JPH0586973B2 - - Google Patents

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JPH0586973B2
JPH0586973B2 JP61120397A JP12039786A JPH0586973B2 JP H0586973 B2 JPH0586973 B2 JP H0586973B2 JP 61120397 A JP61120397 A JP 61120397A JP 12039786 A JP12039786 A JP 12039786A JP H0586973 B2 JPH0586973 B2 JP H0586973B2
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JP
Japan
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layer
group
producing
polyester laminate
polyester
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JP61120397A
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English (en)
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JPS62277440A (ja
Inventor
Naoto Hirayama
Motoaki Yoshida
Akio Takigawa
Juichi Aoki
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP61120397A priority Critical patent/JPS62277440A/ja
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明はポリエステル系フイルムまたはシート
の基材の表面に、ポリエステル系フイルムに対し
て付着性の良い液状物を被覆硬化せしめて第1の
層を形成させ、第1の層上に珪素系樹脂を含む液
状物を被覆硬化せしめて第2の層を形成きせた耐
摩耗性、接着性、および耐水性、耐候性に優れた
被覆ポリエステル系樹脂フイルム成形物品に関す
るものである。 <従来の技術> 一般に、二軸延伸ポリエステル系樹脂フイルム
は、機械的特性、透明性にすぐれているため透明
材料などとして広く使用されているが耐摩耗性に
乏しく表面に傷がつきやすいという欠点を有して
いる。これらの欠点を改良するため、熱硬化性樹
脂で被覆する方法が提案されている。 たとえば特公昭60−53703にはポリエチレンテ
レフタレート成形物上に下塗り層としてポリエス
テル系樹脂を施し、その上に主としてメラミン基
含有(メタ)アクリレートからなるビニル重合体
を含む上塗り塗料を被覆硬化してなる耐擦傷性積
層体が開示されている。 また、特公昭60−43303にはポリエステル重合
体の上に下塗り層としてビニルピロリドン−アク
リル酸系エステル共重合物と第四級アンモニウム
塩重合物とを含む樹脂組成物を施し、その上にコ
ロイダルシリカとエポキシ基含有アルコキシシラ
ンの加水分解物を主成分とする上塗り塗料を被覆
硬化してなる耐摩耗性積層体が開示されている。 <発明が解決しようとする問題点> しかしながら、上記特公昭60−53703において
は硬度的に十分満足できるものが得られず、ま
た、特公昭60−43303においては煮沸水浸漬等に
より硬度低下および付着性不良が生じやすいとい
う問題点があつた。 <問題点を解決するための手段> 本発明者らはこのような欠点を除去し、耐摩耗
性、接着性、耐水性が改善されたポリエステル系
樹脂成形物品を提供することを目的とし、鋭意研
究した結果、特定の有機重合体で被覆して第1の
層を施してポリエステル系樹脂基材に対する珪素
系樹脂と無機粒子を主成分とする組成物の接着性
を向上させると共に、珪素系樹脂と無機粒子を主
成分とする組成物を第1の層上に被覆硬化させる
ことにより、ポリエステル系樹脂積層物の耐摩耗
性、耐水性、耐候性を改善し得ることを見出し
た。 すなわち本発明は、厚み10μm〜500μmのポリ
エステル製透明基材の表面に、アクリル系樹脂の
第1の層、および前記第1の層に接してその外側
に有機シラン化合物を含有する液状物を塗布し、
硬化させることによつて形成した第2の層をそれ
ぞれ有して成るポリエステル積層物を製造する方
法において、前記第1の層は、 グリシジル(メタ)アクリレートがすくなくと
も10モル%含まれているグリシジル(メタ)アク
リレートとヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
ートとの共重合体、および、 前記共重合体に対して0.03〜10重量%の、硬化
触媒としてのアミン を含有する液状物を塗布し、硬化させることによ
つて形成することを特徴とするポリエステル積層
物を製造する方法である。そして上記有機シラン
化合物を含有する液状物は下記成分aおよびb a;粒子径1〜200nmの無機粒子 b;一般式(1)
【式】 (式中R1は炭素数1〜6のアルキル基、アル
コキシアルキル基、R2は炭素数1〜6の炭化水
素基、R3は炭化水素基、またはエポキシ基、(メ
タ)アクリロイル基、ビニル基、アリル基、メル
カプト基、ハロゲン原子、アミノ基、ウレイド
基、もしくはアミド基を含んだ有機基、nは2ま
たは3、mは0または1) で示される珪素化合物の部分加水分解物の混合物
であることが好ましい。 本発明において、上記第1の層を形成させるた
めに用いられる液状物中には、上記エポキシ基を
分子内に含んだアクリル酸エステルあるいはメタ
クリル酸エステルポリマーを一種または二種以上
を含有し、さらに所望により、一般式(2)で表わさ
れるアクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エ
ステルの単重合体あるは共重合体の一種または二
種以上を含有する。この液状物中には固形分を少
なくとも1重量%含有し、かつエポキシ基を分子
内に含む(メタ)アクリル酸エステルから由来す
る成分を全モノマー単位に対してすくなくとも
0.01モル%より好ましくはすくなくとも0.5モル
%含まれることが望ましい。また、液状物とする
ために前記成分に加え、溶媒および所望により各
種添加剤が加えられる。 溶媒としてはメタノール、エタノール、イソプ
ロパール、ブタノール、ダイアセトンアルコール
などのアルコール類;メチルセロソルブ、エチル
セロソルブ、イソプロピルセロソルブ、ブチルセ
ロソルブなどのセロソルブ類;酢酸エチル、酢酸
ブチル、エチレングリコールジアセテート、エチ
ルセロソルブアセテートなどの酢酸エステル類;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、ジイソプロピルケトンなどのケトン
類;その他トルエン、ジクロルメタンなどが挙げ
ることができ、これらを混合で用いても良い。 添加剤としては、フローコントロール剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、硬化剤、架橋剤などが挙
げられる。フローコントロール剤としては、市販
のフツ素系界面活性剤、アルキレンオキサイドと
ジメチルシロキサンのブロツク共重合体などが挙
げられ、第1の層を形成させるために用いられる
液状物中0〜5重量%、より好ましくは0〜3重
量%である。 紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−
オクトキシベンゾフエノン、2,4−ジヒドロキ
シベンゾフエノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフエノンなどのベンゾフエノン
類;2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−t−ブチルフエニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−5′−オクチルフエニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′.5′−ジ−t−ブチルフエニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−ジ−t−ブチルフ
エニル)−5−クロロベンゾトリアゾールなどの
ベンゾトリアゾール類;エチル−2−シアノ−
3,3′−ジフエニルアクリレートなどのシアノア
クリレート類が挙げられる。これらは単独でも、
あるいは二種以上併用しても良く、第1の層を形
成させるために用いられる液状物中の全ポリマー
100重量部に対して0〜200重量部用いられる。 酸化防止剤としては、2,6−ジ−tert−ブチ
ル−P−クレゾール、2または3−tert−ブチル
−4−メトキシフエノール、ステアリル−β−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート、2,2′−メチレンビス
−(4−メチル−6−tert−ブチルフエノール)、
4,4′−チオビス−(3−メチル−6−tert−ブチ
ルフエノール)、4,4′−ブチリデン−ビス−(3
−メチル−6−tert−ブチルフエノール)、1,
1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−tert−ブチルフエニル)ブタン、1,3,
5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベ
ンゼン、テトラキス−〔メチレン−3−(3′,5′−
ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロキシフエニル)プ
ロピオネート〕メタン、ジラウリルチオジプロピ
オネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、
トリフエニルホスフアイト、ジフエニルイソデシ
ルホスフアイト、フエニルジイソデシルホスフア
イト、4,4′−ブチリデン−ビス−(3−メチル
−6−tert−ブチルフエニル−ジ−トリデシル)
ホスフアイト、トリス(ノニルフエニル)ホスフ
アイト等を挙げることができ、これらは単独で
も、あるいは2種以上併用しても良く、第1の層
を形成させるために用いられる液状物中に含まれ
る全ポリマー100重量部に対して0〜60重量部好
ましくは0〜30重量部用いられる。 硬化触媒および架橋剤は必ずしも必要というわ
けではない。しかしながら、第2の層を形成させ
るために用いられる液状物中の有機溶剤が第1の
層を侵食し、その結果第2の層と第1の層との付
着力、あるいはポリエステル製透明シートと第1
の層との付着力が低下することがあり得る。第1
の層の侵食防止、および耐水性の向上のために第
1の層を形成させるために用いられる液状物中に
硬化触媒および架橋剤を含有させることが好まし
い。また、第1の層に架橋構造を形成させること
によつて積層物の耐水性を向上させることができ
る。この硬化触媒としては塩酸、塩化アンモニウ
ム、硝酸アンモニウム、チオシアン酸アンモニウ
ム、過塩素酸アンモニウム、ジメチルアミノプロ
ピルアミンなどが挙げられ、その使用量は一般に
樹脂固形分に対し、0.03〜10重量%の割合で使用
されるのが適当である。 架橋剤としては、トリグリシジルトリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、レゾルシ
ンジグリシジルエーテル、ビスフエノールAジグ
リシジルエーテルおよびビスフエノールSジグリ
シジルエーテルなどのビスフエノール等より導か
れる各種エポキシ樹脂、などがある。その使用量
は一般に樹脂固形物に対して、1〜50重量%の割
合で使用されるのが適当である。 第1の層を形成させるために用いられる上記成
分を含有する液状物をポリエステル製透明シート
に塗布し、得られる塗膜を該ポリエステル製透明
シートの熱変形温度より低い温度で焼き付けるこ
とにより、第1の層が得られる。その際、フイル
ムは必要に応じて、アルカリ処理、放電あるいは
プラズマ処理、フレーム処理、研磨あるいはサン
ドプラスト処理などが施される。 塗布方法は通常は通常行なわれている浸漬法、
噴霧法、ローラーコート法、フローコート法など
であり、ポリエステル製透明シートの要求物品に
応じて適宜選択すればよい。 得られる第1の層の好ましい厚みは0.05〜
10μm、より好ましくは0.5〜5μmである。0.05μm
より小さいと付着性が低下し、10μmより大きい
と塗膜が白濁したりクラツクが生じることがあ
る。所望の厚みが得られる様に塗布方法、条件に
応じて、上述した溶媒により第1の層を形成させ
るために用いられる液状物の固形分が調整される
が、第1の層を形成させるために用いられる液状
物の固形分はおおむね1〜20重量%である。 本発明で使用される成分aである粒子径1〜
100nmの無機粒子とは、SiO2,A2O3,ZrO2,
TiO2,Sb2O5,SnO2,Yb2O3,Yb2O5,TAa2
O5,Y2O3,CeO2などの超微粒子粉末あるいは、
これらを水または有機溶剤系分散媒に分散せしめ
たコロイド溶液などである。 本発明で使用される一般式(1)で示される珪素化
合物としては下記の様なものが挙げられる。すな
わち、トリメチルメトキシシラン、ジメチルトリ
メトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、テ
トラエトキシシラン、フエニルトリメトキシシラ
ン、フエニルメチルジメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシ
エトキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−ビス(β−ヒドロキシエ
チル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピル
(メチル)ジメトキシシラン、γ−クロロプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン、3,3,3−トリフルオロ
プロピルトリメトキシシランなどがある。 本発明において、一般式(1)で示される珪素化合
物より選ばれる一種若しくは二種以上の部分加水
分解物とは該珪素化合物中のアルコキシ基、また
はアルコキシアルキル基の一部または全部が水酸
基に置換されたものおよび置換された水酸基同志
が一部自然に縮合したものを含んでいる。これら
の加水分解物は公知の様にたとえば水とアルコー
ルのごとき混合溶媒中、酸の存在下で加水分解す
ることによつて得られる。一般式(1)で示される珪
素化合物を加水分解しないで用いた場合は、硬化
塗膜が白化し、また耐摩耗性も不充分である。 一般式(1)で示される珪素化合物を加水分解物と
して用いる場合は別々に加水分解するよりは混合
して同時に共加水分解する方が良好な結果を与え
る場合が多い。また、粒子共存下で加水分解する
方がより好ましい。 本発明において第2の層を形成されるために用
いられる液状物中には、固形分を1〜70重量%含
有し、かつ全固形分に対して1〜80重量%のa成
分、20〜99重量%のb成分が含まれることが好ま
しく、その他に有機溶媒、硬化触媒および所望に
より各種添加剤を含有する。 第2の層を形成させるための組成物に含ませて
よい溶剤としては、1価または多価のアルコール
類、ケトン類、エステル類、エーテル類、セロソ
ルブ類、ハロゲン化物、カルボン酸類、芳香族化
合物、エーテルアルコール、ケトンアルコール等
をあげることができ、これらのうち1種または2
種以上の混合溶剤として用いることができる。特
にメタノール、エタノール、プロパノール、イソ
プロパノール、ブタノール等の低級アルコール;
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセ
ロソルブ等のセロソルブ類;ギ酸、酢酸、プロピ
オン酸等の低級アルキルカルボン酸類;トルエ
ン、キシレン等の芳香族化合物;酢酸エチル、酢
酸ブチル等のエステル類;およびアセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどの
ケトン類等を単独もしくは混合溶剤として用いる
ことが好ましい。 硬化触媒としては過塩素酸アンモニウム、硝酸
アンモニウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニ
ウム、チオシアン酸アンモニウム、過塩素酸、塩
酸、硝酸、リン酸、硫酸、スルホン酸、パラトル
エンスルホン酸、三フツ化ホウ素およびその電子
供与体との錯体;SnC4,ZnC3,FeC3,A
C3,SbC5,TiC4などのルイス酸および
その錯体;酢酸ナトリウム、ナフテン酸亜鉛、ナ
フテン酸コバルト、オクチル酸亜鉛、オクチル酸
スズなどの有機酸金属塩;ホウフツ化亜鉛、ホウ
フツ化スズ等のホウフツ化金属塩類;ホウ酸エチ
ル、ホウ酸メチル等のホウ酸有機エステル類;水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
類;テトラブトキシチタン、テトライソプロポキ
シチタン等のチタネートエステル類;クロムアセ
チルアセトネート、チタニルアセチルアセトネー
ト、アルミニウムアセチルアセトネート、コバル
トアセチルアセトネート、ニツケルアセチルアセ
トネートなどの金属アセチルアセトネート類;n
−ブチルアミン、ジ−n−ブチルアミン、トリ−
n−ブチルアミン、グアニジン、ビグアニド、イ
ミダゾールなどのアミン類;トリフルオロメチル
スルホン酸アンモニウム、トリフルオロメチルス
ルホン酸カリウム、トリフルオロメチルスルホン
酸ナトリウムなどの高フツ化脂肪族スルホン酸
塩、NH4(CF3SO2)2C.Br,K(CF3SO2)CH,
Ba〔CF3SO2)2CH〕2などの高フツ化脂肪族スルホ
ニル系化合物が挙げられる。 これらの硬化触媒の中で、塗膜の硬度、透明性
等が良好で、しかも液状物のポツトライフが良い
硬化触媒として過塩素酸アンモニウム、塩化アン
モニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム、酢酸ナトリウム、トリフルオロメチルスルホ
ン酸アンモニウムおよびビス(トリフルオロメチ
ルスルホニル)ブロモメチルアンモニウムに代表
される過塩素酸塩、塩酸塩、硫酸塩、カルボン酸
塩、高フツ化脂肪族スルホン酸塩、および高フツ
化脂肪族スルホニル系化合物が適している。 第2の層を形成させるために用いられる硬化触
媒としては前記各種の硬化触媒の一種もしくは二
種以上を併用して用いても差し支えない。これら
硬化触媒の添加量は、第2の層を形成させるため
に用いられる液状物中の固形分に対して0.05〜10
重量%、より好ましくは0.1〜5重量%である。 第2の層を形成させるために用いられる液状物
に混入される添加剤の代表的なものはフローコン
トロール剤であり、該フローコントロール剤とし
てはフツ素系界面活性剤、アルキレンオキシドと
ジメチルシロキサンとのブロツク共重合体などを
挙げることができる。これらのフローコントロー
ル剤の添加量は少量で十分であり、第2の層を形
成させるために用いられる液状物全体に対し0.01
〜5重量%、より好ましくは0.03〜3重量%であ
る。また、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を少量添
加することもできる。 第2の層を形成させるためのコーテイング方法
としては、通常行なわれている浸漬法、フローコ
ート法、バーコーダー法、ドクターブレード法、
噴霧法などによつて、第1の層をあらかじめ塗布
焼き付けされたポリエステル製透明シート基材の
第1の層上にコーテイング後70℃以上および基材
の変形温度以下で5分〜5時間焼き付け硬化させ
ることにより耐耗性、付着性、耐熱性、および耐
候性に優れた塗膜が得られる。 第2の層の好ましい厚みは、1〜30ミクロン、
より好ましくは3〜15ミクロンである。1ミクロ
ン以下であると耐摩耗性が充分でなく、また30ミ
クロン以上になるとクラツクが発生しやすくな
る。 第1および/または第2の層には、以上の他に
フオトクロミツク、エレクトロクロミツク、サー
モクロミツク性を有する材料を混入しても良い。 <作用> 本発明によれば、ポリエステル製透明基材と有
機珪素化合物より成る第2の層との間の、エポキ
シ基を分子内に含んだアクリル酸エステルあるい
はメタクリル酸エステルポリマーを含む第1の層
が、ポリエステル製透明基材と該第2の層の両方
に対して良好な接着性を有するため、該第1の層
がポリエステル製透明シートと該第2の層との接
着性改良層として作用する。 また、該第1の層はエポキシ基を含有している
ので、第1の層を形成させる液状物中に硬化触媒
を含有させる場合には該第1の層に架橋構造を形
成させることができ、その場合には該第1の層が
該積層物の耐水性および耐熱水性層としても作用
する。 <実施例> 以下実施例により本発明を更に詳しく説明する
が本発明はこれらの実施例によつて限定されるも
のではない。なお実施例中の部、%はそれぞれ重
量部、重量%を示す。 また、塗膜の性能評価は次の方法にておこなつ
た。すなわち、 耐摩耗性:#0000スチールウールで摩擦し傷のつ
きにくさを調べ次の様に判定した。 A;強く摩擦しても傷がつかない。 B;強く摩擦すると少し傷がつく。 C;弱い摩擦でも傷がつく。 付着性:いわゆるクロスカツトテープテストで塗
膜表面にナイフで1mm間隔で縦横に各11本の平
行線を入れて100個のマス目をクロスカツトし、
その上にセロフアン粘着テープを付着させた
後、テープを剥離して100個のマス目の中で剥
離しないマス目の個数をもつて表示した。 耐熱水性:煮沸水中に1時間浸漬後の塗膜の耐摩
耗性、付着性を調べた。 第1の層および第2の層を形成させるために用
いられる液状物の調整をそれぞれ次の様に行なつ
た。 (1) 第1の層を形成させるために用いられる液状
物の調整; a グリシジルメタクリレート70部、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート30部、エチルセ
ロソルブ230部、アゾビスイソブチロニトリ
ル0.4部の混合物を窒素雰囲気下で90℃に4
時間攪拌して共重合させた。その後ジメチル
アミノプロピルアミン少量およびフローコン
トロール剤少量を加えたエチルセロソルブ溶
液1094.7部を加えて第1の層を形成させるた
めに用いられる液状物とした。 b グリシジルメタクリレート50部、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート50部、エチルセ
ロソルブ230部、アゾビスイソブチロニトリ
ル0.4部の混合物を窒素雰囲気下で90℃に4
時間攪拌して共重合させた。その後、ジメチ
ルアミノプロピルアミン少量およびフローコ
ントロール剤少量を加えたエチルセロソルブ
溶液1094.7部を加えて、第1の層を形成させ
るために用いられる液状物とした。 c グリシジルメタクリレートと2−ヒドロキ
シエチルメタクリレートとの共重合体a)と
同様な方法で合成した。 また、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト95部、エチルセロソルブ400部、アゾビス
イソブチロニトリル0.4部の混合物を窒素雰
囲気下で90℃に4時間攪拌して共重合させ
た。 その後、上記で合成したグリシジルメタク
リレートと2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ートの共重合体を含むエチルセロソルブ溶液
70部、上記で合成したジメチルアミノエチル
メタクリレートと2−ヒドロキシエチルメタ
クリレートの共重合体を含むエチルセロソル
ブ溶液45部、フローコントロール剤少量を添
加したエチルセロソルブ溶液884部を混合し、
第1の層を形成させるために用いられる液状
物とした。 d メチルメタクリレート70部、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート30部、エチルセロソ
ルブ400部、アゾビスイソブチロニトリル0.4
部の混合物を窒素雰囲気下で90℃に4時間攪
拌して共重合させた。その後、フローコント
ロール剤を少量を加えたエチルセロソルブ溶
液884部を混合し、第1の層を形成させるた
めに用いられる液状物とした。 e ジメチルアミノエチルメタクリレートと2
−ヒドロキシエチルメタクリレートの共重合
体をc)と同様な方法で合成した。その後、
フローコントロール剤を少量加えたエチルセ
ロソルブ溶液943部を混合し、第1の層を形
成させるために用いられる液状物とした。 (2) 第2の層を形成させるために用いられる液状
物の調整; a γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン944.4部、コロイダルシリカ(日産化学
工業(株)製、スノーテツクスC、固形分20%)
835.2部、および1,2N−塩酸8.0部を混合
し、80℃で5時間還流後、168部の溶媒を溜
出温度80〜90℃で溜出した。得られた溶液は
【式】とし て計算されたγ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン加水分解物41%、および
SiO2として計算されたコロイダルシリカ10
%を含んでいた。 このようにして得られたコロイダルシリカ
を含むγ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシランの加水分解物溶液140部に、エチル
セロソルブ149部、過塩素酸アンモニウム
0.75部、フローコントロール剤少々を添加
し、第2の層を形成させるための液状物とし
た。 b γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン141部、メチルトリメトキシシラン122
部、コロイダルシリカ(日産化学工業(株)製、
スノーテツクスC、固形分20%)200部およ
び0.1規定塩酸水溶液190部を混合し、80℃〜
85℃で2時間還流して加水分解を行なつた。 得られた溶液は
【式】として 計算されたγ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン加水分解物15.3%、CH3SiO1.5
として計算されたメチルトリメトキシシラン
9.2%、およびSiO2として計算されたコロイ
ダルシリカ6.1%を含んでいた。 このようにして得られた3元共加水分解物
溶液100部に過塩素酸アンモニウム0.31部、
フローコントロール剤少々、エチルセロソル
ブ81.4部を添加し、第2の層を形成させるた
めの液状物とした。 c γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン60部、メチルトリメトキシシラン173部、
コロイダルシリカ(日産化学工業(株)製、スノ
ーテツクスC、固形分20%)71部および0.1
規定酢酸水溶液190部を混合し、80℃〜85℃
で2時間還流して加水分解を行なつた。 得られた溶液は
【式】と して計算されたγ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン加水分解物8.6%、CH3
SiO1.5として計算されたメチルトリメトキシ
シラン加水分解物17.3%およびSiO2として計
算されたコロイダルシリカ2.9%を含んでい
た。 このようにして得られた3元共加水分解物
溶液450部にエチルセロソルブ42部、過塩素
酸アンモニウム0.8部、塩化アンモニウム0.5
部、酢酸ナトリウム1.3部、フローコントロ
ール剤少々を添加し、第2の層を形成させる
ための液状物とした。 あらかじめ、洗浄したポリエステル製透明
シート(東レ(株)・ルミラー膜厚125μm)に上
記で調製した第1の層を形成させるために用
いられる液状物を片面塗布し、熱風乾燥炉で
130℃で15分焼きつけて硬化させて厚みが約
0.7μmの第1の層を形成させた。 次に、上記で調製した第2の層を形成させ
るために用いられる液状物を第1の層上に塗
布し、熱風乾燥炉で150℃×60min焼きつけ
て硬化させ約5μm厚みの第2の層を形成させ
て、ポリエチレンテレフタレート積層物を作
製した。 表1に第1の層と第2の層との組合せ、および
結果について示した。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 厚み10μm〜500μmのポリエステル製透明基
    材の表面に、アクリル系樹脂の第1の層、および
    前記第1の層に接してその外側に有機シラン化合
    物を含有する液状物を塗布し、硬化させることに
    よつて形成した第2の層をそれぞれ有して成るポ
    リエステル積層物を製造する方法において、前記
    第1の層は、 グリシジル(メタ)アクリレートがすくなくと
    も10モル%含まれているグリシジル(メタ)アク
    リレートとヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
    ートとの共重合体、および、 前記共重合体に対して0.03〜10重量%の、硬化
    触媒としてのアミン を含有する液状物を塗布し、硬化させることによ
    つて形成することを特徴とするポリエステル積層
    物を製造する方法。 2 前記有機シラン化合物を含有する液状物は下
    記成分aおよびb a;粒子径1〜200nmの無機粒子 b;一般式(1) 【式】 (式中R1は炭素数1〜6のアルキル基、アル
    コキシアルキル基、R2は炭素数1〜6の炭化水
    素基、R3は炭化水素基、またはエポキシ基、(メ
    タ)アクリロイル基、ビニル基、アリル基、メル
    カプト基、ハロゲン原子、アミノ基、ウレイド
    基、もしくはアミド基を含んだ有機基、nは2ま
    たは3、mは0または1) で示される珪素化合物の部分加水分解物の混合物
    である特許請求の範囲第1項記載のポリエステル
    積層物を製造する方法。 3 前記有機シラン化合物を含有する液状物は、
    その中に固形成分を1〜70重量%含有し、かつ全
    固形分に対して、それぞれ固形成分で表わして前
    記成分aを1〜80、前記成分bを20〜99各重量%
    含有するものである特許請求の範囲第1項記載の
    ポリエステル積層物を製造する方法。 4 前記ポリエステル製透明基材がポリエチレン
    テレフタレートからなるものである特許請求の範
    囲第1項記載のポリエステル積層物を製造する方
    法。 5 前記一般式(1)で示される珪素化合物がメチル
    トリアルコキシシランおよび/またはγ−グリキ
    シドキシプロピルトリアルコキシシランである特
    許請求の範囲第2項記載のポリエステル積層物を
    製造する方法。 6 前記無機微粒子がコロイダルシリカである特
    許請求の範囲第2項記載のポリエステル積層物を
    製造する方法。 7 前記第2の層を形成するために塗布される液
    状物が過塩素酸塩又は酢酸ナトリウムを含むもの
    である特許請求の範囲第1項記載のポリエステル
    積層物を製造する方法。 8 前記第1の層が0.05〜10μmの厚みを有し、 前記第2の層が1〜30μmの厚みを有するもの
    である特許請求の範囲第1項記載のポリエステル
    積層物を製造する方法。 9 前記液状物が更に架橋剤を含有するものであ
    る特許請求の範囲第1項記載のポリエステル積層
    物を製造する方法。
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