JPH0587341U - 湿式摩擦板 - Google Patents
湿式摩擦板Info
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- JPH0587341U JPH0587341U JP1420491U JP1420491U JPH0587341U JP H0587341 U JPH0587341 U JP H0587341U JP 1420491 U JP1420491 U JP 1420491U JP 1420491 U JP1420491 U JP 1420491U JP H0587341 U JPH0587341 U JP H0587341U
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 摩擦材の使用量を削減して、湿式摩擦板のコ
ストダウンの図ること。 【構成】 摩擦材がセグメント状でコアプレートに固着
されている。セグメント状摩擦材の総固着面積は、コア
プレート20の固着可能面積の1/4以上4/5以下で
ある。セグメント状摩擦材34,36の間は油溝として
利用される。
ストダウンの図ること。 【構成】 摩擦材がセグメント状でコアプレートに固着
されている。セグメント状摩擦材の総固着面積は、コア
プレート20の固着可能面積の1/4以上4/5以下で
ある。セグメント状摩擦材34,36の間は油溝として
利用される。
Description
【0001】
本考案は、冷却液とともに用いられる湿式摩擦板に関する。
【0002】
従来、湿式摩擦板はコアプレートに摩擦材(紙を基材とするもの、ゴムを基材 とするもの等、各種のものがある)を固着(通常は接着)することにより製作さ れている。そして、この場合、摩擦材はコアプレートのほぼ全面をカバーするよ うに配置するのが当然とされている。このような湿式摩擦板に冷却液(油)の流 路を設けるため、溝付工法、ウエーブ工法、又は、セグメント状摩擦板を 1.0mm 乃至 1.4mmの間隔を持たせて配置する方法が行われているが、このように、溝、 ウエーブ等があるとしても、コアプレートのほぼ全面をカバーするように摩擦材 を配置するという基本的考え方に相違はない。
ところが、摩擦面における油の挙動を潤滑可視テスターによりミクロに観察す ると、摩擦材表面においては、リアクションプレートとの偏当り及びキャビテー ションによる空洞現象が発生し、必ずしも摩擦材の全面積が仕事を行っているの ではないことが解明された。
本考案は、前記事実に着目し、コアプレートのほぼ全面をカバーするように摩 擦材を配置する必要はないとの認識に基づき、複数のセグメント状摩擦材をその 総面積がコアプレートの摩擦材固着可能面積の1/4以上4/5以下を占めるよ うに配置したことを要旨とする。 セグメントの数は、2以上24以下でよく、摩擦材の各セグメントは、その材 質、形状及び面積等は互いに異なってもよい。又、その配置もコアプレートの表 裏における位相を含め特に限定されない。このように構成されたセグメント間の 間隙は、冷却油の流路として使用できる。 更に、摩擦材の端面がテーパーを有する形状とすれば、スクイーズ油膜形成を 促進することができる。 なお、摩擦材はコアプレートの両面に接着されることが多いが、上記数値は、 当然コアプレート片面当りの数値である。
本考案の構成がどのような作用を生み出すのかその詳細は必ずしも明らかでは ないが、湿式摩擦板は油膜が介在することに鍵があると思われる。即ち、摩擦板 はリアクションプレートに対して押しつけられながらトルクを与えられるもので あるから、その間に介在する冷却液(油)が、いわゆるくさび膜効果とスクイー ズ膜効果により、圧力即ち、負荷能力を発生し、これにより、従来より少ない面 積の摩擦材でありながら、同等の機能を満足させるものと思われる。またコアプ レート露出部が多く、摩擦材の任意の形状及び配置によって冷却液の流量が大と なり、掻き乱されるため、冷却効果が促進される。
第1実施例を図1によって説明すれば、摩擦板10のコアプレート20上に セグメント状摩擦材30を、摩擦材の間隔が45度おきになるように配置してあ る。同図の場合、摩擦材の各セグメントの総面積はコアプレートの摩擦材固着可 能面積(摩擦材の外径と内径を夫々円に沿って延長して得られる同心円で囲まれ る部分)の1/2となる。 なお、本考案によるセグメント数は2以上24以下が好ましく、各セグメント の総面積は、コアプレートの摩擦材固着可能面積の1/4以上4/5以下が望ま しい。摩擦材の総面積がコアプレートの摩擦材固着可能面積の1/4を下回ると 負荷能力の点で不足すると考えられる。又、これが4/5を越えると従来品と大 差がなくなる。 図2乃至図4にその他の摩擦板の実施例を示す。 図2の第2実施例の摩擦板12は、コアプレート20上に、ロール材又はシー ト材から100%の歩留りで得られる、例えば、方形のセグメント状摩擦材32 を配置したものである。従来の摩擦板は、コアプレートの形状に従い、扇形に形 成した摩擦材を接着したものしかなかったが、本考案の知見に従えば摩擦材を扇 形に形成する必要はなく、このように方形(又は台形)等の形状で充分であり、 かくして摩擦材の歩留りを100%にすることができる。 また、このようにして摩擦材周辺のコアプレートの露出を増すことができ、伝 熱による冷却効果が促進できる。 図3の第3実施例の摩擦板14は、コアプレート20上に第1の摩擦材34と 第2の摩擦材36を配置したものである。第1の摩擦材34と第2の摩擦材36 は互いに異形状であり、材質は同一又は異種である。このような構成により、複 合的な摩擦性能が得られる。 図4の第4実施例の摩擦板16は、コアプレート20上に摩擦材38を隣接す るセグメントの間隙又は径方向位置を異ならしめて配置したもので、これにより 冷却油の乱流化が促され、冷却効果が増す。 図5及び図6には更に他の実施例を示す。 図5に示すように、摩擦材40の端面がテーパー(角度は特に限定されない。 )を有するようにしてコアプレート20に接着すると、運転時相手側プレート間 でスクイーズ油膜形成が促進される。このテーパー形状は、各セグメントの端面 すべてに形成する必要は必ずしもないが、全部に形成することが望ましい。 また、図6はコアプレートの20の表裏で位相をずらして摩擦材42,44を 配置したものを示している。 前述した如く本考案による摩擦材は、2以上24以下、好ましくは3乃至10 のセグメントからなり、各セグメントは、互いに同材質、同形、同面積でなくて もよく、コアプレート表裏における位相を含め、任意の位置に配置することがで きる。 摩擦面積に拘らず同一押付力で用いられる摩擦板において、本考案品は、少な い摩擦面で仕事を行うため必然的に高面圧を受けるが、前述のように油膜の負荷 能力による剪断力増大が図られ、発生するトルクはこの剪断力で受けるので、容 量の低下はない。更に、従来より広い間隙から供給される冷却油により摩擦材自 体の耐熱性についても問題はない。 なお、本考案の摩擦板は、多板式摩擦係合装置のみならず、単板式摩擦係合装 置にも当然使用できる。
【実験例】 図7は、コアプレートに摩擦材固着可能面積の48%(第1実施品)に、図8 は64%(第2実施品)に、図9は100%(従来品)摩擦材を固着させたクラ ッチフェーシングについての耐久試験の結果であり、摩擦係数の変化を、各々1 0,000サイクルまでのサイクル数の関数として表わし、試験完了後の摩耗量 を測定したものである。各試験ともN(サンプル数)=2の平均値で示してある 。 本試験結果より、両実施品の摩耗量が従来品より若干多いことがわかるが、当 耐久試験における許容摩耗量が80μmとされていることを考えれば、本考案品 は摩擦材の受ける面圧が従来より高いにも拘らず、性能的には遜色なく同等の効 果が得られ、耐久性は使用上問題のないことが実証された。
摩擦材の使用量が従来より大巾に少なくできるので、コストダウンとなる。更 に、各セグメントを方形等の形状にすることにより、素材の歩留りを100%に することができる。 コアプレートの露出面積が多く、又、セグメントが冷却液を掻き乱すため、冷 却効果が促進される。 異種材質、異形状からなるセグメントを同一コアプレートに配置すれば、複合 摩擦性能が実現できる。
【図1】第1実施例の平面図である。
【図2】第2実施例の平面図である。
【図3】第3実施例の平面図である。
【図4】第4実施例の平面図である。
【図5】他の実施例の断面図である。
【図6】更に他の実施例の断面図である。
【図7】第1実施品の耐久試験結果を示すグラフであ
る。
る。
【図8】第2実施品の耐久試験結果を示すグラフであ
る。
る。
【図9】従来品の耐久試験結果を示すグラフである。
10,12,14,16 摩擦板 20 コアプレート 30,32,34,36,38,40,42,44 摩
擦材
擦材
Claims (6)
- 【請求項1】 コアプレ−トに複数のセグメント状摩擦
材を固着してなる摩擦板において、前記摩擦材の総面積
がコアプレートの摩擦材固着可能面積の1/4以上4/
5以下を占めていることを特徴とする、湿式摩擦板。 - 【請求項2】 前記摩擦材が2以上24以下のセグメン
トから成る、実用新案登録請求の範囲第1項記載の湿式
摩擦板。 - 【請求項3】 前記摩擦材の各セグメントの端面が、テ
ーパー形状を有する、実用新案登録請求の範囲第1項又
は第2項記載の湿式摩擦板。 - 【請求項4】前記セグメントが、異なる形状のものを含
む、実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の湿
式摩擦板。 - 【請求項5】前記セグメント間の間隙又は径方向位置が
異なるものを含む、実用新案登録請求の範囲第1項又は
第2項記載の湿式摩擦板。 - 【請求項6】前記セグメントが、異種の材質のものを含
む、実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の湿
式摩擦板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991014204U JP2580706Y2 (ja) | 1986-11-04 | 1991-02-21 | 湿式摩擦板 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61-260647 | 1986-11-04 | ||
| JP26064786 | 1986-11-04 | ||
| JP1991014204U JP2580706Y2 (ja) | 1986-11-04 | 1991-02-21 | 湿式摩擦板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587341U true JPH0587341U (ja) | 1993-11-26 |
| JP2580706Y2 JP2580706Y2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=26350109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991014204U Expired - Lifetime JP2580706Y2 (ja) | 1986-11-04 | 1991-02-21 | 湿式摩擦板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2580706Y2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-02-21 JP JP1991014204U patent/JP2580706Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2580706Y2 (ja) | 1998-09-17 |
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