JPH059386A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
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- JPH059386A JPH059386A JP16443391A JP16443391A JPH059386A JP H059386 A JPH059386 A JP H059386A JP 16443391 A JP16443391 A JP 16443391A JP 16443391 A JP16443391 A JP 16443391A JP H059386 A JPH059386 A JP H059386A
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- resin
- ppsss
- sulfone
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高いガラス転移温度を有し、難燃性、耐薬品
性、成形性、柔軟性、耐衝撃性、耐熱性、耐侯性、摺動
性などのバランスがとれた樹脂組成物を得る。 【構成】(1)一般式[−φ−SO2−φ−S−φ−S
−](但し、−φ−は、p−フェニレン基を示す)で示
される繰り返し単位を有する芳香族スルフィド/スルホ
ン重合体(PPSSS)と(2)混和可能な他の樹脂例
えばポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキサ
イド、ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステル等から
なり、必要によっては(3)繊維状もしくは粒状充填剤
を含んでなる樹脂組成物。
性、成形性、柔軟性、耐衝撃性、耐熱性、耐侯性、摺動
性などのバランスがとれた樹脂組成物を得る。 【構成】(1)一般式[−φ−SO2−φ−S−φ−S
−](但し、−φ−は、p−フェニレン基を示す)で示
される繰り返し単位を有する芳香族スルフィド/スルホ
ン重合体(PPSSS)と(2)混和可能な他の樹脂例
えばポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキサ
イド、ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステル等から
なり、必要によっては(3)繊維状もしくは粒状充填剤
を含んでなる樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高いガラス転移温度(T
g)を有し、耐熱性、難燃性、機械的性質に優れた非晶
性ポリマーである芳香族スルフィド/スルホン重合体を
含んでなる樹脂組成物に関する。該樹脂組成物は、射出
成形、圧縮成形、押出成形などの成形法により各種形状
の成形品を与えることができ、電気・電子部品、自動車
部品、あるいは建築、土木分野、航空、宇宙、海洋分野
などの各種分野における成形用材料として用いられる。
g)を有し、耐熱性、難燃性、機械的性質に優れた非晶
性ポリマーである芳香族スルフィド/スルホン重合体を
含んでなる樹脂組成物に関する。該樹脂組成物は、射出
成形、圧縮成形、押出成形などの成形法により各種形状
の成形品を与えることができ、電気・電子部品、自動車
部品、あるいは建築、土木分野、航空、宇宙、海洋分野
などの各種分野における成形用材料として用いられる。
【0002】
【従来の技術】近年、広範な種類の高分子材料が開発さ
れており、中でも高い耐熱性、ガラス転移温度(Tg)
を有する種々のエンジニアリングプラスチックが注目さ
れている。例えばポリカーボネート(以後、PCと略
す)、ポリアリーレート(以後、PArと略す)やポリ
スルホン(以後、PSFと略す)などの非晶性エンジニ
アリングプラスチックは、その高い耐衝撃性や耐熱性に
より多様な用途に用いられている。しかし、これらの樹
脂は成形性や耐薬品性に劣っていたり、或いは、難燃性
に劣るなどの問題があった。
れており、中でも高い耐熱性、ガラス転移温度(Tg)
を有する種々のエンジニアリングプラスチックが注目さ
れている。例えばポリカーボネート(以後、PCと略
す)、ポリアリーレート(以後、PArと略す)やポリ
スルホン(以後、PSFと略す)などの非晶性エンジニ
アリングプラスチックは、その高い耐衝撃性や耐熱性に
より多様な用途に用いられている。しかし、これらの樹
脂は成形性や耐薬品性に劣っていたり、或いは、難燃性
に劣るなどの問題があった。
【0003】一方、難燃性に優れるポリアリーレンスル
フィド系樹脂(以後、PAS系樹脂と略す)の一つで繰
り返し単位(−φ−SO2−φ−S−)(但し、−φ−
はp−フェニレン基で、以後同様に表す。)を有するポ
リフェニレンスルフィドスルホン(以後、PPSSと略
す)についても、特公昭53−25880号公報等に開
示されている。この樹脂は非晶性であり高いTgを有す
る上に、他のPAS系樹脂では問題となっていた耐衝撃
性などの機械的特性などにも比較的優れており、高性能
エンジニアリングプラスチックとして注目されてきた。
しかしながらこの樹脂は高温流動性が悪く、成形性に難
点があると共に、トルエンやアセトン等の芳香族系やケ
トン系の有機溶媒に劣るなどの問題があった。
フィド系樹脂(以後、PAS系樹脂と略す)の一つで繰
り返し単位(−φ−SO2−φ−S−)(但し、−φ−
はp−フェニレン基で、以後同様に表す。)を有するポ
リフェニレンスルフィドスルホン(以後、PPSSと略
す)についても、特公昭53−25880号公報等に開
示されている。この樹脂は非晶性であり高いTgを有す
る上に、他のPAS系樹脂では問題となっていた耐衝撃
性などの機械的特性などにも比較的優れており、高性能
エンジニアリングプラスチックとして注目されてきた。
しかしながらこの樹脂は高温流動性が悪く、成形性に難
点があると共に、トルエンやアセトン等の芳香族系やケ
トン系の有機溶媒に劣るなどの問題があった。
【0004】また、上記PPSSと(−φ−S−)の繰
り返し単位を有するポリフェニレンスルフィド(以後、
PPSと略す)とのランダム共重合体やブロック共重合
体(特開昭63−13066号公報)についても既に公
知であるが、ランダム共重合体の場合は、得られる重合
物の特性に非常に大きなばらつきがあり、このばらつき
を小さくすることは非常に困難であった。また、ブロッ
ク共重合体については、耐衝撃性などの機械的特性が不
十分であったり、PPSのガラス転移温度Tg(80〜
90℃)以上で弾性率が著しく低下し、軟化するという
問題があった。
り返し単位を有するポリフェニレンスルフィド(以後、
PPSと略す)とのランダム共重合体やブロック共重合
体(特開昭63−13066号公報)についても既に公
知であるが、ランダム共重合体の場合は、得られる重合
物の特性に非常に大きなばらつきがあり、このばらつき
を小さくすることは非常に困難であった。また、ブロッ
ク共重合体については、耐衝撃性などの機械的特性が不
十分であったり、PPSのガラス転移温度Tg(80〜
90℃)以上で弾性率が著しく低下し、軟化するという
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、先に、
一般式 [−φ−SO2 −φ−S−φ−S−](但し、
−φ−は、p−フェニレン基を示す。)で示される繰り
返し単位を有する非晶性の樹脂である芳香族スルフィド
/スルホン重合体(以後、PPSSSと略す)を見い出
したが、該PPSSSは、高いTgを有し、耐熱性、難
燃性、機械的特性、成形性に優れる等の特徴がある。特
に耐衝撃性、柔軟性に関してはPPSやPPS/PPS
Sのブロック共重合体等のPAS系樹脂に比べ優れる特
徴がある。
一般式 [−φ−SO2 −φ−S−φ−S−](但し、
−φ−は、p−フェニレン基を示す。)で示される繰り
返し単位を有する非晶性の樹脂である芳香族スルフィド
/スルホン重合体(以後、PPSSSと略す)を見い出
したが、該PPSSSは、高いTgを有し、耐熱性、難
燃性、機械的特性、成形性に優れる等の特徴がある。特
に耐衝撃性、柔軟性に関してはPPSやPPS/PPS
Sのブロック共重合体等のPAS系樹脂に比べ優れる特
徴がある。
【0006】本発明の目的は、このような優れた性能を
有する非晶性樹脂のPPSSSに他の混和可能な樹脂を
配合し、より優れた諸性質を備えた高機能性の樹脂組成
物を得ることにある。
有する非晶性樹脂のPPSSSに他の混和可能な樹脂を
配合し、より優れた諸性質を備えた高機能性の樹脂組成
物を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は(A)一
般式 [−φ−SO2 −φ−S−φ−S−](但し、−
φ−は、p−フェニレン基を示す。)で示される繰り返
し単位を有する芳香族スルフィド/スルホン重合体と
(B)少なくとも1種の混和可能な樹脂からなり、更に
必要によっては充填剤をも含んでなる樹脂組成物に関す
るものである。
般式 [−φ−SO2 −φ−S−φ−S−](但し、−
φ−は、p−フェニレン基を示す。)で示される繰り返
し単位を有する芳香族スルフィド/スルホン重合体と
(B)少なくとも1種の混和可能な樹脂からなり、更に
必要によっては充填剤をも含んでなる樹脂組成物に関す
るものである。
【0008】本発明の芳香族スルフィド/スルホン重合
体(PPSSS)は上記一般式で示される繰り返し単位
を90モル%以上有する重合物である。上記式以外の主
な構造単位としては、合成過程で形成されうる(−φ−
SO2 −φ−S−)や(−φ−S−)である。また、芳
香環にはF、Cl、Br、CH3 、COOH、NH2、
OH、CN、NO2 等の置換基が導入されても良い。
体(PPSSS)は上記一般式で示される繰り返し単位
を90モル%以上有する重合物である。上記式以外の主
な構造単位としては、合成過程で形成されうる(−φ−
SO2 −φ−S−)や(−φ−S−)である。また、芳
香環にはF、Cl、Br、CH3 、COOH、NH2、
OH、CN、NO2 等の置換基が導入されても良い。
【0009】また、該PPSSSは、溶融粘度が10〜
105 ポイズ、特に、好ましくは、50〜5×104 ポ
イズである。溶融粘度がかかる範囲内では成形時の高温
流動性や機械的強度において好結果が期待できる。該P
PSSSのガラス転移温度(Tg)は、150℃以上、
特に好ましくは160℃以上である。尚、粘性率は27
0℃、10 rad/secでの動的粘性率[η′]での値と
し、Tgは走査型示差熱量計(DSC)における、昇温
速度10℃/min での値とする。
105 ポイズ、特に、好ましくは、50〜5×104 ポ
イズである。溶融粘度がかかる範囲内では成形時の高温
流動性や機械的強度において好結果が期待できる。該P
PSSSのガラス転移温度(Tg)は、150℃以上、
特に好ましくは160℃以上である。尚、粘性率は27
0℃、10 rad/secでの動的粘性率[η′]での値と
し、Tgは走査型示差熱量計(DSC)における、昇温
速度10℃/min での値とする。
【0010】かかるPPSSSは、特開昭59−813
35号公報や特開昭61−200127号公報に開示さ
れている合成方法等に準じて製造することができる。即
ち、原料として4,4′−ジハロジフェニルスルホンと
p−ジメルカプトベンゼンとを用い、溶媒として非プロ
トン性極性溶媒である有機アミド系溶媒や脂肪族もしく
は芳香族スルホンを用い、アルカリ金属塩例えば炭酸
塩、水酸化化合物および重炭酸塩の中から選ばれた少な
くとも1種の存在下、200〜400℃の範囲内の温度
において、実質上等モルのp−ジメルカプトベンゼンと
4,4′−ジハロジフェニルスルホンとを重縮合させる
ことによって合成することができる。
35号公報や特開昭61−200127号公報に開示さ
れている合成方法等に準じて製造することができる。即
ち、原料として4,4′−ジハロジフェニルスルホンと
p−ジメルカプトベンゼンとを用い、溶媒として非プロ
トン性極性溶媒である有機アミド系溶媒や脂肪族もしく
は芳香族スルホンを用い、アルカリ金属塩例えば炭酸
塩、水酸化化合物および重炭酸塩の中から選ばれた少な
くとも1種の存在下、200〜400℃の範囲内の温度
において、実質上等モルのp−ジメルカプトベンゼンと
4,4′−ジハロジフェニルスルホンとを重縮合させる
ことによって合成することができる。
【0011】使用する原料の単量体は、p−ジメルカプ
トベンゼン(HS−φ−SH)と、一般式 (X1−φ−
SO2−φ−X2)(式中のX1及びX2はハロゲン原子を
表し、それらは同一であっても異なっていても良い。)
で示される4,4′−ジハロジフェニルスルホンであ
る。該4,4′−ジハロジフェニルスルホンの具体例と
しては、4,4′−ジクロロジフェニルスルホン、4,
4′−ジブロモジフェニルスルホン、4,4′−ジフル
オロジフェニルスルホンなどがあげられる。中でも4,
4′−ジクロロジフェニルスルホンは入手し易く工業上
からもその使用は好ましい。また、これらの単量体は単
独で用いても良いし、2種類以上を混合して用いてもか
まわない。
トベンゼン(HS−φ−SH)と、一般式 (X1−φ−
SO2−φ−X2)(式中のX1及びX2はハロゲン原子を
表し、それらは同一であっても異なっていても良い。)
で示される4,4′−ジハロジフェニルスルホンであ
る。該4,4′−ジハロジフェニルスルホンの具体例と
しては、4,4′−ジクロロジフェニルスルホン、4,
4′−ジブロモジフェニルスルホン、4,4′−ジフル
オロジフェニルスルホンなどがあげられる。中でも4,
4′−ジクロロジフェニルスルホンは入手し易く工業上
からもその使用は好ましい。また、これらの単量体は単
独で用いても良いし、2種類以上を混合して用いてもか
まわない。
【0012】使用される溶媒のうち、有機アミド系溶媒
としてはヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)、
N−メチルピロリドン(NMP)、N−シクロヘキシル
ピロリドン(NCP)、テトラメチル尿素(TMU)、
ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミ
ド(DMA)などがあげられる。脂肪族または芳香族ス
ルホン溶媒は一般式(R1−SO2−R2)(式中のR1及
びR2は脂肪族残基または芳香族残基であり、それらは
同一でも異なっていてもよく、また、R1とR2は炭素−
炭素結合で直接結合していてもよく、また酸素原子など
のヘテロ原子を介して結合していてもよい)で表される
化合物であり、具体的にはジメチルスルホン(DM
S)、ジエチルスルホン(DES)、スルホラン、ジフ
ェニルスルホン(DPS)、メチルフェニルスルホン
(MPS)、ジベンゾチオフェンオキシド、4−フェニ
ルスルフェニルビフェニルなどがあげられる。
としてはヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)、
N−メチルピロリドン(NMP)、N−シクロヘキシル
ピロリドン(NCP)、テトラメチル尿素(TMU)、
ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミ
ド(DMA)などがあげられる。脂肪族または芳香族ス
ルホン溶媒は一般式(R1−SO2−R2)(式中のR1及
びR2は脂肪族残基または芳香族残基であり、それらは
同一でも異なっていてもよく、また、R1とR2は炭素−
炭素結合で直接結合していてもよく、また酸素原子など
のヘテロ原子を介して結合していてもよい)で表される
化合物であり、具体的にはジメチルスルホン(DM
S)、ジエチルスルホン(DES)、スルホラン、ジフ
ェニルスルホン(DPS)、メチルフェニルスルホン
(MPS)、ジベンゾチオフェンオキシド、4−フェニ
ルスルフェニルビフェニルなどがあげられる。
【0013】また使用されるアルカリ金属塩例えば炭酸
塩、水酸化化合物、重炭酸塩としては、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウム、炭酸セシウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ルビジウム、炭酸水素
セシウムが挙げられる。これらの塩は単独で用いてもよ
く、2種以上を混合して用いてもよい。これらの中で特
に炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウムが好適である。
塩、水酸化化合物、重炭酸塩としては、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウム、炭酸セシウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ルビジウム、炭酸水素
セシウムが挙げられる。これらの塩は単独で用いてもよ
く、2種以上を混合して用いてもよい。これらの中で特
に炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウムが好適である。
【0014】合成方法の好適な実施態様を説明すると、
まず、脂肪族スルホン、芳香族スルホン又は有機アミド
系溶媒の中から選ばれる少なくとも1種の溶媒中に、所
要量のアルカリ金属炭酸塩、水酸化化合物または重炭酸
塩の中から選ばれた少なくとも1種のアルカリ金属塩
と、p−ジメルカプトベンゼンおよび4,4′−ジハロ
ジフェニルスルホンとを添加する。
まず、脂肪族スルホン、芳香族スルホン又は有機アミド
系溶媒の中から選ばれる少なくとも1種の溶媒中に、所
要量のアルカリ金属炭酸塩、水酸化化合物または重炭酸
塩の中から選ばれた少なくとも1種のアルカリ金属塩
と、p−ジメルカプトベンゼンおよび4,4′−ジハロ
ジフェニルスルホンとを添加する。
【0015】溶媒は、通常、p−ジメルカプトベンゼン
と4,4′−ジハロジフェニルスルホンとの合計100
重量部あたり10〜1000重量部の範囲で用いられ
る。
と4,4′−ジハロジフェニルスルホンとの合計100
重量部あたり10〜1000重量部の範囲で用いられ
る。
【0016】また、アルカリ金属塩は、そのアルカリ金
属原子の量がp−ジメルカプトベンゼン1モルあたり
1.6〜2.4グラム原子になるような割合で用いられ
る。これらのアルカリ金属塩は無水のものを用いること
が好ましいが、結晶水または結合水を有するものでも単
純な蒸留、または共沸溶媒を用いた蒸留によって重合系
内からこれらの水を留去することで使用が可能となる。
また、これらのアルカリ金属塩は分割して重合系に添加
することも可能である。例えば、反応仕込時に、そのア
ルカリ金属原子の量がp−ジメルカプトベンゼン1モル
あたり2グラム原子になるような割合で加え、重合反応
がある程度進行したところでさらにアルカリ金属原子と
してp−ジメルカプトベンゼン1モルあたり0.4 グラ
ム原子のアルカリ金属塩を加えるといった方法である。
属原子の量がp−ジメルカプトベンゼン1モルあたり
1.6〜2.4グラム原子になるような割合で用いられ
る。これらのアルカリ金属塩は無水のものを用いること
が好ましいが、結晶水または結合水を有するものでも単
純な蒸留、または共沸溶媒を用いた蒸留によって重合系
内からこれらの水を留去することで使用が可能となる。
また、これらのアルカリ金属塩は分割して重合系に添加
することも可能である。例えば、反応仕込時に、そのア
ルカリ金属原子の量がp−ジメルカプトベンゼン1モル
あたり2グラム原子になるような割合で加え、重合反応
がある程度進行したところでさらにアルカリ金属原子と
してp−ジメルカプトベンゼン1モルあたり0.4 グラ
ム原子のアルカリ金属塩を加えるといった方法である。
【0017】4,4′−ジハロジフェニルスルホンとp
−ジメルカプトベンゼンの使用割合は実質的には等モル
であることが必要であるが、通常前者1モルあたり、後
者は0.95 〜1.20 モルの範囲で選ばれる。後者が
1.01〜1.10モルのようにわずかに過剰の方が高分
子量の重合体が得られる。
−ジメルカプトベンゼンの使用割合は実質的には等モル
であることが必要であるが、通常前者1モルあたり、後
者は0.95 〜1.20 モルの範囲で選ばれる。後者が
1.01〜1.10モルのようにわずかに過剰の方が高分
子量の重合体が得られる。
【0018】次に前記の溶媒、アルカリ金属塩、単量体
の混合物を、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で
加熱し、100〜400℃、好ましくは150〜300
℃の温度範囲で重合反応を行う。また、分解反応などの
副反応の原因となる局所加熱を避けるためには、急激な
温度上昇は行わず、段階的にまたは徐々に温度を上昇さ
せ、できるだけ重合反応系が均一な温度に保たれるよう
に工夫するとよい。反応時間は1〜20時間、好ましく
は3〜15時間である。分解反応と重合反応が競合する
ような高温での反応では反応時間を短く設定するとよ
い。
の混合物を、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で
加熱し、100〜400℃、好ましくは150〜300
℃の温度範囲で重合反応を行う。また、分解反応などの
副反応の原因となる局所加熱を避けるためには、急激な
温度上昇は行わず、段階的にまたは徐々に温度を上昇さ
せ、できるだけ重合反応系が均一な温度に保たれるよう
に工夫するとよい。反応時間は1〜20時間、好ましく
は3〜15時間である。分解反応と重合反応が競合する
ような高温での反応では反応時間を短く設定するとよ
い。
【0019】重合反応は、適当な末端停止剤、例えば単
官能または多官能ハロゲン化物、具体的には塩化メチ
ル、ヨウ化メチル、tert−ブチルクロリド、4,
4′−ジクロロベンゾフェノン、p−ニトロクロロベン
ゼン、単量体である4,4′−ジハロジフェニルスルホ
ンなどを前記重合温度において反応系に添加することに
よって停止させることができる。これにより、末端に熱
的に安定なアルキル基や芳香族ハロゲン基、芳香族基を
有する重合体を得ることができる。
官能または多官能ハロゲン化物、具体的には塩化メチ
ル、ヨウ化メチル、tert−ブチルクロリド、4,
4′−ジクロロベンゾフェノン、p−ニトロクロロベン
ゼン、単量体である4,4′−ジハロジフェニルスルホ
ンなどを前記重合温度において反応系に添加することに
よって停止させることができる。これにより、末端に熱
的に安定なアルキル基や芳香族ハロゲン基、芳香族基を
有する重合体を得ることができる。
【0020】重合体の回収は、反応終了時にまず反応混
合物を減圧下または常圧下で加熱して溶媒だけを留去
し、ついで缶残固形物を水、アセトン、メチルエチルケ
トン、アルコール類などの溶媒で1回または2回以上洗
浄し、それから中和、水洗、ろ別および乾燥をすること
によって行うことができる。また、別法としては、反応
終了後に反応混合物に水、アセトン、メチルエチルケト
ン、アルコール類、エーテル類、ハロゲン化炭化水素、
芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素などの溶媒(使用した
重合溶媒に可溶であり、かつ少なくとも生成重合体に対
しては非溶媒であるもの)を沈降剤として添加して重合
体を沈降させ、それをろ別、洗浄及び乾燥することによ
って行うこともできる。これらの場合の「洗浄」は、抽
出の形で実施することができる。また、反応終了後、反
応混合物に反応溶媒、もしくはそれと同等の低分子量重
合体を溶解する、例えば反応溶媒以外のスルホン系ある
いはアミド系溶媒を加えて攪拌した後、ろ別して低分子
量重合体を除いた後、水、アセトン、メチルエチルケト
ン、アルコール類などの溶媒で1回または2回以上洗浄
し、その後中和、水洗、ろ別および乾燥をすることによ
っても行うことができる。
合物を減圧下または常圧下で加熱して溶媒だけを留去
し、ついで缶残固形物を水、アセトン、メチルエチルケ
トン、アルコール類などの溶媒で1回または2回以上洗
浄し、それから中和、水洗、ろ別および乾燥をすること
によって行うことができる。また、別法としては、反応
終了後に反応混合物に水、アセトン、メチルエチルケト
ン、アルコール類、エーテル類、ハロゲン化炭化水素、
芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素などの溶媒(使用した
重合溶媒に可溶であり、かつ少なくとも生成重合体に対
しては非溶媒であるもの)を沈降剤として添加して重合
体を沈降させ、それをろ別、洗浄及び乾燥することによ
って行うこともできる。これらの場合の「洗浄」は、抽
出の形で実施することができる。また、反応終了後、反
応混合物に反応溶媒、もしくはそれと同等の低分子量重
合体を溶解する、例えば反応溶媒以外のスルホン系ある
いはアミド系溶媒を加えて攪拌した後、ろ別して低分子
量重合体を除いた後、水、アセトン、メチルエチルケト
ン、アルコール類などの溶媒で1回または2回以上洗浄
し、その後中和、水洗、ろ別および乾燥をすることによ
っても行うことができる。
【0021】本発明組成物で用いるPPSSSは酸素存
在下で加熱することにより熱架橋をおこす。この性質を
利用し、低分子量重合体を合成し、熱架橋して分子量を
あげて使用することもできる。また、高分子量重合体を
使用する場合にこの熱架橋が妨げになるようならば、亜
鉛の酸化物、炭酸塩、水酸化化合物、元素周期律表II
A族の水酸化化合物、酸化物、炭酸塩、芳香族カルボン
酸塩などの熱安定性改良剤を加えて使用することもでき
る。
在下で加熱することにより熱架橋をおこす。この性質を
利用し、低分子量重合体を合成し、熱架橋して分子量を
あげて使用することもできる。また、高分子量重合体を
使用する場合にこの熱架橋が妨げになるようならば、亜
鉛の酸化物、炭酸塩、水酸化化合物、元素周期律表II
A族の水酸化化合物、酸化物、炭酸塩、芳香族カルボン
酸塩などの熱安定性改良剤を加えて使用することもでき
る。
【0022】一方、本発明組成物に使用する混和可能な
他の樹脂としては、公知の樹脂が可能であるが、特に、
好ましいものとして、以下の樹脂が挙げられる。
他の樹脂としては、公知の樹脂が可能であるが、特に、
好ましいものとして、以下の樹脂が挙げられる。
【0023】PPS、ポリフェニレンスルフィドケトン
(以後、PPSKと略す)、PPSS及びこれらをブロ
ック成分として含む各種ブロック共重合体に代表される
PAS系樹脂;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン4
6、ナイロン12、ナイロンMXD6(メタキシレンジ
アミンとアジピン酸から得られる共重合体)などに代表
されるポリアミド;ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリ(シクロヘキサンジメチ
レンテレフタレート)に代表される熱可塑性ポリエステ
ル;(−φ−SO2−)、(−φ−O−φ−SO2−)、
(−φ−C(CH3)2−φ−O−φ−SO2−) などの
繰り返し単位を有するポリエーテルサルホン、ポリアリ
ールサルホン、ポリサルホン;(−φ−CO−φ−O
−)、(−φ−O−φ−CO−φ−O−)など繰り返し
単位を有するポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテ
ルケトン;2,6−ジ置換フェノールの重合体或いは
2,6−置換フェノールと多価フェノールとの重合体で
あるポリフェニレンオキサイド;ポリカーボネート;ポ
リアリーレート;エチレン、プロピレン、ブチレン、ペ
ンテンの単量体の単独重合物及び共重合体やこれら単量
体とブタジエン、イソプレン、(メタ)アクリル酸エス
テル、(メタ)アクリロニトリル等や共重合体であるα
−オレフィン共重合体;水添スチレン/ブタジエンゴム
などの共役ジエン系共重合体水添物;スチレン共重合
体;ABS樹脂、MBS樹脂、AES樹脂などのABS
系樹脂;ポリエーテルイミド;フェノキシ樹脂;ポリテ
トラフルオロエチレンやポリビニリデンフルオロライド
等のフッ素系樹脂;エポキシ樹脂;フェノール樹脂等で
ある。これらは酸等により変性されたものを用いても構
わない。
(以後、PPSKと略す)、PPSS及びこれらをブロ
ック成分として含む各種ブロック共重合体に代表される
PAS系樹脂;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン4
6、ナイロン12、ナイロンMXD6(メタキシレンジ
アミンとアジピン酸から得られる共重合体)などに代表
されるポリアミド;ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリ(シクロヘキサンジメチ
レンテレフタレート)に代表される熱可塑性ポリエステ
ル;(−φ−SO2−)、(−φ−O−φ−SO2−)、
(−φ−C(CH3)2−φ−O−φ−SO2−) などの
繰り返し単位を有するポリエーテルサルホン、ポリアリ
ールサルホン、ポリサルホン;(−φ−CO−φ−O
−)、(−φ−O−φ−CO−φ−O−)など繰り返し
単位を有するポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテ
ルケトン;2,6−ジ置換フェノールの重合体或いは
2,6−置換フェノールと多価フェノールとの重合体で
あるポリフェニレンオキサイド;ポリカーボネート;ポ
リアリーレート;エチレン、プロピレン、ブチレン、ペ
ンテンの単量体の単独重合物及び共重合体やこれら単量
体とブタジエン、イソプレン、(メタ)アクリル酸エス
テル、(メタ)アクリロニトリル等や共重合体であるα
−オレフィン共重合体;水添スチレン/ブタジエンゴム
などの共役ジエン系共重合体水添物;スチレン共重合
体;ABS樹脂、MBS樹脂、AES樹脂などのABS
系樹脂;ポリエーテルイミド;フェノキシ樹脂;ポリテ
トラフルオロエチレンやポリビニリデンフルオロライド
等のフッ素系樹脂;エポキシ樹脂;フェノール樹脂等で
ある。これらは酸等により変性されたものを用いても構
わない。
【0024】PPSSSへの添加率は、用いる樹脂や使
用目的により異なるため一概には規定できないが、通
常、PPSSS100重量部に対して、エポキシ樹脂を
用いる場合、0.1〜30重量部、好ましくは、0.5〜
20重量部が、α−オレフィン共重合体、共役ジエン系
共重合体、スチレン共重合体、フェノキシ樹脂を用いる
場合、1〜100重量部、好ましくは2〜80重量部
が、それ以外の樹脂例えばPAS系樹脂ではPPSSS
95〜5重量部に対して5〜95重量部、好ましくはP
PSSS90〜10重量部に対して10〜90重量部
(合計100重量部とする)が使用される。
用目的により異なるため一概には規定できないが、通
常、PPSSS100重量部に対して、エポキシ樹脂を
用いる場合、0.1〜30重量部、好ましくは、0.5〜
20重量部が、α−オレフィン共重合体、共役ジエン系
共重合体、スチレン共重合体、フェノキシ樹脂を用いる
場合、1〜100重量部、好ましくは2〜80重量部
が、それ以外の樹脂例えばPAS系樹脂ではPPSSS
95〜5重量部に対して5〜95重量部、好ましくはP
PSSS90〜10重量部に対して10〜90重量部
(合計100重量部とする)が使用される。
【0025】特にPPSSSはPPS等のPAS系樹脂
との親和性に優れるため、PPSの靱性やTg以上での
弾性率の改良、PPSSやPPSKの成形性の改良、或
いはPPS/PPSSブロック共重合体やPPS/PP
SKブロック共重合体等のブロック共重合体の高温域の
弾性率の改善等のためにその添加は好適であり、一方こ
れらPAS系樹脂を添加することによってPPSSSの
耐薬品性、耐熱性等の一層の改善もはかれる。
との親和性に優れるため、PPSの靱性やTg以上での
弾性率の改良、PPSSやPPSKの成形性の改良、或
いはPPS/PPSSブロック共重合体やPPS/PP
SKブロック共重合体等のブロック共重合体の高温域の
弾性率の改善等のためにその添加は好適であり、一方こ
れらPAS系樹脂を添加することによってPPSSSの
耐薬品性、耐熱性等の一層の改善もはかれる。
【0026】また本発明組成物には、耐衝撃性、耐熱
性、寸法安定性を更に向上させる目的で、充填剤を添加
して用いることができる。
性、寸法安定性を更に向上させる目的で、充填剤を添加
して用いることができる。
【0027】本発明で使用する充填剤としては、繊維状
充填剤として、炭素繊維、ガラス繊維、シラン処理ガラ
ス繊維、セラミック繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、
金属繊維、チタン酸カリウム、炭化ケイ素、ウィスカー
等が挙げられ、粒状充填剤として、硫酸バリウム、硫酸
カルシウム、クレー、バイロフィライト、ベントナイ
ト、セリサイト、ゼオライト、マイカ、雲母、タルク、
アタルパルジャイト、フェライト、硅酸カルシウム、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ガラスビーズ等が挙
げられる。一般的には、繊維状充填剤の単独、又は、繊
維状充填剤と1種以上の他の無機充填剤の併用で用いら
れる。
充填剤として、炭素繊維、ガラス繊維、シラン処理ガラ
ス繊維、セラミック繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、
金属繊維、チタン酸カリウム、炭化ケイ素、ウィスカー
等が挙げられ、粒状充填剤として、硫酸バリウム、硫酸
カルシウム、クレー、バイロフィライト、ベントナイ
ト、セリサイト、ゼオライト、マイカ、雲母、タルク、
アタルパルジャイト、フェライト、硅酸カルシウム、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ガラスビーズ等が挙
げられる。一般的には、繊維状充填剤の単独、又は、繊
維状充填剤と1種以上の他の無機充填剤の併用で用いら
れる。
【0028】該充填剤の添加量は、繊維状充填剤と粒状
充填剤等で異なるため一概には規定できないが、通常、
樹脂成分100重量部に対して300重量部以下で使用
される。特に、射出成形に供する場合、充填剤の量は3
〜230重量部の範囲が好ましい。また、粒状充填剤
は、通常、80重量部以下の量が用いられる。
充填剤等で異なるため一概には規定できないが、通常、
樹脂成分100重量部に対して300重量部以下で使用
される。特に、射出成形に供する場合、充填剤の量は3
〜230重量部の範囲が好ましい。また、粒状充填剤
は、通常、80重量部以下の量が用いられる。
【0029】また、本発明組成物には、本発明の目的を
逸脱しない範囲で少量のポリエチレンワックス等の離型
剤、各種顔料類等の着色剤、リン化合物やヒンダードフ
ェノール化合物等の酸化防止剤、耐熱安定剤、紫外線安
定剤、発泡剤、難燃剤、難燃助剤、防錆剤、アミノシラ
ンやエポキシシラン等のシランカップリング剤やチタネ
ートカップリング剤等を用いることが可能である。尚、
酸化防止剤としてはヒンダードフェノール系化合物、ヒ
ンダードアミン系化合物、リン系化合物等、好ましくは
3価のリン系化合物が挙げられる。耐熱安定剤としては
マグネシウムを除く周期律表第IIa族金属の水酸化
物、酸化物、芳香族カルボン酸塩、及び周期律表Ia族
金属の芳香族カルボン酸塩、炭酸塩、水酸化物、リン酸
塩、ホウ酸塩等が挙げられるが、中でもカルシウムやバ
リウムの水酸化物が好ましい。防錆剤としてはリチウ
ム、カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩、マグネシウ
ム、カルシウム或いは亜鉛等の周期律表IIa、b族に
属する金属の酸化物や炭酸塩などが挙げられるが、中で
も酸化亜鉛や炭酸亜鉛などが好適に用いられる。
逸脱しない範囲で少量のポリエチレンワックス等の離型
剤、各種顔料類等の着色剤、リン化合物やヒンダードフ
ェノール化合物等の酸化防止剤、耐熱安定剤、紫外線安
定剤、発泡剤、難燃剤、難燃助剤、防錆剤、アミノシラ
ンやエポキシシラン等のシランカップリング剤やチタネ
ートカップリング剤等を用いることが可能である。尚、
酸化防止剤としてはヒンダードフェノール系化合物、ヒ
ンダードアミン系化合物、リン系化合物等、好ましくは
3価のリン系化合物が挙げられる。耐熱安定剤としては
マグネシウムを除く周期律表第IIa族金属の水酸化
物、酸化物、芳香族カルボン酸塩、及び周期律表Ia族
金属の芳香族カルボン酸塩、炭酸塩、水酸化物、リン酸
塩、ホウ酸塩等が挙げられるが、中でもカルシウムやバ
リウムの水酸化物が好ましい。防錆剤としてはリチウ
ム、カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩、マグネシウ
ム、カルシウム或いは亜鉛等の周期律表IIa、b族に
属する金属の酸化物や炭酸塩などが挙げられるが、中で
も酸化亜鉛や炭酸亜鉛などが好適に用いられる。
【0030】本発明の組成物の調整法は公知の方法が可
能である。例えば、原料をタンブラーまたはヘンシェル
ミキサーのような混合機で混合した後、1軸及び2軸の
押出機を用いて、200〜380℃で溶融混練してペレ
ット化する方法や、予め原料を溶媒中で混合処理させる
ことによって得られた樹脂状物質にPPSSS及び(ま
たは)ブレンドする他の樹脂を溶融ブレンドする方法な
どがある。
能である。例えば、原料をタンブラーまたはヘンシェル
ミキサーのような混合機で混合した後、1軸及び2軸の
押出機を用いて、200〜380℃で溶融混練してペレ
ット化する方法や、予め原料を溶媒中で混合処理させる
ことによって得られた樹脂状物質にPPSSS及び(ま
たは)ブレンドする他の樹脂を溶融ブレンドする方法な
どがある。
【0031】
【実施例】以下に、実施例をあげて本発明を更に説明す
るが、本発明はこれらの例によってなんら制限されるも
のではない。
るが、本発明はこれらの例によってなんら制限されるも
のではない。
【0032】〔合成例1〕 (PPSSSの合成)
攪拌翼付ステンレス製(チタンライニング)2リットル
オートクレーブに4,4′−ジクロロジフェニルスルホ
ン 287.17g(1.00モル) 、p−ジメルカプト
ベンゼン 149.34g(1.05モル)、 無水炭酸カ
リウム 145.12g(1.05モル)、ジフェニルス
ルホン 700gを仕込み、攪拌しながら系内を窒素で
充分に置換した後に200℃まで3時間かけて昇温し、
5時間保持した。この後、無水炭酸カリウム 7.3g
(0.05モル)を加え、250℃に昇温し、2時間保
持した。次にこの温度で塩化メチルを20分間吹き込ん
だ後に冷却し、粉砕してからアセトンで2回、温水で2
回、さらにアセトンで1回洗浄して、繰り返し単位が [−φ−SO2 −φ−S−φ−S−](但し、−φ−
は、p−フェニレン基を示す。)で示される非晶性の重
合体(PPSSS−1)340.0g を得た。
オートクレーブに4,4′−ジクロロジフェニルスルホ
ン 287.17g(1.00モル) 、p−ジメルカプト
ベンゼン 149.34g(1.05モル)、 無水炭酸カ
リウム 145.12g(1.05モル)、ジフェニルス
ルホン 700gを仕込み、攪拌しながら系内を窒素で
充分に置換した後に200℃まで3時間かけて昇温し、
5時間保持した。この後、無水炭酸カリウム 7.3g
(0.05モル)を加え、250℃に昇温し、2時間保
持した。次にこの温度で塩化メチルを20分間吹き込ん
だ後に冷却し、粉砕してからアセトンで2回、温水で2
回、さらにアセトンで1回洗浄して、繰り返し単位が [−φ−SO2 −φ−S−φ−S−](但し、−φ−
は、p−フェニレン基を示す。)で示される非晶性の重
合体(PPSSS−1)340.0g を得た。
【0033】このPPSSS−1の溶融粘度は950ポ
イズ、Tgは171℃であり、元素分析の結果は C H O S 測定値(%) 60.5 3.2 9.1 26.7 理論値(%) 60.67 3.40 8.99 26.94 であった。
イズ、Tgは171℃であり、元素分析の結果は C H O S 測定値(%) 60.5 3.2 9.1 26.7 理論値(%) 60.67 3.40 8.99 26.94 であった。
【0034】尚、得られた重合体の溶融粘度は、レオメ
トリックス社製の溶融粘弾性測定装置(RDS−II)
を用い、270℃、10 rad/secでの動的粘性率
[η′]とした。 ガラス転移点(Tg)はセイコー電
子製DSC200を用い、試料量約5mg、昇温速度1
0℃/分の条件で測定した。
トリックス社製の溶融粘弾性測定装置(RDS−II)
を用い、270℃、10 rad/secでの動的粘性率
[η′]とした。 ガラス転移点(Tg)はセイコー電
子製DSC200を用い、試料量約5mg、昇温速度1
0℃/分の条件で測定した。
【0035】〔合成例2〕 (PPSSSの合成)
前記の合成例1で得たPPSSS−1を空気中150℃
で約7時間熱架橋し、溶融粘度3200ポイズのPPS
SS−2を得た。
で約7時間熱架橋し、溶融粘度3200ポイズのPPS
SS−2を得た。
【0036】〔合成例3〕(PPSとPPSSから成る
ブロック共重合体の合成) 10LのオートクレーブにN−メチルピロリドン(NM
P) 1980g、 水硫化ナトリウム1.2水和物(N
aSH) 388g、水酸化ナトリウム(NaOH)を
200g、ビス(p−クロルフェニル)スルホン143
6gを仕込み、窒素雰囲気下、200℃で約6時間反応
させた。更に、ビス(p−クロルフェニル)スルホン7
2gとNMP200gを加え、200℃で1時間反応さ
せ、末端クロル基型のPPSS反応物スラリーを得た。
ブロック共重合体の合成) 10LのオートクレーブにN−メチルピロリドン(NM
P) 1980g、 水硫化ナトリウム1.2水和物(N
aSH) 388g、水酸化ナトリウム(NaOH)を
200g、ビス(p−クロルフェニル)スルホン143
6gを仕込み、窒素雰囲気下、200℃で約6時間反応
させた。更に、ビス(p−クロルフェニル)スルホン7
2gとNMP200gを加え、200℃で1時間反応さ
せ、末端クロル基型のPPSS反応物スラリーを得た。
【0037】次に、10LオートクレーブにNMP 3
10g、NaSH 597.5g 、及びNaOH 308
g を仕込み、水を流出させながら昇温し、脱水処理を
行った後、オートクレーブを密閉し、220℃の状態
で、この脱水処理した系にp−ジクロルベンゼン 10
29gとNMP 700gを圧入して加え、更に、26
0℃の温度で2時間反応させ、末端ナトリウムスルフィ
ド基型のPPS反応物スラリーを得た。
10g、NaSH 597.5g 、及びNaOH 308
g を仕込み、水を流出させながら昇温し、脱水処理を
行った後、オートクレーブを密閉し、220℃の状態
で、この脱水処理した系にp−ジクロルベンゼン 10
29gとNMP 700gを圧入して加え、更に、26
0℃の温度で2時間反応させ、末端ナトリウムスルフィ
ド基型のPPS反応物スラリーを得た。
【0038】上記PPSS反応物スラリーとPPS反応
物スラリーをオートクレーブに仕込み、220℃で3時
間反応させ、反応生成物を熱水、メタノール、アセトン
で精製し、PPSS部分が50重量部のブロック共重合
体(PPS/PPSS)を得た。走査型示差熱量計(D
SC)で求めたPPS/PPSSの融点は270℃であ
り、290℃、10 rad/secでの動的粘性率は800ポ
イズであった。
物スラリーをオートクレーブに仕込み、220℃で3時
間反応させ、反応生成物を熱水、メタノール、アセトン
で精製し、PPSS部分が50重量部のブロック共重合
体(PPS/PPSS)を得た。走査型示差熱量計(D
SC)で求めたPPS/PPSSの融点は270℃であ
り、290℃、10 rad/secでの動的粘性率は800ポ
イズであった。
【0039】物性の評価方法は以下の通りである。
(1)アイゾット衝撃試験(ノッチなし、表中では‘IZ
OD’と略記する) ガラス繊維無し:断面積3.2×3.2cm2の棒状試片
を用いて測定。
OD’と略記する) ガラス繊維無し:断面積3.2×3.2cm2の棒状試片
を用いて測定。
【0040】ガラス繊維あり:ASTM D−256に
準じる。
準じる。
【0041】(2)曲げ試験
ガラス繊維無し:幅10mm、厚み2mm、スパン長3
0mm、変形速度2mm/minにて測定。
0mm、変形速度2mm/minにて測定。
【0042】ガラス繊維あり:JIS(K7055)に
準じる。
準じる。
【0043】(3)針入試験
0.5mmφの針状プローブに50gの荷重をかけ、昇
温速度5℃/minで測 定。尚、試験はセイコー電子
工業社製のTMA−SS120Cを用いた。
温速度5℃/minで測 定。尚、試験はセイコー電子
工業社製のTMA−SS120Cを用いた。
【0044】(4)弾性率(貯蔵弾性率)
幅1cm、厚み2mm、長さ3cmの試片を用い、セイ
コー電子工業社製のDMS−100にて、測定。
コー電子工業社製のDMS−100にて、測定。
【0045】(5)耐薬品性試験(トルエン)
トルエンに24時間浸漬させ、重量増加率を測定。
【0046】(6)摩擦試験
断面積5×5cm2 のサンプル片に700gの荷重をか
け、500mm/minの速度で鋼上を滑らせるのに必要な力
から算出。
け、500mm/minの速度で鋼上を滑らせるのに必要な力
から算出。
【0047】(7)耐侯性試験
スガ試験機社製のサンシャインウエザーメーターで、約
200時間照射し、 日本電色社製の微少平面曲面光
度計で照射前後の明度を測定。
200時間照射し、 日本電色社製の微少平面曲面光
度計で照射前後の明度を測定。
【0048】(8)吸水試験
サンプル片を70℃の温水中に24時間浸漬させ、吸水
率(重量変化)を測定。
率(重量変化)を測定。
【0049】〔実施例1〜4〕PPSSS−2とPP
S、及びガラス繊維を表−1に示すように配合し、押出
機にて、310℃で溶融混練した後、ペレットを作成
し、射出成形を用いて成形サンプルを作成した。成形性
はいずれも良好であった。アイゾット衝撃試験(ノッチ
無し)、曲げ試験、120℃での弾性率、及び耐薬品性
試験(トルエン)を行った。 尚、PPSは大日本イン
キ化学社製のDIC−PPS B−600を、ガラス繊
維には、旭ファイバーグラス社製のチョップドストラン
ドCS06MA404を用いた。
S、及びガラス繊維を表−1に示すように配合し、押出
機にて、310℃で溶融混練した後、ペレットを作成
し、射出成形を用いて成形サンプルを作成した。成形性
はいずれも良好であった。アイゾット衝撃試験(ノッチ
無し)、曲げ試験、120℃での弾性率、及び耐薬品性
試験(トルエン)を行った。 尚、PPSは大日本イン
キ化学社製のDIC−PPS B−600を、ガラス繊
維には、旭ファイバーグラス社製のチョップドストラン
ドCS06MA404を用いた。
【0050】〔比較例1〕合成例3で得られたPPSと
PPSSのブロック共重合体(PPS/PPSS)とP
PSを用いて同様に測定した。結果は、表−1に示す。
PPSSのブロック共重合体(PPS/PPSS)とP
PSを用いて同様に測定した。結果は、表−1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】〔実施例5〜7〕PPSSS−1と変性ポ
リフェニレンオキサイド(変性PPO)を表−2に示す
ような配合とし、押出機にて、320℃で溶融混練した
後、ペレットを作成し、射出成形を用いて成形サンプル
を作成した。成形性はいずれも良好であった。アイゾッ
ト衝撃強度(ノッチ無し)、200℃での弾性率(貯蔵
弾性率)を測定した。PPOを添加することにより、耐
衝撃性と高温での弾性率が向上する。また、PPOの成
形性も改善される。尚、変性PPOは、ジェネラル・エ
レクトリック社製のノリル 534J−801を用い
た。
リフェニレンオキサイド(変性PPO)を表−2に示す
ような配合とし、押出機にて、320℃で溶融混練した
後、ペレットを作成し、射出成形を用いて成形サンプル
を作成した。成形性はいずれも良好であった。アイゾッ
ト衝撃強度(ノッチ無し)、200℃での弾性率(貯蔵
弾性率)を測定した。PPOを添加することにより、耐
衝撃性と高温での弾性率が向上する。また、PPOの成
形性も改善される。尚、変性PPOは、ジェネラル・エ
レクトリック社製のノリル 534J−801を用い
た。
【0053】〔実施例8〕PPSSS−1 42重量
部、変性PPO 28重量部、及びガラス繊維 30重量
部の場合について、同様な手法でサンプル片を作成し
た。成形性は良好であった。、アイゾット衝撃試験(ノ
ッチ無し)を行った結果は表−2に示す。
部、変性PPO 28重量部、及びガラス繊維 30重量
部の場合について、同様な手法でサンプル片を作成し
た。成形性は良好であった。、アイゾット衝撃試験(ノ
ッチ無し)を行った結果は表−2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】〔実施例9、10〕PPSSS−1とポリ
エーテルサルホン(PES)、ポリエーテルイミド(P
EI)を1対1に配合し、サンプル片を作成し、同様な
検討を行った。成形性は良好であった。アイゾット衝撃
強度はそれぞれ47と38(Kgf・cm/cm2)、200℃で
の弾性率は1.2と1.0(GPa)であった。耐衝撃
性と高温での弾性率、及び成形性が改善される。
エーテルサルホン(PES)、ポリエーテルイミド(P
EI)を1対1に配合し、サンプル片を作成し、同様な
検討を行った。成形性は良好であった。アイゾット衝撃
強度はそれぞれ47と38(Kgf・cm/cm2)、200℃で
の弾性率は1.2と1.0(GPa)であった。耐衝撃
性と高温での弾性率、及び成形性が改善される。
【0056】〔実施例11、12、比較例2、3〕PP
SSS−2とポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)を1対1に配合
し、同様な方法でサンプル片を作成した。溶融混練温度
は270℃とした。成形性は良好であった。ガスバーナ
ーを用いての燃焼試験と鋼に対する摩擦試験を行った。
実施例ではいずれも炎はたちどころに消え、自己消化性
が観測された。一方、PPSSS−2(比較例2)では
自己消火性を示したがPBT(比較例3)の場合は激し
く燃焼した。また、鋼に対する摩擦試験の測定結果も表
−3に示す。
SSS−2とポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)を1対1に配合
し、同様な方法でサンプル片を作成した。溶融混練温度
は270℃とした。成形性は良好であった。ガスバーナ
ーを用いての燃焼試験と鋼に対する摩擦試験を行った。
実施例ではいずれも炎はたちどころに消え、自己消化性
が観測された。一方、PPSSS−2(比較例2)では
自己消火性を示したがPBT(比較例3)の場合は激し
く燃焼した。また、鋼に対する摩擦試験の測定結果も表
−3に示す。
【0057】尚、PETは三井ペット社製の三井PET
J−125を、PBTは大日本インキ化学社製のプラ
ナック BT−128を用いた。
J−125を、PBTは大日本インキ化学社製のプラ
ナック BT−128を用いた。
【0058】〔実施例13、14〕PPSS−2とPB
Tを表−3に示すような配合で混合し、実施例11と同
様な手法でサンプルを調製し、鋼に対する摩擦試験につ
いて検討を行った。結果は表−3に示す。
Tを表−3に示すような配合で混合し、実施例11と同
様な手法でサンプルを調製し、鋼に対する摩擦試験につ
いて検討を行った。結果は表−3に示す。
【0059】〔実施例15〕PPSS−2、PBT及び
ガラス繊維を表−3に示すような配合で混合し、実施例
11と同様な手法でサンプルを調製し、鋼に対する摩擦
試験について検討を行った。結果は表−3に示す。
ガラス繊維を表−3に示すような配合で混合し、実施例
11と同様な手法でサンプルを調製し、鋼に対する摩擦
試験について検討を行った。結果は表−3に示す。
【0060】
【表3】
【0061】〔実施例16〕PPSSS−2とポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)を7対3に配合し、同
様な方法でサンプル片を作成した。溶融混練温度は32
0℃とした。鋼に対する摩擦試験を行った。摩擦係数は
0.14 であった。尚、PTFEは、ダイキン工業社製
のポリフロンTFE M−31を用いた。
ラフルオロエチレン(PTFE)を7対3に配合し、同
様な方法でサンプル片を作成した。溶融混練温度は32
0℃とした。鋼に対する摩擦試験を行った。摩擦係数は
0.14 であった。尚、PTFEは、ダイキン工業社製
のポリフロンTFE M−31を用いた。
【0062】〔実施例17〜19〕ポリカーボネート
(PC)を用いた場合について、表−4に示すように配
合し、同様な手法でサンプルを調製し、アイゾット衝撃
試験(ノッチ無し)、曲げ試験、針入試験を行った。溶
融混練温度は270℃とした。結果は表−4に示す。
尚、PCは三菱瓦斯化学社製のユーピロン S−200
0を用いた。
(PC)を用いた場合について、表−4に示すように配
合し、同様な手法でサンプルを調製し、アイゾット衝撃
試験(ノッチ無し)、曲げ試験、針入試験を行った。溶
融混練温度は270℃とした。結果は表−4に示す。
尚、PCは三菱瓦斯化学社製のユーピロン S−200
0を用いた。
【0063】
【表4】
【0064】〔実施例20〜22〕ポリアリーレート
(PAr)を用いた場合について、表−5のように配合
し、同様にサンプル片を作成し、アイゾット衝撃試験
(ノッチ無し)と曲げ試験及び耐侯性試験を行った。結
果は表−5に示す。試験前の明度はいずれもほぼ60で
あった。尚、PArは、ユニチカ社製のU−ポリマー
U−100を用いた。
(PAr)を用いた場合について、表−5のように配合
し、同様にサンプル片を作成し、アイゾット衝撃試験
(ノッチ無し)と曲げ試験及び耐侯性試験を行った。結
果は表−5に示す。試験前の明度はいずれもほぼ60で
あった。尚、PArは、ユニチカ社製のU−ポリマー
U−100を用いた。
【0065】〔実施例23〜25〕ポリエチレン(P
E)、アイオノマー、フェノキシ樹脂を用いた場合につ
いて、表−5のように配合し、同様にサンプル片を作成
し、アイゾット衝撃試験(ノッチ無し)と曲げ試験を行
った。溶融混練温度は260℃とした。結果は表−5に
示す。尚、PEは昭和電工社製のショーレックス MO
−32を、アイオノマーは三井・デュポンポリケミカル
社製のハイミラン 1707を、フェノキシ樹脂はユニ
オン・カーバイド社製のUCARフェノキシ PKHH
を用いた。
E)、アイオノマー、フェノキシ樹脂を用いた場合につ
いて、表−5のように配合し、同様にサンプル片を作成
し、アイゾット衝撃試験(ノッチ無し)と曲げ試験を行
った。溶融混練温度は260℃とした。結果は表−5に
示す。尚、PEは昭和電工社製のショーレックス MO
−32を、アイオノマーは三井・デュポンポリケミカル
社製のハイミラン 1707を、フェノキシ樹脂はユニ
オン・カーバイド社製のUCARフェノキシ PKHH
を用いた。
【0066】
【表5】
【0067】〔実施例26〜30〕PPSSS−2とナ
イロン−66、ナイロン−6、及びガラス繊維を表−6
に示すように配合し、同様な手法でサンプルを作成し
た。アイゾット衝撃試験(ノッチ無し)、曲げ試験、及
び実施例の一部については吸水試験も行った。結果は表
−6に示す。溶融混練温度は290℃とした。尚、ナイ
ロン−66単独の吸水率は約8重量%であり、PPSS
S−2単独は約0.2重量%であった。尚、ナイロン−
66は、宇部興産社製のUBEナイロン 2026D
を、ナイロン−6はカネボウ社製のMC−112Lを用
いた。
イロン−66、ナイロン−6、及びガラス繊維を表−6
に示すように配合し、同様な手法でサンプルを作成し
た。アイゾット衝撃試験(ノッチ無し)、曲げ試験、及
び実施例の一部については吸水試験も行った。結果は表
−6に示す。溶融混練温度は290℃とした。尚、ナイ
ロン−66単独の吸水率は約8重量%であり、PPSS
S−2単独は約0.2重量%であった。尚、ナイロン−
66は、宇部興産社製のUBEナイロン 2026D
を、ナイロン−6はカネボウ社製のMC−112Lを用
いた。
【0068】〔実施例31〕PPSSS−2と水添スチ
レン/ブタジエンゴム(SBR)を5対1とした場合に
ついて、同様な手法でサンプルを作成し、曲げ試験を行
った。結果は表−6に示す。尚、SBRは、旭化成社製
のタフティクスM193Gを用いた。
レン/ブタジエンゴム(SBR)を5対1とした場合に
ついて、同様な手法でサンプルを作成し、曲げ試験を行
った。結果は表−6に示す。尚、SBRは、旭化成社製
のタフティクスM193Gを用いた。
【0069】
【表6】
【0070】
【発明の効果】本発明組成物は、高いガラス転移温度
(Tg)を有し、難燃性、耐薬品性、柔軟性、耐衝撃
性、成形性、耐熱性、摺動性等の諸性質のバランスがと
れた樹脂組成物である。この樹脂組成物は、射出成形、
圧縮成形、押出成形などの成形法により各種形状の成形
品を与えることができ、電気・電子用部品、自動車部
品、あるいは建築、土木分野、航空、宇宙、海洋分野な
どの各種部品、スポーツ用具や雑貨等として好適に利用
される。
(Tg)を有し、難燃性、耐薬品性、柔軟性、耐衝撃
性、成形性、耐熱性、摺動性等の諸性質のバランスがと
れた樹脂組成物である。この樹脂組成物は、射出成形、
圧縮成形、押出成形などの成形法により各種形状の成形
品を与えることができ、電気・電子用部品、自動車部
品、あるいは建築、土木分野、航空、宇宙、海洋分野な
どの各種部品、スポーツ用具や雑貨等として好適に利用
される。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 川端 隆広
千葉県佐倉市六崎1551ー1、グリーンタウ
ン9ー202
(72)発明者 能登 好文
埼玉県浦和市三室2982ー1
Claims (3)
- 【請求項1】(A)一般式 [−φ−SO2 −φ−S−
φ−S−](但し、−φ−は、p−フェニレン基を示
す。)で示される繰り返し単位を有する芳香族スルフィ
ド/スルホン重合体と(B)少なくとも1種の混和可能
な樹脂からなる樹脂組成物。 - 【請求項2】(A)一般式 [−φ−SO2 −φ−S−
φ−S−](但し、−φ−は、p−フェニレン基を示
す。)で示される繰り返し単位を有する芳香族スルフィ
ド/スルホン重合体と(B)少なくとも1種の混和可能
な樹脂と(C)充填剤からなる樹脂組成物。 - 【請求項3】混和可能な樹脂としてポリアミド、熱可塑
性ポリエステル、ポリサルホン、ポリフェニレンオキサ
イド、ポリアリーレンスルフィド系樹脂、ポリエーテル
ケトン、ポリエーテルイミド、ポリアリーレート、ポリ
カーボネート、フェノキシ樹脂、α−オレフィン共重合
体、スチレン共重合体、共役ジエン系共重合体水添物、
ABS系樹脂、フッ素系樹脂、エポキシ樹脂より選ばれ
る少なくとも1種の樹脂を用いる請求項1または2記載
の樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16443391A JPH059386A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16443391A JPH059386A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH059386A true JPH059386A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15793071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16443391A Pending JPH059386A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH059386A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6174287B1 (ja) * | 2015-11-24 | 2017-08-02 | 日東シンコー株式会社 | 樹脂組成物および電気絶縁シート |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP16443391A patent/JPH059386A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6174287B1 (ja) * | 2015-11-24 | 2017-08-02 | 日東シンコー株式会社 | 樹脂組成物および電気絶縁シート |
| CN107531989A (zh) * | 2015-11-24 | 2018-01-02 | 日东新兴有限公司 | 树脂组合物和电绝缘片 |
| CN107531989B (zh) * | 2015-11-24 | 2021-06-15 | 日东新兴有限公司 | 树脂组合物和电绝缘片 |
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