JPH0582988U - 高所作業車のレベリング装置 - Google Patents

高所作業車のレベリング装置

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JPH0582988U
JPH0582988U JP3207492U JP3207492U JPH0582988U JP H0582988 U JPH0582988 U JP H0582988U JP 3207492 U JP3207492 U JP 3207492U JP 3207492 U JP3207492 U JP 3207492U JP H0582988 U JPH0582988 U JP H0582988U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏荷重に対しても安定した作業台のレベリン
グ保持ができ、その構成(特に、配管構成)が比較的簡
単であるレベリング装置を得る。 【構成】 作業台とブームとの間に並列に左右一対のア
ッパーレベリングシリンダ11,12を配設するととも
に、ブームと車体との間に並列に左右一対のロアレベリ
ングシリンダ15,16を配設し、左アッパーレベリン
グシリンダ11のボトム側油室11aと左ロアレベリン
グシリンダ15のボトム側油室15aとを第1連通路2
1を介して連通し、右アッパーレベリングシリンダ12
のボトム側油室12aと右ロアレベリングシリンダ16
のボトム側油室16aとを第2連通路22を介して連通
し、全ロッド側油室11b,12b,15b,16bを
第3連通路23を介して連通している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、起伏等が自在なブームの先端に作業台を有してなる高所作業車にお いて、この作業台を水平に保持するためのレベリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような高所作業車においては作業台に作業者が搭乗して作業を行うもので あり、ブームの起伏等の如何に拘らず作業台を水平に維持することが要求され、 このためのレベリング装置は従来から種々の形式のものが知られている。 例えば、実公平1−14640号公報には、ブームと作業台の間にアッパーレ ベリングシリンダを配設するとともに車体とブームとの間にロアレベリングシリ ンダを配設し、両シリンダのボトム側油室同士およびロッド側油室同士をそれぞ れ連通してなるレベリング装置が開示されている。
【0003】 この公報に開示のレベリング装置ではアッパーおよびロアレベリングシリンダ をそれぞれ1本ずつ用いているが、作業台が大きい場合などに、アッパーおよび ロアレベリングシリンダを各一対、それぞれ並列配置してレベリング装置を構成 することがある。 このような構成のレベリング装置においても、図3に示すように、左右アッパ ーレベリングシリンダ31,32および左右ロアレベリングシリンダ35,36 のボトム側油室31a,32a,35a,36aが連通路33を介して連通され るとともにロッド側油室31b,32b,35b,36bが連通路34を介して 連通され、ブームの起伏等に拘らず作業台を水平に保持するレベリング作動が行 われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、このようにアッパーおよびロアレベリングシリンダがそれぞれ並列に 一対ずつ配設されている場合には、作業台の荷重が偏った場合に、左右レベリン グシリンダに作用する荷重も偏り、これにより左右レベリングシリンダの伸縮量 に差が生じ、作業台を左右方向に捻るように傾かせ、その支持が不安定となると いう問題がある。
【0005】 なお、図4に示すように、左側のレベリングシリンダ31,35のボトム側油 室31a,35aとロッド側油室31b,35bをそれぞれ連通路41,43を 介して独立して連通させ、右側のレベリングシリンダ32,36のボトム側油室 32a,36aとロッド側油室32b,36bをそれぞれ連通路42,44を介 して独立して連通させれば、すなわち、従来のような上下各1本のレベリングシ リンダからなるレベリング装置を左右並列に配設すれば、上記のような偏荷重に 対して作業台が左右に捻れるように傾くという問題を避けることができる。 しかしながら、この場合には、各レベリングシリンダの油室間を連通させる油 圧ホース41〜44の数が多くなり、その構成が複雑化するという問題がある。 特に、アッパーおよびロアレベリングシリンダ間を連通させるホースはブーム内 に配設されるのであるが、ブーム内のホース配設空間は狭く、このブーム内への 配設が難しくなるという問題がある。
【0006】 本考案はこのような問題に鑑みたもので、作業台に偏荷重が作用した場合にも 安定した作業台のレベリング保持ができるとともに、その構成(特に、配管構成 )が比較的簡単であるような高所作業車のレベリング装置を提供することを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のため、本考案においては、作業台とブームとの間に並列 に左右一対のアッパーレベリングシリンダを配設するとともに、ブームと車体と の間に並列に左右一対のロアレベリングシリンダを配設し、左アッパーレベリン グシリンダのボトム側油室と左ロアレベリングシリンダのボトム側油室とを第1 連通路を介して連通し、右アッパーレベリングシリンダのボトム側油室と右ロア レベリングシリンダのボトム側油室とを第2連通路を介して連通し、左および右 アッパーレベリングシリンダのロッド側油室並びに左および右ロアレベリングシ リンダのロッド側油室(すなわち、全ロッド側油室)を第3連通路を介して連通 するようにしてレベリング装置を構成している。
【0008】
【作用】
このような構成のレベリング装置を用いた場合には、左側のアッパーおよびロ アレベリングシリンダのボトム側油室同士と、右側のアッパーおよびロアレベリ ングシリンダのボトム側油室同士はそれぞれ独立して連通されているので、作業 台に偏荷重が作用し、左右レベリングシリンダに作用する荷重が相違した場合で も、作業台は安定して水平保持される。さらに、この装置では、全レベリングシ リンダのロッド側油室は第3連通路を介して連通されているので、第3連通路は ブーム内に1本のホースを配設するだけで構成され、配管構成が簡単である。
【0009】 なお、左アッパーレベリングシリンダのロッド側油室と左ロアレベリングシリ ンダのロッド側油室とを第1連通路を介して連通し、右アッパーレベリングシリ ンダのロッド側油室と右ロアレベリングシリンダのロッド側油室とを第2連通路 を介して連通し、左および右アッパーレベリングシリンダのボトム側油室並びに 左および右ロアレベリングシリンダのボトム側油室を第3連通路を介して連通す るように構成しても良い。このようにしても、偏荷重に対する安定性が維持され るとともに、配管構成が簡単となる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の好ましい実施例について説明する。 本考案に係るレベリング装置を備えた高所作業車を図1に示している。この高 所作業車は、車輪2,2を有して走行可能なフレーム1aの上に旋回自在に車体 1bを有してなり、この車体1bに起伏自在にブーム3が取り付けられている。 ブーム3は入れ子式に伸縮自在な3本のブーム部材3a,3b,3cから構成さ れ、内蔵の伸縮シリンダ(図示せず)により伸縮自在となっている。ブーム3と 車体1bとの間には起伏シリンダ4が配設されており、この起伏シリンダ4の伸 縮作動によりブーム3が起伏作動される。
【0011】 ブーム3の先端には上下に揺動自在に作業台5が取り付けられている。この作 業台5に作業者が搭乗した状態で車体1bの旋回、ブーム3の起伏および伸縮作 動を制御して作業台5とともにこれに搭乗した作業者を所定高所に移動させ、作 業者により高所作業が行われる。この場合に、作業台5を常時水平に維持するた めに、レベリング装置10が設けられている。
【0012】 レベリング装置10は、先端ブーム部材3cと作業台5との間に先端ブーム3 cの左右に並列に並んで配設された左右一対のアッパーレベリングシリンダ11 ,12と、基端ブーム部材3aと車体1bとの間に基端ブーム部材3aの左右に 並列に並んで配設された左右一対のロアレベリングシリンダ15,16とを有し て構成される。これらレベリングシリンダ11,12,15,16はそれぞれピ ストンが挿入されてボトム側油室11a,12a,15a,16aとロッド側油 室11b,12b,15b,16bとにそれぞれ分割されており、各油室が図2 に示すように繋がれている。
【0013】 具体的には、左アッパーレベリングシリンダ11のボトム側油室11aと左ロ アレベリングシリンダ15のボトム側油室15aとが第1連通路21を介して連 通され、右アッパーレベリングシリンダ12のボトム側油室12aと右ロアレベ リングシリンダ16のボトム側油室16aとが第2連通路22を介して連通され 、さらに、全レベリングシリンダ11,12,15,16のロッド側油室11b ,12b,15b,16bが第3連通路23を介して連通される。
【0014】 このような構成のレベリング装置10において、作業台5に偏荷重が作用して も左右のボトム側油室はそれぞれ独立して連通されているため、左右レベリング シリンダの伸縮量に差が発生することがなく、作業台5は安定して水平状態に保 持される。 これに対して、図3に示すように、全ロッド側油室を連通するとともに全ボト ム側油室も連通させるように構成した場合には、例えば、作業台に偏荷重が作用 し左側レベリングシリンダに大きな荷重が作用すると、左側アッパーレベリング シリンダ31が右側アッパーレベリングシリンダ32より多く縮作動され、作業 台が左右に捻れるように傾く。このため、作業台のレベリング保持が不安定とな り、且つ、ブーム先端での作業台の取付部に過負荷が作用する。 また、図2に示した本考案のレベリング装置の場合には、アッパーレベリング シリンダ側とロアレベリングシリンダ側とを連通するため、ブーム3内に配設さ れる配管(ホース)は3本であり、従来における図4の配管構成に比べて、その 構成が簡単であり、ブーム3内への配設が容易である。
【0015】 なお、図2に示す配管において、第1〜第3連通路21,22,23にはそれ ぞれ分岐路21a,22a,23aが繋がっており、これら分岐路にはそれぞれ 手動バルブ25が配設されるとともに伸縮回路に繋がっている。これは作業開始 時等に作業台5のレベリング調整を行うためのものであり、作業開始時に手動バ ルブ25を開いて各連通路21,22,23への油の給排を行い、作業台5のレ ベリング調整を行う。
【0016】 図2に示す例では、左右ボトム側油室同士を独立して連通し、全ロッド側油室 を1本の連通路で連通するように構成しているが、本考案のレベリング装置はこ れに限られるものではなく、逆に、左右ロッド側油室同士を独立して連通し、全 ボトム側油室を1本の連通路で連通するように構成しても良い。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、左アッパーレベリングシリンダのボト ム側油室と左ロアレベリングシリンダのボトム側油室とを第1連通路を介して連 通し、右アッパーレベリングシリンダのボトム側油室と右ロアレベリングシリン ダのボトム側油室とを第2連通路を介して連通しているので、作業台に偏荷重が 作用し、左右レベリングシリンダに作用する荷重が相違した場合でも、作業台は 安定して水平保持される。さらに、この装置では、全レベリングシリンダのロッ ド側油室は第3連通路を介して連通されているので、第3連通路はブーム内に1 本のホースを配設するだけで構成され、配管構成が簡単である。
【0018】 なお、本考案においては、左アッパーレベリングシリンダのロッド側油室と左 ロアレベリングシリンダのロッド側油室とを第1連通路を介して連通し、右アッ パーレベリングシリンダのロッド側油室と右ロアレベリングシリンダのロッド側 油室とを第2連通路を介して連通し、左および右アッパーレベリングシリンダの ボトム側油室並びに左および右ロアレベリングシリンダのボトム側油室を第3連 通路を介して連通するように構成しても良い。このようにしても、偏荷重に対す る安定性が維持されるとともに、配管構成が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るレベリング装置を有した高所作業
車の正面図である。
【図2】本考案に係るレベリング装置構成を示す油圧回
路図である。
【図3】従来のレベリング装置構成を示す油圧回路図で
ある。
【図4】従来のレベリング装置構成を示す油圧回路図で
ある。
【符号の説明】
3 ブーム 4 起伏シリンダ 5 作業台 10 レベリング装置 11,12 アッパーレベリングシリンダ 15,16 ロアレベリングシリンダ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に少なくとも起伏自在に取り付け
    られたブームと、このブームの先端に上下に揺動自在に
    取り付けられた作業台とを有してなる高所作業車のレベ
    リング装置であって、 前記作業台と前記ブームとの間に並列に配設された左右
    一対のアッパーレベリングシリンダと、前記ブームと前
    記車体との間に並列に配設された左右一対のロアレベリ
    ングシリンダと、前記左アッパーレベリングシリンダの
    ボトム側油室と前記左ロアレベリングシリンダのボトム
    側油室とを連通する第1連通路と、前記右アッパーレベ
    リングシリンダのボトム側油室と前記右ロアレベリング
    シリンダのボトム側油室とを連通する第2連通路と、前
    記左および右アッパーレベリングシリンダのロッド側油
    室並びに前記左および右ロアレベリングシリンダのロッ
    ド側油室を連通する第3連通路とからなることを特徴と
    する高所作業車のレベリング装置。
  2. 【請求項2】 車体上に少なくとも起伏自在に取り付け
    られたブームと、このブームの先端に上下に揺動自在に
    取り付けられた作業台とを有してなる高所作業車のレベ
    リング装置であって、 前記作業台と前記ブームとの間に並列に配設された左右
    一対のアッパーレベリングシリンダと、前記ブームと前
    記車体との間に並列に配設された左右一対のロアレベリ
    ングシリンダと、前記左アッパーレベリングシリンダの
    ロッド側油室と前記左ロアレベリングシリンダのロッド
    側油室とを連通する第1連通路と、前記右アッパーレベ
    リングシリンダのロッド側油室と前記右ロアレベリング
    シリンダのロッド側油室とを連通する第2連通路と、前
    記左および右アッパーレベリングシリンダのボトム側油
    室並びに前記左および右ロアレベリングシリンダのボト
    ム側油室を連通する第3連通路とからなることを特徴と
    する高所作業車のレベリング装置。
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