β−D−ガ
ラクトピラノシル(1→4)−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 ヘキシル β−D−ガラクトピラノシル−
(1→4)−{β−D−ガラクトピラノシル(1→
4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ヘキシ
ルβ−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−{β−D
−ガラクトピラノシル(1→4)}n−β−D−グルコ
ピラノシド、硫酸化 ヘプチル β−D−ガラクトピラ
ノシル−(1→4)−{β−D−ガラクトピラノシル
(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化
オクチル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−
{β−D−ガラクトピラノシル(1→4)}n−β−D
−グルコピラノシド、硫酸化 ノニル β−D−ガラク
トピラノシル−(1→4)−{β−D−ガラクトピラノ
シル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸
化 デシル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)
−{β−D−ガラクトピラノシル(1→4)}n−β−
D−グルコピラノシド、硫酸化 ドデシル β−D−ガ
ラクトピラノシル−(1→4)−{β−D−ガラクトピ
ラノシル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、
硫酸化 ヘキサデシル β−D−ガラクトピラノシル−
(1→4)−{β−D−ガラクトピラノシル(1→
4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オクタ
デシル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−
{β−D−ガラクトピラノシル(1→4)}n−β−D
−グルコピラノシド、硫酸化エイコサニル β−D−ガ
ラクトピラノシル−(1→4)−{β−D−ガラクトピ
ラノシル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、
硫酸化 ドコサニル β−D−ガラクトピラノシル−
(1→4)−{β−D−ガラクトピラノシル(1→
4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 2−エ
チルヘキシル β−D−ガラクトピラノシル−(1→
4)−{β−D−ガラクトピラノシル(1→4)}n−
β−D−グルコピラノシド、硫酸化 3−メチルペンチ
ル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−{β−
D−ガラクトピラノシル(1→4)}n−β−D−グル
コピラノシド、尚、ここでnは1〜28の自然数を表
す。
ノシル−(1→4)−β−D−ガラクトピラノシル(1
→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ヘプチル
β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−β−D−
ガラクトピラノシル(1→4)−β−D−グルコピラノ
シド、硫酸化 オクチル β−D−ガラクトピラノシル
−(1→4)−β−D−ガラクトピラノシル(1→4)
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ノニル β−D
−ガラクトピラノシル−(1→4)−β−D−ガラクト
ピラノシル(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫
酸化デシル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)
−β−D−ガラクトピラノシル(1→4)−β−D−グ
ルコピラノシド、硫酸化 ドデシル β−D−ガラクト
ピラノシル−(1→4)−β−D−ガラクトピラノシル
(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ヘキ
サデシル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−
β−D−ガラクトピラノシル(1→4)−β−D−グル
コピラノシド、硫酸化 オクタデシル β−D−ガラク
トピラノシル−(1→4)−β−D−ガラクトピラノシ
ル(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 エ
イコサニル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)
−β−D−ガラクトピラノシル(1→4)−β−D−グ
ルコピラノシド、硫酸化 ドコサニル β−D−ガラク
トピラノシル−(1→4)−β−D−ガラクトピラノシ
ル(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 2
−エチルヘキシル β−D−ガラクトピラノシル−(1
→4)−β−D−ガラクトピラノシル(1→4)−β−
D−グルコピラノシド、硫酸化 3−メチルペンチル
β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−β−D−ガ
ラクトピラノシル(1→4)−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 ヘキシル β−D−ガラクトピラノシル−
(1→4)−{β−D−ガラクトピラノシル(1→
4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ヘキシ
ルβ−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−{β−D
−ガラクトピラノシル(1→4)}n−β−D−グルコ
ピラノシド、硫酸化 ヘプチル β−D−ガラクトピラ
ノシル−(1→4)−{β−D−ガラクトピラノシル
(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化
オクチル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−
{β−D−ガラクトピラノシル(1→4)}n−β−D
−グルコピラノシド、硫酸化 ノニル β−D−ガラク
トピラノシル−(1→4)−{β−D−ガラクトピラノ
シル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸
化 デシル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)
−{β−D−ガラクトピラノシル(1→4)}n−β−
D−グルコピラノシド、硫酸化 ドデシル β−D−ガ
ラクトピラノシル−(1→4)−{β−D−ガラクトピ
ラノシル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、
硫酸化 ヘキサデシル β−D−ガラクトピラノシル−
(1→4)−{β−D−ガラクトピラノシル(1→
4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オクタ
デシル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−
{β−D−ガラクトピラノシル(1→4)}n−β−D
−グルコピラノシド、硫酸化エイコサニル β−D−ガ
ラクトピラノシル−(1→4)−{β−D−ガラクトピ
ラノシル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、
硫酸化 ドコサニル β−D−ガラクトピラノシル−
(1→4)−{β−D−ガラクトピラノシル(1→
4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 2−エ
チルヘキシル β−D−ガラクトピラノシル−(1→
4)−{β−D−ガラクトピラノシル(1→4)}n−
β−D−グルコピラノシド、硫酸化 3−メチルペンチ
ル β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−{β−
D−ガラクトピラノシル(1→4)}n−β−D−グル
コピラノシド、尚、ここでnは1〜28の自然数を表
す。
【0021】硫酸化 ヘキシル α−D−グルコピラノ
シル−(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化
ヘプチル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−
β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オクチル α−D
−グルコピラノシル−(1→4)−β−D−グルコピラ
ノシド、硫酸化 ノニル α−D−グルコピラノシル−
(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 デシ
ル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−β−D−
グルコピラノシド、硫酸化 ドデシル α−D−グルコ
ピラノシル−(1→4)−β−D−グルコピラノシド、
硫酸化 ヘキサデシル α−D−グルコピラノシル−
(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オク
タデシル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−β
−D−グルコピラノシド、硫酸化 エイコサニル α−
D−グルコピラノシル−(1→4)−β−D−グルコピ
ラノシド、硫酸化 ドコサニル α−D−グルコピラノ
シル−(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化
2−エチルヘキシル α−D−グルコピラノシル−
(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 3−
メチルペンチル α−D−グルコピラノシル−(1→
4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オクタデシ
ル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−β−D−
グルコピラノシド、硫酸化 ヘキシル α−D−グルコ
ピラノシル−(1→4)−{α−D−グルコピラノル
(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化
ヘプチル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−
{α−D−グルコピラノル(1→4)}n−β−D−グ
ルコピラノシド、硫酸化 オクチル α−D−グルコピ
ラノシル−(1→4)−{α−D−グルコピラノル(1
→4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ノニ
ル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−{α−D
−グルコピラノル(1→4)}n−β−D−グルコピラ
ノシド、硫酸化 デシル α−D−グルコピラノシル−
(1→4)−{α−D−グルコピラノル(1→4)}n
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ドデシル α−
D−グルコピラノシル−(1→4)−{α−D−グルコ
ピラノル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、
硫酸化 ヘキサデシル α−D−グルコピラノシル−
(1→4)−{α−D−グルコピラノル(1→4)}n
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オクタデシル
α−D−グルコピラノシル−(1→4)−{α−D−グ
ルコピラノル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 エイコサニル α−D−グルコピラノシル
−(1→4)−{α−D−グルコピラノル(1→4)}
n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ドコサニル
α−D−グルコピラノシル−(1→4)−{α−D−グ
ルコピラノル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 2−エチルヘキシルα−D−グルコピラノ
シル−(1→4)−{α−D−グルコピラノル(1→
4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 3−メ
チルペンチル α−D−グルコピラノシル−(1→4)
−{α−D−グルコピラノル(1→4)}n−β−D−
グルコピラノシド、尚、ここでnは1〜28の自然数を
表す。
シル−(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化
ヘプチル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−
β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オクチル α−D
−グルコピラノシル−(1→4)−β−D−グルコピラ
ノシド、硫酸化 ノニル α−D−グルコピラノシル−
(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 デシ
ル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−β−D−
グルコピラノシド、硫酸化 ドデシル α−D−グルコ
ピラノシル−(1→4)−β−D−グルコピラノシド、
硫酸化 ヘキサデシル α−D−グルコピラノシル−
(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オク
タデシル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−β
−D−グルコピラノシド、硫酸化 エイコサニル α−
D−グルコピラノシル−(1→4)−β−D−グルコピ
ラノシド、硫酸化 ドコサニル α−D−グルコピラノ
シル−(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化
2−エチルヘキシル α−D−グルコピラノシル−
(1→4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 3−
メチルペンチル α−D−グルコピラノシル−(1→
4)−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オクタデシ
ル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−β−D−
グルコピラノシド、硫酸化 ヘキシル α−D−グルコ
ピラノシル−(1→4)−{α−D−グルコピラノル
(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化
ヘプチル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−
{α−D−グルコピラノル(1→4)}n−β−D−グ
ルコピラノシド、硫酸化 オクチル α−D−グルコピ
ラノシル−(1→4)−{α−D−グルコピラノル(1
→4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ノニ
ル α−D−グルコピラノシル−(1→4)−{α−D
−グルコピラノル(1→4)}n−β−D−グルコピラ
ノシド、硫酸化 デシル α−D−グルコピラノシル−
(1→4)−{α−D−グルコピラノル(1→4)}n
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ドデシル α−
D−グルコピラノシル−(1→4)−{α−D−グルコ
ピラノル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシド、
硫酸化 ヘキサデシル α−D−グルコピラノシル−
(1→4)−{α−D−グルコピラノル(1→4)}n
−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 オクタデシル
α−D−グルコピラノシル−(1→4)−{α−D−グ
ルコピラノル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 エイコサニル α−D−グルコピラノシル
−(1→4)−{α−D−グルコピラノル(1→4)}
n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 ドコサニル
α−D−グルコピラノシル−(1→4)−{α−D−グ
ルコピラノル(1→4)}n−β−D−グルコピラノシ
ド、硫酸化 2−エチルヘキシルα−D−グルコピラノ
シル−(1→4)−{α−D−グルコピラノル(1→
4)}n−β−D−グルコピラノシド、硫酸化 3−メ
チルペンチル α−D−グルコピラノシル−(1→4)
−{α−D−グルコピラノル(1→4)}n−β−D−
グルコピラノシド、尚、ここでnは1〜28の自然数を
表す。
【0022】次に、硫酸化アルキルオリゴ糖の製造方法
を更に詳しく説明する。以下に示す製造方法はオリゴ糖
を出発原料として4工程からなるものであるが、この方
法に限られるものではない。 (第1工程)オリゴ糖のアセチル化 常法によりオリゴ糖の水酸基をアセチル化する。オリゴ
糖をピリジンに溶解させ、無水酢酸を加え、室温下で1
0〜20時間攪拌させ反応を完了させる。あるいは、オ
リゴ糖を酢酸ソーダと無水酢酸によってアセチル化する
こともできる。その他、塩化アセチルを用いてアセチル
化する方法も使用できる。
を更に詳しく説明する。以下に示す製造方法はオリゴ糖
を出発原料として4工程からなるものであるが、この方
法に限られるものではない。 (第1工程)オリゴ糖のアセチル化 常法によりオリゴ糖の水酸基をアセチル化する。オリゴ
糖をピリジンに溶解させ、無水酢酸を加え、室温下で1
0〜20時間攪拌させ反応を完了させる。あるいは、オ
リゴ糖を酢酸ソーダと無水酢酸によってアセチル化する
こともできる。その他、塩化アセチルを用いてアセチル
化する方法も使用できる。
【0023】(第2工程)アルキル化(グリコシデーシ
ョン) 各種の方法があるが、最も簡便な方法は酸触媒存在下に
アルコールと反応させる方法である。例えば、第1工程
でオリゴ糖糖をアセチル化して得られたオリゴ糖パーア
セテートをトルエン、塩化メチレン、1,2−ジクロロ
エチレン等の溶媒中で、例えば塩化鉄、塩化亜鉛、塩化
錫、三フッ化ほう素エーテルなどの単独もしくは混合し
たルイス酸触媒の存在下、アルコールと反応させる。
尚、このときのオリゴ糖パーアセテートとルイス酸触媒
とアルコールの混合比は、オリゴ糖パーアセテートに対
し、ルイス酸触媒を0.1〜2.0モル当量、好ましく
は0.1〜1.0モル当量を加え、更にアルコールを
1.0〜5.0モル当量、好ましくは1.0〜3.0モ
ル当量を加える。これらのオリゴ糖パーアセテート、ル
イス酸触媒、アルコールの混合物の反応は、不活性ガス
中、室温から溶媒の沸点、好ましくは20〜80℃にて
行う。尚、反応時間は反応に用いるオリゴ糖、アルコー
ルによって異なるが、一般には2〜30時間、通常は3
〜15時間である。反応後の後処理は、反応液を氷水中
に注ぎ、抽出、洗浄、脱水操作を経て粗生成物を得る。
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製し、必要に応じ、更に再沈澱、再結晶させて、精製
物を製造する。このようなルイス酸による製造方法で
は、主としてβ型アノマー(β型配糖体)を得る事がで
きる。また製造方法及び触媒の選択、あるいは精製工程
の操作により、α、βのアノマー比を調整することがで
きる。
ョン) 各種の方法があるが、最も簡便な方法は酸触媒存在下に
アルコールと反応させる方法である。例えば、第1工程
でオリゴ糖糖をアセチル化して得られたオリゴ糖パーア
セテートをトルエン、塩化メチレン、1,2−ジクロロ
エチレン等の溶媒中で、例えば塩化鉄、塩化亜鉛、塩化
錫、三フッ化ほう素エーテルなどの単独もしくは混合し
たルイス酸触媒の存在下、アルコールと反応させる。
尚、このときのオリゴ糖パーアセテートとルイス酸触媒
とアルコールの混合比は、オリゴ糖パーアセテートに対
し、ルイス酸触媒を0.1〜2.0モル当量、好ましく
は0.1〜1.0モル当量を加え、更にアルコールを
1.0〜5.0モル当量、好ましくは1.0〜3.0モ
ル当量を加える。これらのオリゴ糖パーアセテート、ル
イス酸触媒、アルコールの混合物の反応は、不活性ガス
中、室温から溶媒の沸点、好ましくは20〜80℃にて
行う。尚、反応時間は反応に用いるオリゴ糖、アルコー
ルによって異なるが、一般には2〜30時間、通常は3
〜15時間である。反応後の後処理は、反応液を氷水中
に注ぎ、抽出、洗浄、脱水操作を経て粗生成物を得る。
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製し、必要に応じ、更に再沈澱、再結晶させて、精製
物を製造する。このようなルイス酸による製造方法で
は、主としてβ型アノマー(β型配糖体)を得る事がで
きる。また製造方法及び触媒の選択、あるいは精製工程
の操作により、α、βのアノマー比を調整することがで
きる。
【0024】(第3工程)脱アセチル化 第2工程で製造したアルキル化オリゴ糖を、メタノール
等のアルコールに溶解させ、これにナトリウムメトキシ
ド/メタノール溶液を加え、一般に1〜50時間、通常
1〜24時間、室温で攪拌し、脱アセチル化反応を行
う。ここで注意を要することは、アルキル基の長さによ
っても異なるが、本法において用いるオリゴ糖の糖鎖の
長さが、概ね6〜7糖を越えると反応液中に沈澱を生じ
る事がある。この沈澱は、多くは脱アセチル化したアル
キル化オリゴ糖であるが、この沈澱の中には、時には完
全に脱アセチル化されずにアセチル基が1〜数個糖鎖に
残存した化合物が混入されている事がある。したがっ
て、アルキル化オリゴ糖を完全に脱アセチル化させるに
は、ナトリウムメトキシド/メタノール溶液のナトリウ
ムメトキシドの量をアセチル基の量に対し0.1〜1.
0当量として、十分に反応させる事が望ましい。反応後
は水素イオンタイプの陽イオン交換樹脂を用い、ナトリ
ウムイオンを水素イオンに置き換え、目的のアルキル化
オリゴ糖を得る。更に、必要に応じ再結晶、再沈澱等で
精製する事もできる。またここで、ナトリウムメトキシ
ドの代わりにアンモニアガスをメタノールに飽和させた
溶液を用いる事もできる。
等のアルコールに溶解させ、これにナトリウムメトキシ
ド/メタノール溶液を加え、一般に1〜50時間、通常
1〜24時間、室温で攪拌し、脱アセチル化反応を行
う。ここで注意を要することは、アルキル基の長さによ
っても異なるが、本法において用いるオリゴ糖の糖鎖の
長さが、概ね6〜7糖を越えると反応液中に沈澱を生じ
る事がある。この沈澱は、多くは脱アセチル化したアル
キル化オリゴ糖であるが、この沈澱の中には、時には完
全に脱アセチル化されずにアセチル基が1〜数個糖鎖に
残存した化合物が混入されている事がある。したがっ
て、アルキル化オリゴ糖を完全に脱アセチル化させるに
は、ナトリウムメトキシド/メタノール溶液のナトリウ
ムメトキシドの量をアセチル基の量に対し0.1〜1.
0当量として、十分に反応させる事が望ましい。反応後
は水素イオンタイプの陽イオン交換樹脂を用い、ナトリ
ウムイオンを水素イオンに置き換え、目的のアルキル化
オリゴ糖を得る。更に、必要に応じ再結晶、再沈澱等で
精製する事もできる。またここで、ナトリウムメトキシ
ドの代わりにアンモニアガスをメタノールに飽和させた
溶液を用いる事もできる。
【0025】(第4工程)硫酸化 硫酸化法は種々の方法が知られており、いずれの方法を
用いてもよいが、ここでは三酸化硫黄ピリジン錯体法に
ついて説明する。アルキル化オリゴ糖をピリジンに溶解
し、ここに三酸化硫黄ピリジン錯体を糖水酸基に対し必
要当量加える。完全に硫酸化させる場合は糖水酸基に対
し、1.2〜3当量の三酸化硫黄ピリジン錯体を用いる
のが好ましい。反応は、不活性ガス中で、室温〜100
℃、好ましくは50〜85℃にて、0.5〜5時間、好
ましくは0.5〜2時間行い、生じた沈澱をピリジンか
ら分離する。分離した沈澱を更にピリジンで洗浄後、沈
澱を室温にて適量のイオン交換水に溶解させ、さらに水
酸化バリウム水溶液を加えてこの溶液のpHを7〜8に
調整する。このとき生じた沈澱を遠心分離して除去す
る。沈澱物除去後の溶液をナトリウムイオン型イオン交
換樹脂(アンバーライトIR−120B)カラムに通
し、カラム溶出液を濃縮、乾固後、イオン交換水に溶解
させる。これにアセトンなどの有機溶媒を添加して、生
じた沈澱を分離した後、濃縮乾燥させて目的とする硫酸
化アルキルオリゴ糖を得る。また、水酸化バリウムを加
える代わりに、苛性ソーダ水溶液を加えてpH9〜10
とした後、減圧下に40℃以下で濃縮乾固した後、再度
水溶液とし、限外ろ過、半透膜法、マイクロアシライザ
ー(旭化成(株)製電気式イオン交換膜)、イオン交換
樹脂カラム等を用い、余剰の無機塩を分離する事もでき
る。ここで得られた水溶液にメタノール、アセトン等を
加えて、目的の硫酸化アルキルオリゴ糖ナトリウム塩を
沈澱させ、取得する。ピペリジン硫酸の場合でもほぼ同
様の処理にて目的物を得る事ができる。
用いてもよいが、ここでは三酸化硫黄ピリジン錯体法に
ついて説明する。アルキル化オリゴ糖をピリジンに溶解
し、ここに三酸化硫黄ピリジン錯体を糖水酸基に対し必
要当量加える。完全に硫酸化させる場合は糖水酸基に対
し、1.2〜3当量の三酸化硫黄ピリジン錯体を用いる
のが好ましい。反応は、不活性ガス中で、室温〜100
℃、好ましくは50〜85℃にて、0.5〜5時間、好
ましくは0.5〜2時間行い、生じた沈澱をピリジンか
ら分離する。分離した沈澱を更にピリジンで洗浄後、沈
澱を室温にて適量のイオン交換水に溶解させ、さらに水
酸化バリウム水溶液を加えてこの溶液のpHを7〜8に
調整する。このとき生じた沈澱を遠心分離して除去す
る。沈澱物除去後の溶液をナトリウムイオン型イオン交
換樹脂(アンバーライトIR−120B)カラムに通
し、カラム溶出液を濃縮、乾固後、イオン交換水に溶解
させる。これにアセトンなどの有機溶媒を添加して、生
じた沈澱を分離した後、濃縮乾燥させて目的とする硫酸
化アルキルオリゴ糖を得る。また、水酸化バリウムを加
える代わりに、苛性ソーダ水溶液を加えてpH9〜10
とした後、減圧下に40℃以下で濃縮乾固した後、再度
水溶液とし、限外ろ過、半透膜法、マイクロアシライザ
ー(旭化成(株)製電気式イオン交換膜)、イオン交換
樹脂カラム等を用い、余剰の無機塩を分離する事もでき
る。ここで得られた水溶液にメタノール、アセトン等を
加えて、目的の硫酸化アルキルオリゴ糖ナトリウム塩を
沈澱させ、取得する。ピペリジン硫酸の場合でもほぼ同
様の処理にて目的物を得る事ができる。
【0026】本発明の抗ウイルス剤は、同一の単糖また
は異なる単糖を構成成分として、グリコシド結合してな
るオリゴ糖の末端糖の1位の水酸基の水素が直鎖状また
は分岐状のアルキル基により置換され、かつ糖部分の残
りの水酸基の14.3%以上が硫酸化された硫酸化アル
キルオリゴ糖またはその生理学的に許容される塩を有効
成分とする抗ウイルス剤であり、詳しくはオリゴ糖の構
成単糖がグルコース、ガラクトース、マンノース、タロ
ース、イドース、アルトロース、アロース、グロース、
キシロース、アラビノース、ラムノース、フコース、フ
ラクトースより選ばれる単糖の2以上30以下からなる
オリゴ糖から成り、かつアルキル基が炭素数22以下の
直鎖状もしくは分岐状のアルキル基である硫酸化アルキ
ルオリゴ糖またはその生理学的に許容される塩を有効成
分とする抗ウイルス剤である。
は異なる単糖を構成成分として、グリコシド結合してな
るオリゴ糖の末端糖の1位の水酸基の水素が直鎖状また
は分岐状のアルキル基により置換され、かつ糖部分の残
りの水酸基の14.3%以上が硫酸化された硫酸化アル
キルオリゴ糖またはその生理学的に許容される塩を有効
成分とする抗ウイルス剤であり、詳しくはオリゴ糖の構
成単糖がグルコース、ガラクトース、マンノース、タロ
ース、イドース、アルトロース、アロース、グロース、
キシロース、アラビノース、ラムノース、フコース、フ
ラクトースより選ばれる単糖の2以上30以下からなる
オリゴ糖から成り、かつアルキル基が炭素数22以下の
直鎖状もしくは分岐状のアルキル基である硫酸化アルキ
ルオリゴ糖またはその生理学的に許容される塩を有効成
分とする抗ウイルス剤である。
【0027】本発明による抗ウイルス剤は、極めて広い
抗ウイルス活性を有し、遺伝情報としてDNAを有する
DNAウイルス、例えば、アデノウイルス(Adeno
virus)、ヘルペスウイルス(Herpesvir
us)、ポックスウイルス(Poxvirus)に有効
であり、また、遺伝情報としてRNAを有するRNAウ
イルスであるピコルナウイルス(Picornavir
us)、トーガウイルス(Togavirus)、オル
ソミキソウイルス(Orthomyxovirus)、
パラミキソウイルス(Paramyxovirus)、
レトロウイルス(Retrovirus)、コロナウイ
ルス(Coronavirus)にも有効である。また
本発明による抗ウイルス剤は、エンベロープを有するウ
イルス、例えば、ヘルペスウイルス(Herpesvi
rus)、ポックスウイルス(Poxvirus)、ト
ーガウイルス(Togavirus)、オルソミキソウ
イルス(Orthomyxovirus)、パラミキソ
ウイルス(Paramyxovirus)、レトロウイ
ルス(Retrovirus)、コロナウイルス(Co
ronavirus)に有効であり、かつエンベロープ
を有しないウイルスであるアデノウイルス(Adeno
virus)、ピコルナウイルス(Picornavi
rus)にも有効である。さらに、これらウイルスの複
合感染症にも有効である。
抗ウイルス活性を有し、遺伝情報としてDNAを有する
DNAウイルス、例えば、アデノウイルス(Adeno
virus)、ヘルペスウイルス(Herpesvir
us)、ポックスウイルス(Poxvirus)に有効
であり、また、遺伝情報としてRNAを有するRNAウ
イルスであるピコルナウイルス(Picornavir
us)、トーガウイルス(Togavirus)、オル
ソミキソウイルス(Orthomyxovirus)、
パラミキソウイルス(Paramyxovirus)、
レトロウイルス(Retrovirus)、コロナウイ
ルス(Coronavirus)にも有効である。また
本発明による抗ウイルス剤は、エンベロープを有するウ
イルス、例えば、ヘルペスウイルス(Herpesvi
rus)、ポックスウイルス(Poxvirus)、ト
ーガウイルス(Togavirus)、オルソミキソウ
イルス(Orthomyxovirus)、パラミキソ
ウイルス(Paramyxovirus)、レトロウイ
ルス(Retrovirus)、コロナウイルス(Co
ronavirus)に有効であり、かつエンベロープ
を有しないウイルスであるアデノウイルス(Adeno
virus)、ピコルナウイルス(Picornavi
rus)にも有効である。さらに、これらウイルスの複
合感染症にも有効である。
【0028】更に詳しくは、本発明による抗ウイルス剤
は例えば以下に挙げる疾患の予防・治療に有用である。
エンベロープを有しないDNAウイルスであるアデノウ
イルス(Adenovirus)により発症する咽頭
炎、感冒症、結膜炎、下痢症。エンベロープを有するD
NAウイルスであるヘルペスウイルス(Herpesv
irus)により発症する角膜炎、水痘、帯状,口唇,
性器ヘルペス。エンベロープを有しないRNAウイルス
であるピコルナウイルス(Picornavirus)
のポリオウイルス(Poliovirus)により発症
する小児麻痺や、コキサッキウイルス(Coxsack
ievirus)により発症する手足口病、心筋炎、心
膜炎、発疹、上気道炎や、ライノウイルス(Rhino
virus)により発症する風邪。エンベロープを有す
るDNAウイルスであるポックスウイルス(Poxvi
rus)により発症する痘蒼。エンベロープを有するR
NAウイルスであるトーガウイルス(Togaviru
s)により発症する日本脳炎や風疹。エンベロープを有
するRNAウイルスであるオルソミキソウイルス(Or
thomyxovirus)により発症するインフルエ
ンザ。エンベロープを有するRNAウイルスであるパラ
ミキソウイルス(Paramyxovirus)により
発症する気管支炎、麻疹、肺炎。エンベロープを有する
RNAウイルスであるレトロウイルス(Retrovi
rus)のHIVにより発症するエイズ。エンベロープ
を有するRNAウイルスであるコロナウイルス(Cor
onavirus)により発症する風邪。このように、
本発明による硫酸化アルキルオリゴ糖はエイズウイルス
(HIV)をはじめとして広範囲なウイルスに対して抗
ウイルス活性を有する。これに対して、従来から抗エイ
ズ活性があることが知られている硫酸多糖では、エイズ
ウイルス(HIV)以外のこれら広範囲なウイルス、特
に、エンベロープを有していないウイルスに対して、抗
ウイルス活性は認められていない。
は例えば以下に挙げる疾患の予防・治療に有用である。
エンベロープを有しないDNAウイルスであるアデノウ
イルス(Adenovirus)により発症する咽頭
炎、感冒症、結膜炎、下痢症。エンベロープを有するD
NAウイルスであるヘルペスウイルス(Herpesv
irus)により発症する角膜炎、水痘、帯状,口唇,
性器ヘルペス。エンベロープを有しないRNAウイルス
であるピコルナウイルス(Picornavirus)
のポリオウイルス(Poliovirus)により発症
する小児麻痺や、コキサッキウイルス(Coxsack
ievirus)により発症する手足口病、心筋炎、心
膜炎、発疹、上気道炎や、ライノウイルス(Rhino
virus)により発症する風邪。エンベロープを有す
るDNAウイルスであるポックスウイルス(Poxvi
rus)により発症する痘蒼。エンベロープを有するR
NAウイルスであるトーガウイルス(Togaviru
s)により発症する日本脳炎や風疹。エンベロープを有
するRNAウイルスであるオルソミキソウイルス(Or
thomyxovirus)により発症するインフルエ
ンザ。エンベロープを有するRNAウイルスであるパラ
ミキソウイルス(Paramyxovirus)により
発症する気管支炎、麻疹、肺炎。エンベロープを有する
RNAウイルスであるレトロウイルス(Retrovi
rus)のHIVにより発症するエイズ。エンベロープ
を有するRNAウイルスであるコロナウイルス(Cor
onavirus)により発症する風邪。このように、
本発明による硫酸化アルキルオリゴ糖はエイズウイルス
(HIV)をはじめとして広範囲なウイルスに対して抗
ウイルス活性を有する。これに対して、従来から抗エイ
ズ活性があることが知られている硫酸多糖では、エイズ
ウイルス(HIV)以外のこれら広範囲なウイルス、特
に、エンベロープを有していないウイルスに対して、抗
ウイルス活性は認められていない。
【0029】本発明の硫酸化アルキルオリゴ糖の抗ウイ
ルス剤としての詳細な作用機序は未だに明らかにされて
いないが、硫酸多糖と同様にウイルスの標的細胞への吸
着阻害作用を有する事は明らかである。そして従来の硫
酸多糖とは異なる抗ウイルス作用を有する理由として
は、多糖類に比べ分子が小さいことから、抗ウイルス剤
が活性部位により容易に近づけるようになった事や親水
性基としての硫酸基及び糖の水酸基に加え、親油性基と
してのアルキル基を導入したことにより、生体表面への
親和性が増加した事等が推定される。
ルス剤としての詳細な作用機序は未だに明らかにされて
いないが、硫酸多糖と同様にウイルスの標的細胞への吸
着阻害作用を有する事は明らかである。そして従来の硫
酸多糖とは異なる抗ウイルス作用を有する理由として
は、多糖類に比べ分子が小さいことから、抗ウイルス剤
が活性部位により容易に近づけるようになった事や親水
性基としての硫酸基及び糖の水酸基に加え、親油性基と
してのアルキル基を導入したことにより、生体表面への
親和性が増加した事等が推定される。
【0030】本発明による抗ウイルス剤は、上述したよ
うに広範囲なウイルスに対して抗ウイルス活性を有して
おり、これらのウイルスを病原ウイルスとして生じる上
記の疾患またはそれらの複合感染症の治療に有用であ
る。更に詳しくは、本発明による抗ウイルス剤は、特に
エイズウイルスに対して優れた抗ウイルス活性を有す
る。 しかしながらエイズ患者や癌患者等の免疫機能の
低下した患者には、正常時には稀にしか感染しない細菌
やウイルスによる日和見感染と呼ばれる感染症及び複合
感染症が多く発生し、患者は最終的にはエイズウイルス
ではなく、これら日和見感染菌により生じる疾患の為に
死亡する。この為、それら多くの感染症の治療の為に、
抗エイズ剤以外に、多数の複数の副作用の強い薬剤の投
与が必要とされ、それらの副作用により患者は更に障害
を受ける事になる。更に、従来の薬剤に対しての耐性菌
の問題がある。例えばヘルペスウイルスは、エイズ患者
に多数併発して発生するため、抗ヘルペス剤として著名
なアシクロビルが用いられているが、早くもアシクロビ
ルに対する耐性ヘルペス株が出現して来ており、異なる
作用機序での抗ヘルペス剤の出現が望まれている。本発
明による抗ウイルス剤は、優れた抗エイズ活性を有する
のみならず、他のウイルスに対しても、既存の抗ウイル
ス剤、例えばアシクロビル等とは異なった作用機序で幅
広い抗ウイルス活性を有しており、免疫機能の低下した
患者、特にエイズ患者の予防治療に最適である。
うに広範囲なウイルスに対して抗ウイルス活性を有して
おり、これらのウイルスを病原ウイルスとして生じる上
記の疾患またはそれらの複合感染症の治療に有用であ
る。更に詳しくは、本発明による抗ウイルス剤は、特に
エイズウイルスに対して優れた抗ウイルス活性を有す
る。 しかしながらエイズ患者や癌患者等の免疫機能の
低下した患者には、正常時には稀にしか感染しない細菌
やウイルスによる日和見感染と呼ばれる感染症及び複合
感染症が多く発生し、患者は最終的にはエイズウイルス
ではなく、これら日和見感染菌により生じる疾患の為に
死亡する。この為、それら多くの感染症の治療の為に、
抗エイズ剤以外に、多数の複数の副作用の強い薬剤の投
与が必要とされ、それらの副作用により患者は更に障害
を受ける事になる。更に、従来の薬剤に対しての耐性菌
の問題がある。例えばヘルペスウイルスは、エイズ患者
に多数併発して発生するため、抗ヘルペス剤として著名
なアシクロビルが用いられているが、早くもアシクロビ
ルに対する耐性ヘルペス株が出現して来ており、異なる
作用機序での抗ヘルペス剤の出現が望まれている。本発
明による抗ウイルス剤は、優れた抗エイズ活性を有する
のみならず、他のウイルスに対しても、既存の抗ウイル
ス剤、例えばアシクロビル等とは異なった作用機序で幅
広い抗ウイルス活性を有しており、免疫機能の低下した
患者、特にエイズ患者の予防治療に最適である。
【0031】例えば、乳糖骨格を有するガラクトース系
3糖の硫酸化アルキルオリゴ糖においては、エイズウイ
ルスに対して、EC50値(50%有効濃度)10μg/
ml以下という極めて高い活性を示した。また、ここで
糖鎖を4〜5個とした場合には一段と活性の向上がみら
れ、EC50値0.2〜0.3μg/mlと大きな活性の
飛躍がみられた。このような事は従来の硫酸化多糖では
見いだす事ができなかった極めて重要な知見である。同
様な事はβ(1→3)糖についても見られ、β(1→
3)オリゴグルコース5糖であるラミナリペンタオース
を用いた硫酸化アルキルオリゴ糖ではEC50値0.68
μg/mlと極めて高活性であり、糖の数5〜18であ
るβ(1→3)オリゴグルコースを用いた硫酸化アルキ
ルオリゴ糖ではEC50値0.074μg/mlと更に高
活性であった。また、いずれにおいても細胞毒性値は、
概ね1000μg/ml以上と低毒性であり、本発明の
硫酸化アルキルオリゴ糖が高活性、低毒性であることが
明かとなった。本発明の硫酸化アルキルオリゴ糖の抗エ
イズ活性に関しては、後述の比較実験例1に示すよう
に、硫酸化オリゴ糖をアルキル化したことにより、抗エ
イズ活性は概ね100倍程度増加する。
3糖の硫酸化アルキルオリゴ糖においては、エイズウイ
ルスに対して、EC50値(50%有効濃度)10μg/
ml以下という極めて高い活性を示した。また、ここで
糖鎖を4〜5個とした場合には一段と活性の向上がみら
れ、EC50値0.2〜0.3μg/mlと大きな活性の
飛躍がみられた。このような事は従来の硫酸化多糖では
見いだす事ができなかった極めて重要な知見である。同
様な事はβ(1→3)糖についても見られ、β(1→
3)オリゴグルコース5糖であるラミナリペンタオース
を用いた硫酸化アルキルオリゴ糖ではEC50値0.68
μg/mlと極めて高活性であり、糖の数5〜18であ
るβ(1→3)オリゴグルコースを用いた硫酸化アルキ
ルオリゴ糖ではEC50値0.074μg/mlと更に高
活性であった。また、いずれにおいても細胞毒性値は、
概ね1000μg/ml以上と低毒性であり、本発明の
硫酸化アルキルオリゴ糖が高活性、低毒性であることが
明かとなった。本発明の硫酸化アルキルオリゴ糖の抗エ
イズ活性に関しては、後述の比較実験例1に示すよう
に、硫酸化オリゴ糖をアルキル化したことにより、抗エ
イズ活性は概ね100倍程度増加する。
【0032】また、本発明の抗ウイルス剤のマウスにお
ける経口単回投与による急性毒性試験の結果では、後述
する実施例記載の化合物は、いずれも1.0g/kgの
投与で全例とも生存していた。したがって、本発明によ
る化合物の経口投与によるLD50(50%致死量)は、
いずれも1g/kg以上である。また、本発明の代表的
化合物のGTS−3のマウス静脈内投与のLD50は1.
2g/kgでありLMS−1のマウス静脈内投与のLD
50は700mg/kgであった。この結果、本発明によ
る抗ウイルス剤は、極めて低毒性な化合物である事が判
明した。
ける経口単回投与による急性毒性試験の結果では、後述
する実施例記載の化合物は、いずれも1.0g/kgの
投与で全例とも生存していた。したがって、本発明によ
る化合物の経口投与によるLD50(50%致死量)は、
いずれも1g/kg以上である。また、本発明の代表的
化合物のGTS−3のマウス静脈内投与のLD50は1.
2g/kgでありLMS−1のマウス静脈内投与のLD
50は700mg/kgであった。この結果、本発明によ
る抗ウイルス剤は、極めて低毒性な化合物である事が判
明した。
【0033】本発明による抗ウイルス剤は、通常の製
剤、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、丸剤、液剤、注
射剤、シロップ剤などに製剤化して経口及び非経口的に
投与することができる。このための手段として、医薬品
を製造するために用いる慣用の賦形剤および添加剤を用
いることができる。慣用の賦形剤としては、例えば水、
生理食塩水、アルコール、ポリエチレングリコール、グ
リセロールエステル、ゼラチン、炭水化物ステアリン酸
マグネシウム、タルク等があげられる。また、慣用の添
加剤として、防腐剤、減菌剤、潤滑剤、コーテイング
剤、湿潤剤、乳化剤、着色剤、マスキングフレーバー、
および芳香剤等があげられる。本発明による抗ウイルス
剤の投与量は、その薬剤の投与形態、投与回数、患者の
状態、患者の体重、病気の軽重により変化するが、投与
量は体重1Kg当たり0.1mgから200mg、好ま
しくは0.5mgから100mgを、一日に数回に分け
て投与する事が好ましい。投与回数も薬剤の形態、投与
回数、患者の状態、体重、病気の軽重により定められる
が、一日当たり1〜3回の投与が好ましい。場合におい
ては、連続静脈内滴注により投与する事もできる。
剤、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、丸剤、液剤、注
射剤、シロップ剤などに製剤化して経口及び非経口的に
投与することができる。このための手段として、医薬品
を製造するために用いる慣用の賦形剤および添加剤を用
いることができる。慣用の賦形剤としては、例えば水、
生理食塩水、アルコール、ポリエチレングリコール、グ
リセロールエステル、ゼラチン、炭水化物ステアリン酸
マグネシウム、タルク等があげられる。また、慣用の添
加剤として、防腐剤、減菌剤、潤滑剤、コーテイング
剤、湿潤剤、乳化剤、着色剤、マスキングフレーバー、
および芳香剤等があげられる。本発明による抗ウイルス
剤の投与量は、その薬剤の投与形態、投与回数、患者の
状態、患者の体重、病気の軽重により変化するが、投与
量は体重1Kg当たり0.1mgから200mg、好ま
しくは0.5mgから100mgを、一日に数回に分け
て投与する事が好ましい。投与回数も薬剤の形態、投与
回数、患者の状態、体重、病気の軽重により定められる
が、一日当たり1〜3回の投与が好ましい。場合におい
ては、連続静脈内滴注により投与する事もできる。
【0034】(実施例)以下実施例により本発明を具体
的に説明するが、もとより本発明はこれに限定されるも
のではない。 (参考合成例1)ドデシル β−D−マルトペンタオシ
ドの合成 0.55gの酢酸ソーダと10mlの無水酢酸を100
mlのフラスコにて加熱し、1.003gのD−マルト
ペンタオースを少量ずつ加え、2時間加熱還流した。反
応液を100gの氷に注ぎ、反応生成物を酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層を芒硝で脱水後濃縮し、1.9
4gのシロップ状物を得た。酢酸エチル/ヘキサンより
結晶化して、パーアセチルマルトペンタオースを82%
の収率で得た。核磁気共鳴スペクトルの結果α/β比は
19/81であった。次に、50mlの3口フラスコ内
で、上記のパーアセチルマルトペンタオース500mg
と60mgのn−ドデカノールを塩化メチレン20ml
に溶解させ、ここに四塩化錫1mmolを加え、窒素気
流下室温で40時間反応させた。反応液を重曹水にあ
け、セライトコートしたロートでろ過後、塩化メチレン
で抽出し、芒硝で脱水後濃縮した。さらにカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル)で
精製し、シリカゲル薄層クロマトグラフィーによる分析
(酢酸エチル/ヘキサン=3/1(体積比))でRf値
0.72の留分を集め濃縮した。収量0.265g、収
率49%、融点86〜90℃であった。
的に説明するが、もとより本発明はこれに限定されるも
のではない。 (参考合成例1)ドデシル β−D−マルトペンタオシ
ドの合成 0.55gの酢酸ソーダと10mlの無水酢酸を100
mlのフラスコにて加熱し、1.003gのD−マルト
ペンタオースを少量ずつ加え、2時間加熱還流した。反
応液を100gの氷に注ぎ、反応生成物を酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層を芒硝で脱水後濃縮し、1.9
4gのシロップ状物を得た。酢酸エチル/ヘキサンより
結晶化して、パーアセチルマルトペンタオースを82%
の収率で得た。核磁気共鳴スペクトルの結果α/β比は
19/81であった。次に、50mlの3口フラスコ内
で、上記のパーアセチルマルトペンタオース500mg
と60mgのn−ドデカノールを塩化メチレン20ml
に溶解させ、ここに四塩化錫1mmolを加え、窒素気
流下室温で40時間反応させた。反応液を重曹水にあ
け、セライトコートしたロートでろ過後、塩化メチレン
で抽出し、芒硝で脱水後濃縮した。さらにカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル)で
精製し、シリカゲル薄層クロマトグラフィーによる分析
(酢酸エチル/ヘキサン=3/1(体積比))でRf値
0.72の留分を集め濃縮した。収量0.265g、収
率49%、融点86〜90℃であった。
【0035】この化合物は以下に示す核磁気共鳴スペク
トルよりドデシル パーアセチル−β−D−マルトペン
タオシドであると確認された。 核磁気共鳴スペクトル(プロトン) アルコールと結合している糖の環プロトン1、2位のケ
ミカルシフト値と結合定数 1位 4.51ppm、J1,2=8.0Hz 2位 4.80ppm、J2,3=9.6Hz 比旋光度 [α]D=+106.3°(c=1.0/クロ
ロホルム)(25℃) 次に、ここで得られたアルコール配糖体パーアセテート
の238mgをメタノール10mlに溶解し、4.3m
lの0.1Nナトリウムメトキシドメタノール溶液を室
温で添加し、2.5時間撹拌した後、イオン交換樹脂に
よってナトリウムイオンを除去した。イオン交換樹脂を
濾別後メタノールを濃縮乾固し、138mgの目的物を
得た。 比旋光度 [α]D=+108.0°(c=1.0/メタ
ノール)(25℃) 融点197.4〜212.7℃
トルよりドデシル パーアセチル−β−D−マルトペン
タオシドであると確認された。 核磁気共鳴スペクトル(プロトン) アルコールと結合している糖の環プロトン1、2位のケ
ミカルシフト値と結合定数 1位 4.51ppm、J1,2=8.0Hz 2位 4.80ppm、J2,3=9.6Hz 比旋光度 [α]D=+106.3°(c=1.0/クロ
ロホルム)(25℃) 次に、ここで得られたアルコール配糖体パーアセテート
の238mgをメタノール10mlに溶解し、4.3m
lの0.1Nナトリウムメトキシドメタノール溶液を室
温で添加し、2.5時間撹拌した後、イオン交換樹脂に
よってナトリウムイオンを除去した。イオン交換樹脂を
濾別後メタノールを濃縮乾固し、138mgの目的物を
得た。 比旋光度 [α]D=+108.0°(c=1.0/メタ
ノール)(25℃) 融点197.4〜212.7℃
【0036】(化合物実施例1) ドデシル β−D−マ
ルトペンタオシドの硫酸化(サンプルMPS−1) 参考合成例1と同様な方法で得られたドデシル β−D
−マルトペンタオシドの79mgを10mlの脱水した
ジメチルスルホキシドに溶解させ、ここに639mgの
ピペリジン硫酸を加え、80℃にて1.5時間撹拌し
た。その後、室温まで冷却後、脱イオン水3.3mlを
加え30分撹拌した。これを水酸化バリウムによってp
Hを7〜8とし、遠心分離によって固形物を分離し、ナ
トリウムイオン型のイオン交換樹脂カラムを通してナト
リウム塩とし、留出液を11gに濃縮した。これを35
0mlのアセトンに注ぎ、生じた沈澱を遠心分離によっ
て集めアセトンで3回洗浄後、水より凍結乾燥し、目的
物163mgを得た。分析の結果、硫酸化度は1.8
(硫酸化率 56.3%)であった。 比旋光度 [α]D=+34.1゜(C=1.0/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.5〜5.4 糖骨格水素原子、酸素末端メチレン、
DOH
ルトペンタオシドの硫酸化(サンプルMPS−1) 参考合成例1と同様な方法で得られたドデシル β−D
−マルトペンタオシドの79mgを10mlの脱水した
ジメチルスルホキシドに溶解させ、ここに639mgの
ピペリジン硫酸を加え、80℃にて1.5時間撹拌し
た。その後、室温まで冷却後、脱イオン水3.3mlを
加え30分撹拌した。これを水酸化バリウムによってp
Hを7〜8とし、遠心分離によって固形物を分離し、ナ
トリウムイオン型のイオン交換樹脂カラムを通してナト
リウム塩とし、留出液を11gに濃縮した。これを35
0mlのアセトンに注ぎ、生じた沈澱を遠心分離によっ
て集めアセトンで3回洗浄後、水より凍結乾燥し、目的
物163mgを得た。分析の結果、硫酸化度は1.8
(硫酸化率 56.3%)であった。 比旋光度 [α]D=+34.1゜(C=1.0/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.5〜5.4 糖骨格水素原子、酸素末端メチレン、
DOH
【0037】(化合物実施例2) ドデシル β−D−マ
ルトペンタオシドの硫酸化(サンプルMPS−2) 化合物合成実施例1と同様な方法で得られたドデシル
β−D−マルトペンタオシドの100mgを5mlの脱
水ジメチルスルホキシドに溶解させ、ここに265mg
のピペリジン硫酸を加え、80℃にて1.5時間撹拌し
た。その後、室温まで冷却後、脱イオン水4.0mlを
加え30分撹拌した。これを水酸化バリウムによってp
Hを7〜8とし、遠心分離によって固形物を分離し、ナ
トリウムイオン型のイオン交換樹脂カラムを通してナト
リウム塩とし、留出液を約7gに濃縮した。これを35
0mlのアセトンに注ぎ、生じた沈澱を遠心分離によっ
て集め、アセトンで3回洗浄後、水より凍結乾燥し目的
物153mgを得た。分析の結果、硫酸化度は2.1
(硫酸化率 65.6%)であった。
ルトペンタオシドの硫酸化(サンプルMPS−2) 化合物合成実施例1と同様な方法で得られたドデシル
β−D−マルトペンタオシドの100mgを5mlの脱
水ジメチルスルホキシドに溶解させ、ここに265mg
のピペリジン硫酸を加え、80℃にて1.5時間撹拌し
た。その後、室温まで冷却後、脱イオン水4.0mlを
加え30分撹拌した。これを水酸化バリウムによってp
Hを7〜8とし、遠心分離によって固形物を分離し、ナ
トリウムイオン型のイオン交換樹脂カラムを通してナト
リウム塩とし、留出液を約7gに濃縮した。これを35
0mlのアセトンに注ぎ、生じた沈澱を遠心分離によっ
て集め、アセトンで3回洗浄後、水より凍結乾燥し目的
物153mgを得た。分析の結果、硫酸化度は2.1
(硫酸化率 65.6%)であった。
【0038】(参考合成例2) ドデシル α−D−マ
ルトペンタオシドの合成 参考合成例1におけるドデシル パーアセチル−β−D
−マルトペンタオシドのシリカゲルカラムにおいて、薄
層クロマトグラフィーのRf値が0.54の成分を集め
濃縮した。収量89mg、収率17%であった。 融点82.1〜93.5℃ 核磁気共鳴スペクトル アルコールと結合している糖の環プロトン1位のケミカ
ルシフト値と結合定数 1位 4.83ppm、J1,2=4.0Hz 比旋光度 [α]D=+123.2°(c=1.0/クロ
ロホルム)(25℃) 次に、4.5gのD-マルトペンタオースから参考合成例
1と同様の方法で、ドデシル D−マルトペンタオシド
を合成し、更にカラムクロマトグラフィーによる分離精
製により、α体400mgを得た。その194mgをメ
タノール30mlに溶解し、3.6mlの0.1Nナト
リウムメトキシドメタノール溶液を室温で添加し、2.
5時間撹拌した後、イオン交換樹脂によってナトリウム
イオンを除去した。イオン交換樹脂を濾別後、メタノー
ルを濃縮し十分乾燥後116mgの粗生成物を得た。こ
れをメタノール/アセトンから再沈澱させ目的物84m
gを得た。 比旋光度 [α]D=+130.4°(c=1.0/メタ
ノール)(25℃) 融点176〜194℃
ルトペンタオシドの合成 参考合成例1におけるドデシル パーアセチル−β−D
−マルトペンタオシドのシリカゲルカラムにおいて、薄
層クロマトグラフィーのRf値が0.54の成分を集め
濃縮した。収量89mg、収率17%であった。 融点82.1〜93.5℃ 核磁気共鳴スペクトル アルコールと結合している糖の環プロトン1位のケミカ
ルシフト値と結合定数 1位 4.83ppm、J1,2=4.0Hz 比旋光度 [α]D=+123.2°(c=1.0/クロ
ロホルム)(25℃) 次に、4.5gのD-マルトペンタオースから参考合成例
1と同様の方法で、ドデシル D−マルトペンタオシド
を合成し、更にカラムクロマトグラフィーによる分離精
製により、α体400mgを得た。その194mgをメ
タノール30mlに溶解し、3.6mlの0.1Nナト
リウムメトキシドメタノール溶液を室温で添加し、2.
5時間撹拌した後、イオン交換樹脂によってナトリウム
イオンを除去した。イオン交換樹脂を濾別後、メタノー
ルを濃縮し十分乾燥後116mgの粗生成物を得た。こ
れをメタノール/アセトンから再沈澱させ目的物84m
gを得た。 比旋光度 [α]D=+130.4°(c=1.0/メタ
ノール)(25℃) 融点176〜194℃
【0039】(化合物実施例3) ドデシル α−D−マ
ルトペンタオシドの硫酸化(サンプルMPS−3) 参考合成実施例2と同様にして得られたドデシル α−
D−マルトペンタオシドの108mgを20mlの脱水
ジメチルスルホキシドに溶解させ、ここに859mgの
ピペリジン硫酸を加え、80℃にて1.5時間撹拌し
た。その後室温まで冷却後、脱イオン水5.5mlを加
え30分撹拌した。これを水酸化バリウムによってpH
を7〜8とし、遠心分離によって固形物を分離し、ナト
リウムイオン型のイオン交換樹脂カラムを通してナトリ
ウム塩とし、留出液を18gに濃縮した。これを350
mlのアセトンに注ぎ、生じた沈澱を遠心分離によって
集め、アセトンで3回洗浄後、水より凍結乾燥し目的物
228mgを得た。分析の結果、硫酸化度は2.8(硫
酸化率 87.5%)であった。 比旋光度 [α]D=+53.0゜(c=1.0/H2O)
(25℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.5〜5.5 糖骨格水素原子、酸素末端メチレン、
DOH
ルトペンタオシドの硫酸化(サンプルMPS−3) 参考合成実施例2と同様にして得られたドデシル α−
D−マルトペンタオシドの108mgを20mlの脱水
ジメチルスルホキシドに溶解させ、ここに859mgの
ピペリジン硫酸を加え、80℃にて1.5時間撹拌し
た。その後室温まで冷却後、脱イオン水5.5mlを加
え30分撹拌した。これを水酸化バリウムによってpH
を7〜8とし、遠心分離によって固形物を分離し、ナト
リウムイオン型のイオン交換樹脂カラムを通してナトリ
ウム塩とし、留出液を18gに濃縮した。これを350
mlのアセトンに注ぎ、生じた沈澱を遠心分離によって
集め、アセトンで3回洗浄後、水より凍結乾燥し目的物
228mgを得た。分析の結果、硫酸化度は2.8(硫
酸化率 87.5%)であった。 比旋光度 [α]D=+53.0゜(c=1.0/H2O)
(25℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.5〜5.5 糖骨格水素原子、酸素末端メチレン、
DOH
【0040】(参考合成例3) ドデシル β−D−ラ
ミナリペンタオシドの合成 無水酢酸ソーダ2.36gと無水酢酸80mlを冷却
管、温度計及び固体投入口付きの100ml三口フラス
コに入れ沸点近くまで加熱した。ここにラミナリペンタ
オース4.0gを少量ずつ添加した後、1時間加熱還流
させた。その後、反応液を氷250gに注ぎ、3時間撹
拌した。これをクロロホルムで抽出し、重曹水及び飽和
食塩水で洗浄し、溶媒留去後、得られたシロップをエタ
ノールに溶解し、活性炭で脱色後、結晶化させエタノー
ルから再結晶して5.52gの結晶を得た。参考合成実
施例1と同様に核磁気共鳴スペクトルからα/β比は2
2/78であった。
ミナリペンタオシドの合成 無水酢酸ソーダ2.36gと無水酢酸80mlを冷却
管、温度計及び固体投入口付きの100ml三口フラス
コに入れ沸点近くまで加熱した。ここにラミナリペンタ
オース4.0gを少量ずつ添加した後、1時間加熱還流
させた。その後、反応液を氷250gに注ぎ、3時間撹
拌した。これをクロロホルムで抽出し、重曹水及び飽和
食塩水で洗浄し、溶媒留去後、得られたシロップをエタ
ノールに溶解し、活性炭で脱色後、結晶化させエタノー
ルから再結晶して5.52gの結晶を得た。参考合成実
施例1と同様に核磁気共鳴スペクトルからα/β比は2
2/78であった。
【0041】引続き参考合成例1と同様に、50mlの
3口フラスコ内で、得られたパーアセチルラミナリペン
タオース568mgと83mgのn−ドデカノールを塩
化メチレン20mlに溶解させ、ここに四塩化錫0.0
43mlを加え、窒素気流下室温で4時間反応させた。
反応液を、重曹水にあけ、セライトコートしたロートで
ろ過後、塩化メチレンで抽出し、芒硝で脱水後濃縮し
た。さらにカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘ
キサン/酢酸エチル)で精製し、シリカゲル薄層クロマ
トグラフィーによる分析(酢酸エチル/ヘキサン=3/
1(体積比))でRf値0.72の留分を集め濃縮し
た。収量229mg、収率37%であった。 比旋光度 [α]D=−52.9°(c=1.0/クロロ
ホルム)(25℃) 融点94.1〜101.3℃ 次に参考合成例1と同様にナトリウムメトキシド/メタ
ノール溶液を用いて脱アセチルを行い、164mgのア
セテートから94mgの目的物を得た。 比旋光度 [α]D=−12.5°(c=1,0/メタノ
ール)(40℃) 融点180〜195℃
3口フラスコ内で、得られたパーアセチルラミナリペン
タオース568mgと83mgのn−ドデカノールを塩
化メチレン20mlに溶解させ、ここに四塩化錫0.0
43mlを加え、窒素気流下室温で4時間反応させた。
反応液を、重曹水にあけ、セライトコートしたロートで
ろ過後、塩化メチレンで抽出し、芒硝で脱水後濃縮し
た。さらにカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘ
キサン/酢酸エチル)で精製し、シリカゲル薄層クロマ
トグラフィーによる分析(酢酸エチル/ヘキサン=3/
1(体積比))でRf値0.72の留分を集め濃縮し
た。収量229mg、収率37%であった。 比旋光度 [α]D=−52.9°(c=1.0/クロロ
ホルム)(25℃) 融点94.1〜101.3℃ 次に参考合成例1と同様にナトリウムメトキシド/メタ
ノール溶液を用いて脱アセチルを行い、164mgのア
セテートから94mgの目的物を得た。 比旋光度 [α]D=−12.5°(c=1,0/メタノ
ール)(40℃) 融点180〜195℃
【0042】(化合物実施例4) ドデシル β−D−
ラミナリペンタオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合
成(サンプルLPS−1) 化合物実施例1と同様に参考合成例3で得られたドデシ
ル β−D−ラミナリペンタオシド102mg、ピペリ
ジン硫酸877mg、ジメチルスルホキシド10mlか
ら185mgの目的物を得た。分析の結果、硫酸化度は
2.5(硫酸化率 78.1%)であった。 比旋光度 [α]D=−7.9゜ (c=1.0/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.5〜5.5 糖骨格水素原子、酸素末端メチレン、
DOH
ラミナリペンタオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合
成(サンプルLPS−1) 化合物実施例1と同様に参考合成例3で得られたドデシ
ル β−D−ラミナリペンタオシド102mg、ピペリ
ジン硫酸877mg、ジメチルスルホキシド10mlか
ら185mgの目的物を得た。分析の結果、硫酸化度は
2.5(硫酸化率 78.1%)であった。 比旋光度 [α]D=−7.9゜ (c=1.0/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.5〜5.5 糖骨格水素原子、酸素末端メチレン、
DOH
【0043】(化合物実施例5) ドデシル β−D−
ラミナリペンタオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合
成(サンプルLPS−1−1) 参考合成例3と同様に合成したドデシル β−D−ラミ
ナリペンタオシド100mgを脱水ピリジン10mlに
溶解させ、三酸化硫黄ピリジン錯体306mgを加え、
1時間70℃にて攪拌した。その後、放冷し、沈澱と上
澄みのピリジン層をデカンテーシヨンにより分離し、沈
澱を更にピリジンで洗浄し、乾燥後327mgの残渣を
得た。これを水に溶解し、2.5規定苛性ソーダ水溶液
によりpH9.5とした後、マイクロアシライザー(旭
化成(株)製、卓上脱塩装置、AC110−10膜使
用)により無機塩を除去精製した。マイクロアシライザ
ー処理後の水溶液をアセトンから再沈澱させ、この沈澱
を小量の純水に溶解させた後、凍結乾燥させ254mg
の目的物を得た。 分析の結果、硫酸化度は3.0(硫
酸化率 93.8%)であった。 比旋光度 [α]D=−6.2゜ (c=1.0/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.5〜5.5 糖骨格水素原子、酸素末端メチレン、
DOH 赤外線吸収スペクトル(KBr)(cm-1)主要吸収値 2960,1640,1240,1150,1000,
810,630
ラミナリペンタオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合
成(サンプルLPS−1−1) 参考合成例3と同様に合成したドデシル β−D−ラミ
ナリペンタオシド100mgを脱水ピリジン10mlに
溶解させ、三酸化硫黄ピリジン錯体306mgを加え、
1時間70℃にて攪拌した。その後、放冷し、沈澱と上
澄みのピリジン層をデカンテーシヨンにより分離し、沈
澱を更にピリジンで洗浄し、乾燥後327mgの残渣を
得た。これを水に溶解し、2.5規定苛性ソーダ水溶液
によりpH9.5とした後、マイクロアシライザー(旭
化成(株)製、卓上脱塩装置、AC110−10膜使
用)により無機塩を除去精製した。マイクロアシライザ
ー処理後の水溶液をアセトンから再沈澱させ、この沈澱
を小量の純水に溶解させた後、凍結乾燥させ254mg
の目的物を得た。 分析の結果、硫酸化度は3.0(硫
酸化率 93.8%)であった。 比旋光度 [α]D=−6.2゜ (c=1.0/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.5〜5.5 糖骨格水素原子、酸素末端メチレン、
DOH 赤外線吸収スペクトル(KBr)(cm-1)主要吸収値 2960,1640,1240,1150,1000,
810,630
【0044】(化合物実施例6) n−ヘキサデシル
β−ラミナリペンタオシドの硫酸エステルナトリウム塩
の合成(サンプルLPS−2) 参考合成例1と同様の方法を用い、β−ラミナリペンタ
オースを、アルコールとしてn−ヘキサデカノールを用
いてエーテル化、脱アセチル化してn−ヘキサデシル
β−ラミナリペンタオシドを合成した。続いて化合物実
施例4と同様に硫酸化し、目的物を得た。分析の結果、
硫酸化度は2.0(硫酸化率 62.5%)であった。 比旋光度 [α]D=−5.4゜(c=0.25/H2O)
(25℃)
β−ラミナリペンタオシドの硫酸エステルナトリウム塩
の合成(サンプルLPS−2) 参考合成例1と同様の方法を用い、β−ラミナリペンタ
オースを、アルコールとしてn−ヘキサデカノールを用
いてエーテル化、脱アセチル化してn−ヘキサデシル
β−ラミナリペンタオシドを合成した。続いて化合物実
施例4と同様に硫酸化し、目的物を得た。分析の結果、
硫酸化度は2.0(硫酸化率 62.5%)であった。 比旋光度 [α]D=−5.4゜(c=0.25/H2O)
(25℃)
【0045】(化合物実施例7)n−デシル β−ラミ
ナリペンタオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合成
(サンプルLPS−3) 化合物実施例6と同様の方法で、アルコールとしてn−
デカノールを用いてエーテル化、脱アセチル化、硫酸化
して目的物を得た。分析の結果、硫酸化度は1.8(硫
酸化率 56.3%)であった。 比旋光度 [α]D=−6.2゜(c=0.25/H2O)
(25℃)
ナリペンタオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合成
(サンプルLPS−3) 化合物実施例6と同様の方法で、アルコールとしてn−
デカノールを用いてエーテル化、脱アセチル化、硫酸化
して目的物を得た。分析の結果、硫酸化度は1.8(硫
酸化率 56.3%)であった。 比旋光度 [α]D=−6.2゜(c=0.25/H2O)
(25℃)
【0046】(化合物実施例8) ドデシル 4−ガラ
クトシル−β−D−ラクトシドの硫酸エステルナトリウ
ム塩の合成(サンプルGTS−1) 参考合成例1と同様の方法を用いて、4−ガラクトシル
−β−D−ラクトースから合成したドデシル 4−ガラ
クトシル−β−D−ラクトシド0.551gをピリジン
38mlに溶解させ81℃に加熱した。三酸化硫黄ピリ
ジン錯体3.64gを加え、1.5時間反応させ、室温
に冷却後、イオン交換水11mlを添加し、更に1.5
時間攪拌した。水酸化バリウム水溶液を加え、液のpH
を7.8〜8.0に調製した。この溶液を遠心分離し沈
澱物を除去後、ナトリウムイオンタイプのイオン交換樹
脂(アンバーライトIR−120B)カラムを通した。
カラム流出液を減圧下でほぼ完全に濃縮し、溶媒を留去
した後、イオン交換水約10gに溶解後、アセトン25
0ml中に注ぎ硫酸化物を沈澱させた。沈澱物は遠心分
離によって分離し、アセトン洗浄後、減圧下で乾燥し、
0.72gの目的物を得た。分析の結果、硫酸化度は
2.6(硫酸化率 78.0%)であった。 比旋光度[α]D=+26.9゜(c=0.58/H2O)
(27℃) 赤外線吸収スペクトル(KBr)主要吸収値(cm-1) 3460,2930,1640,1240,1020,
820,580
クトシル−β−D−ラクトシドの硫酸エステルナトリウ
ム塩の合成(サンプルGTS−1) 参考合成例1と同様の方法を用いて、4−ガラクトシル
−β−D−ラクトースから合成したドデシル 4−ガラ
クトシル−β−D−ラクトシド0.551gをピリジン
38mlに溶解させ81℃に加熱した。三酸化硫黄ピリ
ジン錯体3.64gを加え、1.5時間反応させ、室温
に冷却後、イオン交換水11mlを添加し、更に1.5
時間攪拌した。水酸化バリウム水溶液を加え、液のpH
を7.8〜8.0に調製した。この溶液を遠心分離し沈
澱物を除去後、ナトリウムイオンタイプのイオン交換樹
脂(アンバーライトIR−120B)カラムを通した。
カラム流出液を減圧下でほぼ完全に濃縮し、溶媒を留去
した後、イオン交換水約10gに溶解後、アセトン25
0ml中に注ぎ硫酸化物を沈澱させた。沈澱物は遠心分
離によって分離し、アセトン洗浄後、減圧下で乾燥し、
0.72gの目的物を得た。分析の結果、硫酸化度は
2.6(硫酸化率 78.0%)であった。 比旋光度[α]D=+26.9゜(c=0.58/H2O)
(27℃) 赤外線吸収スペクトル(KBr)主要吸収値(cm-1) 3460,2930,1640,1240,1020,
820,580
【0047】(化合物実施例9) ドデシル 4−ガラ
クトシル−β−D−ラクトシドの硫酸エステルナトリウ
ム塩の合成(サンプルGTS−2) 化合物実施例8と同様にして、ドデシル 4−ガラクト
シル−β−D−ラクトシド0.50gをピリジン38m
lに溶解させ81℃に加熱した。以下化合物実施例8と
全く同様に反応、後処理して目的物を0.68g得た。
分析の結果、硫酸化度は2.8(硫酸化率 84.0
%)であった。 比旋光度[α]D=+24.5゜(c=0.51/H2O)
(27℃)
クトシル−β−D−ラクトシドの硫酸エステルナトリウ
ム塩の合成(サンプルGTS−2) 化合物実施例8と同様にして、ドデシル 4−ガラクト
シル−β−D−ラクトシド0.50gをピリジン38m
lに溶解させ81℃に加熱した。以下化合物実施例8と
全く同様に反応、後処理して目的物を0.68g得た。
分析の結果、硫酸化度は2.8(硫酸化率 84.0
%)であった。 比旋光度[α]D=+24.5゜(c=0.51/H2O)
(27℃)
【0048】(化合物実施例10) ドデシル オリゴ
ガラクトシル−β(1→4)グルコシドの硫酸エステル
ナトリウム塩の合成(サンプルGTS−3) β(1→4)タイプのガラクトオリゴ糖(糖鎖3〜4)
の還元末端にグルコースの4位がβ結合したオリゴ糖を
参考合成例1と同様の方法でパーアセチル化し、ドデカ
ノールを用いて、配糖体化した後、ナトリウムメトキシ
ド/メタノールで脱アセチル化(収率90%)した。 比旋光度[α]D=+46.8゜(c=0.52/H2O)
(27℃) これを化合物実施例8と同様に硫酸化して、0.51g
の原料から0.61gの目的物を得た。分析の結果、硫
酸化度は3.0(硫酸化率 93.1%)であった。 比旋光度[α]D=+24.5゜(c=0.52/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.3〜5.3 糖水素原子、アルコキシ末端メチレ
ン、DOH 赤外線吸収スペクトル(KBr)主要吸収値(cm-1) 3460,2930,1630,1240,1010,
820,580
ガラクトシル−β(1→4)グルコシドの硫酸エステル
ナトリウム塩の合成(サンプルGTS−3) β(1→4)タイプのガラクトオリゴ糖(糖鎖3〜4)
の還元末端にグルコースの4位がβ結合したオリゴ糖を
参考合成例1と同様の方法でパーアセチル化し、ドデカ
ノールを用いて、配糖体化した後、ナトリウムメトキシ
ド/メタノールで脱アセチル化(収率90%)した。 比旋光度[α]D=+46.8゜(c=0.52/H2O)
(27℃) これを化合物実施例8と同様に硫酸化して、0.51g
の原料から0.61gの目的物を得た。分析の結果、硫
酸化度は3.0(硫酸化率 93.1%)であった。 比旋光度[α]D=+24.5゜(c=0.52/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.3〜5.3 糖水素原子、アルコキシ末端メチレ
ン、DOH 赤外線吸収スペクトル(KBr)主要吸収値(cm-1) 3460,2930,1630,1240,1010,
820,580
【0049】(化合物実施例11) オクタデシル オ
リゴガラクトシル−β(1→4)グルコシドの硫酸エス
テルナトリウム塩の合成(サンプルGTS−4) β(1→4)結合したガラクトオリゴ糖(糖鎖3〜4)
の末端還元糖にグルコースの4位がβ結合したオリゴ糖
に、アルコールとしてオクタデカノールを用い、他は化
合物合成実施例10と全く同様に反応処理してオクタデ
カノール配糖体を得た。 比旋光度[α]D=+49.9゜(c=0.50/MeO
H)(27℃) 引き続き化合物実施例10と同様に硫酸化を実施して
0.52gの原料から0.44gの目的物を得た。分析
の結果、硫酸化度は2.2(硫酸化率 68.3%)で
あった。 比旋光度[α]D=+23.1゜(c=0.58/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.3〜5.3 糖水素原子、アルコキシ末端メチレ
ン、DOH 赤外線吸収スペクトル(KBr)主要吸収値(cm-1) 3460,2930,1630,1240,1010,
820,580
リゴガラクトシル−β(1→4)グルコシドの硫酸エス
テルナトリウム塩の合成(サンプルGTS−4) β(1→4)結合したガラクトオリゴ糖(糖鎖3〜4)
の末端還元糖にグルコースの4位がβ結合したオリゴ糖
に、アルコールとしてオクタデカノールを用い、他は化
合物合成実施例10と全く同様に反応処理してオクタデ
カノール配糖体を得た。 比旋光度[α]D=+49.9゜(c=0.50/MeO
H)(27℃) 引き続き化合物実施例10と同様に硫酸化を実施して
0.52gの原料から0.44gの目的物を得た。分析
の結果、硫酸化度は2.2(硫酸化率 68.3%)で
あった。 比旋光度[α]D=+23.1゜(c=0.58/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.3〜5.3 糖水素原子、アルコキシ末端メチレ
ン、DOH 赤外線吸収スペクトル(KBr)主要吸収値(cm-1) 3460,2930,1630,1240,1010,
820,580
【0050】(化合物実施例12) ラミナリオリゴ糖
ドデカノールの硫酸エステルナトリウム塩の合成(サン
プルLMS−1) β(1→3)オリゴ糖(平均分子量1800)の3.1
7gを常法により無水酢酸、酢酸ソーダでアセチル化し
て4.32gのパーアセチル体を得た。このパーアセチ
ル体の2.02gを、反応触媒としてりんタングステン
酸0.05gを用い、102℃で反応させた。その他
は、参考合成例3と同様に処理して1.7gのドデシル
エーテル体(ドデカノール配糖体アセチル化物)を得
た。引き続きナトリウムメトキシド/メタノールにて脱
アセチル化を行って、0.9gのドデカノール配糖体を
得た。 比旋光度[α]D=+26.5゜(c=0.52/H2O)
(27℃) 引き続き化合物実施例8と同様に硫酸化を行い、0.3
15gの原料から0.40gの目的物を得た。分析の結
果、硫酸化度は2.6(硫酸化率 84.1%)であっ
た。 比旋光度[α]D=+9.9゜ (c=0.51/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.3〜5.4 糖水素原子、アルコキシ末端メチレ
ン、DOH 赤外線吸収スペクトル(KBr)主要吸収値(cm-1) 3460,2930,1630,1240,1000,
800,590
ドデカノールの硫酸エステルナトリウム塩の合成(サン
プルLMS−1) β(1→3)オリゴ糖(平均分子量1800)の3.1
7gを常法により無水酢酸、酢酸ソーダでアセチル化し
て4.32gのパーアセチル体を得た。このパーアセチ
ル体の2.02gを、反応触媒としてりんタングステン
酸0.05gを用い、102℃で反応させた。その他
は、参考合成例3と同様に処理して1.7gのドデシル
エーテル体(ドデカノール配糖体アセチル化物)を得
た。引き続きナトリウムメトキシド/メタノールにて脱
アセチル化を行って、0.9gのドデカノール配糖体を
得た。 比旋光度[α]D=+26.5゜(c=0.52/H2O)
(27℃) 引き続き化合物実施例8と同様に硫酸化を行い、0.3
15gの原料から0.40gの目的物を得た。分析の結
果、硫酸化度は2.6(硫酸化率 84.1%)であっ
た。 比旋光度[α]D=+9.9゜ (c=0.51/H2O)
(27℃) 核磁気共鳴スペクトル(プロトン)(D2O)(pp
m) 0.85 アルキルメチル 1.1〜1.8 アルキルメチレン 3.3〜5.4 糖水素原子、アルコキシ末端メチレ
ン、DOH 赤外線吸収スペクトル(KBr)主要吸収値(cm-1) 3460,2930,1630,1240,1000,
800,590
【0051】(化合物実施例13) オクタデシル マ
ルトトリオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合成(サ
ンプルMTS−1) 参考合成例1と同様の方法を用いて、マルトトリオース
からオクタデシルマルトトリオシドを合成した。 比旋光度[α]D=+85.7゜(c=1.0/MeOH)
(27℃) 引き続きピペリジン硫酸/ジメチルスルオキシドによっ
て硫酸化し0.098gの原料から123mgの目的物
を得た。 比旋光度[α]D=+50.3゜ (c=1.0/H2O)
(27℃) 分析の結果、硫酸化度は2.0(硫酸化率 60.0
%)であった。
ルトトリオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合成(サ
ンプルMTS−1) 参考合成例1と同様の方法を用いて、マルトトリオース
からオクタデシルマルトトリオシドを合成した。 比旋光度[α]D=+85.7゜(c=1.0/MeOH)
(27℃) 引き続きピペリジン硫酸/ジメチルスルオキシドによっ
て硫酸化し0.098gの原料から123mgの目的物
を得た。 比旋光度[α]D=+50.3゜ (c=1.0/H2O)
(27℃) 分析の結果、硫酸化度は2.0(硫酸化率 60.0
%)であった。
【0052】(化合物実施例14) オクタデシル マ
ルトヘプタオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合成
(サンプルMHS−1) 参考合成例1と同様の方法を用いて、マルトヘプタオー
スからオクタデシルマルトヘプタオシドを合成した。 比旋光度[α]D=+141.7゜(c=1.0/MeO
H)(27℃) 引き続きピペリジン硫酸/ジメチルスルオキシドによっ
て硫酸化し0.080gの原料から115mgの目的物
を得た。 比旋光度[α]D=+78.8゜ (c=1.0/H2O)
(27℃) 分析の結果、硫酸化度は1.0(硫酸化率 31.8
%)であった。
ルトヘプタオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合成
(サンプルMHS−1) 参考合成例1と同様の方法を用いて、マルトヘプタオー
スからオクタデシルマルトヘプタオシドを合成した。 比旋光度[α]D=+141.7゜(c=1.0/MeO
H)(27℃) 引き続きピペリジン硫酸/ジメチルスルオキシドによっ
て硫酸化し0.080gの原料から115mgの目的物
を得た。 比旋光度[α]D=+78.8゜ (c=1.0/H2O)
(27℃) 分析の結果、硫酸化度は1.0(硫酸化率 31.8
%)であった。
【0053】(化合物実施例15) ドデシル マルト
ヘキサオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合成(サン
プルMHS−2) 参考合成例1と同様の方法を用いて、マルトヘキサオー
スからドデシル マルトヘキサオシドを合成した。引き
続きピペリジン硫酸/ジメチルスルオキシドによって硫
酸化し80mgの原料から118mgの目的物を得た。
分析の結果、硫酸化度は2.8(硫酸化率 88.4
%)であった。
ヘキサオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合成(サン
プルMHS−2) 参考合成例1と同様の方法を用いて、マルトヘキサオー
スからドデシル マルトヘキサオシドを合成した。引き
続きピペリジン硫酸/ジメチルスルオキシドによって硫
酸化し80mgの原料から118mgの目的物を得た。
分析の結果、硫酸化度は2.8(硫酸化率 88.4
%)であった。
【0054】(化合物実施例16) オクタデシル マ
ルトヘキサオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合成
(サンプルMHS−3) 参考合成例1と同様の方法を用いて、マルトヘキサオー
スからオクタデシルマルトヘキサオシドを合成した。引
き続きピペリジン硫酸/ジメチルスルオキシドによって
硫酸化し75mgの原料から110mgの目的物を得
た。分析の結果、硫酸化度は2.9(硫酸化率 91.
6%)であった。
ルトヘキサオシドの硫酸エステルナトリウム塩の合成
(サンプルMHS−3) 参考合成例1と同様の方法を用いて、マルトヘキサオー
スからオクタデシルマルトヘキサオシドを合成した。引
き続きピペリジン硫酸/ジメチルスルオキシドによって
硫酸化し75mgの原料から110mgの目的物を得
た。分析の結果、硫酸化度は2.9(硫酸化率 91.
6%)であった。
【0055】(比較例1)参考合成例3で用いたラミナ
リペンタオースを直接、三酸化硫黄ピリジン錯体を用い
化合物実施例5と同様に硫酸化した。硫酸化度は2.9
(硫酸化率 85.3%)であった。
リペンタオースを直接、三酸化硫黄ピリジン錯体を用い
化合物実施例5と同様に硫酸化した。硫酸化度は2.9
(硫酸化率 85.3%)であった。
【0056】(比較例2)化合物実施例8で用いた4−
ガラクトシル−β−D−ラクトースを直接、三酸化硫黄
ピリジン錯体を用い化合物実施例5と同様に硫酸化し
た。硫酸化度は2.9(硫酸化率 79.1%)であっ
た。
ガラクトシル−β−D−ラクトースを直接、三酸化硫黄
ピリジン錯体を用い化合物実施例5と同様に硫酸化し
た。硫酸化度は2.9(硫酸化率 79.1%)であっ
た。
【0057】(比較例3)化合物実施例8で用いた4−
ガラクトシル−β−D−ラクトース500mgを10m
lの無水ジメチルスルホキシドに溶解し、1−ヨードオ
クタン0.43ml(原料糖の水酸基に対し0.22等
量)、粉末状水酸化カリウム88mgを加え、窒素気流
下50℃で、8時間反応させた。引き続き、更に、三酸
化硫黄ピリジン錯体2.81gを加え、3時間硫酸化し
た。次に溶媒を減圧下に濃縮し、残留物を水に溶解さ
せ、2規定苛性ソーダ水溶液にて中和後、限外ろ過によ
り精製した。得られた化合物は褐色であった。収量1.
10g。核磁気共鳴法でアルキルメチル基と糖のプロト
ンの比から水酸基のアルキル化率を10.9%と算出し
た。また分析の結果、硫酸化度は2.5(硫酸化率 7
5.0%)であった。この方法によって合成されたアル
キル基は、その合成方法から明らかなように糖水酸基中
の還元末端以外の水酸基に結合しており、複数個のアル
キル基の導入が認められた。
ガラクトシル−β−D−ラクトース500mgを10m
lの無水ジメチルスルホキシドに溶解し、1−ヨードオ
クタン0.43ml(原料糖の水酸基に対し0.22等
量)、粉末状水酸化カリウム88mgを加え、窒素気流
下50℃で、8時間反応させた。引き続き、更に、三酸
化硫黄ピリジン錯体2.81gを加え、3時間硫酸化し
た。次に溶媒を減圧下に濃縮し、残留物を水に溶解さ
せ、2規定苛性ソーダ水溶液にて中和後、限外ろ過によ
り精製した。得られた化合物は褐色であった。収量1.
10g。核磁気共鳴法でアルキルメチル基と糖のプロト
ンの比から水酸基のアルキル化率を10.9%と算出し
た。また分析の結果、硫酸化度は2.5(硫酸化率 7
5.0%)であった。この方法によって合成されたアル
キル基は、その合成方法から明らかなように糖水酸基中
の還元末端以外の水酸基に結合しており、複数個のアル
キル基の導入が認められた。
【0058】以下、上記実施例で得られた化合物の抗ウ
イルス試験例を示す。 (抗ウイルス活性試験例1) 試料:MPS−1,MPS−2,MPS−3,LPS−
1 細胞及びウイルス:MT−4細胞(HTLV−1感染ヒ
トT4抗原陽性細胞株),MOLT−4細胞 HIV株の一種であるHTLVはHIVが感染した細胞
の上清より調製した。ウイルス調製(6×105 プラー
ク生成単位/ml)のタイターはMT−4細胞を使用し
たプラークアッセイ法により測定した。 (抗−HIV活性の測定)試料の抗HIV活性は、HI
V−誘導細胞毒性効果(CPE)及びウイルス特異性抗
原の発現により確認した。MT−4細胞を0.002M
OI(Multiplicity of Infect
ion)でHIVに混合し、37℃、60分間培養し
た。ウイルスの吸着後、細胞を洗浄して3×105 Ce
ll/mlに調製した(10%牛胎児血清と抗生物質を
添加したRPMI1640培地使用)。この感染細胞懸
濁液を試料の存在下に培養した後、炭酸ガス培養器内で
培養した。培養3日後、同量の試料を含む培地と培地交
換を行った。生存細胞数とウイルス抗原陽性細胞の百分
率をそれぞれ色素排除法と間接蛍光抗体法(IF法)に
より測定した。この結果を、下記の第1〜8表に示す。
尚、第1〜8表において濃度はμg/ml単位、非感染
細胞数は×104 cell/ml単位、感染細胞数は×10
4 cell/ml単位、抗原陽性率は%で示す。さらに、第
1〜8表の結果をグラフにして、それぞれ図1〜8に示
す。
イルス試験例を示す。 (抗ウイルス活性試験例1) 試料:MPS−1,MPS−2,MPS−3,LPS−
1 細胞及びウイルス:MT−4細胞(HTLV−1感染ヒ
トT4抗原陽性細胞株),MOLT−4細胞 HIV株の一種であるHTLVはHIVが感染した細胞
の上清より調製した。ウイルス調製(6×105 プラー
ク生成単位/ml)のタイターはMT−4細胞を使用し
たプラークアッセイ法により測定した。 (抗−HIV活性の測定)試料の抗HIV活性は、HI
V−誘導細胞毒性効果(CPE)及びウイルス特異性抗
原の発現により確認した。MT−4細胞を0.002M
OI(Multiplicity of Infect
ion)でHIVに混合し、37℃、60分間培養し
た。ウイルスの吸着後、細胞を洗浄して3×105 Ce
ll/mlに調製した(10%牛胎児血清と抗生物質を
添加したRPMI1640培地使用)。この感染細胞懸
濁液を試料の存在下に培養した後、炭酸ガス培養器内で
培養した。培養3日後、同量の試料を含む培地と培地交
換を行った。生存細胞数とウイルス抗原陽性細胞の百分
率をそれぞれ色素排除法と間接蛍光抗体法(IF法)に
より測定した。この結果を、下記の第1〜8表に示す。
尚、第1〜8表において濃度はμg/ml単位、非感染
細胞数は×104 cell/ml単位、感染細胞数は×10
4 cell/ml単位、抗原陽性率は%で示す。さらに、第
1〜8表の結果をグラフにして、それぞれ図1〜8に示
す。
【0059】第1表(MPS−1の3日目の結果)およ
び第2表(MPS−1の6日目の結果)より、100μ
gの濃度で感染細胞と非感染細胞がほぼ同程度の数値を
示し、このとき抗原陽性率が1%以下となっている事が
認められる。第3表(MPS−2の3日目の結果)およ
び第4表(MPS−2の6日目の結果)においても,第
1表、第2表と同様な結果であった。第5表(MPS−
3の3日目の結果)、第6表(MPS−3の6日目の結
果)、第7表(LPS−1の3日目の結果)および第8
表(LPS−1の6日目の結果)においても同様の結果
であり、これらの化合物が抗HIV剤として有効に作用
していることが認められた。
び第2表(MPS−1の6日目の結果)より、100μ
gの濃度で感染細胞と非感染細胞がほぼ同程度の数値を
示し、このとき抗原陽性率が1%以下となっている事が
認められる。第3表(MPS−2の3日目の結果)およ
び第4表(MPS−2の6日目の結果)においても,第
1表、第2表と同様な結果であった。第5表(MPS−
3の3日目の結果)、第6表(MPS−3の6日目の結
果)、第7表(LPS−1の3日目の結果)および第8
表(LPS−1の6日目の結果)においても同様の結果
であり、これらの化合物が抗HIV剤として有効に作用
していることが認められた。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】
【表5】
【0065】
【表6】
【0066】
【表7】
【0067】
【表8】
【0068】(抗ウイルス活性試験例2) 試験方法:MTT(テトラゾリウム)法 細胞:MT−4細胞 ウイルス:HTLV−IIIB(感染価:3×105プラ
ークホーミングユニット(PFU)/ml) 以下に試験法の概略を述べる。96穴のマイクロタイタ
ープレートに、種々の濃度の試験物質と共にHIV感染
MT−4細胞(2.5×104/well、MOI:
0.01)を感染直後に加える。これとともに、試験物
質のMT−4細胞に対する細胞毒性を知るために、同様
にしてウイルス非感染細胞を試験物質と共に培養する。
炭酸ガスインキュベーターで37℃、5日間培養した
後、MTT法で、生存細胞数を測定する。抗ウイルス活
性は、HIV感染による細胞障害を50%防御する濃度
(EC50;50%有効濃度)、細胞毒性は試験物質によ
る50%細胞障害濃度(CC50;50%細胞毒性濃度)
でそれぞれ表現している。また、選択指数(SI)は、
ウイルスに対する選択性の指標としてCC50/EC50と
して計算した(パウエルス等(R.Pauwels,e
t al)ジャーナル バイオロジカル メソッド20
巻(1988)309〜321参照)。このような方法
により、LPS−2、LPS−3の各サンプルについ
て、抗HIV活性測定試験を実施した。その結果を第9
表に示す。
ークホーミングユニット(PFU)/ml) 以下に試験法の概略を述べる。96穴のマイクロタイタ
ープレートに、種々の濃度の試験物質と共にHIV感染
MT−4細胞(2.5×104/well、MOI:
0.01)を感染直後に加える。これとともに、試験物
質のMT−4細胞に対する細胞毒性を知るために、同様
にしてウイルス非感染細胞を試験物質と共に培養する。
炭酸ガスインキュベーターで37℃、5日間培養した
後、MTT法で、生存細胞数を測定する。抗ウイルス活
性は、HIV感染による細胞障害を50%防御する濃度
(EC50;50%有効濃度)、細胞毒性は試験物質によ
る50%細胞障害濃度(CC50;50%細胞毒性濃度)
でそれぞれ表現している。また、選択指数(SI)は、
ウイルスに対する選択性の指標としてCC50/EC50と
して計算した(パウエルス等(R.Pauwels,e
t al)ジャーナル バイオロジカル メソッド20
巻(1988)309〜321参照)。このような方法
により、LPS−2、LPS−3の各サンプルについ
て、抗HIV活性測定試験を実施した。その結果を第9
表に示す。
【0069】また同様の方法により、GTS−1、GT
S−2、GTS−3、GTS−4、LMS−1、MTS
−1、MHS−1の各サンプルについて抗HIV活性測
定試験を実施した。その結果を第10表に示す。尚、第
10表には、既存の抗エイズ剤3’−アジド−2’,
3’−ジデオキシチミジン(AZT)の試験結果につい
ても比較データとして付記した。
S−2、GTS−3、GTS−4、LMS−1、MTS
−1、MHS−1の各サンプルについて抗HIV活性測
定試験を実施した。その結果を第10表に示す。尚、第
10表には、既存の抗エイズ剤3’−アジド−2’,
3’−ジデオキシチミジン(AZT)の試験結果につい
ても比較データとして付記した。
【0070】また第11表に、この方法によるLPS−
1−1、MHS−2、MHS−3、比較例1〜3の各サ
ンプルについての試験結果を示した。これらの試験結果
から、本発明による化合物はいずれも抗エイズウイルス
剤として有用であり、特にGTS−3、GTS−4、L
MS−1はAZTに比べて著しく選択性が高く、優れた
特性を有していることが認められた。
1−1、MHS−2、MHS−3、比較例1〜3の各サ
ンプルについての試験結果を示した。これらの試験結果
から、本発明による化合物はいずれも抗エイズウイルス
剤として有用であり、特にGTS−3、GTS−4、L
MS−1はAZTに比べて著しく選択性が高く、優れた
特性を有していることが認められた。
【0071】
【表9】
【0072】
【表10】
【0073】
【表11】
【0074】(抗ウイルス活性試験例3)ヘルペスウイ
ルス(HSV)(Herpes simplex vi
rus)タイプ1に対する活性を測定した。 試験細胞:Vero細胞 試験法: プラーク減少法 試験は同様の条件の試験(試験1、試験2)を行い、そ
れらの結果の平均値を求めた。結果を第12表に示す。
第12表より、サンプルとして用いたGTS−3、LM
S−1のEC50はそれぞれ18.8μg/ml、16.
7μg/mlであった。
ルス(HSV)(Herpes simplex vi
rus)タイプ1に対する活性を測定した。 試験細胞:Vero細胞 試験法: プラーク減少法 試験は同様の条件の試験(試験1、試験2)を行い、そ
れらの結果の平均値を求めた。結果を第12表に示す。
第12表より、サンプルとして用いたGTS−3、LM
S−1のEC50はそれぞれ18.8μg/ml、16.
7μg/mlであった。
【0075】
【表12】
【0076】(抗ウイルス活性試験例4)アデノウイル
ス(Adenovirus)タイプ3に対する活性を測
定した。 試験細胞:MKC−5細胞 試験法: モノレーヤーになった24穴プレートにウイ
ルスを100〜200CCID50/wellで感染さ
せ、種々の濃度の薬剤を直ちにいれて37℃で培養し
た。1週間後顕微鏡下でCPEを観察した。結果を第1
3表に示す。 第13表より、サンプルとして用いたGTS−3、LM
S−1のEC50はそれぞれ20μg/ml、20〜10
0μg/mlであった。
ス(Adenovirus)タイプ3に対する活性を測
定した。 試験細胞:MKC−5細胞 試験法: モノレーヤーになった24穴プレートにウイ
ルスを100〜200CCID50/wellで感染さ
せ、種々の濃度の薬剤を直ちにいれて37℃で培養し
た。1週間後顕微鏡下でCPEを観察した。結果を第1
3表に示す。 第13表より、サンプルとして用いたGTS−3、LM
S−1のEC50はそれぞれ20μg/ml、20〜10
0μg/mlであった。
【0077】
【表13】
【0078】(抗ウイルス活性試験例5)コクサキーウ
イルス(Coxsackie virus) B−
3:Nancy株に対する活性を測定した。 試験細胞:Vero細胞 試験法: ウイルス接種後、48時間後の細胞変性の状
態、ウイルス産生量を測定した。 結果を第14〜17表に示す。ここで細胞対照の状態
は、いずれも(−)であった。この結果よりLMS−1
のEC50は7.5μg/ml、GTS−3のEC50は
3.8μg/mlと判定された。
イルス(Coxsackie virus) B−
3:Nancy株に対する活性を測定した。 試験細胞:Vero細胞 試験法: ウイルス接種後、48時間後の細胞変性の状
態、ウイルス産生量を測定した。 結果を第14〜17表に示す。ここで細胞対照の状態
は、いずれも(−)であった。この結果よりLMS−1
のEC50は7.5μg/ml、GTS−3のEC50は
3.8μg/mlと判定された。
【0079】
【表14】
【0080】
【表15】
【0081】
【表16】
【0082】
【表17】
【0083】以下に本発明の抗ウイルス剤の薬剤製造例
を示す。 (薬剤製造例1) GTS−3(化合物実施例10の化合物) 50mg でんぷん 30mg 乳糖 110mg タルク 7mg ステアリン酸マグネシウム 3mg ─────────────────────────── 200mg 化合物GTS−3を粉砕し、それに乳糖及びでんぷんを
加え混合する。10%のでんぷんのりを上記の混合物に
加え、攪拌し顆粒を製造する。乾燥後整粒し、これにタ
ルクおよびステアリン酸マグネシウムを混合し、常法に
より打錠して200mg錠剤を製造した。
を示す。 (薬剤製造例1) GTS−3(化合物実施例10の化合物) 50mg でんぷん 30mg 乳糖 110mg タルク 7mg ステアリン酸マグネシウム 3mg ─────────────────────────── 200mg 化合物GTS−3を粉砕し、それに乳糖及びでんぷんを
加え混合する。10%のでんぷんのりを上記の混合物に
加え、攪拌し顆粒を製造する。乾燥後整粒し、これにタ
ルクおよびステアリン酸マグネシウムを混合し、常法に
より打錠して200mg錠剤を製造した。
【0084】 (薬剤製造例2) LMS−1(化合物実施例12の化合物) 50mg でんぷん 30mg 乳糖 110mg タルク 7mg ステアリン酸マグネシウム 3mg ─────────────────────────── 200mg 化合物LMS−1を用い、上記薬剤製造例1と同様に混
合、造粒、打錠して200mg錠剤を製造した。
合、造粒、打錠して200mg錠剤を製造した。
【0085】 (薬剤製造例3) LPS−1(化合物実施例4の化合物) 50mg でんぷん 30mg 乳糖 110mg タルク 7mg ステアリン酸マグネシウム 3mg ─────────────────────────── 200mg 化合物LPS−1を用い、上記薬剤製造例1と同様に混
合、造粒、打錠して200mg錠剤を製造した。
合、造粒、打錠して200mg錠剤を製造した。
【0086】(薬剤製造例4)GTS−3(化合物実施
例10の化合物)500mgにオートクレーブにより殺
菌した生理食塩水を加えて溶解し、全量を10mlに調
製した後、乾熱滅菌したアンプル瓶に封入し、10ml
の液剤を製造した。
例10の化合物)500mgにオートクレーブにより殺
菌した生理食塩水を加えて溶解し、全量を10mlに調
製した後、乾熱滅菌したアンプル瓶に封入し、10ml
の液剤を製造した。
【0087】(薬剤製造例5)LMS−1(化合物実施
例12の化合物)500mgに生理食塩水を加え、薬剤
製造例4と同様に処理して、10mlの液剤を製造し
た。
例12の化合物)500mgに生理食塩水を加え、薬剤
製造例4と同様に処理して、10mlの液剤を製造し
た。
【0088】(薬剤製造例6)LPS−1(化合物実施
例4の化合物)600mgに生理食塩水を加え、薬剤製
造例4と同様に処理して、10mlの液剤を製造した。
例4の化合物)600mgに生理食塩水を加え、薬剤製
造例4と同様に処理して、10mlの液剤を製造した。
【0089】 (薬剤製造例7) LMS−1(化合物実施例12の化合物) 25mg 乳糖 50mg でんぷん 23mg ステアリン酸マグネシウム 2mg ─────────────────────────── 100mg LMS−1(化合物実施例12の化合物)25mgをよ
く粉砕し、乳糖、でんぷん、ステアリン酸マグネシウム
を加え、充分混合した後、カプセルに充填し、カプセル
剤を製造した。
く粉砕し、乳糖、でんぷん、ステアリン酸マグネシウム
を加え、充分混合した後、カプセルに充填し、カプセル
剤を製造した。
【0090】 (薬剤製造例8) GTS−3(化合物実施例10の化合物) 25mg 乳糖 50mg でんぷん 23mg ステアリン酸マグネシウム 2mg ─────────────────────────── 100mg GTS−3(化合物実施例10の化合物)25mgを薬
剤製造例7と同様に処理してカプセル剤を製造した。
剤製造例7と同様に処理してカプセル剤を製造した。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の硫酸化
アルキルオリゴ糖またはその生理学的に許容される塩
は、オリゴ糖の末端糖の1位の水酸基をアルキル基で置
換し、かつ糖部分の残りの水酸基の14.3%以上を硫
酸化して得られるものである。そして、これを有効成分
とする抗ウイルス剤は極めて低毒性で、ウイルスのエン
ベロープの有無にかかわらず広範囲なDNAウイルスお
よびRNAウイルスに対して抗ウイルス活性を有すると
ともに、特にエイズウイルスに対して優れた抗ウイルス
活性を有する。したがって、極めて低毒性で、広範囲な
ウイルスに対して抗ウイルス活性を有する抗ウイルス
剤、特に広い抗ウイルススペクトルを併せ持つエイズ治
療剤を提供することができる。
アルキルオリゴ糖またはその生理学的に許容される塩
は、オリゴ糖の末端糖の1位の水酸基をアルキル基で置
換し、かつ糖部分の残りの水酸基の14.3%以上を硫
酸化して得られるものである。そして、これを有効成分
とする抗ウイルス剤は極めて低毒性で、ウイルスのエン
ベロープの有無にかかわらず広範囲なDNAウイルスお
よびRNAウイルスに対して抗ウイルス活性を有すると
ともに、特にエイズウイルスに対して優れた抗ウイルス
活性を有する。したがって、極めて低毒性で、広範囲な
ウイルスに対して抗ウイルス活性を有する抗ウイルス
剤、特に広い抗ウイルススペクトルを併せ持つエイズ治
療剤を提供することができる。
【図1】 本発明の抗ウイルス剤の例としてMPS−1
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
【図2】 本発明の抗ウイルス剤の例としてMPS−1
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
【図3】 本発明の抗ウイルス剤の例としてMPS−2
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
【図4】 本発明の抗ウイルス剤の例としてMPS−2
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
【図5】 本発明の抗ウイルス剤の例としてMPS−3
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
【図6】 本発明の抗ウイルス剤の例としてMPS−3
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
【図7】 本発明の抗ウイルス剤の例としてLPS−1
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
【図8】 本発明の抗ウイルス剤の例としてLPS−1
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
を投与した感染細胞と非感染細胞の生存細胞数を示した
グラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また、本発明の抗ウイルス剤のマウスにお
ける経口単回投与による急性毒性試験の結果では、後述
する実施例記載の化合物は、いずれも1.0g/kgの
投与で全例とも生存していた。したがって、本発明によ
る化合物の経口投与によるLD50(50%致死量)は、
いずれも1.0g/kg以上である。また、本発明の代
表的化合物のGTS−3のマウス静脈内投与のLD50は
1.2g/kgでありLMS−1のマウス静脈内投与の
LD50は0.7g/kgであった。さらにその他の化合
物についても、マウスにおける静脈投与試験での急性毒
性値は、LD50値が全て0.7g/Kg以上であった。
この結果、本発明による抗ウイルス剤は、極めて低毒性
な化合物である事が判明した。
ける経口単回投与による急性毒性試験の結果では、後述
する実施例記載の化合物は、いずれも1.0g/kgの
投与で全例とも生存していた。したがって、本発明によ
る化合物の経口投与によるLD50(50%致死量)は、
いずれも1.0g/kg以上である。また、本発明の代
表的化合物のGTS−3のマウス静脈内投与のLD50は
1.2g/kgでありLMS−1のマウス静脈内投与の
LD50は0.7g/kgであった。さらにその他の化合
物についても、マウスにおける静脈投与試験での急性毒
性値は、LD50値が全て0.7g/Kg以上であった。
この結果、本発明による抗ウイルス剤は、極めて低毒性
な化合物である事が判明した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】以下、前記実施例で得られた化合物の血中
持続活性評価試験例を示す。 (血中持続活性の評価) サンプル液の調製方法;各被験物質とも注射用生理食塩
液に溶解させ、投与被験物質量が16mg/10ml/
Kgとなるように調製した。 投与方法;マウス尾静脈より16mg/10ml/Kg
量のサンプル液を1ml/分の速度で静注し、投与の一
定時間後に、エーテル麻酔下で開腹し、後大静脈より採
血を行い、血液を遠心分離し血清を採取した。血清は、
10%濃度に蒸留水により希釈後サンプル液とした。 活性評価方法;96穴マイクロタイタープレートに、種
々の濃度のサンプル液と共にHIV感染MT−4細胞
(2.5x104/well、MOI:0.01)を感
染直後に加えた。サンプル液のMT−4細胞に対する毒
性を知るために、ウイルス非感染細胞を同様に種々の濃
度のサンプルと共に培養を行った。炭酸ガスインキュベ
ーターで37℃5日間培養した後、MTT法で生存細胞
数を測定した。抗ウイルス活性は、HIV感染による細
胞障害を50%防御する濃度(有効率50%の時の血清
濃度)(EC50:50% Effective Con
centration)、および90%防御する濃度
(有効率90%の時の血清濃度)(EC90:90% E
ffective Concentration)で計
算した。(参照文献)(Pauwels etal.,
J.Virol.Methods20(1988)30
9−321) 血中活性評価方法;予め、上記の活性評価方法により被
験物質の試験管試験における有効濃度(EC50)、(E
C90)を評価しておく。経時的にサンプリングして得ら
れる血清について抗ウイルス活性評価を行い、その結果
と先に得られた有効濃度より、マウス血中に残存する被
験物質量を算出した。(マウスの血液量を3ml/匹、
1匹=30gと想定した。) (血中持続活性評価試験例1)マウスに前記化合物実施
例5で得られたサンプルLPS−1−1 16mg/K
gを投与した。1、2、4、6時間後の血液を抜き取り
後、血清を分離し、これを各種濃度に希釈してサンプル
とし、その抗HIV活性を評価した。一方、この化合物
の試験管試験における有効濃度を測定したところ、EC
50値=0.68μg/ml、EC90値=2.69μg/
mlであった。これらの結果から各時間毎のマウス血中
の薬剤濃度を算出した。ここで、0時間の血中薬剤濃度
は次式から算出した。 16mg/Kg×30g/3ml=160μg/ml 結果を下記第18表に示すとともに、図9のグラフに示
す。図9のグラフにおいて、破線はEC90値(=2.6
9μg/ml)を示す。 この化合物は投与後6時間でも、血中でEC90値の10
倍近い薬剤濃度が保たれている事が明らかになった。 (血中持続活性評価試験例2)マウスに化合物実施例1
0で得られたサンプルGTS−3 16mg/Kgを投
与した。上記血中持続活性評価試験例1と同様にして、
試験管試験における有効濃度および、1〜6時間後のマ
ウス血液サンプルの抗ウイルス活性評価を行った。試験
管試験におけるEC50値,EC90値は、EC50値=0.
19μg/ml、EC90値=1.61μg/mlであっ
た。これらの結果から、血中持続活性評価試験例1と同
様にして各時間毎のマウス血中の薬剤濃度を算出した。
結果を下記第19表に示すとともに、図10のグラフに
示す。図10のグラフにおいて、破線はEC90値(=
1.61μg/ml)を示す。 この化合物は投与後6時間でも、血中でEC90値の10
倍近い薬剤濃度が保たれている事が明らかになった。 (比較例)マウスに抗エイズ剤として有効であることが
知られている硫酸デキストラン(分子量5000)16
mg/Kgを投与した。1、2、4、6時間後の血液を
抜き取り後、血清を分離し、これを各種濃度に希釈して
サンプルとした。上記血中持続活性評価試験例1と同様
にして抗HIV活性を評価した。一方、この薬剤の試験
管試験におけるEC50値,EC90値は、EC50値=1.
42μg/ml、EC90値=15.4μg/mlであっ
た。抗HIV活性評価試験の結果、硫酸デキストランは
初めの1時間後の評価でも全く抗HIV活性を示さず、
2時間以後も活性を全く示さなかった。このことから硫
酸デキストランが血液中で分解、代謝等の何らかの作用
を受け、速やかに活性を失ったことが明らかになった。
以下に本発明の抗ウイルス剤の薬剤製造例を示す。 (薬剤製造例1) GTS−3(化合物実施例10の化合物) 50mg でんぷん 30mg 乳糖 110mg タルク 7mg ステアリン酸マグネシウム 3mg ─────────────────────────── 200mg 化合物GTS−3を粉砕し、それに乳糖及びでんぷんを
加え混合する。10%のでんぷんのりを上記の混合物に
加え、攪拌し顆粒を製造する。乾燥後整粒し、これにタ
ルクおよびステアリン酸マグネシウムを混合し、常法に
より打錠して200mg錠剤を製造した。
持続活性評価試験例を示す。 (血中持続活性の評価) サンプル液の調製方法;各被験物質とも注射用生理食塩
液に溶解させ、投与被験物質量が16mg/10ml/
Kgとなるように調製した。 投与方法;マウス尾静脈より16mg/10ml/Kg
量のサンプル液を1ml/分の速度で静注し、投与の一
定時間後に、エーテル麻酔下で開腹し、後大静脈より採
血を行い、血液を遠心分離し血清を採取した。血清は、
10%濃度に蒸留水により希釈後サンプル液とした。 活性評価方法;96穴マイクロタイタープレートに、種
々の濃度のサンプル液と共にHIV感染MT−4細胞
(2.5x104/well、MOI:0.01)を感
染直後に加えた。サンプル液のMT−4細胞に対する毒
性を知るために、ウイルス非感染細胞を同様に種々の濃
度のサンプルと共に培養を行った。炭酸ガスインキュベ
ーターで37℃5日間培養した後、MTT法で生存細胞
数を測定した。抗ウイルス活性は、HIV感染による細
胞障害を50%防御する濃度(有効率50%の時の血清
濃度)(EC50:50% Effective Con
centration)、および90%防御する濃度
(有効率90%の時の血清濃度)(EC90:90% E
ffective Concentration)で計
算した。(参照文献)(Pauwels etal.,
J.Virol.Methods20(1988)30
9−321) 血中活性評価方法;予め、上記の活性評価方法により被
験物質の試験管試験における有効濃度(EC50)、(E
C90)を評価しておく。経時的にサンプリングして得ら
れる血清について抗ウイルス活性評価を行い、その結果
と先に得られた有効濃度より、マウス血中に残存する被
験物質量を算出した。(マウスの血液量を3ml/匹、
1匹=30gと想定した。) (血中持続活性評価試験例1)マウスに前記化合物実施
例5で得られたサンプルLPS−1−1 16mg/K
gを投与した。1、2、4、6時間後の血液を抜き取り
後、血清を分離し、これを各種濃度に希釈してサンプル
とし、その抗HIV活性を評価した。一方、この化合物
の試験管試験における有効濃度を測定したところ、EC
50値=0.68μg/ml、EC90値=2.69μg/
mlであった。これらの結果から各時間毎のマウス血中
の薬剤濃度を算出した。ここで、0時間の血中薬剤濃度
は次式から算出した。 16mg/Kg×30g/3ml=160μg/ml 結果を下記第18表に示すとともに、図9のグラフに示
す。図9のグラフにおいて、破線はEC90値(=2.6
9μg/ml)を示す。 この化合物は投与後6時間でも、血中でEC90値の10
倍近い薬剤濃度が保たれている事が明らかになった。 (血中持続活性評価試験例2)マウスに化合物実施例1
0で得られたサンプルGTS−3 16mg/Kgを投
与した。上記血中持続活性評価試験例1と同様にして、
試験管試験における有効濃度および、1〜6時間後のマ
ウス血液サンプルの抗ウイルス活性評価を行った。試験
管試験におけるEC50値,EC90値は、EC50値=0.
19μg/ml、EC90値=1.61μg/mlであっ
た。これらの結果から、血中持続活性評価試験例1と同
様にして各時間毎のマウス血中の薬剤濃度を算出した。
結果を下記第19表に示すとともに、図10のグラフに
示す。図10のグラフにおいて、破線はEC90値(=
1.61μg/ml)を示す。 この化合物は投与後6時間でも、血中でEC90値の10
倍近い薬剤濃度が保たれている事が明らかになった。 (比較例)マウスに抗エイズ剤として有効であることが
知られている硫酸デキストラン(分子量5000)16
mg/Kgを投与した。1、2、4、6時間後の血液を
抜き取り後、血清を分離し、これを各種濃度に希釈して
サンプルとした。上記血中持続活性評価試験例1と同様
にして抗HIV活性を評価した。一方、この薬剤の試験
管試験におけるEC50値,EC90値は、EC50値=1.
42μg/ml、EC90値=15.4μg/mlであっ
た。抗HIV活性評価試験の結果、硫酸デキストランは
初めの1時間後の評価でも全く抗HIV活性を示さず、
2時間以後も活性を全く示さなかった。このことから硫
酸デキストランが血液中で分解、代謝等の何らかの作用
を受け、速やかに活性を失ったことが明らかになった。
以下に本発明の抗ウイルス剤の薬剤製造例を示す。 (薬剤製造例1) GTS−3(化合物実施例10の化合物) 50mg でんぷん 30mg 乳糖 110mg タルク 7mg ステアリン酸マグネシウム 3mg ─────────────────────────── 200mg 化合物GTS−3を粉砕し、それに乳糖及びでんぷんを
加え混合する。10%のでんぷんのりを上記の混合物に
加え、攪拌し顆粒を製造する。乾燥後整粒し、これにタ
ルクおよびステアリン酸マグネシウムを混合し、常法に
より打錠して200mg錠剤を製造した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正内容】
【0090】 (薬剤製造例8) GTS−3(化合物実施例10の化合物) 25mg 乳糖 50mg でんぷん 23mg ステアリン酸マグネシウム 2mg ─────────────────────────── 100mg GTS−3(化合物実施例10の化合物)25mgを薬
剤製造例7と同様に処理してカプセル剤を製造した。 (薬剤製造例9)乾熱滅菌したアンプル瓶にGTS−3
(化合物実施例10の化合物)500mg、マンニトー
ル1000mg、リン酸二ナトリウム400mgを乳鉢
で粉砕混合して封入し、10ml用のアンプルを製造し
た。 (薬剤製造例10)薬剤製造例9と同様に、乾熱滅菌し
たアンプル瓶にLMS−1(化合物実施例12の化合
物)500mg、マンニトール1000mg、リン酸二
ナトリウム400mgを乳鉢で粉砕混合して封入し、1
0ml用のアンプルを製造した。 (薬剤製造例11)乾熱滅菌したバイアル瓶にGTS−
3(化合物実施例10の化合物)5g、リン酸二ナトリ
ウム4gを乳鉢で粉砕混合して封入し、点滴用の薬剤を
製造した。 (薬剤製造例12)薬剤製造例11と同様に、乾熱滅菌
したバイアル瓶にLPS−1(化合物実施例4の化合
物)6g、リン酸二ナトリウム5gを乳鉢で粉砕混合し
て封入し、点滴用の薬剤を製造した。 (薬剤製造例13)薬剤製造例11と同様に、乾熱滅菌
したバイアル瓶にLPS−1−1(化合物実施例5の化
合物)6g、リン酸二ナトリウム5gを乳鉢で粉砕混合
して封入し、点滴用の薬剤を製造した。 (薬剤製造例14)薬剤製造例11と同様に、乾熱滅菌
したバイアル瓶にLMS−1(化合物実施例12の化合
物)500mg、マンニトール1000mg、リン酸二
ナトリウム400mgを乳鉢で粉砕混合して封入し、注
射剤用の薬剤を製造した。
剤製造例7と同様に処理してカプセル剤を製造した。 (薬剤製造例9)乾熱滅菌したアンプル瓶にGTS−3
(化合物実施例10の化合物)500mg、マンニトー
ル1000mg、リン酸二ナトリウム400mgを乳鉢
で粉砕混合して封入し、10ml用のアンプルを製造し
た。 (薬剤製造例10)薬剤製造例9と同様に、乾熱滅菌し
たアンプル瓶にLMS−1(化合物実施例12の化合
物)500mg、マンニトール1000mg、リン酸二
ナトリウム400mgを乳鉢で粉砕混合して封入し、1
0ml用のアンプルを製造した。 (薬剤製造例11)乾熱滅菌したバイアル瓶にGTS−
3(化合物実施例10の化合物)5g、リン酸二ナトリ
ウム4gを乳鉢で粉砕混合して封入し、点滴用の薬剤を
製造した。 (薬剤製造例12)薬剤製造例11と同様に、乾熱滅菌
したバイアル瓶にLPS−1(化合物実施例4の化合
物)6g、リン酸二ナトリウム5gを乳鉢で粉砕混合し
て封入し、点滴用の薬剤を製造した。 (薬剤製造例13)薬剤製造例11と同様に、乾熱滅菌
したバイアル瓶にLPS−1−1(化合物実施例5の化
合物)6g、リン酸二ナトリウム5gを乳鉢で粉砕混合
して封入し、点滴用の薬剤を製造した。 (薬剤製造例14)薬剤製造例11と同様に、乾熱滅菌
したバイアル瓶にLMS−1(化合物実施例12の化合
物)500mg、マンニトール1000mg、リン酸二
ナトリウム400mgを乳鉢で粉砕混合して封入し、注
射剤用の薬剤を製造した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】追加
【補正内容】
【図9】 本発明の抗ウイルス剤の例としてLPS−1
−1をマウスに投与した際の血中薬剤濃度の経時変化を
示したグラフである。
−1をマウスに投与した際の血中薬剤濃度の経時変化を
示したグラフである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図10
【補正方法】追加
【補正内容】
【図10】 本発明の抗ウイルス剤の例としてGTS−
3をマウスに投与した際の血中薬剤濃度の経時変化を示
したグラフである。
3をマウスに投与した際の血中薬剤濃度の経時変化を示
したグラフである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】追加
【補正内容】
【図9】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】追加
【補正内容】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平2−235649 (32)優先日 平2(1990)9月7日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平2−335713 (32)優先日 平2(1990)11月30日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−99050 (32)優先日 平3(1991)4月30日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 西橋 秀治 千葉県佐倉市大崎台2−23−9 (72)発明者 瓜生 敏之 東京都足立区青井3−5−26−519 (72)発明者 吉田 孝 東京都大田区西馬込2−16−13 (72)発明者 山本 直樹 東京都渋谷区恵比寿南3−11−17 原町住 宅501 (72)発明者 中島 秀喜 東京都武蔵村山市学園4−3 武蔵野住宅 16−405 (72)発明者 茂田 士郎 福島県福島市大森字久保内147−28
Claims (31)
- 【請求項1】 同一の単糖を構成成分として、それらが
グリコシド結合してなるオリゴ糖の末端糖の1位の水酸
基の水素が直鎖状または分岐状のアルキル基により置換
され、かつ糖部分の残りの水酸基の14.3%以上が硫
酸化された硫酸化アルキルオリゴ糖またはその生理学的
に許容される塩。 - 【請求項2】 オリゴ糖の構成単糖がガラクトース、マ
ンノース、タロース、イドース、アルトロース、アロー
ス、グロース、キシロース、アラビノース、ラムノー
ス、フコース、フラクトースよりなる群から選ばれる単
糖である請求項1記載の硫酸化アルキルオリゴ糖または
その生理学的に許容される塩。 - 【請求項3】 オリゴ糖部が2以上30以下の単糖から
なるオリゴ糖である請求項2記載の硫酸化アルキルオリ
ゴ糖またはその生理学的に許容される塩。 - 【請求項4】 異なる単糖をその構成成分として、それ
らがグリコシド結合してなるオリゴ糖の末端糖の1位の
水酸基の水素が直鎖状または分岐状のアルキル基により
置換され、かつ糖部分の残りの水酸基の14.3%以上
が硫酸化された硫酸化アルキルオリゴ糖またはその生理
学的に許容される塩。 - 【請求項5】 オリゴ糖の構成単糖がグルコース、ガラ
クトース、マンノース、タロース、イドース、アルトロ
ース、アロース、グロース、キシロース、アラビノー
ス、ラムノース、フコース、フラクトースよりなる群か
ら選ばれる単糖である請求項4記載の硫酸化アルキルオ
リゴ糖またはその生理学的に許容される塩。 - 【請求項6】 オリゴ糖部が2以上30以下の単糖から
なるオリゴ糖である請求項5記載の硫酸化アルキルオリ
ゴ糖またはその生理学的に許容される塩。 - 【請求項7】 オリゴ糖部が乳糖のガラクトース部の4
位にガラクトースがβ(1→4)グリコシド結合し、順
次末端ガラクトースの4位にガラクトースがβ(1→
4)結合してなる乳糖骨格を有するガラクトース系オリ
ゴ糖である請求項4記載の硫酸化アルキルオリゴ糖また
はその生理学的に許容される塩。 - 【請求項8】 オリゴ糖部が2以上30以下の単糖から
なるオリゴ糖である請求項7記載の硫酸化アルキルオリ
ゴ糖またはその生理学的に許容される塩。 - 【請求項9】 グルコースを構成単糖として、β(1→
3)グリコシド結合してなるオリゴ糖の末端糖の1位の
水酸基の水素が直鎖状または分岐状のアルキル基により
置換され、かつ糖部分の残りの水酸基の14.3%以上
が硫酸化された硫酸化アルキルオリゴ糖またはその生理
学的に許容される塩。 - 【請求項10】 オリゴ糖部が2以上30以下の単糖か
らなるオリゴ糖である請求項9記載の硫酸化アルキルオ
リゴ糖またはその生理学的に許容される塩。 - 【請求項11】 アルキル基が炭素数22以下の直鎖状
もしくは分岐状のアルキル基である請求項1〜10のい
ずれかに記載の硫酸化アルキルオリゴ糖またはその生理
学的に許容される塩。 - 【請求項12】 請求項1〜10のいずれかに記載の硫
酸化アルキルオリゴ糖またはその生理学的に許容される
塩を有効成分とする抗ウイルス剤。 - 【請求項13】 ウイルスがDNAウイルスである請求
項12記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項14】 ウイルスがRNAウイルスである請求
項12記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項15】 ウイルスがエンベロープを有するウイ
ルスである請求項12記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項16】 ウイルスがエンベロープを有しないウ
イルスである請求項12記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項17】 ウイルスがレトロウイルス(Retr
ovirus)である請求項12記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項18】 ウイルスがHIVである請求項12記
載の抗ウイルス剤。 - 【請求項19】 ウイルスがアデノウイルス(Aden
ovirus)である請求項12記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項20】 ウイルスがヘルペスウイルス(Her
pesvirus)である請求項12記載の抗ウイルス
剤。 - 【請求項21】 ウイルスがコクサキーウイルス(Co
xsackievirus)である請求項12記載の抗
ウイルス剤。 - 【請求項22】 請求項11記載の硫酸化アルキルオリ
ゴ糖またはその生理学的に許容される塩を有効成分とす
る抗ウイルス剤。 - 【請求項23】 ウイルスがDNAウイルスである請求
項22記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項24】 ウイルスがRNAウイルスである請求
項22記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項25】 ウイルスがエンベロープを有するウイ
ルスである請求項22記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項26】 ウイルスがエンベロープを有しないウ
イルスである請求項22記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項27】 ウイルスがレトロウイルス(Retr
ovirus)である請求項22記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項28】 ウイルスがHIVである請求項22記
載の抗ウイルス剤。 - 【請求項29】 ウイルスがアデノウイルス(Aden
ovirus)である請求項22記載の抗ウイルス剤。 - 【請求項30】 ウイルスがヘルペスウイルス(Her
pesvirus)である請求項22記載の抗ウイルス
剤。 - 【請求項31】 ウイルスがコクサキーウイルス(Co
xsackievirus)である請求項22記載の抗
ウイルス剤。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3211833A JPH0578382A (ja) | 1990-08-23 | 1991-08-23 | 硫酸化アルキルオリゴ糖またはその生理学的に許容される塩およびこれを有効成分とする抗ウイルス剤 |
| PCT/JP1991/001122 WO1992003453A1 (en) | 1990-08-23 | 1991-08-23 | Antiviral agent |
| CA002071915A CA2071915A1 (en) | 1990-08-23 | 1991-08-23 | Antiviral agent |
| EP19910914756 EP0497988A4 (en) | 1990-08-23 | 1991-08-23 | Antiviral agent |
| AU83346/91A AU644895B2 (en) | 1990-08-23 | 1991-08-23 | Antiviral agent |
Applications Claiming Priority (13)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22218790 | 1990-08-23 | ||
| JP22830790 | 1990-08-31 | ||
| JP22830690 | 1990-08-31 | ||
| JP23564990 | 1990-09-07 | ||
| JP33571390 | 1990-11-30 | ||
| JP2-228307 | 1991-04-30 | ||
| JP2-222187 | 1991-04-30 | ||
| JP3-99050 | 1991-04-30 | ||
| JP2-228306 | 1991-04-30 | ||
| JP9905091 | 1991-04-30 | ||
| JP2-335713 | 1991-04-30 | ||
| JP2-235649 | 1991-04-30 | ||
| JP3211833A JPH0578382A (ja) | 1990-08-23 | 1991-08-23 | 硫酸化アルキルオリゴ糖またはその生理学的に許容される塩およびこれを有効成分とする抗ウイルス剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0578382A true JPH0578382A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=27565622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3211833A Withdrawn JPH0578382A (ja) | 1990-08-23 | 1991-08-23 | 硫酸化アルキルオリゴ糖またはその生理学的に許容される塩およびこれを有効成分とする抗ウイルス剤 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0497988A4 (ja) |
| JP (1) | JPH0578382A (ja) |
| AU (1) | AU644895B2 (ja) |
| CA (1) | CA2071915A1 (ja) |
| WO (1) | WO1992003453A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5504207A (en) * | 1994-10-18 | 1996-04-02 | Abbott Laboratories | Process and intermediate for the preparation of terazosin hydrochloride dihydrate |
| JPH11504018A (ja) * | 1995-04-28 | 1999-04-06 | ジ・オーストラリアン・ナショナル・ユニバーシティ | 硫酸化オリゴ糖の製造および使用 |
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| SE9401826D0 (sv) * | 1994-05-27 | 1994-05-27 | Pharmacia Ab | Anti-Helicobacter pyroli substance |
| US20020165168A1 (en) * | 1995-12-16 | 2002-11-07 | Joachim Bunger | Use of sugar derivatives as antimicrobial, antimycotic and/or antiviral active substances |
| JP4532618B2 (ja) * | 1999-02-25 | 2010-08-25 | 株式会社グライコメディクス | 新規糖鎖プライマー |
| PL225045B1 (pl) | 2012-05-18 | 2017-02-28 | Univ Jagiellonski | Zastosowanie polimeru chitozanowego do wytwarzania leków do leczenia i profilaktyki infekcji wywołanych przez koronawirusy |
| CN103275239B (zh) * | 2013-06-14 | 2015-06-17 | 西北师范大学 | 非伯羟基取代的硫酸化多糖的合成方法 |
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|---|---|---|---|---|
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| US4806275A (en) | 1986-09-05 | 1989-02-21 | A. E. Staley Manufacturing Company | Ionic derivatives of alkyl mono and polyglycosides |
| EP0293826A3 (en) * | 1987-06-02 | 1989-05-10 | Stichting REGA V.Z.W. | Therapeutic and prophylactic application of sulfated polysaccharides against aids |
| JP2626892B2 (ja) | 1987-07-07 | 1997-07-02 | 味の素株式会社 | 新規な抗ウィルス剤 |
| WO1989003684A1 (fr) * | 1987-10-30 | 1989-05-05 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Agent anti-vih |
| DE3834911A1 (de) * | 1988-10-13 | 1990-04-19 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur sulfatierung von alkyloligoglycosiden |
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| JP2956090B2 (ja) * | 1989-10-30 | 1999-10-04 | 大日本インキ化学工業株式会社 | オリゴ糖誘導体 |
-
1991
- 1991-08-23 WO PCT/JP1991/001122 patent/WO1992003453A1/ja not_active Ceased
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- 1991-08-23 CA CA002071915A patent/CA2071915A1/en not_active Abandoned
- 1991-08-23 JP JP3211833A patent/JPH0578382A/ja not_active Withdrawn
- 1991-08-23 AU AU83346/91A patent/AU644895B2/en not_active Ceased
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| AU8334691A (en) | 1992-03-17 |
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|---|---|---|---|
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