JPH0583508U - 差動装置 - Google Patents

差動装置

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JPH0583508U
JPH0583508U JP3041492U JP3041492U JPH0583508U JP H0583508 U JPH0583508 U JP H0583508U JP 3041492 U JP3041492 U JP 3041492U JP 3041492 U JP3041492 U JP 3041492U JP H0583508 U JPH0583508 U JP H0583508U
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JP
Japan
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pinion shaft
washer
differential
differential case
pinion
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Application number
JP3041492U
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English (en)
Inventor
高志 大塚
Original Assignee
栃木富士産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構成部品点数を減少させるとともに、潤滑油導
入用の油溝形成のための作業工数を削減し、さらには組
み付け作業の効率を向上させる。 【構成】ディファレンシャル・ケース10とピニオン・
ギア20との間に配設されるワッシャ16の一部を切り
欠いて開口部16aを有する孔16cを形成し、二面幅
加工されたピニオン・シャフト18の端部18aを、開
口部16aから孔16c内にはめ込むことにより、ワッ
シャ16をピニオン・シャフト18の端部18aに係止
する。ピニオン・シャフト18に係止されたワッシャ1
6は、ピニオン・シャフト18の両端において膨出段部
18cとディファレンシャル・ケース10との間に保持
されるため、ピニオン・シャフト18がディファレンシ
ャル・ケース10に対して抜け止めされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、差動装置に関し、特に、ディファレンシャル・ケース内に配設され たピニオン・ギアとサイド・ギアとにより構成される差動機構を備えた差動装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の差動装置として、例えば、特開昭59−159446号公報に開示され た差動装置がある。
【0003】 この差動装置においては、ディファレンシャル・ケースに対してピニオン・シ ャフトを抜け止めおよび回り止めするために、以下に説明するような構成をとっ ていた。
【0004】 即ち、ディファレンシャル・ケースに、ピニオン・シャフト挿通孔と連通する スプリング・ピン挿通孔を形成するとともに、ピニオン・シャフトにも、ディフ ァレンシャル・ケースに形成されたスプリング・ピン挿通孔と連通するように貫 通孔を形成し、これらディファレンシャル・ケースに形成されたスプリング・ピ ン挿通孔とピニオン・シャフトに形成された貫通孔とを位置合わせして、これら の孔にスプリング・ピンを貫入することにより、ディファレンシャル・ケースに 対してピニオン・シャフトを抜け止めおよび回り止めしていた。
【0005】 このような従来の差動装置の組み付け工程を、さらに詳述すれば、まず、サイ ド・ギアとピニオン・ギアとを、図2(a)(b)に示すようなディファレンシ ャル・ケース10の窓部12からディファレンシャル・ケース10内に入れる。 そして、両者を噛み合わせるとともに、ピニオン・ギアの背面にワッシャを配置 した状態で、ディファレンシャル・ケース10に穿設されたピニオン・シャフト 挿通孔14と、ワッシャの中心部に穿設されたピニオン・シャフト挿通孔と、ピ ニオン・ギアの中心部に穿設されたピニオン・シャフト挿通孔とを位置合わせし て、ピニオン・シャフト挿通孔14からワッシャの中心部に穿設されたピニオン ・シャフト挿通孔およびピニオン・ギアの中心部に穿設されたピニオン・シャフ ト挿通孔内へピニオン・シャフトを貫入する。そして、ディファレンシャル・ケ ースに形成されたスプリング・ピン挿通孔とピニオン・シャフトに形成された貫 通孔を位置合わせして、これらの孔にスプリング・ピンを貫入して、組み付けを 完了するものである。
【0006】 また、このような差動装置におけるピニオン・ギアとワッシャとの間およびワ ッシャとディファレンシャル・ケースとの間の潤滑のために、ワッシャの背面側 のディファレンシャル・ケース内壁に、油溝を加工や鋳抜きなどで設けたり、ピ ニオン・ギア背面やワッシャに、油溝を加工して形成したりしていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の差動装置にあっては、ピニオン・ギアをディファレンシャル・ ケースに対して抜け止めおよび回り止めするために、スプリング・ピンを必要と するため、構成部品点数が増加するという問題点があった。
【0008】 さらに、スプリング・ピンを配設するために、ディファレンシャル・ケースお よびピニオン・シャフトに、スプリング・ピンを挿通するための孔を加工する必 要があるので、作業工数が増大するという問題点があった。
【0009】 また、作業工数に関しては、潤滑のために、ディファレンシャル・ケース、ピ ニオンギアあるいはワッシャに、潤滑油を導入するための油溝を形成する必要が あるため、そのための加工や鋳抜きの作業をさらに必要とするという問題点があ った。
【0010】 一方、組み付けの際には、ディファレンシャル・ケースに穿設されたピニオン ・シャフト挿通孔と、ワッシャの中心部に穿設されたピニオン・シャフト挿通孔 と、ピニオン・ギアの中心部に穿設されたピニオン・シャフト挿通孔との3個の 孔の位置合わせをして、ピニオン・シャフト挿通孔からピニオン・シャフトを貫 入し、さらに、ディファレンシャル・ケースに形成されたスプリング・ピン挿通 孔とピニオン・シャフトに形成された貫通孔との位置合わせを行った後に、スプ リング・ピンをこれらの孔に貫入して組み付けるものであるため、それぞれの孔 の位置合わせが煩雑であり、組み付け作業の効率が良くないという問題点があっ た。
【0011】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、構成部品点数を減少させるとともに、潤滑油導入の ための油溝形成にかかる作業工数を削減し、さらには組み付け作業の効率を向上 させた差動装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における差動装置は、ワッシャの一部に切 り欠き部を形成し、この切り欠き部にピニオン・シャフトをはめ込むことにより 、ワッシャをピニオン・シャフトに係止する。ピニオン・シャフトには膨出段部 を形成し、この膨出段部とディファレンシャル・ケースとの間で、ピニオン・シ ャフトに係止されたワッシャを保持するようにして、ディファレンシャル・ケー スに対して、ピニオン・シャフトの抜け止めを行うようにした。
【0013】
【作用】
スプリング・ピンを用いずに、ワッシャをピニオン・シャフトにはめ込むこと により、ピニオン・シャフトをディファレンシャル・ケースに対して抜け止めし たため、部品点数を削減できるとともに、ディファレンシャル・ケースおよびピ ニオン・シャフトにスプリング・ピン挿通孔を形成する必要がない。
【0014】 また、ワッシャの切り欠き部から、潤滑油がワッシャとピニオン・ギア背面と の間や、ワッシャとディファレンシャル・ケースとの間に流入するため、特別な 加工などをディファレンシャル・ケースやピニオン・ギアなどに施さなくても、 ピニオンギア、ワッシャおよびディファレンシャル・ケース間の潤滑状態を良好 に維持することができる。
【0015】 組み付け時においては、単にディファレンシャル・ケースに形成されたピニオ ン・シャフト挿通孔と、ピニオン・ギアに形成されたピニオン・シャフト挿通孔 とを連通させて、ピニオン・シャフトを挿通し、その後に、ワッシャをピニオン シャフトにはめ込むだけの作業でよいため、ワッシャの位置合わせを省略できる ので、組み付けが容易となる。また、スプリング・ピンを貫入する作業も省略さ れる。
【0016】 なお、差動回転時には、ピニオン・シャフトに配設された一対のピニオン・ギ アは、互いに回転方向が異なるために、ピニオン・シャフトは回転しないので、 ピニオン・シャフトをディファレンシャル・ケースに対して抜け止めのみ行えば よく、回り止めを行う必要はない。
【0017】
【実施例】
以下、図面に基づいて、本考案による差動装置を詳細に説明するものとする。
【0018】 図1は、本考案による差動装置の一実施例を示す断面構成説明図であり、図2 に示す従来の構成のディファレンシャル・ケース10内に、ワッシャ16により 抜け止めされたピニオン・シャフト18と、ピニオン・シャフト挿通孔20aに ピニオン・シャフト18を挿通し、ピニオン・シャフト18に回転自在に支持さ れたピニオン・ギア20と、ピニオン・ギア20と噛み合うとともに対向して配 置されたサイド・ギア22L、22Rとを有している。
【0019】 サイド・ギア22L、22Rには、左右の車軸(図示せず)がスプライン結合 されており、これらピニオン・ギア20とサイドギア22L、22Rとにより、 公知の差動機構を構成している。
【0020】 図3(a)(b)(c)には、ピニオン・シャフト18の詳細が示されている 。ピニオン・シャフト18は、両方の端部18aが、対向する平面18bを形成 するように二面幅加工されていて、端部18aに連設される膨出段部18cを構 成するようになされている。
【0021】 図4(a)(b)には、ワッシャ16の詳細が示されている。ワッシャ16は 、ピニオン・ギア20の背球面に添設されるように球面状に形成されるとともに 、一部が切り欠かれて開口部16aを形成された皿板状体である。また、ワッシ ャ16の中央部には、平面18bを形成するように二面幅加工されたピニオン・ シャフト18の端部18aが嵌挿できるように、平面16bを有するように形成 された孔16cが設けられている。この孔16cの開口端部は、開口幅を狭める ように互いに対向して突出形成された突起部16dとされている。
【0022】 以上の構成において、差動装置を組み付けるには、まず、ディファレンシャル ・ケース10の窓部12から、サイド・ギア22L、22Rを入れ、その後ピニ オン・ギア20をディファレンシャル・ケース10内で、サイド・ギア22L、 22Rと噛み合わせる。
【0023】 その後に、ディファレンシャル・ケース10に穿設されたピニオン・シャフト 挿通孔14と、ピニオン・ギア20の中心部に穿設されたピニオン・シャフト挿 通孔20aとを位置合わせして、ピニオン・シャフト挿通孔14からピニオン・ シャフト18を貫入する。
【0024】 この作業を終了した後に、ディファレンシャル・ケース10の内壁とピニオン ・ギア20との間に形成されたワッシャ16を介装するための空隙内へ、ピニオ ン・シャフト18の端部18aを孔16c内に位置させるようにして、ワッシャ 16を差し込むことになる。この際に、ピニオン・シャフト18の端部18aに 、ワッシャ16の開口部16aを押し付け、対向する突起部16dを押し開くよ うにして弾性変形させて、孔16c内に端部18aをはめ込むものである。孔1 6c内に端部18aが完全に位置すると、突起部16dは弾性変形作用により元 の位置に復帰して、端部18aが孔16c内から開口部16aを通って抜け出る ことを阻止する。
【0025】 従って、ピニオン・シャフト18は、両方の端部18aがディファレンシャル ・ケース10内部においてワッシャ16と係合し、膨出段部18cとディファレ ンシャル・ケース10との間にワッシャ16が保持されることになり、ピニオン ・シャフト18がディファレンシャル・ケース10から抜け落ちることが防止さ れる。
【0026】 なお、ディファレンシャル・ケース10の内壁とピニオン・ギア20との間に 形成された空隙内に、ワッシャ16を介装する際には、ワッシャ16とピニオン ・ギア20との間には、バックラッシュ分の隙間gが形成されているため、ピニ オン・ギア20の背球面に沿って容易に組み込むことができる。
【0027】 以上のようにして、組み付けられた差動装置おいては、ピニオン・ギア20は ピニオン・シャフト18に回転自在に配設されているため、従来の差動装置と全 く同様な差動効果を得ることができる。
【0028】 また、ワッシャ16の開口部16aから、ワッシャ16とピニオン・ギア20 との間およびワッシャ16とディファレンシャル・ケース10との間に、潤滑油 が供給されるようになるため、ディファレンシャル・ケース10やピニオン・ギ ア20などに、潤滑油供給用の油溝を形成するための加工などを新たに施す必要 がない。
【0029】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を奏する。
【0030】 スプリング・ピンなどによる固定構造を用いずに、ワッシャの一部に切り欠き 部を形成し、この切り欠き部にピニオン・シャフトをはめ込むことにより、ディ ファレンシャル・ケースに対して、ピニオン・シャフトを抜け止めして位置決め を行うようにしたため、部品点数を削減できるとともに、ディファレンシャル・ ケースにスプリング・ピン挿通孔などを形成する必要がないので、作業工数を削 減できる。
【0031】 また、ワッシャの切り欠き部から、潤滑油がワッシャとピニオン・ギア背面と の間や、ワッシャとディファレンシャル・ケースとの間に流入するため、特別な 加工などをディファレンシャル・ケースやピニオン・ギアなどに施さなくても、 ピニオン・ギア、ワッシャおよびディファレンシャル・ケースとの間の潤滑状態 を、良好な状態にに維持することができる。
【0032】 さらに、組み付け時においては、単にディファレンシャル・ケースに形成され たピニオン・シャフト挿通孔と、ピニオン・ギアに形成されたピニオン・シャフ ト挿通孔とを連通させて、ピニオン・シャフトを挿通し、その後に、ワッシャを ピニオンシャフトにはめ込む作業のみにより組み付けを完了できるため、ワッシ ャの位置合わせやスプリング・ピンの貫入のための位置合わせをしなくても良い ので、組み付け作業を簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による差動装置の一実施例を示す断面構
成説明図である。
【図2】ディファレンシャル・ケースを示し、(a)は
正面図であり、(b)は(a)のB矢視図である。
【図3】ピニオン・シャフトを示し、(a)は正面図で
あり、(b)は側面図であり、(c)は平面図である。
【図4】ワッシャを示し、(a)は正面図であり、
(b)は平面図である。
【図5】本考案の一実施例による差動装置の組み付け工
程を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ディファレンシャル・ケース 12 窓部 14 ピニオン・シャフト挿通孔 16 ワッシャ 16a 開口部 16b 平面 16c 孔 16d 突起部 18 ピニオン・シャフト 18a 端部 18b 平面 18c 膨出段部 20 ピニオン・ギア 20a ピニオン・シャフト挿通孔 22L サイド・ギア 22R サイド・ギア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディファレンシャル・ケース内に配設さ
    れたピニオン・ギアと、前記ピニオン・ギアと噛み合う
    左右のサイド・ギアとにより構成される差動機構によ
    り、前記左右のサイド・ギアにそれぞれ連接された左右
    の車軸間に差動回転を生じさせる差動装置において、 前記ディファレンシャル・ケースに形成された孔内に配
    置される端部と、前記端部に連設された膨出段部とを有
    し、前記ピニオン・ギアを回転自在に軸支するピニオン
    ・シャフトと、 前記ディファレンシャル・ケースと前記ピニオン・ギア
    との間に配置されるとともに、前記ピニオン・シャフト
    の前記端部に嵌着され、前記ディファレンシャル・ケー
    スの内壁面と前記膨出段部との間に保持されるワッシャ
    とを有することを特徴とする差動装置。
JP3041492U 1992-04-09 1992-04-09 差動装置 Pending JPH0583508U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3041492U JPH0583508U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 差動装置

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JP3041492U JPH0583508U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 差動装置

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JPH0583508U true JPH0583508U (ja) 1993-11-12

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ID=12303293

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JP3041492U Pending JPH0583508U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 差動装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202612A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Toyota Motor Corp デファレンシャル装置
WO2016143034A1 (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 日産自動車株式会社 ファイナルドライブ装置
JP2016194363A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 武蔵精密工業株式会社 差動装置
CN109751382A (zh) * 2017-11-04 2019-05-14 丰田自动车株式会社 差速器装置

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