JPH0580945U - マスタシリンダ - Google Patents

マスタシリンダ

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JPH0580945U
JPH0580945U JP2868892U JP2868892U JPH0580945U JP H0580945 U JPH0580945 U JP H0580945U JP 2868892 U JP2868892 U JP 2868892U JP 2868892 U JP2868892 U JP 2868892U JP H0580945 U JPH0580945 U JP H0580945U
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公雄 石原
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自動車機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキ操作時における液圧の圧力差による
スリーブの変形を防止し、ブレーキフィーリングの向上
を図る。 【構成】 ボディ本体3とキャップ4とによってシリン
ダハウジング2を構成し、ピストン5,6が前記キャッ
プを嵌挿して、前記シリンダハウジング内に摺動自在に
配設され、かつ外部流体路に通ずる通路を備えたピスト
ンガイド7,8及びスリーブ9によって案内されたマス
タシリンダにおいて、スリーブ31の大部分が、前記シ
リンダハウジングと前記ピストンとで形成された圧力室
10に臨んで配設されるように、該スリーブ31の一方
の端部31a、その外径部31bと該ハウジング2、ピ
ストン5との間に、それぞれシール部材15,32を装
着し、低圧側から封止した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車両の各種ブレーキ装置などに使用されるマスタシリンダに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のマスタシリンダとしては、例えば図3及び図4に示すタンデム マスタシリンダがある。このマスタシリンダ1は、シリンダハウジング2として 、一端に開口部を有する、例えばアルミニウム合金製のボディ本体3とキャップ 4とによって構成されている。
【0003】 前記ボディ本体3は、一端に開口部3aを有しており、該開口部3aの内方の 周面には雌ネジ3bが形成されている。一方、キャップ4の一端外周面には、雄 ネジ4aが形成されており、このキャップ4は、その雄ネジ4aをボディ本体3 の雌ネジ3bに螺合させることによって、ボディ本体3に装着される。
【0004】 前記ボディ本体3の内部にはプライマリピストン5の先端部及びセカンダリピ ストン6が前記キャップ4を嵌挿するとともに、ピストンガイド7,8を介して 摺動自在に配設されている。また、ボディ本体3の内部には、プライマリピスト ン5と該ピストン5の位置決め用の樹脂製スリーブ9とによって第1圧力室10 が形成され、セカンダリピストン6とボディ本体3の内壁面とによって第2圧力 室11が形成されている。
【0005】 該第1圧力室10および第2圧力室11にはそれぞれスプリング機構12,1 3が配設されており、又、環状のシール部材14,15,16a,16b,17 ,18,19が前記シリンダハウジング2内に配設されている。
【0006】 このようにマスタシリンダ1は、プライマリピストン5及びセカンダリピスト ン6が図で左方向に、それぞれ第1圧力室10および第2圧力室11内に押込ま れると、該圧力室10,11内の液圧は上昇し、作動液は送出口20,21から 図示しないブレーキ系統に圧送されるように構成されている。
【0007】 ところで、前記マスタシリンダ1では、プライマリピストン5とセカンダリピ ストン6が、シリンダハウジング2内に位置決めされたスリーブ9と、オイルリ ザーバ22からの補給液通路23,24,25に通ずる通路26,27をそれぞ れ備えたピストンガイド7,8によって嵌挿、案内されている。
【0008】 このプライマリピストン5側の第1圧力室10においては、前記ピストンガイ ド7側に位置するスリーブ9の側面に、ブレーキ作動が解除されるとき作用する 液補給溝28が形成されている。この液補給溝28は一端がシール部材15側に 開口し、他端は補給液通路24に連通されており、その開口面積はスリーブ9の 内側を小さく、外側を大きくしたテーパ状に形成されている。
【0009】 これによって、ブレーキ作動時に第1圧力室10の液圧が上昇し、シール部材 15がスリーブ9の端部およびピストンガイド7の左側壁に押し付けられてシー ルする場合、シール部材15の隅部が液補給溝28に食い込まないようになって いる。なお、5aはプライマリピストン5の側面に穿設された小穴であり、ブレ ーキの解除位置におけるオイルリザーバ22から第1圧力室10への補給液通路 を形成する。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記プライマリピストン5が左行されたブレーキ作動中は、前 記第1圧力室10の前記スリーブ9の内径部側のみが昇圧するが、該スリーブ9 の外径部側の補給液通路24及び周縁のすきま29は常に低圧のため、その間に 圧力差を発生する。
【0011】 このため、樹脂製の前記スリーブ9は、前記周縁すきま29を埋めるまで膨張 するとともに、前記第1の圧力室10も実質的に拡大する。従って、該圧力室1 0の圧力上昇速度が遅く、かつ車両のブレーキ系統へ送液量が減って、ブレーキ 操作時フワフワ感があり、フィーリングが悪いという問題点があった。
【0012】 他方、樹脂製の前記スリーブ9は、熱膨張、製作誤差等を考慮して、その外径 をボディ本体3およびキャップ4の内径よりも少し小さく形成されるよう前記周 縁すきま29の寸法管理が必要であるという問題点もあった。
【0013】 本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その目的は前記問題点を解消し、ブ レーキ操作時における液圧の圧力差による前記スリーブの変形(膨張)を防止し 、ブレーキフィーリングの向上を図ったマスタシリンダを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案の構成は、一端に開口部を有するボディ本体 と、該ボディ本体に結合させて前記開口部を閉塞するキャップとによってシリン ダハウジングを構成し、ピストンが前記キャップを嵌挿して、前記シリンダハウ ジング内に摺動自在に配設され、かつ外部流体路に通ずる通路を備えたピストン ガイド及びスリーブによって案内されたマスタシリンダにおいて、前記スリーブ の大部分が、前記シリンダハウジングと前記ピストンと前記ピストンガイドとで 形成された圧力室に臨んで配設されるように、前記開口部側の該スリーブの一方 の端部と前記ピストンとの間、前記スリーブ端部の外径部と前記ハウジングとの 間に、それぞれシール部材を装着し、低圧側から封止したことを特徴とする。
【0015】
【作用】
本考案は以上説明したように構成されているので、ブレーキ操作時、前記圧力 室、すなわち前記スリーブの内径部側と、その外径部側とは、同時に同一圧力に 昇圧され、該スリーブの内、外径部側間に圧力差を発生せず、該スリーブは膨張 しない。
【0016】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。 図1及び図2は本考案のマスタシリンダの一実施例を示す断面図で、図3及び 図4と同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
【0017】 図1において、マスタシリンダ30は、位置決め用の樹脂製スリーブ31の大 部分が、シリンダハウジング2を構成するボディ本体3とキャップ4のほか、プ ライマリピストン5,セカンダリピストン6及びピストンガイド7,8で形成さ れる第1圧力室10内に、臨むように配設されている。
【0018】 そして、前記スリーブ31の一方の端部31a、すなわち前記ボディ本体3の 開口部3a側の方の前記端部31aと前記ピストン5との間及び前記スリーブ3 1の端部31aの外径部31bと前記キャップ4との間に、それぞれ環状のシー ル部材15,32を配設して、前記第1圧力室10内を密閉するように、外部の 低圧側から封止する。
【0019】 他方、オイルリザーバ22から前記ピストンガイド7に通ずる補給液通路33 ,34,35は、それぞれ前記ボディ本体3及び前記キャップ4内を貫通し、又 は該キャップ4の内周面に形成されている。なお、36は環状のシール部材であ る。
【0020】 前記マスタシリンダ30において、図示しないブレーキペダルを踏み込んだブ レーキ操作時、プライマリピストン5に圧力が加えられると、これに伴ってプラ イマリピストン5及びセカンダリピストン6が図1において左方向に押送される 。
【0021】 前記プライマリピストン5が左方向に押送されると、小穴5aと補給液通路2 6がシール部材15によって遮断され、第1圧力室10内の液圧は上昇する。
【0022】 このとき、第1圧力室10内の液圧は、環状の前記シール部材15,16a, 16b,32,36によってシールされているので、前記スリーブ31の外径部 側の周縁すきま29を含む外径部側の大部分の液圧と、同時に同一液圧になり、 前記第1圧力室10内、すなわち前記スリーブ31の内径部側とその外径部側と の間に圧力差は発生しない。
【0023】 このため、前記スリーブ31は膨張することはない。なお該スリーブ31の端 部31aは低圧側に面して、該端部31aにおける内、外径部側には圧力差が発 生するが、前記スリーブ31の剛性上、膨張などの変形については全く影響はな い。
【0024】 なお、本考案の技術は前記実施例における技術に限定されるものではなく、同 様な機能を有する他の態様の手段によってもよく、また本考案の技術は前記構成 の範囲内において種々の変更,付加が可能である。
【0025】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案のマスタシリンダによれば、スリーブの 大部分がシリンダハウジングとピストンで形成された圧力室に臨むように、該ス リーブの一方の端部と前記ピストンとの間、前記スリーブ端部の外径部と前記ハ ウジングとの間に、それぞれシール部材を装着し、低圧側から封止したので、前 記スリーブの内、外径部は、同時に同一液圧になり、両者間に圧力差が発生せず 、該スリーブは膨張しない。このため、車両のブレーキ系統への送液量が減らな いので、ブレーキ操作時のフワフワ感がなく、フィーリングの向上を図ることが できる。
【0026】 他方、前記スリーブと前記ハウジングのボディ本体、キャップとの周縁すきま の寸法管理が不要になり、製造原価の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のマスタシリンダの一実施例を示す断面
図である。
【図2】図1のII−II線による一部断面図である。
【図3】従来のマスタシリンダの断面図である。
【図4】図3のIV−IV線による一部断面図である。
【符号の説明】
1,30 マスタシリンダ 2 シリンダハウジング 3 ボディ本体 3a 開口部 4 キャップ 5 プライマリピストン 6 セカンダリピストン 7,8 ピストンガイド 9 スリーブ 10 第1圧力室 15 シール部材 31 スリーブ 31a 端部 31b 外径部 32 シール部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に開口部を有するボディ本体と、該
    ボディ本体に結合させて前記開口部を閉塞するキャップ
    とによってシリンダハウジングを構成し、ピストンが前
    記キャップを嵌挿して、前記シリンダハウジング内に摺
    動自在に配設され、かつ外部流体路に通ずる通路を備え
    たピストンガイド及びスリーブによって案内されたマス
    タシリンダにおいて、前記スリーブの大部分が、前記シ
    リンダハウジングと前記ピストンと前記ピストンガイド
    とで形成された圧力室に臨んで配設されるように、前記
    開口部側の該スリーブの一方の端部と前記ピストンとの
    間、前記スリーブ端部の外径部と前記ハウジングとの間
    に、それぞれシール部材を装着し、低圧側から封止した
    ことを特徴とするマスタシリンダ。
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JPH0435060U (ja) * 1990-07-17 1992-03-24

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JPH0435060U (ja) * 1990-07-17 1992-03-24

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